JP4320510B2 - 種子のゲル被覆加工装置 - Google Patents

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、種子をゲル化剤で被覆する装置、特に、微小種子から大粒種子まで全範囲の大きさの種子を連続的に複数同時にゲル被覆加工する装置に関する。
【0002】
(背景技術)
従来から、栄養物質や薬剤等を混ぜたゲル化剤にて種子を被覆する装置であって、垂直状の複数ノズルにそれぞれ一粒ずつ種子をその上端開口部より挿入するとともにそれぞれゲル化剤を吐出してゲル被覆種子を製造するものは公知となっている。各ノズル内においてゲル化剤で種子を被覆する行程は、少量のゲル化剤をノズル内に吐出してノズル先端部に填塞してゲル膜を成形しておき、その後に該ノズル内に種子を投入して該ゲル膜内に種子を保持させ、さらに各ノズル内にゲル化剤を吐出してゲル膜厚を増大させてゲル被覆種子とし、該種子及びゲル膜の自重にて該ゲル被覆種子をノズルの下端開口部より落下させるものとなっている。
【0003】
なお、該ゲル被覆種子はノズルより硬化剤中に落下し、該硬化剤中を搬送されながらゲルを硬化され、その後、水洗部を介して硬化剤を洗い落とされて製品となる。
【0004】
このような従来のゲル被覆装置におけるノズル部の欠点は、前後または左右の一側からノズル先端部の空間内へと略水平方向にゲル化剤を送る構成としていたので、ゲル化剤を送る圧力が弱いとゲル膜を形成できず、ゲル被覆種子が形成されない場合があった。
【0005】
また、ゲル被覆種子は自重によってノズル先端部から落下させるので、種子が小さ過ぎると自重が足りずにノズルからうまく落下できない場合があった。
【0006】
(発明の開示)
本発明は、内部にゲル化剤を填塞し、この中に種子を投下して該ゲル化剤内に保持させてゲル被覆種子を形成し、落下させるためのノズルを有する種子のゲル被覆加工装置において、該ノズルを上下分割状のノズルケースに上下貫通状に設け、該上下ノズルケースの合わせ面を該ノズルのゲル化剤充填部よりも上方に位置させ、該合わせ面にゲル化剤の溜まり部を形成するとともに、下側のノズルケース内にて該溜まり部よりその下方の該ゲル化剤充填部に連通する連通路を形成する。この構成により、該ノズルのゲル化剤充填部に対してゲル化剤が上方より供給されるので、該ゲル化剤の充填圧が高まり、種子を受けるゲル膜を確実に成形するものである。
【0007】
なお、前記合わせ面のゲル化剤の溜まり部を、ノズル平面断面を中心とした平面視円弧状の溝とすることで、ノズル周囲において、十分にゲル化剤を収容できる容量を有しながらコンパクトに該溜まり部を形成できる。
【0008】
更に、該溜まり部と、該ノズルのゲル化剤充填部との間に介装される前記連通路は、該ノズル軸芯を介して相反する位置に連通する一対の連通路の組合せを一以上、それぞれ等間隔にて形成することで、該ゲル化剤充填部に対して全連通孔より均等な分布でゲル化剤が吐出され、歪みのないゲル膜を形成することができる。
【0009】
また、内部にゲル化剤を填塞し、この中に種子を投下して該ゲル化剤内に保持させてゲル被覆種子を形成し、落下させるためのノズルを有する種子のゲル被覆加工装置において、該ノズルの途中部に開通・遮断可能な開閉部を形成し、該開閉部と該ゲル化剤の充填部との間のノズル内に空気を圧入可能とし、該開閉部の遮断時と該空気の圧入時期とを同期させる。これにより、種子が微小で軽量なものであっても、この空気圧にて確実にゲル被覆種子をノズルより落下させることができる。
【0010】
なお、前記ノズルの開閉部は、ノズルを形成するノズルケースに進退自在に嵌入された開閉部材にノズルの一部を形成して構成し、同じくノズルケース内にて該開閉部と該ゲル化剤充填部との間のノズルに連通する空気室を形成するとともに、該空気室に、該開閉部材と連動するピストン部材を進退自在に嵌入して、前記のノズルへの空気圧入構造を構成するものとすることで、前記の空気圧にてゲル被覆種子を落下させる構造を得ることができる。
【0011】
更に、前記ノズルを複数に設ける場合において、各ノズル毎に設けた該開閉部材及び該ピストン部材を全て一体状に進退させる手段を設けることで、この空気圧入効果を同時に全ノズルに発生させることかできるのである。
【0012】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明を添付の図面に従って詳細に説明する。
【0013】
まず、図1、図2、図3において、本発明のゲル被覆加工装置の全体構成から説明する。ゲル被覆加工装置は種子供給部1、加工部2、硬化部3、水洗部4からなり、これらは架台10によって支持されている。該架台10の下部にキャスター輪12・12・・・を設けて移動容易としている。種子供給部1はホッパー13と、吸着チップ16と、該吸着チップ16を移動する搬送手段17等からなり、加工部2は架台10の中央上方に位置して、種子供給部1より種子を受け取り、ゲル化剤によって種子を被覆して所定の大きさに形成して落下させるようにしている。
【0014】
前記硬化部3は、架台10上で前記加工部2の下方より右方に液槽19を横設し、該液槽19内には硬化剤を充填し、加工部2と反対側の右端に落下口20を形成している。また、液槽19の上方に搬送ベルト21を配置し、該搬送ベルト21の外周上には一定間隔をおいてパドル22・22・・・が搬送ベルト21の搬送方向に対して直角方向に突設されている。該搬送ベルト21はモーター26によって駆動される。
【0015】
こうして、前記加工部2より落下した未硬化のゲル被覆種子は液槽19内に落下して硬化剤と接触し、このゲル被覆種子は搬送ベルト21の回転駆動によってパドル22によって液槽19内を搬送され、落下口20に至り水洗部4に落下される。この液槽19内に落ちてから水洗部4に至るまでの時間で硬化するようにしており、この硬化時間は前記モーター26の回転数を制御することによって搬送速度が調節され、硬度を調節できるようにしている。
【0016】
水洗部4は前記架台10内の略中央に位置し、落下口20の下方より左方へ延設されており、該左端に排出口23を形成して、該排出口23の下方に製品収納容器24を配置している。水洗部4は前記硬化部3と略同じ構成として、パドル28・28・・・を付設したベルト29をモーター27で駆動して搬送され、製品収納容器24に落下させる構成としている。
【0017】
このような構成において、液槽25内には水洗用の水が充填され、所定の硬さに硬化したゲル被覆種子が落下口20よりガイド体30を介して水洗槽25の右端に落下して水に漬けられる。そして、モーター27の回動によって、ゲル被覆種子が排出口23まで搬送され、この搬送時にゲル被覆種子外周に付着した硬化剤が洗い落とされて、ゲル剤の硬化が停止される。そして、ゲル被覆種子が排出口23から製品収納容器14に落下して収容されるのである。
【0018】
次に、加工部2について詳細を図1、図4〜図6より説明する。図1に示すように、前記架台10上の左右略中央部の前後両側に取付プレート51・51が立設され、該取付プレート51・51上にベースプレート53が前後に横架されている。図4、図5、図6に示すように、該ベースプレート53上において、前後長のバルブケース54が固設され、該バルブケース54の前方にて、該バルブケース54に向かって前後方向にピストンロッド55aを突出するバルブシリンダー55を、該バルブケース54の右側にて、該バルブケース54に向かってピストンロッド56aを突出する複数の押し出しシリンダー56・56・・・を前後並列状に配設している。バルブシリンダー55及び押し出しシリンダー56は、エアシリンダー、電磁ソレノイド、流体圧シリンダー等で構成することが考えられる。そして、該バルブケース54の左側に、垂直状の複数のノズル98・98・・・を前後一列に形成するノズルブロック58を固設している。このように、加工部2は、前記吸着チップ16の数に合わせた複数(本実施例では8個)の押し出しシリンダー56・56・・・やノズル98・98・・・等を設けて、複数同時にゲル被覆加工できるようにしている。
【0019】
また、前記バルブケース54には、棒状に形成された第一バルブ61と第二バルブ62が、摺動自在に前後方向に貫通挿入され、前記ノズルブロック58の下方に、水平板状のシャッター63が配設されている。第一バルブ61、第二バルブ62、及びシャッター63の前端は連結体64に固定され、該連結体64は前記バルブシリンダー55のピストンロッド55aに固定されている。従って、バルブシリンダー55を駆動し、そのピストンロッド55aを作動することによって、第一バルブ61と第二バルブ62とシャッター63とが一体状に前後に移動し、後述する第一バルブ61及び第二バルブ62に形成した複数の弁孔61a・62a及びシャッター63の複数の開口63aの開閉操作が同時に行われるのである。
【0020】
更に、該ベースプレート53の下面に、その上のバルブケース54に沿って前後方向にゲル供給ケース57が垂設されている。該ゲル供給ケース57には前後方向にゲル供給孔57aが穿設され、その後端はホース等を介してゲル(被覆剤)収容タンク(図示せず)と連通させる。また、該ゲル供給孔57aから上方に複数のゲル分配孔57b・57b・・・が上端開口状に穿設されている。なお、該ベースプレート53には、各ゲル分配孔57aに連通して上下に貫通する複数の孔が穿設されている。
【0021】
図6、図7等に示すように、前記バルブケース54内にて、垂直状で下端開口状の第一ゲル通路54aを前後一列に複数穿設しており、その各下端開口を、前記のベースプレート53の貫通孔を介して前記の各ゲル分配孔57bに連通させている。また、該バルブケース54内にて、前後一列に左右貫通状の第二ゲル通路54bを穿設しており、各第一ゲル通路54aの上端は、各第二ゲル通路54bの途中部に接続されている。第二ゲル通路54bの開口左端は、後述の如くノズルブロック58の各ノズル98に連通される。また、第二ゲル通路54bの右側には、各押し出しピストン56のピストンロッド56aに向けて開口する大径のプランジャ室54cを形成している。
【0022】
前記第一バルブ61は、全第一ゲル通路54aの途中部を横切るように配設されており、前記第二バルブ62は、全第二ゲル通路54bにおける第一ゲル通路54aとの合流部よりも左側(ノズル98側)部分の途中部を横切るように配設されている。更に、該第一バルブ61は各第一ゲル通路54aに合わせて上下径方向に複数の弁孔61aを貫設し、該第二バルブ62は各第二ゲル通路54bに合わせて左右径方向に弁孔62aを貫設している。また、前記シャッター63には、図4の如く、各ノズル98下部の落下孔98bの位置に合わせて上下に貫通する複数の開口63aが形成されている。
【0023】
第一・第二バルブ61・62及びシャッター63は、弁孔62aが第二ゲル通路54bを開通するのと同時に開口63aが落下孔98bに連通し、また、この時に弁孔61aが1ピッチずれて第一ゲル通路54aを遮断するように、前後方向に位置合わせした上で、前記連結体64に連結される。この状態を現出する前記バルブシリンダー55のピストンロッド55aの作動位置を第一作動位置とする。弁孔61aが第一ゲル通路54aを開通する時は、弁孔62a及び開口63aが1ピッチずれて、それぞれ第二ゲル通路54a・落下孔98bを遮断する。この時の該ピストンロッド55aの作動位置を第二作動位置とする。
【0024】
図6の如く、前記プランジャ室54cの右(開口端側)部分には雌螺子が形成されていて、外周に雄螺子を形成し、外端(右端)にフランジを形成した筒状の調節ネジ66を螺入しており、該調節ネジ66内を遊嵌貫通するように、該プランジャ室54c内にて、前記第二ゲル通路54bよりも大径のプランジャボディ65aが左右軸芯状に配設されている。該プランジャ室54c内にて、その内端(左端)と該調節ネジ66の内端(左端)との間には、該プランジャボディ65a周りに圧縮バネ59を介装し、後記ストッパー67が該調節ネジ66に押当する際の緩衝用部材としている。
【0025】
該プランジャボディ65aより同軸状に該第二ゲル通路54bと略同径のプランジャ65が突出し、該第二ゲル通路54b内に摺動自在に嵌入されている。また、該プランジャボディ65aより右側(外側)にネジ部65bを同軸状に突設しており、該ネジ部65bに各ストッパー67を鍔状に螺装して、前記調節ネジ66外端のフランジに押当可能としており、その外側にて該ネジ部65bを各押し出しシリンダー56のピストンロッド56aの先端雌螺子部内に螺入する。こうして、該プランジャボディ65a、プランジャ65、及びストッパー67を該ピストンロッド56aの作動と一体状に作動させるものとし、ストッパー67が該調節ネジ66のフランジに押当する位置にてピストンロッド56aの最伸長位置が画定される。この位置は、調節ネジ66を回動してそのフランジ位置を軸芯方向に調節することで調節され、これにより、プランジャ65のストローク、即ち最伸長時におけるプランジャ65の先端位置を調節し、ゲル化剤の押出し量を調整できる。なお、この位置は、最も左側(ノズルブロック58側)に調節された時でも、第二ゲル通路54b内において、該第一ゲル通路54aとの合流点よりも右側(押し出しピストン56側)にある。
【0026】
押し出しシリンダー56は数段階でピストンロッド56aを伸長できるよう構成されている。本実施例では二段階に作動すべく、図6の如く、二つの第一シリンダー56bと第二シリンダー56cを直列に接続して押し出しピストン56を構成しており、第一段階では第一シリンダー56bを駆動して、該ピストンロッド56aを、図示しない該第一シリンダー56bのピストンとともに伸長し、第二段階では第二シリンダー56cを駆動して、該第一シリンダー56bから独立して該ピストンロッド56aのみを伸長させるのである。
【0027】
ノズルへのゲル供給の一行程中における、バルブシリンダー55の作動による第一・第二バルブ61・62及びシャッター63の制御と、押し出しシリンダー56の作動によるプランジャ65の制御とを説明する。まず、ゲル供給孔57aより各ゲル通路54aまでゲル化剤を充填した状態から、バルブシリンダー55のピストンロッド55aを第一作動位置にする。これにより、第一バルブ61にて第一ゲル通路54aを閉じ、つまり各弁孔61aを該第一ゲル通路54aからずらせて、この後のプランジャ65の押し出し摺動の際にゲル化剤がゲル供給ケース57側へ送られることのないようにするとともに、第二バルブ62の各弁孔62aを介して第二ゲル通路54bを開通する。シャッター63の各開口63aは各ノズル98の落下孔98bの直下に位置している。
【0028】
この状態から複数の押し出しシリンダー56を同時作動してプランジャ65を前進摺動させ、第二ゲル通路54b内に充填されていたゲル化剤を各ノズル98へと吐出する。即ち、まず、押し出しシリンダー56の第一作動段階として、第一シリンダー56bを駆動してプランジャ65を少し前進(左側)摺動させ、ゲル化剤を少し押し出してノズル98下部の落下孔98bに填塞させてゲル膜を形成する。この後、各ノズル98の上方に位置させた各吸着チップ16より種子を放出して、該ノズル98の落下孔98bにおける該ゲル膜内に保持させる。次に該押し出しシリンダー56の第二作動段階として、第二シリンダー56cを駆動してプランジャ65を更に前進摺動させ、ノズル98内の種子を被覆するゲル膜の厚みを増大させるのである。この厚みが十分大きくなると、種子とゲル膜の自重にてゲル被覆種子が自重にて該落下孔98bよりシャッター63の開口63aを介して落下し、次行程の硬化部3へと転送される。
【0029】
この後、バルブシリンダー55のピストンロッド55aは第二作動位置に切り換えられる。これにより、シャッター63の各開口63aは、各ノズル98の落下孔98bよりずれて、該落下孔98bよりゲル化剤が漏れない状態となる。また、第二バルブ62が各第二ゲル通路54bを遮断して、各ノズル98へのゲル吐出を遮断する。そして、第一バルブ61は弁孔61aを介して各第一ゲル通路54aを開通し、ゲル供給孔57aより第一ゲル通路54aを介して、第二ゲル通路54b内の第二バルブ62入口側までゲル化剤を充填して、次のノズルへのゲル吐出行程に備えるのである。
【0030】
次に、ノズルブロック58の構成について説明する。該ノズルブロック58は図7、図9、図10に示すように、上ケース70と下ケース71から構成され、該下ケース71の左側上部は一段低く合わせ面を形成して、この上部に、バルブケース54の左面より一定間隔を開けて上ケース70を位置決めして載置固定する。この上ケース70右端部とバルブケース54左端部との間に、図4の如く、上ケース70内に左右方向に嵌入する複数のロッド73右側突出部が位置している。
【0031】
前記上ケース70と下ケース71には前記吸着チップ16・16・・・と同数のノズル98・98・・・が上下貫通状に形成されている。即ち、上ケース70内にて、吸着チップ16から放出される種子を受けやすいように漏斗状に形成した投入孔98a・98a・・・が穿設され、両ケース70・71の合わせ面を介して下ケース71内に形成される落下孔98b・98b・・・に各々連通する。なお、該投入孔98aと該落下孔98bとの間に、両ケース70・71の合わせ面を貫通するパイプ部材99を配設し、投入孔98aと落下孔98bの径の違いにより形成される該合わせ面での段差で種子がひっかからないようにしている。
【0032】
前記下ケース71には、図9〜図11に示すように、左右向きの連通孔71bが穿設され、連通孔71b右端部が前記第二ゲル通路54bに連通される。該連通孔71bの左端部は垂直上方に曲折して、下ケース71と上ケース70との合わせ面に開口している。この下ケース71の合わせ面には、図9等の如く、落下孔98bの平面断面を中心として、連通孔71bの開口端に連通する平面視円弧状の分配溝71cが形成されて、ゲルの溜まり部を構成している。該分配溝71cは落下孔98bの左後方の45°位置より左前方の45°位置までの270°の範囲にて形成されている。該分配溝71cの終端位置の落下孔98bの左前後方の45°位置と、この位置に対称となる落下孔98bの右前後方の45°位置の四か所に、90°の間隔を開けて吐出孔71d・71d・・・が穿設されている。各吐出孔71d下端を落下孔98b下部の同一高さの外周面に連通させて、90°間隔を開けた四方向より落下孔98b下部内にゲル化剤を吐出できるようにしている。
【0033】
また、下ケース71上部の合わせ面の分配溝71cの内周側と外周側に落下孔98bを中心とした円状のシール溝71e・71fを形成し、両シール溝71e・71fにシール部材を嵌入した後に上ケース70を載置固定することで、シール溝71f内のシール部材にて、該分配溝71cから該合わせ面を伝って外向きのゲル化剤の漏出が防止され、また、シール溝71e内のシール部材にて、ノズル98内への内向きの漏出が防止される。
【0034】
このようにして、前記プランジャ65にて第二ゲル通路54bより押し出されたゲル化剤が、連通孔71bを介して分配溝71c内に流入し、各吐出孔71dへ均等に分配され、落下孔98b下部に吐出させて、落下孔98b下部を確実にゲル化剤で填塞する。よって、ノズル内に投入された種子を受け止めるゲル膜を確実に成形してゲル被覆種子を確実に形成でき、ゲル被覆種子の加工精度が向上できるのである。
【0035】
次に、前記上ケース70においては、各投入孔98aの途中部に直交する左右向きの挿入孔70cが穿設され、該挿入孔70cに開閉ロッド73が左右に摺動可能に挿入されている。開閉ロッド73は、ノズル98(投入孔98a)の途中部を開通・遮断する開閉部を構成するための開閉部材であり、該開閉ロッド73には投入孔98aと合わせた上下向きのロッド孔73aを貫設している。該開閉ロッド73の右端部は上ケース70より右方に突設され、該右端部を、ノズルブロック58の前後長さに略等しく形成された単一の連動プレート96に嵌合し、該連動プレート96を介してバルブケース54の前後中央部の上部に載置させたエアシリンダー、電磁ソレノイド、或いは流体圧シリンダー等のノズル開閉用シリンダー95のピストンロッド95aの先端部に連結している。こうして、連動プレート96に固設したノズル98数分の開閉ロッド73を、単一のノズル開閉用シリンダー95で挿入孔70c内にて同時に摺動させ、図7図示の如く各ノズル98の投入孔98aに該ロッド孔73aを軸芯合わせたした開通状態と、図8図示の如く該投入孔98aを該ロッド孔73aよりずらせて該開閉ロッド73の本体にて該投入孔98aの途中部を遮断した閉鎖状態とに切り換えるのである。
【0036】
尚、前記上ケース70右側部より右側方に突設された開閉ロッド73右側部の下面に左右に長い溝73bが形成されている。
【0037】
また、該上ケース70の各挿入孔70cの直下に、各投入孔98aとオリフィスを介して連通される空気室70bが形成されている。該空気室70bの右側部が開放され、左右方向に延設される圧縮ピン74の左端に形成したピストン74aが左右に摺動可能に挿入されている。該圧縮ピン74の右端は、バルブケース54の左側部に摺動自在に挿入されている。
【0038】
また、前記圧縮ピン74の外周にはネジが形成されていて、該外周部にナット状の左右のピンストッパー97L・97Rが螺合位置を左右に調整可能に螺装されている。右ピンストッパー97Rは、各開閉ロッド73の右端とバルブケース54の左端面との間に配設され、左ピンストッパー97Lの上部は、前記溝73b内に配設される。図7の如く、開閉ロッド73がロッド孔73aを介して投入孔98aを開通する位置にて、該開閉ロッド73の右端が右ピンストッパー97Rに当接し、該ノズル開閉用シリンダー95のピストンロッド95aの最退出位置にて該ノズル98の開通位置を画定するようにしている。そして、ピストンロッド95aを伸長するにつれ、該開閉ロッド73の右端が、該溝73b内に存在する左ピンストッパー97Lに押当して、圧縮ピン74を左方に押し、図8の如く開閉ロッド73が投入孔98aを遮断するとともに、ピストン74aを空気室70b内に深く進入させ、該空気室70b内の空気を、前記オリフィスを介して該開閉ロッド73の下方における投入孔98a内に圧送し、落下孔98bに送り込む。尚、該圧縮ピン74上における左ピンストッパー97Lの位置を調節することで、該ピストンロッド95aの伸長時において開閉ロッド73が左ピンストッパー97Lに押当するタイミングが変更され、ピストン74aの空気室70b内での摺動量、すなわち投入孔98a内に送り込む空気量を調整できるようにしている。
【0039】
以上のような開閉構造及び空気圧送構造を有するノズル構成において、前記のノズルへのゲル供給のためのバルブシリンダー55及び押出しシリンダー56の制御との関係から、ノズルにおけるゲル被覆種子の形成過程におけるノズル開閉用シリンダー95の制御による開閉ロッド73及び圧縮ピン74の作動タイミングについて説明する。
【0040】
まず、前記の如く、バルブシリンダー55のピストンロッド55aを第一作動位置にして第二バルブ62が開いて第一バルブ61が閉じた状態で、押し出しシリンダー56の第一作動段階として、第一シリンダー56bを伸長駆動させてゲル化剤を少し押し出して落下孔98b下部にゲル膜を形成する。この時、開閉ロッド73が後方に位置されて投入孔98aがロッド孔73aによって開通されており、前記吸着チップ16から落下した種子が通過して、落下孔98b下部に形成されたゲル膜上に落下する。
【0041】
この種子が落下した後に、押し出しシリンダー56の第二作動段階として、第二シリンダー56cを伸長して、落下孔98b下部にゲル化剤を吐出させて種子を被覆させるとともに、落下孔98b下部より落下するようにしている。これと略同時に、前記ノズル開閉用シリンダー95が駆動され、図8に示すように開閉ロッド73が押し込まれて投入孔98aを閉塞し、さらに開閉ロッド73が押し込まれて終端位置に達する直前位置より、ピストン74a付設の圧縮ピン74が押し込まれて、空気室70b内の空気を投入孔98a内に送り込むようにしている。
【0042】
この投入孔98aに押し込まれた空気は、上方が開閉ロッド73によって密閉されているので、下方の落下孔98bを塞いでいる種子を被装したゲル化剤膜を離間するように圧力がかけられ、ゲル化剤で被覆された種子を下方に落下してゲル被覆種子を成形するようにしている。よって、種子が小さくゲルで被覆された種子が自重によって落下できない場合にも、この空気圧をかけることで、落下孔98b下部に付着されて残ることなく吐出され、確実にゲル被覆種子を成形できるようにしている。即ち、この加工部2を様々な大きさの種子に適用させることができ、汎用性が向上されるのである。
【0043】
落下孔98bに空気を送り込む構成は、ノズルブロック58(上ケース70)に空気室70bを形成し、開閉ロッド73の遮断動作と連動する圧縮ピン74のピストン74aを進退して空気圧を生じさせるシンプルな構成としたので、別体としてエアコンプレッサー等を設ける必要がなく、コストを抑えたものとなっている。
【0044】
このゲル被覆種子の落下孔98bからの落下行程の後に、ノズル開閉用シリンダー95が逆方向(右方)へ収縮駆動され、開閉ロッド73が右側へ摺動されて種子が通過できるように投入孔98aが開けられ、空気室70b内の右側位置に圧縮ピン74が移動され、この一連の動作が繰り返され、連続してゲル被覆種子を成形するようにしている。
【0045】
また、図1に示すように、前記架台10の左側に制御ボックス11が設けられており、該制御ボックス11内にコントローラが収納され、該コントローラには硬化部3の搬送用モーター26、水洗部4の搬送用モーター27、そして、前記の種子のゲル被覆行程に用いられる加工部2におけるバルブシリンダー55、押し出しシリンダー56、及び開閉用シリンダー95の出力手段や、入力手段である各種センサー等が接続されて、前述した動作を現出するように制御している。
【0046】
(産業上の利用可能性)
本発明に係る以上のようなノズル構成の種子のゲル被覆加工装置は、様々な大きさの種子を一度に多量にゲル被覆加工する装置として適用される。また、この技術を用いて、様々な大きさの色々な種類の粒状物を様々な組成のゲル化剤で一度に大量にコーティングする装置を構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゲル被覆加工装置の正面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 同じく右側面図である。
【図4】 該装置における加工部の平面図である。
【図5】 同じく左側面図である。
【図6】 同じく正面図である。
【図7】 バルブケース及びノズルケースの正面断面図である。
【図8】 同じくノズルケース内の開閉ロッドと圧縮ピンを左へ摺動させた状態を示す正面断面図である。
【図9】 下ケースの部分平面図である。
【図10】 下ケースのゲルの通路を示す正面断面図である。
【図11】 図9中X−X面矢視断面図である。

Claims (6)

  1. 内部にゲル化剤を充填し、この中に種子を投下して、該ゲル化剤内に種子を保持させて、ゲル被覆種子を形成し、落下させるためのノズル(98)を具備した種子のゲル被覆加工装置であって、該ノズル(98)を、上下分割状の上ケース(70)と下ケース(71)により構成したノズルケースに上下貫通状に設け、該上ケース(70)と下ケース(71)の合わせ面を、該ノズル(98)の落下孔(98b)へのゲル化剤充填部よりも上方に位置させ、該上ケース(70)と下ケース(71)の合わせ面に、ゲル化剤の溜まり部を形成すると共に、該溜まり部から、下方の落下孔(98b)に設けたゲル化剤充填部へ連通する、傾斜した連通路を、該下ケース(71)内に形成したことを特徴とする種子のゲル被覆加工装置。
  2. 請求項1記載の種子のゲル被覆加工装置において、前記上ケース(70)と下ケース(71)との合わせ面のゲル化剤の溜まり部を、該下ケース(71)側の上面に、該ノズル(98)の落下孔(98b)を中心とした平面視円弧状の分配溝(71c)として形成し、該分配溝(71c)はゲル化剤が供給される連通孔(71b)の開口端に連通したことを特徴とする種子のゲル被覆加工装置。
  3. 請求項2記載の種子のゲル被覆加工装置において、前記溜まり部からゲル化剤充填部への傾斜した連通路は、前記ノズル(98)の中心を介して、相反する位置に連通する一対の傾斜した吐出孔(71d・71d)とし、該吐出孔(71d・71d)の組合せを一以上、それぞれ等間隔に、該分配溝(71c)から、落下孔(98b)のゲル化剤充填部へ連通させて形成したことを特徴とする種子のゲル被覆加工装置。
  4. 請求項1記載の種子のゲル被覆加工装置において、前記ノズル(98)の途中部に、前記ノズル(98)の投入孔(98a)の途中部を開通・遮断する開閉部材である開閉ロッド(73)を配置すると共に、該ゲル化剤充填部との間のノズル(98)内に空気を圧入可能とし、該開閉ロッド(73)の遮断時と、該空気の圧入時期とを同期させることを特徴とする種子のゲル被覆加工装置。
  5. 請求項4記載の種子のゲル被覆加工装置において、前記ノズル(98)の開閉部材である開閉ロッド(73)には、前記ノズル(98)の一部を構成するロッド孔(73a)を貫設し、同じくノズルケース内にノズルに連通する空気室を形成すると共に、該空気室に該開閉ロッド(73)と連動するピストン(74a)を進退自在に嵌入し、該開閉ロッド(73)の遮断時と、該空気の圧入時期とを同期することを特徴とする種子のゲル被覆加工装置。
  6. 請求項5記載の種子のゲル被覆加工装置において、前記ノズル(98)を複数に設け、各ノズル(98)毎に設けた該開閉ロッド(73)及び該ピストン(74a)を全て一体的に進退させる手段を設けることを特徴とする種子のゲル被覆加工装置。
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