JP4322130B2 - タイミングチャート編集システム - Google Patents
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Description
図35及び図36に従来におけるタイミングチャートの構成例(表現例)を示す。図35はトリガ条件と、それによりタイミングが規定される部分との関係を強調した表現であり、図36はタイミング(遅延時間の値)を強調した表現である。ここで全体を囲む一点鎖線は、図として記述・表示した場合にタイミングチャートの一部といえる大体の範囲であり、その辺りに境界を意味する枠線が実際に設けられている場合もある。
またシーケンサにおける制御内容についても類似したものとして、ある条件を満たすかどうか判定して、満たした場合に特定の処理を行うことが考えられるが、これは実際には、ある時間タイミングで判定処理を行って、その後に結果に応じた処理を行うことを表現するものである。そしてシーケンサである以上は、条件の成立判定も特定の時間タイミングで開始されて有限時間内に完了する一つの処理であり、別のトリガ条件や、そもそもの処理の開始からの時間によってそのタイミングが規定される。
また、このような条件分岐を伴う制御内容の定義機能が必要な場合、ユーザインターフェイスとしてタイミングチャートを用いることができなかった。
本発明は、かかる課題に鑑み、メカトロニクスの制御等に用いるプログラマブルコントローラや、ステッピングモータ制御システム等のシーケンサにおいて、制御内容を定義するユーザインターフェイスに適用して、その操作性やメンテナンス性を改善・改良するタイミングチャート編集システムを提供することを目的とする。
本発明の特徴は、従来のタイミングチャートに加えて条件の判定開始タイミングを表す条件判定マークを描画する条件判定マーク描画手段を更に備え、そのマークをトリガとして関係付けられた信号変化との間を関係線で結び、更に遅延がない信号変化間を発生順に関係線で結ぶものである。また、分岐する処理が明らかにエラー系であれば解決できるが、何らかの状態に応じて処理を変えるだけであって、何れのパスもエラー系とは言えないというような場合に対しての解決手段とはならない。そこで本発明では、該当する条件分岐が関わる範囲を条件分岐ブロックとして例えば矩形枠で囲み、エラー系パスがなくて正常系のみが複数あった場合に、その何れか1つを枠内に表示する。また、表示されているパスがどのような条件に基づくパスであるかが分からない。そこで本発明では、例えば矩形枠の所定の場所に現状表示されているパスの条件をタイトルバーとして表示する。
かかる発明によれば、条件判定マークを描画する条件判定マーク描画手段を更に備え、この条件判定マークをトリガとしてこの条件判定マークと関係付けられた信号変化との間を、関係線描画手段により関係線を描画し、この描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、実行順に直前の処理をトリガ条件として扱い、関係付けられた信号変化との間を関係線で描画するので、ある時間タイミングから特定の時間内に条件が満たされない場合に、制御全体を停止するような形態の条件分岐を、タイミングチャート上で表現できる。またタイミング的に同時処理であってもその実行順序が分かるので、シーケンサの制御内容定義に適したタイミングチャート表現を得られる。また、該当する条件分岐が関わる範囲を条件分岐ブロックとして枠で囲む分岐ブロック枠描画手段を更に備え、該分岐ブロック枠描画手段は、エラー系のパスがなくて正常系のみが複数存在した場合、その何れか1つを前記分岐ブロック枠描画手段により描画された枠内に表示するので、矩形枠という視覚的表現により、そこに条件分岐(つまり複数のパス)があることが明示される。また1チャート中に複数のパスが同時に表示されることもないので、分岐のパスを平行実行と勘違いされることもなくなる。また、タイトルバーを描画するタイトルバー描画手段を更に備え、枠の所定の場所に現状表示されているパスの条件をタイトルバーとして表示するので、現状表示されているパスに至る条件を確認することができる。
請求項2は、前記関係線描画手段による関係線の描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、実行順に直前の処理をトリガ条件として扱い、前記直前の処理と関係付けられた信号変化を遅延時間1以上の場合の何れよりも小さい変位を固定的に割当てて描画し、前記直前の処理と関係付けられた信号変化との間を前記関係線描画手段により関係線を描画することを特徴とする。
本発明は、遅延を伴わない信号変化を関係線で結ぶ場合、故意に一方の信号変化を最小の遅延時間より少ない時間遅らせて描画することにより、タイミングチャートを見やすくするものである。
かかる発明によれば、関係線描画手段により関係線を描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、実行順に直前の処理をトリガ条件として扱い、関係付けられた信号変化を最小の遅延時間より少ない時間遅延させて描画し、直前の処理と関係付けられた信号変化との間を関係線で描画するので、コンピュータで処理し易くなる。
基準線は信号変化の間の時間を表示するために使われる。しかし、遅延を伴わない信号変化間ではその基準線が重なってしまう。そこで本発明では、重なった基準線に遅延時間がゼロである旨を描画して、両信号変化の関係を明確にするものである。
かかる発明によれば、関係線描画手段により関係線を描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、遅延時間描画手段は、直前の処理と関係付けられた信号変化との間を基準線により結び、遅延時間ゼロを描画するので、両信号変化の時間関係を明確にすることができる。
請求項4は、前記関係線描画手段により関係線を描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、前記遅延時間描画手段は、前記直前の処理と関係付けられた信号変化を遅延時間1以上の場合の何れよりも小さい変位を固定的に割当てて描画し、前記直前の処理と前記関係線により関係付けられた信号変化との間に描画した基準線を遅延時間ゼロとして描画することを特徴とする。
遅延を伴わない信号変化に基準線を描画する場合、故意に一方の信号変化を最小の遅延時間より少ない時間遅らせて描画することにより、基準線が重ならずに描画でき、しかも遅延時間がゼロである旨を描画することにより更にタイミングチャートを見やすくすることができる。
かかる発明によれば、関係線描画手段により関係線を描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、遅延時間描画手段は、直前の処理と関係付けられた信号変化を最小の遅延時間より少ない時間遅延させて描画し、直前の処理と関係付けられた信号変化との間の基準線を遅延時間ゼロとして描画するので、更にタイミングチャートを見やすくすることができる。
請求項5は、処理が終了することを明示する端子マーク描画手段を更に備え、前記タイミングチャートの欄外に表示用の空き領域を設け、トリガ条件が不成立であった場合、前記条件判定マークとの関係を表す関係線を、前記タイミングチャートでの条件判定マークから分岐させて前記空き領域に引き出し、前記関係線の先端に前記端子マーク描画手段により端子マークを描画することを特徴とする。
タイミングチャート上に設けられるのがトリガ条件と条件分岐を表すマークのみである場合、条件が不成立であった場合の処理は、常に制御全体の停止と固定的に定義するか、別途定義させた処理群への参照をもって表現するしかない。何れの場合であってもエラー系の分岐箇所が正常系タイミングチャート上に埋没しているので、その発生箇所が分かりにくい。そこで本発明では、欄外に空き領域を設け、そこに条件判定マークから分岐させた関係線を引き出して端子マークを描画するものである。
かかる発明によれば、処理が終了することを明示する端子マーク描画手段を更に備え、タイミングチャートの欄外に表示用の空き領域を設け、トリガ条件が不成立であった場合、条件判定マークとの関係を表す関係線を、タイミングチャートでの条件判定マークから分岐させて空き領域に引き出し、関係線の先端に端子マークを描画するので、分岐された関係線はチャート外へ導かれるので、それが並列実行とは誤解されにくく、また、エラー系であることを明示的にすることができる。
また請求項2では、関係線描画手段により関係線を描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、実行順に直前の処理をトリガ条件として扱い、関係付けられた信号変化を最小の遅延時間より少ない時間遅延させて描画し、直前の処理と関係付けられた信号変化との間を関係線で描画するので、コンピュータで処理し易くなる。
また請求項3では、関係線描画手段により関係線を描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、遅延時間描画手段は、直前の処理と関係付けられた信号変化との間を基準線により結び、遅延時間ゼロを描画するので、両信号変化の時間関係を明確にすることができる。
また請求項4では、関係線描画手段により関係線を描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、遅延時間描画手段は、直前の処理と関係付けられた信号変化を最小の遅延時間より少ない時間遅延させて描画し、直前の処理と関係付けられた信号変化との間の基準線を遅延時間ゼロとして描画するので、更にタイミングチャートを見やすくすることができる。
また請求項5では、処理が終了することを明示する端子マーク描画手段を更に備え、タイミングチャートの欄外に表示用の空き領域を設け、トリガ条件が不成立であった場合、条件判定マークとの関係を表す関係線を、タイミングチャートでの条件判定マークから分岐させて空き領域に引き出し、関係線の先端に端子マークを描画して分岐された関係線はチャート外へ導かれるので、それが並列実行とは誤解されにくく、また、エラー系であることを明示的にすることができる。
状態線とは、タイミングチャート上で信号の状態を表す水平線及びそれと繋がって状態の変化を表す斜め線を指すこととする。また変化点とは、タイミングチャート上で信号の状態が変化する斜め線の部分を指すこととする。また関係線とは、タイミングの基準となる信号変化と、それによりタイミングが規定される信号変化とを関連付ける線を指すこととする。一般的には終端側を矢印にすることが多いが、矢印以外の形状にすることもあり、また、横軸が左から右へ経過する時間であるため線のみで特別な形状を用いない場合もある。また基準線とは、タイミングチャート上で遅延時間の基準となる信号変化の位置を表す垂直の線を指すこととする。
図1は本発明の実施例形態のタイミングチャート編集システムの全体構成を示す図である。このタイミングチャート編集システム100は、パーソナルコンピュータ(PC)等で構成される本体1と、タイミングチャート等を表示する表示装置2と、データを入力するキーボード3と、マウス4とを備えて構成される。
図2は第1の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。符号10a、10bは条件判定マークであり、符号11a、11bは条件の判定開始タイミングを表すために、直前の処理をトリガ条件とみなして関係線を引いた部分であり、符号12a、12bはタイミングの基準となる信号変化と、それによりタイミングが規定される信号変化とを関連付ける関係線であり、符号13は遅延なく行う処理の集合に関して(直前の処理をトリガ条件とみなして)実行順に関係線を引いた部分である。図では、「トリガ信号A」は符号11aにより直前の処理をトリガ条件として、条件判定マーク10aにより判定開始され、関係線12aにより「出力信号a1」が信号変化する。さらにその変化点から関係線11bによりトリガ条件として条件判定マーク10bにより「トリガ信号B」が信号変化し、それがトリガとなって関係線12bにより「出力信号b1」が信号変化し、関係線13により「出力信号b2」が同時間に信号変化することを表している。
図4は第3の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。図4が図2と異なる点は、「出力信号b2」を最小の遅延時間より少ない時間遅延させ、その間を関係線13aで結んだ点である。これにより、コンピュータで処理し易くなる。
図5は第4の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。図5が図3と異なる点は、「出力信号b2」を最小の遅延時間より少ない時間遅延させ、各信号変化に基準線16a、16bを設けてその間を線15aで結んで且つ遅延時間「0」を描画したものである。このように、図4、5はコンピュータで処理しやすいように遅延時間ゼロの部分の表現を変形させた実施例である。遅延時間ゼロのときの横軸の変位をゼロにできなくても、遅延時間1以上の場合の何れよりも小さい変位を固定的に割り当てるよう規定することで、該当箇所が遅延時間ゼロであることが判別できる。
図6は、図2〜図5のシステムに於けるソフトウェアの構成を示す図である。このソフトウェアはキーボードやマウス等でデータを入力する入力部22と、メモリやHDD等との入出力を制御するデータ入出力部21と、メモリやHDD等で構成される記憶部20と、変化点や条件分岐、分岐ブロックの対象となっているオブジェクトを表示オブジェクトとして管理する表示オブジェクト管理部23と、出力系デバイスに関する値の設定(変化点)を管理する出力変化点管理部24aと、条件分岐(の変化点)を管理する判定変化点管理部24b(入力系デバイスを扱うことが多いがそれに限定されるものではない)と、変化点に関する遅延時間を管理する遅延時間管理部24cとを有する変化点を管理する変化点管理部24と、当該変化点から次の変化点までの状態線を描画する状態線描画部25と、遅延無しの場合の関係線を描画する遅延無し関係線描画部26aを有する直前の処理からの関係線を描画する関係線描画部26と、遅延無しの場合の遅延時間を描画する遅延無し遅延時間描画部27aと、変化点が条件分岐(判定変化点)の場合、分岐を表すマークを描画する分岐マーク描画部28と、各管理部や描画部に従って表示を制御する表示制御部29とを備えて構成される。
図8は図2〜図5のシステムに於ける出力変化点編集の処理を表すフローチャートである。まずユーザ入力の有無をチェックし(S11)、入力があるとその入力内容を判断する(S12)。その結果、挿入動作であれば、出力内容を新規に入力し(S13)、未表示オブジェクトの有無を確認し(S14)、未表示オブジェクトがあれば該当オブジェクト行を追加表示して(S15)、状態線の表示を更新して(S16)関係線の表示を更新する(S17)。またS12で変更であれば出力内容を変更して入力し(S18)、S12で削除であれば他に変化点があるか否かをチェックして(S19)、変化点が無ければ該当オブジェクト行を削除する(S20)。
図10は図2〜図5のシステムに於ける遅延時間編集の処理を表すフローチャートである。まずユーザ入力の有無をチェックし(S41)、入力があるとその入力内容を判断する(S42)。その結果、変更動作であれば判定内容を変更して入力し(S43)、条件判定マークの位置を更新して(S44)、状態線の表示を更新して(S45)関係線の表示を更新する(S46)。
図11は第5の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。符号30a、30bは端子マークの例である。タイミングチャート上に設けられるのがトリガ条件と条件分岐を表すマークのみである場合、条件が不成立であった場合の処理は、常に制御全体の停止と固定的に定義するか、別途定義させた処理群への参照をもって表現するしかない。何れの場合であってもエラー系の分岐箇所が正常系タイミングチャート上に埋没しているので、その発生箇所が分かりにくい。そこで本実施形態では、欄外に空き領域を設け、そこに条件判定マーク10a、10bから分岐させた関係線31a、31bを引き出して端子マーク30a、30を描画するものである。
図12は第6の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。各関係線で結ばれて信号変化したところに基準線14を描画し、その間を時間表示したものであり、その他は図11と同様である。
図13は、図10に於いて端子マーク30a、30を横向きに配置したタイミングチャートの構成例であり、32a、32bは端子マークの例である。
図15は図11〜図13のシステムに於ける判定変化点編集の処理を表すフローチャートである。まずユーザ入力の有無をチェックし(S51)、入力があるとその入力内容を判断する(S52)。その結果、変更動作であれば判定内容を変更して入力し(S53)、挿入動作であれば、判定内容を新規に入力し(S54)、未表示オブジェクトの有無を確認し(S55)、未表示オブジェクトがあれば該当オブジェクト行を追加表示して(S56)、条件判定マークを表示して(S57)、端子マークを表示し(S58)、エラー用の関係線を表示し(S59)、状態線の表示を更新して(S60)関係線の表示を更新する(S61)。またS52で削除動作であれば他に変化点があるか否かをチェックして(S62)、変化点が無ければ該当オブジェクト行を削除し(S63)、端子マークを消去し(S64)、エラー用の関係線を消去して(S65)S60に進む。また変化点があれば条件判定マークを消去して(S66)S64に進む。
図17は第7の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。符号35a、35bは端子マークの例である。正常系タイミングチャート36上に設けられるのはトリガ条件と条件分岐を表すマークのみの場合、条件が不成立であった場合の処理は、常に制御全体の停止と固定的に定義するか、別途定義させた処理群への参照をもって表現するしかない。これは前者であればエラー系の処理に自由度を確保できず、後者であれば自由度は確保できるものの、正常系のタイミングチャート36からその内容を窺うことができない。そこで本実施形態では、エラー系タイミングチャート37の時間軸を正常なタイミングチャート36の時間軸と一致させ、条件不成立時にエラー系タイミングチャート37の実行を終了するまでに行う処理を、欄外に空き領域を設け、そこに条件判定マーク10a、10bから分岐させた関係線34a、34bを引き出して端子マーク35a、35bを描画するものである。空き領域に描画するものである。尚、端子マーク35a、35bは処理ではないので時間軸での位置が右に多少ずれてもタイミングとは関係なく、最後の処理から見難くならない程度の間を空けた同一行に配置しても良いので、図19としてその場合の構成例を示す。
図18は第8の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。各関係線で結ばれて信号変化したところに基準線14を描画し、その間を時間表示したものであり、その他は図17と同様である。
図22は第9の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。符号35a、35bは端子マークの例である。前述した実施形態1〜8の場合、分岐する処理が明らかにエラー系であれば解決できるが、何らかの状態に応じて処理を変えるだけであって、何れのパスもエラー系とは言えないというような場合に対しての解決手段とはならない。そこで本実施形態では、該当する条件分岐が関わる範囲を条件分岐ブロックとして矩形枠38で囲み、エラー系のパスがなくて正常系のみが複数存在した場合、その何れか1つを矩形枠38内に表示する。
図23は第10の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。各関係線で結ばれて信号変化したところに基準線14を描画し、その間を時間表示したものであり、その他は図22と同様である。
図25は図22、図23のシステムに於ける全体フローチャートである。まずユーザ入力の有無をチェックし(S91)、入力があるとその入力内容が編集対象がエラー系タイミングチャートか、それ以外かを判断する(S92)。その結果、それ以外の内容の場合、更に入力内容を判断し(S93)、オブジェクト定義編集であればオブジェクト定義編集を行い(S94)、遅延時間の編集であれば遅延時間編集の処理を実行し(S96)、出力変化点の編集であれば、出力変化点編集の処理を実行して(S95)、遅延時間編集の処理を実行する(S96)。判定変化点の編集であれば判定変化点編集の処理を実行し(S97)、分岐ブロックの条件編集であれば分岐ブロックの条件編集の処理を実行し(S106)、その他の有効操作であればその他の操作を処理して(S98)、それがチャート関連の操作であればS96に進んで遅延時間編集の処理を実行する(S96)。ステップS92において入力内容が編集対象がエラー系タイミングチャートの場合、更にその入力内容を判断し(S100)、その結果、遅延時間の編集であれば遅延時間編集の処理を実行し(S105)、出力変化点の編集であれば、出力変化点編集の処理を実行して(S104)、遅延時間編集の処理を実行する(S105)。判定変化点の編集であれば判定変化点編集の処理を実行し(S103)、分岐ブロックの条件編集であれば分岐ブロックの条件編集の処理を実行し(S107)、その他の有効操作であればその他の操作を処理して(S101)、それがチャート関連の操作であればS105に進んで遅延時間編集の処理を実行する(S105)。
図27は第11の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。符号35a、35bは端子マークの例である。第10の実施形態の場合、表示されているパスがどのような条件に基づくパスであるかが分からない。そこで本実施形態では、矩形枠38の所定の場所に現状表示されているパスの条件をタイトルバー39として表示する。
図28は第12の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。各関係線で結ばれて信号変化したところに基準線14を描画し、その間を時間表示したものであり、その他は図27と同様である。
図29は図27、図28のシステムに於けるソフトウェアの構成を示す図である。このソフトウェアはキーボードやマウス等でデータを入力する入力部22と、メモリやHDD等との入出力を制御するデータ入出力部21と、メモリやHDD等で構成される記憶部20と、変化点や条件分岐、分岐ブロックの対象となっているオブジェクトを表示オブジェクトとして管理する表示オブジェクト管理部23と、出力系デバイスに関する値の設定(変化点)を管理する出力変化点管理部24aと、条件分岐(の変化点)を管理する判定変化点管理部24b(入力系デバイスを扱うことが多いがそれに限定されるものではない)と、変化点に関する遅延時間を管理する遅延時間管理部24cと、条件分岐に於ける条件が不成立であった場合の分岐先がエラー系タイミングチャートのどこであるかを管理する分岐先管理部24dとを有する変化点を管理する変化点管理部24と、当該変化点から次の変化点までの状態線を描画する状態線描画部25と、遅延無しの場合の関係線を描画する遅延無し関係線描画部26aと、エラー用関係線を描画するエラー用関係線描画部26b(エラー系タイミングチャートがある場合は、条件分岐に於ける条件が不成立時の関係線をエラー用関係線として同タイミングチャートへ向けて設ける)とを有する直前の処理からの関係線を描画する関係線描画部26と、遅延無しの場合の遅延時間を描画する遅延無し遅延時間描画部27aと、変化点が条件分岐(判定変化点)の場合、分岐を表すマークを描画する分岐マーク描画部28と、各管理部や描画部に従って表示を制御する表示制御部29と、パスの終端(シーケンスやプロセス、及びジョブの終了)を表すマークを描画する端子マーク描画部33と、条件で分岐するが何れのパスもエラー系とは言えないような分岐のブロックを管理する分岐ブロック管理部38と、分岐ブロック管理部38に従って、分岐ブロックに矩形枠を描画する分岐ブロック枠描画部39と、分岐ブロック管理部38に従って、分岐ブロックにタイトルバー状の部分を描画するタイトルバー描画部40と、分岐ブロック管理部38に従って、表示パスが実行される条件を(タイトルバー部分に)描画する表示パス実行条件描画部41とを備えて構成される。
図31は第13の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。第11及び12の場合、表示されているパスを容易に切り替える手段がない。そこで本実施形態では、ドロップダウンメニューを表示するボタン42を更に備え、このボタン42を押下することにより、ドロップダウンメニュー43を表示して、このドロップダウンメニュー43の何れかの項目をクリックすることにより、該当パスをエラー系タイミングチャートに表示する。(a)は表示パスを選択するリストを表示するためのボタン42をタイトルバー44に表示した例であり、(b)はドロップダウンメニュー(選択リスト)43が表示された状態を示している。ここで斜線の部分は選択されていること(及び現在表示されていること)を表している。
図32は第14の実施形態のタイミングチャートの構成例を示す図である。(a)は表示パスを選択するリストを表示するためのボタン42を状態線45上に表示した例であり、(b)はドロップダウンメニュー(選択リスト)43が表示された状態を示している。
Claims (5)
- タイミングチャート上で信号の状態を表す水平線、及び該水平線と繋がって状態の変化を表す斜め線を描画する状態線描画手段と、
前記タイミングチャート上で前記斜め線の部分を指す変化点を管理する変化点管理手段と、
タイミングの基準となる信号変化とそれによりタイミングが規定される信号変化とを関連付ける線を描画する関係線描画手段と、
前記タイミングチャート上で遅延時間の基準となる信号変化の位置を表す基準線を描画する基準線描画手段と、
各基準線間の遅延時間を描画する遅延時間描画手段と、
を備えたタイミングチャート編集システムであって、
条件の判定開始タイミングを表す条件判定マークを描画する条件判定マーク描画手段を更に備え、
該条件判定マーク描画手段により描画された条件判定マークをトリガとし、当該条件判定マークと関係付けられた信号変化と前記条件判定マークとの間を前記関係線描画手段により関係線を描画し、該描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、実行順に直前の処理をトリガ条件として扱い、関係付けられた信号変化との間を前記関係線描画手段により関係線を描画し、
該当する条件分岐が関わる範囲を条件分岐ブロックとして枠で囲む分岐ブロック枠描画手段を更に備え、該分岐ブロック枠描画手段は、分岐する処理が何らかの状態に応じて処理を変えるだけであって、何れのパスもエラー系とは判断できない場合、その何れか1つを前記分岐ブロック枠描画手段により描画された枠内に表示し、
タイトルバーを描画するタイトルバー描画手段を更に備え、前記枠の所定の場所に現状表示されているパスの条件を前記タイトルバーとして表示することを特徴とするタイミングチャート編集システム。 - 前記関係線描画手段による関係線の描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、実行順に直前の処理をトリガ条件として扱い、前記直前の処理と関係付けられた信号変化を遅延時間1以上の場合の何れよりも小さい変位を固定的に割当てて描画し、前記直前の処理と関係付けられた信号変化との間を前記関係線描画手段により関係線を描画することを特徴とする請求項1に記載のタイミングチャート編集システム。
- 前記関係線描画手段により関係線を描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、前記遅延時間描画手段は、前記直前の処理と関係付けられた信号変化と前記直前の処理との間を前記基準線により結び、遅延時間ゼロを描画することを特徴とする請求項1に記載のタイミングチャート編集システム。
- 前記関係線描画手段により関係線を描画中に前の処理から遅延を伴わずに続く処理が存在した場合、前記遅延時間描画手段は、前記直前の処理と関係付けられた信号変化を遅延時間1以上の場合の何れよりも小さい変位を固定的に割当てて描画し、前記直前の処理と前記関係線により関係付けられた信号変化との間に描画した基準線を遅延時間ゼロとして描画することを特徴とする請求項1又は3に記載のタイミングチャート編集システム。
- 処理が終了することを明示する端子マーク描画手段を更に備え、前記タイミングチャートの欄外に表示用の空き領域を設け、トリガ条件が不成立であった場合、前記条件判定マークとの関係を表す関係線を、前記タイミングチャートでの条件判定マークから分岐させて前記空き領域に引き出し、前記関係線の先端に前記端子マーク描画手段により端子マークを描画することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のタイミングチャート編集システム。
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