JP4323534B2 - 携帯用の縦置き型冷風発生装置 - Google Patents

携帯用の縦置き型冷風発生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4323534B2
JP4323534B2 JP2007114917A JP2007114917A JP4323534B2 JP 4323534 B2 JP4323534 B2 JP 4323534B2 JP 2007114917 A JP2007114917 A JP 2007114917A JP 2007114917 A JP2007114917 A JP 2007114917A JP 4323534 B2 JP4323534 B2 JP 4323534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
main body
air
freezing agent
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007114917A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008264411A (ja
Inventor
伊茶男 岡
Original Assignee
伊茶男 岡
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 伊茶男 岡 filed Critical 伊茶男 岡
Priority to JP2007114917A priority Critical patent/JP4323534B2/ja
Publication of JP2008264411A publication Critical patent/JP2008264411A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4323534B2 publication Critical patent/JP4323534B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

本発明は、猛暑のなか冷房のない部屋や屋外で過ごす場合、更には病院等において氷又は冷凍剤を用いて身体を部分的に冷やす場合等において用いられる携帯用の縦置き型冷風発生装置に関するものである。
従来、真夏の屋外競技場等において観客は体温の上昇を防ぐため、うちは、携帯の扇風機又は冷凍帯、ひんやりシート等を使用していた。又、病院等で患者の患部を部分的に冷やすために、氷のうを用いていた。
しかし、真夏は温度がもともと高いために、うちはや扇風機等では満足すべき冷風感を得ることができない。又、患者の患部を部分的に氷のうで冷やす場合において、氷のうでは患部のどこの部位でも、又どんな角度でも自在に連続的に冷やすことは困難である。
そこで、本発明者等は、第一の本体構成部と第二の本体構成部による着脱可能な二分割構造にして、対向する壁面の同軸上中央部に送風穴が設けられ、かつ内部が、送風穴と連通する送風穴を有するそれぞれの仕切壁を介して複数の冷凍剤収納室に形成された筒状の本体と、該本体が内蔵されたボックスと、該ボックスの外周に断熱材を介して被覆された保冷カバーと、冷凍剤収納室にそれぞれ収納セットされた冷凍剤と、本体における一方の送風穴を介して冷凍剤に空気を送風するファンおよび該ファンの電源と、本体における他方の送風穴を介して冷凍剤により冷却された冷風を送風する冷風送風管を備えた冷風発生装置を発明して特許出願をした(特願2005−153537号)。
この特願2005−153537号に係る発明は、ファンにより本体内に送風された空気が本体内にセット収納されている冷凍剤によって冷風化され、これが冷風送風管を介して冷房に供されて、真夏の屋外においても満足すべき冷風感が得られるという効果を奏するも、外気の吹き込みにより冷凍剤の表面に結露が生じ、この結露水が滴下して各冷凍剤収納室内の底部に溜まり、この結露水が相当量溜まってくると、吹き込まれた風の通りが悪くなるばかりか、風の流れが乱れて冷却効率が悪くなり、期待する冷風が得られない。
そこで、本発明者等は、各冷凍材収納室の底部に溜まった結露水を冷凍剤収納室の外部に排出させるため、各冷凍剤収納室と対応した本体における下本体部の底部に、冷凍剤による結露水の排水穴が貫通して設けられ、各排水穴に対応させて、下本体部の底面外部には、排水口を有する各結露水溜槽が垂設固定されるとともに、これら各結露水溜槽には、排水口を開閉する手動可能な開閉弁を介して排水管が連結され、開閉弁の手動操作により、排水穴を通して結露水溜槽に溜まった冷凍剤による結露水を外部に排水するようにした冷風発生装置を考案して、これを実用新案登録出願し(実願2006−006382号)、実用新案登録(登録第3126261号)を得た。
本発明が解決しようとする問題点は、先の特許出願(特願2005−153537号)に係る横型の冷風発生装置において、各冷凍剤収納室内に溜まった結露水を外部に排出するには、実用新案登録第3126261号に係る考案を実施して排出することが可能であるが、これを縦置き型の冷風発生装置とする場合においては、その結露水を外部に排出するには、ボックス内より本体を引き出しでゴムワッカを外し、本体を二つに分割して冷凍剤を取り出し、溜まった結露水を出さなければならないという点である。
したがって、本発明の目的は、携帯用の縦置き型の冷風発生装置において、各冷凍剤収納室内に溜まった結露水を簡易に外部に排水することができる持ち運び便利にして、かつ縦置きができる冷風発生装置を提供することにある。
この目的のため、本発明の請求項1に記載の携帯用の縦置き型冷風発生装置は、第一の本体構成体2と第二の本体構成体3による着脱可能な二分割構造にして、上下に対向する半円形状の壁面4、5、7、8の同軸上中央部に送風穴9、11が設けられ、かつ内部が前記送風穴9、11と連通する送風穴15を有するそれぞれの仕切壁13を介して複数の冷凍剤収納室14に区画形成された縦長円形筒状の本体1と、
該本体1が内蔵されたボックス23と、
該ボックス23の上端開口部に着脱可能に取り付けられた着脱自在蓋32と、
前記ボックス23の外周に設けられた断熱材30を介し、かつ前記着脱自在蓋32までに亘って被覆された保冷カバー52と、
前記冷凍剤収納室14にそれぞれ収納セットされた冷凍剤19と、
前記本体1における前記一方の送風穴11、9を介して前記冷凍剤19に空気を送風するファン39およびファン電源43と、
前記冷凍剤19による結露水を一時的に溜まるようにした有底の結露水溜槽46を有し、
かつ前記ボックス23は、上端面が開口した縦長円形筒状体であって、その開口部外周には肉厚部24が形成され、閉塞底面の中央部には、内側に突出させて前記本体1における前記送風穴9、11、15と連通する貫通穴25が形成されるとともに、底面の下部には底面と一体の延設部27を介して袴状の立置足部28が形成され、
前記着脱自在蓋32は、上面が開口した有底の胴部33と、該胴部33の底下面に一体に突設された円形の嵌入部34を有し、前記胴部33の底面上には断熱材38が設けられるとともに、胴部33の上端開口部には通気口44を有する開閉蓋45が設けられ、
前記ファン(39)と前記ファン電源(43)は、前記着脱自在蓋(32)内の前記断熱材(38)上に配置され、かつ前記着脱自在蓋(32)は、その前記円形の嵌入部(34)が前記ボックス(23)の開口部における前記肉厚部(24)の部分内に、嵌入部外周縁が肉厚部(24)の上端と密着状態にして、かつ前記ファン先端が前記本体(1)の前記送風穴(11)、(9)と連通した状態で嵌め込まれて一体的に組み込まれ、
前記保冷カバー52は、前記断熱材30と同形の断面多角形状体であって、前記ボックス23の部分を覆う胴部53と、該胴部53と一体にして、前記着脱自在蓋32の部分を覆い、かつ上面に前記通気口44と適合した通気口54を有する開閉蓋部55から形成され、前記胴部53の下端鍔部56が前記ボックス23の延設部27に固着され、前記開閉蓋部55はチャック58による非チャック部分59までの開閉により開閉可能されるとともに、該保冷カバー52には携帯用ベルト60が設けられ、
前記結露水溜槽46は、前記ボックス23の閉塞底面下に前記貫通穴25を囲んで垂設され、前記結露水溜槽46の上部には、冷風送風管47の先端が連結されるとともに、前記ボックス23における前記立置足部28の穴を介して外部に導出され、また、底面に明けられた結露水の排出口48にはキャップ49を有する排水管50が接続され、さらに 前記結露水溜槽46、前記冷風送風管47、前記排水管50のそれぞれの外周には断熱材51が設けられている構成を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、携帯用の縦置き型冷風発生装置において、各冷凍剤収納室の内部気圧に何らの変化を与えることなく、全て均等な内部気圧で、冷却効率に影響を及ぼすことなく、冷凍剤による結露水を簡単に外部に排出することができる。
本発明に係る携帯用の縦置き型冷風発生装置は、筒状本体における送風穴を有する仕切壁を介して複数冷凍剤収納室に区画形成された本体の各収納室内に冷凍された冷凍剤がそれぞれセット内蔵され、冷凍剤の一方の面より空気が強制的に送風されて、この空気が冷凍剤により冷却され、この冷却された空気が冷凍剤の他方の面より冷風として導出されるとともに、冷凍剤による結露水は本体外部に容易に排出されるものである。
以下、本発明の具体的な実施例を図面に基づきその作用と共に説明する。
図1は、本発明に係る携帯用の縦置き型冷風発生装置の一例での一部を断面し、かつ省略して示す正面図、図2は、図1における本体の二分割分離状態を示す正面図、図3は、本体部分を断面して示す正面図、図4は、図1におけるボックスと本体を横断面して冷凍剤収納室内を示す拡大平面図、図5は、図1の5−5線に沿った拡大断面図である。
これら図において、本携帯用の縦置き型冷風発生装置は本体1を備えている。
本体1は、好ましくは、硬質樹脂製での成形品であって全体縦長の円形筒状を呈し、図2に示されているように、第一の本体構成体2と第二の本体構成体3での着脱可能な二分割構造となっている。
本体1は、共に半円形の第一および第二の本体構成体2、3の合体により円筒形に一体的に形成されるが、この合体のため、第一の本体構成体2の上下に対向する半円形状壁面4、5の中央部位には送風用切欠部6が形成され、第二の本体構成体3の上下に対向する半円形状壁面7、8の中央部位には壁面7、8と一体にやや上部に延設され、かつその中心に送風穴9を有する送風用切欠部6と一体的に接合する突出接続部10と、該突出接続部10と段部を介して一体にして壁面7、8の外側面に形成された送風穴9と連通する外向きハ字状の送風穴11を有する接続部12が設けられている。
第一および第二の本体構成体2、3内は、それぞれ複数の仕切壁13を介して複数の冷凍剤収納室14に区画形成され、各仕切壁13の合体側(当接端面)には、送風穴9、11と連通する送風用切欠部15が形成されている。
また、第一および第二の本体構成体2、3における各冷凍剤収納室14の内面壁には、間隔を有して二つの片寄り防止部16が設けられるとともに、各冷凍剤収納室14を形成する各仕切壁13と両側面壁4、5には間隔を有して、送風用切欠部6に向け放射状にそれぞれテーパー面17を有する三つの片寄り防止部18が設けられている。
なお、片寄り防止部16、18は、各冷凍剤収納室14内にそれぞれ冷凍剤19がセット収納された場合に、冷凍剤19の両面と各仕切り壁13および壁面4、5(7、8)との間に常に均等な空間部20が維持されて風の流れが良好となり、送風された空気が効率的に冷却されるようにしたものである。
また、片寄り防止部18のテーパー面17は、冷凍剤収納室14内に冷凍剤19を収納する場合において、そのガイドとなってスムーズにして、かつ損傷等を与えることなく、安全、容易に収納し得るようにしたものである。
なお、片寄り防止部の数は限定されず適宜である。
そして、第二の本体構成体3の各冷凍剤収納室14内にそれぞれ冷凍された冷凍剤19がセット収納され、図2に実線矢印で示されているように、第一の本体構成体2がその送風用切欠部6と第二の本体構成体3の突出接続部10との嵌合による第一および第二の本体構成体2、3の分割端面の接合をもって一体的に合体され、この合体により送風用切欠部15、15によって各仕切壁13の中心部に送風穴が形成される。
そして、この合体状態は、本体1の外周三個所において巻着されたゴムまたは螺旋状スプリングのワッカ21によって維持されている。
なお、第一および第二の本体構成体2、3の外周にはずれ防止突起部22が設けられ、これら二つのずれ防止突起部22、22間にそれぞれのワッカ21が巻着されて、各ワッカ21がずれないようになっている。
各冷凍剤収納室14内にセット収納される冷凍剤19は、ナイロンフィルム等の袋にゼリー状の冷凍剤が密閉された公知のものであって、この冷凍剤は、好ましくは冷凍庫において夜間の電力で凍らせて使用される。
以上のようにして、各冷凍剤収納室14内にそれぞれ冷凍剤19がセット収納され、第一および第二の本体構成体2、3が接合合体されて複数のワッカ21により巻着された本体1は円形筒状体であるボックス23内に固定的に収納される。
ボックス23は、好ましくは硬質合成樹脂材による一体成形品として得られるもので、一側面(上端面)が開口した円形筒状体であって、その開口部外周には肉厚部24が形成され、閉塞底面の中央部には、内側に突出させて本体1における送風穴9、11、15と連通する貫通穴25を有するゴムパッキン装着突出部26が一体に形成されるとともに、底面の下部は、底面と一体の延設部27を介して袴状の立置足部28形成され、本体1を含むボックス23が安定的に立置できるようになっている。
ボックス23のゴムパッキン装着突出部26には厚板のゴムパッキン29が固定的に装着されるとともに、外周全体には断面多角形状の断熱材30がその略L形上端部31を肉厚部24の段部に押し当てた状態で外装着されている。
ボックス23の上端開口部には、円筒状の着脱自在蓋32が一体的に設けられている。
着脱自在蓋32は、上面が開口した有底の胴部33と、底下面に一体に突設された円形の嵌入部34を有し、底面の中央部には、外側に突出させて送風穴35を有するゴムパッキン装着突出部36が一体に形成され、ゴムパッキン装着突出部36にゴムパッキン37が装着されている。
着脱自在蓋32における胴部33の底面上に断熱材38が設けられるとともに、断熱材38上には、本体1内の冷凍剤19に空気を送るためのファン39が設けられている。
ファン39は、送風管40を有し、その先端テーパー部が断熱材38の送風管挿通穴41を介してゴムパッキン装着突出部36のテーパー付送風穴35に嵌めこまれ、そのファン部が取付け部材42を介して胴部33に取り付けられている。
胴部断熱材38上には、バッテリ等のファン電源43が設けられ、ファン電源43は電気配線を介してファン部と電気接続され、ファン電源43のオン(ON)、(OFF)オフにより送風し、送風を停止するようになっている。
胴部33におけるファン39、ファン電源43側の開口部は、その中央部二個所に通気口44を有する開閉蓋45によって閉塞されている。
そして、図1に示されているように、ボックス23内に、冷凍剤19が収納された本体1がその下部側の接続部12をゴムパッキン29に当接させて、送風穴9と貫通穴25を連通させた状態で収納されるとともに、ボックス23の上面開口部には、着脱自在蓋32の嵌入部34がボックス肉厚部24の部分内に、ゴムパッキン37を接続部12に当接させて、ファン先端と送風穴11、9を連通させた状態で嵌め込まれて着脱自在蓋32が一体的に組み込まれ、また図7に示されているように、着脱自在蓋32をボックス23より引き抜くことにより取り外すことができるようになっている。
なお、ゴムパッキン29、37が設けられているのは、本体1の接続部12との接触面で送風漏れを防止し、かつ本体1とボックス23、着脱自在蓋32との組み込み時において、両者の衝撃を和らげるためである。
冷凍剤19はファン39からの送風により冷凍されるが、この場合に結露水が発生し、その結露水は冷凍剤収納室14内に溜まることになる。そこで、この溜まった結露水を外部に排出するため、ボックス23における延設部27の下面中央部に、ボックス底面の貫通穴25を囲繞して有底の結露水溜槽46が垂設されている。
結露水溜槽46の上部には、冷風送風管47の先端が連結されるとともに、ボックス23における立置足部28の穴を介して外部に導出され、また、底面には結露水の排出口48が明けられるとともに、これにはキャップ49を有する排水管50が接続され、冷凍剤収納室14から貫通穴25を通って結露水溜槽46内に溜まった結露水は排水管50から外部に排出されるようになっている。
結露水溜槽46、冷風送風管47、排水管50の外周は断熱材51で被覆され、外部からの熱伝導が可能な限り防止されるようになっている。
図1に示されているように、断熱材30と着脱自在蓋32を覆って保冷カバー52が設けられている。この保冷カバー52は、断熱材30と同形の断面多角形状体であって、ボックス23の部分を覆う胴部53と、胴部53と一体にして、着脱自在蓋32の部分を覆い、かつ上面に通気口44と適合した通気口54を有する開閉蓋部55から形成され、胴部53の下端鍔部56がボックス23の延設部27にボルト57により固着され、開閉蓋部55は、図5および図7に示されているように、チャック58による非チャック部分59までの開閉により開閉できるようになっている。
保冷カバー52の外側面には携帯用ベルト60が取り付けられてこのベルト60によって手提げや肩掛けによる携帯が可能となっている。
携帯用の縦置き型冷風発生装置は、上記のように、断熱材30、51、保冷カバー52が設けられているが、これは本体1およびボックス23の材質としては熱伝導性の低い材質で形成しているものの、冷凍した冷凍剤19を本体1の各冷凍剤収納室14内にセットしながら、本携帯用の縦置き型冷風発生装置の作動を停止して使用しない状態が続く場合に、冷凍している冷凍剤19をより効果的に保冷するためである。
次に、動作について説明する。
ファン39の駆動により空気は送風管40から送風穴9、12、15を通って本体1の冷凍剤収納室14内の空間部20に流れて、冷凍剤19により冷風化され、この冷風化された冷気は仕切壁13の送風用切欠部15、15で形成の送風穴を通って順次に各冷凍剤収納室14内の各空間部20を流れて、セット収納の冷凍剤19によって更に冷風化され、最終的に冷風化された冷気は、送風穴11、9、貫通穴25から結露水溜槽51内に流れ、冷風送風管47を通って外部に導出され、使用者の冷房に供される。
このようにして冷風は得られるが、ファン39の駆動による外気の吹き込みにより冷凍剤19の表面に結露が生じ、この結露水が滴下して各冷凍剤収納室14内の底部に溜まるが、これら結露水は、各冷凍剤収納室14内の送風穴から下方へと自然に流れ落ち、最終下段の冷凍剤収納室14内の送風穴11、9から貫通穴25を流れ落ちて結露水溜槽46に溜まる。
なお、結露水溜槽46内においては、冷風も通流するが、結露水は凍っておらず冷水であるから冷風化への影響はなく、むしろ弱体化へと進む冷凍剤を用いるうえからも、冷風化への区間が若干でも延びることになり、冷風化効果が高くなる。
結露水溜槽46に溜まった結露水は、使用中でも排水管50を介して外部に排水可能であるが、排水が終わりに近づくと、排水管50から冷風が抜けることになるので、冷凍剤19の交換時に結露水の排水を行うが理想的である。
そして、この冷凍剤19の交換は、図7に示されているように、保冷カバー52がチャック58による非チャック部分59(図5参照)までの開放によって開閉蓋部54が開蓋されて、着脱自在蓋32がボックス23から引き出されて分離され、本体1がボックス23から出され、ゴムワッカ21が外されて本体1が二つに分割分離され、各冷凍剤19の交換がなされる。
なお、本実施例においては、ファン39、電源43等はボックス23の上部に設けられ、冷風送風管47はボックス23の下部にある結露水溜槽46に設けられているが、これに限定されず、結露水溜槽46のコンパクト化は可能であり、かつファン、電源等のコンパクト化も可能であるから、ファンや電源等を、結露水溜槽と共にボックス23の下部に配置し、冷風送風管47をボックス23の上部に設けることができ、これによって若干重心が低くなるため、袴状の立置足部28による縦置きがより安定的にできる。
また、冷凍した冷凍剤19を本体1の各冷凍剤収納室14内に収納セットしながら、本携帯用の縦置き型冷風発生装置の作動を停止して使用しない状態が続く場合には、本体1内は冷気化が進んで、冷気は降下するが、この現象は横型にあっては考慮する程ではないが、縦型になると全長が長くなればなる程考慮する必要がある。
そこで、本体1内の冷気が降下すると、その降下分だけファン39側から外気が流れ込むことになり、弱い流動ではあるが、冷風送風管47から冷風が放出されるとになって無駄となってしまうので、本体1内での流動を防いで、保冷度を高めるため、特に図示しないが、送風管40の先端テーパー部を装着するテーパー付送風穴35に、着脱可能な先端をテーパー状とした棒状の盲栓を設け、また、冷風送風管47の立置足部28の近くに、容易に着脱可能なキャップを設けて、本体1の完全密閉化を図る。
なお、上記した本体1の完全密閉化は、二個所において通気遮断をすれば、より効果的であるが、いずれかの一個所での通気遮断であっても十分な効果が得られる。
本発明に係る携帯用の縦置き型冷風発生装置の一例での一部を断面し、かつ省略して示す正面図である。 図1における本体の二分割分離状態を示す正面図である。 本体部分を断面して示す正面図である。 図1におけるボックスと本体を横断面して冷凍剤収納室内を示す拡大平面図である。 図1の5−5線に沿った拡大断面図である。 開閉蓋の拡大平面図である。 図1の状態から保冷カバーを一部開放し、着脱自在蓋を分離させた状態を示す断面図である。 全体の概略斜視図である。
1 本体
2 第一の本体構成体
3 第二の本体構成体
4、5、7、8 壁面
9、11 送風穴
13 仕切壁
14 冷凍剤収納室
15 送風穴
19 冷凍剤
23 ボックス
24 肉厚部
25 貫通穴
27 延設部
28 袴状の立置足部
30 断熱材
32 着脱自在蓋
33 有底の胴部
34 嵌入部
38 断熱材
39 ファン
43 ファン電源
44 通気口
45 開閉蓋
46 結露水溜槽
47 冷風送風管
48 排出口
51 断熱材
52 保冷カバー
53 胴部
54 通気口
55 開閉蓋部
56 下端鍔部
58 チャック
59 非チャック部分
60 携帯用ベルト

Claims (1)

  1. 第一の本体構成体(2)と第二の本体構成体(3)による着脱可能な二分割構造にして、上下に対向する半円形状の壁面(4)、(5)、(7)、(8)の同軸上中央部に送風穴(9)、(11)が設けられ、かつ内部が前記送風穴(9)、(11)と連通する送風穴(15)を有するそれぞれの仕切壁(13)を介して複数の冷凍剤収納室(14)に区画形成された縦長円形筒状の本体(1)と、
    該本体(1)が内蔵されたボックス(23)と、
    該ボックス(23)の上端開口部に着脱可能に取り付けられた着脱自在蓋(32)と、
    前記ボックス(23)の外周に設けられた断熱材(30)を介し、かつ前記着脱自在蓋(32)までに亘って被覆された保冷カバー(52)と、
    前記冷凍剤収納室(14)にそれぞれ収納セットされた冷凍剤(19)と、
    前記本体(1)における前記一方の送風穴(11)、(9)を介して前記冷凍剤(19)に空気を送風するファン(39)およびファン電源(43)と、
    前記冷凍剤(19)による結露水を一時的に溜まるようにした有底の結露水溜槽(46)を有し、
    かつ前記ボックス(23)は、上端面が開口した縦長円形筒状体であって、その開口部外周には肉厚部(24)が形成され、閉塞底面の中央部には、内側に突出させて前記本体(1)における前記送風穴(9)、(11)、(15)と連通する貫通穴(25)が形成されるとともに、底面の下部には底面と一体の延設部(27)を介して袴状の立置足部(28)が形成され、
    前記着脱自在蓋(32)は、上面が開口した有底の胴部(33)と、該胴部(33)の底下面に一体に突設された円形の嵌入部(34)を有し、前記胴部(33)の底面上には断熱材(38)が設けられるとともに、胴部(33)の上端開口部には通気口(44)を有する開閉蓋(45)が設けられ、
    前記ファン(39)と前記ファン電源(43)は、前記着脱自在蓋(32)内の前記断熱材(38)上に配置され、かつ前記着脱自在蓋(32)は、その前記円形の嵌入部(34)が前記ボックス(23)の開口部における前記肉厚部(24)の部分内に、嵌入部外周縁が肉厚部(24)の上端と密着状態にして、かつ前記ファン先端が前記本体(1)の前記送風穴(11)、(9)と連通した状態で嵌め込まれて一体的に組み込まれ、
    前記保冷カバー(52)は、前記断熱材(30)と同形の断面多角形状体であって、前記ボックス(23)の部分を覆う胴部(53)と、該胴部(53)と一体にして、前記着脱自在蓋(32)の部分を覆い、かつ上面に前記通気口(44)と適合した通気口(54)を有する開閉蓋部(55)から形成され、前記胴部(53)の下端鍔部(56)が前記ボックス(23)の延設部(27)に固着され、前記開閉蓋部(55)はチャック(58)による非チャック部分(59)までの開閉により開閉可能されるとともに、該保冷カバー(52)には携帯用ベルト(60)が設けられ、
    前記結露水溜槽(46)は、前記ボックス(23)の閉塞底面下に前記貫通穴(25)を囲んで垂設され、前記結露水溜槽(46)の上部には、冷風送風管(47)の先端が連結されるとともに、前記ボックス(23)における前記立置足部(28)の穴を介して外部に導出され、また、底面に明けられた結露水の排出口(48)にはキャップ(49)を有する排水管(50)が接続され、さらに 前記結露水溜槽(46)、前記冷風送風管(47)、前記排水管(50)のそれぞれの外周には断熱材(51)が設けられている構成を特徴とする携帯用の縦置き型冷風発生装置。
JP2007114917A 2007-04-25 2007-04-25 携帯用の縦置き型冷風発生装置 Expired - Fee Related JP4323534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007114917A JP4323534B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 携帯用の縦置き型冷風発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007114917A JP4323534B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 携帯用の縦置き型冷風発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008264411A JP2008264411A (ja) 2008-11-06
JP4323534B2 true JP4323534B2 (ja) 2009-09-02

Family

ID=40044744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007114917A Expired - Fee Related JP4323534B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 携帯用の縦置き型冷風発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4323534B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196936A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Nakano Refrigerators Co Ltd 車載冷却キャビネット
WO2017018532A1 (ja) * 2015-07-29 2017-02-02 株式会社カワハラ技研 空気循環装置
JP6273537B2 (ja) * 2015-07-29 2018-02-07 株式会社カワハラ技研 空気循環装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008264411A (ja) 2008-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102236751B1 (ko) 냉장고
US7748235B1 (en) Ice chest cooler and temporary air conditioner
JP4323534B2 (ja) 携帯用の縦置き型冷風発生装置
JP2004037064A (ja) キムチ冷蔵庫
CA2645124A1 (en) Ice maker fill tube assembly
JP4231026B2 (ja) 携帯用の冷風発生装置
CN102997528B (zh) 冷藏库
CN204987616U (zh) 一种对开门式冰箱
JP2006194489A (ja) 冷凍機器の冷却ユニット接続構造
KR102195827B1 (ko) 기능성 휴대용 냉풍기
JP5762067B2 (ja) ポータブル式空調装置
JP3170702U (ja) 冷風扇風機、冷風扇風機用ケース
ES2330252T3 (es) Contenedor con placas eutecticas y refrigerador con tal contenedor.
CN216346785U (zh) 空调衣
WO2009005175A1 (ja) 冷却装置およびこれを用いた遺体保管装置
ES2275760T3 (es) Una carcasa aislada termicamente para un aparato frigorifico.
JP3155870U (ja) 扇風機に設置される冷風発生装置
ES2590557B1 (es) Aparato refrigerador doméstico
KR200476997Y1 (ko) 휴대용 에어컨
JP3126261U (ja) 冷風発生装置における結露水の排水構造
JP2014044043A (ja) 携帯式冷風発生装置
KR200300319Y1 (ko) 음식물 쓰레기 냉장고
CN111238159A (zh) 一种用于饮料的快速冷却装置
ES2459265B1 (es) Aparato refrigerador doméstico
KR100339992B1 (ko) 이동식 냉방장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090305

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20090312

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20090414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees