JP4325877B2 - 行列の高速高精度特異値分解方法、プログラムおよび装置 - Google Patents
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Description
B=UBΣVB T
行列UB、VBは、それぞれ左および右直交行列
Σ≡diag(σ1,σ2,・・・,σm) σ1≧σ2≧・・・≧σm≧0
σjはBの特異値
に置き換える。
Λ=VTBTBV
Λ≡diag(λ1,λ2,・・・,λm) λ1≧λ2≧・・・≧λm≧0
V≡(v1,v2,・・・,vm)
λjはBTBの固有値
vjは固有値λjに対する固有ベクトル
を行う。ここで、一般に、以下のことが成り立つ。(1)BTBは対称な3重対角行列である。(2)BTBの固有値は全て正であり、Bの特異値σj(σ1≧σ2≧・・・≧σm≧0)は、BTBの固有値λj(λ1≧λ2≧・・・≧λm≧0)の正の平方根に等しい。(3)VB=V、すなわち、BTBの固有ベクトルvjは、Bの右特異ベクトルに等しい。従って、行列BTBの対角化が求まると、(2)よりΛ=Σ2であることから、Σが求まり、さらに(3)より左直交行列UB=BVBΣ−1=BVΣ−1が求まるので、Bが特異値分解される。すなわち、Bの特異値分解を、BTBの対角化の問題に置き換えることができる。この原理は、m個全ての特異値および特異ベクトルを求める場合だけでなく、少なくとも1つの特異値および特異ベクトルを求める場合にも適用され得る。
座標への変換を表す行列Mを計算するステップは、行列Dに対して上2重対角化を行い、行列Dの上2重対角行列Bを求めるステップであって、行列Dは、
プを含み、Iは単位行列である、プログラムが提供され、これにより上記目的が達成される。
の3次元座標si(Xi,Yi,Zi)および2次元座標から3次元座標への変換を表す行列Mを計算するステップは、行列Dに対して上2重対角化を行い、行列Dの上2重対角行列Bを求めるステップであって、行列Dは、
,・・・,σkを対角要素としそれ以外の要素が0である行列Σk、σ1,σ2,・・・,σkに対応する特異ベクトルのみを左から順に並べた左右直交行列Uk,Vkを用いて、Dk=UkΣkVk Tと定義される、ステップと、行列Dkと質問ベクトルqとの類似度を計算するステップと、該計算された類似度を基準に、検索結果を出力するステップとを包含し、該行列Dkの左右直交行列Uk,Vkを求めるステップは、ミウラ型逆変換と、sdLVvs変換と、rdLVvs変換と、ミウラ型変換とを用いて行列BTB−σj
2I(j=1,2,・・・,k)に対してツイスティッド分解を実行することにより、行列BTBを対角化するステップを含み、Iは単位行列である、プログラムが提供され、これにより上記目的が達成される。
1001 CPU
1002 メモリ
1003 入力インターフェース部
1004 出力インターフェース部
1005 バス
図1を参照する。図1は、本発明により提供される特異値分解のためのI−SVDルーチンの処理の手順を示す。図1の処理は、コンピュータプログラムの形式で提供され得る。
DBDSQRはBTBの固有値λjとともに対応する固有ベクトルvjを求めることができるので、他のルーチンを併用しなくてもBTBの対角化(Bの特異値分解)が得られる。しかしながら、DLASQおよびdLVsは上述したように固有ベクトルvjを計算する機能はない。よって、別の固有ベクトル計算ルーチンが必要となる。ただし、BTBの固有値λj(Bの特異値σj)が求まっているものとする。
(1)stationary qd with shift変換(stqds変換)およびreverse−time progressive qd with shift変換(rpqds変換)を用いた(B(0))TB(0)−λjIのCholesky(コレスキー)分解(B(±1))TB(±1)=(B(0))TB(0)−λjIを求める。ただし、B(0)=Bであり、B(+1)およびB(−1)はそれぞれ上2重対角および下2重対角行列とする。すなわち
(2)コレスキー分解より(B(0))TB(0)−λkIのツイスティッド分解
(3)簡約化された連立1次方程式
qk (1)+ek−1 (1)=qk (0)+ek−1 (0)−λj,k=1,2,・・・,m,
qk (1)ek (1)=qk (0)ek (0),k=1,2,・・・,m−1,
e0 (0)≡0,e0 (1)≡0
およびreverse−time progressive qd with shift(rpqds)変換
qk (−1)+ek (−1)=qk (0)+ek−1 (0)−λj,k=1,2,・・・,m,
qk+1 (−1)ek (−1)=qk (0)ek (0),k=1,2,・・・,m−1,
e0 (0)≡0,em (−1)≡0
が採用されている。
B(0)=Bの成分{b2k−1 (0),b2k (0)}が与えられる、すなわち{qk (0),ek (0)}が与えられると、λjおよびek−1 (1)が一意的に決まるので、この状況は避けることはできない。rpqds変換も同様の性質を持つため、実用的なレベルにまで達したとはいいがたい。LAPACKにおいてFORTRANルーチンDSTEGRとして改良版が公開されているものの欠点は完全に解決されてはいない。
(1a)ミウラ型逆変換
u2k (0)=ek (0)/tk (0),k=1,2,・・・,m−1,
tk (0)≡qk (0)/(η(0)+u2k−2 (0))−1,η(0)≡1/δ(0)
ただし、δ(0)は任意に選ぶことができる。
(1b)stationary不等間隔差分Lotka−Volterra(sdLVvs)変換
uk (1)=uk (0)*(1+δ(0)uk−1 (0))/(1+δ(1)uk−1 (1)),
k=1,2,・・・,2m−1,
によって
uk (−1)=uk (0)*(1+δ(0)uk−1 (0))/(1+δ(−1)u
k+1 (−1)),
k=1,2,・・・,2m−1,
によって
(1c)ミウラ型変換
k=1,2,・・・,m,
ek (n)=δ(n)*u2k−1 (n)*u2k (n)
k=1,2,・・・,m−1,
を行う。
本発明によるdLVsルーチンは、基本的な枠組みではDLASQルーチンと同じであり、BTBの固有値(あるいはBの特異値)のみが得られBTBの固有ベクトル(あるいはBの特異ベクトル)は求まらない。ただ、ルーチンの核となる部分に使用される計算法はDLASQと異なる。
qk (n+1)=qk (n)+ek (n)−ek−1 (n+1),k=1,2,・・・,m,
ek (n+1)=ek (n)*qk+1 (n)/qk (n+1),k=1,2,・・・,m−1,
e0 (n)≡0,em (n)≡0,n=0,1,・・・
によって実現されるとする。そのとき、適切なR(n)が存在してY(n+1)=R(n)Y(n)(R(n))−1となることをRutishauserは発見している。これは、Y(n+1)とY(n)の固有値が同じであることを意味し、すなわち、上記の漸化式によって固有値保存変形がなされる。この変形を繰り返せば非対角成分が0に近づき、Y(n)が対角化されることも証明されている。よってY(0)=BTBとするとlim
n→∞Y(n)=diag(λ1,λ2,・・・,λm)となる。ただし、λkはBTBの固有値である。さらに、λkの正の平方根をとるとBの特異値σkが得られる。
次に本発明によるdLVsルーチンを説明する。dLVsルーチンではdqd法のかわりにdLV法を、dqds法のかわりにdLVs法を採用する。ここで、dLVsルーチンはDLASQルーチンとは違って収束することが保証されている。その1ステップは以下で与えられる。
人間が理想的な状況、すなわち、無限桁の計算をいくらでもできるとすると、Parlettらの手法、本発明による特異ベクトル計算ルーチン(1.1参照)のどちらを使っても問題ない。しかしながら、コンピュータで計算を行う場合は注意が必要である。有限桁の計算しか行えないコンピュータ上では、数学的に正しい計算法を使ったとしても必ずしも正しい結果が得られる訳ではない。そればかりかいつまでたっても計算が終了しないといった思わぬ数値的な問題が発生する場合もある。
特異値分解を実行する装置を説明する。特異値分解を実行する装置は、例えば、図1に示される各ステップの機能を有する装置である。特異値分解を実行する装置の1つの実施形態は、特異値分解プログラムを実行するコンピュータである。そのプログラムは、例えば、図1に示される各ステップをCPUに実行させるプログラムである。
本発明による特異値分解方法は、様々な分野に応用可能である。以下に、2次元画像から3次元画像へ復元する画像処理への応用例、ならびに、文書検索への応用例を示す。しかし、これら2つの応用例は例示に過ぎず、本発明による特異値分解方法の応用は、これら2つの応用例に限定されない。本発明による特異値分解方法の応用は、特異値分解を利用するあらゆる分野に適用可能である。
図11を参照する。図11は、本発明による特異値分解方法を利用した物体の複数の2次元画像を3次元画像へ復元する画像処理の1つの実施形態を説明する。
D=MS
が得られる。
ただし、
D=UΣVT
を考える。ここで、Σは特異値を大小順に対角線上に並べたもので、UおよびVはそれぞれ左および右直交行列である。ステップ1104では、行列Dの特異値分解を計算するために、行列Dを上2重対角化して上2重対角化行列Bを得る。ステップ1106において、行列B、すなわちDの特異値を計算する。ステップ1106では、本発明によるdLVsルーチン、DLASQルーチン、その他の特異値計算ルーチン、あるいはその組み合わせを利用し得る。このとき、画像のデジタル誤差のため、ゼロでない特異値は3つ以上出てくる。しかし、4番目以降の特異値はノイズによるもので、最初の3つの特異値と比べて格段に小さい。
ただし、M’=L’(Σ’)1/2、S’=(Σ’)1/2R’T、D’は‖D−D’‖を最小にするランク3の行列である。
D’=(M’C)(C−1S’)
を満たすからである。そこで、上式におけるCをM=M’Cを満たすように決める。Cは下記の式を満たす。
文書中からその文書の内容に関連する索引語を抽出し、索引語の重みを計算する処理の後、ベクトル空間モデルでは、この索引語の重みを要素とするベクトルで文書を表現する。いま、検索対象となる文書をD1,D2,・・・,Dnとし、これら文書集合全体を通して全部でm個の索引語w1,w2,・・・,wmがあるとする。このとき、文書Djは、次のようなベクトルで表現されることになる。これを文書ベクトルと呼ぶ。
Dk=UkΣVk T
なるUkおよびVkを計算する。ここで、Ukは、最初のk個の左特異ベクトルのみから構成されるm×k行列であり、Vkは、最初のk個の右特異ベクトルのみから構成されるn×k行列であり、Σは、最初のk個の特異値のみから構成されるk×k対角行列である。ステップ1210は、図1のステップ110〜120を利用し得る。
数29の中に現われるΣkVk Tejは、
ΣkVk Tej=Uk TDkej
と書き直すことができる。この式の右辺は、近似行列Dkにおけるj番目の文書ベクトルの基底Ukのもとでの座標(文書のk次元表現)を表している。同様に、数29中のUk Tqは、検索質問ベクトルqの基底Ukのもとでの座標(検索質問のk次元表現)である。
Claims (6)
- 物体の複数の2次元画像から3次元画像を復元する方法であって、
2次元画像j(j=1,・・・,m、mは3以上の整数)における特徴点i(i=1,・・・,n、nは2以上の整数)の座標dij(xij,yij)を抽出するステップと、
該特徴点の2次元座標dij(xij,yij)より、該特徴点の3次元座標si(Xi,Yi,Zi)および2次元座標から3次元座標への変換を表す行列Mを計算するステップと
を包含し、
該特徴点の3次元座標si(Xi,Yi,Zi)および2次元座標から3次元座標への変換を表す行列Mを計算するステップは、
行列Dに対して上2重対角化を行い、行列Dの上2重対角行列Bを求めるステップであって、行列Dは、
行列Dの特異値として行列Bの特異値σj(σ1≧σ2≧・・・≧σr>0、rは、行列Dのランクに等しい)を求めるステップと、
σ1、σ2およびσ3に対する行列Dの特異ベクトルを求めるステップと、
M=M’Cなる行列Cに対して、E=CCTを満たす行列Eを計算するステップであって、M’=L’(Σ’)1/2、Σ’はσ1、σ2およびσ3を対角要素に持ちそれ以外の要素が0である3×3行列、L’はσ1、σ2およびσ3に対応するDの特異ベクトルを左から順に並べた行列である、ステップと、
行列Eから、行列Cを計算するステップと、
行列Cから、該3次元座標si(Xi,Yi,Zi)および該変換を表す行列Mを計算するステップと
を含み、
該σ1、σ2およびσ3に対する行列Dの特異ベクトルを求めるステップは、ミウラ型逆変換と、sdLVvs変換と、rdLVvs変換と、ミウラ型変換とを用いて行列BTB−σj 2Iに対してツイスティッド分解を実行することにより、行列BTBを対角化するステップを含み、Iは単位行列である、方法。 - 与えられた文書に含まれる情報であって、与えられたキーワードに関連する情報を検索する方法であって、
該キーワードに対応する質問ベクトルqを受け取るステップと、
該文書に対応する索引語文書行列Dに対して上2重対角化を行い、行列Dの上2重対角行列Bを求めるステップと、
行列Dの特異値として行列Bの特異値σj(σ1≧σ2≧・・・≧σr>0、rは、行列Dのランクに等しい)を求めるステップと、
k<rなるkを選択するステップと、
行列Dの擬似行列Dkを計算するステップであって、行列Dkは、σ1,σ2,・・・,σkを対角要素としそれ以外の要素が0である行列Σk、σ1,σ2,・・・,σkに対応する特異ベクトルのみを左から順に並べた左右直交行列Uk,Vkを用いて、Dk=UkΣkVk Tと定義される、ステップと、
行列Dkと質問ベクトルqとの類似度を計算するステップと、
該計算された類似度を基準に、検索結果を出力するステップと
を包含し、
該行列Dkの左右直交行列Uk,Vkを求めるステップは、ミウラ型逆変換と、sdLVvs変換と、rdLVvs変換と、ミウラ型変換とを用いて行列BTB−σj 2I(j=1,2,・・・,k)に対してツイスティッド分解を実行することにより、行列BTBを対角化するステップを含み、Iは単位行列である、方法。 - 物体の複数の2次元画像から3次元画像を復元する画像復元処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
該画像復元処理は、
2次元画像j(j=1,・・・,m、mは3以上の整数)における特徴点i(i=1,・・・,n、nは2以上の整数)の座標dij(xij,yij)を抽出するステップと、
該特徴点の2次元座標dij(xij,yij)より、該特徴点の3次元座標si(Xi,Yi,Zi)および2次元座標から3次元座標への変換を表す行列Mを計算するステップと
を包含し、
該特徴点の3次元座標si(Xi,Yi,Zi)および2次元座標から3次元座標への変換を表す行列Mを計算するステップは、
行列Dに対して上2重対角化を行い、行列Dの上2重対角行列Bを求めるステップであって、行列Dは、
行列Dの特異値として行列Bの特異値σj(σ1≧σ2≧・・・≧σr>0、rは、行列Dのランクに等しい)を求めるステップと、
σ1、σ2およびσ3に対する行列Dの特異ベクトルを求めるステップと、
M=M’Cなる行列Cに対して、E=CCTを満たす行列Eを計算するステップであって、M’=L’(Σ’)1/2、Σ’はσ1、σ2およびσ3を対角要素に持ちそれ以外の要素が0である3×3行列、L’はσ1、σ2およびσ3に対応するDの特異ベクトルを左から順に並べた行列である、ステップと、
行列Eから、行列Cを計算するステップと、
行列Cから、該3次元座標si(Xi,Yi,Zi)および該変換を表す行列Mを計算するステップと
を含み、
該σ1、2およびσ3に対する行列Dの特異ベクトルを求めるステップは、ミウラ型逆変換と、sdLVvs変換と、rdLVvs変換と、ミウラ型変換とを用いて行列BTB−σj 2Iに対してツイスティッド分解を実行することにより、行列BTBを対角化するステップを含み、Iは単位行列である、プログラム。 - 与えられた文書に含まれる情報であって、与えられたキーワードに関連する情報を検索する文書検索処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
該文書検索処理は、
該キーワードに対応する質問ベクトルqを受け取るステップと、
該文書に対応する索引語文書行列Dに対して上2重対角化を行い、行列Dの上2重対角行列Bを求めるステップと、
行列Dの特異値として行列Bの特異値σj(σ1≧σ2≧・・・≧σr>0、rは、行列Dのランクに等しい)を求めるステップと、
k<rなるkを選択するステップと、
行列Dの擬似行列Dkを計算するステップであって、行列Dkは、σ1,σ2,・・・,σkを対角要素としそれ以外の要素が0である行列Σk、σ1,σ2,・・・,σkに対応する特異ベクトルのみを左から順に並べた左右直交行列Uk,Vkを用いて、Dk=UkΣkVk Tと定義される、ステップと、
行列Dkと質問ベクトルqとの類似度を計算するステップと、
該計算された類似度を基準に、検索結果を出力するステップと
を包含し、
該行列Dkの左右直交行列Uk,Vkを求めるステップは、ミウラ型逆変換と、sdLVvs変換と、rdLVvs変換と、ミウラ型変換とを用いて行列BTB−σj 2I(j=1,2,・・・,k)に対してツイスティッド分解を実行することにより、行列BTBを対角化するステップを含み、Iは単位行列である、プログラム。 - 物体の複数の2次元画像を3次元画像に復元する装置であって、
m枚(mは3以上の整数)の2次元画像を受け取る手段と、
2次元画像j(j=1,・・・,m)における特徴点i(i=1,・・・,n、nは2以上の整数)の座標dij(xij,yij)を抽出する手段と、
該特徴点の2次元座標dij(xij,yij)より、該特徴点の3次元座標si(Xi,Yi,Zi)および2次元座標から3次元座標への変換を表す行列Mを計算する手段と
を備え、
該特徴点の3次元座標si(Xi,Yi,Zi)および2次元座標から3次元座標への変換を表す行列Mを計算する手段は、
行列Dに対して上2重対角化を行い、行列Dの上2重対角行列Bを求める手段であって、行列Dは、
行列Dの特異値として行列Bの特異値σj(σ1≧σ2≧・・・≧σr>0、rは、行列Dのランクに等しい)を求める手段と、
σ1、σ2およびσ3に対する行列Dの特異ベクトルを求める手段と、
M=M’Cなる行列Cに対して、E=CCTを満たす行列Eを計算する手段であって、M’=L’(Σ’)1/2、Σ’はσ1、σ2およびσ3を対角要素に持ちそれ以外の要素が0である3×3行列、L’はσ1、σ2およびσ3に対応するDの特異ベクトルを左から順に並べた行列である、手段と、
行列Eから、行列Cを計算する手段と、
行列Cから、該3次元座標si(Xi,Yi,Zi)および該変換を表す行列Mを計算する手段と
を含み、
該σ1、σ2およびσ3に対する行列Dの特異ベクトルを求める手段は、ミウラ型逆変換と、sdLVvs変換と、rdLVvs変換と、ミウラ型変換とを用いて行列BTB−σj 2Iに対してツイスティッド分解を実行することにより、行列BTBを対角化する手段を含み、Iは単位行列である、装置。 - 与えられた文書に含まれる情報であって、与えられたキーワードに関連する情報を検索する装置であって、
該キーワードに対応する質問ベクトルqを受け取る手段と、
該文書に対応する索引語文書行列Dに対して上2重対角化を行い、行列Dの上2重対角行列Bを求める手段と、
行列Dの特異値として行列Bの特異値σj(σ1≧σ2≧・・・≧σr>0、rは、行列Dのランクに等しい)を求める手段と、
k<rなるkを選択する手段と、
行列Dの擬似行列Dkを計算する手段であって、行列Dkは、σ1,σ2,・・・,σkを対角要素としそれ以外の要素が0である行列Σk、σ1,σ2,・・・,σkに対応する特異ベクトルのみを左から順に並べた左右直交行列Uk,Vkを用いて、Dk=UkΣkVk Tと定義される、手段と、
行列Dkと質問ベクトルqとの類似度を計算する手段と、
該計算された類似度を基準に、検索結果を出力する手段と
を包含し、
該行列Dkの左右直交行列Uk,Vkを求める手段は、ミウラ型逆変換と、sdLVvs変換と、rdLVvs変換と、ミウラ型変換とを用いて行列BTB−σj 2I(j=1,2,・・・,k)に対してツイスティッド分解を実行することにより、行列BTBを対角化する手段を含み、Iは単位行列である、装置。
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