JP4323000B2

JP4323000B2 - Work vehicle

Info

Publication number: JP4323000B2
Application number: JP13936799A
Authority: JP
Inventors: 幸治末松; 透坂井; 隆弘池田; 和寿横山
Original assignee: セイレイ工業株式会社
Priority date: 1999-05-20
Filing date: 1999-05-20
Publication date: 2009-09-02
Anticipated expiration: 2019-05-20
Also published as: JP2000324909A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業車に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、作業車の一形態として、左右一対のクローラ式の走行部間に車体フレームを介設し、同車体フレーム上に運転部と原動機部とミッション部とを設けると共に、原動機部に、上記走行部をミッション部を介して連動連結する一方、車体フレームの後方に連結した作業機をリヤＰＴＯ軸を介して連動連結可能としたものがある。
【０００３】
そして、車体フレームの前部に運転部を配設すると共に、後部に原動機部とミッション部を配設している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した作業車では、車体フレームの後部に原動機部とミッション部を配設しているために、車体の重心位置が後端部寄りとなっており、車体フレームの後方に作業機を連結した際には、車体の重心位置がさらに後端部寄りとなって、作業中に車体の前部が浮き上るという不具合がある。
【０００５】
また、運転部の座席が車体フレームに近接した低位置に配置されているために、同座席に着座したオペレータの目の地上高が低位置となり、前方視界性を低下させている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、左右一対のクローラ式の走行部間に車体フレームを介設し、車体フレーム上に運転部と原動機部とミッション部とを設けると共に、原動機部に、上記走行部をミッション部を介して連動連結する一方、車体フレームの後方に連結した作業機をリヤＰＴＯ軸を介して連動連結可能とし、前記原動機部のエンジンを車体フレームの前半部側に配置して、そのエンジンの上方位置に運転部の座席を配置し、座席の前方位置にハンドルを配置した作業車において、前記エンジンの前面側に、上部をエンジンの出力軸に連動連結し、下部を左右いずれか一方へ偏位させた伝動ケースを連設して、該伝動ケースより前方へフロントＰＴＯ軸を突出させると共に、後方へ向けて伝動シャフトを伸延させ、該伝動シャフトは、前記伝動ケースの下部から車体フレームの上方においてエンジンの側方に沿わせ、かつ、エンジンのクランク軸芯と車体フレーム構成部材である左右伸延フレーム前体との間を通して後方へ向け伸延させて、その後端部を、前記左右伸延フレーム前体と車体フレーム構成部材である左右伸延フレーム後体の上面を結ぶ線分より上方において伝動・変速ケースに連動連結し、この伝動・変速ケースよりリヤＰＴＯ軸を突出させて同リヤＰＴＯ軸から変速した動力を出力可能とすると共に、伝動・変速ケースを経てミッション部に入力伝動するようにしたことを特徴とする作業車を提供せんとするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【０００８】
すなわち、本発明に係る作業機は、基本的構造として、左右一対のクローラ式の走行部間に車体フレームを介設し、同車体フレーム上に運転部と原動機部とミッション部とを設けると共に、原動機部に、上記走行部をミッション部を介して連動連結する一方、車体フレームの後方に連結した作業機をリヤＰＴＯ軸を介して連動連結可能とし、車体フレームの前半部側に原動機部のエンジンを配置し、同エンジンの上方位置に運転部の座席を配置し、同座席の前方位置にハンドルを配置している。
【０００９】
このようにしたことにより、車体の前後重量バランスを良好に確保することができ、従って、車体フレームの後方に作業機を連結した際にも、車体の前部の浮き上りを防止することができて、作業能率を向上させることができ、しかも、畦等の乗り越しもスムーズに行える。
【００１０】
さらに、運転部の座席をエンジンの上方位置に配置しているために、同座席に着座したオペレータの目の高さを高位置となすことができて、同オペレータの前方視認性を良好となすことができ、その結果、作業能率や安全性を向上させることができる。
【００１１】
また、エンジンの前面側に、上部をエンジンの出力軸に連動連結し、下部を左右いずれか一方へ偏位させた伝動ケースを連設して、該伝動ケースより前方へフロントＰＴＯ軸を突出させると共に、後方へ向けて伝動シャフトを伸延させ、該伝動シャフトは、前記伝動ケースの下部から車体フレームの上方においてエンジンの側方に沿わせ、かつ、エンジンのクランク軸芯と車体フレーム構成部材である左右伸延フレーム前体との間を通して後方へ向け伸延させて、その後端部を、前記左右伸延フレーム前体と車体フレーム構成部材である左右伸延フレーム後体の上面を結ぶ線分より上方において伝動・変速ケースに連動連結し、この伝動・変速ケースよりリヤＰＴＯ軸を突出させて同リヤＰＴＯ軸から変速した動力を出力可能とすると共に、伝動・変速ケースを経てミッション部に入力伝動するようにしている。
【００１２】
このようにたことにより、伝動ケースの出力軸とミッション部の入力軸との軸芯にズレが生じている場合にも、伝動シャフトにより動力伝達効率を良好に確保したまま、確実に修正することができ、伝動シャフトをエンジンの側方に沿わせてコンパクトに配置することができる共に、同伝動シャフトを飛散土等より保護することができ、伝動シャフトによる伝動機能を良好に確保することができる。また、リヤＰＴＯ軸に連動連結した作業機の駆動力を作業目的に応じて変速することができて、作業能率の向上と適応作業種類の拡張が図れる。
【００１３】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【００１４】
図１及び図２に示すＡは、本発明に係る作業車であり、同作業車Ａは、後方に作業機Ｂを昇降機構Ｃを介して連結している。
【００１５】
作業車Ａは、左右一対のクローラ式の走行部１，１間に車体フレーム２を介設し、同車体フレーム２上において、前部に運転部３を配設し、同運転部３の座席48の下方位置に原動機部４を配設し、同原動機部４の後方位置にミッション部５を配設して、上記原動機部４に走行部１，１をミッション部５を介して連動連結している。
【００１６】
走行部１は、図３及び図４にも示すように、前後方向に伸延する走行フレーム10の前端部に前側従動輪11をアイドラホーク12を介して取付ける一方、後端部に後側従動輪13を支持ブラケット14を介して取付け、さらに、後述するミッション部５に駆動輪15を連動連結して、これら動輪11,13,15の廻りに履帯16を巻回しており、走行フレーム10の下側には、前後方向に間隔を開けて四個の履帯外れ防止体17を取付け、各履帯外れ防止体17に転動輪18を取付けている。11a は前側従動輪支軸、12a は前側従動輪進退位置調節具、13a は後側従動輪支軸、15a は駆動軸である。
【００１７】
そして、駆動輪15は、図３に示すように、前・後側従動輪11,13 間の中心位置よりも後方位置で、後側従動輪13寄りに配置している。
【００１８】
このようにして、前側従動輪11と駆動輪15との間に位置する履帯16の上側回動側部16a の前後幅が長尺となり、その結果、かかる上側回動側部16a が車体の振動により適度に振動して、同上側回動側部16a に付着した泥土等を振り落すことができ、泥土等が履帯16に堆積するのを防止することができる。
従って、堆積泥土による履帯外れを防止することができる。
【００１９】
また、履帯16の上側回動側部16a は、前側従動輪11と駆動輪15との間では前下方へ向けて傾斜状となして、同上側回動側部16a の上方位置に、後述する運転部３に設けた各種操作レバーと、同各種操作レバーとミッション部５との間に介設する連動連結機構( 図示せず）とを配設するための配設空間Ｓを形成している。
【００２０】
このようにして、左右一対の走行部１，１の間隔を可及的に小さくして車体を小型化する一方、配設空間Ｓ，Ｓ内において、各種操作レバーをオペレータの操作し易い位置に配置すると共に、同各種操作レバーとミッション部５との間に介設した連動連結機構を自由に配置することができて、車体のコンパクト化と操作性の良好な確保とを同時に図ることができる。
【００２１】
車体フレーム２は、図１〜図４に示すように、前後方向に伸延する左右一対の走行フレーム10,10 の前・後部間に、それぞれ左右方向に伸延する前後一対の左右伸延フレーム前体20, 左右伸延フレーム後体21 を横架し、これらの左右伸延フレーム前体20, 左右伸延フレーム後体21 の左右側部間に、それぞれ前後方向に伸延する左右一対の前後伸延フレーム22,22 を横架し、両前後伸延フレーム22,22 の前後部間に、前・後側フレーム形成体26a,26c と左右側フレーム形成体26b,26b とにより平面視にて矩形枠状に形成したガードフレーム26を横架して形成している。
27はガードフレームステー、80a は駆動軸ケース、80b は駆動軸ケース支持柱である。
【００２２】
運転部３は、図１に示すように、ガードフレーム26の前半部に床部36を張設して、同床部36の前部にハンドルコラム40を立設し、同ハンドルコラム40中に上下方向に伸延するハンドル支軸41を挿通して、同ハンドル支軸41の上端に、回動式のハンドル（ステアリングホイール）42を取付けると共に、ハンドル支軸41の下端部と後述するミッション部５とをカム機構（図示せず）を介して連動連結し、また、ハンドルコラム40の左側壁下部には、前後進切替レバー44を取付けて、同前後進切替レバー44と、後述するミッション部５に設けた前後進切替機構162 （図７参照）とを、連結ロッド機構（図示せず）を介して連動連結し、また、床部36の前部にブレーキペダル46を取付け、同ブレーキペダル46と、後述するミッション部５に設けた停車用ブレーキ部165 （図７参照）とを、連動ワイヤ（図示せず）を介して連動連結している。
【００２３】
そして、ハンドル42の後方位置に、座席48を配置し、同座席48の左右側方に各種操作レバーを配設している。
【００２４】
すなわち、座席48の左側方に変速レバー49を配設して同変速レバー49を、後述するミッション部５内に設けた主変速部97と副変速部104 とに連動連結機構を介して連動連結すると共に、右側方に作業機昇降レバー50と油圧ロックレバー51と耕深調節レバー52とを前後方向に間隔を開けて配設して、これらレバー50,51,52を、後述する作業機昇降用シリンダ224 を制御するバルブ機構（図示せず）に連動連結機構を介して連動連結し、さらに、作業機昇降レバー50の外側方にＰＴＯ軸クラッチレバー53を配設している。
【００２５】
ここで、車体フレーム２の前半部側に、後述する原動機部４のエンジン60を配置し、同エンジン60の上方位置に運転部３の座席48を配置し、同座席48の前方位置にハンドル42を配置している。
【００２６】
このようにして、車体の前後重量バランスを良好に確保することができる。
【００２７】
従って、車体フレーム２の後方に作業機Ｂを連結した際にも、車体の前部の浮き上りを防止することができて、作業能率を向上させることができる。しかも、畦等の乗り越しもスムーズに行える。
【００２８】
さらに、運転部３の座席48をエンジン60の上方位置に配置しているために、同座席48に着座したオペレータの目の高さを高位置となすことができて、同オペレータの前方視認性を良好となすことができ、その結果、作業能率や安全性を向上させることができる。
【００２９】
原動機部４は、エンジン60と、同エンジン60の直後方位置に配置した冷却ファン62と、同冷却ファン62の直後方位置に配置したラジエータ61とを具備して、同ラジエータ61をエンジン60とミッション部５との間に配置している。67はエアクリーナ、68はマフラーである。
【００３０】
このようにして、圃場内を走行中に車体がまき上げた粉塵等がラジエータ61に付着しにくくなり、目詰まりの発生を防止することができて、同ラジエータ61の冷却ファン62による冷却効率を良好に確保することができる。
【００３１】
また、エンジン60の後方位置に冷却ファン62を配置して、同冷却ファン62よりミッション部５側へ向けて冷気を送風可能としている。
【００３２】
このようにして、冷却ファン62によりミッション部５も冷却することができ、同ミッション部５内に収容している作動油の粘性を良好に確保することができ、その結果、ミッション部５を良好に機能させることができる。
【００３３】
また、エンジン60のクランク軸芯60a の位置は、駆動輪15の軸芯位置である駆動軸15a の位置よりも低位置となしている。
【００３４】
このようにして、エンジン60の重心位置を低位置となすことができて、車体の走行安全性を良好に確保することができる。
【００３５】
また、エンジン60の前面側には、図１〜図３及び図７に示すように、伝動ケース63を連動連結し、同伝動ケース63より前方へフロントＰＴＯ軸64を突出させると共に、伝動ケース63より後方へ向けて伝動シャフト65を伸延させて、同伝動シャフト65にエンジン60の後方に配置したミッション部５を伝動・変速ケース70を介して連動連結している。
【００３６】
このようにして、伝動ケース63の出力軸66とミッション部５の入力軸140 との軸芯にズレが生じている場合にも、伝動シャフト65により、動力伝達効率を良好に確保したまま、軸芯ズレを確実に修正することができる。
【００３７】
また、伝動ケース63は、図３、図５及び図７にも示すように、ケース本体63a内の上部に伝動入力軸63b を設けて、同伝動入力軸63b をエンジン60の出力軸60b に連動連結すると共に、ケース本体63a の下部を図３の正面図において左側方へ偏位させて配置し、同ケース本体63a 下部より伝動シャフト65を車体フレーム２の左右伸延フレーム20上方においてエンジン60の右側方に沿わせて後方へ向けて伸延させている。63c は伝動出力ギヤ、63d は出力スプロケット、63e は入力スプロケット、63f は伝動チェン、64a はＰＴＯ軸入力ギヤ、P1は洗車用ポンプである。
【００３８】
このようにして、伝動シャフト65をエンジン60の側方に沿わせてコンパクトに配置することができる共に、同伝動シャフト65を飛散土等より保護することができる。従って、伝動シャフト65による伝動機能を良好に確保することができる。
【００３９】
また、伝動シャフト65の後端部に伝動・変速ケース70を連動連結し、同伝動・変速ケース70よりリヤＰＴＯ軸71を後方へ向けて突出させて、同リヤＰＴＯ軸71より変速した動力を出力可能としている。
【００４０】
すなわち、伝動・変速ケース70内には、図７に示すように、伝動シャフト65の後端に連動連結した入力軸140 と、同入力軸140 と平行させて横架した変速軸141 と、同変速軸141 と平行させて横架したリヤＰＴＯ軸71とを設けて、入力軸140 にミッション部側出力用傘歯車142 とリヤＰＴＯ軸側出力ギヤ143 とを設け、上記ミッション部側出力用傘歯車142 に、後述するミッション部５の第１軸81を入力用傘歯車144 を介して連動連結する一方、上記リヤＰＴＯ軸側出力ギヤ143に、変速軸141 に設けた入力ギヤ145 を噛合させている。
【００４１】
そして、変速軸141 には、低速用変速ギヤ146 と高速用変速ギヤ147 とをそれぞれ遊嵌し、両変速ギヤ146,147 間においてシフトギヤ148 を変速軸141 にスライド自在に取付けて、同シフトギヤ148 をいずれか一方の変速ギヤ146,147 に噛合可能とし、各変速ギヤ146,147 には、それぞれリヤＰＴＯ軸71に取付けた低速用入力ギヤ149 と高速用入力ギヤ150 とを噛合させて、いずれか一方の入力ギヤ149,150 よりリヤＰＴＯ軸71に動力を伝達する高低速二段の変速が行えるようにしている。
【００４２】
このようにして、リヤＰＴＯ軸71に連動連結した作業機Ｂの駆動力を、作業目的に応じて変速することができて、作業能率の向上と適応作業種類の拡張が図れる。
【００４３】
また、フロントＰＴＯ軸64は、車体フレーム２の左右仮想中心線Ｘの近傍に配置している。
【００４４】
このようにして、フロントＰＴＯ軸64への前装作業機（図示せず）の連動連結作業が楽に行えるようにしている。
【００４５】
ミッション部５は、図１、図２、図４及び図５に示すように、車体フレーム２の後部に配設しており、同ミッション部５の右側には旋回用の静油圧式無段変速装置（以下「ＨＳＴ」という）74を連動連設している。
【００４６】
そして、ミッション部５は、図７に示すように、ミッションケース80の内部に第１〜第９軸81〜89を平行に軸支し、第１軸81の中途部に前進用クラッチ90a の入力側を嵌着し、同第１軸81の端部を第１噛合歯車91を介して、第２軸82の中途部に遊嵌した後進用クラッチ90b の入力側と、作業機昇降用油圧ポンプP2とに連動連結し、第２噛合歯車93を介して上記前進用クラッチ90a の出力側と、後進用クラッチ90b の出力側たる第２軸82とを第３軸83に連動連結して、前・後進用クラッチ90a,90b の動力伝達を排他的に選択可能に構成して、駆動方向の前後進切換を可能としている。92は油圧ポンプ入力軸である。
【００４７】
ここで、前・後進用クラッチ90a,90b は、ミッションケース80内の前部に横架したシフタ支軸（図示せず）に、クラッチ入切用シフタ（図示せず）を取付けると共に、同クラッチ入切用シフタは、シフタ支軸の一方向の回動に連動して前進用クラッチ90a が接続すると共に後進用クラッチ90b が切断し、また他方向の回動に連動して前進用クラッチ90a が切断すると共に後進用クラッチ90b が接続して、前・後進の切替えが行なえるようにしている。
【００４８】
そして、シフタ支軸の左側端部には前・後進切替アーム（図示せず）を取付けて、同前・後進切替アームに前後進切替レバー44を連結ロッド機構（図示せず）を介して連動連結している。
【００４９】
また、上記第３軸83は、ＨＳＴ74の入力軸74a に連動連結すると共に、第３噛合歯車96を介して主変速部97の入力軸たる第４軸84に連動連結しており、同第４軸84に、両端のドッグ98,98 と中央部の第２速原動歯車99とを一体に形成したスライダ100 を軸方向摺動自在・回動不可に嵌合する一方、同第４軸84と主変速部97の出力軸たる第５軸85との間に、常時噛合式の第１・第３速噛合歯車101,102を介設し、第５軸85に摺動噛合式の第２速受動歯車103 を嵌着して、スライダ100 の摺動により主変速部97の出力回転速度を３段階に切換可能としている。
【００５０】
上記主変速部97には副変速部104 が直列的に連動連結しており、同副変速部104 は、上記第５軸85と副変速部104 の出力軸たる第６軸86との間に高低速噛合歯車105,106 を介設し、第６軸86に軸方向摺動自在・回動不可に嵌合したスライダ107 の摺動により、副変速部104 の出力回転速度を中立を挟んで高低速２段階に変速可能としている。
【００５１】
このように、前・後進用クラッチ90a,90b と、３段変速の主変速部97と、２段変速の副変速部104 とを直列的に連動連結しているので、最終的には、前後進各６段階の変速操作が可能である。
【００５２】
上記第６軸86は、チエン連動機構108 を介して第７軸87に連動連結しており、同第７軸87の左右端部にそれぞれ嵌着した左右サンギヤ110,111 と、第７軸87と軸線を同一にして配置した左右駆動軸15a,15a に連結した左右ケージ112,113 と、同左右ケージ112,113 にそれぞれ軸着した複数の左右遊星ギヤ114,115 と、前記ＨＳＴ74の出力軸74b に連動連結した左右リングギヤ116,117 とで左右遊星歯車機構118,119 を構成し、同左右遊星歯車機構118,119 にて、前記した歯車式変速機や噛合歯車等で構成したメカニカルな直進動力伝達系Ｍにより、左右サンギヤ110,111 に伝達された回転動力と、後述する旋回動力伝達系ＨのＨＳＴ74から左右リングギヤ116,117 に伝達された回転動力とをそれぞれ合成し、これらの合成回転動力を左右遊星ギヤ114,115 と左右ケージ112,113 とを介して、左右駆動軸15a,15a に嵌着した左右側駆動輪15,15 に個別に伝達するようにしている。
【００５３】
ここで、第６軸86の左側端部には停車用ブレーキ部165 を設けて、同停車用ブレーキ部165 に取付けたブレーキ操作用アーム（図示せず）に前記ブレーキペダル46を連動ワイヤ（図示せず）を介して連動連結している。
【００５４】
上記ＨＳＴ74の出力軸74b には、同出力軸74b の回転速度を左右リングギヤ116,117 に相補的に伝達する正逆回転分割機構120 を、旋回用ブレーキ部（図示せず）の下流側に位置させて連動連結しており、同正逆回転分割機構120 は、ＨＳＴ74の出力軸74b に高低速切替機構121 を介して第８軸88を連動連結し、同第８軸88を第１中間出力ギヤ171 と、同第１中間出力ギヤ171 に噛合した第２中間入力ギヤ122 とを介して第９軸89に連動連結し、第９軸89の左右端部にそれぞれ左右出力ギヤ123,124 を嵌着し、左出力ギヤ123 と左リングギヤ116 とを、直列的に配置した２個のアイドルギヤ（図示せず）を介して連動連結し、右出力ギヤ124 と右リングギヤ117 とを、１個のアイドルギヤ79を介して連動連結して、回転速度の絶対値は等しいが、左リングギヤ116 には第９軸89と同一方向の回転を伝達する一方、右リングギヤ117 には第９軸89とは反対方向の回転を伝達するようにしている。
【００５５】
そして、ミッション部５の入力軸たる第１軸81の一端を上記ミッションケース80の左側壁から突出させ、同突出端に伝動・変速ケース70を連動連結している。
【００５６】
ここで、高低速切替機構121 は、筒状入力軸130 に低速側出力ギヤ133 と高速側出力ギヤ134 とを取付ける一方、筒状入力軸130 に近接させて高低速切替軸135 を横架し、同高低速切替軸135 に、前記低速側出力ギヤ133 と噛合する低速側入力ギヤ136 と、前記高速側出力ギヤ134 と噛合する高速側入力ギヤ137 とを遊嵌し、かつ、両入力ギヤ136,137 の間にスライダ138 を軸方向摺動自在・回動不可に嵌合して、同スライダ138 により高低速切替機構121 の出力回転速度を中立位置を挾んで高低速２段階に変速可能としている。
【００５７】
そして、高低速切替軸135 には、出力ギヤ139 を取付け、同出力ギヤ139 を第８軸88に取付けた入力軸170 に噛合させている。
【００５８】
しかも、高低速切替機構121 は、変速レバー49の副変速操作に連動して、高速側に切替えがなされるようにしている。
【００５９】
このようにして、ハンドル42を左右操向中立位置にしておくだけで、旋回用ブレーキ部（図示せず）によりＨＳＴ74の出力軸74b をブレーキ制動させて、旋回動力伝達系Ｈを停止状態となすことができる。その結果、直進動力伝達系Ｍだけが作動可能となって、同直進動力伝達系Ｍにより車体の直進性を良好に確保することができる。
【００６０】
そして、旋回用ブレーキ部を、旋回動力伝達系Ｈの上流側に設けたＨＳＴ74の出力軸74b に設けているために、小さなトルクで直接的に出力軸74b をブレーキ制動させることができ、旋回用ブレーキ部の容量を小さくしても、旋回動力伝達系Ｈの動力伝達を確実に停止させることができる。
【００６１】
また、ハンドル42を左右操向中立位置から左右いずれか一方向に回転させることにより、旋回用ブレーキ部のブレーキ制動が解除されて、車体をその回転方向側に旋回させることができる。
【００６２】
従って、車体の操向操作性、特に直進操作性を向上させることができる。
【００６３】
上記のような構成により、エンジン60からの動力を前後６段階に変速して左右側走行部１，１に伝達すると共に、ハンドル42の操作角度に応じてＨＳＴ74の出力回転速度を変更し、左右側走行部１，１の駆動速度を異ならせて、駆動速度が遅くなった方向に作業車Ａを旋回させることができる。
【００６４】
この際、変速レバー49を副変速操作されていると、高低速切替機構121 が、それに連動して高速側に切替わっているために、かかる高速走行状態において、ハンドル42を旋回操作した場合には、旋回動力伝達系Ｈが増速されて、車体が急速に旋回して、車速にあった旋回性が得られ、オペレータの操作フィーリングを向上させることができる。
【００６５】
また、本実施例では、上記ＨＳＴ74の入力軸74a を後進用クラッチ90b の出力側に連動連結しているので、ハンドル42を操作しなくても、前後進用クラッチ90a,90b の切換と同時にＨＳＴ74の出力回転方向が切り換わり、ハンドル42の操作方向と作業車Ａの旋回方向とが一定の関係を保持し、ホイルタイプの車両の操向操作と略同様の感覚で、旋回操作を行うことができる。
【００６６】
ガードフレーム26の左右側フレーム形成体26b,26b には、それぞれ左・右側サイドカバー体28,29 を左右側走行部１，１の直上方に位置させて取付けており、右側サイドカバー体29には燃料タンク30を一体的に取付けている。
【００６７】
このように、右側方の走行部１の上方位置に燃料タンク30を配置して、走行部１の上方位置に形成されるデッドスペース（本実施例では配設空間Ｓとなしている）を有効利用することができて、車体フレーム２上に燃料タンク30の配設スペースを設ける必要がなくなり、その分車体のコンパクト化が図れる。
【００６８】
また、燃料タンク30は、右側サイドカバー体29の内側面において、前後方向に伸延させて形成すると共に、前側従動輪11と駆動輪15との間に位置する履帯16の上側回動側部16a に沿わせて配置し、同燃料タンク30の後端上部に給油口31を設けている。
【００６９】
このようにして、給油口31を給油作業者が給油しやすい高さの位置で、かつ、車体の外側方に配置することができて、給油作業性を向上させることができる。
【００７０】
しかも、燃料タンク30の外側方は、右側サイドカバー体29により被覆しているために、車体の美的外観を良好に確保することができる。
【００７１】
作業機Ｂは、図１、図２及び図７に示すように、ギヤケース200 と、同ギヤケース200 より左右方向へ張出し状に伸延させた軸ケース201,202 と、左側軸ケース201 の左側端部に連動連結したチェンケース203 と、右側軸ケース202 の右側端部に連結した支持体204 と、同支持体204 とチェンケース203 との間に介設した耕耘軸205 と、同耕耘軸205 に取付けた多数の耕耘爪206 と、同耕耘爪206 の上方を被覆するロータリカバー207 と、同ロータリカバー207 の後端縁に取付けたリヤカバー208 と、同リヤカバー208 を支持するハンガーロッド209 とを具備している。210 は入力軸、211 は出力ギヤ、212 は入力ギヤ、213 は伝動軸、214 は出力スプロケット、215 は入力スプロケット、216 は伝動チェン、217 は作動機伝動シャフトである。
【００７２】
昇降機構Ｃは、図１及び図２に示すように、作業車Ａと作業機Ｂとの間に介設しており、トップリンク220 と、左右一対のロワリンク221,221 と、リフトリンク222,222 と、リフトアーム223,223 と、作業機昇降用シリンダ224 とを具備している。225 はトップリンクステー、226 はトップリンク連結ブラケットである。
【００７３】
そして、左右一対のロワリンク221,221 は、前端部を車体フレーム２の後側の左右伸延フレーム21に、枢支ブラケット230,230 を介して枢支部としての枢支ピン231,231 により枢支して連結しており、両枢支ピン231,231 は、駆動輪15の回動中心である駆動軸15a,15a の下方で、かつ、後側従動輪13,13 の回動中心である後側従動輪支軸13a,13a の上方に位置させて配置している。
【００７４】
このようにして、作業車Ａの牽引力を走行部１，１の接地面側へ効率良く伝達することができて、後装置の作業機Ｂによる作業能率を良好に確保することができる。
【００７５】
また、両枢支ピン231,231 は、駆動輪15,15 の回動中心である駆動軸15a,15aの後方で、かつ、後側従動輪13,13 の回動中心である後側従動輪支軸13a,13a の前方に位置させて配置している。
【００７６】
このようにして、この点からも、作業車Ａの牽引力を走行部１，１の接地面側へ効率良く伝達することができて、後装の作業機Ｂによる作業能率を良好に確保することができる。
【００７７】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【００７８】
すなわち、この発明は、左右一対のクローラ式の走行部(1,1) 間に車体フレーム(2) を介設し、車体フレーム(2) 上に運転部(3) と原動機部(4) とミッション部(5) とを設けると共に、原動機部(4) に、上記走行部(1,1) をミッション部(5) を介して連動連結する一方、車体フレーム(2) の後方に連結した作業機をリヤＰＴＯ軸(71) を介して連動連結可能とし、前記原動機部(4) のエンジン(60) を車体フレーム(2) の前半部側に配置して、そのエンジン(60)の上方位置に運転部(3) の座席(48) を配置し、座席(48) の前方位置にハンドル(42) を配置した作業車において、前記エンジン(60) の前面側に、上部をエンジン(60) の出力軸(68) に連動連結し、下部を左右いずれか一方へ偏位させた伝動ケース(63) を連設して該伝動ケース(63) より前方へフロントＰＴＯ軸(64) を突出させると共に、後方へ向けて伝動シャフト(65) を伸延させ、該伝動シャフト(65)は、前記伝動ケース(63)の下部から車体フレーム(2) の上方においてエンジン(60) の側方に沿わせ、かつ、エンジン(60) のクランク軸芯(60ａ) と車体フレーム構成部材である左右伸延フレーム前体(20）との間を通して後方へ向け伸延させて、その後端部を、前記左右伸延フレーム前体(20）と車体フレーム構成部材である左右伸延フレーム後体(21）の上面を結ぶ線分より上方において伝動・変速ケース(70)に連動連結し、この伝動・変速ケース(70) よりリヤＰＴＯ軸(71)を突出させて同リヤＰＴＯ軸(71)から変速した動力を出力可能とすると共に、伝動・変速ケース(70)を経てミッション部(5)に入力伝動するようにしたので、車体の前後重量バランスを良好に確保することができ、従って、車体フレームの後方に作業機を連結した際にも、車体の前部の浮き上りを防止することができて、作業能率を向上させることができ、しかも畦等の乗り越しもスムーズに行える。
【００７９】
さらに、運転部の座席をエンジンの上方位置に配置しているために、同座席に着座したオペレータの目の高さを高位置となすことができて、同オペレータの前方視認性を良好となすことができ、その結果、作業能率や安全性を向上させることができる。
【００８０】
また、伝動ケースの出力軸とミッション部の入力軸との軸芯にズレが生じている場合にも、伝動シャフトにより動力伝達効率を良好に確保したまま、確実に修正することができ、伝動シャフトをエンジンの側方に沿わせてコンパクトに配置することができる共に、同伝動シャフトを飛散土等より保護することができ、伝動シャフトによる伝動機能を良好に確保することができる。また、リヤＰＴＯ軸に連動連結した作業機の駆動力を作業目的に応じて変速することができて、作業能率の向上と適応作業種類の拡張が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る作業車の側面図。
【図２】同作業車の車体フレームの平面図。
【図３】同作業車の正面図。
【図４】同作業車の背面図。
【図５】原動機部及びミッション部の側面図。
【図６】燃料タンクの左側面説明図。
【図７】動力伝達系統図。
【符号の説明】
Ａ作業車
１走行部
２車体フレーム
３運転部
４原動機部
５ミッション部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a work vehicle.
[0002]
[Prior art]
  Conventionally, as one form of work vehicle, a vehicle body frame is interposed between a pair of left and right crawler type traveling units, and a driving unit, a prime mover unit, and a transmission unit are provided on the vehicle body frame, and the above described traveling is performed on the prime mover unit. In some cases, the working machines connected to the rear of the vehicle body frame can be linked and connected via the rear PTO shaft while the parts are linked and linked via the mission.
[0003]
  A driving unit is disposed at the front of the vehicle body frame, and a prime mover unit and a transmission unit are disposed at the rear.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
  However, in the work vehicle described above, since the prime mover part and the transmission part are arranged at the rear part of the body frame, the center of gravity of the car body is closer to the rear end part, and the work machine is connected to the rear of the body frame. In this case, the position of the center of gravity of the vehicle body becomes closer to the rear end portion, and there is a problem that the front portion of the vehicle body rises during work.
[0005]
  Further, since the seat of the driving unit is disposed at a low position close to the vehicle body frame, the ground clearance of the operator's eyes seated on the seat is low, and the forward visibility is reduced.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  Therefore, the present invention provides a vehicle body frame between a pair of left and right crawler type traveling units, and provides a driving unit, a prime mover unit, and a mission unit on the vehicle body frame, and the transmission unit is disposed on the prime mover unit. The working machine connected to the rear of the body frame can be interlocked and connected via the rear PTO shaft, and the engine of the prime mover is arranged on the front half side of the body frame, In a work vehicle in which the driver's seat is placed at the position and the handle is placed in front of the seat,On the front side of the engine, a transmission case having an upper portion interlocked with the output shaft of the engine and a lower portion displaced to either the left or right side is connected, and the front PTO shaft protrudes forward from the transmission case. The transmission shaft extends rearward, and the transmission shaft extends from the lower part of the transmission case to the side of the engine above the body frame, and is the crankshaft of the engine and the left and right parts constituting the body frame. The rear end is extended through the space between the front body of the distraction frame and the rear end thereof is transmitted / shifted above a line segment connecting the front body of the left and right distraction frame and the upper surface of the rear body of the left and right distraction frame as a body frame constituent member. It is linked to the case, and the rear PTO shaft protrudes from the transmission / transmission case to enable output of the power shifted from the rear PTO shaft. - through the transmission case so as to input transmitted to the transmission portionIt is intended to provide a work vehicle characterized by that.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Embodiments of the present invention will be described below.
[0008]
  That is, the working machine according to the present invention has, as a basic structure, a vehicle body frame interposed between a pair of left and right crawler type traveling units, a driving unit, a motor unit, and a transmission unit provided on the vehicle body frame, While the driving unit is linked to the prime mover unit via the transmission unit, the work machine connected to the rear of the vehicle body frame can be linked and linked via the rear PTO shaft.The engine of the prime mover is arranged on the front half side of the body frame, the seat of the driving unit is arranged above the engine, and the handle is arranged in front of the seat.
[0009]
  Like thisBy, Can ensure a good balance of the front and rear weight of the vehicle body,Therefore, even when the work machine is connected to the rear of the body frame, it is possible to prevent the front part of the vehicle body from being lifted, so that the work efficiency can be improved, and the overpass of the eaves and the like can be performed smoothly..
[0010]
  Furthermore, since the seat of the driver is located above the engine, the eye level of the operator seated on the seat can be set to a high position, and the forward visibility of the operator is improved. As a result, work efficiency and safety can be improved.
[0011]
  In addition, a transmission case with the upper part interlocked with the engine output shaft and the lower part displaced to either the left or right side is connected to the front side of the engine, and the front PTO shaft projects forward from the transmission case. And extend the transmission shaft toward the rear,The transmission shaft extends from the lower part of the transmission case to the side of the engine above the body frame, and is directed rearward through the engine crankshaft core and the front body of the left and right extension frames that are body frame components. The rear end portion is extended and linked to the transmission / transmission case above a line segment connecting the front body of the left / right extension frame and the upper surface of the rear body of the left / right extension frame, which is a vehicle body frame constituting member. The rear PTO shaft can be further protruded so that the power shifted from the rear PTO shaft can be output, and the transmission can be input to the transmission section through the transmission / shift case.is doing.
[0012]
  in this wayByEven when there is a discrepancy between the shaft of the output shaft of the transmission case and the input shaft of the transmission unit, it can be reliably corrected while ensuring good power transmission efficiency with the transmission shaft,The transmission shaft can be arranged compactly along the side of the engine, and the transmission shaft can be protected from the scattered soil or the like, and the transmission function by the transmission shaft can be ensured satisfactorily. In addition, the driving force of the work machine linked to the rear PTO shaft can be changed according to the work purpose, so that the work efficiency can be improved and the adaptive work type can be expanded..
[0013]
【Example】
  Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0014]
  A shown in FIGS. 1 and 2 is a work vehicle according to the present invention, and the work vehicle A has a work machine B connected to the rear via an elevating mechanism C.
[0015]
  The work vehicle A has a vehicle body frame 2 interposed between a pair of left and right crawler type traveling units 1, 1, a driving unit 3 is disposed on the front of the vehicle body frame 2, and a seat of the driving unit 3 A prime mover unit 4 is arranged at a position below 48, a mission unit 5 is arranged at a rear position of the prime mover unit 4, and the traveling units 1, 1 are linked to the prime mover unit 4 via the mission unit 5. ing.
[0016]
  As shown in FIGS. 3 and 4, the traveling unit 1 has a front driven wheel 11 attached to a front end portion of a traveling frame 10 extending in the front-rear direction via an idler fork 12, while a rear driven wheel is mounted on the rear end portion. 13 is attached via a support bracket 14, and a driving wheel 15 is interlocked and connected to a mission section 5 to be described later, and a crawler belt 16 is wound around these driving wheels 11, 13, 15. On the side, four crawler slip prevention bodies 17 are attached at intervals in the front-rear direction, and rolling wheels 18 are attached to the crawler belt slip prevention bodies 17. 11a is a front driven wheel support shaft, 12a is a front driven wheel advance / retreat position adjuster, 13a is a rear driven wheel support shaft, and 15a is a drive shaft.
[0017]
  As shown in FIG. 3, the drive wheel 15 is disposed rearward of the center position between the front and rear driven wheels 11 and 13 and closer to the rear driven wheel 13.
[0018]
  In this way, the front-rear width of the upper turning side portion 16a of the crawler belt 16 located between the front driven wheel 11 and the driving wheel 15 becomes long, and as a result, the upper turning side portion 16a becomes the vibration of the vehicle body. Accordingly, it is possible to shake off the mud or the like adhering to the upper side rotating side portion 16a by vibrating moderately, and to prevent the mud or the like from accumulating on the crawler belt 16.
  Therefore, it is possible to prevent the crawler from coming off due to sedimentary mud.
[0019]
  Further, the upper turning side portion 16a of the crawler belt 16 is inclined forward and downward between the front driven wheel 11 and the drive wheel 15, and will be described later at a position above the upper turning side portion 16a. An arrangement space S for arranging various operation levers provided in the operation unit 3 and an interlocking connection mechanism (not shown) interposed between the various operation levers and the mission unit 5 is formed. .
[0020]
  In this way, the distance between the pair of left and right traveling units 1 and 1 is made as small as possible to reduce the size of the vehicle body, while the operation levers are placed in positions where the operator can easily operate in the arrangement spaces S and S. In addition to the arrangement, the interlocking coupling mechanism interposed between the various operation levers and the mission unit 5 can be freely arranged, so that the vehicle body can be made compact and the operability can be ensured at the same time. .
[0021]
  As shown in FIGS. 1 to 4, the vehicle body frame 2 includes a pair of front and rear left and right extension frames extending in the left and right direction between the front and rear portions of the pair of left and right traveling frames 10 and 10 extending in the front and rear direction.Front body20,Left and right distraction frame rear body21 horizontal and theseofLeft and right distraction frameFront body20,Left and right distraction frame rear bodyA pair of left and right front and rear extension frames 22 and 22 extending in the front-rear direction are horizontally placed between the left and right side parts of the front and rear frame forming bodies 26a and 26a. A guard frame 26 formed in a rectangular frame shape in plan view is formed horizontally by 26c and left and right side frame forming bodies 26b and 26b.
  27 is a guard frame stay, 80a is a drive shaft case, and 80b is a drive shaft case support column.
[0022]
  As shown in FIG. 1, the operation unit 3 has a floor portion 36 stretched on the front half of the guard frame 26, and a handle column 40 is erected on the front portion of the floor portion 36. A handle support shaft 41 extending in the vertical direction is inserted, and a rotatable handle (steering wheel) 42 is attached to the upper end of the handle support shaft 41, and a lower end portion of the handle support shaft 41 and a mission section 5 described later. Are connected to each other via a cam mechanism (not shown), and a forward / reverse switching lever 44 is attached to the lower portion of the left side wall of the handle column 40, so that the forward / reverse switching lever 44 and a mission section 5 to be described later are installed. The forward / reverse switching mechanism 162 (see FIG. 7) provided on the vehicle is linked and connected via a connecting rod mechanism (not shown), and a brake pedal 46 is attached to the front portion of the floor 36. And a brake unit for stopping provided in the mission unit 5 to be described later 165 (see FIG. 7) is linked and linked via a linkage wire (not shown).
[0023]
  A seat 48 is disposed behind the handle 42, and various operation levers are disposed on the left and right sides of the seat 48.
[0024]
  That is, a shift lever 49 is arranged on the left side of the seat 48, and the shift lever 49 is linked to a main transmission portion 97 and a sub-transmission portion 104 provided in the transmission unit 5 described later via an interlocking connection mechanism. At the same time, a work implement lifting lever 50, a hydraulic lock lever 51, and a tilling depth adjustment lever 52 are arranged on the right side at intervals in the front-rear direction, and these levers 50, 51, 52 are moved up and down as described later. A valve mechanism (not shown) for controlling the working cylinder 224 is interlocked and connected via an interlocking connecting mechanism, and a PTO shaft clutch lever 53 is disposed on the outer side of the work machine elevating lever 50.
[0025]
  Here, an engine 60 of a motor unit 4 to be described later is disposed on the front half side of the vehicle body frame 2, a seat 48 of the driving unit 3 is disposed above the engine 60, and a handle 42 is disposed at a front position of the seat 48. Is arranged.
[0026]
  In this way, a good balance between the front and rear weights of the vehicle body can be ensured.
[0027]
  Therefore, even when the work implement B is connected to the rear of the vehicle body frame 2, the front portion of the vehicle body can be prevented from being lifted, and the work efficiency can be improved. In addition, it is possible to get over the bag smoothly.
[0028]
  Further, since the seat 48 of the driving unit 3 is disposed above the engine 60, the eye level of the operator seated on the seat 48 can be set to a high position, and the forward visibility of the operator can be increased. As a result, work efficiency and safety can be improved.
[0029]
  The motor unit 4 includes an engine 60, a cooling fan 62 disposed immediately after the engine 60, and a radiator 61 disposed immediately after the cooling fan 62, and the radiator 61 is connected to the engine 60. It is arranged between the mission unit 5. 67 is an air cleaner and 68 is a muffler.
[0030]
  In this way, dust or the like that the vehicle body rolls up while traveling in the field is less likely to adhere to the radiator 61, preventing clogging, and the cooling efficiency of the radiator 61 by the cooling fan 62 is improved. It can be ensured satisfactorily.
[0031]
  Further, a cooling fan 62 is arranged at a position behind the engine 60 so that cool air can be blown from the cooling fan 62 toward the transmission unit 5 side.
[0032]
  In this way, the transmission unit 5 can also be cooled by the cooling fan 62, and the viscosity of the hydraulic oil accommodated in the transmission unit 5 can be secured satisfactorily. As a result, the transmission unit 5 is excellent. Can function.
[0033]
  Further, the position of the crankshaft core 60a of the engine 60 is lower than the position of the drive shaft 15a, which is the shaft core position of the drive wheel 15.
[0034]
  In this way, the center of gravity of the engine 60 can be set to a low position, and the traveling safety of the vehicle body can be ensured satisfactorily.
[0035]
  Further, as shown in FIGS. 1 to 3 and 7, a transmission case 63 is interlocked and connected to the front side of the engine 60 so that the front PTO shaft 64 protrudes forward from the transmission case 63, and the transmission case 63 The transmission shaft 65 is extended further rearward, and the transmission portion 5 disposed behind the engine 60 is linked to the transmission shaft 65 via a transmission / transmission case 70.
[0036]
  In this way, even when the shaft center between the output shaft 66 of the transmission case 63 and the input shaft 140 of the transmission unit 5 is misaligned, the transmission shaft 65 ensures that the power transmission efficiency is well secured and the shaft The misalignment can be reliably corrected.
[0037]
  Further, as shown in FIGS. 3, 5 and 7, the transmission case 63 is provided with a transmission input shaft 63b in the upper part of the case body 63a, and the transmission input shaft 63b is interlocked with the output shaft 60b of the engine 60. In addition, the lower portion of the case body 63a is displaced to the left in the front view of FIG. 3, and the transmission shaft 65 is placed on the right side of the engine 60 above the left and right extension frames 20 of the body frame 2 from the lower portion of the case body 63a. It is extended toward the back along the direction. 63c is a transmission output gear, 63d is an output sprocket, 63e is an input sprocket, 63f is a transmission chain, 64a is a PTO shaft input gear, and P1 is a car wash pump.
[0038]
  In this way, the transmission shaft 65 can be arranged compactly along the side of the engine 60, and the transmission shaft 65 can be protected from scattered soil or the like. Therefore, the transmission function by the transmission shaft 65 can be ensured satisfactorily.
[0039]
  Further, the transmission / transmission case 70 is interlocked and connected to the rear end portion of the transmission shaft 65, and the rear PTO shaft 71 protrudes rearward from the transmission / transmission case 70 so that the power shifted from the rear PTO shaft 71 is transmitted. Output is possible.
[0040]
  That is, in the transmission / transmission case 70, as shown in FIG. 7, the input shaft 140 interlocked with the rear end of the transmission shaft 65, the transmission shaft 141 horizontally mounted in parallel with the input shaft 140, and the same A rear PTO shaft 71 horizontally installed parallel to the transmission shaft 141 is provided, and a transmission unit side output bevel gear 142 and a rear PTO shaft side output gear 143 are provided on the input shaft 140, and the transmission unit side output umbrella is provided. A first shaft 81 of the transmission unit 5 to be described later is interlocked with the gear 142 via an input bevel gear 144, while an input gear 145 provided on the transmission shaft 141 is meshed with the rear PTO shaft side output gear 143. ing.
[0041]
  Then, a low speed transmission gear 146 and a high speed transmission gear 147 are loosely fitted to the transmission shaft 141, and a shift gear 148 is slidably attached to the transmission shaft 141 between the transmission gears 146, 147. The low-speed input gear 149 and the high-speed input gear 150 attached to the rear PTO shaft 71 are meshed with each of the transmission gears 146 and 147, respectively. Further, a high-speed and low-speed two-stage transmission for transmitting power to the rear PTO shaft 71 can be performed.
[0042]
  In this manner, the driving force of the work machine B linked to the rear PTO shaft 71 can be changed according to the work purpose, so that work efficiency can be improved and adaptive work types can be expanded.
[0043]
  Further, the front PTO shaft 64 is disposed in the vicinity of the left and right virtual center line X of the body frame 2.
[0044]
  In this way, the interlocking operation of the front work machine (not shown) to the front PTO shaft 64 can be performed easily.
[0045]
  As shown in FIGS. 1, 2, 4, and 5, the mission unit 5 is disposed at the rear of the vehicle body frame 2, and a hydrostatic continuously variable transmission for turning is provided on the right side of the mission unit 5. An apparatus (hereinafter referred to as “HST”) 74 is linked and connected.
[0046]
  As shown in FIG. 7, the mission unit 5 supports the first to ninth shafts 81 to 89 in parallel inside the mission case 80, and the forward clutch 90 a is input to the middle portion of the first shaft 81. And the input side of the reverse clutch 90b in which the end portion of the first shaft 81 is loosely fitted in the middle portion of the second shaft 82 via the first meshing gear 91, and the hydraulic pump for lifting the work implement P2 and the second shaft 82 which is the output side of the forward clutch 90a and the second shaft 82 which is the output side of the reverse clutch 90b via the second meshing gear 93. -The power transmission of the reverse clutches 90a, 90b can be exclusively selected to enable forward / reverse switching in the driving direction. 92 is a hydraulic pump input shaft.
[0047]
  Here, the forward / reverse clutches 90a and 90b are provided with a clutch shifter shaft (not shown) mounted on a shifter support shaft (not shown) horizontally mounted on the front portion of the transmission case 80, and The on / off shifter is connected to the forward clutch 90a in conjunction with the rotation of the shifter shaft in one direction, and the reverse clutch 90b is disconnected, and the forward clutch 90a is connected to the rotation in the other direction. At the same time, the reverse clutch 90b is connected so that the forward / reverse switching can be performed.
[0048]
  A front / reverse switching arm (not shown) is attached to the left end of the shifter spindle, and a forward / reverse switching lever 44 is linked to the front / reverse switching arm via a connecting rod mechanism (not shown). It is connected.
[0049]
  The third shaft 83 is linked to the input shaft 74a of the HST 74 and linked to the fourth shaft 84, which is the input shaft of the main transmission unit 97, via the third meshing gear 96. A shaft 100 is fitted with a slider 100 integrally formed with dogs 98, 98 at both ends and a second speed driving gear 99 at the center so as to be axially slidable and non-rotatable. Between the fifth shaft 85, which is the output shaft of the main transmission unit 97, first and third speed meshing gears 101 and 102 of constant meshing type are interposed, and a second gear passive gear of sliding meshing type is coupled to the fifth shaft 85. 103 is fitted, and the output rotational speed of the main transmission 97 can be switched in three stages by sliding the slider 100.
[0050]
  A sub-transmission unit 104 is connected to the main transmission unit 97 in series. The sub-transmission unit 104 is connected between the fifth shaft 85 and a sixth shaft 86 that is an output shaft of the sub-transmission unit 104. The output rotation speed of the sub-transmission unit 104 is set at a high and low speed by the sliding of the slider 107 that is inserted in the sixth shaft 86 so as to be slidable in the axial direction and not rotatable. The gear can be shifted in two stages.
[0051]
  In this way, the forward / reverse clutches 90a, 90b, the three-speed shift main transmission portion 97, and the two-speed shift sub-transmission portion 104 are linked in series, so that the A shift operation can be performed in six steps each.
[0052]
  The sixth shaft 86 is interlocked and connected to the seventh shaft 87 via a chain interlocking mechanism 108, and left and right sun gears 110 and 111 fitted respectively to the left and right ends of the seventh shaft 87, Left and right cages 112, 113 connected to left and right drive shafts 15a, 15a arranged in the same manner, a plurality of left and right planetary gears 114, 115 respectively attached to the left and right cages 112, 113, and left and right ring gears 116, 117 linked to the output shaft 74b of the HST 74. And left and right planetary gear mechanisms 118 and 119, and the left and right planetary gear mechanisms 118 and 119 are rotated by the mechanical linear travel power transmission system M composed of the gear-type transmission and the meshing gears as described above. The power and the rotational power transmitted from the HST 74 of the turning power transmission system H described later to the left and right ring gears 116 and 117 are respectively combined, and these combined rotational powers are passed through the left and right planetary gears 114 and 115 and the left and right cages 112 and 113. Te, left and right drive shafts 15a, so that to transmit separately to the right and left side drive wheels 15 and 15 fitted to 15a.
[0053]
  Here, a stop brake portion 165 is provided at the left end portion of the sixth shaft 86, and the brake pedal 46 is connected to a brake operation arm (not shown) attached to the stop brake portion 165 with an interlocking wire (see FIG. (Not shown).
[0054]
  On the output shaft 74b of the HST 74, a forward / reverse rotation dividing mechanism 120 that transmits the rotational speed of the output shaft 74b to the left and right ring gears 116 and 117 in a complementary manner is positioned downstream of the turning brake portion (not shown). The forward / reverse rotation splitting mechanism 120 is linked and linked to the output shaft 74b of the HST 74 via the high / low speed switching mechanism 121, and the eighth shaft 88 is linked to the first intermediate output gear 171. And the second intermediate input gear 122 meshed with the first intermediate output gear 171 and interlocked with the ninth shaft 89, and the left and right output gears 123 and 124 are fitted to the left and right ends of the ninth shaft 89, respectively. The left output gear 123 and the left ring gear 116 are interlocked and connected via two idle gears (not shown) arranged in series, and the right output gear 124 and the right ring gear 117 are connected to one idle gear 79. The absolute value of the rotational speed is the same, but the left ring gear 116 has a ninth gear. While transmitting the rotation of 89 in the same direction, and the right ring gear 117 so that the ninth shaft 89 for transmitting rotation in the opposite direction.
[0055]
  One end of the first shaft 81 as an input shaft of the mission unit 5 is protruded from the left side wall of the transmission case 80, and the transmission / transmission case 70 is interlocked and connected to the protruding end.
[0056]
  Here, the high / low speed switching mechanism 121 attaches the low speed side output gear 133 and the high speed side output gear 134 to the cylindrical input shaft 130, and horizontally mounts the high / low speed switching shaft 135 close to the cylindrical input shaft 130. The low speed side input gear 136 meshing with the low speed side output gear 133 and the high speed side input gear 137 meshing with the high speed side output gear 134 are loosely fitted on the high / low speed switching shaft 135, and both the input gears A slider 138 is fitted between 136 and 137 so as not to be axially slidable and non-rotatable. With the slider 138, the output rotational speed of the high / low speed switching mechanism 121 can be shifted in two stages of high and low speeds with the neutral position in between. .
[0057]
  An output gear 139 is attached to the high / low speed switching shaft 135, and the output gear 139 is engaged with an input shaft 170 attached to the eighth shaft 88.
[0058]
  In addition, the high / low speed switching mechanism 121 is switched to the high speed side in conjunction with the sub-shift operation of the shift lever 49.
[0059]
  In this manner, the steering power transmission system H is brought into a stopped state by braking the output shaft 74b of the HST 74 by the turning brake portion (not shown) simply by leaving the handle 42 in the left-right steering neutral position. be able to. As a result, only the rectilinear power transmission system M can be operated, and the rectilinear power transmission system M can ensure the straight traveling performance of the vehicle body.
[0060]
  Since the turning brake portion is provided on the output shaft 74b of the HST 74 provided on the upstream side of the turning power transmission system H, the output shaft 74b can be braked directly with a small torque. Even if the capacity of the brake unit is reduced, the power transmission of the turning power transmission system H can be stopped reliably.
[0061]
  Further, by rotating the handle 42 in either the left or right direction from the left / right steering neutral position, the brake braking of the turning brake portion is released, and the vehicle body can be turned in the rotational direction side.
[0062]
  Accordingly, it is possible to improve the steering operability of the vehicle body, particularly the straight operability.
[0063]
  With the configuration as described above, the power from the engine 60 is shifted in six stages in the front-rear direction and transmitted to the left and right traveling units 1, 1, and the output rotation speed of the HST 74 is changed according to the operation angle of the handle 42, The work vehicle A can be turned in the direction in which the drive speed becomes slower by changing the drive speed of the side traveling units 1, 1.
[0064]
  At this time, if the shift lever 49 is operated to be sub-shifted, the high / low speed switching mechanism 121 is switched to the high speed side in conjunction therewith, so that when the steering wheel 42 is turned in such a high speed traveling state, The speed of the turning power transmission system H is increased, the vehicle body turns rapidly, the turning performance suitable for the vehicle speed is obtained, and the operational feeling of the operator can be improved.
[0065]
  In this embodiment, since the input shaft 74a of the HST 74 is interlocked to the output side of the reverse clutch 90b, the HST 74 is switched simultaneously with the switching of the forward and backward clutches 90a and 90b without operating the handle 42. The output rotation direction of the vehicle is switched, the operation direction of the handle 42 and the turning direction of the work vehicle A maintain a certain relationship, and the turning operation can be performed with a feeling almost similar to the steering operation of the wheel type vehicle. it can.
[0066]
  The left and right side cover bodies 28 and 29 are attached to the left and right side frame forming bodies 26b and 26b of the guard frame 26 so as to be positioned directly above the left and right side running portions 1 and 1, respectively. The fuel tank 30 is integrally attached.
[0067]
  As described above, the fuel tank 30 is disposed above the right traveling unit 1 to effectively use the dead space formed in the upper position of the traveling unit 1 (the arrangement space S in this embodiment). Therefore, it is not necessary to provide an installation space for the fuel tank 30 on the vehicle body frame 2, and the vehicle body can be made more compact accordingly.
[0068]
  Further, the fuel tank 30 is formed by extending in the front-rear direction on the inner side surface of the right side cover body 29, and the upper rotating side portion 16a of the crawler belt 16 positioned between the front driven wheel 11 and the driving wheel 15. And a fuel filler port 31 is provided at the upper rear end of the fuel tank 30.
[0069]
  In this way, the fuel filler port 31 can be disposed at a height at which it is easy for a fueling operator to refuel and on the outer side of the vehicle body, so that the fueling workability can be improved.
[0070]
  Moreover, since the outer side of the fuel tank 30 is covered with the right side cover body 29, the aesthetic appearance of the vehicle body can be ensured satisfactorily.
[0071]
  As shown in FIGS. 1, 2, and 7, the work machine B is interlocked with a gear case 200, shaft cases 201 and 202 that extend from the gear case 200 in a laterally extending manner, and a left end portion of the left shaft case 201. The chain case 203 connected, the support 204 connected to the right end of the right shaft case 202, the tilling shaft 205 interposed between the support 204 and the chain case 203, and the tilling shaft 205 A plurality of tilling claws 206, a rotary cover 207 covering the top of the tilling claws 206, a rear cover 208 attached to the rear end edge of the rotary cover 207, and a hanger rod 209 supporting the rear cover 208 are provided. Yes. 210 is an input shaft, 211 is an output gear, 212 is an input gear, 213 is a transmission shaft, 214 is an output sprocket, 215 is an input sprocket, 216 is a transmission chain, and 217 is an actuator transmission shaft.
[0072]
  As shown in FIGS. 1 and 2, the elevating mechanism C is interposed between the work vehicle A and the work machine B, and includes a top link 220, a pair of left and right lower links 221, 221, lift links 222, 222, a lift Arms 223, 223 and a work machine lifting / lowering cylinder 224 are provided. 225 is a top link stay, and 226 is a top link connecting bracket.
[0073]
  The pair of left and right lower links 221 and 221 have their front ends connected to the left and right extension frames 21 on the rear side of the body frame 2 by pivot pins 231 and 231 serving as pivot portions via pivot brackets 230 and 230, respectively. The pivot pins 231 and 231 are below the drive shafts 15a and 15a, which are the rotation centers of the drive wheels 15, and on the rear driven wheel support shafts 13a, 13a, which are the rotation centers of the rear driven wheels 13, 13. It is arranged at the top.
[0074]
  In this way, the traction force of the work vehicle A can be efficiently transmitted to the ground contact surface side of the traveling units 1, 1, and the work efficiency by the work machine B of the rear apparatus can be ensured satisfactorily.
[0075]
  The pivot pins 231 and 231 are provided behind the drive shafts 15a and 15a, which are the rotation centers of the drive wheels 15, 15, and the rear driven wheel support shafts, which are the rotation centers of the rear driven wheels 13, 13. They are arranged in front of 13a and 13a.
[0076]
  Thus, also from this point, it is possible to efficiently transmit the traction force of the work vehicle A to the ground contact surface side of the traveling units 1, 1, and to ensure a good work efficiency by the work implement B in the back. Can do.
[0077]
【The invention's effect】
  According to the present invention, the following effects can be obtained.
[0078]
That is, according to the present invention, a vehicle body frame (2) is interposed between a pair of left and right crawler type traveling units (1, 1), and a driving unit (3) and a motor unit (4) are provided on the vehicle body frame (2). The transmission unit (5) and the motor unit (4) are connected to the traveling unit (1,1) via the transmission unit (5) while being connected to the rear of the body frame (2). The machine can be linked and connected via the rear PTO shaft (71), and the engine (60) of the prime mover part (4) is arranged on the front half side of the body frame (2), and the engine (60) In the working vehicle in which the seat (48) of the driving section (3) is disposed in the front and the handle (42) is disposed in front of the seat (48), the engine (60) Is connected to the output shaft (68), and a transmission case (63) with the lower part displaced to either the left or right side is connected, and the front PTO shaft (64) protrudes forward from the transmission case (63). The transmission shaft (65) is extended rearward, and the transmission shaft (65) extends from the lower part of the transmission case (63) to the side of the engine (60) above the body frame (2). And extending rearwardly between the crankshaft core (60a) of the engine (60) and the left and right extension frame front body (20), which is a body frame component, and the rear end portion of the left and right extension frames From the transmission / transmission case (70), it is linked to the transmission / transmission case (70) above the line connecting the front body (20) and the upper surface of the left and right extension frame rear body (21), which is a body frame component. Because the rear PTO shaft (71) protrudes and the power shifted from the rear PTO shaft (71) can be output, and the power is transmitted to the transmission section (5) via the transmission / shift case (70). , Can ensure a good balance of front and rear weight Therefore, even when the concatenation of the working machine to the rear of the vehicle body frame, it can be prevented vehicle body front portion of the raised, it can improve the working efficiency, moreover riding past also performed smoothly such ridge.
[0079]
  Furthermore, since the seat of the driver is located above the engine, the eye level of the operator seated on the seat can be set to a high position, and the forward visibility of the operator is improved. As a result, work efficiency and safety can be improved.
[0080]
  In addition, even when there is a discrepancy between the shaft of the output shaft of the transmission case and the input shaft of the transmission unit, the transmission shaft can be corrected reliably while ensuring good power transmission efficiency. Can be arranged compactly along the side of the engine, and the transmission shaft can be protected from scattered soil and the like, and the transmission function by the transmission shaft can be ensured satisfactorily. In addition, the driving force of the work machine linked to the rear PTO shaft can be changed according to the work purpose, so that the work efficiency can be improved and the adaptive work type can be expanded..
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a work vehicle according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a body frame of the work vehicle.
FIG. 3 is a front view of the work vehicle.
FIG. 4 is a rear view of the work vehicle.
FIG. 5 is a side view of a motor unit and a mission unit.
FIG. 6 is an explanatory diagram on the left side of the fuel tank.
FIG. 7 is a power transmission system diagram.
[Explanation of symbols]
A work vehicle
1 Traveling part
2 Body frame
3 Driving Department
4 prime mover
5 Mission Department

Claims

A body frame (2) is interposed between a pair of left and right crawler type traveling sections (1, 1), and a driving section (3), a prime mover section (4), and a transmission section (5) are mounted on the body frame (2). The traveling unit (1,1) is linked to the prime mover part (4) via the transmission part (5), while the work machine connected to the rear of the body frame (2) is connected to the rear PTO shaft ( 71), the engine (60) of the prime mover part (4) is arranged on the front half side of the body frame (2), and the operating part (3) is positioned above the engine (60). In the work vehicle in which the seat (48) is disposed and the handle (42) is disposed in front of the seat (48) , the upper side is the front side of the engine (60) and the output shaft (68) of the engine (60). The transmission case (63) with the lower part displaced to either the left or right side is connected to the front, and the front PTO shaft (64) protrudes forward from the transmission case (63) and is directed backwards. The transmission shaft (65) is extended from the lower part of the transmission case (63) to the side of the engine (60) above the vehicle body frame (2) and the engine ( 60) and a left and right extension frame front body (20) which is a body frame constituting member, and the rear end portion is extended to the left and right extension frame front body (20). Linked to the transmission / transmission case (70) above the line connecting the upper surfaces of the left and right extension frame rear bodies (21), which are body frame components, and the rear PTO shaft (71) from the transmission / transmission case (70). This is a work vehicle characterized in that it can output the power shifted from the rear PTO shaft (71) by projecting it, and input transmission to the transmission section (5) through the transmission / transmission case (70) .