JP4324298B2 - 自動車運搬車のリヤゲート装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車運搬車のリヤゲート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車を運搬する場合、荷台にリヤゲート装置を備えた自動車運搬車が広く使用されており、リヤゲートは自動車運搬時は格納状態であり、自動車の積み降ろしの際に開放されて、地面と荷台床面との間のスロープを形成し、道板として機能する。
【0003】
通常、スロープを形成するリヤゲート上を自動車が自走して、荷台への自動車の積み降ろしが行われるが、フロントスポイラ装着車の場合には、フロントスポイラの前下端部が図8のようにリヤゲートに接触してしまうことがある。
【0004】
これに対して、リヤゲートの後方に他の道板を継ぎ足すことにより、スロープの水平長さを長くして、その傾斜角を小さくすることができるが、車両後方に広い場所を必要とするので、実用上好ましくない。
【0005】
以上の問題を解決すべく、特開平2−234854号公報においては、リヤゲートを略水平状態に固定した後、地面と接する位置まで降下させ、自動車を自走によりリヤゲート上に搭載した後、リヤゲートと共に略水平状態のまま荷台高さまで垂直上昇させ、自走して荷台に乗り込むことができるリヤゲート装置が開示されている。
【0006】
この装置によれば、自動車がスロープに乗り込む動作がないので、上記のフロントスポイラ前下端部がスロープに接触する問題は生じないが、リヤゲートの水平状態を保持するためのテンションチェーンを着脱する作業を必要とする。
【0007】
又、リヤゲートの垂直昇降には、リヤゲートのみを開閉するための通常の開閉装置を昇降装置として使用しているので、レーシングカー等の軽量自動車の垂直昇降は可能であるが、開閉装置の容量的な理由から、より重量のある一般的な自動車の垂直昇降ができない場合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
これに対して、一般的な自動車の垂直昇降を行うために、開閉装置の容量を上げると、開閉装置が大型化し、コスト、重量が増加するという問題がある。
【0009】
一般的な自動車について垂直昇降による積み降ろしを必要とする場合が少ないことを考慮すると、開閉装置の大型化は好ましくない。
【0010】
本発明は、このような問題点に鑑みて、従来のリヤゲート開閉装置を大型化することなく、比較的簡単な構造で、車両前下端部の地上高が低い自動車の積み降ろしを可能とする、作業性、経済性に優れた自動車運搬車のリヤゲート装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1のように、荷台後部の左右両端に、略鉛直に配置された左右一対の支柱と、略長方形の板状体で、前記支柱の間に格納して配置され、基端側が前記荷台後部の床面の近傍位置で、車両幅方向のピンを介して枢支され、自由端側が前記格納位置から後方へ略接地する全開位置まで回動可能であるメインゲートと、一端が前記支柱に連結され、他端が前記メインゲートの長手方向中間位置、且つ、車両幅方向両側に連結された前記メインゲートを駆動する左右一対の昇降装置と、を有してなる自動車運搬車のリヤゲート装置において、前記荷台後部の左右両端に、鉛直方向を長手方向として配置、固定された左右一対のガイドレールと、これらガイドレールに案内されて上下方向に移動自在、且つ、前記ピンを実質的に支持する左右一対のゲートスライダと、前記メインゲートの全開位置で、前記荷台後部の床面と、前記メインゲートの基端上面とが略同一高さとなるように、前記ゲートスライダを固定すると共に、前記ゲートスライダを解放自在のストッパと、を備えてなり、前記昇降装置は前記メインゲートの基端側を、前記ピンと共に、前記ストッパによる前記ゲートスライダの固定位置と、地面近傍との間で昇降させるように構成されたことを特徴とする自動車運搬車のリヤゲート装置により、上記目的を達成するものである。
【0012】
又、前記メインゲートは、前記自由端近傍に、少なくとも左右一対の車輪を備え、前記メインゲートの全開位置において、前記車輪が地面に接し、且つ、車両前後方向に転動可能となるようにしてもよい。
【0013】
更に、前記ガイドレールは前記支柱の一部として形成されていてもよい。
【0014】
更に又、前記昇降装置は左右一対の油圧シリンダを有してなり、これら油圧シリンダが前記支柱と、前記メインゲートとに連結された構造としてもよい。
【0015】
又、前記メインゲートの自由端に、係合部材を介して回動自在に係合された、略長方形の板状部材であって、前記格納位置における前記メインゲートに折り重ねた状態で格納可能とされるサブゲートを設け、このサブゲートは前記メインゲートの全開位置で前記メインゲートの後方の地面と接触可能であり、且つ、前後方向の一定範囲で、前記メインゲートに対して前後動可能であるようにしてもよい。
【0016】
更に、前記係合部材は長孔を有する、少なくとも左右一対の部材からなり、この部材の一端が、前記メインゲートの先端側と、前記長孔に前記車輪の車軸を貫通させて係合され、前記部材の他端が前記サブゲートの基端側と、前記長孔を挿通する車両幅方向のピンを介して係合されるようにしてもよい。
【0017】
更に又、車両幅方向を長手方向として配置され、前記左右一対のゲートスライダにより両端を支持される略棒状のスライドバーを設け、このスライドバーに前記メインゲートの基端が、前記ピンを介して枢支されるようにしてもよい。
【0018】
本発明においては、リヤゲートの開閉装置を兼ねる、比較的容量の小さな昇降装置を備えた簡単な構造のリヤゲート装置により、車両前下端部の地上高が低い自動車を自動車運搬車に積載することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の例を、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態の例に係る自動車運搬車10のリヤゲート装置12は、荷台14の後部の左右両端に略鉛直に配置された左右一対の支柱16の間に格納して配置され、基端18Aが前記荷台14後部の床面14A近傍位置で、車両幅方向のピン20を介して枢支され、自由端18Bが格納位置から後方へ,略接地する全開位置まで回動可能であるメインゲート18と、一端22Aが前記支柱16に連結され、他端22Bが前記メインゲート18の長手方向中間位置、且つ、車両幅方向両側に連結された前記メインゲート18を駆動する左右一対の油圧シリンダからなる昇降装置22とを有して構成されている。
【0021】
前記メインゲート18は、2本の車両幅方向のクロスメンバ18C、18Dに、前記全開位置において道板となるように自動車40のトレッド幅に合わせた左右一対の板状部材18Eを固着した構造であり、これら板状部材18Eの前後端が前記基端18A、及び前記自由端18Bを構成している。
【0022】
前記昇降装置22の他端22Bは、前記クロスメンバ18Cの左右両端に連結されている。
【0023】
前記昇降装置22は前記支柱近傍に設置された昇降スイッチ22Cを操作することにより、伸長又は収縮可能となっている。
【0024】
図3に示すように、前記メインゲートの基端18Aは、車両幅方向を長手方向とするスライドバー24に前記ピン20を介して枢支された構造となっている。
【0025】
前記スライドバー24の左右両端は、前記左右一対の支柱16の下部に形成されたガイドレール16Aに案内されて上下方向に移動可能の左右一対のゲートスライダ26に支持されている。
【0026】
このゲートスライダ26は、左右一対のストッパ28により、前記メインゲート18の全開位置にて前記荷台後部床面14Aと、前記メインゲートの基端18Aの上面が略同一高さとなる位置に固定可能とされている。
【0027】
このストッパ28は、例えば丸棒をL形に曲屈したものであり、前記ガイドレール16Aへの挿着状態でゲートスライダ26をガイドレール16Aに固定し、取脱時に前記ゲートスライダ26を解放するようにされている。
【0028】
前記ゲートスライダ26の昇降範囲は、前記ストッパ28による固定位置近傍が上限位置となるように前記ガイドレール16Aには上限ストッパ16Bが設けられている。
【0029】
又、前記ゲートスライダ26は、前記ストッパ28によるロックを解除すると、その下端26Aが地面近傍まで下降可能であり、少なくともこの位置まで、前記ガイドレール16Aにより案内されるような、上下方向の長さを有している。
【0030】
前記ピン20は、前記メインゲートの基端18Aが、前記ゲートスライダの下端26Aと共に、地面近傍まで下降したとき、前記メインゲート18が略水平状態となるような位置とされている。
【0031】
前記メインゲートの自由端18Bには、2組の左右一対の車輪30が備えられており、前記メインゲート18の全開位置にて、前記車輪30は地面に接し、且つ、車両前後方向に転動可能となっている。
【0032】
又、図4及び図5に示すように、前記メインゲートの自由端18Bには係合部材34を介してサブゲート36が係合されており、このサブゲート36は前記メインゲート18の格納状態で、その前面に折り重ねた状態で格納可能であるとともに、前記メインゲートの全開状態でその後方の地面と接触可能となっている。
【0033】
前記サブゲート36は、前記メインゲートの板状部材18Eと略同一幅の左右一対の板状部材からなる構造である。
【0034】
前記係合部材34は、車両幅方向のピン38を介して、前記サブゲート36の基端に回動自在に係合された左右一対のリンクであり、幅方向にこれを貫通し、且つ、前後方向に長い長孔34Aを有し、この長孔34Aに前記車輪30の車軸30Aを車両前後方向摺動自在に挿通させることにより、前記サブゲート36は、前記長孔34Aの範囲で、前記メインゲート18に対し前後動可能とされている。
【0035】
次に、前記リヤゲート装置12の自動車積載時の作用について説明する。
【0036】
自動車運搬車10への自動車の積み降ろしをする場合、前記昇降スイッチ22Cを操作し、前記昇降装置22を伸長させて、前記メインゲート18を前記全開位置とすると共に、前記サブゲート36が前記メインゲート後方の地面に接し、且つ、前記メインゲート18から最も遠ざかるように後方に配置する。
【0037】
前記ゲートスライダ26は、前記メインゲートの基端18Aの上面と、前記荷台後部床面14Aとが略同一高さとなるように、前記ストッパ28により固定されているので、通常はこの状態で前記サブゲート36、前記メインゲート18上を自動車が自走して、前記荷台14に積載される。
【0038】
しかし、図8に示すように、車両前下端部の地上高が低い自動車40の場合、当該車両前下端部がスロープをなす前記メインゲート18の上面に接触してしまうことがある。
【0039】
このような自動車40を積載するときは、前記全開位置から、前記昇降装置22により、前記メインゲートの基端18Aをわずかに上昇させ、前記ストッパ28を前記ガイドレール16Aから取り外し、前記ゲートスライダ26を前記ガイドレール16Aから解放する。
【0040】
この状態で前記昇降装置22を伸長させると、前記ガイドレール16Aに案内される、前記ゲートスライダ26と共に、前記スライドバー24及び前記メインゲート基端18Aが下降し、前記メインゲート18は地面に接近した略水平状態となる。
【0041】
このとき、前記メインゲートの基端18Aの下降に伴い、前記メインゲートの自由端18Bは後方へ水平移動するが、前記車輪30が転動するので地面と摺れることなく移動可能である。
【0042】
又、前記係合部材34は前記長孔34Aを有しているので、前記メインゲートの自由端18Bが後方へ水平移動しても、前記サブゲート36が連動して後方へ移動することはない。
【0043】
図6に示すように、車両前下端部の地上高が低い自動車40を自走により、前記サブゲート32に乗り込ませた後、略水平状態であるメインゲート18上に乗り込ませる。
【0044】
前記メインゲート18は略水平状態であり、前記サブゲート36により、乗り込む際の段差が小さくなっているので、車両前下端部が前記メインゲート18の上面に接触することなく乗り込み可能である。
【0045】
次に、前記自動車40のサイドブレーキをかけた後、前記昇降スイッチ22Cを操作して前記昇降装置22を収縮させると、前記ゲートスライダ26が前記ガイドレール16Aに案内されて上昇するとともに、前記スライドバー24、前記メインゲートの基端18Aも上昇する。
【0046】
図7のように、前記メインゲートの基端18Aが上昇すると、前記自動車40がその後輪と前記サブゲート36との接触部を支点として、前上がりに傾斜して上昇する。
【0047】
前記ゲートスライダ26の前記上限ストッパ16Bへの当接を確認してから、前記昇降スイッチ22Cを操作して、前記昇降装置22の収縮を停止させる。
【0048】
前記メインゲートの基端18Aの上昇に伴い、前記メインゲートの自由端18Bは前方へ水平移動するが、前記車輪30が転動するので地面と摺れることはなく、又、前記係合部材34は前記長孔34Aを有しているので、前記メインゲートの自由端18Bの前方への水平移動と共に、前記サブゲート36が連動して前方へ移動することはない。
【0049】
前記自動車40の前輪側のみ上昇させるので、自動車全体を上昇させる場合と比較して、前記昇降装置22の容量を小さくすることができる。
【0050】
前記メインゲートの基端18Aの上面が前記荷台後部床面14Aと略同一高さとなるまで上昇させ、前記ストッパ28にて前記ゲートスライダ26と前記ガイドレール16Aとを固定した後、前記自動車40のサイドブレーキを解放し、前記自動車40を自走により前記荷台14に乗り込み、積載する。
【0051】
自動車の積載が終了したら、前記サブゲート36を前記メインゲート18の上面に折り重ねた後、前記昇降装置22を収縮させ、前記メインゲート18と共に略鉛直方向まで回動させて格納する。
【0052】
なお、上記の実施の形態の例では、前記昇降装置22は左右一対の油圧シリンダからなる構成であるが、チェーン、又はワイヤで引き上げて上昇させ、重力で降下させる構成としてもよい。
【0053】
又、上記の実施の形態の例では、前記メインゲートの自由端18Bに車輪30を備えているが、本発明はこれに限定されるものではなく、摩擦を小さくする部材を用いたり、角Rを大きくする等の手段により、前記メインゲートの自由端18Bの下端が地面上を滑動できる構成であればよい。
【0054】
更に、上記の実施の形態の例では、前記ストッパ28は前記スライドバー24を前記ガイドレール16Aに固定する構造であるが、前記ゲートスライダ26を前記ガイドレール16Aに固定することにより前記メインゲート18を固定する構造でもよく、前記スライドバー24、前記ゲートスライダ26を前記荷台14の他の部分に固定してもよい。
【0055】
更に又、上記の実施の形態の例では、前記ガイドレール16Aは前記支柱16の下部に形成されているが、ガイドレールは支柱16と別体としてもよい。
【0056】
又、上記の実施の形態の例では、前記メインゲートの自由端18Bにサブゲート36を係合し、前記自動車40は前記サブゲート36を通り、前記メインゲート18に乗り込む構成となっているが、サブゲートを省略し前記自動車40が直接前記メインゲート18に乗り込む構成としてもよい。
【0057】
更に、上記の実施の形態の例では、前記メインゲート18は、前記自動車40のトレッド幅に合わせた道板を形成するように左右一対の板状部材18Eを有してなる構成であり、前記サブゲート36は該板状部材18Eに合わせた左右一対の板状部材からなる構成であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記メインゲート18及び前記サブゲート36は各々一枚の板状体であってもよい。
【0058】
更に又、上記の実施の形態の例では、前記係合部材34は前記長孔34Aを有する板状のリンクであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記係合部材34は丸棒材を略長円形状に成形したものでもよく、ワイヤ又はチェーンにより前記メインゲート18と前記サブゲート36とを係合するものであってもよい。
【0059】
又、上記の実施の形態の例では、前記メインゲートの基端18Aを地面近傍から前記荷台後部床面近傍14Aまで上昇させる際、前記ゲートスライダ26の前記上限ストッパ16Bへの当接を確認してから、前記昇降スイッチ22Cを操作するので、前記昇降装置22が停止するまでの間にタイムラグがあり、このタイムラグ中に前記メインゲート18が更に引き上げられ、これにより前記メインゲートの自由端18Bが、例えば80〜100mm程度地面から浮き上がり、前記自動車40の後輪が乗り込むときの障害となる場合がある。
【0060】
このようなメインゲートの自由端18Bの浮き上がりを防止するため、例えば先端が球形状でディテント機構を有し、クリック音を発するプランジャからなるアラームを前記ガイドレール16Aに設け、前記ゲートスライダ26が前記上限位置の下方20mm程度まで上昇したとき、前記ゲートスライダ26の上端が前記アラームの先端を押しこんで、前記クリック音を発するようにしてもよい。このようにすれば、クリック音の確認時に、前記昇降スイッチ22Cを操作して、前記タイムラグ中の前記メインゲート18の上昇があっても、前記ゲートスライダ26が前記上限ストッパ16Bまで上昇する余地を残すことができるので、前記自由端18Bの浮き上がりを防止することができる。
【0061】
なお、前記アラームは、電気的に警告音を発する構造であってもよい。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、リヤゲートの開閉装置を兼ねる、比較的容量の小さな昇降装置を備えた簡単な構造で、且つ、経済性に優れたリヤゲート装置により、車両前下端部の地上高が低い自動車を、簡単な操作で自動車運搬車に積載することが可能となるという優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係るリヤゲート装置を示す側面図
【図2】同リヤゲート装置を示す平面図
【図3】同リヤゲート装置の昇降機構の要部を拡大して示す側面図
【図4】同リヤゲート装置のメインゲートとサブゲートとの係合部を拡大して示す平面図
【図5】同リヤゲート装置のメインゲートとサブゲートとの係合部を拡大して示す側面図
【図6】同リヤゲート装置による自動車の積載過程を示す側面図
【図7】同リヤゲート装置による自動車の積載過程を示す側面図
【図8】従来のリヤゲート装置への自動車の積載を示す側面図
【符号の説明】
10…自動車運搬車
12…リヤゲート装置
14…荷台
14A…荷台後部床面
16…支柱
16A…ガイドレール
16B…上限ストッパ
18…メインゲート
18A…メインゲート基端
18B…メインゲート自由端
18C…クロスメンバ
18D…クロスメンバ
18E…板状部材
20…ピン
22…昇降装置
22A…昇降装置連結部
22B…昇降装置連結部
22C…昇降スイッチ
24…スライドバー
26…ゲートスライダ
26A…ゲートスライダ下端
28…ストッパ
30…車輪
30A…車軸
34…係合部材
34A…長孔
36…サブゲート
38…ピン
40…自動車

Claims (7)

  1. 荷台後部の左右両端に、略鉛直に配置された左右一対の支柱と、略長方形の板状体で、前記支柱の間に格納して配置され、基端側が前記荷台後部の床面の近傍位置で、車両幅方向のピンを介して枢支され、自由端側が前記格納位置から後方へ略接地する全開位置まで回動可能であるメインゲートと、一端が前記支柱に連結され、他端が前記メインゲートの長手方向中間位置、且つ、車両幅方向両側に連結された前記メインゲートを駆動する左右一対の昇降装置と、を有してなる自動車運搬車のリヤゲート装置において、前記荷台後部の左右両端に、鉛直方向を長手方向として配置、固定された左右一対のガイドレールと、これらガイドレールに案内されて上下方向に移動自在、且つ、前記ピンを実質的に支持する左右一対のゲートスライダと、前記メインゲートの全開位置で、前記荷台後部の床面と、前記メインゲートの基端上面とが略同一高さとなるように、前記ゲートスライダを固定すると共に、前記ゲートスライダを解放自在のストッパと、を備えてなり、前記昇降装置は前記メインゲートの基端側を、前記ピンと共に、前記ストッパによる前記ゲートスライダの固定位置と、地面近傍との間で昇降させるように構成されたことを特徴とする自動車運搬車のリヤゲート装置。
  2. 請求項1において、前記メインゲートは前記自由端近傍に、少なくとも左右一対の車輪を備え、前記メインゲートの全開位置において、前記車輪が地面に接し、且つ車両前後方向に転動可能であることを特徴とする自動車運搬車のリヤゲート装置。
  3. 請求項1又は2において、前記ガイドレールは前記支柱の一部として形成されていることを特徴とする自動車運搬車のリヤゲート装置。
  4. 請求項1、2又は3において、前記昇降装置は左右一対の油圧シリンダを有してなり、これら油圧シリンダが前記支柱と、前記メインゲートとに連結された構造としたことを特徴とする自動車運搬車のリヤゲート装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記メインゲートの自由端に、係合部材を介して回動自在に係合された、略長方形の板状部材であって、前記格納位置における前記メインゲートに折り重ねた状態で格納可能とされるサブゲートを設け、このサブゲートは前記メインゲートの全開位置で前記メインゲートの後方の地面と接触可能であり、且つ、前後方向の一定範囲で、前記メインゲートに対して前後動可能であることを特徴とする自動車運搬車のリヤゲート装置。
  6. 請求項5において、前記係合部材は長孔を有する、少なくとも左右一対の部材からなり、この部材の一端が前記メインゲートの自由端側と前記長孔に前記車輪の車軸を貫通させて係合され、前記部材の他端が前記サブゲートの基端側と、前記長孔を挿通する車両幅方向のピンを介して係合されることを特徴とする自動車運搬車のリヤゲート装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、車両幅方向を長手方向として配置され、前記左右一対のゲートスライダにより両端を支持される略棒状のスライドバーを設け、このスライドバーに前記メインゲートの基端が、前記ピンを介して枢支されることを特徴とする自動車運搬車のリヤゲート装置。
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