JP4334959B2 - 多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム - Google Patents

多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム Download PDF

Info

Publication number
JP4334959B2
JP4334959B2 JP2003328932A JP2003328932A JP4334959B2 JP 4334959 B2 JP4334959 B2 JP 4334959B2 JP 2003328932 A JP2003328932 A JP 2003328932A JP 2003328932 A JP2003328932 A JP 2003328932A JP 4334959 B2 JP4334959 B2 JP 4334959B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
output
amplifier
voltage
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003328932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005090464A (ja
Inventor
一 柏瀬
廣道 渡部
宏 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Citizen Finetech Miyota Co Ltd
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Citizen Finetech Miyota Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK, Citizen Finetech Miyota Co Ltd filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP2003328932A priority Critical patent/JP4334959B2/ja
Priority to EP04021960A priority patent/EP1519176B1/en
Priority to US10/943,570 priority patent/US6915780B2/en
Publication of JP2005090464A publication Critical patent/JP2005090464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4334959B2 publication Critical patent/JP4334959B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L23/00Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid
    • G01L23/08Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid operated electrically
    • G01L23/10Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid operated electrically by pressure-sensitive members of the piezoelectric type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D35/00Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for
    • F02D35/02Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions
    • F02D35/023Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions by determining the cylinder pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/26Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
    • F02D41/28Interface circuits
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M15/00Testing of engines
    • G01M15/04Testing internal-combustion engines
    • G01M15/08Testing internal-combustion engines by monitoring pressure in cylinders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/26Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
    • F02D41/28Interface circuits
    • F02D2041/281Interface circuits between sensors and control unit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、気筒毎の燃焼圧を計測して気筒毎の燃焼圧データを収集する多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システムに関する。
現在、世界的な環境対策として、自動車用エンジンを初めとする内燃機関においては、CO2削減となる燃焼効率の向上、並びに有害な排出ガスの低減が求められている。一方、特に自動車用エンジンにおいては、エンジンの始動からアイドル状態、中低速から高速走行などエンジンの回転数、負荷条件など幅広い状況でエンジンが使用され、その全てにおいて環境対策を行う必要がある。従って、その全ての状況を想定してエンジン制御を最適化する必要があり、そのためのエンジン制御が適正であるかを確認するための手段として、一般的に、エンジンの燃焼状態を計測するためのセンサを用い、燃焼ガス圧の変化を計測及び解析することでエンジン制御の最適化を行う技術が開発されている。
すなわち、各気筒における燃焼圧を計測し、エンジンの最適化制御をエンジンの制御システムにおいて自動的に行うことで、燃焼ガス圧が最適になるように常に修正を行うことが可能となり、エンジンの使用状況に合った制御を行う事が可能となると共に、個々のエンジン或いは各気筒におけるばらつきに対して、或いは、エンジンを使用することによる各部の経年変化に伴う性能変化に対しても常に制御の最適化が可能となり、CO2削減となる燃焼効率の向上と有害な排出ガスの低減が可能となる。
燃焼圧を計測するセンサとしては、例えば特許文献1に開示されているような圧電素子を用いた圧力センサ(筒内圧センサ)を用いるのが一般的であり、圧電素子で発生する電荷信号を電圧信号に変換してエンジン制御における入力信号とするためのアンプ回路としては、チャージアンプを用いるのが一般的である。
特許第3123798号公報
多気筒エンジンにおいては、そのエンジン性能を十分発揮させ、CO2削減となる燃焼効率の向上、並びに有害な排出ガスの低減を行うためには、各気筒に燃焼圧を計測するための筒内圧センサを装着し、各気筒における各サイクルの燃焼圧を計測して各気筒それぞれに対して最適制御を行うことが望ましい。
しかしながら、全ての気筒に装着された筒内圧センサからの出力信号を計測する場合には、圧電素子とチャージアンプとの間の電荷の漏洩や筒内圧センサにおける個体差及び温度変化による出力信号の変化等を考慮しなければならず、エンジン制御装置に大きな負担がかかるばかりでなく、制御装置の複雑化及び大型化、圧力センサとエンジン制御装置とのマッチング、筒内圧センサとエンジン制御装置との結線数が増大することになる。すなわち、一般的に燃焼圧を計測するための筒内圧センサは、回路を含む構造及び制御上、その取扱いが煩雑であり、筒内圧センサ本体と共に、それを活用するためには、大幅なコスト増を招くという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、気筒毎の燃焼圧データを、複雑な処理を要することなく、簡素な構成で効率的に収集することのできる多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、気筒毎に装着され、筒内圧に応じた電荷信号を出力する筒内圧センサと、上記筒内圧センサに接続され、上記筒内圧センサからの電荷信号を電圧信号に変換して出力すると共に、前記電圧信号が上昇し、ピークを超えて下降する過程において所定の電圧を下回ったとき、入力側電荷を放電して、上記筒内圧センサの電荷発生開始時と終了時とで上記電圧信号のゼロ点が同一レベルとなるよう自動的に補正する自動補正機能を有する気筒毎のアンプ回路と、エンジンの気筒判別結果に基づく信号により、上記気筒毎のアンプ回路の出力信号から計測対象となる系統を選択して燃焼圧データを出力する切換回路とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、気筒毎の燃焼圧データを、複雑な処理を要することなく、簡素な構成で効率的に収集することができ、燃焼効率の向上、並びに有害な排出ガスの低減となるエンジンの最適制御を低コストで実現可能とすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の実施の一形態に係わり、図1は燃焼圧データ収集システムの構成図、図2はアンプユニットの回路構成図、図3はチャンネル切換ユニットの回路構成図、図4はセンサ出力及びアンプ回路の各部の出力タイミングを示すタイムチャート、図5はチャンネル選択信号と燃焼圧データの選択タイミングとリセット信号の送出タイミングとを示すタイムチャート、図6は燃焼圧データの切換え時期を示すタイムチャートである。
図1に示す燃焼圧データ収集システムは、4気筒エンジンへの適用例を示すものであり、車載バッテリによる単一電源で動作する。この燃焼圧データ収集システムは、エンジンの気筒毎に配設されて筒内の燃焼圧を直接検出するための筒内圧センサCPS#n(n=1,2,3,4;以下、添え字#nは気筒番号を表すものとする)、筒内圧センサCPS#nからの信号を増幅するアンプユニットAP#n、図示しないエンジン制御用の電子制御ユニット(ECU)からエンジン回転に同期して出力される所定のパルス列のチャンネル選択信号により、アンプユニットAP#nからの複数系統の信号のうち、計測対象となる系統を選択してECUに燃焼圧データを出力するチャンネル切換ユニットMUXを備えている。
各気筒の筒内圧センサCPS#nは、対応するアンプユニットAP#nに接続され、各アンプユニットAP#nは、それぞれの外部コネクタACN#nがチャンネル切換ユニットMUXのデータ選択チャンネル毎の外部コネクタMCN#nに接続されている。チャンネル切換ユニットMUXは、更に、外部コネクタCN1,CN9を介して図示しないECUに接続されている。
尚、本形態においては、エンジンの燃焼行程順を#1気筒→#3気筒→#2気筒→#4気筒とし、この燃焼行程順に対応して、データ選択チャンネルは、チャンネルCH1が#1気筒、チャンネルCH2が#3気筒、チャンネルCH3が#2気筒、チャンネルCH4が#4気筒に対応するものとする。
従って、#1気筒の筒内圧センサCPS#1及びアンプユニットAP#1に接続されるチャンネル切換ユニットMUXの外部コネクタMCN#1の入出力がチャンネルCH1、#2気筒の筒内圧センサCPS#2及びアンプユニットAP#2に接続されるチャンネル切換ユニットMUXの外部コネクタMCN#2の入出力がチャンネルCH3、#3気筒の筒内圧センサCPS#3及びアンプユニットAP#3に接続されるチャンネル切換ユニットMUXの外部コネクタMCN#3の入出力がチャンネルCH2、#4気筒の筒内圧センサCPS#4及びアンプユニットAP#4に接続されるチャンネル切換ユニットMUXの外部コネクタMCN#4の入出力がチャンネルCH4に対応する。
筒内圧センサCPS#nは、本形態においては圧電素子を利用したセンサであり、圧力に比例した電荷を発生する。また、各アンプユニットAP#nに内蔵されるアンプ回路10は、電荷信号を電圧に変換する電荷−電圧変換アンプであり、電荷の漏洩や温度変化によるゼロ点のドリフトに対応するため、正負のドリフトを自動的に補正する自動補正機能を有している。
図2は、アンプ回路10の回路例を示すものであり、電荷信号を電圧信号に変換する信号変換回路と、ゼロ点の正負のドリフトを自動的に補正する自動補正回路とを備えている。信号変換回路は、筒内圧センサCPS#nで発生した電荷を蓄電する電圧変換用コンデンサCxと、この電圧変換用コンデンサCxの電圧を増幅して出力するアンプA1とを主として構成され、自動補正回路は、アンプA2、コンパレータC1,C2、タイマT1、及びNチャンネルMOS型の電界効果型トランジスタQ1を主として構成される。
具体的には、筒内圧センサCPS#nの出力側は、発生した電荷がアンプ回路10の電圧変換用コンデンサCxに蓄電するよう結線され、この電圧変換用コンデンサCxに蓄電した電荷による電圧がアンプA1の非反転入力端に入力するよう接続されている。アンプA1の出力端は3系統に分岐され、第1の系統は、抵抗R3を経て基板コネクタCNに直接接続され、この基板コネクタCNから外部コネクタACN#nを経てチャンネル切換ユニットMUXに接続される。第2の系統は、抵抗R2を介してアンプA1の反転入力端に接続され、抵抗R1を介して接地されている。第3の系統は、アンプA2の反転入力端及びコンパレータC1の反転入力端に接続されると共に、抵抗R4を介してコンパレータC2の非反転入力端に接続されている。
アンプA2は、センサ出力の負側のドリフトを検出する反転型のアンプであり、その非反転入力端に、抵抗R5,R6で回路電圧Vcc(例えば、+DC5V)を分圧した基準電圧Vref(例えば、+2mV)が印加される。この基準電圧Vrefは、単一電源動作における“0”点を定める電圧であり、アンプA2は、基準電圧Vrefを“0”とし、基準電圧Vrefより小さい電圧をマイナス、基準電圧Vrefより大きい電圧をプラスとして動作する。
一方、コンパレータC1,C2は、センサ出力の正側のドリフトを補正するためのものであり、コンパレータC1の非反転入力端に、コンパレータC2の出力を抵抗R7,R8で分圧した比較電圧Vr1が印加され、コンパレータC2の反転入力端には、回路電圧VccとタイマT1の出力(Q出力)端とを接続する抵抗R9,R10によって分圧される比較電圧Vr2が印加される。コンパレータC1の出力端は、タイマT1のトリガ入力(B入力)端に接続され、コンパレータC2の出力端は、抵抗R7を介してコンパレータC1の非反転入力端に接続されると共に、順方向のダイオードD3から抵抗R11を介して自身の非反転入力端子に接続されている。
タイマT1は、コンパレータC1の出力の立上がりエッジをトリガとして、外付けの抵抗Rt及びコンデンサCtによって定まるパルス幅のワンショットパルスを出力するものであり、タイマT1のQ出力端とアンプA2の出力端とが、それぞれ、ダイオードD1,D2によるOR回路を介して電界効果型トランジスタQ1のゲートに接続されている。電界効果型トランジスタQ1は、ゲートがゲート抵抗Rgを介して接地され、ドレインが電圧変換用コンデンサCx及びアンプA1の非反転入力端に接続され、ソースが抵抗R5,R6による基準電圧を与える電位点に接続されている。
尚、本形態においては、電界効果型トランジスタQ1のゲートに、フォトカプラPC1の出力端が接続されており、このフォトカプラPC1の入力端に外部コネクタACN#nから基板コネクタCNを経て外部リセット信号を入力することにより、電界効果型トランジスタQ1を強制的にONさせてアンプA1の入力側の電荷を放電可能となっている。
一方、図1に示すように、チャンネル切換ユニットMUXには、マルチプレクサを中心として構成される切換回路20が内蔵され、この切換回路20によるチャンネル切換状態を点滅により2ビット表示するための2つの発光ダイオードLED1,LED2が設けられると共に、点検・調整等の際にマニュアル操作でアンプ出力を切換え可能とするためのスイッチS1が設けられている。
切換回路20は、基板コネクタCN2,CN8を介して外部コネクタCN1,CN9に接続されると共に、基板コネクタCN3を介してスイッチS1に接続されている。更に、切換回路20は、基板コネクタCN4〜CN7を介して、各気筒毎のアンプ回路10に接続される外部コネクタMCN#1〜MCN#4に接続されている。
図3に示すように、切換回路20は、ECUから入力されるチャンネル選択信号の各パルス毎にワンショットパルスを発生する2つのタイマIC1,IC2、チャンネル選択信号をカウントしてアドレスデータを生成するカウンタIC3、カウンタIC3からのアドレスデータに応じてアンプユニットAP#nからの信号を切換えるマルチプレクサIC4を主要構成としている。
詳細には、基板コネクタCN2のチャンネル選択信号入力ピンに、フォトカプラPC2の入力端が接続され、フォトカプラPC2の出力端が2入力NANDゲートG1の一方の入力端に接続されている。NANDゲートG1の他方の入力端には、基板コネクタCN3を介してスイッチS1から入力される信号を波形成形するシュミット回路用のアンプA3の出力端が接続され、NANDゲートG1の出力端がタイマIC1のトリガ入力(A入力)と2入力NANDゲートG2の一方の入力端とに接続されている。
尚、符号IC6は、電源回路を構成する3端子レギュレータであり、基板コネクタCN3を介して供給されるバッテリ電圧Vb(12V)を降圧・安定化して回路電源+Vcc(5V)を生成し、チャンネル切換ユニットMUX内の各部に供給すると共に、基板CN4〜CN7を介して接続されるアンプユニットAP#1〜AP#4の回路電源として供給する。
タイマIC1のQ出力は、もう一方のタイマIC2のトリガ入力(B入力)とカウンタIC3のクロック入力(CP入力)端とに接続されており、タイマIC2のQ出力は、NANDゲートG2の他方の入力端に接続されている。タイマIC1,IC2には、ECUからのチャンネル選択信号との関係において設定されたパルス幅となるよう、それぞれ、抵抗R20及びコンデンサC20、抵抗R21及びコンデンサC21が外付けされている。
タイマIC1は、NANDゲートG1の出力の立上がりエッジをトリガとして、設定パルス幅のワンショットパルスを出力し、タイマIC2は、タイマIC1のワンショットパルスの立下がりをトリガとして、タイマIC1のワンショットパルスよりも短いパルス幅のワンショットパルスを出力する。タイマIC1のワンショットパルス、タイマIC2のワンショットパルス、ECUからのチャンネル選択信号の関係については、後述する。
NANDゲートG2の出力端は、一方の入力端が論理レベル“1”に固定された2入力NANDゲートG3(すなわちインバータ)の他方の入力端に接続され、このNANDゲートG3の出力端がカウンタIC3のリセット入力(R入力)端に接続されている。カウンタIC3は、図においては、16進カウンタの下位出力(Q0、Q1)を用いて4進カウンタとするものであり、チャンネル選択信号のパルス毎にカウントアップする。
すなわち、カウンタIC3の下位出力Q0,Q1は、マルチプレクサIC4の制御入力(A,B入力)端に接続されると共に、6個のドライバアンプを内蔵するドライバアンプアレイIC5の中の2つのドライバアンプを介してLED1,LED2に接続されている。ドライバアンプアレイIC5の残りの4個のドライバアンプは、それぞれの入力側が基板コネクタCN8に接続され、出力側が基板コネクタCN4〜CN7を介して各アンプユニットAP#1〜AP#4の外部リセット信号入力端に接続されている。
マルチプレクサIC4は、本形態においてはアナログマルチプレクサであり、マルチプレクス側X0,X1,X2,X3を入力端、デマルチプレクス側Xを出力端として用い、カウンタIC3の出力データをアドレスとして内部スイッチを切換える。マルチプレクサIC4の入力端X0,X1,X2,X3は、基板コネクタCN4〜CN7を介して各アンプユニットAP#1〜AP#4のアンプ出力端に接続され、マルチプレクサIC4の出力端Xは、増幅用のアンプA4を介して基板コネクタCN2のアンプ信号出力ピンに接続されている。
以上の構成による燃焼圧データ収集システムでは、エンジンの運転に伴い、筒内圧センサCPS#nから圧力に応じた電荷信号が出力されると、この電荷信号がアンプユニットAP#nにて電圧信号に変換され、アンプ出力信号としてチャンネル切換ユニットMUXに出力される。尚、エンジン始動の前には、ECU等から各アンプユニットAP#1〜AP#4に外部リセット信号を送出することが望ましい。これは、万一、アンプA1の入力側に電荷が溜まっていると、この電荷の影響で正確な計測が阻害される虞があることから、計測に先立ち、念のため外部リセット信号によりアンプ回路10の電界効果型トランジスタQ1を一旦ONさせて電荷を放電させ、初期化を行うものである。
通常の4サイクル(吸気→圧縮→燃焼→排気)エンジンでは、ピストンが上死点近辺に到達し、排気弁が閉じて吸気弁が開いた状態での筒内圧は、自然吸気型エンジンでは大気圧、過給器付き型エンジンでは、大気圧に過給圧(例えば、500mmHg〜1500mmHg程度)を加えた圧力である。このとき、筒内圧センサCPS#nの圧電素子に筒内の圧力負荷に比例した電荷が発生する。この電荷をqとすると、この電荷qがアンプユニットAP#nの電圧変換用コンデンサCxに蓄電され、アンプA1により電圧信号+Vに変換されて出力される。従って、筒内圧が大気圧の状態での信号レベルをゼロレベル、過給圧がある場合には、大気圧ゼロのレベルに過給圧をDC電圧成分として上乗せしたレベルとして、やがて発生する燃焼圧により立ち上がる燃焼波形の基本レベルとなる。
ピストンが上死点から下死点に向かう間、吸気が継続し、この間、筒内圧に大きな変化は見られず略基本レベルに維持される。次に、ピストンが下死点近辺に到達し、吸気弁が閉じて下死点から上死点に向かう間に圧縮が始まると、この圧縮の開始と共に筒内圧が上昇を開始し、圧電素子の電荷が増加して電圧変換用コンデンサCxに順次蓄積され、アンプA1で変換・出力される電圧信号+Vも上昇する。
そして、上死点に到達する直前(圧縮圧が最大値となる直前)での点火により燃焼圧が発生し、この燃焼圧の発生により、圧電素子の電荷が急激に増大し、アンプA1で変換・出力される電圧信号+Vも急激に上昇する。このとき、燃焼圧として出力される信号は、前述の基本レベルからの信号、すなわち、自然吸気型エンジンにおいては、大気圧のレベルからのものであり、過給器付き型エンジンの場合には、過給圧のDC電圧成分に重累したものである。
次に、筒内圧が最大となった後、ピストンが上死点から下死点に向かい、それと共に筒内の圧力が減少に転じると、電荷が−qに極性を反転し、電圧変換用コンデンサCxから逆流して圧電素子に帰還し、アンプA1で変換・出力される電圧信号+Vがも低下する。その後、ピストンが下死点近辺に到達して排気弁が開き(吸気弁は閉じたまま)、ピストンが上死点に向かう行程で燃焼ガスを排気すると、自然吸気型エンジンの筒内圧は大気圧に、過給器付き型エンジンの筒内圧は過給圧に夫々復帰し、1燃焼サイクルが完了して信号のレベルも夫々燃焼サイクル開始以前のレベルに復帰することになる。
この現象をアンプA1の出力で観察すると、筒内圧センサCPS#nに圧力が加わる以前の電圧は“0”(Vref;2mV)であり、圧力が加わると同時にアンプA1は正の電圧を出力し、圧力の低下が始まるとアンプA1の出力電圧も低下し、電荷の漏洩や温度変化によるゼロ点のドリフトがなければアンプA1の出力電圧もゼロになる。
しかしながら、現実には、筒内圧センサCPS#nからアンプユニットAP#nとの間の信号伝達系の絶縁抵抗は有限であり、電圧変換用コンデンサCxに蓄電された電荷の一部は漏洩し、減圧が始まるとマイナス電圧に転じる信号電圧に重累して出力し、加圧開始時の初期のレベルに復帰すべき信号電圧が負の領域に到達する虞がある。すなわち、圧力をゼロから上昇させ、再びゼロに戻すと、電荷がリークした分だけ筒内圧センサCPS#nの電荷が負になり、アンプユニットAP#nから出力される信号のゼロ点が負方向にドリフトして正確な計測を阻害する。また、エンジンの筒内燃焼圧を計測する場合には、温度変化の激しい環境下での計測となるため、温度の上昇が出力として重畳する正方向のドリフトが発生し、あたかも直流の上に圧力信号が載っているかのようになる。
このような電荷の漏洩によるゼロ点の負側のドリフト及び温度変化によるゼロ点の正側のドリフトに対し、アンプユニットAP#nでは、自動補正機能により正負のドリフトを自動的に補正し、センサ素子の電荷発生開始時及び終了時におけるアンプ出力レベル(ゼロ点レベル)を同一レベルに維持する。
先ず、電荷の漏洩による負のドリフトに対する自動補正機能について説明する。アンプユニットAP#nでは、電荷がリークしてゼロに戻り、アンプA1が負の出力をしようとすると、アンプA1の負の出力を電荷の漏洩として検出して自動補正機能が動作し、電荷の漏洩によるゼロ点の負方向のドリフトを自動的に補正する。
すなわち、アンプA2でアンプA1の負電圧を反転増幅し、その増幅出力を電界効果型トランジスタQ1のゲートに加える。電界効果型トランジスタQ1のゲート電圧がスレッシホルド電圧Vth(1〜3V程度)以下の場合には、ドレイン・ゲート間容量Cdgを通して電圧変換用キャパシタCxに電荷が注入されるが、電界効果型トランジスタQ1のゲート電圧がスレッシホルド電圧Vthを超えると、ドレイン・ソース間が導通を始める。その結果、センサの電荷は電界効果型トランジスタQ1を通じて放電され、アンプA1の出力端における電圧が“0”(2mV)となる。
アンプA2及び電界効果型トランジスタQ1による負のドリフトに対する自動補正は、アンプA1側から見れば、出力が負のとき一種の負帰還回路を構成しており、アンプA1の入力を電界効果型トランジスタQ1でゼロ点と導通することにより自動補正をかけ、以後、圧力が上昇すると、最低圧力(負圧を含む)をゼロ点として動作し、アンプA1の入力がマイナスの領域にある限り、この状態が継続する。
この負方向のドリフトに対する自動補正が機能している状態では、電界効果型トランジスタQ1のゲートに正の電圧がかかっており、継続的に圧力が変化しない場合、或る点でバランスし、そのバランス状態が維持される。このようなバランス状態は、各部の電圧、アンプA1,A2の利得やオフセット、電界効果型トランジスタQ1のスレッシホルド電圧Vthや相互コンダクタンスgm等のパラメータの影響を受けるが、アンプA1の出力は、ほぼゼロとなる。
すなわち、電界効果型トランジスタQ1のゲート電圧が下がると、ドレイン・ゲート間容量Cdgに蓄えられた電荷がアンプA1の入力電圧を下げる方向に働き、その結果、アンプA1とアンプA2とを通してゲート電圧を上げるように作用する。逆に、ゲート電圧が上がる場合も同様である。従って、アンプの他の電圧が変動しない限り、その状態を維持し、最低圧力の状態から圧力が上昇に転ずると、アンプA1の出力はプラスに転じ、上昇する。
一方、正のドリフトに対する自動補正は、コンパレータC1,C2及びタイマT1により電界効果型トランジスタQ1を導通させることで行い、アンプA1の入力側の電荷を放電して温度による直流分を削除する。この正のドリフトに対する自動補正は、圧力が上昇し、ピークを越えて下降する過程において、予想される最大ドリフト量よりも若干高いレベルを過ぎたときに開始される。具体的には、アンプA1の出力がコンパレータC2の比較電圧Vr2を越えて上昇し、その後、ピークを越えて下降に転じ、コンパレータC1の比較電圧Vr1を下回ったとき、電界効果型トランジスタQ1がONされてアンプA1の出力端における電圧が“0”(2mV)となる。
コンパレータC2の比較電圧Vr2は、タイマT1がトリガされていない状態(Q出力がローレベルの状態)において、回路電圧Vccを抵抗R9,R10によって分圧した電圧として与えられる。この電圧は、センサによっても異なるが、燃焼サイクル間における正方向の最大ドリフト量に対し、ノイズ等を考慮して若干高めの電圧となるように設定される。そして、コンパレータC2においてアンプA1の出力が比較電圧Vr2と比較され、アンプA1の出力が比較電圧Vr2より高くなったとき、コンパレータC2の出力がローレベル(零V)からハイレベル(5V)となる。
このとき、コンパレータC2の出力の一部は、ダイオードD3及び抵抗R11を介して自身の非反転入力側に帰還され、結果としてコンパレータC2は自己ホールド状態になり、アンプA1の出力に拘わらず、コンパレータC2の出力がハイレベルの状態に維持される。この状態では、コンパレータC1の比較電圧Vr1は、コンパレータC2の出力を抵抗R7,R8で分圧した電圧(Vr1=5×R8/(R7+R8))であり、予想される正方向の最大ドリフト量から設定される比較電圧Vr2よりも低い値となるように設定される。
そして、コンパレータC2により圧力が上昇過程にあることが検出され、圧力がピークを越えて下降過程に転じたとき、この圧力下降過程においてアンプA1の出力がコンパレータC1の比較電圧Vr1より低くなると、コンパレータC1のQ出力がハイレベル(5V)となる。その結果、コンパレータC1のハイベルの出力の立ち上がりエッジでタイマT1がトリガされる。
タイマT1がトリガされると、抵抗Rt及びコンデンサCtによって定まるパルス幅のワンショットパルスが出力される。ワンショットパルスのパルス幅は、使用する半導体素子にもよるが、概ね数百ns〜数十μsである。このタイマT1からのパルス(Q出力)により、電界効果型トランジスタQ1のゲートにスレッシホルド電圧Vthより高い電圧が加えられ、電界効果型トランジスタT1のドレイン・ソース間が導通する。その結果、センサ信号の入力状態に拘わらず電荷が放電され、アンプA1の入力が“0”(2mV)となる。同時に、タイマT1のQ出力がハイレベル(5V)となることにより、コンパレータC2の比較電圧Vr2が5Vとなり、コンパレータC2の自己ホールド状態が解除される。
タイマT1のパルス信号がなくなるときには、電界効果型トランジスタQ1は、ゲート抵抗Rgによりゲート電圧がゼロに向かうので、スレッシホルド電圧Vth以下では、ドレイン・ゲート間容量Cdgに蓄えられた電荷が電圧変換用キャパシタCxに渡され、アンプA1の入力は負方向となる。このときのアンプA1の入力電圧は−Vth・Cdg/(Cs+Cx+Cdg+Cds)であり(但し、Cs:漏洩電荷の浮遊容量、Cds:ドレイン・ソース間容量)、この電圧は、前述した負のドリフトに対する自動補正が動作するに十分な値であり、入力がどうであろうと、その点をゼロとして回路は動作する。圧力が下がる場合には、負のドリフトに対する自動補正が機能し、最低圧力点をゼロとして作動する。
以上の動作を、図4のタイムチャートを用いて説明する。図4のタイムチャートにおいて、(a)はドリフトを含むセンサ出力、(b)は自動補正後のアンプ出力、(c)はコンパレータC1の出力、(d)はタイマT1の出力、(e)はコンパレータC2の出力、(f)は負のドリフトに対する自動補正の作動期間を示す。
先ず、センサ出力がゼロレベルから上昇し始め(時点t0)、出力Yのa1点に達すると(時点ta1)、このセンサ出力の上昇方向がコンパレータC2によって検出され、(e)に示すようにコンパレータC2の出力がハイレベル(5V)となり、その状態がホールドされる。出力Yは、予想される正方向の最大ドリフト量よりも若干高い値に設定されるコンパレータC2の比較電圧Vr2に該当し、ドリフトの発生によりセンサ出力のゼロレベルが上昇しても、圧力の上昇に伴うセンサ出力のゼロレベルからの上昇方向がコンパレータC2によって確実に検出される。
次いで、センサ出力が更に増加し、ピーク点を越えて減少に転じ、コンパレータC1の比較電圧Vr1に該当する出力Xのb1点に達すると(時点tb1)、(c)に示すコンパレータC1の出力がローレベルからハイレベルに反転し、(d)に示すように、タイマT1からワンショットパルスが出力される。タイマT1からワンショットパルス(パルス幅t1)が出力されると、電界効果型トランジスタQ1のドレイン・ソース間が導通してアンプA1の入力がリセットされる。
その結果、(b)に示すように、アンプ出力がb1点でゼロ点に落ち、センサ出力のドリフトの有無に拘わらず、アンプ出力のゼロ点レベルが一定に保たれる。また、(e)に示すように、コンパレータC2の出力がハイレベルからローレベルに戻って自己ホールド状態が解除され、コンパレータC1の出力もローレベルとなる。
その後、センサ出力がb1点から更に下降し、タイマT1からのワンショットパルスが0出力となって入力が負の領域になると(時点td1)、(f)に示すように、負のドリフトに対するアンプA2による自動補正が作動する。この負のドリフトに対する自動補正は、センサ出力が上昇に転じる直前の極小点をc1とすると、この極小点c1からアンプ出力が上昇に転じたとき、作動を停止する(時点tc1)。以降、各サイクルの時点ta2,tb2,td2,tc2〜tan,tbn,tdn,tcnで同様に作動し、ドリフトが上昇方向にある場合には、前のサイクルの直前の極小値を差し引いて出力することになる。ドリフトが無い場合も又ドリフトが下降方向にある場合も、同様に作動する。
このように、アンプユニットAP#nは、電荷の漏洩及び温度変化による正負のドリフトに対する自動補正機能を有しており、急激な圧力の上昇とそれに続く降下が連続して繰り返され、圧力変動に比例した電荷の急速な流出と流入に伴って発生する電荷の漏洩により1サイクル毎に累積される信号レベルのオフセットを補正すると共に、温度変化による出力誤差を小さくすることができる。
次に、このアンプユニットAP#nで電圧信号に変換された燃焼圧データは、ECUから送出されるチャンネル選択信号によりチャンネル切換ユニットMUXで切換えられ、ECUに送出される。チャンネル切換ユニットMUXでは、カウンタIC3でチャンネル選択信号のパルス列をカウントし、そのカウンタ値に応じてアンプユニットAP#nからの信号を切換える。
チャンネル選択信号は、例えばクランク角センサから出力される信号とカム角センサから出力される信号とによるECU内での気筒判別結果に基づいて出力される信号である。具体的には、チャンネル選択信号は、図5,図6に示すように、パルス幅2msecのパルスと、この2msecのパルスに続く3個のパルス幅1msecのパルスとを1サイクルとするエンジン回転に同期した信号であり、2msecのパルスが#1気筒に対応し、次の3個の1msecのパルスが燃焼順の各気筒、すなわち、#3気筒、#2気筒、#4気筒にそれぞれ対応する。
本形態においては、各気筒の燃焼圧の計測期間は、図6に示すように、各気筒の圧縮上死点から下死点までのクランク角180°CAの期間であり、#1気筒の圧縮上死点で2msecのパルス、#3気筒の圧縮上死点で次の1msecのパルス、#2気筒の圧縮上死点で2番目の1msecのパルス、#4気筒の圧縮上死点で3番目の1msecのパルスが出力され、各気筒の燃焼開始から燃焼終了に至るまでの測定データが燃焼順に切換えられてECUに伝送される。
このようなチャンネル選択信号に対し、チャンネル切換ユニットMUX内のタイマIC1,IC2は、2msecのパルスと1msecのパルスとを識別するため、それぞれ、1.5msec、1msecのワンショットパルスを発生するように設定されており、チャンネル選択信号のパルス列のうち、1.5msecより長いパルス(すなわち2msecパルス)の入力毎に、カウンタIC3がリセットされる。
詳細には、チャンネル切換ユニットMUXにチャンネル選択信号が送られてくると、フォトカプラPC2で絶縁・反転されてNANDゲートG1に入力され、NANDゲートG1から同じ2msecのパルスが出力される(但し、ここでは、スイッチS1によるマニュアル切換信号は、入力されないものとする)。このNANDゲートG1からの2msecパルスは、NANDゲートG2に入力されると同時にタイマIC1に入力され、その立上がりエッジでタイマIC1がトリガされる。
その結果、図5のタイムチャートに示すように、タイマIC1から1.5msecのパルスが出力される。この1.5msecのパルスは、カウンタIC3に入力されてカウントアップされ、更に、タイマIC2に入力される。タイマIC2は、タイマIC1からの1.5msecパルスの立下りでトリガされ、1msecのパルスを出力する。この1msecのパルスは、NANDゲートG2に入力され、NANDゲートG2からNANDゲートG3(インバータとして機能)を経て、2msecパルスと1msecパルスとの論理積がカウンタIC3のリセット入力端に出力される。
すなわち、チャンネル選択信号の2msecのパルスとタイマIC2からの1msecのパルスとによって0.5msecのパルスが生成され、カウンタIC3にリセットパルスとして入力される。従って、チャンネル選択信号の2msecパルスが入力されたときには、カウンタIC3は一旦カウントアップされるが、直ぐにリセットされ、カウンタ値は0となる。
チャンネル選択信号の2msecのパルスに続く1msecのパルスでは、同様に、タイマIC1,IC2から、それぞれ、1.5msecのパルス、1msecのパルスが出力されるが、チャンネル選択信号の1msecのパルスとタイマIC2からの1msecのパルスとは時間的にずれているため、カウンタIC3へのリセットパルスは生成されず、カウンタIC3がカウントアップされてカウンタ値が1となる。以後、チャンネル選択信号の1msecパルスの入力毎にカウンタIC3がカウントアップされてカウンタ値がインクリメントされてゆき、2msecパルスが入力されたとき、カウンタIC3がリセットされてカウンタ値が0に戻る。
つまり、入力されるチャンネル選択信号のパルスが1.5msecより長い場合には、カウンタIC3がリセットされ、1.5msecより短い場合には、カウンタIC3がカウントアップされることにより、マルチプレクサIC4に与えられるカウンタ値(アドレスデータ)が変化する。マルチプレクサIC4は、このカウンタ値により、計測対象となる燃焼開始気筒に対応するデータ選択チャンネルに切換え、該当するアンプユニットAP#nからの信号をECUに出力する(図5のタイムチャート参照)。
カウンタ値、データ選択チャンネル、気筒番号の関係は、以下に示す通りであり、チャンネル選択信号の2msecのパルス入力(カウンタ値0)により、#1気筒の燃焼圧データが選択され、次の1msecのパルス入力(カウンタ値1)により、#3気筒の燃焼圧データが選択される。更に、2番目の1msecのパルス入力(カウンタ値2)により、#2気筒の燃焼圧データが選択され、3番目の1msecのパルス入力(カウンタ値3)により、#4気筒の燃焼圧データが選択される。このような過程が繰返され、図6に示すように、各気筒の燃焼圧データが順次切換えられて一連の連続したデータとしてECUに伝送され、ECUにおける気筒毎の最適燃焼制御を可能としている。
カウンタ値 データ選択チャンネル/気筒番号
0 CH1/#1
1 CH2/#3
2 CH3/#2
3 CH4/#4
このように本実施の形態においては、多気筒エンジンにおける気筒毎の燃焼圧を計測したデータを、センサからの電荷の漏洩やセンサの個体差及び温度変化によるセンサ出力の変化等に対応するといった複雑な処理を要することなく、簡素な構成で正確且つ効率よく収集することができ、エンジン制御装置側の負担を軽減することができる。尚且つ、エンジンの気筒数に拘わらず1つの連続した入力信号として最低限の処理で有効に活用することを可能としている。
これにより、エンジン側の制御装置の複雑化や大型化を回避し、また、センサと制御装置とのマッチング工数やセンサと制御装置との結線数を低減することができ、CO2削減となる燃焼効率の向上、並びに有害な排出ガスの低減となるエンジンの最適制御を低コストで実現可能とすることができる。
次に、本発明の実施の第2形態について説明する。図7は本発明の実施の第2形態に係わるアンプユニットの回路構成図である。
アンプユニットAP#nでは、回路電源を投入しての初期状態或いはエンジンストール後の再始動時にアンプA1の入力側に大きな電荷が残っている場合や、作動中の温度上昇による実際のドリフト量が予想される最大ドリフト量を越えてしまうような場合等には、アンプA1の入力が自動補正機能が作動するレベルまで低下しない虞がある。
このような場合、前述したように、外部リセット信号を用いてアンプA1の入力側をリセット・初期化すれば良いが、第2形態においては、アンプA2の出力とタイマT1の出力とを監視する、いわばウォッチドッグタイマ的な異常監視機能を付加し、両者が正常に出力されないとき、電界効果型トランジスタQ1を強制的にONさせて自動的にリセットする。
この異常監視機能を付加したアンプ回路10Aは、具体的には図7に示され、第1形態で説明したアンプ回路10に対し、正常時にアンプA2の出力或いはタイマT1の出力によって連続的に再トリガされるタイマT2、ORゲートG4、コンパレータC3を付加して構成される。
すなわち、アンプA2の出力端を、ダイオードD1を介して電界効果型トランジスタQ1のゲートに接続すると共に、コンパレータC3を介してORゲートG4の一方の入力端に接続する。コンパレータC3は、後段のORゲートG4の論理レベルとの調整を図るためのものであり、アンプA2の出力と回路電圧Vccを抵抗R12,R13によって分圧した基準電圧との比較により、アンプA2の出力が論理レベルに変換される。
ORゲートG4の他方の入力端にはタイマT1のQ出力端が接続され、ORゲートG4の出力端がタイマT2のトリガ入力(B入力)端に接続されている。タイマT2は、外付けの抵抗Rt2及びコンデンサCt2によって定まるパルス幅のワンショットパルスを出力する再トリガ可能型のタイマであり、その反転Q出力端がダイオードD4を介して電界効果型トランジスタQ1のゲートに接続されている。
このような異常監視機能を備えたアンプ回路10Aにおいては、自動補正が正常に作動している状態では、アンプA2の出力或いはタイマT1の出力によりORゲートG4からタイマT2を連続的に再トリガし続ける。タイマT2は、ワンショットパルスのパルス幅がセンサ出力の上昇下降における1サイクルの長さよりも長く設定されており、再トリガされている限り、反転Q出力が常にローレベルの状態に維持され、アンプ回路10Aの本来の動作には、何ら影響を及ぼさない。
一方、アンプA2の出力及びタイマT1の出力の両者が共に“0”の状態に止まる異常発生時には、ORゲートG4によるタイマT2へのトリガがかからず、タイマT2の反転Q出力がハイレベルとなって電界効果型トランジスタQ1をONさせる。これにより、アンプA1の入力側の電荷が放電される。このタイマT2によるアンプA1の入力側の自動リセットにより、以後、自動補正が機能し、タイマT2がトリガされて反転Q出力がローレベルとなって正常動作に復帰する。
これにより、アンプ回路10Aに回路電源を投入しての初期状態において何らかの原因によりアンプA1の入力側に大量の電荷が残っている場合や、作動中に温度上昇による実際のドリフト量が予想される最大ドリフト量を越えてしまうような場合等にも、外部リセット信号に依存することなくアンプA1の入力側を自動的にリセットすることができ、アンプ回路10Aの作動を確実なものとすることができる。
本発明の実施の第1形態に係わり、燃焼圧データ収集システムの構成図 同上、アンプユニットの回路構成図 同上、チャンネル切換ユニットの回路構成図 同上、センサ出力及びアンプ回路の各部の出力タイミングを示すタイムチャート 同上、チャンネル選択信号と燃焼圧データの選択タイミングとリセット信号の送出タイミングとを示すタイムチャート 同上、燃焼圧データの切換え時期を示すタイムチャート 本発明の実施の第2形態に係わり、アンプユニットの回路構成図
符号の説明
CPS#n 筒内圧センサ
AP#n アンプユニット
MUX チャンネル切換ユニット
10 アンプ回路
20 切換回路


代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (2)

  1. 気筒毎に装着され、筒内圧に応じた電荷信号を出力する筒内圧センサと、
    上記筒内圧センサに接続され、上記筒内圧センサからの電荷信号を電圧信号に変換して出力すると共に、前記電圧信号が上昇し、ピークを超えて下降する過程において所定の電圧を下回ったとき、入力側電荷を放電して、上記筒内圧センサの電荷発生開始時と終了時とで上記電圧信号のゼロ点が同一レベルとなるよう自動的に補正する自動補正機能を有する気筒毎のアンプ回路と、
    エンジンの気筒判別結果に基づく信号により、上記気筒毎のアンプ回路の出力信号から計測対象となる系統を選択して燃焼圧データを出力する切換回路とを備えたことを特徴とする多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム。
  2. 上記アンプ回路に、
    信号伝達系で発生する電荷の漏洩による負方向のドリフトを自動的に補正する自動補正機能を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム。
JP2003328932A 2003-09-19 2003-09-19 多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム Expired - Fee Related JP4334959B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003328932A JP4334959B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム
EP04021960A EP1519176B1 (en) 2003-09-19 2004-09-15 Combustion pressure data collection system with multi-cylinder engine with charge amplifiers with correction circuits
US10/943,570 US6915780B2 (en) 2003-09-19 2004-09-17 Combustion pressure data collection system for multi-cylinder engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003328932A JP4334959B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005090464A JP2005090464A (ja) 2005-04-07
JP4334959B2 true JP4334959B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=34191407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003328932A Expired - Fee Related JP4334959B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6915780B2 (ja)
EP (1) EP1519176B1 (ja)
JP (1) JP4334959B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109655273A (zh) * 2018-11-06 2019-04-19 中国船舶重工集团公司第七研究所 基于cfd的示功图通道效应修正方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4309158B2 (ja) * 2003-03-19 2009-08-05 富士重工業株式会社 電荷信号変換アンプ、及び筒内圧測定装置
JP4094475B2 (ja) * 2003-04-21 2008-06-04 富士重工業株式会社 多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム
JP4707052B2 (ja) * 2005-05-26 2011-06-22 本田技研工業株式会社 内燃機関の筒内圧検出装置
US7320308B1 (en) * 2006-12-05 2008-01-22 Delphi Technologies, Inc. Method of cylinder pressure sensor data/angle capture for low and high resolution
DE102011089370A1 (de) * 2011-12-21 2013-06-27 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer Kaltstart-Emissions-Steuerung einer Brennkraftmaschine
CN114109815B (zh) * 2021-11-05 2023-10-20 中国航发西安动力控制科技有限公司 一种微小型航空电动燃油泵泵前压力监测装置及方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH542434A (de) * 1972-07-28 1973-09-30 Kistler Instrumente Ag Piezoelektrische Messvorrichtung
US4274056A (en) * 1978-11-08 1981-06-16 Sundstrand Data Control, Inc. Charge amplifier with minimum offset voltage
AT396634B (de) * 1985-09-24 1993-10-25 Com Ges Fuer Computerorientier Verfahren zur aufbereitung von periodischen messsignalen
US4821194A (en) * 1985-10-22 1989-04-11 Nissan Motor Company, Limited Cylinder combustion monitoring apparatus
AT388830B (de) * 1988-01-25 1989-09-11 Avl Verbrennungskraft Messtech Ladungsverstaerkerschaltung
JPH0364653A (ja) * 1989-07-31 1991-03-20 Japan Electron Control Syst Co Ltd 内燃機関の筒内圧力検出装置
JP3123798B2 (ja) 1991-12-24 2001-01-15 日本特殊陶業株式会社 圧力検知装置
DE19506133B4 (de) * 1994-03-04 2004-05-27 Volkswagen Ag Vorrichtung zur Erfassung des Brennrauminnendruckes mindestens eines Zylinders einer Verbrennungskraftmaschine
CH693074A5 (de) * 1998-05-19 2003-02-14 Kk Holding Ag Schaltungsanordnung zur Messung piezoelektrischer Signale.
JP4309158B2 (ja) * 2003-03-19 2009-08-05 富士重工業株式会社 電荷信号変換アンプ、及び筒内圧測定装置
JP4094475B2 (ja) * 2003-04-21 2008-06-04 富士重工業株式会社 多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム
JP4387738B2 (ja) * 2003-09-18 2009-12-24 富士重工業株式会社 電荷信号変換アンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109655273A (zh) * 2018-11-06 2019-04-19 中国船舶重工集团公司第七研究所 基于cfd的示功图通道效应修正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005090464A (ja) 2005-04-07
US6915780B2 (en) 2005-07-12
US20050061296A1 (en) 2005-03-24
EP1519176A1 (en) 2005-03-30
EP1519176B1 (en) 2012-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7062955B2 (en) Combustion-pressure-data acquisition system of multi-cylinder engine
CN102171434B (zh) 汽缸内压力传感器异常检测装置、汽缸内压力传感器异常检测方法、内燃机控制装置
US6684151B1 (en) Method for monitoring an internal combustion engine
JP5796561B2 (ja) 車載用電子制御装置
CN101258394B (zh) 补偿装置及其操作方法
JP4334959B2 (ja) 多気筒エンジンの燃焼圧データ収集システム
JP4705690B2 (ja) 内燃機関に対する少なくとも1つの測定センサの出力信号の分解能を高めるための方法並びに所属の制御装置
JP4309158B2 (ja) 電荷信号変換アンプ、及び筒内圧測定装置
JP3612699B2 (ja) 酸素濃度センサ素子インピーダンス検出装置
EP1517127B1 (en) Charge signal converting amplifier
JP2013221407A (ja) 電子制御装置
US7353104B2 (en) Signal output unit and electronic control unit
JPH07280686A (ja) 内燃機関の筒内圧検出装置
US20140191773A1 (en) Control device for oxygen concentration sensor
US10006395B2 (en) Apparatus and method for controlling internal combustion engine
JP4190109B2 (ja) 内燃機関のノッキング検出装置
JP4247705B2 (ja) 筒内圧検出装置および筒内圧センサ
CN109281758B (zh) 柴油机进气加温装置替代火焰传感器的点火判断系统
US11828636B2 (en) Flow rate sensor
US9429091B2 (en) Fuel injection apparatus for internal combustion engine
JPH05248305A (ja) ノッキング制御装置
JPS62238433A (ja) 内燃機関の燃焼状態検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060904

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070824

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070824

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080625

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090624

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4334959

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees