JP4320893B2 - Storage structure for vehicle seat - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体のフロア上に設けた車両用シートを、シートバックをシートクッション上に折り畳んだ状態で、車体のフロアに開口する収容部内に格納するようにした車両用シートの格納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
荷物収納面積を広げるために、車両用シート特に後部座席シートを折り畳んで車体のフロアに開口した収容部内に格納する技術としては、例えば実開平6−65073号公報や特開平9−207637号公報に開示されたものがある。これらの技術は、いずれもシートバックがシートクッション上に重ね合わさるように折り畳んだ状態で、車両用シートをシートクッションの後端部下側に設けた横方向軸線を中心として後側に180度回転し、シートバックが下側となるように折り返して、フロアに開口した収容部内に格納している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、車両用シートを横方向軸線を中心として後側に180度折り返し回転してフロアに開口した収容部内に格納しているが、車両用シートの前部を持ち上げて回転させるのは相当な力を要するので前側から行う必要があり、また衝撃を与えないで収容部内に車両用シートを収納するには相当な力を要するので後側から行う必要がある。したがって、この車両用シートの格納は前後各1名で行わなければならないので操作が面倒である。
【0004】
また上記従来技術ではシートベルトの取り付けが考慮されていないのでその取り付けはシートクッションフレームに行うことが考えられるが、車両用シートを複数人掛けとした場合にはシートクッションフレームの中間部に取り付けるシートベルトのためにシートクッションフレームの剛性を高めければならず、そのため重量が増大し構造が複雑化するという問題がある。本発明はこのような各問題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による車両用シートの格納構造は、車体のフロア上に設けたシートクッションとその後部に起倒可能に設けられたシートバックよりなる車両用シートを、シートクッション上にシートバックを折り畳んだ状態で、上側がフロアに開口する収容部内に格納するようにした車両用シートの格納構造において、リンクロッドの基端部を収容部内の底部に横方向軸線回りに回転可能に支持するとともにリンクロッドの先端部にシートクッションのシートクッションフレームの後部を横方向軸線回りに回転可能に連結し、リンクロッドが起立した状態ではシートクッションフレームの前部をロック機構を介して車体の一部に離脱可能に係止してシートクッションを使用位置とし、リンクロッドが後側に倒れた状態では折り畳んだ状態の車両用シートがシートバックを上側として収容部内に収納されるようにし、リンクロッドの中間部とシートクッションフレームの前部の間に設けられて長手方向に沿って伸長方向に付勢力が与えられた細長い形状のスプリング装置によりリンクロッドを前述したような起立した状態に向けて付勢し、折り畳んだ状態の車両用シートが収容部内に完全に収納された状態ではスプリング装置の付勢力の作用線がリンクロッドの基端側の回転軸線付近に位置していることを特徴とするものである。基端部が収容部内の底部に回転可能に支持されたリンクロッドは、長手方向に沿って伸長方向に付勢力が与えられた細長い形状のスプリング装置により前述したような起立した状態に向けて付勢されている。また折り畳んだ状態の車両用シートが収容部内に完全に収納された状態では、スプリング装置の付勢力の作用線がリンクロッドの基端側の回転軸線付近に位置しているので車両用シートを使用位置に向かって付勢する力は生じない。
【0008】
前項の発明のスプリング装置は、リンクロッドの中間部とシートクッションフレームの前部の間に設けられ圧縮ガスが封入されて伸長方向の付勢力が与えられたダンパステーとすることが好ましい。
【0009】
前各項の発明のリンクロッドをシートクッションフレームの両側部に設けた側部リンクロッドよりなるものとし、各側部リンクロッドの先端部は横方向軸線を有する側部支持ピンを介してシートクッションフレームの後部を回転可能に支持し、側部支持ピンにはシートベルト装置のベルトを支持するアンカプレートを取り付けることが好ましい。このようにすればシートベルト装置に加わる力はシートクッションフレームを介することなく側部リンクロッドから収容部を介して車体に伝達される。
【0010】
前項の発明のリンクロッドはさらにシートクッションフレームの横方向中間部に配置した少なくとも1つの中央リンクロッドを備えてなるものとし、中央リンクロッドの先端部は横方向軸線を有する中央支持ピンを介してシートクッションフレームの後部を回転可能に支持し、中央支持ピンにはシートベルト装置のベルトを支持するアンカプレートを取り付けることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面に示す実施の形態により、本発明による車両用シートの格納構造の説明をする。この実施の形態の車両用シートAは2人掛けの後部シートで、シートクッション20とその後部に起倒可能に設けられたシートバック29により構成されている。乗員が着座する使用位置では、車両用シートAは、図1の実線20および二点鎖線29Bに示すように、車体10のフロア11の上側に保持されており、使用位置におけるシートクッション20の後半部より後側となるフロア11には、このフロア11に上側が開口する箱状の収容部12が形成されている。シートクッション20上にシートバック29を重ね合わせて折り畳んだ車両用シートAは、図1の二点鎖線20Aおよび29Aに示すように、この収容部12内に収納可能である。
【0012】
主として図2および図3に示すように、シートクッション20はシートクッションフレーム21の上側に表皮により覆われたクッションパッド28を取り付けたものである。シートクッションフレーム21は、クッションパッド28の下側ほゞ全面を支持する板金製の底板22と、その後縁ほゞ全長にわたり溶接固定された後部パイプ23を主要な構成部材としている。後部パイプ23には、両端に平板状の側部ブラケット24が、中央部の前側に上から見てコ字形の中央ブラケット25が溶接固定されている。シートクッションフレーム21の両側には側部ブラケット24よりも外側に位置してクッションパッド28の両側面を覆う側板26がねじ止め固定され、各側板26の前部内側には後述するロック機構40の係止機構41が固定されている。
【0013】
シートバック29の基端部両側は、シートクッション20の各側板26の後部外側に固定された支持ブラケット27に支持軸27aを介して回転自在に支持され、二点鎖線29Bに示す起立位置と実線29に示すようにシートクッション20上に重ね合わされた折り畳み位置との間で起倒可能である。起立位置ではシートバック29はロック機構(図示省略)により離脱可能にロックされている。
【0014】
この実施の形態では、シートクッションフレーム21は3本のリンクロッド30,33によりフロア11に連結支持されている。図1および図2に示すように、両側の側部リンクロッド30は、基端部が収容部12の底面に固定されたブラケット31に枢支ピン31aを介して横方向軸線回りに回転自在に連結され、先端部はシートクッションフレーム21の側部ブラケット24に側部支持ピン32を介して横方向軸線回りに回転自在に連結されている。側部ブラケット24の下部から外向きに突出するストッパピン24aは、図1においてシートクッションフレーム21が側部リンクロッド30に対し所定角度時計回転方向に回転すると側部リンクロッド30の後縁に当接し、部材30と21の間のそれ以上の相対回転を阻止する。
【0015】
図2および図3に示すように、中央のリンクロッド33は前側が開いたコ字断面形状で、基端部が収容部12の底面に固定されたコ形ブラケット34に左右1対の枢支ピン34aを介して横方向軸線回りに回転自在に連結され、先端部はシートクッションフレーム21の中央ブラケット25に中央支持ピン35を介して横方向軸線回りに回転自在に連結されている。この枢支ピン34aと中央支持ピン35は、それぞれ上述した側部リンクロッド30の枢支ピン31aおよび側部支持ピン32と同軸的に配置されている。
【0016】
中央リンクロッド33の長手方向中間部と、シートクッションフレーム21の前部中央下面に固定したL形ブラケット38の間には細長いスプリング装置36が設けられている。この実施の形態のスプリング装置36は、ダンパオイルと圧縮ガスを封入したシリンダ36aとピストンロッド36bよりなるダンパステーで、伸長方向の付勢力を与えるものであり、シリンダ36aの基端部はピン37を介して中央リンクロッド33に連結され、ピストンロッド36bの先端部はピン38aを介してL形ブラケット38に連結されている。このスプリング装置36はシートクッションフレーム21と中央リンクロッド33の間の角度を増大させるように作用し、これによりシートクッション20は前部が上向きに付勢され、また中央リンクロッド33は起立する向きに付勢される。スプリング装置36はこのようなダンパステーに限らず、中央リンクロッド33の長手方向中間部とシートクッションフレーム21のL形ブラケット38の間に伸長方向の付勢力を与えるものであれば、コイルスプリングなどを使用したものでもよい。
【0017】
シートクッション20の前部両側を車体10に離脱可能に係止するロック機構40は、シートクッション20の各側板26の前部内側に固定された係止機構41と車体10の一部に固定されたストライカ42よりなるものである。係止機構41は手動によりフック41aを解放(その機構は図示省略)した状態で上方からストライカ42に接近させ、ストライカ42上側のロッド部がノッチ41b内に入ってその奥に達すれば、図1に示すようにフック41aがロッド部に係合してシートクッション20の前部両側の車体10に対する係止がなされる。なおこの状態では、シートクッションフレーム21の側部ブラケット24のストッパピン24aは側部リンクロッド30の上部後縁に当接し、あるいは当接する直前である。
【0018】
次にシートベルト装置45の取付構造につき説明する。主として図2に示すように、短いベルト47を介してバックル48が連結された両側のアンカプレート46は、各側部リンクロッド30の先端部を側部ブラケット24に回転自在に連結する側部支持ピン32に回転自在に連結支持されている。また離脱可能にバックル48に係止されるタングプレート(図示省略)を先端に取り付けた1対のベルト47aが連結された各アンカプレート46aは、中央リンクロッド33の先端部を中央ブラケット25に回転自在に連結する中央支持ピン35の両端部に回転自在に連結支持されている。これは2点式シートベルト装置の場合であるが、3点式シートベルト装置の場合には中央側のアンカプレート46aにバックルを取り付け、リトラクタで上方に巻き取るようにしたベルトの下端を外側のアンカプレート46に取り付け、ベルトの途中に摺動可能に挿通した腰部タングプレートを中央側のバックルに離脱可能に係止するようにすればよい。
【0019】
次に上記実施の形態の作用の説明をする。乗員が着座する使用状態では、車両用シートAは、図1の実線20および二点鎖線29Bに示すように、車体10のフロア11の上側に保持されており、この状態では各リンクロッド30,33は起立され、シートクッション20の前部両側はロック機構40により車体10に係止されている。衝突の際などには乗員に作用する前向きの慣性力は、シートベルト装置45のアンカプレート46,46aから各支持ピン32,35、リンクロッド30,33、ブラケット31,34を経て車体10の一部である収容部12に伝達され、シートクッションフレーム21にはこの慣性力は加わらない。したがってこのような衝突に対する対策としてシートクッションフレーム21の剛性を高める必要がないので、シートクッションフレーム21の重量の増大および構造の複雑化を防止することができる。特に上記実施の形態では、2人掛けの車両用シートAの中央に設けたリンクロッド33に中央支持ピン35を介してアンカプレート46aを取り付けたので、このアンカプレート46aに加わる慣性力も中央リンクロッド33を介して車体10に伝達され、シートクッションフレーム21には加わらない。
【0020】
使用位置にある車両用シートAを収容部12内に収納するには、先ず起立状態にあるシートバック29のロック機構を解除して、図1の実線29に示すようにシートクッション20上に重なるように折り畳み、ロック機構40の係止機構41のフック41aを車両用シートAの後側から手動により開いて車体10に対するシートクッション20の係止を解除する。そして折り畳んだ車両用シートAの前部を少し持ち上げて係止機構41のノッチ41bをストライカ42から外し、後方に移動させればリンクロッド30,33が基端部の枢支ピン31a,34aを中心として回転し、同時にシートクッション20とリンクロッド30,33の間の角度が減少してダンパステー36は短縮され、シートクッション20およびシートバック29は、図1の二点鎖線20Aおよび29Aに示すように、シートバック29が上側になって収容部12内に収納される。
【0021】
この収納の際、車両用シートAは後方に移動してから下がるだけであるが、前半の後方への移動では車両用シートAは殆ど上昇することはないので操作に要する力はわずかであり、車両用シートAの後側から及び腰でも行うことができる。また後半の下方への移動は車両用シートAの重量を支えて行うので力を要するが、後側からならば腰を据えた安定した姿勢で行うことができるので操作は容易である。したがって車両用シートAを収容部12内に収納する操作は、後側から1人で行うことができる。なおこの際にダンパステー36が付勢力に抗して短縮されるので車両用シートAの重量の一部が相殺され、収納操作の特に後半に要する力は低減される。したがって収容部12内への車両用シートAの収納は極めて容易である。
【0022】
図1の二点鎖線20A,29Bに示すように収容部12内に収納した状態では、折り畳んだ車両用シートAはその重量により収容部12内に安定して保持される。またこの状態においては、ダンパステー36は二点鎖線36Aに示すようにその付勢力の作用線(ダンパステー36両端のピン37,38aを結ぶ線)が枢支ピン31a,34aの中心軸線よりわずか下方に位置しており、この付勢力も車両用シートAを下向きに押圧するように作用する。しかしながらダンパステー36の付勢力の作用線が枢支ピン31a,34aの中心軸線付近にあれば、この付勢力は車両用シートAの重量に比して小さいので、この作用線は枢支ピン31a,34aの中心軸線より多少上方に位置していてもよい。折り畳んだ車両用シートAが収納された状態では、収容部12の上側の開口は蓋板13により覆われる。
【0023】
収容部12内に収納された車両用シートAを使用位置に取り出す際は、前述と逆の手順で操作すればよく、取り出し操作前半における比較的力を要する収容部12内からの車両用シートAの持ち上げは後側から腰を据えた安定した姿勢で行うことができるので操作は容易であり、後半における前方への移動はわずかの力で行えるので後側から及び腰でも行うことができる。また収納された車両用シートAを多少持ち上げてダンパステー36の付勢力の作用線がリンクロッド30,33の基端側の回転軸線より上側となった状態では、ダンパステー36の付勢力は車両用シートAの前部を持ち上げるとともにリンクロッド30,33を起立させるように作用する。したがって収容部12内からの車両用シートAの取り出しも、後側から1人で行うことができる。この取り出し操作の最後のストライカ42に対する係止機構41の係止は、ストライカ42がノッチ41bに入った状態で押し下げれば、自動的になされる
【0024】
上記実施の形態では、車両用シートAを2人掛けとした場合につき説明したが、本発明は1人掛けの車両用シートにも適用することができ、その場合は中央リンクロッド33を省略し、ダンパステー36はリンクロッド30の中間部とシートクッションフレーム21の前部との間に設ければよい。また3人掛け以上の車両用シートに適用する場合には、2本以上の中央リンクロッド33を設けて、各乗員のためのシートベルト装置45の片方のアンカプレート46,46aを各中央リンクロッド33の先端部に取り付ければよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、基端部が収容部内の底部に回転可能に支持されたリンクロッドは、長手方向に沿って伸長方向に付勢力が与えられた細長い形状のスプリング装置により前述したような起立した状態に向けて付勢されており、車両用シートの収容部内への収納および取り出し操作に要する力わずかで足りるので、これらの操作は何れも車両用シートの後側から1人で容易に行うことができる。また折り畳んだ状態の車両用シートが収容部内に完全に収納された状態では、スプリング装置の付勢力の作用線がリンクロッドの基端側の回転軸線付近に位置しており、車両用シートを使用位置に向かって付勢する力は生じないので、収納された車両用シートはその位置に安定して保持される。
【0029】
前項の発明のスプリング装置を、リンクロッドの中間部とシートクッションフレームの前部の間に設けられ圧縮ガスが封入されて伸長方向の付勢力が与えられたダンパステーとしたものによれば、収納された車両用シートを多少持ち上げてスプリング装置の付勢力の作用線がリンクロッドの基端側の回転軸線より上側となった状態では、スプリング装置の付勢力は車両用シートの前部を持ち上げるとともにリンクロッドを起立させるように作用するので、車両用シートを収容部内から取り出す操作はさらに一層容易となる。
【0030】
前各項の発明のリンクロッドをシートクッションフレームの両側部に設けた側部リンクロッドよりなるものとし、各側部リンクロッドの先端部は側部支持ピンを介してシートクッションフレームの後部を回転可能に支持し、側部支持ピンにはシートベルト装置のベルトを支持するアンカプレートを取り付けるようにしたものによれば、シートベルト装置に加わる力はシートクッションフレームを介することなく側部リンクロッドから収容部を介して車体に伝達され、シートクッションフレームの剛性を高める必要がないので、シートクッションフレームの重量の増大および構造の複雑化を防止することができる。
【0031】
前項の発明のリンクロッドをさらにシートクッションフレームの横方向中間部に配置した少なくとも1つの中央リンクロッドを備えてなるものとし、中央リンクロッドの先端部は中央支持ピンを介してシートクッションフレームの後部を回転可能に支持し、中央支持ピンにはシートベルト装置のベルトを支持するアンカプレートを取り付けるようにしたものによれば、各リンクロッドの間に着座する人をそれぞれ拘束するシートベルト装置が得られ、各シートベルト装置に加わる力はシートクッションフレームを介することなく各リンクロッドから収容部を介して車体に伝達され、シートクッションフレームの剛性を高める必要がないので、シートクッションフレームの重量の増大および構造の複雑化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車両用シートの格納構造の一実施形態の全体構造を示す側面図である。
【図2】 図1の2−2断面図である。
【図3】 図2の3−3断面図である。
【符号の説明】
10…車体、11…フロア、12…収容部、20…シートクッション、21…シートクッションフレーム、29…シートバック、30…側部リンクロッド、32…側部支持ピン、33…中央リンクロッド、35…中央支持ピン、36…スプリング装置(ダンパステー)、40…ロック機構、45…シートベルト装置、46,46a…アンカプレート、47,47a…ベルト、A…車両用シート。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicular seat storage structure in which a vehicular seat provided on a floor of a vehicle body is stored in an accommodating portion that opens to the floor of the vehicle body with a seat back folded on a seat cushion.
[0002]
[Prior art]
In order to widen the luggage storage area, a technique for folding a vehicle seat, particularly a rear seat, and storing it in a storage portion opened on the floor of the vehicle body is disclosed in, for example, Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-65073 and Japanese Patent Laid-Open No. 9-207737 Some have been disclosed. All of these technologies rotate the vehicle seat 180 degrees rearward about the horizontal axis provided below the rear end of the seat cushion, with the seatback folded so that it overlaps the seat cushion. The seatback is folded back so as to be on the lower side, and is stored in the accommodating portion opened to the floor.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described prior art, the vehicle seat is folded back 180 degrees around the horizontal axis and stored in the accommodating portion opened to the floor, but the front portion of the vehicle seat is lifted and rotated. Since considerable force is required, it is necessary to perform from the front side, and it is necessary to perform from the rear side because considerable force is required to store the vehicle seat in the accommodating portion without applying an impact. Therefore, the vehicle seat must be stored by one person before and after, and the operation is troublesome.
[0004]
In addition, since the seat belt is not taken into consideration in the above-mentioned prior art, it can be considered that the seat belt is attached to the seat cushion frame. However, when the vehicle seat is used by a plurality of people, the seat is attached to the intermediate portion of the seat cushion frame. Due to the belt, the rigidity of the seat cushion frame must be increased, which increases the weight and complicates the structure. The object of the present invention is to solve each of these problems.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The storage structure for a vehicle seat according to the present invention is a state in which a vehicle seat comprising a seat cushion provided on a floor of a vehicle body and a seat back provided so as to be able to tilt up and down is folded on the seat cushion. In the vehicle seat storage structure in which the upper side is stored in the storage portion that opens to the floor, the base end portion of the link rod is supported on the bottom portion of the storage portion so as to be rotatable about the horizontal axis, and the link rod The rear part of the seat cushion frame of the seat cushion is connected to the front end so that it can rotate around the horizontal axis, and the front part of the seat cushion frame can be detached to a part of the vehicle body via the lock mechanism when the link rod is upright Lock the seat cushion to the working position, and when the link rod falls back, the vehicle seat is folded. There were to be accommodated in the accommodating portion of the seat back as the upper, of elongated shape biasing force is applied is provided between the front of the middle portion of the link rod and the seat cushion frame in the direction of elongation along the longitudinal direction When the link rod is urged by the spring device toward the upright state as described above and the folded vehicle seat is completely stored in the storage portion, the action line of the urging force of the spring device is It is located in the vicinity of the rotation axis on the base end side . The link rod whose base end portion is rotatably supported by the bottom portion in the accommodating portion is attached to the upright state as described above by an elongated spring device to which an urging force is applied in the extending direction along the longitudinal direction. It is energized. In addition, when the folded vehicle seat is completely housed in the housing, the action line of the biasing force of the spring device is located near the rotation axis on the base end side of the link rod, so the vehicle seat is used. There is no force biasing towards the position.
[0008]
The spring device according to the invention of the preceding paragraph is preferably a damper stay provided between the intermediate portion of the link rod and the front portion of the seat cushion frame, in which compressed gas is enclosed and an urging force in the extending direction is applied.
[0009]
Each of the link rods according to the inventions of the preceding paragraphs is composed of side link rods provided on both sides of the seat cushion frame, and the tip of each side link rod is seat cushioned via a side support pin having a lateral axis. It is preferable that the rear portion of the frame is rotatably supported and an anchor plate that supports the belt of the seat belt device is attached to the side support pins. In this way, the force applied to the seat belt device is transmitted from the side link rod to the vehicle body via the accommodating portion without passing through the seat cushion frame.
[0010]
The link rod according to the invention of the preceding paragraph is further provided with at least one central link rod disposed at the laterally intermediate portion of the seat cushion frame, and the distal end portion of the central link rod is interposed via a central support pin having a lateral axis. Preferably, the rear portion of the seat cushion frame is rotatably supported, and an anchor plate for supporting the belt of the seat belt device is attached to the center support pin.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The storage structure for a vehicle seat according to the present invention will be described below with reference to embodiments shown in the accompanying drawings. The vehicle seat A according to this embodiment is a rear seat for two persons, and is composed of a seat cushion 20 and a seat back 29 provided at the rear portion so as to be able to rise and fall. In the use position where the occupant is seated, the vehicle seat A is held on the upper side of the floor 11 of the vehicle body 10 as shown by the solid line 20 and the two-dot chain line 29B in FIG. A box-shaped accommodation portion 12 whose upper side opens on the floor 11 is formed on the floor 11 on the rear side of the portion. The vehicle seat A in which the seat back 29 is overlapped and folded on the seat cushion 20 can be stored in the storage portion 12 as indicated by two-dot chain lines 20A and 29A in FIG.
[0012]
As shown mainly in FIGS. 2 and 3, the seat cushion 20 is obtained by attaching a cushion pad 28 covered with an outer skin to the upper side of the seat cushion frame 21. The seat cushion frame 21 includes, as main components, a sheet metal bottom plate 22 that supports the entire lower surface of the cushion pad 28 and a rear pipe 23 that is welded and fixed over the entire length of the rear edge. A flat side bracket 24 is fixed to both ends of the rear pipe 23, and a U-shaped central bracket 25 is fixed to the front side of the central portion by welding. Side plates 26 located outside the side brackets 24 and covering both side surfaces of the cushion pad 28 are screwed to both sides of the seat cushion frame 21, and a lock mechanism 40 (to be described later) is placed inside the front portion of each side plate 26. The locking mechanism 41 is fixed.
[0013]
Both sides of the base end portion of the seat back 29 are rotatably supported by a support bracket 27 fixed to the rear outer side of each side plate 26 of the seat cushion 20 via a support shaft 27a, and a standing position and a solid line shown by a two-dot chain line 29B As shown in FIG. 29, it can be raised and lowered between the folded position superimposed on the seat cushion 20. In the standing position, the seat back 29 is detachably locked by a lock mechanism (not shown).
[0014]
In this embodiment, the seat cushion frame 21 is connected and supported to the floor 11 by three link rods 30 and 33. As shown in FIGS. 1 and 2, the side link rods 30 on both sides are rotatable around a horizontal axis via a pivot pin 31 a to a bracket 31 whose base end is fixed to the bottom surface of the housing 12. The front end portion is connected to the side bracket 24 of the seat cushion frame 21 via the side support pins 32 so as to be rotatable around the horizontal axis. The stopper pin 24 a that protrudes outward from the lower portion of the side bracket 24 contacts the rear edge of the side link rod 30 when the seat cushion frame 21 rotates in the clockwise direction by a predetermined angle with respect to the side link rod 30 in FIG. 1. In contact, preventing further relative rotation between members 30 and 21.
[0015]
As shown in FIGS. 2 and 3, the central link rod 33 has a U-shaped cross section with an open front side, and a pair of left and right pivots is supported by a U-shaped bracket 34 whose base end is fixed to the bottom surface of the housing portion 12. The front end is connected to the central bracket 25 of the seat cushion frame 21 via a central support pin 35 so as to be rotatable about the horizontal axis via a pin 34a. The pivot pin 34a and the center support pin 35 are arranged coaxially with the pivot pin 31a and the side support pin 32 of the side link rod 30 described above, respectively.
[0016]
An elongated spring device 36 is provided between an intermediate portion in the longitudinal direction of the center link rod 33 and an L-shaped bracket 38 fixed to the lower surface of the front center of the seat cushion frame 21. The spring device 36 of this embodiment is a damper taper composed of a cylinder 36a filled with damper oil and compressed gas and a piston rod 36b, and applies an urging force in the extending direction. The base end of the cylinder 36a has a pin 37 attached thereto. The piston rod 36b is connected to the L-shaped bracket 38 via a pin 38a. This spring device 36 acts to increase the angle between the seat cushion frame 21 and the central link rod 33, whereby the seat cushion 20 is urged upward in the forward direction and the central link rod 33 is erected. Be energized by. The spring device 36 is not limited to such a damper stay, and a coil spring or the like may be used as long as it applies an urging force in the extending direction between the longitudinal intermediate portion of the central link rod 33 and the L-shaped bracket 38 of the seat cushion frame 21. It may be used.
[0017]
A locking mechanism 40 that removably locks both front sides of the seat cushion 20 to the vehicle body 10 is fixed to a locking mechanism 41 fixed to the inside of the front portion of each side plate 26 of the seat cushion 20 and a part of the vehicle body 10. The striker 42 is used. When the locking mechanism 41 is manually released from the hook 41a (the mechanism is not shown), the locking mechanism 41 is brought close to the striker 42 from above, and the rod portion on the upper side of the striker 42 enters the notch 41b and reaches the back thereof. As shown in FIG. 4, the hook 41a engages with the rod portion and the vehicle body 10 on both sides of the front portion of the seat cushion 20 is locked. In this state, the stopper pin 24 a of the side bracket 24 of the seat cushion frame 21 is in contact with or just before the upper rear edge of the side link rod 30.
[0018]
Next, the mounting structure of the seat belt device 45 will be described. As shown mainly in FIG. 2, the anchor plates 46 on both sides to which the buckle 48 is connected via a short belt 47 are side support for rotatably connecting the tip of each side link rod 30 to the side bracket 24. The pin 32 is rotatably connected and supported. In addition, each anchor plate 46a, to which a pair of belts 47a attached to the tip of a tongue plate (not shown) that is releasably locked to the buckle 48 is connected, rotates the tip of the center link rod 33 to the center bracket 25. It is rotatably connected and supported at both ends of a central support pin 35 that is freely connected. This is the case of a two-point seat belt device, but in the case of a three-point seat belt device, a buckle is attached to the anchor plate 46a on the center side, and the lower end of the belt that is wound upward by a retractor is placed outside. A waist tongue plate attached to the anchor plate 46 and slidably inserted in the middle of the belt may be detachably locked to the central buckle.
[0019]
Next, the operation of the above embodiment will be described. In a use state in which an occupant is seated, the vehicle seat A is held on the upper side of the floor 11 of the vehicle body 10 as shown by a solid line 20 and a two-dot chain line 29B in FIG. 33 is erected, and both front portions of the seat cushion 20 are locked to the vehicle body 10 by a lock mechanism 40. A forward inertial force acting on the occupant during a collision or the like is transmitted from the anchor plates 46 and 46a of the seat belt device 45 through the support pins 32 and 35, the link rods 30 and 33, and the brackets 31 and 34 to one of the vehicle bodies 10. This inertia force is not applied to the seat cushion frame 21. Therefore, since it is not necessary to increase the rigidity of the seat cushion frame 21 as a countermeasure against such a collision, an increase in the weight of the seat cushion frame 21 and a complicated structure can be prevented. In particular, in the above embodiment, since the anchor plate 46a is attached to the link rod 33 provided in the center of the seat A for two-seat vehicle via the center support pin 35, the inertial force applied to the anchor plate 46a is also increased by the center link rod. It is transmitted to the vehicle body 10 via 33 and does not join the seat cushion frame 21.
[0020]
In order to store the vehicle seat A in the use position in the storage portion 12, first, the lock mechanism of the seat back 29 in the standing state is released and overlaps the seat cushion 20 as shown by the solid line 29 in FIG. The hook 41a of the locking mechanism 41 of the locking mechanism 40 is manually opened from the rear side of the vehicle seat A to release the locking of the seat cushion 20 to the vehicle body 10. Then, if the front part of the folded vehicle seat A is lifted up slightly to remove the notch 41b of the locking mechanism 41 from the striker 42 and moved rearward, the link rods 30 and 33 will move the pivot pins 31a and 34a at the base end part. At the same time, the angle between the seat cushion 20 and the link rods 30 and 33 decreases, and the damper stay 36 is shortened. The seat cushion 20 and the seat back 29 are shown by two-dot chain lines 20A and 29A in FIG. Further, the seat back 29 is placed on the upper side and is accommodated in the accommodating portion 12.
[0021]
At the time of this storage, the vehicle seat A only moves downward and then lowers, but since the vehicle seat A hardly rises when moving backward in the first half, the force required for operation is slight, It can also be performed from the rear side of the vehicle seat A and at the waist. Further, the downward movement in the latter half requires a force because it supports the weight of the vehicle seat A, but if it is from the rear side, it can be performed in a stable posture with the waist down, and the operation is easy. Therefore, the operation of storing the vehicle seat A in the storage portion 12 can be performed by one person from the rear side. A so Danpasute 36 during Oko is shortened against the force offset some of the weight of the vehicle seat A, a force in particular required in the second half of the storage operations is reduced. Therefore, it is very easy to store the vehicle seat A in the storage portion 12.
[0022]
In the state of being accommodated in the accommodating portion 12 as indicated by two-dot chain lines 20A and 29B in FIG. 1, the folded vehicle seat A is stably held in the accommodating portion 12 by its weight. The Te this state odor, Danpasute 36 line of action of the biasing force as shown in two-dot chain line 36A (the line connecting the pins 37,38a of Danpasute 36 ends) of the pivot pin 31a, 34a slightly lower than the central axis of This urging force also acts to press the vehicle seat A downward. However, if the action line of the urging force of the damper stay 36 is in the vicinity of the central axis of the pivot pins 31a and 34a, the urging force is smaller than the weight of the vehicle seat A. It may be located slightly above the central axis of 34a. In the state where the folded vehicle seat A is stored, the opening on the upper side of the storage portion 12 is covered by the cover plate 13.
[0023]
When the vehicle seat A stored in the storage portion 12 is taken out to the use position, it may be operated in the reverse procedure to that described above, and the vehicle seat A from the storage portion 12 that requires a relatively strong force in the first half of the take-out operation. The lifting can be performed in a stable posture with the hips from the rear side, so that the operation is easy, and the forward movement in the second half can be performed with a slight force, so that it can be performed from the rear side and the hips. In addition, when the stored vehicle seat A is slightly lifted so that the line of action of the biasing force of the damper stay 36 is above the rotational axis on the base end side of the link rods 30 and 33, the biasing force of the damper stay 36 is The front part of A is lifted and the link rods 30 and 33 are erected. Therefore, the vehicle seat A can be taken out from the housing portion 12 by one person from the rear side. Locking of the locking mechanism 41 with respect to the last striker 42 in the take-out operation is automatically performed if the striker 42 is pushed down in a state where it enters the notch 41b .
[0024]
In the above embodiment, the case where the vehicle seat A is a two-seater has been described, but the present invention can also be applied to a one-seat vehicle seat, in which case the central link rod 33 is omitted. The damper stay 36 may be provided between the intermediate portion of the link rod 30 and the front portion of the seat cushion frame 21. When the present invention is applied to a vehicle seat for three or more persons, two or more central link rods 33 are provided, and one anchor plate 46, 46a of the seat belt device 45 for each occupant is connected to each central link rod. What is necessary is just to attach to the front-end | tip part of 33.
[0026]
【The invention's effect】
According to the present invention, the link rod whose base end portion is rotatably supported by the bottom portion in the housing portion is erected as described above by the elongated spring device to which the urging force is applied in the extending direction along the longitudinal direction. was biased toward the state, suffices only force required for storage and retrieval operations to receptacle of the vehicle seat, these operations are all easily on the side or found one after the vehicle seat It can be carried out. In addition, when the folded vehicle seat is completely housed in the housing, the line of action of the urging force of the spring device is located near the rotation axis on the base end side of the link rod, and the vehicle seat is used. Since no force for biasing toward the position is generated, the stored vehicle seat is stably held at that position.
[0029]
The spring device according to the invention of the preceding paragraph is housed in accordance with a damper taper provided between the intermediate portion of the link rod and the front portion of the seat cushion frame, in which compressed gas is sealed and an urging force in the extending direction is applied. When the vehicle seat is slightly lifted so that the line of action of the urging force of the spring device is above the rotation axis on the base end side of the link rod, the urging force of the spring device lifts the front part of the vehicle seat and links Since the rod acts so as to stand up, the operation of taking out the vehicle seat from the accommodating portion becomes even easier.
[0030]
The link rods of the inventions of the preceding paragraphs shall be composed of side link rods provided on both sides of the seat cushion frame, and the tip of each side link rod rotates the rear part of the seat cushion frame via a side support pin According to the structure in which the anchor plate for supporting the belt of the seat belt device is attached to the side support pin, the force applied to the seat belt device can be applied from the side link rod without going through the seat cushion frame. Since it is transmitted to the vehicle body via the accommodating portion and there is no need to increase the rigidity of the seat cushion frame, an increase in the weight of the seat cushion frame and a complicated structure can be prevented.
[0031]
The link rod according to the invention of the preceding paragraph is further provided with at least one central link rod arranged at the intermediate portion in the lateral direction of the seat cushion frame, and the front end portion of the central link rod is the rear portion of the seat cushion frame via the central support pin. If the anchor plate that supports the belt of the seat belt device is attached to the central support pin, a seat belt device that restrains a person sitting between the link rods can be obtained. The force applied to each seat belt device is transmitted from each link rod to the vehicle body via the accommodating portion without going through the seat cushion frame, and it is not necessary to increase the rigidity of the seat cushion frame, so that the weight of the seat cushion frame is increased. In addition, complication of the structure can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing the overall structure of an embodiment of a storage structure for a vehicle seat according to the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along the line 2-2 in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along the line 3-3 in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Car body, 11 ... Floor, 12 ... Storage part, 20 ... Seat cushion, 21 ... Seat cushion frame, 29 ... Seat back, 30 ... Side link rod, 32 ... Side support pin, 33 ... Center link rod, 35 ... center support pin, 36 ... spring device (damper stage), 40 ... lock mechanism, 45 ... seat belt device, 46, 46a ... anchor plate, 47, 47a ... belt, A ... vehicle seat.

Claims (4)

車体のフロア上に設けたシートクッションとその後部に起倒可能に設けられたシートバックよりなる車両用シートを、前記シートクッション上に前記シートバックを折り畳んだ状態で、上側が前記フロアに開口する収容部内に格納するようにした車両用シートの格納構造において、リンクロッドの基端部を前記収容部内の底部に横方向軸線回りに回転可能に支持するとともに前記リンクロッドの先端部に前記シートクッションのシートクッションフレームの後部を横方向軸線回りに回転可能に連結し、前記リンクロッドが起立した状態では前記シートクッションフレームの前部をロック機構を介して前記車体の一部に離脱可能に係止して前記シートクッションを使用位置とし、前記リンクロッドが後側に倒れた状態では前記折り畳んだ状態の車両用シートが前記シートバックを上側として前記収容部内に収納されるようにし、前記リンクロッドの中間部と前記シートクッションフレームの前部の間に設けられて長手方向に沿って伸長方向に付勢力が与えられた細長い形状のスプリング装置により前記起立した状態に向けて付勢し、前記折り畳んだ状態の車両用シートが前記収容部内に完全に収納された状態では前記スプリング装置の付勢力の作用線が前記リンクロッドの基端側の回転軸線付近に位置していることを特徴とする車両用シートの格納構造。A vehicle seat consisting of a seat cushion provided on the floor of the vehicle body and a seat back provided in the rear portion so as to be able to rise and fall is opened on the floor with the seat back folded on the seat cushion. In the storage structure for a vehicle seat that is stored in a storage portion, a base end portion of a link rod is rotatably supported around a horizontal axis on a bottom portion in the storage portion, and the seat cushion is mounted on a distal end portion of the link rod. The rear part of the seat cushion frame is connected to be rotatable about a horizontal axis, and the front part of the seat cushion frame is detachably locked to a part of the vehicle body via a lock mechanism when the link rod is upright. In the state where the seat cushion is in the use position and the link rod falls to the rear side, the folded state Dual sheets are to be accommodated in the accommodating portion of the seat back as the upper, biasing force extending along the longitudinal direction is provided between the front portion of the intermediate portion seat cushion frame of said link rod In the state where the folded vehicular seat is completely stored in the storage portion, the line of action of the biasing force of the spring device is urged toward the upright state by the provided elongated spring device. A vehicle seat storage structure, wherein the storage structure is located in the vicinity of a rotation axis on the base end side of the link rod . 前記スプリング装置は、前記リンクロッドの中間部と前記シートクッションフレームの前部の間に設けられ圧縮ガスが封入されて伸長方向の付勢力が与られたダンパステーである請求項に記載の車両用シートの格納構造。2. The vehicle according to claim 1 , wherein the spring device is a damper stay provided between an intermediate portion of the link rod and a front portion of the seat cushion frame, to which a compressed gas is enclosed and an urging force in an extending direction is applied. Sheet storage structure. 前記リンクロッドは前記シートクッションフレームの両側部に設けた側部リンクロッドよりなり、前記各側部リンクロッドの先端部は横方向軸線を有する側部支持ピンを介して前記シートクッションフレームの後部を回転可能に支持し、前記側部支持ピンにはシートベルト装置のベルトを支持するアンカプレートが取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項に記載の車両用シートの格納構造。The link rod comprises side link rods provided on both sides of the seat cushion frame, and the tip of each side link rod is attached to the rear portion of the seat cushion frame via a side support pin having a lateral axis. The vehicle seat storage structure according to claim 1 or 2 , wherein an anchor plate is attached to the side support pin so as to be rotatable and to support a belt of a seat belt device. 前記リンクロッドはさらに前記シートクッションフレームの横方向中間部に配置した少なくとも1つの中央リンクロッドを備えてなり、前記中央リンクロッドの先端部は横方向軸線を有する中央支持ピンを介して前記シートクッションフレームの後部を回転可能に支持し、前記中央支持ピンには前記シートベルト装置のベルトを支持するアンカプレートが取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用シートの格納構造。The link rod further comprises at least one central link rod disposed at a laterally intermediate portion of the seat cushion frame, and a distal end portion of the central link rod is interposed via a central support pin having a lateral axis. 4. The storage structure for a vehicle seat according to claim 3 , wherein an anchor plate for rotatably supporting a rear portion of the frame and supporting the belt of the seat belt device is attached to the center support pin.
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