JP4330398B2 - レーザ治療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、患者の治療部位(患部)にレーザ光を照射して治療を行うレーザ治療装置に関する。
患者の治療部位にレーザ光を照射することにより治療を行うレーザ治療装置としては、患者のシワ、アザ、シミ、ホクロ等を除去するために、赤外域に波長を持つCO2 レーザ(炭酸ガスレーザ)を使用したレーザ治療装置等が知られている。この種のレーザ装置では、レーザ光源から出射されたレーザ光の出力を検知する出力センサが設けられている。レーザ装置は、出力センサからの信号を基にレーザ光源のレーザ出力を制御する。出力センサには光学式のものを用いても良いが、波長2μmより長い波長(中赤外の波長)のレーザ光用の光学式出力センサは高価であるため、安価な温度式出力センサ(サーマルディテクタ)が多く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−164535号公報
しかしながら、温度式出力センサ(サーマルディテクタ)は微小な周囲の雰囲気温度変化や供給電源の電気的な変動に敏感であり、温度式出力センサにレーザが照射されてなくとも温度式出力センサの出力が常にゼロにならないという問題があった。また、CO2 レーザ光源を用いるレーザ治療装置では、構造上、温度式出力センサが装置上部に配置されるという制約があり、温度式出力センサが装置上部に配置されると電源やレーザ光源等の発熱による温度変化の影響を受けやすいという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、温度式出力センサの配置位置が限定されることなく、レーザの設定出力に対し正しい出力で照射できるレーザ治療装置を提供することを技術課題とする。
上記問題点を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 治療レーザ光源からのレーザ光を治療部位に導光する導光光学系を備えるレーザ治療装置において、前記レーザ光源から出射されるレーザ光の出力を検知する温度式の出力センサと、レーザ光の出力を所望の値に設定する設定手段と、前記レーザ光源からレーザ光を出射させるための照射スイッチと、前記レーザ光源からレーザ光が出射されていない状態での前記出力センサからの出力信号をモニタするモニタ手段と、前記照射スイッチから照射信号が入力されたときにその直前における前記モニタ手段のモニタ結果と前記出力センサからの出力信号とに基づいて、レーザ光の出力が前記設定手段により設定された値となように前記レーザ光源の出力を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)のレーザ治療装置において、所定の基準状態における前記出力センサからの出力信号を基準値として記憶する記憶手段を備え、前記モニタ手段は前記基準値に対する前記出力センサからの出力信号の変動値をモニタする手段であり、前記制御手段は前記照射スイッチから照射信号が入力された時に前記モニタ手段でモニタされた直前の変動値を前記出力センサからの出力信号に加算して前記レーザ光源の出力を制御することを特徴とする。
上述したように、本発明によれば、温度式出力センサの配置位置が限定されることなく、レーザの設定出力に対し正しい出力で照射できる。
以下、図面に基づいて本発明を説明する。図1は本発明に係るレーザ治療装置の外観略図を示す。図2は制御系及び光学系の概略図を示す。
1はレーザ装置本体、2は多関節アーム部、3はハンドピースユニットである。7はレーザ照射条件等の各種設定条件を入力するためのコントロールパネルであり、8はレーザ照射のトリガ信号を発信させるためのフットスイッチである。
レーザ装置本体1内には治療用レーザ光源21、エイミング光源22、制御部20等が収納されている。本実施形態では、治療用レーザ光源として波長10.6μmの中赤外域のレーザ光を出射するCO2 レーザ光源を、エイミング光源としては赤色光束を出射する半導体レーザを使用する。24はレーザ光のレーザエネルギーが吸収体に吸収された温度上昇を電気信号に変えて検出する温度式出力センサ(サーマルディテクタ)であり、レーザ光源21の上部に取付けられ、ビームスプリッタ26によりレーザ光源21から出射されたレーザ光の一部を取出してレーザ出力を検知する。
出力センサ24からの信号は、制御部20へ送られ、制御部20の治療用レーザ光源21の出力調整機能、異常な場合に出射停止するなどの監視機能に使用される。29はシャッタであり、レーザ光源21から本体1外部へのレーザ光経路を開閉する。25は治療用レーザを透過しエイミング光を反射するダイクロイックミラーである。
多関節アーム部2は数本の剛体管が駆動可能なように関節部によって連結されており、多関節アーム部2の先端に取付けられたハンドピースユニット3を自由に移動させることができる。多関節アーム部2の各関節部にはミラー(図2では一部のミラー31、32のみを図示し、その他は略している)が配置されており、レーザ装置本体1から出射された光束を多関節アーム部2内を通過させてハンドピースユニット3まで導光する。
ハンドピースユニット3はハンドピース本体10、チップ11からなる。ハンドピース本体10にはレーザ光を患部に導光する集光レンズ13が組込まれている。患部上の照射スポット径は集光レンズ13によって決まる。また、ハンドピース本体10に取付けられたチップ11の先端部は、集光レンズ13の焦点距離になっており、患者にチップ11を当接させるとレーザの焦点距離が合うようになっている。
以上のような構成を備えるレーザ治療装置において、以下にその動作について説明する。
まず、術者は、コントロールパネル7上のスイッチ31で照射するレーザ出力値、スイッチ32でレーザの照射時間を所望する値に設定する。
また、予め、所定の基準状態(レーザ照射なし)の出力センサ24の出力信号は基準値としてメモリ28に記憶されている。
図3のレーザ出力調整のフローに示すように、レーザ光がレーザ光源21から出射されなくて照射信号がOFFの場合、制御部20は、出力センサ24からのセンサ入力信号をメモリ28に記憶された基準値から差し引いた値を変動値としてモニタし、このモニタした最新の変動値をメモリ28に記憶させる。
術者はREADY /STANDBY スイッチ30を押してレーザ治療装置をREADY 状態にする。スイッチ30の信号が入力されると、制御部20はレーザ光源21からレーザ光をテスト出射する。このとき、レーザ導光経路はシャッタ29により遮断されている。レーザ光源21から出射されたレーザ出力は出力センサ24により検出される。図3に示すように、レーザ光がレーザ光源21から出射されて照射信号がONの場合、出力センサ24のセンサ入力値は、上記のメモリ28にレーザ照射直前に記憶された変動値を加算されてフィードバック値とされる。そして、制御部20は、フィードバック値がコントロールパネル7で設定された設定値になっているかを確認する。測定値が設定出力と異なっていれば、設定値になる様にレーザ光源21の出力を制御する。制御部20は出力調整が完了すると、レーザ光源21の駆動を停止し、テスト出射を終了する。
テスト出射を終了した後、フットスイッチ8が踏み込まれてレーザ光源21からレーザ光が照射されるまでは、制御部20は、上記と同様に出力センサ24からのセンサ入力信号から演算して変動値をモニタし、メモリ28に記憶させる。
テスト照射後、術者はハンドピース3を患部に当て、エイミング光の観察による照射部位の特定ができたら、フットスイッチ8を踏み込むことによりレーザ照射のトリガ信号を発生させる。そのトリガ信号は制御部20に入力される。トリガ信号を受信した制御部20は、シャッタ29を開き、レーザ光源21から治療用レーザ光を出射させる。レーザ光が出射されて照射信号がONの場合、出力センサ24のセンサ入力値はメモリ28にレーザ照射直前に記憶された変動値を加算されてフィードバック値とされる。制御部20は、フィードバック値がコントロールパネル7で設定された設定値になっているかを確認する。測定値が設定出力と異なっていれば、設定値になる様にレーザ光源21の出力を制御する。
このように、レーザ照射直前のセンサ入力値から変動値を演算してモニタし、メモリ28に記憶させておき、レーザ照射時にシフト量を加算することによって、微小な周囲の雰囲気温度変化や供給電源の電気的な変動があっても、設定出力に対して正しくレーザを出力できる。特に、構造上、温度式出力センサが熱のこもりやすい装置上部に配置され、電源やレーザ光源等の発熱による温度変化の影響を温度式出力センサが受けても、設定出力に対して正しくレーザを出力できる。
レーザ光源21を出射した治療レーザ光は、ダイクロイックミラー25を透過した後、エイミング光源22より出射されるエイミング光と同軸にされ、多関節アーム部2に入射する。多関節アーム部2内に入射したレーザ光は各間接部に設けられたミラーによって反射されながらハンドピースユニット3に導光され、ハンドピースユニット3の集光レンズ13を介して患部に照射される。
なお、上記では図3に示すフローに従ったレーザ調整プログラムを制御部20にて実行することにより、レーザ光の出力制御を行ったが、出力制御の方法はこれに限るものではなく、図4に示すように、レーザ出力を調整するレーザ出力調整回路40を設けても良い。レーザ出力調整回路40において、出力センサ24からの出力信号はアンプ41にて増幅される。照射信号がOFFである場合は、アンプ41にて増幅された信号はサンプルホールド回路42にて、上記のレーザ調整プログラムと同様に予め記憶された基準値を差し引かれ、変動値として常に保持されている。フットスイッチ8等により照射信号がONになると、アンプ41にて増幅された信号はサンプルホールド回路42を通らず、アンプ41にて増幅された信号に、サンプルホールド回路42で保持されていたレーザ照射直前の変動値が加算回路43で加算される。また、コントロールパネル7でレーザ出力を設定した設定信号は、加算回路43を経た信号と制御回路44で比較され、設定信号と合うようにレーザ光源21への出力信号が調整される。レーザ光源から照射されたレーザ光の一部は出力センサ24に入射し、出力センサ24の信号はレーザ出力調整回路40にフィードバックされる。このレーザ出力調整回路40により、出力センサ24の微小な周囲の雰囲気温度変化や供給電源の電気的な変動によるシフト量を補正することができる。
本実施形態では波長10.6μmの中赤外域のレーザ光を出射するCO2 レーザ光源を使用したレーザ治療装置について説明したが、これに限らず、レーザ光が波長約2〜15μmである場合に、本発明を好適に適用できる。
レーザ治療装置の外観略図である。 レーザ治療装置の制御系及び光学系概略図である。 レーザ出力調整のフローを示す図である。 レーザ出力調整回路のブロック図を示す図である。
符号の説明
1 レーザ装置本体
2 多関節アーム部
8 フットスイッチ
20 制御部
21 治療用レーザ光源
24 温度式出力センサ
42 サンプルホールド回路
43 加算回路


Claims (2)

  1. 治療レーザ光源からのレーザ光を治療部位に導光する導光光学系を備えるレーザ治療装置において、前記レーザ光源から出射されるレーザ光の出力を検知する温度式の出力センサと、レーザ光の出力を所望の値に設定する設定手段と、前記レーザ光源からレーザ光を出射させるための照射スイッチと、前記レーザ光源からレーザ光が出射されていない状態での前記出力センサからの出力信号をモニタするモニタ手段と、前記照射スイッチから照射信号が入力されたときにその直前における前記モニタ手段のモニタ結果と前記出力センサからの出力信号とに基づいて、レーザ光の出力が前記設定手段により設定された値となように前記レーザ光源の出力を制御する制御手段と、を備えることを特徴とするレーザ治療装置。
  2. 請求項1のレーザ治療装置において、所定の基準状態における前記出力センサからの出力信号を基準値として記憶する記憶手段を備え、前記モニタ手段は前記基準値に対する前記出力センサからの出力信号の変動値をモニタする手段であり、前記制御手段は前記照射スイッチから照射信号が入力された時に前記モニタ手段でモニタされた直前の変動値を前記出力センサからの出力信号に加算して前記レーザ光源の出力を制御することを特徴とするレーザ治療装置。


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