JP4326430B2 - プリンタモデルデータベースを動的に生成するシステム及び方法 - Google Patents

Description

本願は、２００３年３月２５日に「混成束印刷用のユーザ定義可能な印刷オプション変換」と題して出願された米国特許出願第１０／３９７，０１４号の一部継続出願であり、前記出願は参照として本明細書に組み込まれる。

本発明は、エレクトロニックイメージング環境に関する。本発明は、より詳細には、プリンタドライバに基づくプリンタモデルデータベース（ＰＭＤＢ）を動的に生成するシステム及び方法に関しており、前記プリンタモデルデータベースにはプリンタモデルに関する情報が含まれる。前記プリンタモデルデータベースを利用することにより、プール印刷環境において印刷ジョブがルート変更された場合に印刷ジョブに印刷装置との互換性を持たせることを含め、様々な処理の発生が可能となる。

プリンタモデルデータベース（ＰＭＤＢ）は、一又は複数のプリンタモデルに関する情報を含むデータベースである。各プリンタモデル毎に、データベースには一般的に（１）関連するプリンタドライバ、（２）基本機能、（３）インストール可能な機能、及び（４）前記機能に関連する印刷ジョブ制御コマンド、等の情報が含まれる。

ＰＭＤＢを作成するための昨今の技術には手動のＰＭＤＢ作成が含まれる。ユーザは例えば、プリンタモデル用の製造者の仕様書を参照することにより特定のプリンタモデル用のＰＭＤＢを作成する。昨今、この技術が利用可能であるが、様々な問題が存在する。例えば、製造者の仕様書が入手できない可能性があること、ＰＭＤＢを作成するために必要な全ての情報（例えばＰＪＬ文書シーケンス）が必ずしも製造者の仕様書中にあるとは限らないこと、製造者の仕様書を解釈する際に人為的ミスが発生しやすいこと、ＰＭＤＢに手動で入力する際に人為的ミスが発生しやすいこと、及び／又は手動の作業は面倒なものになりがちであること等である。

また、機能及び関連する印刷ジョブ制御コマンドシーケンスは手動の列挙により発見される可能性がある。例えば、プリンタモデルに関連するプリンタドライバはベース／インストール可能な機能を特定するために使用され得る。より詳細には、ユーザは（一つの機能につき一つの）サンプル印刷ジョブを作成し、結果を保存する。続いて、各機能設定に関連する印刷ジョブ制御コマンドシーケンスを特定するために前記結果が検討される。続いてユーザは機能／設定及び印刷ジョブ制御コマンドシーケンスを手動でＰＭＤＢに入力する。この技術が昨今利用可能であるが、様々な問題が存在する。例えば、印刷オプション／設定を手動で選択する際に人為的ミス（不完全且つ不適切な組み合わせ）が発生しやすいこと、印刷ジョブ制御コマンドシーケンス用のテスト結果を解釈する際に人為的ミスが発生しやすいこと、情報を手動でＰＭＤＢに入力する際に人為的ミスが発生しやすいこと、及び／又は手動の作業は面倒なものになりがちであること等である。

このように、プリンタモデルデータベースを作成するために使用される技術は昨今存在しているが、未だに課題が存在する。従って、現行の技術を他の技術により補強するか、又は更に現行の技術を他の技術に置き換えることが本技術分野の進歩となるであろう。

本発明は、エレクトロニックイメージング環境に関する。本発明は、より詳細には、プリンタドライバに基づくプリンタモデルデータベース（ＰＭＤＢ）を動的に生成するシステム及び方法に関しており、前記プリンタモデルデータベースにはプリンタモデルに関する情報が含まれる。前記プリンタモデルデータベースを利用することにより、プール印刷環境において印刷ジョブがルート変更された場合に印刷ジョブに印刷装置との互換性を持たせることを含め、様々な処理の発生が可能となる。

本発明は、プリンタモデルデータベースを動的に生成するためのコンピュータ装置に関連して実施される。本発明の少なくとも幾つかの実施に従って、装置独立印刷ジョブオプションを自動的に生成し、装置依存印刷ジョブオプションを半自動的に生成し、プリンタモデルデータベースを自動的に生成することにより、プリンタモデルデータベースが動的に生成される。

上述のように、装置独立印刷ジョブオプションは自動的に生成される。少なくとも幾つかの実施において、ＰＭＤＢアプリケーションは、装置独立印刷オプションを直接プリンタドライバへ指定することによりテストケース（印刷ジョブ）を自動的に生成する。生成された印刷ジョブは下流（例えば印刷プロセッサ）において取り込まれ、テストアーカイブに保存される。印刷ジョブオプションは、正確な印刷ジョブ制御コマンド（例えばＰＪＬ、ＰＣＬ）シーケンスとベースケースとの差異を識別するために並べ換えられる。

また、上述のように、装置依存印刷ジョブオプションは半自動的に生成される。少なくとも幾つかの実施において、ユーザはＰＭＤＢ生成アプリケーションと通信を行い、プリンタドライバはＰＭＤＢ生成アプリケーションを介して呼び出される。ユーザはプリンタドライバで利用可能な各オプション及び設定を並べ換える。各並べ換え毎に、ユーザはオプション／設定の組をＰＭＤＢ生成アプリケーションへ入力し、これによりテスト印刷ジョブが生成される。生成された印刷ジョブは続いて下流（例えば印刷プロセッサ）において取り込まれ、テストアーカイブに保存される。ＰＭＤＢ生成アプリケーションは、正確な印刷ジョブ制御コマンド（例えばＰＪＬ、ＰＣＬ）シーケンスとベースケースとの差異を識別するためにオプション／設定の並べ換えを記録する。

また、上述のように、ＰＭＤＢは自動生成される。少なくとも幾つかの実施において、ＰＭＤＢ生成アプリケーションはプリンタドライバ用のＰＭＤＢ内にエントリを提供する。このエントリには、（１）関連するプリンタモデル、（２）ユーザにより入力された何れかの属性情報（例えばｐｐｍ）、（３）プリンタドライバからテスト印刷ジョブを生成する間に記録される支持機能、及び（４）プリンタドライバからテスト印刷ジョブを生成する間に記録される機能毎の支持設定、に関連する情報が含まれる。ＰＭＤＢ生成アプリケーションはテストアーカイブの分析に基づくオプション／設定毎の印刷ジョブ制御シーケンスをＰＭＤＢに入力する。

本発明の方法及び過程は、プール印刷環境において印刷ジョブがルート変更された場合に印刷ジョブに印刷装置との互換性を持たせることを可能とするプリンタモデルデータベースを動的に生成する分野において特に有用であることが判明しているが、これらの方法及び処理が様々な異なる用途に関連して使用され得ることは当業者に十分に理解されるであろう。

本発明に関する前記及びその他の特徴及び利点は、以下の記載及び添付のクレーム中で説明され、またより完全に明らかにされるであろう。特徴及び利点は添付のクレームに詳細に指摘された器具及び組立体を用いて実現され、また得られるであろう。更に、本発明の特徴及び利点は本発明を実施することにより知ることができ、また以下に説明するように記載からも明らかになるであろう。

本発明に関する前記及びその他の特徴及び利点が得られるために、添付の図面に示されている特定の実施の形態を参照して本発明に関するより詳細な記述を行う。図面は本発明の代表的な実施の形態を描写するのみであって本発明の範囲を限定することを意図したものではないという理解のもと、添付の図面を用いてより具体的且つ詳細に本発明を記載し説明する。

本発明は、エレクトロニックイメージング環境に関する。本発明は、より詳細には、プリンタドライバに基づくプリンタモデルデータベース（ＰＭＤＢ）を動的に生成するシステム及び方法に関しており、前記プリンタモデルデータベースにはプリンタモデルに関する情報が含まれる。前記プリンタモデルデータベースを利用することにより、プール印刷環境において印刷ジョブがルート変更された場合に印刷ジョブに印刷装置との互換性を持たせることを含め、様々な処理の発生が可能となる。

本発明の実施の形態には、プリンタモデルデータベースの動的生成に使用されるコンピュータ装置が含まれる。本発明の少なくとも幾つかの実施の形態において、装置独立印刷ジョブオプションを自動的に生成し、装置依存印刷ジョブオプションを半自動的に生成し、プリンタモデルデータベースを自動的に生成することにより、プリンタモデルデータベースが動的に生成される。

開示内容及び特許請求の範囲において、用語「イメージング装置」とは、多機能周辺装置（ＭＦＰ）、コンピュータ装置、プリンタ、スキャナ、ファックス装置等の、イメージングジョブを送受信する装置を指す。開示内容及び特許請求の範囲において、用語「クライアントコンピュータ装置」又は「クライアント」とは、イメージング装置又はサーバにイメージングジョブを構築しスプール開放するコンピュータ装置を指す。開示内容及び特許請求の範囲において、用語「サーバコンピュータ装置」とは、イメージング装置を管理し、イメージングジョブを受信し、イメージング装置へ、又はイメージング装置からイメージングジョブをスプール開放するコンピュータ装置を指す。

印刷ジョブ及び印刷装置を参照しているが、本発明の実施の形態には、スキャン、ファックス、文書管理等の、イメージング装置特定ドライバにより作動する他のイメージング装置も含まれることは当業者に十分に理解されるであろう。更に、マイクロソフトウィンドウズ（登録商標）オペレーティングシステムにおける実施を含む実施の形態を参照しているが、他のオペレーティングシステム環境における実施を含む他の実施の形態が可能であることは当業者に十分に理解されるであろう。

本発明に関する以下の記載は、「典型的な操作環境」及び「プリンタモデルデータベースの動的生成」という二つの副題に分けられる。副題の利用は読者の便宜を図ることのみを目的としたものであって、如何なる意味においても限定と見なされるべきものではない。

（典型的な操作環境）
図１及び対応する議論は、本発明が実施され得る適した操作環境の概要を提供することを意図している。本発明は、一又は複数のコンピュータ装置により実施されてもよく、またネットワーク構成を含め様々なシステム構成において実施されてもよいことは当業者に十分に理解されるであろう。

本発明の実施の形態には、一又は複数のコンピュータ読取り可能な媒体が含まれており、各媒体はデータ又はデータを操作するためのコンピュータ読取り可能な命令を、含むべく構成してあるか又は含んでいる。前記コンピュータ読取り可能な命令には、様々な機能を行うことが可能な汎用のコンピュータに関連したものか、又は限られた数の機能を行うことが可能な専用のコンピュータに関連したものである、処理システムによりアクセス可能なデータ構造、オブジェクト、プログラム、ルーチン又はその他のプログラムモジュールが含まれる。コンピュータ実行可能な命令は、特定の機能又は機能群を処理システムに行わせるものであり、ここに開示される方法のための各ステップを実施するプログラムコード手段の例である。更に、特定の実行可能な命令シーケンスは、このようなステップを実施するために使用され得る対応する動作の例を提供する。コンピュータ読取り可能な媒体の例には、読取り書込み記憶装置（「ＲＡＭ」）、読取り専用記憶装置（「ＲＯＭ」）、プログラマブルＲＯＭ（「ＰＲＯＭ」）、消去可能ＰＲＯＭ（「ＥＰＲＯＭ」）、電気的消去可能ＰＲＯＭ（「ＥＥＰＲＯＭ」）、読取り専用コンパクトディスク（「ＣＤ−ＲＯＭ」）、又は処理システムによりアクセス可能なデータ若しくは実行可能な命令を提供することのできるその他の装置又は構成要素が含まれる。

図１を参照して、本発明を実施する代表的なシステムにはコンピュータ装置１０が含まれており、該コンピュータ装置１０は汎用又は専用のコンピュータであってよい。コンピュータ装置１０は例えば、パーソナルコンピュータ、ノート型パソコン、携帯情報端末（「ＰＤＡ」）若しくはその他の携帯装置、作業端末、ミニコンピュータ、メインフレーム、スーパコンピュータ、マルチプロセッサシステム、ネットワークコンピュータ、又はプロセッサに基づく家庭用電子機器等であってよい。

コンピュータ装置１０にはシステムバス１２が含まれており、該システムバス１２はその様々な構成要素を接続して二つ以上の構成要素間のデータ交換を可能にすべくなしてあってもよい。システムバス１２には、メモリバス若しくはメモリコントローラ、周辺バス、又は様々なバスアーキテクチャのうち何れかを使用するローカルバスを含む様々なバス構造のうち一つが含まれていてもよい。システムバス１２により接続される代表的な構成要素には処理システム１４及びメモリ１６が含まれる。他の構成要素には、一又は複数の大容量記憶装置インタフェース１８、入力インタフェース２０、出力インタフェース２２、及び／又はネットワークインタフェース２４が含まれていてもよく、各要素は以下に議論される。

処理システム１４には、中央処理装置、及びオプションとして、特定の機能又はタスクを行うべくなされた一又は複数のその他のプロセッサのような、一又は複数のプロセッサが含まれる。メモリ１６、磁気ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、磁気カセット、光ディスクのようなコンピュータ読取り可能な媒体上に提供される命令、又はこれもコンピュータ読取り可能な媒体と見なされ得る通信接続から提供される命令を実行するのは、一般的には処理システム１４である。

メモリ１６には、データを操作するためのデータ又は命令を含むべくなされているか又は含んでおり、またシステムバス１２を介して処理システム１４によりアクセスされ得る一又は複数のコンピュータ読取り可能な媒体が含まれる。メモリ１６には例えば、情報を永久に記憶するために使用されるＲＯＭ２８、及び／又は情報を一時的に記憶するために使用されるＲＡＭ３０が含まれていてもよい。ＲＯＭ２８には、コンピュータ装置１０の起動時のように通信を構築するために使用される一又は複数のルーチンを有する基本入出力システム（「ＢＩＯＳ」）が含まれていてもよい。ＲＡＭ３０には、一又は複数のオペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、及び／又はプログラムデータのような一又は複数のプログラムモジュールが含まれていてもよい。

一又は複数の大容量記憶装置インタフェース１８は、一又は複数の大容量記憶装置２６をシステムバス１２に接続するために使用されてもよい。前記大容量記憶装置２６はコンピュータ装置１０に組み込まれるか又はコンピュータ装置１０の周辺機器であってもよく、コンピュータ装置１０に大量のデータを保持させる。オプションとして、一又は複数の大容量記憶装置２６はコンピュータ装置１０から取外し可能なものであってもよい。大容量記憶装置の例には、ハードディスク駆動機構、磁気ディスク駆動機構、テープ駆動機構及び光ディスク駆動機構が含まれる。大容量記憶装置２６は磁気ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、磁気カセット、光ディスク又はその他のコンピュータ読取り可能な媒体に対して読取り及び／又は書込みを行ってもよい。大容量記憶装置２６及びそれらの対応するコンピュータ読取り可能な媒体は、オペレーティングシステム、一又は複数のアプリケーションプログラム、その他のプログラムモジュール又はプログラムデータのような一又は複数のプログラムモジュールを含み得る実行可能な命令及び／又はデータの不揮発性記憶装置を提供する。このような実行可能な命令はここに開示される方法のための各ステップを実施するプログラムコード手段の例である。

一又は複数の入力インタフェース２０は、ユーザが一又は複数の対応する入力装置３２からコンピュータ装置１０へデータ及び／又は命令を入力することができるように使用されてもよい。このような入力装置の例には、キーボード、及びマウス、トラックボール、ライトペン、触針、又は他のポインティング装置のような代替の入力装置、マイクロホン、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星放送受信アンテナ、スキャナ、カムコーダ、デジタルカメラ等が含まれる。同様に、前記入力装置３２を前記システムバス１２に接続するために使用され得る入力インタフェース２０の例には、シリアルポート、パラレルポート、ゲームポート、ユニバーサルシリアルバス（「ＵＳＢ」）、ファイヤライン（ＩＥＥＥ１３９４）又はその他のインタフェースが含まれる。

一又は複数の出力インタフェース２２は、一又は複数の対応する出力装置３４をシステムバス１２に接続するために使用されてもよい。出力装置の例には、モニタ又は表示画面、スピーカ、プリンタ等が含まれる。特定の出力装置３４がコンピュータ装置１０と一体であるか又はコンピュータ装置１０の周辺装置であってもよい。出力インタフェースの例には、ビデオアダプタ、オーディオアダプタ、パラレルポート等が含まれる。

一又は複数のネットワークインタフェース２４は、コンピュータ装置１０が、固定配線及び／又は無線の連結を含み得るネットワーク３８を介して、コンピュータ装置３６として図示されている一又は複数の局所又は遠隔コンピュータ装置と情報交換を行うことを可能とする。ネットワークインタフェースの例には、ローカルエリアネットワーク（「ＬＡＮ」）又はモデムに接続されるネットワークアダプタ、無線連結、又はインターネットのようなワイドエリアネットワーク（「ＷＡＮ」）に接続されるその他のアダプタが含まれる。ネットワークインタフェース２４はコンピュータ装置１０に組み込まれるか又はコンピュータ装置１０の周辺装置であってもよい。ネットワークシステムにおいて、アクセス可能なプログラムモジュール又はその一部が遠隔記憶装置に記憶されていてもよい。更に、ネットワークシステムにおいて、コンピュータ装置１０は専用コンピュータ環境に関与していてもよく、該専用コンピュータ環境において機能又はタスクは複数のネットワークコンピュータ装置により行われる。

本発明の実施の形態が多種のコンピュータシステム構成を有する様々な環境において実施され得ることは当業者に十分に理解されるであろう。少なくとも一つの実施の形態には、印刷、スキャン及び／又はファックスのような一又は複数のプリンタドライバを含むコンピュータベースのイメージングシステム、プリンタドライバを介して印刷ジョブを開始する特殊アプリケーション、前記印刷ジョブを取り込むプリンタドライブからのプロセスダウンストリーム、及びプリンタモデルデータベース（ＰＭＤＢ）内にエントリを作成するプリンタドライバに関連するプリンタモデルに関する情報を決定するために印刷ジョブを分析する特殊アプリケーションが含まれる。

図２を参照して、本発明に関連して使用され得る代表的なネットワークシステム構成が図示されている。図２には一つのクライアント、三つのプリンタ、及びオプションとして、ネットワークに接続される一つの印刷サーバを含む実施の形態が図示されているが、代替の実施の形態には二つ以上のクライアント、二つ以下のプリンタ、四つ以上のプリンタ、及び／又はネットワークに接続される二つ以上のサーバが含まれていてもよく、またサーバが含まれなくてもよい。本発明に係る他の実施の形態には、一又は複数のコンピュータ装置が一又は複数の印刷装置に接続されている、局所、ネットワーク又はピアツーピアの印刷環境が含まれる。また、本発明に関連する実施の形態には無線ネットワーク環境も含まれるか、又はネットワークはインターネットのようなワイドエリアネットワークである。

図２の代表的なシステムには、ネットワーク５６を介して複数の印刷装置（プリンタ５０〜５４）に接続される、クライアント４０として図示されたコンピュータ装置が含まれる。図２において、プリンタ５０〜５４は印刷ジョブを実行するために使用され得る如何なるタイプの装置であってもよい。このような装置の例には、プリンタ、ファックス装置、多機能周辺（ＭＦＰ）装置又は他のタイプの印刷／イメージング装置が含まれる。或る実施の形態において、プリンタのうち何れか一つの機能又はイメージ言語解釈は別の何れのプリンタの機能又はイメージ言語解釈とも異種のものである（例えば、プリンタ５０のような或る印刷装置の機能又はコマンドコードのうち少なくとも一つは、プリンタ５２のような別の印刷装置の機能と異なる）。別の実施の形態において、プリンタの機能又はイメージ言語解釈は互いに同種のものである。

プリンタ５０〜５４はネットワーク５６に接続されているが、本発明の実施の形態には、コンピュータ装置に局所的に接続されているか、ピアツーピアの印刷環境に構成されているか、又は無線ネットワーク環境に構成されている印刷／イメージング装置の使用が含まれる。更に、前記印刷装置は、一又は複数の多機能周辺装置（ＭＦＰ）、ファックス装置、スキャン装置、電子ホワイトボード等であってもよい。

図示された実施の形態において、クライアント４０には、ソフトウェアアプリケーション４２、一又は複数のプリンタドライバ４４、印刷アシスト４５、ポートマネージャ４６、スプーラ４８及び印刷プロセッサ４９が含まれている。他の実施の形態には、印刷アシストを持たない構成が含まれる。一又は複数の印刷待ち行列６２、一又は複数のプリンタドライバ６４、ポートマネージャ６６、スプーラ６８及び印刷プロセッサ６９を有するプリンタサーバ６０がオプションとして含まれる。

このように、本発明に係る図示された実施の形態又は他の実施の形態に関連して、プリンタモデルに関する情報を含んでおりプリンタドライバに基づいているプリンタモデルデータベース（ＰＭＤＢ）は、以下に更に説明するように、イメージング環境において使用されるべく動的に生成される。

（プリンタモデルデータベースの動的生成）
上述のように、本発明はエレクトロニックイメージング環境に関する。本発明は、より詳細には、プリンタドライバに基づくプリンタモデルデータベース（ＰＭＤＢ）を動的に生成するシステム及び方法に関しており、前記プリンタモデルデータベースにはプリンタモデルに関する情報が含まれる。

本発明の実施の形態には、プリンタモデルデータベースの動的生成に使用されるコンピュータ装置が含まれる。本発明の少なくとも幾つかの実施の形態において、装置独立印刷ジョブオプションを自動的に生成し、装置依存印刷ジョブオプションを半自動的に生成し、プリンタモデルデータベースを自動的に生成することにより、プリンタモデルデータベースが動的に生成される。

上述のように、装置独立印刷ジョブオプションは自動的に生成される。少なくとも幾つかの実施において、ＰＭＤＢアプリケーションは、装置独立印刷オプションを直接プリンタドライバへ指定することによりテストケース（印刷ジョブ）を自動的に生成する。生成された印刷ジョブは下流（例えば印刷プロセッサ）において取り込まれ、テストアーカイブに保存される。印刷ジョブオプションは、正確な印刷ジョブ制御コマンド（例えばＰＪＬ、ＰＣＬ、ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ、ＥＳＣＰ）シーケンスとベースケースとの差異を識別するために並べ換えられる。

また、上述のように、装置依存印刷ジョブオプションは半自動的に生成される。少なくとも幾つかの実施において、ユーザはＰＭＤＢ生成アプリケーションと通信を行い、プリンタドライバはＰＭＤＢ生成アプリケーションを介して呼び出される。ユーザはプリンタドライバで利用可能な各オプション及び設定を並べ換える。各並べ換え毎に、ユーザはオプション／設定の組をＰＭＤＢ生成アプリケーションに入力し、これによりテスト印刷ジョブが生成される。生成された印刷ジョブは続いて下流（例えば印刷プロセッサ）において取り込まれ、テストアーカイブに保存される。ＰＭＤＢ生成アプリケーションは、正確な印刷ジョブ制御コマンド（例えばＰＪＬ）シーケンスとベースケースとの差異を識別するためにオプション／設定並べ換えを記録する。

また、上述のように、ＰＭＤＢは自動生成される。少なくとも幾つかの実施において、ＰＭＤＢ生成アプリケーションはプリンタドライバ用のＰＭＤＢ内にエントリを提供する。該エントリには、（１）関連するプリンタモデル、（２）ユーザにより入力された何らかの属性情報（例えばｐｐｍ）、（３）プリンタドライバからテスト印刷ジョブを生成する間に記録される支持機能、及び（４）プリンタドライバからテスト印刷ジョブを生成する間に記録される機能毎の支持設定、に関連する情報が含まれる。ＰＭＤＢ生成アプリケーションはテストアーカイブの分析に基づくオプション／設定毎の印刷ジョブ制御シーケンスをＰＭＤＢに入力する。

本発明の少なくとも幾つかの実施の形態に関連して、ユーザは一又は複数のプリンタモデル用のＰＭＤＢエントリを作成する。各プリンタモデル毎に、ユーザはプリンタモデルに関連するプリンタドライバをコンピュータ装置にインストールする。該コンピュータ装置において、ユーザは印刷サブシステムにおけるプリンタドライバから下流においてアプリケーション及びポストスプーリング処理をインストールし、これによりＰＭＤＢエントリの生成が援助される。

ＰＭＤＢ生成アプリケーションは、プリンタドライバにより支持されるオプション／設定毎に一又は複数のシーケンス及び一又は複数の基本シーケンスを含むテスト印刷ジョブシーケンスを生成すべくプリンタドライバを働かせるために使用される。ＰＭＤＢ生成ポストスプーリング処理は、テスト印刷ジョブを取り込み、プリンタドライバを働かせるために使用される関連シーケンス情報と共に、結果を続いてアーカイブに保存するために使用される。（例えば、ＰＭＤＢポストスプーリング処理にはマイクロソフトウィンドウズ（登録商標）系のオペレーティングシステムにおけるような印刷プロセッサが含まれていてもよい。）

次に図３を参照して、プリンタモデルデータベースを動的に生成するための代表的な実施の形態を提供するフローチャートが図示されている。図３において、ＰＭＤＢ生成アプリケーションはまずステップ７０において一又は複数の基本シーケンステスト印刷ジョブを生成する。ＰＭＤＢ生成アプリケーションは例えばプリンタドライバに、如何なる印刷オプションをも指定することなく印刷ジョブを生成させてもよい。このジョブは続いて、後のテスト印刷ジョブを解析する際にテンプレートとして後に使用可能である。別の実施の形態において、ＰＭＤＢ生成アプリケーションは、非常駐の印刷ジョブ制御コマンド設定（例えば日時）を特定するために同一の印刷ジョブを繰り返してもよい。

生成される各テスト印刷ジョブ毎に、ステップ７２においてＰＭＤＢ生成ポストスプーリング処理によりテスト印刷ジョブが取り込まれる。該ポストスプーリング処理は、印刷スプーラ、印刷プロセッサ、ポートマネージャ、印刷サーバ又は印刷アシストとして実施されてもよいがこれらに限定されるものではない。ここで印刷アシストはプリンタドライバとポートマネージャとの間に加えられる何れかのカスタム処理である。

ステップ７４においてＰＭＤＢ生成アプリケーションは、該アプリケーションからポストスプール処理へテスト印刷ジョブに関連するテストシーケンス情報を送出すべくＰＭＤＢ生成ポストスプーリング処理と通信を行う。アプリケーションは例えば指定された印刷オプション／設定を送出し、また更に他の情報を送出してもよい。ＰＭＤＢ生成ポストスプーリング処理はステップ７６においてテスト印刷ジョブをアーカイブに保存し、ステップ７８においてテスト印刷ジョブによりＰＭＤＢ生成アプリケーションから得られたテストシーケンス情報を記録する。

図４を参照して、プリンタドライバ用のプリンタモデルデータベースを動的に生成するための代表的な構成が図示されている。従って、図４は図３に示された実施の形態のための代表的な構成である。

次に図５を参照して、図３においてステップ７０により参照されたように基本シーケンステスト印刷ジョブを動的に生成するための代表的な処理を提供するフローチャートが図示されている。図５において、オプション／設定がプリンタドライバから独立しているか否かがステップ８０において判定される。本発明の少なくとも幾つかの実施の形態に関連して、プリンタドライバ独立オプションは、クライアントのオペレーティングシステムを標準としており呼び出されるべき全てのドライバに共通の機構を使用するオプションである。その理由は、ＰＭＤＢ生成アプリケーションがプリンタドライバから独立している各オプション／設定用のテスト印刷ジョブを動的に生成できることにある。従って、ステップ８０においてオプション／設定がプリンタドライバから独立していると判定された場合、実行はステップ８２へ進む。

ステップ８２において、デフォルトで初期化された構造体がプリンタドライバから得られる。マイクロソフトウィンドウズ（登録商標）系のオペレーティングシステムにおいて、アプリケーションはＤＥＶＭＯＤＥ構造体を介して印刷ジョブオプション／設定をプリンタドライバへ送出する。このデータ構造体には二つの部分が含まれる。即ち、（１）全てのプリンタドライバに対してオペレーティングシステム上で標準化されたオプション／設定用の部分、及び（２）プリンタドライバ専用のオプション／設定用の部分である。設定がプリンタドライバから独立している場合、ＰＭＤＢ生成アプリケーションはユーザからの手動援助又はプリンタドライバの印刷メニュ無しにＤＥＶＭＯＤＥ構造体に自動的に書き込む。標準化された、又はプリンタドライバから独立しているオプション／設定の例には、（１）印刷部数、（２）部単位印刷、（３）両面印刷、（４）ページ順序（例えば逆順序又は標準順序）、（５）ページ方向（例えば縦向き又は横向き）、（６）小冊子及びN−ｕｐ印刷（例えばウィンドウズ（登録商標）２０００／ＸＰ）、（７）用紙サイズ、（８）用紙供給源、及び（９）用紙タイプが含まれる。

このように、プリンタドライバから独立している各オプション／設定毎に、ＰＭＤＢ生成アプリケーションはステップ８２において対応するプリンタドライバからデフォルトの初期設定ＤＥＶＭＯＤＥ構造体を得て、ステップ８４において被試験オプション／設定に従ってＤＥＶＭＯＤＥ構造体を更新し、更新されたＤＥＶＭＯＤＥ構造体を用いてステップ８６において印刷ジョブを生成する。

生成された各テスト印刷ジョブ毎に、ステップ８８においてテスト印刷ジョブがＰＭＤＢ生成ポストスプーリング処理により取り込まれる。ＰＭＤＢ生成アプリケーションはステップ９０において、テスト印刷ジョブに関連するテストシーケンス情報をアプリケーションからポストスプーリング処理へ送出すべくＰＭＤＢ生成ポストスプーリング処理と通信を行う。ＰＭＤＢ生成ポストスプーリング処理は続いてステップ９２においてテスト印刷ジョブをアーカイブに保存し、ステップ９４においてテスト印刷ジョブによりＰＭＤＢ生成アプリケーションから得られたテストシーケンス情報を記録する。

図４を再び参照して、プリンタドライバ独立オプション／設定のために代表的な構成が図示されている。

本発明の実施の形態には、プリンタドライバに依存している各オプション／設定用のテスト印刷ジョブを半自動的に生成するＰＭＤＢ生成アプリケーションが含まれる。このように、図５のステップ８０を再び参照して、オプション／設定がプリンタドライバから独立していないと判断された場合、実行はステップ９６に進む。

ユーザは、ダイアログインタフェースを介してＰＭＤＢ生成アプリケーションと通信を行い、プリンタドライバの印刷メニュインタフェースを介してプリンタドライバと通信を行う。従って、ユーザインタフェースはステップ９６において提供される。ＰＭＤＢ生成アプリケーションはそのプリンタドライバ特定印刷メニュをユーザに対して表示すべくプリンタドライバにコマンドを送信する。マイクロソフトウィンドウズ（登録商標）環境において、これらはプリンタドライバのプロパティページである（例えば「ファイル」から「印刷メニュ」のプロパティボタンを選択する）。ステップ９８において、ユーザには続いて、プリンタドライバの印刷メニュ上で各印刷オプションを特定し、ＰＭＤＢ生成アプリケーションへ入力するよう指示される。

全てのオプションがステップ１００において列記されると、ＰＭＤＢ生成アプリケーションはステップ１０２においてテスト印刷ジョブを構築する。テスト印刷ジョブは二つのフェーズにおいて構築される。即ち、（１）標準オプション（例えばプリンタドライバ独立オプション）の専用設定のための第１フェーズ、及び（２）専用オプションのための第二フェーズである。

次に図６を参照して、前記第一フェーズに対応する代表的な実施の形態が図示されている。図６において、ＰＭＤＢ生成アプリケーションはステップ１１０においてプリンタドライバ独立設定と共に各標準オプションを一度に一つ表示する。ステップ１１２において、ユーザは続いてプリンタドライバで得られるがリストには無い何れかの追加設定を入力するよう指示される。続いて、追加設定が有るか否かが判定ブロック１１４において判定される。追加設定が無いと判定された場合、ＰＭＤＢ生成アプリケーションは次の標準オプションに戻る。

また、追加設定があると判定された場合、ＰＭＤＢ生成アプリケーションは各追加設定毎に次の処理を行う。即ち、ユーザはステップ１１６において設定の名称を入力するよう指示され、ステップ１１８において設定を選択するよう指示され、ステップ１２０において印刷ジョブを開始するために印刷メニュにおいて「ＯＫ」ボタンを選択するよう指示され、印刷ジョブはステップ１２２において現在の印刷ジョブオプション／設定によりプリンタドライブを介して構築される。

図５を再び参照して、テスト印刷ジョブがステップ１０２において構築されると、ステップ８８においてＰＭＤＢ生成ポストスプーリング処理により各テスト印刷ジョブが取り込まれる。続いてステップ９０においてテストシーケンス情報が送出され、ステップ９２においてテスト印刷ジョブがアーカイブに保存され、ステップ９４においてテストシーケンス情報が記録される。

テスト印刷ジョブを構築する第２フェーズに関して、次に図７を参照する。ステップ１３０において、ＰＭＤＢ生成アプリケーションは各専用オプションを一度に一つ表示する。ステップ１３２において、ユーザはオプションのデータエントリタイプを特定し入力するよう指示される。データエントリタイプの例には、エントリの所定リスト、可変データエントリ（例えば整数値）等が含まれる。ステップ１３４において、ＰＭＤＢ生成アプリケーションは、組み合わせで使用される（例えば共に入力された）何れかのオプションを特定するようユーザに求める。例えば、課金コードは、或るオプション／フィールドにユーザ識別番号を入力し、また別のオプション／フィールドに領域識別番号を入力するようユーザに求めてもよい。ＰＭＤＢ生成アプリケーションはまた、オプションがベースオプション（例えば装置の標準）であるか又はインストール可能なオプションであるかをユーザに尋ねてもよい。ステップ１３６において全ての情報が集められると、ＰＭＤＢ生成アプリケーションは各オプション／設定毎に上述の処理を行う。

次に図８を参照して、プリンタモデルデータベースの動的生成のための代表的な構成が提供される。ここで設定／オプションはプリンタドライバに依存している。

次に図９を参照して、テスト印刷ジョブ分析用の代表的な構成が図示されている。本発明の少なくとも幾つかの実施の形態に関連して、テスト印刷ジョブが生成されアーカイブに保存された後に、ＰＭＤＢ生成アプリケーションは対応するプリンタモデル用のＰＭＤＢエントリを生成することを目的にテストアーカイブの分析を行う。

ＰＭＤＢ生成アプリケーションはテスト印刷ジョブを基本シーケンス印刷ジョブと比較して違いを特定することにより分析を行う。比較の第一フェーズにおいて、ＰＭＤＢ生成アプリケーションは、印刷オプション／設定選択の結果として生成したのではない印刷ジョブ制御コマンドの特定を図る。例えば、印刷ジョブにおける印刷ジョブ制御シーケンスには、文書名、コンピュータ装置名及びネットワークアドレス、ユーザ名等の、印刷ジョブの発信に関する情報が含まれていてもよい。

ＰＭＤＢは基本シーケンステスト印刷ジョブを互いに、またテスト印刷ジョブと比較して、印刷オプション／設定の結果として設定されたのではない印刷ジョブ制御コマンドを特定しフィルタにかける。この処理はまた、共通の印刷ジョブ制御コマンドに関する既存の知識又はダイアログ入力要求を介したユーザからの援助のような他の方法を連動して使用してもよい。

記録された情報が使用される第２フェーズにおいて、ＰＭＤＢは、一又は複数のテスト印刷ジョブを一又は複数のテスト印刷ジョブと比較して、何れの印刷ジョブ制御文が各印刷オプション／設定と関連しているかを判定する。一般的に、前記比較によりテスト印刷ジョブ間の違いが検査される。例えば、ＰＭＤＢ生成アプリケーションはテスト印刷ジョブが異なるオプションを設定している或るテスト印刷ジョブと別のテスト印刷ジョブとを比較して印刷オプションに関連する文を特定する。相異なる印刷ジョブコマンドは候補印刷ジョブコマンドリストの構成要素となる。続いて他の違いテストを異なるオプションの更に他のテスト印刷ジョブにより行い、印刷オプションと関連する印刷ジョブコマンドを特定してもよい。

印刷ジョブ制御コマンドがオプション毎に特定されると、ＰＭＤＢ生成アプリケーションは印刷オプション用の各テスト印刷ジョブを比較して設定毎の引数を判定する。分析が完了すると、ＰＭＤＢ生成アプリケーションは夫々のプリンタモデル用のＰＭＤＢを更新する。この情報には、例えばプリンタモデルに関連するプリンタドライバ、ユーザにより入力された属性及びその他の情報、プリンタドライバの印刷メニュに基づくオプション／設定、及び／又はオプション／設定毎の印刷ジョブ制御コマンドシーケンスが含まれていてもよい。

実施の形態にはマイクロソフトウィンドウズ（登録商標）系のオペレーティングシステムのスプーリング及びスプール開放サブシステムが含まれているが、本発明の実施の形態にはまた、アップルマッキントッシュ（登録商標）オペレーティングシステム、リナックス（登録商標）オペレーティングシステム、システムＶユニックス（登録商標）オペレーティングシステム、ＢＳＤユニックス（登録商標）オペレーティングシステム、ＯＳＦユニックス（登録商標）オペレーティングシステム、サンソラリス（登録商標）オペレーティングシステム、ＨＰ／ＵＸオペレーティングシステム、及びＩＢＭ（登録商標）メインフレームＭＶＳオペレーティングシステム、ＩＢＭ（登録商標）ＡＳ／４００オペレーティングシステム等の他のオペレーティングシステムも含まれる。他の実施の形態には、スキャン、ファックス及び文書管理のような他のイメージング動作が含まれる。また、ＰＭＤＢ生成ポストスプーリング処理用の他の実施の形態には強調印刷スプーラ、カスタムポートマネージャ及び印刷アシストが含まれており、印刷アシストはプリンタドライバとポートマネージャとの間の印刷サブシステムに加えられる何れかのカスタム要素である。

ここに議論されるように、本発明の実施の形態にはエレクトロニックイメージング環境が含まれる。本発明は、より詳細には、プリンタドライバに基づくプリンタモデルデータベース（ＰＭＤＢ）を動的に生成するシステム及び方法に関しており、前記プリンタモデルデータベースにはプリンタモデルに関する情報が含まれる。

本発明はその精神と本質的な特徴から逸脱することなく他の具体的な実施の形態をとり得る。上述の実施の形態はあらゆる点で、説明することのみを目的としたものであり限定的なものではないとみなされるべきである。従って本発明の範囲は上述の記載ではなく添付の特許請求の範囲により示されるものである。特許請求の範囲と均等な意味及び範囲に入る全ての変更はその範囲内に包括される。

本発明を使用するために適した操作環境を提供する代表的なシステムを示す図である。 本発明に関連して使用される代表的なネットワークシステム構成を示す図である。 プリンタモデルデータベースを動的に生成する代表的な実施の形態を提供するフローチャートである。 設定がプリンタドライバから独立している、プリンタドライバ用のプリンタモデルデータベースを動的に生成する代表的な構成を示す図である。 基本シーケンスを動的に生成する代表的な処理を提供するフローチャートである。 テスト印刷ジョブを構築するための第１フェーズに関連する代表的な処理を提供するフローチャートである。 テスト印刷ジョブを構築するための第２フェーズに関連する代表的な処理を提供するフローチャートである。 設定がプリンタドライバに依存している、プリンタドライバ用のプリンタモデルデータベースを動的に生成する代表的な構成を示す図である。 テスト印刷ジョブ分析用の代表的な構成を示す図である。

符号の説明

１０，３６ コンピュータ装置
２６ 大容量記憶装置
３２ 入力装置
３４ 出力装置
３８，５６ ネットワーク
４０ クライアント
４４，６４ プリンタドライバ
４５ 印刷アシスト
４６，６６ ポートマネージャ
４８，６８ スプーラ
４９，６９ 印刷プロセッサ
５０，５２，５４ プリンタ
６０ サーバ

Claims (22)

1. 印刷ジョブ分析によりプリンタモデルデータベースを動的に生成する方法において、
   プリンタモデルデータベース生成アプリケーションを用いてテスト印刷ジョブを動的に生成するステップと、
   プリンタモデルデータベース生成ポストスプーリング処理を用いて前記テスト印刷ジョブを取り込むステップと、
   前記プリンタモデルデータベース生成アプリケーションと前記プリンタモデルデータベース生成ポストスプーリング処理との間で、前記テスト印刷ジョブに関連する印刷処理内容を規定する印刷オプション及び／又は印刷オプションの設定内容を示すテストシーケンス情報を交換するステップと、
   前記テスト印刷ジョブをアーカイブに保存するステップと、
   前記プリンタモデルデータベース生成アプリケーションを用いて分析処理を行いプリンタモデルデータベース記入事項を生成するステップと
   を備えることを特徴とする方法。
2. プリンタモデルデータベース生成アプリケーションを用いてテスト印刷ジョブを動的に生成する前記ステップは、プリンタドライバから独立した印刷処理内容を規定する印刷オプションである独立オプションに応じたテスト印刷ジョブを生成しようとする場合に、前記テスト印刷ジョブを自動的に生成するステップを備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 独立オプションに応じたテスト印刷ジョブを生成しようとする場合に前記テスト印刷ジョブを自動的に生成する前記ステップは、前記プリンタモデルデータベース生成アプリケーションで、
   （１）一又は複数の独立オプションを指定するステップと、
   （２）一又は複数の独立オプションの設定内容を指定するステップと
   のうち少なくとも一つを備えることを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 独立オプションは、
   （１）印刷すべき部数と、
   （２）部単位印刷処理（copy collation process）と、
   （３）両面印刷処理と、
   （４）ページ印刷順序と、
   （５）ページ印刷方向と、
   （６）印刷に使用すべき用紙サイズと、
   （７）印刷に使用すべき用紙供給源と、
   （８）印刷に使用すべき用紙タイプと、
   （９）小冊子印刷処理と、
   （１０）Ｎ−ｕｐ印刷処理と
   のうち少なくとも一つを規定することを特徴とする請求項２に記載の方法。
5. 印刷処理内容を記録するための初期化された構造体をプリンタドライバから取得するステップと、
   生成すべきテスト印刷ジョブに係る印刷処理内容を規定した独立オプションに従った内容を取得した構造体に書き込むことによって、前記構造体を更新するステップと、
   更新された構造体を用いてテスト印刷ジョブを生成するステップと
   を更に備えることを特徴とする請求項２に記載の方法。
6. プリンタモデルデータベース生成アプリケーションを用いてテスト印刷ジョブを動的に生成する前記ステップは、
   （１）プリンタドライバに依存した印刷処理内容を規定する印刷オプションである依存オプションと、
   （２）依存オプションの設定内容と
   のうち少なくとも一つに応じたテスト印刷ジョブを生成しようとする場合に、前記テスト印刷ジョブを半自動的に生成するステップを備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. テスト印刷ジョブを半自動的に生成する前記ステップは、前記プリンタモデルデータベース生成アプリケーションを用いてユーザ対話を開始するステップを備えることを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. テスト印刷ジョブを半自動的に生成する前記ステップは、
   （１）依存オプション及び（２）依存オプションの設定内容のうち少なくとも一つに関連するユーザ入力を受け付けるステップと、
   （１）依存オプション及び（２）依存オプションの設定内容のうち少なくとも一つを列記するステップと、
   前記テスト印刷ジョブを電子的に構築するステップと
   を更に備えることを特徴とする請求項７に記載の方法。
9. テスト印刷ジョブを電子的に構築する前記ステップは、
   独立オプション及び独立オプションの設定内容を表示するステップと、
   表示した設定内容に追加して設定すべき追加設定に関連する入力をユーザから得るステップと、
   テスト印刷ジョブを開始するステップと
   を備えることを特徴とする請求項８に記載の方法。
10. テスト印刷ジョブを電子的に構築する前記ステップは、
    依存オプションに関連する入力を行うようユーザに指示するステップと、
    前記依存オプションに関連する入力をユーザから得るステップと
    を備えることを特徴とする請求項８に記載の方法。
11. プリンタモデル生成ポストスプーリング処理を用いてテスト印刷ジョブを取り込む前記ステップは、
    （１）印刷プロセッサと、
    （２）スプーラと、
    （３）ポートモニタと、
    （４）印刷アシストと、
    （５）印刷サーバと
    のうち少なくとも一つにより行われることを特徴とする請求項１に記載の方法。
12. 印刷ジョブ分析によりプリンタモデルデータベースを動的に生成すべくなされたシステムにおいて、
    処理システムと、該処理システムが処理を実行することにより実現される印刷サブシステムと、テスト印刷ジョブを動的に生成し分析処理を行ってプリンタモデルデータベース記入事項を生成すべく前記印刷サブシステムを用いてなされたプリンタモデルデータベース生成アプリケーションと、前記テスト印刷ジョブを取り込むべく前記印刷サブシステムを用いてなされたプリンタモデルデータベース生成ポストスプーリング処理とを備えたコンピュータ装置と、
    印刷ジョブを実行すべくなされた印刷装置と、
    前記コンピュータ装置及び前記印刷装置に連結された通信機構と
    を備えることを特徴とするシステム。
13. 前記印刷サブシステムは、
    （１）プリンタドライバと、
    （２）印刷アシストと、
    （３）スプーラと、
    （４）印刷プロセッサと
    のうち少なくとも一つを備えることを特徴とする請求項１２に記載のシステム。
14. 前記プリンタモデルデータベース生成アプリケーションは、プリンタドライバから独立した印刷処理内容を規定する印刷オプションである独立オプションに応じたテスト印刷ジョブを生成しようとする場合に、前記テスト印刷ジョブを自動的に生成すべくなしてあり、また、（１）プリンタドライバに依存した印刷処理内容を規定する印刷オプションである依存オプション及び（２）依存オプションの設定内容のうち少なくとも一つに応じたテスト印刷ジョブを生成しようとする場合に、前記テスト印刷ジョブを半自動的に生成すべくなしてあることを特徴とする請求項１３に記載のシステム。
15. 前記プリンタモデル生成ポストスプーリング処理は、
    （１）前記印刷プロセッサと、
    （２）前記プリンタドライバと、
    （３）前記印刷アシストと、
    （４）前記スプーラと、
    （５）ネットワークである前記通信機構に連結された印刷サーバと
    のうち少なくとも一つにより行われることを特徴とする請求項１３に記載のシステム。
16. 印刷ジョブ分析によりプリンタモデルデータベースを動的に生成する方法をコンピュータシステムにおいて実施するコンピュータプログラムにおいて、
    プリンタモデルデータベース生成アプリケーションを用いてテスト印刷ジョブを動的に生成するステップと、
    プリンタモデルデータベース生成ポストスプーリング処理を用いて前記テスト印刷ジョブを取り込むステップと、
    前記プリンタモデルデータベース生成アプリケーションと前記プリンタモデルデータベース生成ポストスプーリング処理との間で、前記テスト印刷ジョブに関連する印刷処理内容を規定する印刷オプション及び／又は印刷オプションの設定内容を示すテストシーケンス情報を交換するステップと、
    前記テスト印刷ジョブをアーカイブに保存するステップと、
    前記プリンタモデルデータベース生成アプリケーションを用いて分析処理を行いプリンタモデルデータベース記入事項を生成するステップと
    を実施する実行可能なコードからなることを特徴とするコンピュータプログラム。
17. プリンタモデルデータベース生成アプリケーションを用いてテスト印刷ジョブを動的に生成する前記ステップは、プリンタドライバから独立した印刷処理内容を規定する印刷オプションである独立オプションに応じたテスト印刷ジョブを生成しようとする場合に、前記テスト印刷ジョブを自動的に生成するステップを備えることを特徴とする請求項１６に記載のコンピュータプログラム。
18. 印刷処理内容を記録するための初期化された構造体をプリンタドライバから取得するステップと、
    生成すべきテスト印刷ジョブに係る印刷処理内容を規定した独立オプションに従った内容を取得した構造体に書き込むことによって、前記構造体を更新するステップと、
    更新された構造体を用いてテスト印刷ジョブを生成するステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項１７に記載のコンピュータプログラム。
19. プリンタモデルデータベース生成アプリケーションを用いてテスト印刷ジョブを動的に生成する前記ステップは、
    前記プリンタモデルデータベース生成アプリケーションを用いてユーザ対話を開始するステップと、
    （１）プリンタドライバに依存した印刷処理内容を規定する印刷オプションである依存オプション及び（２）依存オプションの設定内容のうち少なくとも一つに関連するユーザ入力を受け付けるステップと、
    （１）依存オプション及び（２）依存オプションの設定内容のうち少なくとも一つを列記するステップと、
    前記テスト印刷ジョブを電子的に構築するステップと
    を備えることを特徴とする請求項１６に記載のコンピュータプログラム。
20. プリンタモデル生成ポストスプーリング処理を用いてテスト印刷ジョブを取り込む前記ステップを行う印刷要素を使用するステップを更に備えており、該印刷要素は、
    （１）印刷プロセッサと、
    （２）プリンタドライバと、
    （３）印刷アシストと、
    （４）スプーラと、
    （５）印刷サーバと
    のうちの一つであることを特徴とする請求項１６に記載のコンピュータプログラム。
21. 印刷ジョブに含まれる印刷コマンドを特定する方法において、
    互いに異なるオプション又はオプションの設定内容に応じた一のテスト印刷ジョブと他のテスト印刷ジョブとを比較するステップと、
    比較結果に基づいて、テスト印刷ジョブに含まれる印刷コマンドの内、前記オプション又はオプションの設定内容に関連する印刷コマンドを特定するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
22. プリンタモデルデータベースを作成する方法において、
    互いに異なるオプション又はオプションの設定内容に応じた一のテスト印刷ジョブと他のテスト印刷ジョブとを比較するステップと、
    テスト印刷ジョブに含まれる印刷コマンドの内、相異なる印刷コマンドを、前記オプション又はオプションの設定内容に関連する印刷コマンドと特定するステップと
    オプション又はオプションの設定毎の印刷コマンドをプリンタモデルデータベースに記憶するステップと
    を備えることを特徴とする方法。

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