JP4333210B2 - 針無注射器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノズル孔から薬液をジェット噴射させて体内所定部位に注射する針無注射器に関し、より詳しくは、1回限りの使用を意図した針無注射器に関する。
【0002】
【従来の技術】
針無注射器は、その先端のノズル孔から所定量の薬液をジェット噴射させることにより、薬液を患者の体内所定部位に注入する注射器である。すなわち、針無注射器による注射は注入時に注射針を使用しないので、痛みを伴わない、注射痕が極めて小さい、針刺し事故が皆無である等の利点があり、例えば、患者自身が薬液を自己注射する場合にも用いられる。
【0003】
針無注射器として、例えば、特開平7−299140号公報には、使い捨て針無注射器が開示されている。この針無注射器では、注射器本体をなす細長いハウジングの先端に、薬液を収容するための円筒形チャンバを持つリザーバが一体に設けられている。
【0004】
特表平11−514242号公報(WO95/03844)及び特開2002−65851号公報には、針無注射器が開示されている。この針無注射器は、注射器本体に、薬液が予め収容されたカートリッジを備え、カートリッジはピストンとオリフィスを含む。アクチュエータはピストンを打撃して注射を引き起こすため、予め圧縮されたバネによって付勢されている。
【0005】
これら従来の針無注射器では、薬液の収容部と注射器本体とが一体構造となっているため、適切な管理に不向きである。何故ならば、薬液は一般に冷蔵保存されるべきであるが、注射器本体は冷蔵保存されるべきではないからである。
【0006】
また、これら従来の針無注射器では、圧縮されたバネによる注射器の変形を防止する機構がない。そのため、例えば高温多湿な環境に曝されると注射器の変形が起こりやすく、注射の安全性及び正確性が損なわれる危険がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−299140号公報
【特許文献2】
特表平11−514242号公報
【特許文献3】
特開2002−65851号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、薬液及び注射器本体の適切な管理ができると共に、注射器本体に対して注射すべき薬液の種類を自由に組み合わせることのできる安全な針無注射器を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、圧縮されたバネによる注射器の変形が防止された安全な針無注射器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明には、以下の針無注射器が含まれる
(1) 1つ又は複数のノズル孔を有し且つ薬液が封入されたノズルアンプルと、前記ノズル孔から薬液を押出すための注射器本体とよりなり、
ノズルアンプルに、薬液を挟んで前記ノズル孔と反対側に位置するようにピストンが内蔵されており、
注射器本体は、中空状ハウジング内に前記ピストンを前記ノズル孔の方向に向かって押圧するための押圧機構を備えており、
押圧機構が、前記ピストンに接近・離隔する方向に移動自在である押圧部材と、前記押圧部材を前記ピストンに接近する方向に向かって付勢している圧縮バネと、前記バネを圧縮させた状態で押圧部材の前記バネによる移動を解放自在に保持している保持部材とを備えており、
前記ハウジング内に、一端をハウジング開口とするバネチャンバと、前記バネチャンバとは連通孔を有する隔壁によって仕切られた解放チャンバとが形成されており、
前記押圧部材が、前記バネチャンバ内に位置させられ且つ前記ピストンに当接させれたバネ受けと、前記バネ受けから前記隔壁の連通孔を通して前記解放チャンバ内に突出させられるようにのびたロッドとを備えており、前記ロッドの突出端部外面には係合突起が前記隔壁の連通孔を通過できない大きさに形成されており、前記バネが、前記ロッドを取り囲んで前記隔壁及び前記バネ受け間に介在させられたコイルバネであり、
前記保持部材が、前記解放チャンバ内で前記ロッドを取囲むように前記隔壁で受けられているリング部と、前記リング部に直立状に設けられた筒状部とを備えており、前記筒状部の先端面は、前記バネを圧縮させた状態で前記ロッドの係合突起を当接させるストッパ面となされており、前記筒状部を縦断するように複数のスリットが形成されている針無注射器。
【0011】
この発明による針無注射器では、押圧機構により、ノズル孔から薬液がジェット噴射される。
また、この発明による針無注射器では、保持部材によるバネ力の解放により、ノズル孔から薬液がジェット噴射される。
さらに、この発明による針無注射器では、ロッドの係合突起を保持部材のストッパ面に当接させることにより、バネを圧縮させた状態で保持することができる。さらに、バネを圧縮させた状態で、押圧部材のバネ受けがピストンに当接させられているため、保持部材による保持を解放した際に、押圧部材が衝撃を発生させることなくピストンを押圧することができる。もし仮に、ピストンと押圧部材の間に間隔を生じていると、ピストンに押圧部材が衝突したときには衝撃が発生し、大きな発射音がしたり、手に伝わる衝撃が大きい。また、ピストンが破損する恐れがある。さらに、ロッドの係合突起が隔壁の連通孔を通過できない大きさに形成されているため、保持部材による保持を解放した際に、ロッドは所定位置で停止する。このことによって、正確な量の薬液の投与と、薬液投与後の安全性が確保される。ロッドの移動距離は、薬液の投与量すなわちピストンに移動距離に応じて適宜定めるとよい。
筒状部は、例えば、硬質樹脂等の弾性材料によって形成される。この発明による針無注射器では、筒状部の隣り合うスリットで挟まれた部分を変形させることにより、保持部材による保持を解放することができる。
【0012】
) 前記各スリットの両縁部の一部が破断可能部によって連結されている、()に記載の針無注射器。
【0013】
この発明による針無注射器では、各スリットの両縁部の一部が破断可能部によって連結されているので、圧縮された状態のバネ力に打ち勝って保持部材による保持をより確実に行うことができる。そして、薬液噴射時において、破断可能部が一旦破断されてしまうと、保持部材を再利用することができない。そのため、使い捨ての注射器として、注射器の再使用による感染等の事故を防止できる。
【0014】
) 前記ハウジングが、前記隔壁と間隔をおいて相対する端壁を有しており、解放部材が、前記端壁に形成された保持孔を介して前記ストッパ面に接近・離隔しうるように保持されており、前記ストッパ面が、前記解放部材に近づくにしたがって拡がるテーパ凹状に形成されており、前記解放部材に、前記ストッパ面と対応するようにテーパ凸状に形成された押広げ面が設けられている、()又は()に記載の針無注射器。
【0015】
この発明による針無注射器では、解放部材を押下るだけの簡単な操作により、保持部材のバネ力の保持を解放することができるため、注射そのものを簡単に行うことができる。
【0016】
(4) ノズルアンプルが、注射器本体に対し取外し自在に取り付けられている、(1)〜(3)ののいずれかに記載の針無注射器。
【0017】
この発明による針無注射器では、ノズルアンプルと注射器本体とは着脱自在であるので、注射器を保管・保存する場合は、薬液が封入されたノズルアンプルを注射器本体から取外した状態として、ノズルアンプルと注射器本体とを別々に保存することが可能である。従って、ノズルアンプルをそれに封入された薬液に最適な温度で冷蔵保存でき、注射器本体を常温保存とすることができ、適切な管理が容易である。使用に際しては、必要な薬液が封入されたノズルアンプルを選択し、これを注射器本体に取付ることができる。従って、注射器本体に対して注射すべき薬液の種類を自由に組み合わせることができる。また、所定量の薬液が予めノズルアンプル中に封入されているので、使用に際して薬液の移し替え操作が不要であり、衛生的で正確な投与量が確保される。
【0018】
(5) ノズルアンプルが、前記ピストンを露出させたアンプル開口を有しており、アンプル開口縁部に複数の凸状嵌合部が設けられており、
注射器本体が、押圧機構を収容している中空状ハウジングを有しており、前記ハウジングが、前記アンプル開口に連通させられたハウジング開口を有しており、ハウジング開口縁部に、ノズルアンプルに設けられた前記凸状嵌合部に対応する凹状嵌合部が設けられており、
ノズルアンプル及びハウジングを互いに反対方向に回転させることにより、前記凸状嵌合部及び前記凹状嵌合部が嵌め外しされるようになされている、(4)に記載の針無注射器。
【0019】
この発明による針無注射器では、ノズルアンプル及びハウジングの少なくとも一方を回転させるだけの簡単な操作によって、注射器本体に対して、ノズルアンプルを着脱することができる。
【0020】
(6) ノズルアンプルに代わり、注射器本体に取付られる安全キャップが備えられており、前記安全キャップに、ノズルアンプルの前記凸状嵌合部に相当する凸状嵌合部が設けられており、前記安全キャップの凸状嵌合部が前記ハウジングの凹状嵌合部に嵌め入れられた状態で、前記ロッドの係合突起と前記保持部材のストッパ面との間に間隙が保持されるようになされている、(4)又は(5)に記載の針無注射器。
【0021】
この発明による針無注射器では、注射器の保管時、ノズルアンプルを注射器本体に取り付ける使用開始直前までの間には、注射器本体に安全キャップを取付ておくと、前記ロッドの係合突起と前記保持部材のストッパ面との間の間隙が保持される。すなわち、保持部材が、強力なバネ力を常時保持する必要がなく、使用に際してのみ、保持すればよいことになる。このため、高温多湿の環境に置かれても不用意な変形を防止することができる。従って、注射器の安全性及び正確性が確保される。
【0022】
) 1つ又は複数のノズル孔を有し且つ薬液が封入されたノズルアンプルと、前記ノズル孔から薬液を押出すための注射器本体とよりなり、
ノズルアンプルに、薬液を挟んで前記ノズル孔と反対側に位置するようにピストンが内蔵されており、
注射器本体は、中空状ハウジング内に前記ピストンを前記ノズル孔の方向に向かって押圧するための押圧機構を備えており、
押圧機構が、前記ピストンに接近・離隔する方向に移動自在である押圧部材と、前記押圧部材を前記ピストンに接近する方向に向かって付勢している圧縮バネと、前記バネを圧縮させた状態で押圧部材の前記バネによる移動を解放自在に保持している保持部材とを備えており、
前記ハウジング内に、一端をハウジング開口とするバネチャンバと、前記バネチャンバとは連通孔を有する隔壁によって仕切られた解放チャンバとが形成されており、
前記押圧部材が、前記バネチャンバ内に位置させられ且つ前記ピストンに当接させれたバネ受けと、前記バネ受けから前記隔壁の連通孔を通して前記解放チャンバ内に突出させられるようにのびたロッドとを備えており、前記ロッドの突出端部外面には係合突起が前記隔壁の連通孔を通過できない大きさに形成されており、前記バネが、前記ロッドを取り囲んで前記隔壁及び前記バネ受け間に介在させられたコイルバネであり、
前記保持部材が、前記解放チャンバの周壁を内外に貫通して前記ロッドと直交する方向にのびたロック孔に移動自在に挿入されているストッパ片よりなり、且つ前記ストッパ片の内方端部に、前記バネを圧縮させた状態で前記ロッドの係合突起を当接させるストッパ面が設けられている針無注射器。
【0023】
この発明による針無注射器では、押圧機構により、ノズル孔から薬液がジェット噴射される。
また、この発明による針無注射器では、保持部材によるバネ力の解放により、ノズル孔から薬液がジェット噴射される。
さらに、この発明による針無注射器では、ロッドの係合突起を保持部材のストッパ面に当接させることにより、バネを圧縮させた状態で保持することができる。さらに、バネを圧縮させた状態で、押圧部材のバネ受けがピストンに当接させられているため、保持部材による保持を解放した際に、押圧部材が衝撃を発生させることなくピストンを押圧することができる。もし仮に、ピストンと押圧部材の間に間隔を生じていると、ピストンに押圧部材が衝突したときには衝撃が発生し、大きな発射音がしたり、手に伝わる衝撃が大きい。また、ピストンが破損する恐れがある。さらに、ロッドの係合突起が隔壁の連通孔を通過できない大きさに形成されているため、保持部材による保持を解放した際に、ロッドは所定位置で停止する。このことによって、正確な量の薬液の投与と、薬液投与後の安全性が確保される。ロッドの移動距離は、薬液の投与量すなわちピストンに移動距離に応じて適宜定めるとよい。
またさらに、この発明による針無注射器では、ストッパ片を移動させることにより、保持部材のバネ力の保持を解放することができる。このため、注射そのものを簡単に行うことができる。
【0024】
) 前記解放チャンバの周壁外面に、底面に前記ロック孔の外方端部を開口させ且つ前記ロック孔と直交する方向にのびたガイド溝が形成され、前記ガイド溝にロック部材が移動自在に嵌め入れられ、前記ロック部材の内側面に、前記ストッパ片の外方端部の挿入を許す凹所が形成されている、()に記載の針無注射器。
【0025】
この発明による針無注射器では、ロック部材を移動させることにより、ストッパ片を解放位置に向かってバネ力によって自動的に移動させることができる。
【0026】
(9) ノズルアンプルが、注射器本体に対し取外し自在に取り付けられている、(7)又は(8)に記載の針無注射器。
【0027】
この発明による針無注射器では、ノズルアンプルと注射器本体とは着脱自在であるので、注射器を保管・保存する場合は、薬液が封入されたノズルアンプルを注射器本体から取外した状態として、ノズルアンプルと注射器本体とを別々に保存することが可能である。従って、ノズルアンプルをそれに封入された薬液に最適な温度で冷蔵保存でき、注射器本体を常温保存とすることができ、適切な管理が容易である。使用に際しては、必要な薬液が封入されたノズルアンプルを選択し、これを注射器本体に取付ることができる。従って、注射器本体に対して注射すべき薬液の種類を自由に組み合わせることができる。また、所定量の薬液が予めノズルアンプル中に封入されているので、使用に際して薬液の移し替え操作が不要であり、衛生的で正確な投与量が確保される。
【0028】
(10) ノズルアンプルが、前記ピストンを露出させたアンプル開口を有しており、アンプル開口縁部に複数の凸状嵌合部が設けられており、
注射器本体が、押圧機構を収容している中空状ハウジングを有しており、前記ハウジングが、前記アンプル開口に連通させられたハウジング開口を有しており、ハウジング開口縁部に、ノズルアンプルに設けられた前記凸状嵌合部に対応する凹状嵌合部が設けられており、
ノズルアンプル及びハウジングを互いに反対方向に回転させることにより、前記凸状嵌合部及び前記凹状嵌合部が嵌め外しされるようになされている、(9)に記載の針無注射器。
【0029】
この発明による針無注射器では、ノズルアンプル及びハウジングの少なくとも一方を回転させるだけの簡単な操作によって、注射器本体に対して、ノズルアンプルを着脱することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の注射器の一例の使用時の縦断面図である。図2は、同注射器の保存時の縦断面図である。図3は、図1のIII −III 線に沿う横断面図である。図4は、図1のIV−IV線に沿う横断面図である。図5は、同注射器の保持部材の拡大斜視図である。以下の説明において、上下は、図1を基準としていうものとする。
【0031】
図1を参照すると、針無注射器は、ノズルアンプル11と、ノズルアンプル11が取付られる注射器本体12とを備えている。図2を参照すると、注射器本体12は、ノズルアンプル11に代わって、注射器本体12に取付られる安全キャップ13を備えている。
【0032】
ノズルアンプル11は、上端にアンプル開口21を有し且つ内部を薬液チャンバ22とする有底筒体よりなるものである。ノズルアンプル11の薬液チャンバ22の底面は、上向き凹状円錐面に形成されている。薬液チャンバ22内には薬液L及びその上からピストン23が収容されている。ノズルアンプル11は、薬液Lを視認するために薬液Lに適合するような透明材料製、例えばポリカーボネート等の透明硬質プラスチック製又はガラス製であることが好ましい。
【0033】
アンプル開口21縁部には、円環状の一部をなす形状をもつ2つの凸状嵌合部24が互いに反対方向側方に突き出すように設けられている。各凸状嵌合部24の挟み角度は、90度弱である(図3参照)。ノズルアンプル11下面中央部に薬液チャンバ22に連通するようにノズル孔25が形成されている。ノズルアンプル11の下部にはノズル保護キャップ26が備えられている。保護キャップ26は通常、プラスチック製であるが、ノズル孔25と接触する中心部分には、図示しないシール用の薄いゴム材、例えばシリコーンゴムが取り付けられたものが好ましい。ゴム材によって、薬液の漏れを防止できる。
【0034】
ピストン23は通常、プラスチック製であり、ノズルアンプル11の周壁に上下摺動自在に嵌め合わされた水平円板状のものである。ピストン23の下面は、薬液チャンバ22の底面と合致する下向き凸状円錐面に形成されている。ピストン23の外周面にOリング27が取付られている。ピストン23の上面は、ノズルアンプル11の上端面と面一である。
【0035】
注射器本体12は、垂直筒状ハウジング31と、ハウジング31内に収容され且つピストン23を下向きに押圧するための押圧機構32とを備えている。ハウジング31は、強度を保持するためには金属製が好ましいが、プラスチック製であってもよい。
【0036】
ハウジング31内は、水平隔壁33によって下部のバネチャンバ34及び上部の解放チャンバ35に仕切られている。隔壁33中央部には連通孔36が形成されている。バネチャンバ34の下端には、アンプル開口21と合致させられたハウジング開口37が形成されている。解放チャンバ35の上端には端壁38が設けられている。端壁38中央部には保持孔39が形成されている。
【0037】
ハウジング開口37縁部には、各凸状嵌合部24を嵌め入れた2つの凹状嵌合部41が設けられている。各凹状嵌合部41の挟み角度は、凸状嵌合部24のそれにほぼ等しい。
【0038】
押圧機構32は、ハウジング31内に上下自在に保持されている押圧部材42と、押圧部材42を下向きに付勢している圧縮コイルバネ43と、バネ43を圧縮させた状態で押圧部材42のバネ43による移動を解放自在に保持している保持部材44と、保持部材44による保持を解放する解放部材45とを備えている。
【0039】
押圧部材42は、ピストン23の上面に当接させられ且つバネチャンバ34周壁内面と摺接させられた立上り状ガイド筒51を外周縁部に有している水平円板状バネ受け52と、バネ受け52中央部に直立状に設けられ且つ上端部が連通孔36を介して解放チャンバ35内に突出させられている垂直ロッド53とを備えている。ロッド53の上端部には環状外向き係合突起54が設けられている。係合突起54は隔壁33の連通孔36を通過できない大きさに形成されている。突起54の下側面は、上拡がりテーパ状に形成されている。押圧部材42は、金属製であることが好ましい。
【0040】
バネ43は、ロッド53を取り囲み且つ隔壁33及びバネ受け52間に介在させられるようにバネチャンバ34内に圧縮された状態で収容されている。
【0041】
保持部材44は、例えば硬質プラスチックで一体成形されたもので、図4及び図5に詳細に示すように、ロッド53を取り囲んで隔壁33で受けられているリング部61と、ロッド53と同心となるようにリング部61上面に直立状に設けられている垂直筒状部62とよりなる。筒状部62の内面上端部には環状内向き係合突起63が設けられている。内向き係合突起63の上側面には上拡がりテーパ凹状ストッパ面64が形成されている。ストッパ面64の内縁部は、ロッド53の外向き係合突起54の下側面に下側から係合させられている。筒状部62を周方向に4等分する位置に、内向き係合突起63を含めて縦断するようにスリット65が形成されている。各スリット65の両縁部の高さの中程部において、易破断性の破断可能部66によって部分的に連結されている。すなわち、筒状部62は4つの各片からなり、各片は互いに破断可能部66によって部分的に連結されている。保持部材44のプラスチック材料としては、弾性質のものが選択される。図示の例では、筒状部62はスリット65によって周方向に4等分されているが、複数個に分けられていればよく、必ずしも等分されている必要性もない。
【0042】
解放部材45は、保持孔39に上下動自在に嵌め入れられているプラスチック製両端閉鎖垂直状筒体よりなる。解放部材45の底面外周よりの部分には、ストッパ面64と合致させられた下細りテーパ凸状押広げ面67が形成されている。解放部材45を包み込むようにハウジング31の上端部には保護キャップ68が付けられている。
【0043】
ストッパ面64に押広げ面67が当接させられた状態で、ロッド53上端面と解放部材45の底面中央部の間には若干の破断間隙C1が形成されている。
【0044】
安全キャップ13は、下面中央部に半球状把持部71を一体に形成したプラスチック製円板状体よりなる。安全キャップ13の外周縁部には、ノズルアンプル11の凸状嵌合部24と同形状の凸状嵌合部72が2つ同じように設けられている。安全キャップ13の上面中央部には、アンプル開口21にぴったりと嵌め入れられ且つ破断間隙C1に相当する高さをもった円形隆起状押上部73が設けられている。ハウジング31の凹状嵌合部41に安全キャップ13の凸状嵌合部72が嵌め入れられることにより、ハウジング31への安全キャップ13の取付が果たされている。この状態で、ハウジング31にノズルアンプル11が取付られていた状態と比較して、押圧部材42は、押上部73の高さに相当する高さだけ持上げられている。これにより、破断間隙C1に代わって、安全間隙C2が、ロッド53の外向き係合突起54と保持部材44の内向き係合突起63との間に形成される。安全間隙C2が形成されることにより、バネ43のバネ力は、保持部材44に全く作用しなくなっている。注射器保管時のさらに高い安全性が確保される。
【0045】
注射器を使用しない場合、すなわち通常は注射器製造から注射器使用の直前までの間には、注射器本体12には安全キャップ13が取付られる。薬液が封入されたノズルアンプル11は、別途、冷蔵庫等で保存するとよい。
【0046】
注射器の使用に際しては、ハウジング31と安全キャップ13を互いに反対方向に90度程度回転させる。そうすると、ハウジング31の凹状嵌合部41から安全キャップ13の凸状嵌合部72が抜け出て、ハウジング31から安全キャップ13が取外される。そうすると、安全間隙C2に代わり、破断間隙C1が形成される。この状態で、バネ受け52の下面は、ハウジング31の下端面と面一となる。
【0047】
次に、安全キャップ13に代わり、ハウジング31に薬液が封入されたノズルアンプル11を取付ける。ハウジング31の2つの凹状嵌合部41の間にノズルアンプル11の2つの凸状嵌合部24をそれぞれ位置させて、ハウジング31と安全キャップ13を互いに反対方向に90度程度回転させると、双方の嵌合部24、41 がそれぞれに嵌合される。
【0048】
上下の保護キャップ26、68 を取外した後、噴射すべき皮膚等にノズル孔25を押付け、解放部材45を押下げる。解放部材45を押下げると、押広げ面67がストッパ面64を斜め下向きに押圧することになり、筒状部62が上拡がりに拡げられようとする。これにより、まず、全ての破断可能部66あるいは一部が破断される。続いて、解放部材45を押下げると、さらに筒状部62が上拡がりに拡げられるとともに、筒状部62の各片が弾性変形して外向きに倒れていく。これにともない、ストッパ面64が次第に外側に移動していき、やがて、ストッパ面64の内向き係合突起63とロッド53の外向き係合突起54との係合が解除される。そうすると、バネ43の力によって押圧部材42が下向きに勢いよく押下げられ、同時に、ピストン23が押下げられることにより、薬液Lが高圧で圧縮され、ノズル孔25から高速で噴射され皮下注射が行われる。ロッド53の係合突起54は隔壁33の連通孔36を通過できないので、薬液噴射後、押圧部材42は所定位置で停止され安全性が確保される。
【0049】
以上、ノズルアンプルと注射器本体とが着脱自在である針無注射器について説明した。しかしながら、ノズルアンプルと注射器本体とが着脱自在となされていることを除く他の構成、特に押出機構32、とりわけ保持部材44、破断可能部66、押出部材42、解放部材45の各構成は、ノズルアンプルが注射器本体に固定されている針無注射器にも適用される。
【0050】
図6及び図7は、ノズルアンプル11の変形例を示すものである。図6及び図7において、図1に示す部分と対応する部分については、同一の符号を付して示す。
【0051】
この変形例によるノズルアンプル11の薬液チャンバ22は、上部に位置する1つの大径チャンバ81と、これの下端にそれぞれ連なる4つの小径チャンバ82とよりなる。各小径チャンバ82は、図7に示されるように、大径チャンバ81の周壁内面が画定する円内に周方向に等間隔で並んでいる。
【0052】
ピストン23は、大径チャンバ81と摺動自在に嵌め合わされ且つ中央部にエア抜き91を有している1つの水平円板状大径ピストン92と、大径ピストン92下面に垂下状に設けられ且つ各小径チャンバ82に摺動自在に嵌め合わされている4つの垂直丸棒状小径ピストン93とよりなる。
【0053】
各小径チャンバ82の底面が上向き凹状円錐面に形成されるとともに、各小径ピストン93の下面が小径チャンバ82の底面と合致する下向き凸状円錐面に形成されている。各小径チャンバ82の下端にノズル孔94が形成されている。各小径ピストン93外面にはOリング95が取付られている。
【0054】
この変形例によるノズルアンプル11のように、複数個のノズル孔94が形成されていると、単一ノズル孔の場合に比べ、薬液Lを治療部位全体に均一に皮下注射できるという利点がある。従って、治療の目的や薬液の種類に応じて、複数個のノズル孔を有するノズルアンプルを用いるとよい。なお、この変形例では4つのノズル孔を示したが、ノズル孔の数は適宜変更できることは言うまでもない。ノズル孔の数の変更は、ノズルアンプルと注射器本体とが着脱自在である針無注射器にも、ノズルアンプルが注射器本体に固定されている針無注射器にも適用される。
【0055】
図8及び図9は、保持部材44の変形例を示すものである。この変形例においては、ハウジング31の解放チャンバ35の周壁の一部には厚肉状保持部101 が設けられると共に、ロッド53を挟んで保持部101 と反対側には、案内部102 が設けられている。案内部102 にはロッド53が摺接させられている。
【0056】
保持部101 にはこれを内外に貫通してロッド53と直交する方向にのびたロック孔103 が形成されている。一方、解放チャンバ35の周壁外面には上下にのびた内部拡大ガイド溝104 が形成されている。ガイド溝104 の底面には、ロック孔103 の外方端部が開口している。また、ロッド53の上端部外面には、保持部101 に向かってのびた係合突出部105 が設けられている。係合突出部105 の下面は傾斜面とされている。係合突出部105 は隔壁33の連通孔36を通過できない大きさに形成されている。
【0057】
保持部材44は、ロック孔103 に移動自在に挿入され且つ内方端部に上向きストッパ面112 が設けられているストッパ片111 よりなる。
【0058】
ガイド溝104 にはロック部材121 が上下摺動自在に嵌め入れられている。ロック部材121 の内側面には、ストッパ片111 の外方端部の挿入を許す凹所122 が形成されている。
【0059】
ガイド溝104 の上端面にロック部材121 が当接させられた状態では、凹所122 はガイド溝104 の底面によって塞がれている。さらに、同状態では、ガイド溝104 の下端面とロック部材121 の間には間隙が生じており、この間隙に安全ピン131 が抜差し自在に差し込まれている。
【0060】
安全ピン131 によってロック部材121 の下向きの移動が規制され、同時に、ロック部材121 によってストッパ片111 の外向きの移動が規制されている。安全ピン131 を抜き去ると、ロック部材121 の移動が自由となる。ロック部材121 を下向きに移動させ、ストッパ片111 と凹所122 の高さが一致させられると、ストッパ片111 の外向きの移動が自由となる。バネ43の力によってロッド53が下向きに付勢させているため、ロッド53の係合突出部105 によってストッパ片111 が外向きに押動される。そうすると、係合突出部105 とストッパ片111 の係合が解除され、バネ43の力によってロッド53が一気に押下げられ、同時に、ピストン23が押下げられることにより、薬液Lが高圧で圧縮され、ノズル孔25から高速で噴射され皮下注射が行われる。ロッド53の係合突出部105 は隔壁33の連通孔36を通過できないので、薬液噴射後、押圧部材42は所定位置で停止され安全性が確保される。
【0061】
図8及び図9に示された保持部材44の変形例は、ノズルアンプルと注射器本体とが着脱自在である針無注射器にも、ノズルアンプルが注射器本体に固定されている針無注射器にも適用される。
【0062】
なお、ノズルアンプルと注射器本体とが着脱自在である針無注射器の場合、図8の変形例は、注射器の使用時における状態を表したものであり、図1に相当する図である。図8の変形例に示す注射器を保存しておく場合には、図2に示したのと同じように、注射器本体12に安全キャップ13が取付られる。安全キャップ13を取り付けることによって、ロッド53は、キャップ13の押上部73の高さに相当する高さだけ持上げられ、ロッド53の係合突出部105 とストッパ片111 との間に安全間隙(図2における安全間隙C2に相当する)が形成される。安全間隙により、バネ43のバネ力は、ストッパ片111 に全く作用しないので、保存時の注射器のより高い安全性が確保される。
【0063】
以上のように、複数個のノズル孔を有するノズルアンプルの変形例、及び保持部材の変形例を示したが、本発明の針無注射器はこれらに限定されることなく、種々の形態で実施することができる。従って、上述の実施の形態は単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の注射器の一例の使用時の縦断面図である。
【図2】 同注射器の保存時の縦断面図である。
【図3】 図1のIII −III 線に沿う横断面図である。
【図4】 図1のIV−IV線に沿う横断面図である。
【図5】 同注射器の保持部材の拡大斜視図である。
【図6】 本発明の注射器の変形例によるノズルアンプルの縦断面図である。
【図7】 図6のVII −VII 線に沿う横断面図である。
【図8】 本発明の注射器の変形例による保持部材の縦断面図である。
【図9】 図8に示す部分の側面図である。
【符号の説明】
11:ノズルアンプル
12:注射器本体
23:ピストン
25:ノズル孔
32:押圧機構
L:薬液

Claims (10)

  1. 1つ又は複数のノズル孔を有し且つ薬液が封入されたノズルアンプルと、前記ノズル孔から薬液を押出すための注射器本体とよりなり、
    ノズルアンプルに、薬液を挟んで前記ノズル孔と反対側に位置するようにピストンが内蔵されており、
    注射器本体は、中空状ハウジング内に前記ピストンを前記ノズル孔の方向に向かって押圧するための押圧機構を備えており、
    押圧機構が、前記ピストンに接近・離隔する方向に移動自在である押圧部材と、前記押圧部材を前記ピストンに接近する方向に向かって付勢している圧縮バネと、前記バネを圧縮させた状態で押圧部材の前記バネによる移動を解放自在に保持している保持部材とを備えており、
    前記ハウジング内に、一端をハウジング開口とするバネチャンバと、前記バネチャンバとは連通孔を有する隔壁によって仕切られた解放チャンバとが形成されており、
    前記押圧部材が、前記バネチャンバ内に位置させられ且つ前記ピストンに当接させれたバネ受けと、前記バネ受けから前記隔壁の連通孔を通して前記解放チャンバ内に突出させられるようにのびたロッドとを備えており、前記ロッドの突出端部外面には係合突起が前記隔壁の連通孔を通過できない大きさに形成されており、前記バネが、前記ロッドを取り囲んで前記隔壁及び前記バネ受け間に介在させられたコイルバネであり、
    前記保持部材が、前記解放チャンバ内で前記ロッドを取囲むように前記隔壁で受けられているリング部と、前記リング部に直立状に設けられた筒状部とを備えており、前記筒状部の先端面は、前記バネを圧縮させた状態で前記ロッドの係合突起を当接させるストッパ面となされており、前記筒状部を縦断するように複数のスリットが形成されている針無注射器。
  2. 前記各スリットの両縁部の一部が破断可能部によって連結されている、請求項に記載の針無注射器。
  3. 前記ハウジングが、前記隔壁と間隔をおいて相対する端壁を有しており、解放部材が、前記端壁に形成された保持孔を介して前記ストッパ面に接近・離隔しうるように保持されており、前記ストッパ面が、前記解放部材に近づくにしたがって拡がるテーパ凹状に形成されており、前記解放部材に、前記ストッパ面と対応するようにテーパ凸状に形成された押広げ面が設けられている、請求項又はに記載の針無注射器。
  4. ノズルアンプルが、注射器本体に対し取外し自在に取り付けられている、請求項1〜3のうちのいずれかに記載の針無注射器。
  5. ノズルアンプルが、前記ピストンを露出させたアンプル開口を有しており、アンプル開口縁部に複数の凸状嵌合部が設けられており、
    注射器本体が、押圧機構を収容している中空状ハウジングを有しており、前記ハウジングが、前記アンプル開口に連通させられたハウジング開口を有しており、ハウジング開口縁部に、ノズルアンプルに設けられた前記凸状嵌合部に対応する凹状嵌合部が設けられており、
    ノズルアンプル及びハウジングを互いに反対方向に回転させることにより、前記凸状嵌合部及び前記凹状嵌合部が嵌め外しされるようになされている、請求項4に記載の針無注射器。
  6. ノズルアンプルに代わり、注射器本体に取付られる安全キャップが備えられており、前記安全キャップに、ノズルアンプルの前記凸状嵌合部に相当する凸状嵌合部が設けられており、前記安全キャップの凸状嵌合部が前記ハウジングの凹状嵌合部に嵌め入れられた状態で、前記ロッドの係合突起と前記保持部材のストッパ面との間に間隙が保持されるようになされている、請求項4又は5に記載の針無注射器。
  7. 1つ又は複数のノズル孔を有し且つ薬液が封入されたノズルアンプルと、前記ノズル孔から薬液を押出すための注射器本体とよりなり、
    ノズルアンプルに、薬液を挟んで前記ノズル孔と反対側に位置するようにピストンが内蔵されており、
    注射器本体は、中空状ハウジング内に前記ピストンを前記ノズル孔の方向に向かって押圧するための押圧機構を備えており、
    押圧機構が、前記ピストンに接近・離隔する方向に移動自在である押圧部材と、前記押圧部材を前記ピストンに接近する方向に向かって付勢している圧縮バネと、前記バネを圧縮させた状態で押圧部材の前記バネによる移動を解放自在に保持している保持部材とを備えており、
    前記ハウジング内に、一端をハウジング開口とするバネチャンバと、前記バネチャンバとは連通孔を有する隔壁によって仕切られた解放チャンバとが形成されており、
    前記押圧部材が、前記バネチャンバ内に位置させられ且つ前記ピストンに当接させれたバネ受けと、前記バネ受けから前記隔壁の連通孔を通して前記解放チャンバ内に突出させられるようにのびたロッドとを備えており、前記ロッドの突出端部外面には係合突起が前記隔壁の連通孔を通過できない大きさに形成されており、前記バネが、前記ロッドを取り囲んで前記隔壁及び前記バネ受け間に介在させられたコイルバネであり、
    前記保持部材が、前記解放チャンバの周壁を内外に貫通して前記ロッドと直交する方向にのびたロック孔に移動自在に挿入されているストッパ片よりなり、且つ前記ストッパ片の内方端部に、前記バネを圧縮させた状態で前記ロッドの係合突起を当接させるストッパ面が設けられている針無注射器。
  8. 前記解放チャンバの周壁外面に、底面に前記ロック孔の外方端部を開口させ且つ前記ロック孔と直交する方向にのびたガイド溝が形成され、前記ガイド溝にロック部材が移動自在に嵌め入れられ、前記ロック部材の内側面に、前記ストッパ片の外方端部の挿入を許す凹所が形成されている、請求項に記載の針無注射器。
  9. ノズルアンプルが、注射器本体に対し取外し自在に取り付けられている、請求項7又は8に記載の針無注射器。
  10. ノズルアンプルが、前記ピストンを露出させたアンプル開口を有しており、アンプル開口縁部に複数の凸状嵌合部が設けられており、
    注射器本体が、押圧機構を収容している中空状ハウジングを有しており、前記ハウジングが、前記アンプル開口に連通させられたハウジング開口を有しており、ハウジング開口縁部に、ノズルアンプルに設けられた前記凸状嵌合部に対応する凹状嵌合部が設けられており、
    ノズルアンプル及びハウジングを互いに反対方向に回転させることにより、前記凸状嵌合部及び前記凹状嵌合部が嵌め外しされるようになされている、請求項9に記載の針無注射器。
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