JP4334319B2 - 吸収冷凍機の運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、排ガス熱回収器を備えた吸収冷凍機の運転方法に関するものである。
この種の吸収冷凍機としては、例えば図3に示したように、高温再生器1の稀吸収液を加熱沸騰させるガスバーナ2から排出される排ガスを、排気管26により低温熱交換器9と高温熱交換器10との間に設けた熱回収器27Xに送り、吸収液管11により吸収器7から高温再生器1に送られている稀吸収液の温度を上げ、ガスバーナ2による必要加熱量を減らして、燃料消費量を削減するように工夫した第1の構成の吸収冷凍機が周知である(例えば、特許文献1参照。)。
また、図4に示したように、二つの熱回収器27X、27Yを設けると共に、低温熱交換器9を出た稀吸収液が一方の熱回収器27Xを迂回して流れる吸収液管11Bを設け、この吸収液管11Bに流量制御弁V7を設け、さらに排気管26の下流部分に設けた温度センサ29が排ガスに含まれる水蒸気の露点より高い所定の温度を計測し続けるように流量制御弁V7の開度を制御するための制御器30Xを設けるようにした第2の構成の吸収冷凍機も周知である(例えば、特許文献2参照。)。
特公平6−63672号公報 特開2003−130487号
特許文献1に提案された第1の構成の吸収冷凍機においては、温度の低い低温再生器から送られて来る濃吸収液と低温熱交換器で熱交換しただけで、温度が未だそれほど上昇していない稀吸収液とガスバーナから出る排ガスとが熱交換するので、運転条件によっては排ガスの温度が大きく低下し、排ガスに含まれる水蒸気が凝縮して溜まり、熱交換器や排気管を腐食することがあったため、これらの部品は耐食性に優れた高価な材料を使用して製造する必要があった。
一方、特許文献2に提案された第2の構成の吸収冷凍機においては、温度センサが排ガスに含まれる水蒸気の露点より高い所定の温度を計測し続けるように、流量制御弁の開度を制御器により制御するので、排ガスの温度は二つの熱回収器で熱回収されても前記露点より低くなることはなく、したがって熱交換器や排気管に高価な耐食性材料を使用する必要はないが、価格の高い流量制御弁を設置する必要があった。
したがって、排ガスに含まれる水蒸気が頻繁に凝縮しない構成にして、熱交換器や排気管への高価な耐食性材料の使用を不要とし、且つ、高価な流量制御弁の設置を不要にする必要があり、それが解決すべき課題となっていた。
本発明は上記従来技術の課題を解決するため、吸収液加熱手段としての燃焼装置を備えた高温再生器と、低温再生器と、凝縮器と、蒸発器と、吸収器と、燃焼装置から出る排ガスの熱を回収して吸収液を加熱する熱回収器とを備えた吸収冷凍機の暖房運転中に燃焼装置の排ガス温度を計測し、その計測温度が第1の所定温度を一旦超えた後に所定時間に渡って第1の所定温度より低い第2の所定温度以下となったときに、警報動作を行う、若しくは燃焼装置の発熱量を所定時間増加させる、ことを特徴とするものである。
本発明によれば、第1の所定温度を排ガスに含まれる水蒸気の露点より多少高めの80℃程度とし、第2の所定温度を前記水蒸気の露点近辺の例えば55℃程度としておくことで、吸収冷凍機が定常運転に到達した後に、部分負荷運転などで排ガスの温度が大きく低下し、排ガスに含まれる水蒸気の温度が露点近くにまで低下したときには、警報動作が行われる、若しくは燃焼装置の発熱量が所定時間増加するので、前記水蒸気の凝縮によるドレン水の発生防止が可能となる。そのため、熱交換器・排気管などを高価な耐食性金属によって製造する必要はないし、高価な流量制御弁の設置も不要になる。
本発明は上記従来技術の課題を解決するため、吸収液加熱手段としての燃焼装置を備えた高温再生器と、低温再生器と、凝縮器と、蒸発器と、吸収器と、燃焼装置から出る排ガスの熱を回収して吸収液を加熱する熱回収器とを備えた吸収冷凍機の暖房運転中に燃焼装置の排ガス温度を計測し、その計測温度が第1の所定温度を一旦超えた後に所定時間に渡って第1の所定温度より低い第2の所定温度以下となったときに、警報動作と共に燃焼装置の発熱量を所定時間増加させることを特徴とするものである。
本発明の第1の実施例を、図1と図2に基づいて説明する。なお、理解を容易にするため、これらの図面においても前記図3、図4において説明した部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を付した。
図中1は、例えば都市ガスを燃料とするガスバーナ2の火力によって吸収液を加熱して冷媒を蒸発分離するように構成された高温再生器、3は低温再生器、4は凝縮器、5は低温再生器3と凝縮器4が収納されている高温胴、6は蒸発器、7は吸収器、8は蒸発器6と吸収器7が収納されている低温胴、9は低温熱交換器、10は高温熱交換器、11〜13は吸収液管、14、15は吸収液ポンプ、16〜18は冷媒管、19は冷媒ポンプ、20は冷/温水管、21は冷却水管、22は冷暖切替弁V3が介在して冷/温水管20と冷却水管21とを連結している連通管、23はガスバーナ2に供給する燃料の都市ガスが流れる燃料供給管、24はファン25によって供給される燃焼用空気をガスバーナ2に供給するための空気供給管、26はガスバーナ2から出る排ガスが通る排気管、27は吸収液管11A内を流れる吸収液と排気管26内を流れる排ガスとが熱交換して排ガスが保有する熱を吸収液に回収して吸収液を加熱するための第1の熱回収器、28は空気供給管24内を流れる燃焼用空気と排気管26内を流れる排ガスとが熱交換して排ガスが保有する熱を燃焼用空気に回収して燃焼用空気を加熱するための第2の熱回収器、29は排気管26の下流部分を流れている排ガスの温度を計測する温度センサ、30は温度センサ29が計測する排ガス温度に基づいて警報手段31を起動し、警報を発するための制御器である。
なお、吸収器7から高温再生器1に稀吸収液を搬送するための吸収液管11は、上流部分に吸収液ポンプ14を備え、低温熱交換器9と高温熱交換器10とを経由した後に、第1の熱回収器27と冷暖切替弁V4(第1の冷暖切替弁)が介在する吸収液管11Aと、冷暖切替弁V5(第2の冷暖切替弁)が介在する吸収液管11Bとに分岐し、その後合流して高温再生器1に至っている。
吸収液管12は一端が高温再生器1の液相部分に連結され、他端は低温再生器3に至る吸収液管12Aと、吸収器7に至る吸収液管12Bとに分岐し、吸収液管12Aには高温熱交換器10が介在し、吸収液管12Bには開閉弁V2が介在している。
吸収液管13は一端が低温再生器3の液相部分に連結され、途中部分が吸収液ポンプ15と低温熱交換器9が介在する吸収液管13Aと、機器の介在がない吸収液管13Bとに分岐し、その後合流して吸収器7に至っている。
冷媒管16は一端が高温再生器1の気相部分に連結され、他端は低温再生器3の内側底部分を経由して凝縮器4の下部側に至る冷媒管16Aと、吸収器7に至る冷媒管15Bとに分岐し、冷媒管15Bには冷暖切替弁V1が介在している。
冷媒管18は一端が蒸発器6の液相部分に連結され、上流部分に冷媒ポンプ19を備え、その下流部分は蒸発器6の上部に設けられた散布器に至る冷媒管18Aと、吸収器7の下部側に至る冷媒管18Bとに分岐し、冷媒管18Bには開閉弁V6が介在している。
上記構成の吸収冷凍機を冷房などの冷却作用に供する際の動作に付いて先ず説明する。吸収液管11Aに介在する冷暖切替弁V4のみを開弁し、他の全ての弁を閉弁させた状態で、ガスバーナ2で燃料の都市ガスを燃焼させて高温再生器1で稀吸収液を加熱沸騰させると、稀吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気と、冷媒蒸気を分離して吸収液の濃度が高くなった中間吸収液とが高温再生器1において得られる。
高温再生器1で生成された高温の冷媒蒸気は、冷媒管16・16Aを通って低温再生器3に入り、高温再生器1で生成され吸収液管12・12Aにより高温熱交換器10を経由して低温再生器3に入った中間吸収液を加熱して放熱凝縮し、凝縮器4に入る。
また、低温再生器3で加熱されて中間吸収液から蒸発分離した冷媒は凝縮器4へ入り、冷却水管21内を流れる水と熱交換して凝縮液化し、冷媒管16・16Aから凝縮して供給される冷媒と一緒になって冷媒管17を通って蒸発器6に入る。
蒸発器6に入って冷媒液溜まりに溜まった冷媒液は、冷/温水管20に接続された伝熱管20Aの上に冷媒ポンプ19によって散布され、冷/温水管20を介して供給される水と熱交換して蒸発し、伝熱管20Aの内部を流れる水を冷却する。
蒸発器6で蒸発した冷媒は吸収器7に入り、低温再生器3で加熱されて冷媒を蒸発分離し、吸収液の濃度が一層高まった吸収液、すなわち吸収液管13Aに介在する吸収液ポンプ15の運転により低温熱交換器9を経由して吸収液管13・13Aから供給され、上方から散布される濃吸収液に吸収される。
そして、吸収器7で冷媒を吸収して濃度の薄くなった吸収液、すなわち稀吸収液は吸収液ポンプ14の運転により、低温熱交換器9・高温熱交換器10・第1の熱回収器27それぞれで加熱されて高温再生器1に送られる。
上記のように吸収冷凍機の運転が行われると、蒸発器6の内部に配管された伝熱管20Aにおいて冷媒の気化熱によって冷却された冷水が、冷/温水管20を介して図示しない負荷に循環供給できるので、冷房などの冷却運転が行える。
そして、上記構成の吸収冷凍機においては、吸収液ポンプ14により吸収器7から高温再生器1に搬送される稀吸収液は、低温熱交換器9・高温熱交換器10・第1の熱回収器27それぞれにおいて加熱されるので、高温再生器1に流入するときの稀吸収液の温度は第1の熱回収器27が介在しないときより上昇し、ガスバーナ2で消費する燃料を削減することができる。
また、空気供給管24を通ってガスバーナ2に供給される燃焼用空気は、ガスバーナ2から排出される排ガスと第2の熱回収器28で熱交換して加熱され、その後にガスバーナ2に供給されるので、ガスバーナ2における発熱量が増大し、高温再生器1内にある吸収液を加熱する作用効果が増加すると共に、排気管26に設けられた第1の熱回収器27、第2の熱回収器28における加熱作用も増す。したがって、燃料供給管23を介してガスバーナ2に供給する燃料ガスの供給を減少させる作用効果がこの部分でもある。
次に、上記構成の吸収冷凍機を、暖房などの加熱作用に供する際の動作に付いて説明する。吸収液管11Aに介在する冷暖切替弁V4と、冷媒管18Bに介在する開閉弁V6とを閉弁し、他の全ての弁を開弁させ、冷却水管21に冷却水を流すことなく、ガスバーナ2で燃料の都市ガスを燃焼させて高温再生器1で稀吸収液を加熱沸騰させると、稀吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気と、冷媒蒸気を分離して吸収液の濃度が高くなった濃吸収液とが高温再生器1において得られる。
高温再生器1で生成された高温の冷媒蒸気は、高温胴5と低温胴8との圧力差の関係から冷媒管16・15Bを経由して低温胴の吸収器7に入る。また、高温再生器1で生成された濃吸収液も、吸収液管12・12Bを経由して低温胴8内の吸収器7に入る。
そして、低温胴8内においては伝熱管20Aを備えた蒸発器6が吸収器7に並設されており、冷/温水管20を介して循環供給される水が伝熱管20A内を流れる際に、高温再生器1から冷媒管16・冷媒管15Bを介して供給される冷媒蒸気の潜熱と、吸収液管12・12Bを介して供給される濃吸収液が保有する顕熱とで加熱される。
冷媒管16・冷媒管15Bを介して高温再生器1から供給され、伝熱管20A内を流れる水に放熱して凝縮した冷媒液は、吸収液管12・12Bを介して高温再生器1から供給される濃吸収液と混合されて稀吸収液となり、吸収液ポンプ14の運転により、低温熱交換器9・高温熱交換器10それぞれで加熱されて高温再生器1に送られる。
上記のように吸収冷凍機の運転が行われると、蒸発器6の内部に配管された伝熱管20Aにおいて冷媒の凝縮潜熱と、吸収液の顕熱とによって加熱された温水が、冷/温水管20を介して図示しない負荷に循環供給できるので、暖房などの加熱運転が行える。
そして、暖房などの加熱運転時にも空気供給管24を介してガスバーナ2に供給される燃焼用空気は、ガスバーナ2から排出される排ガスと第2の熱回収器28で熱交換して加熱され、その後にガスバーナ2に供給されるので、ガスバーナ2における発熱量が増大し、高温再生器1内にある吸収液を加熱する作用効果が増加すると共に、排気管26に設けられた第2の熱回収器28における加熱作用も増大し、燃料供給管23を介してガスバーナ2に供給する燃料ガスの供給を減少させる作用効果が大きい。
また、本発明の上記吸収冷凍機においては、外気温度が低いときに行う暖房などの加熱運転時にファン25によりガスバーナ2に供給されている燃焼用空気と第2の熱回収器28で熱交換して放熱し、排出されている排ガスの温度が低下し過ぎると、排ガスに含まれる水蒸気が凝縮すると云った不都合が生じるので、温度センサ29が計測する排ガス温度tが所定の温度より低い温度を所定時間に渡って計測したときに、制御器30が警報手段31を起動して警報を発するように構成してある。
具体的には、制御器30はマイコンなどから構成された比較演算手段を内臓しており、温度センサ29が計測する排ガス温度tに基づいて例えば図2のように動作し、警報手段31を制御する。
すなわち、ステップS1においては、温度センサ29により排気管26を流れる排ガス温度tを計測する。そして、ステップS2においては、その計測した排ガス温度tが排ガスに含まれる水蒸気の露点より多少(例えば20〜30℃程度)高めの第1の所定温度a(例えば80℃:可変)以上であるか否かを判定し、ノーと判定されたときにはステップS1に戻って温度センサ29による排ガス温度tの計測を繰り返し、ステップS2でイエスと判定されたときにはステップS3に移行し、改めて排ガス温度tを温度センサ29により計測する。
ステップS4においては、その計測した排ガス温度tが前記露点に近い第2の所定温度b(例えば55℃:可変)以下であるか否かを判定し、ノー、すなわち前記露点に近い第2の所定温度bより高いと判定されたときにはステップS3に戻って温度センサ29による排ガス温度tの計測を繰り返し、ステップS4でイエス、すなわち前記露点に近い第2の所定温度bより低くなっていると判定されたときにはステップS5に移行して制御器30に内蔵する時計ICを起動して計時を開始する。
ステップS6においても温度センサ29による排ガス温度tの計測を行い、続くステップS7に移行して計測した排ガス温度tが第2の所定温度bより多少高く、排ガス中の水蒸気が凝縮する心配がない第3の所定温度c(例えば60℃:可変)以下であるか否かを判定し、ノー、すなわち凝縮の心配がない第3の所定温度cより高くなっていると判定されたときには、ステップS9に移行して計時をリセットすると共に警報手段31が動作中であればその動作を停止し、続いてステップS3に戻って温度センサ29による排ガス温度tの計測を繰返し、イエス、すなわち凝縮の心配がない第3の所定温度cより依然として低いままであると判定されたときには、ステップS8に移行して時計ICによる計時時間Tが所定時間d(例えば5分:可変)に達したか否かを判定し、そこでノーと判定されたときにはステップS6に移行して温度センサ29による排ガス温度tの計測を繰返し、イエスと判定されたときにはステップS10に移行して警報手段31を起動し、適宜の警報を発してステップS6に戻り、温度センサ29による排ガス温度tの計測を繰返す。
すなわち、本発明の吸収冷凍機においては、外気温度が低いときに行う暖房などの加熱運転時に、ファン25によりガスバーナ2に供給されている燃焼用空気と第2の熱回収器28で熱交換して燃焼用空気に放熱し、排出されている排ガスの温度tが低下し過ぎ、排ガスに含まれている水蒸気が凝縮する不都合が生じる危険があるときには、警報手段31が動作して警報が発せられるので、適宜の対策を採ることが可能になる。
例えば、ステップS10で行う警報動作に代えて、若しくは警報動作と同時、或いは警報動作から所定時間が経過した後に、燃料供給管23と空気供給管24とを介してガスバーナ2に供給する燃料と燃焼用空気の量を共に所定時間(例えば10分間)だけ所定量(例えば5%)だけ増加させて、ガスバーナ2における発熱量を増大させて、排気管26から排出する排ガスの温度を上げ、排ガスに含まれる水蒸気が凝縮しないようにすることも可能である。
また、厳しい寒冷地に設置されない吸収冷凍機においては、冷暖切替弁V5が介在する吸収液管11Bと吸収液管11Aに介在する冷暖切替弁V4の設置は省略されても良い。
本発明により運転が制御される吸収冷凍機の構成を示す説明図である。 本発明の運転制御の一例を示す説明図である。 従来技術を示す説明図である。 他の従来技術を示す説明図である。
符号の説明
1 高温再生器
2 ガスバーナ
3 低温再生器
4 凝縮器
5 高温胴
6 蒸発器
7 吸収器
8 高温胴
9 低温熱交換器
10 高温熱交換器
11〜13 吸収液管
11A 側路吸収液管
14、15 吸収液ポンプ
16〜18 冷媒管
19 冷媒ポンプ
20 冷/温水管
21 冷却水管
22 連通管
23 燃料供給管
24 空気供給管
25 ファン
26 排気管
27 第1の熱回収器
28 第2の熱回収器
29 温度センサ
30 制御器
31 警報手段
V1 冷暖切替弁
V2 開閉弁
V3 冷暖切替弁
V4 冷暖切替弁
V5 冷暖切替弁
V6 開閉弁

Claims (2)

  1. 吸収液加熱手段としての燃焼装置を備えた高温再生器と、低温再生器と、凝縮器と、蒸発器と、吸収器と、前記吸収器から前記高温再生器へ送られる稀吸収液が前記低温再生器から前記吸収器へ送られる濃吸収液と熱交換する低温熱交換器と、前記吸収器から前記低温熱交換器を経て前記高温再生器へ送られる稀吸収液が前記高温再生器から前記低温再生器へ送られる吸収液と熱交換する高温熱交換器と、前記高温熱交換器を経て前記高温再生器へ送られる稀吸収液を前記燃焼装置から出る排ガスの熱で加熱する第1の熱回収器と、前記第1の熱回収器を経た前記排ガスの熱で前記燃焼装置へ供給される燃焼用空気を加熱する第2の熱回収器とを備えた吸収冷凍機であって、
    前記吸収器から順次前記低温熱交換器と前記高温熱交換器とを経た稀吸収液を前記高温再生器へ搬送する吸収液管は、前記第1の熱回収器と第1の冷暖切替弁が介在した吸収液管と、第2の冷暖切替弁が介在した吸収液管とに分岐しており、
    前記吸収冷凍機の冷房等の冷却作用中は前記第1の冷暖切替弁が開き前記第2の冷暖切替弁が閉じ、前記吸収冷凍機の暖房等の加熱作用中は前記第1の冷暖切替弁が閉じ前記第2の冷暖切替弁が開き、前記吸収冷凍機の暖房等の加熱作用中に前記第2の熱回収器から排出される前記排ガスの温度を計測し、その計測温度が第1の所定温度を一旦超えた後に所定時間に渡って第1の所定温度より低い第2の所定温度以下となったときに、警報動作を行うことを特徴とする吸収冷凍機の運転方法。
  2. 吸収液加熱手段としての燃焼装置を備えた高温再生器と、低温再生器と、凝縮器と、蒸発器と、吸収器と、前記吸収器から前記高温再生器へ送られる稀吸収液が前記低温再生器から前記吸収器へ送られる濃吸収液と熱交換する低温熱交換器と、前記吸収器から前記低温熱交換器を経て前記高温再生器へ送られる稀吸収液が前記高温再生器から前記低温再生器へ送られる吸収液と熱交換する高温熱交換器と、前記高温熱交換器を経て前記高温再生器へ送られる稀吸収液を前記燃焼装置から出る排ガスの熱で加熱する第1の熱回収器と、前記第1の熱回収器を経た前記排ガスの熱で前記燃焼装置へ供給される燃焼用空気を加熱する第2の熱回収器とを備えた吸収冷凍機であって、
    前記吸収器から順次前記低温熱交換器と前記高温熱交換器とを経た稀吸収液を前記高温再生器へ搬送する吸収液管は、前記第1の熱回収器と第1の冷暖切替弁が介在した吸収液管と、第2の冷暖切替弁が介在した吸収液管とに分岐しており、
    前記吸収冷凍機の冷房等の冷却作用中は前記第1の冷暖切替弁が開き前記第2の冷暖切替弁が閉じ、前記吸収冷凍機の暖房等の加熱作用中は前記第1の冷暖切替弁が閉じ前記第2の冷暖切替弁が開き、前記吸収冷凍機の暖房等の加熱作用中に前記第2の熱回収器から排出される前記排ガスの温度を計測し、その計測温度が第1の所定温度を一旦超えた後に所定時間に渡って第1の所定温度より低い第2の所定温度以下となったときに、燃焼装置の発熱量を所定時間増加させることを特徴とする吸収冷凍機の運転方法。
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