JP4325117B2 - 静電容量式圧力測定装置 - Google Patents
静電容量式圧力測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4325117B2 JP4325117B2 JP2001018220A JP2001018220A JP4325117B2 JP 4325117 B2 JP4325117 B2 JP 4325117B2 JP 2001018220 A JP2001018220 A JP 2001018220A JP 2001018220 A JP2001018220 A JP 2001018220A JP 4325117 B2 JP4325117 B2 JP 4325117B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitance
- pressure difference
- measured
- capacitances
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工業計測分野等において用いられ、膜面の両側に印加された圧力差によるダイヤフラムの微少変位に基づくキャパシタンスの差動的な変化から、センサ温度の変化に無関係に高精度に圧力差を検出する静電容量式の圧力測定装置であって、特にマイコンを利用することにより、応答を悪化させることなくノイズ等に基づく出力の突然変動(出力突変という)を防ぐ機能を備えた静電容量式圧力測定装置に関する。
なお、以下各図において同一の符号は同一もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関連する従来技術としては本出願人の先願になる特開平4−357430号公報、特開平7−113709号公報等に記載された技術がある。次にこれら従来技術の要点を簡単に説明する。
図6はその両面間の圧力差P(=PH−PL)に比例して、Δdだけ平行に変位する円形平膜(円盤)状のダイヤフラムを一つの可動電極とし、そのダイヤフラムの両側に該ダイヤフラムの面に平行に対向して配置された2つの国定電極と、前記可動電極とで一対のキャパシタを構成してなる、いわゆる平行平板モデルとして表されたセンサ201の原理説明図で、同図(A)はセンサ201の電極の配置を、同図(B)は等価回路をそれぞれ示す。
【0003】
図6(A)において1(1A、1B)は、1枚の変位位置の異なる状態のダイヤフラム(可動電極)、3,4はこのダイヤフラム1の両側に、かつダイヤフラム1の面に平行にそれぞれ配置された固定電極、PLとPHはそれぞれ固定電極3,4に設けられた小孔3aと4aを介してダイヤフラム1の左,右の面に加えられる負圧と正圧である。また、2dは固定電極3,4間の距離である。なお、1,3,4の電極面積は全て等しい。
【0004】
1Aはダイヤフラム印加圧力PH=PL(つまり圧力差P=0)のときのダイヤフラム1の位置で、dl,d2はそれぞれこのときのダイヤフラム1と固定電極3,4との電極間ギャップ、δは同じくこのときのダイヤフラム1の固定電極3,4間の中間位置からのずれである。
1Bはダイヤフラム両面の印加圧力差P=PH−PL>0のときのダイヤフラム1の位置で、△dはこのときのダイヤフラム1の変位である。
【0005】
また、図6(B)においてCAはダイヤフラム1と固定電極3との間の全静電容量Clのうち、ダイヤフラム1の変位によって変化する静電容量(可変静電容量成分ともいう)、CSlは同じくClのうちダイヤフラム1の変位によって変化しない浮遊容量(浮遊静電容量成分ともいう)であり、同様にCBはダイヤフラム1と固定電極4との間の全静電容量C2のうち、ダイヤフラム1の変位によって変化する静電容量としての可変静電容量成分、CS2は同じくC2のうちダイヤフラム1の変位によって変化しない浮遊容量としての浮遊静電容量成分である。
【0006】
図6のようにダイヤフラム1が固定電極3,4に対し平行に変位すると見なしうるセンサでは、前記のセンサ静電容量Cl,C2はそれぞれ次式(1),(2)で与えることができる。
【0007】
【数1】
但し、
Coo=ε・A/d
d=(dl+d2)/2
δ=(d2−d1)/2
dl,d2:電極間のギャップ(圧力差P=0のとき)、
Δd(P):圧力差Pのときのダイヤフラムの変位(∝圧力差P)、
ε:電極間を満たす誘電体の誘電率、
A:電極面積
CSl、CS2:浮遊容量。
【0008】
ここで、圧力センサの静電容量ClとC2からそれぞれ浮遊静電容量成分CSlとCS2を差し引いてなる可変静電容量成分CA=(Cl−CSl)とCB=(C2−CS2)の差を、CAとCBの和で除した線形化関数f(P)を求めると、線形化関数f(P)は次式(3)で示され、圧力差Pに対し線型に変化することが分かる。
【0009】
【数2】
ここで、上式(3)中の定数である浮遊静電容量成分CSlとCS2の差と和をそれぞれ次式(4),(5)のようにα,βと置く。
また、上式(3)におけるΔd(P)/dの項は圧力差Pに比例するので、この比例定数をKpとすれば(但し、この比例定数は圧力差Pが正の領域と負の領域とでダイヤフラムの組立誤差のために一般には異なる)、次式(6)で表され、また式(3)におけるδ/dの項はΔd(P)=0、従って圧力差P=0における線形化関数の値f(0)に等しいので次式(7)で示される。
【0010】
【数3】
α=CSl−CS2 ・・・(4)
β=CSl+CS2 ・・・(5)
Δd(P)/d=Kp・P ・・・(6)
δ/d=f(0) ・・・(7)
これらの式(4)〜(7)を用いることにより式(3)の関係は次式(8),(9)のように書換えられる。
【0011】
【数4】
このようにして、従来は静電容量Cl(P),C2(P)を測定する手段を構成する圧力測定装置内のセンサ201や後述するマイコン等と、通常は圧力測定装置の外部の演算装置とを用い、予め較正時に定数α,β,Kp,f(0)を求めて圧力測定装置内に記憶しておき、測定時に圧力測定装置が測定した静電容量Cl(P),C2(P)と記憶した上記定数を用い、式(8),(9)の演算を行うことによってダイヤフラムに印加されている被測定圧力差Pを検出している。この方法により、圧力差Pを非常に高精度に検出することができる。
【0012】
なお、較正時に4つの定数α,β,Kp,f(0)を求めるには(なお、この定数の個数は正,負2領域の圧力差を考えた場合はKpが領域別の2種類となるため5つとなる)、既知の複数種類の圧力差P(=Pkとする)、例えばPk=−100,−50,0,50,100各%の5種類、あるいはPk=0,25,50,100各%の4種類の各測定点ごとに、測定された静電容量Cl(Pk),C2(Pk)と印加した圧力差Pkの値を式(8)=式(9)と置いた式に与えて得られる、5つあるいは4つの連立方程式を解くことによって求めることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の圧力差の検出方法には次のような問題がある。即ち、測定したCl又は(及び)C2がノイズ等により正しく測定できなかった場合、出力突変を引き起こす場合がある。
これを回避するには、出力すべき被測定圧力差の演算結果と前回出力値とを比較し、その差がある値を超えている場合は一旦、ノイズ等により正しく測定できなかったと判断して出力を更新せずに前回出力値を保持し、この状態がある時間以上継続した場合は、実際に大きな圧力変動が起こったと判断して被測定圧力差の演算結果が正しいとしこれを出力するという方法が考えられる。
【0014】
しかし、このような方法をとると、実際に大きな圧力変動が起こった場合、圧力測定出力の応答が悪化するという問題を生ずる。
本発明は圧力測定出力の応答を悪化させることなく、出力突変を防止できる静電容量式圧力測定装置を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1の静電容量式圧力測定装置(200)は、
その膜面両側の圧力差(P)に比例して変位し該膜面を可動電極(1)の電極面とする平膜状のダイヤフラム(1)と、該ダイヤフラムの両面側にそれぞれ、その電極面が互いに同面積(A)で、ダイヤフラムの膜面に平行に且つほぼ同距離(d)で対向するように設けられた第1,第2の固定電極(3,4)とを持つセンサ(201)、
このセンサの第1の固定電極と可動電極との間に形成される静電容量としての第1の静電容量(C1(P))と、同じく第2の固定電極と可動電極との間に形成される静電容量としての第2の静電容量(C2(P))とを測定する静電容量測定手段(時定数測定器202、A/D変換器、マイコン205、タイマカウンタ206など)を備え、
第1の静電容量から可動電極の変位によって変化しない所定の浮遊静電容量成分(CS1)を差し引いた第1の可変静電容量成分(CA=C1(P)−CS1)と、第2の静電容量から可動電極の変位によって変化しない所定の浮遊静電容量成分(CS2)を差し引いた第2の可変静電容量成分(CB=C2(P)−CS2)との差を、第1の可変静電容量成分と第2の可変静電容量成分との和で除してなる線形化関数(f(P))の値が前記圧力差を変数として線形に変化するとする関係を示す式((8),(9))に対して、
予め較正時に、既知の圧力差(P=Pk)を前記ダイヤフラムに加え前記静電容量測定手段を介し第1,第2の静電容量(C1(Pk),C2(Pk)、以下既知圧力差静電容量という)を測定することを、複数種類の圧力差について行った測定結果を当てはめて(圧力測定装置200の外部などで)算出された、前記関係式に含まれる各種の定数(α=CS1−CS2、β=CS1+CS2、Kp、f(0))を(メモリ204に)記憶し、
測定時に、被測定圧力差の前記ダイヤフラムへの印加のもとで前記静電容量測定手段を介して測定した第1,第2の静電容量(以下被測定圧力差静電容量という)と前記の予め記憶した定数とを用いて前記の関係式から被測定圧力差を算出し出力する静電容量式圧力測定装置において、
前記の較正時に、所定の1種類の既知の圧力差の印加のもとで測定された第1および第2の既知圧力差静電容量、またはこの第1もしくは第2の既知圧力差静電容量およびこの2つの既知圧力差静電容量を用いて演算された線形化関数(f(Pk))の値を(メモリ204に)少なくとも追加記憶すると共に、
前記の測定時に、測定された前記第1および第2の被測定圧力差静電容量、またはこの2つの被測定圧力差静電容量を用いて演算された線形化関数の値と、前記較正時に追加記憶した2つの既知圧力差静電容量、または1つの既知圧力差静電容量および線形化関数の値とを少なくとも用いて、第1または(及び)第2の被測定圧力差静電容量に相当する値を逆算し、
この逆算値とこれに対応する第1または第2の被測定圧力差静電容量との差のいずれかが所定の許容差を越えるときは、当該の測定が正しく行われなかったとして当該の被測定圧力差を出力しないようにする出力突変防止手段(205A)を備えたものとする。
【0016】
また請求項2の静電容量式圧力測定装置は、請求項1に記載の静電容量式圧力測定装置において、前記所定の1種類の既知の圧力差を0とする。
また請求項3の静電容量式圧力測定装置は、請求項1または2に記載の静電容量式圧力測定装置において、
前記センサの温度(t)を検出する手段(温度検出器213)を備え、
前記の測定時に、被測定圧力差の算出および被測定圧力差静電容量の逆算に用いる、前記の較正時に記憶した各種の定数、既知圧力差静電容量、線形化関数値等(Td、Ta、T10、T20、f0など、以下これらを一括して演算用定数類とよぶ)がそれぞれ、当該の被測定圧力差の計測時点のセンサ温度に対応する値(Td(t)、Ta(t)、T10(t)、T20(t)、f0(t)など)に温度補正されるようにする。
【0017】
また請求項4の静電容量式圧力測定装置は、請求項3に記載の静電容量式圧力測定装置において、
前記の較正時に、前記演算用定数類はそれぞれ所定の複数点のセンサ温度(ti(i=1〜4)などの)別に記憶され、この記憶された演算用定数類(Td(ti)、Ta(ti)、T10(ti)、T20(ti)、f0(ti)、(i=1〜4)など)からの補間(直線補間等)によって前記温度補正された演算用定数類の値が求められるようにする。
【0018】
本発明の作用は次の如くである。
即ち請求項1,2に関わる発明では、測定時に、被測定圧力差(P)を演算出力する前に、被測定圧力差(P)の印加のもとで測定された静電容量C1(P)およびC2(P)、またはこの2つの静電容量を用いて演算された線形化関数f(P)の値から、この測定が正常に行われたか否かを調べて出力突変を防ぐ。
【0019】
そのために、この測定された静電容量C1(P)およびC2(P)、または演算された線形化関数f(P)の値と、既知の静電容量Cooとから静電容量C1(P)の逆算値を式(1)に相当する式(16),(16’),(16A),(16’A)の何れかによって、又は(及び)静電容量C2(P)の逆算値を式(2)に相当する式(17),(17’),(17A),(17’A)の何れかによそれぞれ求め、静電容量C1(P),C2(P)の逆算値とこれに対応する実際の測定値との差が許容範囲内にあるか否かで、測定が正常であったか否かを判定する。
【0020】
なお、静電容量Cooは理論上はε・A/dで表されるが、実際は較正時に、既知の圧力差Pkの印加のもとで測定された静電容量C1(Pk),C2(Pk)を用いて式(14)又は(15)のように示される。
ノイズ等の影響によりCl(P)、C2(P)が正しく測定されていない場合は、逆算値と測定値に大きな差がでるため、即座に判断することができる。この場合は、異常処理(例えば出力保持)を行うことにより、異常な出力突変を避けることができる。また、現実に大きな圧力変動があった場合は、逆算値と測定値に大きな差がでないため、応答性を損なうこと無く出力を更新することができる。
【0021】
また請求項3,4に関わる発明では、センサの温度(t)を検出する温度検出器213を設け、測定時に、被測定圧力差の算出および被測定圧力差静電容量の逆算に用いる演算用定数類Td、Ta、T10、T20、f0などを、それぞれ当該の被測定圧力差の計測時点のセンサ温度に対応する値Td(t)、Ta(t)、T10(t)、T20(t)、f0(t)などに温度補正し、圧力測定の精度をより高める。
【0022】
この演算用定数類の温度補正値は、較正時に所定の複数点のセンサ温度ti(i=1〜4など)の別に求めて記憶した演算用定数類Td(ti)、Ta(ti)、T10(ti)、T20(ti)、f0(ti)からの直線補間等によって求める。
【0023】
【発明の実施の形態】
先ず本発明の原理を述べる。
被測定圧力差Pを求めるために測定した静電容量Cl(P),C2(P)を用いて前記の式(8)により線形化関数f(P)を算出したのち、式(9)の演算を行う前に、測定された静電容量Cl(P)または(および)C2(P)が異常に測定されたものであるか否かを調べて出力突変を防ぐ。
【0024】
このため、基本的には算出した線形化関数f(P)またはその元となる2つの測定した静電容量Cl(P)とC2(P)から、式(1)または(および)(2)を用いて、静電容量Cl(P)または(および)C2(P)の逆算値を求めるわけであるが、実際に計算を行うには式(1),(2)を次のように変換する。先ず、浮遊静電容量成分CSl,CSlは式(4),(5)から次式(10),(11)で表される。
【0025】
【数5】
CSl=(β+α)/2 ・・・(10)
CS2=(β−α)/2 ・・・(11)
また、式(3)から次式(12),(13)が得られる。
【0026】
【数6】
1−Δd(P)/d−δ/d=1−f(P) ・・・(12)
1+Δd(P)/d+δ/d=1+f(P) ・・・(13)
また、静電容量Cooは、較正時に印加した所定の既知の圧力差Pkの下で測定された静電容量Cl(Pk),C2(Pk)の値と、式(10)〜(13)の関係を式(1),(2)に当てはめて次式(14)または(15)のように示される。
【0027】
【数7】
Coo={Cl(Pk)−CSl}{l−Δd(Pk)/d−δ/d}
={Cl(Pk)−(β+α)/2}{l−f(Pk)}・・・(14)
Coo={C2(Pk)−CS2}{l+Δd(Pk)/d+δ/d}
={C2(Pk)−(β−α)/2}{l+f(Pk)}・・・(15)
従って式(1)に相当する静電容量Cl(P)の逆算式は、上式(14)または(15)を用いて次式(16)または(16’)で与えられ、式(2)に相当する静電容量C2(P)の逆算式は同様に次式(17)または(17’)で与えられる。
【0028】
【数8】
さらに、上記の逆算式(16),(16’),(17),(17’)内における線形化関数f(Pk)は前記の式(8)によってそれぞれ静電容量Cl(Pk),C2(Pk)と定数α,βによって表され、同様に線形化関数f(P)は静電容量Cl(P),C2(P)と定数α,βによって表されるので、式(16),(16’),(17),(17’)はそれぞれ次式(16A),(16’A),(17A),(17’A)のように書換えられる。
【0029】
センサ静電容量Cl(P),C2(P)の逆算にはこれらの線形化関数fを含まぬ下式(16A)〜(17’A)を用いてもよい。
【0030】
【数9】
なお、図2に述べる実施例では既知の圧力差Pkを0とした式(16),(17)に相当する演算を行うようにしている。
この式(16),(16’),(16A),(16’A)又は(及び)(17),(17’),(17A),(17’A)によるCl(P)又は(及び)C2(P)の逆算値とこれに対応する実際の測定値との差が許容値以内であれば当該の測定を正常とし、そうでなければ異常とする。
【0031】
(実施の形態1)
次に、図1および図2を用いて本発明の実施の形態1としての、請求項1,2に関わる発明の実施例を説明する。図1はこの実施の形態1の1実施例としての静電容量式圧力測定装置の構成図である。
図1において200は静電容量式圧力測定装置、205はこの静電容量式圧力測定装置を制御する演算制御手段としてのマイコン、205Aはマイコン205の機能の一部を分担すると見なしたときの部分機能部としての、本発明の核心となる出力突変防止手段である。
【0032】
201は図6で述べたダイヤフラム1及び固定電極3,4からなるセンサ、202はこのセンサ201のダイヤフラム1と固定電極3及び4との間に、それぞれ形成されるセンサ静電容量Cl,C2に比例する時定数を測定するための時定数測定器、203は時定数測定器202で測定された時定数をA/D変換してマイコン205に与えるA/D変換器、206はマイコン205の計時動作などに用いられるタイマカウンタ、204はマイコン205に属し、検出された静電容量値や各種の定数等を記憶するメモリである。
【0033】
以下に述べるように、図1の構成ではセンサ静電容量Cl,C2は、これに比例する時間の形で測定され、マイコン205の演算も時間値を用いて行われる。
207は測定された圧力差をアナログ信号に変換するD/A変換器、209はD/A変換器207から出力されるアナログ電圧信号を4〜20mA等の電流信号に変換するV/I変換器、208はこの静電容量式圧力測定装置200が外部とデジタルデータにより通信する際に、データの変調信号を作るためのモデムである。
【0034】
次に210は静電容量式圧力測定装置200の外部にあって、前記電流信号発生のための電源となる外部直流電源、211は同じく電流信号を電圧信号として捕えるための外部負荷抵抗(例えば4〜20mAを1〜5Vとして捕える場合は250Ωとなる)、212は同じくこの静電容量式圧力測定装置200が外部ヘデータ送信する際の相手となる外部コミュニケータである。
【0035】
図2は圧力差Pを測定する際における図1のマイコン205の要部の演算のフローを示し、301〜310はそのステップを示す。
まず、ステップ302ではマイコン205は時定数測定器202,A/D変換器203,タイマカウンタ206を制御して、センサ静電容量ClとC2にそれぞれ比例する時間Tl,T2を検出する。
【0036】
次のステップ303では、上記の測定された時間Tl,T2とメモリ204に予め記憶してある時間定数Td,Taを用いて、前記の式(8)に相当する次式(18)の演算を行う。
つまり、時間定数Td,Taはそれぞれ前記の式(4),(5)に示されるα,βに比例する定数で、式(18)の値が式(8)と同様に圧力差Pに対し、線形となるように較正時に設定される値である。
【0037】
【数10】
次のステップ304では、センサ静電容量Clに相当する時間Tlを逆算する。即ち、上記の式(18)の線形化関数の演算結果f及びメモリ204にある定数Td,Ta,T10,f0を用い、前記の式(16)の既知圧力差Pk=0としたものに相当する次式(19)により、時間Tlの逆算値TIcを求める。
【0038】
【数11】
なお、上記T10,f0は較正時に設定される値で、既知圧力差Pk=0の時のTl及びf、つまり式(16)におけるC1(Pk)=C1(0)及びf(Pk)=f(0)にそれぞれ相当する値である。
【0039】
次のステップ305では、測定値T1と逆算値T1cの差を逆算値T1cで除した値の絶対値を精度判定値Ecと比較し、該絶対値がEc以下である場合はTlが正しく測定されたと判断し、次のステップ306を実行する。逆に、前記絶対値が精度判定値Ecを超えている場合は、センサ静電容量C1に相当する時間Tlがノイズ等の影響により正しく測定できなかったとし、異常処理のステップ309へ進む。
【0040】
ここで、精度判定値Ecは静電容量式圧力測定装置200の精度(Tl,T2の測定精度、A/D変換精度等)に応じて決定される値である。
次のステップ306では、センサ静電容量C2に相当する時間T2を逆算する。即ち、上記の式(18)の線形化関数の演算結果f及びメモリ204にある定数Td,Ta,T20,f0を用い、前記の式(17)の既知圧力差Pk=0としたものに相当する次式(20)により、時間T2の逆算値T2cを求める。
【0041】
【数12】
なお、上記T20は較正時に設定される値で、既知圧力差Pk=0の時のT2、つまり式(17)におけるC2(Pk)=C2(0)に相当する値である。
次のステップ307では、測定値T2と逆算値T2cの差を逆算値T2cで除した値の絶対値を精度判定値Ecと比較し、該絶対値がEc以下である場合はT2が正しく測定されたと判断し、次のステップ308を実行する。逆に、前記絶対値が精度判定値Ecを超えている場合は、センサ静電容量C2に相当する時間T2がノイズ等の影響により正しく測定できなかったとし、異常処理のステップ309へ進む。
【0042】
次のステップ308では、センサ静電容量C1,C2にそれぞれ相当する時間Tl,T2が正しく測定されたとし、線形化関数の出力fを更新する。従ってこの静電容量式圧力測定装置200が出力する被測定圧力差も更新される。
しかし、異常処理のステップ309では、時間Tlまたは(及び)T2が正しく測定できなかったとし、線形化関数出力fを更新せず前回の出力を保持する。従ってこの静電容量式圧力測定装置200が出力する被測定圧力差も前回の出力値が保持される。
【0043】
なお、図2においてステップ304〜307、309が、図1における出力突変防止手段205Aの機能である。
(実施の形態2)
次に、図3ないし図5を用いて本発明の実施の形態2としての、請求項3,4に関わる発明の実施例を説明する。この実施の形態2では静電容量式圧力測定装置200における計測時、マイコン205がセンサ静電容量の逆算値や被測定圧力差を算出する際に用いる前記Td,Ta,T10,T20,f0等の定数類の値を、当該計測時点のセンサ201の温度に対応する値に補正し、圧力差の測定精度をより高めるものである。
【0044】
図3は実施の形態2の1実施例としての静電容量式圧力測定装置の構成図である。上記温度補正の目的で図3においては図1(実施の形態1)に対して静電容量式圧力測定装置200内にセンサ201の温度を検出するための温度検出器213が追加されている。この温度検出器213の検出値はマイコン205の制御によってA/D変換器203を介し、マイコン205に読込まれる。
【0045】
図4は圧力差Pを測定するモードでの、図3のマイコン205の要部の演算フローで、301〜311はそのステップを示す。図4の処理は基本的には図2(実施の形態1)の処理と同様であるが異なるところは次の▲1▼,▲2▼である。
▲1▼図4ではステップ311が追加されており、マイコン205がステップ302でセンサ静電容量C1とC2に夫々比例する時定数T1,T2を測定した後、次のステップ311で定数Td,Ta,T10,T20,f0の温度補正を行う。
【0046】
▲2▼また図4では上記ステップ311の後段のステップ303,304,306の演算式に用いられている上記定数が、何れもステップ311で温度補正された値Td(t),Ta(t),T10(t),T20(t),f0(t)に置き換わっている。なお、tはセンサ静電容量C1とC2を測定した時点における温度検出器213の検出温度(つまりセンサ201の温度)を意味している。
【0047】
図5は図4のステップ311におけるマイコン205の温度補正処理の詳細フローを示し、401〜410は図5のステップ番号である。
図5の例では予め較正時に、4つの異なるセンサ温度t1,t2,t3,t4(但しt1<t2<t3<t4とする)のもとでそれぞれ、既知の複数種類の圧力差を印加してそのつどセンサ静電容量C1,C2を測定し、前記の各センサ温度ti(i=1〜4)に対応する定数Td(ti)、Ta(ti)、T10(ti)、T20(ti)、f0(ti)を、実施の形態1でのTd,Ta,T10,T20,f0と同様に算出または測定し、メモリ204に記憶しておくものとする。
【0048】
なお、定数Td(ti)、Ta(ti)はそれぞれセンサ温度tiでの較正時に前記の式(18)が圧力差Pに対し、線形となるように設定されるTd、Taの値であり、T10(ti)、T20(ti)はそれぞれセンサ温度tiでの較正時に圧力差P=0とした時のT1、T2の測定値である。さらにf0(ti)は前記の式(18)に前記Td(ti)、Ta(ti)、T10(ti)、T20(ti)を代入して算出されたf0の値である。
【0049】
そして、測定モードにおいては、その測定時のセンサ温度tに対応する定数Td(t),Ta(t),T10(t),T20(t),f0(t)を図5の手順により直線補間で求めるものである。
図5を説明すると、まずステップ402でマイコン205は温度検出器213を制御しセンサ温度tを測定する。
【0050】
次のステップ403〜407で、直線補間の対象区間を定める、較正時の2点の温度ti,tjを選択する。即ち、
t<t2のとき:センサ温度ti=t1(つまりi=1)とtj=t2(つまりj=2)の区間での直線補間とする(ステップ404)。
t2≦t<t3のとき:センサ温度ti=t2(つまりi=2)とtj=t3(つまりj=3)の区間での直線補間とする(ステップ406)。
【0051】
t3≦tのとき:センサ温度ti=t3(つまりi=3)とtj=t4(つまりj=4)の区間での直線補間とする(ステップ407)。
次のステップ408では直線補間の傾きとなるK(t)を次式(21)によって算出する。
【0052】
【数13】
K(t)=(t−ti)/(tj−ti) ・・・(21)
最後に、ステップ409で各定数Td(t)、Ta(t)、T10(t)、T20(t)、f0(t)を直線補間により、それぞれ次式(22)〜(26)を用いて算出する。
【0053】
【数14】
Td(t)=Td(ti) +K(t) ・{Td(tj) −Td(ti) } ・・・(22)
Ta(t)=Ta(ti) +K(t) ・{Ta(tj) −Ta(ti) } ・・・(23)
T10(t) =T10(ti)+K(t) ・{T10(tj)−T10(ti)} ・・・(24)
T20(t) =T20(ti)+K(t) ・{T20(tj)−T20(ti)} ・・・(25)
f0(t)=f0(ti) +K(t) ・{f0(tj) −f0(ti) } ・・・(26)
上述した例は一実施例であり、4つの温度t1〜t4の内の2つの温度により直線補間を行っているが、直線補間の他に例えば5つの温度により4次曲線補間を行うというようなことも可能である。
【0054】
図4のステップ303から310までの処理は、定数としてTd,Ta,T10,T20,f0に代わりTd(t)、Ta(t)、T10(t)、T20(t)、f0(t)を用いる点以外は図2と同じであり説明を省略する。
【0055】
【発明の効果】
請求項1,2に関わる発明によれば、圧力差の測定時に測定されたセンサ静電容量C1(P),C2(P)を用いて線形化関数f(P)を求めたのち被測定圧力差Pを演算出力する前に、この線形化関数f(P)の値、またはその元となる測定されたセンサ静電容量C1(P)およびC2(P)と、予め較正時に既知の圧力差Pkを用いて求め、記憶したセンサ静電容量C1(Pk),C2(Pk),線形化関数f(Pk)値等とを用い、測定されたセンサ静電容量C1(P)または(及び)C2(P)の逆算値を求め、この逆算値とこれに対応する実際の測定値との差が許容範囲内にあるか否かで、測定が正常であったか否かを判定し、測定が正常の場合のみ被測定圧力差(P)を出力更新するようにしたので、
ノイズ等の影響により測定が正しく行えなかった場合に発生し得る出力突変を回避することができる。また、実際に大きな圧力変動が発生した場合であっても応答性を損なうことなく圧力差Pに応じた出力をする静電容量式圧力測定装置を得ることができる。
【0056】
また請求項3,4に関わる発明によれば、センサの温度(t)を検出する温度検出器213を設け、測定時に、被測定圧力差の算出および被測定圧力差静電容量の逆算に用いる演算用定数類(Td、Ta、T10、T20、f0など)をそれぞれ、較正時に記憶した所定の複数点のセンサ温度別の演算用定数類のデータからの補間によって、当該の被測定圧力差の計測時点のセンサ温度に対応する値に温度補正するようにしたので、圧力差測定の精度をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2に関わる発明の1実施例としての静電容量式圧力測定装置の構成を示すブロック図
【図2】図1の静電容量式圧力測定装置の測定時の要部動作を示すフローチャート
【図3】請求項3,4に関わる発明の1実施例としての静電容量式圧力測定装置の構成図
【図4】図3の静電容量式圧力測定装置の測定時の要部動作を示すフローチャート
【図5】図4の温度補正の詳細手順を示すフローチャート
【図6】図1のセンサの説明図
【符号の説明】
1(1A,1B) ダイヤフラム(可動電極)
3,4 固定電極
C1,C2 センサ静電容量
200 静電容量式圧力測定装置
201 センサ
202 時定数測定器
203 A/D変換器
204 メモリ
205 マイコン
205A 出力突変防止手段
206 タイマカウンタ
207 D/A変換器
208 モデム
209 V/I変換器
210 外部直流電源
211 外部負荷抵抗
212 外部コミュニケータ
213 温度検出器
Claims (4)
- その膜面両側の圧力差に比例して変位し該膜面を可動電極の電極面とする平膜状のダイヤフラムと、該ダイヤフラムの両面側にそれぞれ、その電極面が互いに同面積で、ダイヤフラムの膜面に平行に且つほぼ同距離で対向するように設けられた第1,第2の固定電極とを持つセンサ、
このセンサの第1の固定電極と可動電極との間に形成される静電容量としての第1の静電容量と、同じく第2の固定電極と可動電極との間に形成される静電容量としての第2の静電容量とを測定する静電容量測定手段を備え、
第1の静電容量から可動電極の変位によって変化しない所定の浮遊静電容量成分を差し引いた第1の可変静電容量成分と、第2の静電容量から可動電極の変位によって変化しない所定の浮遊静電容量成分を差し引いた第2の可変静電容量成分との差を、第1の可変静電容量成分と第2の可変静電容量成分との和で除してなる線形化関数の値が前記圧力差を変数として線形に変化するとする関係を示す式に対して、
予め較正時に、既知の圧力差を前記ダイヤフラムに加え前記静電容量測定手段を介し第1,第2の静電容量(以下既知圧力差静電容量という)を測定することを、複数種類の圧力差について行った測定結果を当てはめて算出された、前記関係式に含まれる各種の定数を記憶し、
測定時に、被測定圧力差の前記ダイヤフラムへの印加のもとで前記静電容量測定手段を介して測定した第1,第2の静電容量(以下被測定圧力差静電容量という)と前記の予め記憶した定数とを用いて前記の関係式から被測定圧力差を算出し出力する静電容量式圧力測定装置において、
前記の較正時に、所定の1種類の既知の圧力差の印加のもとで測定された第1および第2の既知圧力差静電容量、またはこの第1もしくは第2の既知圧力差静電容量およびこの2つの既知圧力差静電容量を用いて演算された線形化関数の値を少なくとも追加記憶すると共に、
前記の測定時に、測定された前記第1および第2の被測定圧力差静電容量、またはこの2つの被測定圧力差静電容量を用いて演算された線形化関数の値と、前記較正時に追加記憶した2つの既知圧力差静電容量、または1つの既知圧力差静電容量および線形化関数の値とを少なくとも用いて、第1または(及び)第2の被測定圧力差静電容量に相当する値を逆算し、
この逆算値とこれに対応する第1または第2の被測定圧力差静電容量との差のいずれかが所定の許容差を越えるときは、当該の測定が正しく行われなかったとして当該の被測定圧力差を出力しないようにする出力突変防止手段を備えたことを特徴とする静電容量式圧力測定装置。 - 請求項1に記載の静電容量式圧力測定装置において、
前記所定の1種類の既知の圧力差を0としたことを特徴とする静電容量式圧力測定装置。 - 請求項1または2に記載の静電容量式圧力測定装置において、
前記センサの温度を検出する手段を備え、
前記の測定時に、被測定圧力差の算出および被測定圧力差静電容量の逆算に用いる、前記の較正時に記憶した各種の定数、既知圧力差静電容量、線形化関数値等(以下これらを一括して演算用定数類とよぶ)がそれぞれ、当該の被測定圧力差の計測時点のセンサ温度に対応する値に温度補正されることを特徴とする静電容量式圧力測定装置。 - 請求項3に記載の静電容量式圧力測定装置において、
前記の較正時に、前記演算用定数類はそれぞれ所定の複数点のセンサ温度別に記憶され、この記憶された演算用定数類からの補間によって前記温度補正された演算用定数類の値が求められることを特徴とする静電容量式圧力測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001018220A JP4325117B2 (ja) | 2000-09-27 | 2001-01-26 | 静電容量式圧力測定装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000293525 | 2000-09-27 | ||
JP2000-293525 | 2000-09-27 | ||
JP2001018220A JP4325117B2 (ja) | 2000-09-27 | 2001-01-26 | 静電容量式圧力測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002174561A JP2002174561A (ja) | 2002-06-21 |
JP4325117B2 true JP4325117B2 (ja) | 2009-09-02 |
Family
ID=26600795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001018220A Expired - Fee Related JP4325117B2 (ja) | 2000-09-27 | 2001-01-26 | 静電容量式圧力測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4325117B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4525222B2 (ja) * | 2004-07-21 | 2010-08-18 | 富士電機システムズ株式会社 | 静電容量式圧力測定装置 |
JP7501221B2 (ja) | 2020-08-19 | 2024-06-18 | Toto株式会社 | 人体検知センサ及び便座装置 |
CN113281579B (zh) * | 2021-04-28 | 2023-01-24 | 西安理工大学 | 一种基于f-p干涉原理的芯片封装静电测量传感器 |
-
2001
- 2001-01-26 JP JP2001018220A patent/JP4325117B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002174561A (ja) | 2002-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3106805B2 (ja) | 圧力差測定方法及び変位変換装置 | |
JP2935679B2 (ja) | 差圧センサ評価ユニット | |
JP3028275B2 (ja) | センサの較正方法 | |
EP0803054B1 (en) | A temperature compensation method in pressure sensors | |
JPS59660A (ja) | センサ信号の温度補償方法 | |
JPH03210446A (ja) | 差圧測定装置 | |
JPH02148101A (ja) | プロセス変数の重みつき平均を決定するための方法並びに装置 | |
JP2515425B2 (ja) | 差圧測定装置 | |
US8874387B2 (en) | Air flow measurement device and air flow correction method | |
US9897502B2 (en) | Pressure transducer | |
JP2018534574A (ja) | 圧力センサのためのセンサ素子 | |
CN107976272B (zh) | 具有实时健康监测和补偿的压力传感器 | |
JP2579143B2 (ja) | プロセス変数センサのディジタル補正の方法およびそのためのプロセス変数発信器 | |
JP4325117B2 (ja) | 静電容量式圧力測定装置 | |
JPH01219517A (ja) | 測定値検出器の自動監視方法 | |
EP3391003B1 (en) | Pressure sensor drift detection and correction | |
WO2003029759A1 (fr) | Instrument de mesure de debit | |
JP2882786B1 (ja) | センサの信号処理回路 | |
JP4525222B2 (ja) | 静電容量式圧力測定装置 | |
JP3738897B2 (ja) | 熱式流量計 | |
JP2014098559A (ja) | 差圧/圧力複合センサの交換時期決定方法 | |
JP2014098560A (ja) | 差圧/圧力複合センサの異常診断方法 | |
JP2013024808A (ja) | 計測装置および計測方法 | |
JP7534198B2 (ja) | 隔膜真空計 | |
JP2022085260A (ja) | 隔膜真空計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060615 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060703 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060704 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081104 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20081215 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090519 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090601 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |