JP4330394B2 - 自動閉栓機能付キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動閉栓機能を有するキャップに関するものであり、より詳細には、各種の検査などに使用される試薬が充填された容器に有効に適用されるキャップに関するものである。
血液検査などに使用する試薬の多くは、ロボットにより操作されるアーム管により抽出され、検体に分注されるようになっている。このようなアーム管は、容器のキャップを取り外した状態で容器内に挿入されるため、容器が開放状態(キャップが取り外された状態)で長時間放置され、容器内の試薬中への埃の混入などを生じ易いという問題がある。従って、このような埃の混入等を防止するための簡易的なシールシステムが求められている。
一方、回転部材(旋回開動板)を備えたキャップも知られている(特許文献1参照)。
特許第2731821号
上記特許文献1のキャップは、通常状態において、旋回開動板が排液筒部を閉じる位置に保持されており、旋回開動板に旋回力が作用すると、旋回開動板が旋回して排液筒部が漸次開口するというものである。
また、前述した検査試薬用の容器の簡易的なシールシステムとしては、アーム管の挿入により、容器口部が開放状態となり、アーム管を取り出したときには容器口部が自動的に閉栓状態となるようなキャップ構造が望ましい。従って、特許文献1のようなキャップを、このようなシールシステムに適用することが考えられるが、その適用には無理がある。
即ち、特許文献1のキャップは、液体調味料などの容器内容液の排出量を所定の範囲に規制するために開発されたものであり、アーム管を挿入して容器内容液の抽出を行うようなシステムは全く考慮されていないからである。具体的には、旋回開動板に対する旋回力は、容器を傾けることにより付与される構造となっており、アーム管の挿入により回転させるには、構造が複雑すぎて、アーム管の挿入自体が困難な構造となっているからである。
従って本発明の目的は、格別の操作を行うことなしに容器内容液抽出用のアーム管の挿入を行うことができ、且つアーム管の取り出しと同時に自動的に閉栓が行われ、しかも簡単な構造の自動閉栓機能付キャップを提供することにある。
本発明によれば、容器口部の上端に固定される環状保持具と、該環状保持具の開口部を閉じるように設けられた回転板とを有する自動閉栓機能付キャップにおいて、前記回転板は、その対称軸線両端部分に一対の支持軸を有し、該支持軸が前記環状保持具に回転自在に保持されていると共に、且つ該回転板の一方の面には、前記対称軸線上に厚肉部が形成され、常態において、厚肉部形成面を裏側として該回転板が保持されており、前記回転板が装着された環状保持具を覆うように容器口部に上蓋が螺子装着され、前記環状保持具の上面には、上蓋係止用のリング状突起が形成されており、前記上蓋の内面には、二条のリング状突条が形成されており、上蓋を装着した際に、前記二条のリング状突条の間に上蓋係止用のリング状突起が係合し、且つ二条のリング状突条の内の内側突条が前記回転板の上面周縁部と密着する、ことを特徴とする自動閉栓機能付キャップ(第1の態様)が提供される。
かかる第1の態様のキャップにおいては
記回転板は、径方向に互いに対向するように一対の切欠き部が形成された円板形状を有しており、該切欠き部のそれぞれに、前記支持軸が形成されていること、が好ましい。
本発明によればさらに、容器口部の上端に固定される環状保持具と、該環状保持具の開口部を閉じるように設けられた回転板とを有する自動閉栓機能付キャップにおいて、前記回転板には、互いに対向する位置に一対の支持軸が形成され、該支持軸が前記環状保持具に回転自在に保持されていると共に、該回転板は、前記支持軸を結ぶ軸線に対して一方側の領域に重心が位置するような形状を有しており、前記環状保持具の内面には、前記回転板の重心側領域の下方への回転を抑止するための第1のリブと、前記回転板の重心が位置していない他方側領域の上方への回転を抑止するための第2のリブとが設けられており、前記回転板が装着された環状保持具を覆うように容器口部に上蓋が螺子装着され、前記環状保持具の上面には、上蓋係止用のリング状突起が形成されており、前記上蓋の内面には、二条のリング状突条が形成されており、上蓋を装着した際に、前記二条のリング状突条の間に上蓋係止用のリング状突起が係合し、且つ二条のリング状突条の内の内側突条が前記回転板の上面周縁部と密着する、ことを特徴とする自動閉栓機能付キャップ(第2の態様)が提供される。
前記第2の態様における自動閉栓機能付キャップにおいては
記回転板は、径方向に互いに対向するように一対の切欠き部が形成された円板形状を有しており、該切欠き部のそれぞれに、該回転板の中心を通る軸線上に位置するように前記支持軸が形成されており、該回転板の重心側領域は、重心が位置していない他方側領域に比して厚肉に形成されていること、が好ましい。
即ち、本発明においては、回転板により簡易シールが形成されており、この回転板が旋回するため、ロボットにより操作されるアーム管を容易に容器内に挿入することができる。また、第1の態様のキャップでは、回転板の支持軸を結ぶ軸線の下側に重心が位置し、第2の態様では、回転板の支持軸を結ぶ軸線の一方側の領域に重心が位置している。従って、容器内容液の抽出操作終了後、アーム管を引き出すと、自動的に回転板は旋回して元のシール位置に復帰することとなる。
本発明を、以下、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、第1の態様の本発明のキャップを、これと組み合わせて使用される上蓋及び該キャップが適用される容器と共に示す分解側断面図であり、
図2は、図1のキャップが上蓋とともに容器口部に装着された状態を示す側断面図であり、
図3は、図1のキャップの回転板の平面図(a)及び側面図(b)であり、
図4は、図1のキャップの環状保持具の平面図(a)及び側断面図(b)であり、
図5は、図1のキャップを用いてのロボットアームによる容器内容液の抽出操作を示す図であり、
図6は、第2の態様の本発明のキャップを、これと組み合わせて使用される上蓋及び該キャップが適用される容器と共に示す分解側断面図であり、
図7は、図6のキャップが上蓋とともに容器口部に装着された状態を示す側断面図であり、
図8は、図6のキャップの回転板の平面図(a)及び側面図(b)であり、
図9は、図6のキャップの環状保持具の平面図(a)及び側断面図であり、
図10は、図6のキャップを用いてのロボットアームによる容器内容液の抽出操作を示す図である。
(第1の態様のキャップ)
図1及び図2を参照して、第1の態様における本発明の自動閉栓機能付キャップは、環状保持具1と回転板2とから成っており、容器50の口部50aに装着され、さらにその上から,上蓋3が容器口部50aに装着される。即ち、本発明のキャップは、通常、中栓として使用され、上蓋3と併用される。
図3を併せて参照して、回転板2は、径方向に互いに対向するように一対の切欠き部5,5が形成された円板形状を有しており、その周面は、円周面2aと、上記切欠き部5,5に対応するフラットな面2bとからなっている(図3(a)参照)。このフラットな面2bは、それぞれ、回転板2の中心Oを通る対称軸線Lと直角に交差している。また、上記の切欠き部5,5には、対称軸線Lの両端部分、即ち、対称軸線Lの延長線上に位置するように、一対の支持軸6,6が設けられており、この支持軸6を支点として回転するように、回転板2は、環状保持具1に取り付けられる。
本発明においては、回転板2の下面には、厚肉部7が設けられており(図3(b)参照)、この厚肉部7は、上記対称軸線L上に位置するように且つ対称軸線Lに沿って延びている(図3(a)参照)。即ち、このような厚肉部7の形成により、回転板2の重心は、対称軸線Lの下方に位置することとなり、回転板2は、厚肉部7を下側にして安定に環状保持具1に保持されることとなる。尚、この厚肉部7は、回転板2の重心を対称軸線Lの下方に位置せしめるためのものであり、したがって、回転板2の中心Oの下部に円柱状に形成されていてもよい。
また、図4を併せて参照して、環状保持具1は、リング形状の天板部8と、天板部8の外周縁から降下している筒状側壁9とを有しており、リング状天板部8によって、上述した回転板2に対応する形状を有し、該回転板2がすっぽりと入るような開口部1aが形成されている。筒状側壁9の内面には、容器口部50aとの係合用突起10が形成されている。また、天板部8の下面には、インナーリング12が形成されており、このインナーリング12と筒状側壁9との間の空間に容器口部50aの上端部分が嵌め込まれ、係合用突起10との係合により、環状保持具1は、がっちりと容器口部50aの上端部分に保持されるようになっている。
また天板部8の上面には、後述する上蓋3との係合用突起13がリング状に形成されている。
さらに、天板部8の内側側面には、回転板2を回転可能に保持するための一対の軸受け部15,15が形成されている(図4(a)参照)。図4aから明らかな通り、一対の軸受け部15,15は、開口部1aの中心O’(前述した回転板2の中心Oに対応する)を通る径方向軸線上において互いに対向するように位置している。
即ち、回転板2の支持軸6を上記軸受け部15に嵌め込むことにより、回転板2は、支持軸6を支点として回転可能に環状保持具1に保持され、且つ、回転板2は、前記厚肉部7を下側にして安定に保持されることとなる。
上蓋3は、上述した構造の環状保持具1と回転板2とからなる本発明のキャップを容器口部50aに装着した状態で、その上から容器口部50aに装着されるものである。この上蓋3は、頂板部20とスカート部21とからなっており、スカート部21の内面には、容器口部50aの外面に形成されている螺条50bと係合する螺条22が形成されている。さらに、頂板部20の内面には、前述したリング状の係合用突起13と係合する二条のリング状突起23,23が形成されている。
即ち、上蓋3を容器口部50aに装着された本発明のキャップ上に被せ、螺条22を螺条50bと螺子係合させ、閉栓方向に旋回させることにより、二条のリング状突起23,23の間に環状保持具1に形成されている係合用突起13が係合し、これにより、高いシール性が確保される。また、図2から明らかな通り、上蓋2を装着すると、二条のリング状突起23,23の内、内側の突起が回転板2の上面周縁部に密着する。したがって、環状保持具1内に保持された回転板2は、回転することなく、しっかりと位置固定される。
かかる本発明のキャップにおいては、以下に述べる図5に示す操作により、ロボットにより操作されるアーム管によって容器内容液(例えば検査試薬)の抽出及び検体への分注を容易に行うことができる。
即ち、容器50の口部50aには、本発明のキャップ(環状保持具1及び回転板2)及び上蓋3が装着されており、高いシール性が確保された状態で、試薬等の内容液が容器50内に収容されている[図5(a)]。
次いで、上蓋3を閉栓方向に旋回して容器口部50aから取り外す。これにより、回転板2が外部に露出した状態となる[図5(b)]。この状態で、容器50は回転板2によって簡易的にシールされている。
上記の状態で、ロボットにより操作されるアーム管30を降下させる[図5(c)]。
アーム管30を降下させていくと、回転板2に接触し、これにより回転板2は支持軸6,6を支点として回転し、アーム管30は容器50内に挿入され、その下端は、容器内容液中に入り込む[図5(d)]。従って、この状態で、アーム管30によって容器内容液は抽出される。
容器内容液の抽出作業が終了したときには、アーム管30を上昇させ、容器50内から引き出す[図5(e)]。即ち、アーム管30を容器50内から引き出すと、回転板2の重心が厚肉部7の形成によって回転板2の裏面側に位置しているため、回転板2は自重によって自動的に逆方向に回転し、再び初期と同様の状態に復帰し、安定に環状保持具1に保持され、容器50は、回転板2によって簡易的にシールさせ、容器内への埃の混入等が有効に防止される。
上記の操作終了後は、再び、上蓋3を装着して容器50を保管する[図5(f)]。これにより、容器内容液は高いシール性で保存される。
上述した第1の態様のキャップにおいて、環状保持具1の開口部1a及び回転板2の形状は、容器口部の形状に合わせて両端に切欠きを有する円形とすることが一般的であるが、厚肉部7の形成によって回転板2の重心が対称軸線Lの下方に位置する限りにおいて、例えば楕円形等、円形以外の形状とすることも可能である。
(第2の態様)
上述した第1の態様のキャップは、回転板2の重心を対称軸線Lの下方に位置させることにより、アーム管30の引き出しと同時に、自重によって回転板2を旋回させて元の閉栓状態(簡易的シール状態)に復帰させるというものであるが、このような自動閉栓構造は、回転板2の重心位置を偏心させることによって得ることもできる。第2の態様は、このように回転板2の重心位置を偏心させたものである。
第2の態様のキャップの構造及び機能等を第1の態様のキャップと同様、図6乃至図10に示したが、上蓋3及び容器50の構造は全く同様であり、また、環状保持具1及び回転板2の形状等も基本的には同じであり、回転板2の重心位置及びその重心位置に関連する構造のみが、第1の態様のキャップと異なっており、以下、その相違点を中心に説明する。
即ち、図6乃至図9に示されているように、このキャップも、環状保持具1と回転板2とからなり、容器口部50aに装着された状態で、さらに上蓋3が螺子係合により容器口部50に装着される構造と成っている。
特に図8及び図9に示されているように、環状保持具1のリング状天板部8によって回転板2がすっぽりと入り込む開口部1aが形成されており、この開口部1aに、図8に示されている形状の回転板2が保持される点では、第1の態様と全く同じである。しかるに、この第2の態様では、天板部8の内側側面には、回転板2を回転可能に保持するための一対の軸受け部15,15が形成されていると同時に、この一対の軸受け部15,15を結ぶ軸線Pに対しての一方側の領域Aには、回転板2の降下(下方への旋回)を抑制するための第1のリブ40が内方に張り出しており、軸線Pの他方側の領域Bには、回転板2の上昇(上方への旋回)を抑制するための第2のリブ41が内方に張り出している(図9(a)及び(b)参照)。
一方、回転板2には、上記軸受け部15,15に回転可能に保持される支持軸6,6が形成されているが、支持軸6,6を結ぶ直線Q(前記軸受け部15,15を結ぶ直線Pに相当)の一方側の領域Aにおいては、図8(b)から明らかなように、回転板2が厚肉に形成され、さらに直線Qの他方側の領域Bでは、回転板2は薄肉に形成されている。即ち、この回転板2の重心は、厚肉側の領域B側に位置するものとなっている。
また、この回転板2の周縁部には、図8(a)に示されているように、領域A側の円周面2aにおいて、下面の一部が切り欠かれて第1のフランジ42が形成され、領域B側の円周面2aにおいて、上面の一部が切り欠かれて第2のフランジ43が形成されている。即ち、回転板2を環状保持具1に保持せしめた状態において、領域Aの第1のフランジ42は、環状保持具1に形成されている第1のリブ40に当接し、その下方への旋回が抑止され、領域Bの第2のフランジ43は、環状保持具1に形成されている第2のリブ41に当接し、その上方への旋回が抑止され、かくしてこのキャップにおいては、環状保持具1に保持されている回転板2は水平状態に保持されて簡易的シールを形成するようになっている。
このような第2の態様のキャップは、図10に示す操作(実質的には、図5で示す第1の態様のキャップの操作と同様である)により、アーム管30によって容器内容液の抽出及び検体への分注が行われる。
即ち、容器口部50aには、第2の態様のキャップと上蓋3が装着されており、高いシール性が確保された状態で、試薬等の内容液が保管されている[図10(a)]。
アーム管30の操作に際しては、上蓋3を容器口部50aから取り外す[図10(b)]。この状態で、ロボットにより操作されるアーム管30を降下させる[図10(c)]。
アーム管30を降下させると、アーム管30との接触により回転板2が回転し、アーム管30は容器50内に挿入され[図10(d)]、この状態で、アーム管30によって容器内容液の抽出が行われる。
容器内容液の抽出作業が終了すると、アーム管30を上昇させ、容器50内から引き出す[図10(e)]。この場合、回転板2の重心が領域A側に偏心しているため、アーム管30の引き出しによって、回転板2は自重によって自動的に逆方向に回転し、再び初期と同様の状態に復帰し、安定に環状保持具1に保持され、容器50は、回転板2によって簡易的にシールさせ、容器内への埃の混入等が有効に防止されることとなる。
上記の操作終了は、第1の態様のキャップと全く同様に、上蓋3を装着して容器50を保管する[図10(f)]。これにより、容器内容液は高いシール性で保存される。
上述した第2の態様のキャップは、回転板2の肉厚を領域A側において厚く、領域B側において薄く設けることにより、回転板2の重心位置を領域A側に偏心させたものであるが、このような肉厚調整によらず、重心位置を偏心させることも可能である。例えば、領域A側の一部に、その重量を領域Bよりも重くするような突起等の部材を設けることにより、重心位置を偏心させることもできる。また、支持軸6,6を、回転板2の対象軸線からずらして形成することによっても重心位置を偏心させることができる。また、この第2の態様のキャップにおいても、回転板2の形状を両端に切欠きを有する円形以外の形状、例えば楕円形等とすることも可能である。
さらに、第2の態様のキャップでは、アーム管30の挿入位置を回転板2の領域B側とする必要があるため、必要により、回転板2の領域B側の上面に、アーム管30の挿入位置を示すようなマークを形成しておくことが好ましい。
上述した本発明のキャップは、各種のプラスチック、例えば、低−、中−または高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、ΑΒS樹脂等を用いての射出成形等の一体成形により、容易に製造される。
上述した本発明の第1及び第2の態様のキャップでは、極めて簡単な構造で自動開栓機能が達成されており、格別の操作を行うことなしに容器内容液抽出用のアーム管の挿入を行うことができ、且つアーム管の取り出しと同時に自動的に閉栓が行われ、容器内への埃の混入等を有効に防止することができる。
第1の態様の本発明のキャップを、これと組み合わせて使用される上蓋及び該キャップが適用される容器と共に示す分解側断面図。 図1のキャップが上蓋とともに容器口部に装着された状態を示す側断面図。 図1のキャップの回転板の平面図(a)及び側面図(b)。 図1のキャップの環状保持具の平面図(a)及び側断面図(b)。 図1のキャップを用いてのロボットアームによる容器内容液の抽出操作を示す図。 第2の態様の本発明のキャップを、これと組み合わせて使用される上蓋及び該キャップが適用される容器と共に示す分解側断面図。 図6のキャップが上蓋とともに容器口部に装着された状態を示す側断面図。 図6のキャップの回転板の平面図(a)及び側面図(b)。 図6のキャップの環状保持具の平面図(a)及び側断面図(b)。 図6のキャップを用いてのロボットアームによる容器内容液の抽出操作を示す図。
符号の説明
1:環状保持具
2:回転板
6:支持軸
7:厚肉部
15:軸受け部
30:アーム管
40:第1のリブ
41:第2のリブ
42:第1のフランジ
43:第2のフランジ

Claims (4)

  1. 容器口部の上端に固定される環状保持具と、該環状保持具の開口部を閉じるように設けられた回転板とを有する自動閉栓機能付キャップにおいて、
    前記回転板は、その対称軸線両端部分に一対の支持軸を有し、該支持軸が前記環状保持具に回転自在に保持されていると共に、且つ該回転板の一方の面には、前記対称軸線上に厚肉部が形成され、常態において、厚肉部形成面を裏側として該回転板が保持されており、
    前記回転板が装着された環状保持具を覆うように容器口部に上蓋が螺子装着され、前記環状保持具の上面には、上蓋係止用のリング状突起が形成されており、前記上蓋の内面には、二条のリング状突条が形成されており、上蓋を装着した際に、前記二条のリング状突条の間に上蓋係止用のリング状突起が係合し、且つ二条のリング状突条の内の内側突条が前記回転板の上面周縁部と密着する、
    ことを特徴とする自動閉栓機能付キャップ。
  2. 前記回転板は、径方向に互いに対向するように一対の切欠き部が形成された円板形状を有しており、該切欠き部のそれぞれに、前記支持軸が形成されている請求項1に記載の自動閉栓機能付キャップ。
  3. 容器口部の上端に固定される環状保持具と、該環状保持具の開口部を閉じるように設けられた回転板とを有する自動閉栓機能付キャップにおいて、
    前記回転板には、互いに対向する位置に一対の支持軸が形成され、該支持軸が前記環状保持具に回転自在に保持されていると共に、該回転板は、前記支持軸を結ぶ軸線に対して一方側の領域に重心が位置するような形状を有しており、
    前記環状保持具の内面には、前記回転板の重心側領域の下方への回転を抑止するための第1のリブと、前記回転板の重心が位置していない他方側領域の上方への回転を抑止するための第2のリブとが設けられており、
    前記回転板が装着された環状保持具を覆うように容器口部に上蓋が螺子装着され、前記環状保持具の上面には、上蓋係止用のリング状突起が形成されており、前記上蓋の内面には、二条のリング状突条が形成されており、上蓋を装着した際に、前記二条のリング状突条の間に上蓋係止用のリング状突起が係合し、且つ二条のリング状突条の内の内側突条が前記回転板の上面周縁部と密着する、
    ことを特徴とする自動閉栓機能付キャップ。
  4. 前記回転板は、径方向に互いに対向するように一対の切欠き部が形成された円板形状を有しており、該切欠き部のそれぞれに、該回転板の中心を通る軸線上に位置するように前記支持軸が形成されており、該回転板の重心側領域は、重心が位置していない他方側領域に比して厚肉に形成されている請求項3に記載の自動閉栓機能付キャップ。
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