JP4325059B2

JP4325059B2 - Rotary container cleaning equipment

Info

Publication number: JP4325059B2
Application number: JP2000053286A
Authority: JP
Inventors: 了典川向; 勲大井
Original assignee: Shibuya Machinery Co Ltd
Current assignee: Shibuya Machinery Co Ltd
Priority date: 2000-02-29
Filing date: 2000-02-29
Publication date: 2009-09-02
Anticipated expiration: 2020-02-29
Also published as: JP2001239226A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はロータリ式容器洗浄装置に係り、特に、ロータリバルブの固定側部材と回転部材との摺動面を洗浄するために、両部材を分離することを可能にした押圧解除手段の構成に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、ロータリ式容器洗浄装置は、中央の軸を中心に回転する回転ホイールと、この回転ホイールの外周部に円周方向等間隔で設けられ、コンベヤによって搬送されてきた容器を入口スターホイールから受取って把持し、回転搬送する間にこの容器を反転させる複数のボトルグリッパと、前記回転ホイールの各ボトルグリッパに対応する位置にそれぞれ設けられ、ボトルグリッパによって倒立された容器内に洗浄液を噴射してこの容器の内部を洗浄する内洗ノズルと、固定側から前記回転ホイールの内洗ノズルに洗浄液を供給するロータリバルブ等を備えている。
【０００３】
従来のロータリバルブは、固定側部材（ディストリビュータ）と、回転ホイールに取付けられて一体的に回転し、上下に対向して配置されている前記固定側部材に対し摺動回転する回転部材（ロータ）とを備えている。回転部材の内部には、前記各内洗ノズルに接続された配管に洗浄液を給送する吐出通路が形成され、一方、固定側部材には、ポンプから送り出されてきた洗浄液を分配供給する供給通路が形成されており、回転ホイールの回転中の所定の区間において、回転部材の吐出通路が固定側部材の供給通路に接続されると、洗浄液が前記配管を介して内洗ノズルに送られ、ボトルグリッパに把持されている容器内に噴射されてその容器の洗浄を行なうようになっている。
【０００４】
前記構成に係るロータリ式容器洗浄装置では、ポンプから送り出された洗浄液が固定側部材の供給通路に常時供給され、回転部材の回転中にこの供給通路に合致した吐出通路からノズルに洗浄液が供給されて、容器に対して噴射されるようになっているので、固定側部材と回転部材との摺動面に強い液圧が作用して回転部材を分離させようとしている。そこで、これら固定側部材と回転部材とが分離してその摺動面から洗浄液が洩れることがないように、エアシリンダ等の押圧手段によって固定側部材を回転部材に押し付けている。
【０００５】
ロータリ式容器洗浄装置では、通常の容器洗浄作業を行う生産運転時には、前記のように押圧手段によって固定側部材と回転部材とを押し付けた状態で、回転部材を回転させているので、両部材の摺動面の摩擦により摩耗粉等が発生する。そのため、通常の洗浄運転の開始前あるいは、運転終了後に、前記押圧手段による押し付け力を解除して両部材を離隔させ、両部材間の摺動面を洗浄するようにしている。このように固定側部材と回転部材とを押し付けて圧接させる押圧手段と、両者の圧接を解除して分離させる押圧解除手段を備えたロータリ式容器洗浄装置は従来から知られている（特開平１１−２７７０１７号公報、特開平１０−１１３６２９号公報）。
【０００６】
前記第１の公報（特開平１１−２７７０１７号）に記載された従来のロータリ式容器洗浄装置では、中心軸の周囲に固定側プレート（ディストリビュータ）を昇降可能に嵌合させるとともに、このディストリビュータの内部に空間を形成して、前記中心軸の外周に固定したピストンをこの内部空間内に摺動自在に嵌合し、さらに、このピストンによって区画形成された空間内の上下の室をそれぞれ切換弁を介してエア供給源に接続している。
【０００７】
このロータリ式容器洗浄装置の構成では、ピストンの下方の室にエアを導入すると固定側プレートが下降し、その下方に配置されている回転プレート（ロータ）に押し付けられて、洗浄運転中に固定側プレートと回転プレートとが離隔しないようになっている。そして、両プレート間の摺動面を洗浄する際には、前記ピストンの上方の室内にエアを導入することにより固定側プレートを上昇させて、下方の回転プレートとの間に隙間を形成して、両者の摺動面を洗浄するようにしている。このロータリ式容器洗浄装置では、固定側プレートと回転プレートとを圧接させる押圧手段とこれら両プレートの圧接状態を解除して分離させる押圧解除手段とが単一のエアシリンダから構成されている。
【０００８】
また、第２の公報（特開平１０−１１３６２９号公報）に記載されたロータリ式容器洗浄装置は、回転ホイールに取り付けた回転プレートと、バックアップリングに圧入されて一体化された固定側プレートから成るロータリバルブを備え、このバックアップリングの外周に設けられた取付け部に、押し上げ用エアシリンダのロッドが連結されたロータリ式容器洗浄装置が記載されている。
【０００９】
このロータリ式容器洗浄装置の構成では、通常の洗浄運転を行う場合には、エアシリンダによりバックアップリングを押し上げて、固定側プレートの上面を回転プレートの下面に圧接させることにより、洗浄液の液圧により両プレートが分離しないようにしている。そして、両プレート間の摺動面を洗浄する場合には、エアシリンダによりバックアップリングを引き下げることにより、固定側プレートを下降させて両プレート間に間隙を設けるようにしている。このロータリ式容器洗浄装置でも、同一のエアシリンダによって固定側プレートと回転プレートの圧接および解除を行っている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
前記各公報に記載されたロータリ式容器洗浄装置は、いずれも、固定側プレートおよび回転プレートから成るロータリバルブや、このロータリバルブを介して洗浄液が供給されるノズル、および容器を保持するボトルグリッパ等の容器の洗浄を行う部分が洗浄室内に収容され、一方、回転プレート、ノズルおよびボトルグリッパ等が取り付けられている回転ホイールを回転駆動する駆動手段は、前記洗浄室の外部の機械室側に配置されている。そして、固定側プレートと回転プレートとを圧接させる押圧手段およびその圧接を解除する押圧解除手段であるエアシリンダが、容器の洗浄を行う洗浄室の内部に配置されている。
【００１１】
ところで、エアシリンダは、完全にエア洩れをなくすことはできず、微少ではあっても必ずリークがあるので、前記従来のロータリ式容器洗浄装置のように、押圧手段や押圧解除手段であるエアシリンダを洗浄室内に設置してあると、エアのリークにより洗浄室内の環境が汚染されてしまうおそれがあった。
【００１２】
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、押圧解除手段の作動手段を洗浄室の外部に設置することにより、この作動手段による洗浄室の内部環境の汚染を防止するようにしたロータリ式容器洗浄装置を提供することを目的とするものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るロータリ式容器洗浄装置は、固定側部材とこの固定側部材の摺動面に対し摺動回転する回転部材からなるロータリバルブと、洗浄流体を容器に噴射するノズルと、前記回転部材に連結されたメインシャフトと、このメインシャフトを回転させる駆動手段と、前記固定側部材と回転部材とを圧接させる押圧手段と、前記固定側部材と回転部材とを分離する押圧解除手段と、前記ロータリバルブおよびノズル等からなる容器の洗浄部を収容する洗浄室とを備え、かつ、前記駆動手段をこの洗浄室の外部に設置し、前記ロータリバルブを介して供給される洗浄流体を容器に噴射して洗浄を行うロータリ式容器洗浄装置において、前記押圧解除手段が、前記メインシャフト内を貫通して一端が洗浄室の外部に延びるとともに、他端側が前記固定側部材と連結可能な昇降シャフトと、この昇降シャフトを昇降させる作動手段とを備え、前記作動手段を前記洗浄室の外部に設置したものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図１は本発明の一実施の形態に係るロータリ式容器洗浄装置の縦断面図、図２はその要部の拡大断面図である。ベース２に形成された貫通穴２ａ内を上下に貫通してメインシャフト４が配置され、ベース２上に固定されたハウジング６内のベアリング８によって回転自在に支持されている。このメインシャフト４の上部に回転ホイール１０が固定されている。メインシャフト４の下部には、回転ギア１１が固定されており、図示しない駆動手段によってこの回転ギア１１が回転することにより、メインシャフト４および回転ホイール１０が一体的に回転する。前記ベース２の上方には、洗浄室１２が形成されており、前記回転ホイール１０はこの洗浄室１２内に収容されている。なお、図１には、洗浄室１２の底面１２ａだけを示してある。また、前記ベアリング８の上方には、オイルシール１９が装着されており、このオイルシール１９によって、下方の駆動部側と洗浄室１２の内部との気密が保持されている。
【００１５】
前記回転ホイール１０の外周寄りに、円周方向等間隔で複数のボトルグリッパ１４が設けられている。これら各ボトルグリッパ１４は、回転ホイール１０の外周縁部に垂直に固定された支柱１６上に支持されて、水平な支点を中心に半径方向外方側（図１の右側の状態）と内方側（図１の左側の状態）とに反転できるようになっており、反転することにより把持している容器１８を倒立させ、また正立状態に戻すことができる。これら各ボトルグリッパ１４が容器１８を把持して反転させた位置の下方には、洗浄液を噴射するノズル２０がそれぞれ配置されており、容器１８が反転されて倒立状態になると、ノズル２０の先端がその容器１８の口部に対向する。
【００１６】
回転ホイール１０の上面には、ノズル２０に供給する洗浄液の供給遮断を行なうロータリバルブ２２の回転側の部材を構成する環状の回転プレート（ロータ）２４が取付けられている。このロータ２４はピン２６によって前記回転ホイール１０の上面に固定されて一体的に回転する。ロータ２４の内部には、前記ボトルグリッパ１４の数と同数の吐出通路２８が放射状に形成されている。ロータ２４の内部に形成されている各吐出通路２８は、その洗浄液の入口側開口２８ａが、ロータ２４の上面側の同一円周上に等間隔で並び、洗浄液の出口側開口２８ｂは、ロータ２４の外周面に等間隔で配置されている。これら各吐出通路２８の出口側開口２８ｂは、それぞれ供給ホース３０を介して、前記各ノズル２０に接続されている。
【００１７】
前記回転ホイール１０の中心部の上方には、固定板３２の先端に取付けられたトルクアーム３４とこのトルクアーム３４の下面に固定された円形プレート３６との間に頭部プレート３７が回転自在に支持されたセンターシャフト３８が、前記メインシャフト４と同一軸線上に配置されている。このセンターシャフト３８は円柱状部３８ａの下端にフランジ状の拡大部３８ｂが形成されており、このフランジ状の拡大部３８ｂが前記回転ホイール１０の上面にボルト３９によって固定されている。
【００１８】
センターシャフト３８の円柱状部３８ａの外周に、前記ロータ２４とともにロータリバルブ２２を構成する固定側プレート（ステータ）４０が嵌合されている。前記円形プレート３６には複数のねじ穴３６ａが形成され、このねじ穴３６ａ内にそれぞれ円筒形のナット４２が螺合されている。一方、ステータ４０の上面には、前記円形プレート３６に螺合されているナット４２と対応する位置にそれぞれピン４４が直立して固定されており、これらピン４４がそれぞれ前記ナット４２内に挿入されている。そして、前記ナット４２の下端に形成されたフランジ４２ａの下面と、ピン４４に形成された鍔部４４ａの上面との間に、押圧手段としてのコイルスプリング４６が介装されている。
【００１９】
ステータ４０は、前記ピン４４を介して前記トルクアーム３４に連結されて回転が規制されるとともに、スプリング４６によって常時下方に付勢されている。前記円形プレート３６に螺合されているナット４２のねじ込み量を変更することによって、このスプリング４６のセット長さを調整して、ステータ４０および後に説明するディストリビュータをロータ２４に押し付ける力を調整することができる。
【００２０】
前記ステータ４０の下面に、円弧状の洗浄液供給用長穴（洗浄液供給通路）４８が開口している。この洗浄液供給用長穴４８は、ステータ４０の側面に開口する洗浄液取入口５０を介して外部に連通している。さらに、このステータ４０の下面すなわちこのステータ４０と前記ロータ２４との間には、樹脂製のディストリビュータ５２が配置されている。このディストリビュータ５２は、複数個所のロケーションピン５４によってステータ４０の下面に連結されており、回転方向の動きが規制されるとともに上下方向には相対移動できるようになっている。このディストリビュータ５２にも、前記ステータ４０の洗浄液供給用長穴４８と一致する位置に、上下に貫通する円弧状の洗浄液供給用長穴５６が形成されている。
【００２１】
ステータ４０の外周面には、複数のＬ字状のフック５８が下端の折り曲げ部５８ａを内方側に向けて取り付けられている。このＬ字状フック５８の下端の折り曲げ部５８ａの上面と前記ステータ４０の下面との間が、ディストリビュータ５２の厚さよりも大きく、しかも、後に説明するようにステータ４０を上昇させたときのステータ４０の下面とロータ２４の上面との距離よりも小さい間隔を有している。
【００２２】
ステータ４０およびディストリビュータ５２に設けられている円弧状の洗浄液供給用長穴４８，５６は、前記ロータ２４に形成されている多数の吐出通路２８の入口側開口２８ａが配置されている円と同一半径の円周上に位置しており、これらステータ４０およびディストリビュータ５２とロータ２４とを中心を一致させて重ね合せると、ロータ２４の摺動面の全周に亘って等間隔で開口している吐出通路２８の入口側開口２８ａの一部が、ディストリビュータの円弧状の洗浄液供給用長穴５６に連通し、他の入口側開口２８ａは円弧状長穴５６の形成されていない平坦な部分（摺動面）によって閉塞される。従って、ロータ２４がディストリビュータ５２に対して回転すると、各吐出通路２８は順次円弧状長穴５６に接続され、その後順次遮断される。
【００２３】
前記ステータ４０の側面に開口している洗浄液取入口５０は、供給配管を介して洗浄液タンクに接続されており、図示しないポンプから洗浄液タンクに送られた洗浄液が、この洗浄液取入口５０から前記円弧状の洗浄液供給用長穴４８およびディストリビュータ５２の円弧状の洗浄液供給用長穴５６を通ってロータ２４の各吐出通路２８に供給され、さらに、これら吐出通路２８の出口側開口２８ｂに接続された供給ホース３０を介して前記各ノズル２０に送られるようになっている。
【００２４】
前記センターシャフト３８の外周面とステータ４０の内周面との間には、円筒部６０ａと下端の大径部６０ｂとを有するプッシュプレート６０の円筒部６０ａが、スライドブッシュ６２を介して下方から挿入されている。また、プッシュプレート６０の大径部６０ｂの上面にスラストプレート６４が装着されて前記ステータ４０に対して摺動できるようになっている。なお、このプッシュプレート６０の大径部６０ｂの外面と前記センターシャフト３８の拡大部３８ｂに設けられた段部３８ｃとの間、および、プッシュプレート６０の円筒部６０ａの上端とセンターシャフト３８の円柱状部３８ａの外面との間にそれぞれブーツ６６，６８が装着されて、これら両者３８，６０が相対的に摺動する部分から発生する汚染が洗浄室１２内に放出されないようになっている。
【００２５】
前記メインシャフト４と、このメインシャフト４の上端に固定されている回転ホイール１０の中心部には、上下に貫通する貫通穴４ａ，１０ａが形成されており、これら貫通穴４ａ，１０ａ内にスライドシャフト７０が昇降可能に挿通されている。このスライドシャフト７０の下端は、メインシャフト４の貫通穴４ａから下方へ突出しており、この突出部７０ａが、下方に設けられた押上げ装置（押圧解除手段）７２の昇降プレート７４上にベアリング７６を介して回転可能に支持されている。この昇降プレート７４は複数のエアシリンダ７８のピストンロッド７８ａの上端に連結されており、これらエアシリンダ７８を作動させることによって、昇降プレート７４の昇降を介してスライドシャフト７０を昇降させることができる。
【００２６】
スライドシャフト７０の上端には、大径の頭部７０ｂが形成され、回転ホイール１０の中央部に設けられた凹部１０ｂの底面に係合するようになっている。このスライドシャフト７０の頭部７０ｂの上面と前記センターシャフト３８の下面との間には、スライドシャフト７０がセンターシャフト３８に干渉せずに昇降できる間隙が設けられている。
【００２７】
前記センターシャフト３８は、円柱状部３８ａの下端にフランジ状拡大部３８ｂが形成されており、このフランジ状拡大部３８ｂの基部（中心部寄りの部分）に、この拡大部３８ｂを上下に貫通するとともに、円柱状部３８ａの外面にも切り込んだ挿入孔８２が円周方向等間隔で３個所形成されている。これら各挿入孔８２内には、それぞれプッシュロッド８４が挿入されている。各プッシュロッド８４は、図３に示すように、一対の半円形のピン８４ａ，８４ｂを上下にずらして向かい合わせた形状をしており、上方に延びる側のピン８４ａを内周側、つまり円柱状部３８ａ側に、そして、下方に延びる側のピン８４ｂを外周側、つまり拡大部３８ｂ側に向けて挿入している。
【００２８】
前記プッシュプレート６０の内面の下端部にも、円周方向等間隔で３個所の半円形凹部６０ｃが形成されており、この凹部６０ｃ内に、プッシュロッド８４の下方に延びるピン８４ｂの上端が挿入されている（図２参照）。また、これら三本のプッシュロッド８４の上方に延びるピン８４ａの下端面が、前記スライドシャフト７０の頭部７０ｂの上面に載るとともに、下方に延びるピン８４ｂの下端部がこの頭部７０ｂの外周側に位置している。
【００２９】
以上の構成に係るロータリ式容器洗浄装置の作動について説明する。通常の容器洗浄作業を行う生産運転時には、押上げ装置（押圧解除手段）７２のエアシリンダ７８により昇降プレート７４を下降させて、スライドシャフト７０を下降した状態にしておく。スライドシャフト７０が下降した状態のときには、図２の右半分に示すように、プッシュロッド８４およびプッシュプレート６０も下降し、プッシュプレート６０の大径部６０ｂの上面に装着したスラストプレート６４がステータ４０の下面から離隔している。
【００３０】
このようにステータ４０に対して下方から押し上げる力が作用していない場合には、ステータ４０は、上方のスプリング４６によって下方へ付勢され、ディストリビュータ５２を介してロータ２４の上面に押し付けられている。前記押圧手段としてのスプリング４６による押し付け力は、ステータ４０およびディストリビュータ５２の円弧状の洗浄液供給用長穴４８，５６内に導入された洗浄液の圧力によって、ディストリビュータ５２とロータ２４とが分離して液洩れが発生することを防止できる強さに設定されている。この状態で、図示しない駆動手段によりメインシャフト４を回転させ、このメインシャフト４に固定された回転ホイール１０およびロータ２４を回転させる。
【００３１】
搬送コンベヤ（図示せず）によって正立した状態で連続的に搬送されてきた多数の容器１８は、スターホイール等の供給手段によってこのロータリ式容器洗浄装置内に順次搬入される。容器洗浄装置内に搬入された容器１８は、回転ホイール１０の外周部に取付けられているグリッパ１４によって一本ずつ把持される。回転ホイール１０の回転に伴って移動している間にグリッパ１４が回転ホイール１０の半径方向内方側に反転して、保持されている容器１８は倒立状態になる。倒立状態になった容器１８の口部に、前記内洗ノズル２０が向かい合うようになっている（図１の左側参照）。
【００３２】
ディストリビュータ５２の摺動面には、円弧状の洗浄液供給用長穴５６が開口して、ステータ４０の円弧状長穴４８を介して常時洗浄液が供給されており、ロータ２４の回転に伴って、吐出通路２８の入口側開口２８ａがディストリビュータ５２の円弧状長穴５６に接続されると、洗浄液は、ロータ２４の吐出通路２８および供給ホース３０を介して前記内洗ノズル２０に送られ、倒立している容器１８内に噴射されて容器１８の内部の洗浄が行なわれる。
【００３３】
ロータ２４の内部に形成された吐出通路２８の入口側開口２８ａが、ディストリビュータ５２の円弧状長穴５６内を移動している間は、ノズル２０に洗浄液が送られ容器１８の内部に噴射されて洗浄を行なう。その後、ロータ２４の回転によって吐出通路２８の入口側開口２８ａがディストリビュータ５２の円弧状長穴５６を通過すると、前記洗浄液を供給する一連の通路が遮断されて洗浄が終了する。以後、ボトルグリッパ１４は、所定の回転範囲に亘って容器１８を倒立状態のまま保持して搬送し水切りを行なう。その後、ボトルグリッパ１４は再び反転して容器１８を正立状態に戻した後、出口スターホイール等によってこのロータリ式容器洗浄装置外に排出する。
【００３４】
前記生産運転の終了後あるいは生産運転の開始前等に、固定側部材（ステータ４０およびディストリビュータ５２）と回転側部材（ロータ２４）との間の摺動面の洗浄を行う。この場合には、前記押圧解除手段７２のエアシリンダ７８を作動させて、スライドシャフト７０を上昇させる。すると、図２の左側に示すように、上昇したスライドシャフト７０の頭部７０ｂがプッシュロッド８４を押し上げ、さらにこのプッシュロッド８４がプッシュプレート６０を押し上げる。前記のように、スライドロッド７０が下降している時には、プッシュプレート６０の大径部６０ｂ上に載っているスラストプレート６４の上面とステータ４０の下面との間には僅かな間隙があるが、スライドロッド７０によってプッシュプレート６０が上昇されると、このスラストプレート６４がステータ４０の下面に当たってステータ４０を押し上げる。
【００３５】
ステータ４０が押し上げられると、ステータ４０とディストリビュータ５２がともに上昇して、ディストリビュータ５２の下面とロータ２４の上面との間に間隙が形成される。この状態で、ステータ４０の洗浄液取入口５０から洗浄液供給用長穴４８に洗浄液を供給すると、この洗浄液の圧力により、ディストリビュータ５２がステータ４０から離れてステータ４０の側面に取り付けられているフック５８に係合する。このフック５８の長さは、ディストリビュータ５２がステータ４０から離れたときに、ディストリビュータ５２がロータ２４に当接する位置まで落下せず、途中で吊り下げた状態になるように設定してある。従って、ディストリビュータ５２の上面がステータ４０の下面に対して間隙があり、しかも、ディストリビュータ５２の下面がロータ２４の上面に対して間隙がある状態になる。
【００３６】
このように、ディストリビュータ５２とロータ２４との摺動面およびディストリビュータ５２とステータ４０との間の結合面をそれぞれ離隔することができるので、ディストリビュータ５２の完全な洗浄が可能である。しかも、ステータ４０、ディストリビュータ５２およびロータ２４を分離する押圧解除手段７２の作動手段であるエアシリンダ７８を洗浄室１２の外部に設置したので、このエアシリンダ７８によって洗浄室１２内の雰囲気が汚染されるおそれがない。なお、この実施の形態では、ロータリバルブ２２の固定側部材としてステータ４０およびディストリビュータ５２を連結して使用しているが、固定側部材を単一の部材により構成することもできる。この場合には、ディストリビュータ（固定側部材）とロータ２４との摺動面を分離してこの部分だけを洗浄すればよい。
【００３７】
また、前記実施の形態では、ロータリバルブ２２の固定側部材（ステータ４０およびディストリビュータ５２）を回転部材（ロータ２４）に押し付けて圧接させる押圧手段としてスプリング４６を、そして、これらの圧接を解除して分離する押圧解除手段７２の作動手段としてエアシリンダ７８を用いたが、これら押圧手段と押圧解除手段として、前記公報に記載された従来のロータリ式容器洗浄装置のように単一のエアシリンダを兼用することもできる。
【００３８】
さらに、ステータ４０を昇降させる際に、スライドシャフト７０とステータ４０とを連結する手段は、前記プッシュプレート６０とプッシュロッド７４に限るものではなく、その他の構成とすることもできる。また、ロータリバルブ２２の固定側部材４０，５２と回転部材２４を、前記実施の形態と上下を逆にして配置することもできる。
【００３９】
【発明の効果】
以上述べたように本発明に係るロータリ式容器洗浄装置では、ロータリバルブを構成する固定側部材と回転部材との圧接を解除する押圧解除手段として、昇降シャフトとこの昇降シャフトを昇降させる作動手段とを設け、特に、その作動手段を容器の洗浄が行われる洗浄室の外部に設置したことにより、この作動手段から発生する汚染により洗浄室内の環境が悪化することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係るロータリ式容器洗浄装置の全体の構成を示す縦断面図である。
【図２】前記ロータリ式容器洗浄装置の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図３】固定側部材と回転部材との圧接状態を解除する押圧解除手段の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
４メインシャフト
１２洗浄室
２０ノズル
２２ロータリバルブ
２４回転部材（ロータ）
４６押圧手段（スプリング）
５２固定側部材（ディストリビュータ）
７２押圧解除手段
７０昇降シャフト（スライドシャフト）
７８作動手段（エアシリンダ）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rotary container cleaning device, and more particularly to a configuration of a pressure releasing means that enables separation of both members in order to clean a sliding surface between a fixed side member and a rotary member of a rotary valve. It is.
[0002]
[Prior art]
In general, a rotary container cleaning device receives a container from an inlet star wheel that rotates around a central axis and a container that is provided on the outer periphery of the rotating wheel at equal intervals in the circumferential direction and conveyed by a conveyor. A plurality of bottle grippers that invert the container while being rotated and conveyed, and provided at positions corresponding to the bottle grippers of the rotating wheel, respectively, and spraying the cleaning liquid into the container inverted by the bottle gripper An inner washing nozzle for washing the inside of the container and a rotary valve for supplying a washing liquid from the stationary side to the inner washing nozzle of the rotating wheel are provided.
[0003]
A conventional rotary valve is a fixed member (distributor) and a rotating member (rotor) that is attached to a rotating wheel and rotates integrally, and is slidably rotated with respect to the fixed member that is disposed facing the top and bottom. And. A discharge passage for feeding the cleaning liquid to the pipe connected to each of the inner washing nozzles is formed inside the rotary member, while a supply passage for distributing and supplying the cleaning liquid sent from the pump to the stationary member. When the discharge passage of the rotating member is connected to the supply passage of the stationary member in a predetermined section during rotation of the rotating wheel, the cleaning liquid is sent to the inner washing nozzle via the pipe, The container is washed by being sprayed into the container held by the gripper.
[0004]
In the rotary container cleaning apparatus having the above-described configuration, the cleaning liquid sent from the pump is always supplied to the supply passage of the stationary member, and the cleaning liquid is supplied to the nozzle from the discharge passage that matches the supply passage while the rotating member is rotating. Since the liquid is injected to the container, a strong hydraulic pressure acts on the sliding surface between the stationary member and the rotating member to separate the rotating member. Therefore, the stationary member is pressed against the rotating member by pressing means such as an air cylinder so that the stationary member and the rotating member are not separated and the cleaning liquid does not leak from the sliding surface.
[0005]
In the rotary type container cleaning apparatus, during the production operation in which the normal container cleaning operation is performed, the rotating member is rotated while the stationary member and the rotating member are pressed by the pressing means as described above. Wear powder or the like is generated by friction of the sliding surface. Therefore, before the start of the normal cleaning operation or after the end of the operation, the pressing force by the pressing means is released to separate the two members, and the sliding surface between the two members is cleaned. A rotary type container cleaning apparatus including a pressing unit that presses and presses a fixed side member and a rotating member in this manner and a pressure releasing unit that releases and separates the pressing of both is conventionally known (Japanese Patent Laid-Open No. 11). -277017, JP-A-10-113629).
[0006]
In the conventional rotary container cleaning device described in the first publication (Japanese Patent Laid-Open No. 11-277017), a fixed side plate (distributor) is fitted around the central axis so as to be movable up and down, and the interior of the distributor A piston fixed to the outer periphery of the central shaft is slidably fitted into the internal space, and the upper and lower chambers in the space defined by the piston are respectively connected to switching valves. Connected to the air supply.
[0007]
In this configuration of the rotary container cleaning device, when air is introduced into the chamber below the piston, the fixed side plate descends and is pressed against the rotating plate (rotor) disposed below the fixed side plate during the cleaning operation. The plate and the rotating plate are not separated from each other. When cleaning the sliding surface between the two plates, air is introduced into the chamber above the piston to raise the fixed side plate and form a gap with the lower rotating plate. Both sliding surfaces are cleaned. In this rotary type container cleaning apparatus, the pressing means for pressing the fixed side plate and the rotating plate and the pressing release means for releasing the pressure contact state between these plates and separating them are constituted by a single air cylinder.
[0008]
Further, the rotary container cleaning device described in the second publication (Japanese Patent Laid-Open No. 10-113629) comprises a rotating plate attached to a rotating wheel and a fixed side plate press-fitted into a backup ring and integrated. There is described a rotary type container cleaning device that includes a rotary valve, and a rod of a push-up air cylinder is connected to a mounting portion provided on the outer periphery of the backup ring.
[0009]
In the configuration of this rotary type container cleaning device, when performing a normal cleaning operation, the back-up ring is pushed up by an air cylinder, and the upper surface of the fixed side plate is brought into pressure contact with the lower surface of the rotating plate. Both plates are kept from separating. When cleaning the sliding surface between the two plates, the backup ring is pulled down by the air cylinder to lower the fixed side plate so as to provide a gap between the two plates. In this rotary container cleaning apparatus, the fixed plate and the rotating plate are pressed and released by the same air cylinder.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
Each of the rotary type container cleaning devices described in the above publications includes a rotary valve composed of a fixed side plate and a rotating plate, a nozzle to which cleaning liquid is supplied through the rotary valve, a bottle gripper for holding the container, and the like. The portion for cleaning the container is housed in the cleaning chamber, while the driving means for rotating the rotating wheel to which the rotating plate, the nozzle, the bottle gripper and the like are attached is disposed on the machine chamber side outside the cleaning chamber. Has been. A pressing unit that presses the fixed side plate and the rotating plate and an air cylinder that is a pressing release unit that releases the pressing are disposed inside the cleaning chamber that cleans the container.
[0011]
By the way, the air cylinder cannot completely eliminate the air leakage, and there is always a leak even if it is minute. Therefore, like the conventional rotary container cleaning device, the air cylinder is a pressing means or a pressing release means. Is installed in the cleaning chamber, there is a possibility that the environment in the cleaning chamber may be contaminated by air leakage.
[0012]
The present invention has been made in order to solve the above-mentioned problems, and by installing the operating means of the pressure release means outside the cleaning chamber, the rotary which prevents the internal environment of the cleaning chamber from being contaminated by the operating means. An object of the present invention is to provide a type container cleaning apparatus.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
A rotary container cleaning device according to the present invention includes a rotary valve including a stationary member and a rotating member that slides and rotates with respect to the sliding surface of the stationary member. Inject the cleaning fluid into the container A nozzle, a main shaft connected to the rotating member, a driving unit that rotates the main shaft, a pressing unit that presses the fixed side member and the rotating member, and the fixed side member and the rotating member are separated. A pressing chamber and a cleaning chamber for storing a cleaning section of a container including the rotary valve and the nozzle, and the driving unit is installed outside the cleaning chamber. The cleaning fluid supplied through the rotary valve is jetted into the container for cleaning. In the rotary type container cleaning apparatus, the pressing release means passes through the main shaft and has one end extending to the outside of the cleaning chamber and the other end connected to the fixed member, and the lifting shaft. Operating means for raising and lowering, Above The operating means is installed outside the cleaning chamber.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described below with reference to embodiments shown in the drawings. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a rotary type container cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an enlarged sectional view of an essential part thereof. A main shaft 4 is disposed vertically through a through hole 2 a formed in the base 2, and is rotatably supported by a bearing 8 in a housing 6 fixed on the base 2. A rotating wheel 10 is fixed to the upper portion of the main shaft 4. A rotating gear 11 is fixed to the lower part of the main shaft 4, and the rotating shaft 11 is rotated integrally by rotating the rotating gear 11 by driving means (not shown). A cleaning chamber 12 is formed above the base 2, and the rotating wheel 10 is accommodated in the cleaning chamber 12. In FIG. 1, only the bottom surface 12a of the cleaning chamber 12 is shown. Further, an oil seal 19 is mounted above the bearing 8, and the oil seal 19 keeps the airtightness between the lower drive unit side and the inside of the cleaning chamber 12.
[0015]
A plurality of bottle grippers 14 are provided near the outer periphery of the rotating wheel 10 at equal intervals in the circumferential direction. Each of these bottle grippers 14 is supported on a support column 16 fixed perpendicularly to the outer peripheral edge of the rotating wheel 10, and radially outward (right side in FIG. 1) and inward about a horizontal fulcrum. The container 18 can be reversed to the side (the state on the left side in FIG. 1), and the container 18 being gripped can be inverted and returned to the upright state. Below the position where each bottle gripper 14 grips and reverses the container 18, nozzles 20 for injecting the cleaning liquid are respectively arranged. When the container 18 is inverted and turned upside down, the tip of the nozzle 20 is It faces the mouth of the container 18.
[0016]
An annular rotary plate (rotor) 24 that constitutes a member on the rotary side of the rotary valve 22 that shuts off the supply of the cleaning liquid supplied to the nozzle 20 is attached to the upper surface of the rotary wheel 10. The rotor 24 is fixed to the upper surface of the rotary wheel 10 by pins 26 and rotates integrally. The same number of discharge passages 28 as the number of bottle grippers 14 are formed radially inside the rotor 24. In each discharge passage 28 formed in the rotor 24, the cleaning liquid inlet side openings 28 a are arranged at equal intervals on the same circumference on the upper surface side of the rotor 24, and the cleaning liquid outlet side openings 28 b are arranged on the rotor 24. Are arranged at equal intervals on the outer peripheral surface of the. The outlet openings 28b of the discharge passages 28 are connected to the nozzles 20 via supply hoses 30, respectively.
[0017]
Above the central portion of the rotating wheel 10, a head plate 37 is rotatable between a torque arm 34 attached to the tip of the fixed plate 32 and a circular plate 36 fixed to the lower surface of the torque arm 34. A supported center shaft 38 is disposed on the same axis as the main shaft 4. The center shaft 38 is formed with a flange-like enlarged portion 38 b at the lower end of the cylindrical portion 38 a, and the flange-like enlarged portion 38 b is fixed to the upper surface of the rotating wheel 10 by a bolt 39.
[0018]
A fixed side plate (stator) 40 that constitutes the rotary valve 22 together with the rotor 24 is fitted to the outer periphery of the cylindrical portion 38 a of the center shaft 38. A plurality of screw holes 36a are formed in the circular plate 36, and cylindrical nuts 42 are screwed into the screw holes 36a. On the other hand, on the upper surface of the stator 40, pins 44 are fixed upright at positions corresponding to the nuts 42 screwed into the circular plate 36, and these pins 44 are inserted into the nuts 42, respectively. ing. A coil spring 46 as a pressing means is interposed between the lower surface of the flange 42 a formed on the lower end of the nut 42 and the upper surface of the flange portion 44 a formed on the pin 44.
[0019]
The stator 40 is connected to the torque arm 34 via the pin 44 to restrict the rotation, and is always urged downward by a spring 46. By changing the screwing amount of the nut 42 screwed into the circular plate 36, the set length of the spring 46 is adjusted, and the force for pressing the stator 40 and the distributor described later against the rotor 24 is adjusted. Can do.
[0020]
An arc-shaped cleaning liquid supply slot (cleaning liquid supply passage) 48 is opened on the lower surface of the stator 40. The cleaning liquid supply slot 48 communicates with the outside through a cleaning liquid inlet 50 that opens on the side surface of the stator 40. Further, a resin distributor 52 is disposed on the lower surface of the stator 40, that is, between the stator 40 and the rotor 24. The distributor 52 is connected to the lower surface of the stator 40 by a plurality of location pins 54 so that the movement in the rotational direction is restricted and the distributor 52 can be relatively moved in the vertical direction. The distributor 52 also has an arc-shaped cleaning liquid supply slot 56 penetrating vertically in a position that coincides with the cleaning liquid supply slot 48 of the stator 40.
[0021]
A plurality of L-shaped hooks 58 are attached to the outer peripheral surface of the stator 40 with the lower bent portion 58a facing inward. The space between the upper surface of the bent portion 58a at the lower end of the L-shaped hook 58 and the lower surface of the stator 40 is larger than the thickness of the distributor 52, and the stator 40 when the stator 40 is raised as will be described later. And a distance smaller than the distance between the lower surface of the rotor 24 and the upper surface of the rotor 24.
[0022]
The arc-shaped cleaning liquid supply slots 48 and 56 provided in the stator 40 and the distributor 52 have the same radius as the circle in which the inlet side openings 28a of the numerous discharge passages 28 formed in the rotor 24 are arranged. When the stator 40 and the distributor 52 and the rotor 24 are overlapped with each other at the center, the discharge is opened at equal intervals over the entire circumference of the sliding surface of the rotor 24. A part of the inlet-side opening 28a of the passage 28 communicates with the arc-shaped cleaning liquid supply slot 56 of the distributor, and the other inlet-side opening 28a is a flat part (sliding) in which the arc-shaped slot 56 is not formed. Obstructed by the surface). Accordingly, when the rotor 24 rotates with respect to the distributor 52, the discharge passages 28 are sequentially connected to the arc-shaped elongated holes 56 and then sequentially shut off.
[0023]
The cleaning liquid inlet 50 opened on the side surface of the stator 40 is connected to a cleaning liquid tank via a supply pipe, and the cleaning liquid sent from the pump (not shown) to the cleaning liquid tank is sent from the cleaning liquid intake 50 to the circle. It is supplied to each discharge passage 28 of the rotor 24 through the arc-shaped cleaning liquid supply slot 48 and the arc-shaped cleaning liquid supply slot 56 of the distributor 52, and is further connected to the outlet side opening 28 b of these discharge paths 28. It is sent to each nozzle 20 via a supply hose 30.
[0024]
Between the outer peripheral surface of the center shaft 38 and the inner peripheral surface of the stator 40, a cylindrical portion 60 a of a push plate 60 having a cylindrical portion 60 a and a large-diameter portion 60 b at the lower end is viewed from below via a slide bush 62. Has been inserted. A thrust plate 64 is mounted on the upper surface of the large-diameter portion 60b of the push plate 60 so that it can slide relative to the stator 40. It should be noted that the outer surface of the large-diameter portion 60b of the push plate 60 and the stepped portion 38c provided on the enlarged portion 38b of the center shaft 38, and the upper end of the cylindrical portion 60a of the push plate 60 and the circle of the center shaft 38 are provided. Boots 66 and 68 are mounted between the columnar portion 38a and the outer surface of the columnar portion 38a, respectively, so that contamination generated from a portion where the both slides 38 and 60 slide relative to each other is not released into the cleaning chamber 12.
[0025]
At the center of the main shaft 4 and the rotating wheel 10 fixed to the upper end of the main shaft 4, through holes 4a and 10a penetrating vertically are formed, and slide into the through holes 4a and 10a. The shaft 70 is inserted so as to be movable up and down. The lower end of the slide shaft 70 protrudes downward from the through hole 4a of the main shaft 4, and the protrusion 70a is on a lift plate 74 of a push-up device (press release means) 72 provided below. It is rotatably supported through The elevating plate 74 is connected to the upper ends of piston rods 78 a of a plurality of air cylinders 78. By operating these air cylinders 78, the slide shaft 70 can be raised and lowered via the elevating of the elevating plate 74.
[0026]
A large-diameter head portion 70 b is formed at the upper end of the slide shaft 70, and engages with the bottom surface of the concave portion 10 b provided in the central portion of the rotating wheel 10. A gap is provided between the upper surface of the head 70 b of the slide shaft 70 and the lower surface of the center shaft 38 so that the slide shaft 70 can move up and down without interfering with the center shaft 38.
[0027]
The center shaft 38 has a flange-shaped enlarged portion 38b formed at the lower end of the columnar portion 38a. The base portion of the flange-shaped enlarged portion 38b (a portion closer to the center) penetrates the enlarged portion 38b vertically. In addition, three insertion holes 82 cut into the outer surface of the cylindrical portion 38a are formed at equal intervals in the circumferential direction. Push rods 84 are inserted into the respective insertion holes 82. As shown in FIG. 3, each push rod 84 has a shape in which a pair of semi-circular pins 84a and 84b are shifted up and down and face each other. A pin 84b on the side extending to the columnar portion 38a and extending downward is inserted toward the outer peripheral side, that is, toward the enlarged portion 38b.
[0028]
Three semicircular recesses 60c are formed at equal intervals in the circumferential direction at the lower end of the inner surface of the push plate 60, and the upper ends of pins 84b extending below the push rod 84 are inserted into the recesses 60c. (See FIG. 2). Further, the lower end surface of the pin 84a extending above the three push rods 84 is placed on the upper surface of the head portion 70b of the slide shaft 70, and the lower end portion of the pin 84b extending downward is the outer peripheral side of the head portion 70b. Is located.
[0029]
The operation of the rotary container cleaning apparatus according to the above configuration will be described. During a production operation in which a normal container cleaning operation is performed, the lift plate 74 is lowered by the air cylinder 78 of the push-up device (press release means) 72 so that the slide shaft 70 is lowered. When the slide shaft 70 is in the lowered state, the push rod 84 and the push plate 60 are also lowered as shown in the right half of FIG. 2, and the thrust plate 64 mounted on the upper surface of the large diameter portion 60 b of the push plate 60 is fixed to the stator 40. It is separated from the lower surface of the.
[0030]
In this way, when the force that pushes up from below is not acting on the stator 40, the stator 40 is urged downward by the upper spring 46 and is pressed against the upper surface of the rotor 24 via the distributor 52. . The pressing force by the spring 46 as the pressing means is such that the distributor 52 and the rotor 24 are separated by the pressure of the cleaning liquid introduced into the arc-shaped cleaning liquid supply slots 48 and 56 of the stator 40 and the distributor 52. The strength is set to prevent leakage. In this state, the main shaft 4 is rotated by driving means (not shown), and the rotating wheel 10 and the rotor 24 fixed to the main shaft 4 are rotated.
[0031]
A number of containers 18 that have been continuously conveyed in an upright state by a conveying conveyor (not shown) are sequentially carried into the rotary container cleaning device by a supply means such as a star wheel. The containers 18 carried into the container cleaning apparatus are gripped one by one by the gripper 14 attached to the outer peripheral portion of the rotating wheel 10. While moving along with the rotation of the rotating wheel 10, the gripper 14 is reversed inward in the radial direction of the rotating wheel 10, and the held container 18 is inverted. The inner washing nozzle 20 faces the mouth of the container 18 in an inverted state (see the left side of FIG. 1).
[0032]
An arc-shaped cleaning liquid supply slot 56 is opened on the sliding surface of the distributor 52, and the cleaning liquid is constantly supplied through the arc-shaped slot 48 of the stator 40. As the rotor 24 rotates, When the inlet side opening 28 a of the discharge passage 28 is connected to the arc-shaped elongated hole 56 of the distributor 52, the cleaning liquid is sent to the inner washing nozzle 20 via the discharge passage 28 and the supply hose 30 of the rotor 24 and inverted. The inside of the container 18 is cleaned by being injected into the container 18.
[0033]
While the inlet-side opening 28 a of the discharge passage 28 formed in the rotor 24 moves in the arc-shaped elongated hole 56 of the distributor 52, the cleaning liquid is sent to the nozzle 20 and injected into the container 18. Wash. Thereafter, when the inlet side opening 28a of the discharge passage 28 passes through the arc-shaped elongated hole 56 of the distributor 52 by the rotation of the rotor 24, the series of passages for supplying the cleaning liquid is blocked and the cleaning is finished. Thereafter, the bottle gripper 14 holds the container 18 in an inverted state over a predetermined rotation range, conveys it, and drains water. Thereafter, the bottle gripper 14 is inverted again to return the container 18 to an upright state, and then discharged out of the rotary container cleaning device by an outlet star wheel or the like.
[0034]
After the production operation is completed or before the production operation is started, the sliding surface between the stationary member (stator 40 and distributor 52) and the rotation member (rotor 24) is cleaned. In this case, the air cylinder 78 of the pressing release means 72 is operated to raise the slide shaft 70. Then, as shown on the left side of FIG. 2, the head 70 b of the raised slide shaft 70 pushes up the push rod 84, and the push rod 84 pushes up the push plate 60. As described above, when the slide rod 70 is lowered, there is a slight gap between the upper surface of the thrust plate 64 placed on the large diameter portion 60b of the push plate 60 and the lower surface of the stator 40. When the push plate 60 is raised by the slide rod 70, the thrust plate 64 hits the lower surface of the stator 40 and pushes up the stator 40.
[0035]
When the stator 40 is pushed up, both the stator 40 and the distributor 52 rise, and a gap is formed between the lower surface of the distributor 52 and the upper surface of the rotor 24. In this state, when the cleaning liquid is supplied from the cleaning liquid intake port 50 of the stator 40 to the long hole 48 for supplying the cleaning liquid, the distributor 52 is separated from the stator 40 by the pressure of the cleaning liquid and is attached to the hook 58 attached to the side surface of the stator 40. Engage. The length of the hook 58 is set so that when the distributor 52 is separated from the stator 40, the distributor 52 does not drop to a position where it contacts the rotor 24, but is suspended in the middle. Accordingly, the upper surface of the distributor 52 has a gap with respect to the lower surface of the stator 40, and the lower surface of the distributor 52 has a gap with respect to the upper surface of the rotor 24.
[0036]
In this manner, the sliding surface between the distributor 52 and the rotor 24 and the coupling surface between the distributor 52 and the stator 40 can be separated from each other, so that the distributor 52 can be completely cleaned. In addition, since the air cylinder 78 that is the operating means of the pressure release means 72 that separates the stator 40, the distributor 52, and the rotor 24 is installed outside the cleaning chamber 12, the air cylinder 78 contaminates the atmosphere in the cleaning chamber 12. There is no fear. In this embodiment, the stator 40 and the distributor 52 are connected and used as the fixed side member of the rotary valve 22, but the fixed side member may be formed of a single member. In this case, it is only necessary to separate the sliding surface between the distributor (fixed side member) and the rotor 24 and clean only this portion.
[0037]
In the above embodiment, the spring 46 is used as a pressing means for pressing the fixed side member (the stator 40 and the distributor 52) of the rotary valve 22 against the rotating member (the rotor 24), and the pressure contact is released. The air cylinder 78 is used as the operating means of the pressing release means 72 to be separated. However, as the pressing means and the pressing release means, a single air cylinder is used as in the conventional rotary container cleaning device described in the above publication. You can also
[0038]
Further, the means for connecting the slide shaft 70 and the stator 40 when raising and lowering the stator 40 is not limited to the push plate 60 and the push rod 74, and other configurations may be employed. Further, the fixed side members 40 and 52 of the rotary valve 22 and the rotating member 24 can be arranged upside down with respect to the above embodiment.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, in the rotary type container cleaning apparatus according to the present invention, as the pressure release means for releasing the pressure contact between the fixed side member and the rotary member constituting the rotary valve, the lifting shaft and the operating means for lifting and lowering the lifting shaft; In particular, since the operating means is installed outside the cleaning chamber where the container is cleaned, it is possible to prevent the environment in the cleaning chamber from being deteriorated due to contamination generated by the operating means.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing the overall configuration of a rotary container cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged longitudinal sectional view showing a main part of the rotary type container cleaning apparatus.
FIG. 3 is a perspective view showing a main part of a pressing release means for releasing a pressure contact state between a stationary member and a rotating member.
[Explanation of symbols]
4 Main shaft
12 Cleaning room
20 nozzles
22 Rotary valve
24 Rotating member (rotor)
46 Pressing means (spring)
52 Fixed member (distributor)
72 Press release means
70 Elevating shaft (slide shaft)
78 Actuating means (Air cylinder)

Claims

A rotary valve composed of a fixed member and a rotating member that slides and rotates with respect to a sliding surface of the fixed member, a nozzle that injects a cleaning fluid into a container, a main shaft connected to the rotating member, and the main shaft A container cleaning unit comprising: a driving unit that rotates the pressing member; a pressing unit that press-contacts the stationary member and the rotating member; a pressing release unit that separates the stationary member and the rotating member; and the rotary valve and nozzle. A rotary chamber cleaning apparatus for cleaning by cleaning the fluid supplied through the rotary valve to the container , wherein the drive means is installed outside the cleaning chamber. ,
The pressing release means includes an elevating shaft that penetrates through the main shaft and has one end extending outside the cleaning chamber and the other end connected to the fixed member, and an operating means for elevating and lowering the elevating shaft. The rotary container cleaning apparatus, wherein the operating means is installed outside the cleaning chamber.