JP4319985B2 - バーコード読取装置、バーコード読取方法、バーコード読取プログラムおよびモジュール点抽出装置 - Google Patents

バーコード読取装置、バーコード読取方法、バーコード読取プログラムおよびモジュール点抽出装置 Download PDF

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Description

本発明は、光の反射率の差を利用して、キャラクタがバー幅により表されたバーコード(二値情報)からの反射光に基づいてバーコード(キャラクタ)を読み取るバーコード読取装置、バーコード読取方法、バーコード読取プログラムおよびモジュール点抽出装置に関するものであり、特に、処理速度を向上させることができるバーコード読取装置、バーコード読取方法、バーコード読取プログラムおよびモジュール点抽出装置に関するものである。
従来より、商品の流通分野においては、商品に付されたバーコードを光学的に読み取って、当該商品の値段や商品名等、商品に関する情報をレジスタ等に登録することが行われている。
バーコードにおいては、商品に関する情報がキャラクタとしてコード化されており、黒バーと白バーとが交互に組み合わされてなる。バーコード読取装置では、バーコード上にレーザダイオード等から発光されたビーム光を走査させて、このビームの反射光を受光して、黒バーおよび白バーの幅に対応する電気信号からバーコード情報を読み取っている。
ここで、バーコードは、紙を主として、有機系素材、缶等の様々な媒体に印刷されている。
第21図は、従来のバーコード読取装置20の外観構成を示す斜視図である。第22図は、第21図に示したバーコード読取装置20の電気的構成を示すブロック図である。
バーコード読取装置20は、バーコード10を光学的に読み取る装置である。第22図に示したバーコード読取装置20において、レーザダイオード21は、走査用のビーム光Lを発する。
ポリゴンミラー22は、レーザダイオード21からのビーム光Lを反射させる鏡面体により構成されており、モータ(図示略)により回転されて、ビーム光Lの反射方向を変化させることにより、複数種類の走査パターンを与えるものである。
ポリゴンミラー22により反射されたビーム光Lは、第21図に示した筐体20aに設けられた読取窓20bより、バーコード10の黒バーおよび白バーに、例えば左端から右端に向かう方向で照射される。受光部23は、バーコード10に照射されたビーム光Lの反射光を受光し、その強弱に応じた振幅値の電気信号に光電変換する。増幅部24は、受光部23からの光電変換信号を増幅する。
A/D(Analog/Digital)変換部25は、増幅部24により増幅されたアナログの光電変換信号をディジタルサンプリングし、ディジタルの光電変換信号として出力する。切り出し部26は、後段の信号処理を軽減するために、A/D変換部25からの光電変換信号からバーコード10により反射された信号のみを切り出す。
帯域制限微分処理部27は、後述するモジュール周波数抽出部28により抽出されたモジュール周波数2f0を用いて、切り出し部26の出力信号の帯域を制限するための微分処理を施し、第25図に示した波形パターンの狭帯域微分信号S1をモジュール点毎振幅抽出部29へ出力する。
第26図は、第23図に示した狭帯域微分信号S1の具体的な波形を示す図である。
このように、狭帯域微分信号S1は、バーコード10で黒バーから白バーに切り替わる点で振幅が最大値に、白バーから黒バーに切り替わる点で振幅が最小値に、黒バーおよび白バーのフラットな部分については0に収束するような波形である。
モジュール周波数抽出部28は、切り出し部26の出力信号に対して、微分処理および二乗処理等を施して微分二乗信号とし、この微分二乗信号についてFFT(Fast Fourier Transform)処理により第24図に示した周波数スペクトル61を得て、この周波数スペクトル61のゲインピークの周波数をバーコードの基本モジュールに相当するモジュール周波数(2f0)として求める。
第22図に示したモジュール点毎振幅抽出部29は、狭帯域微分信号S1およびモジュール周波数2f0を入力として、黒バーと白バーとの境界に対応するモジュール点を抽出する機能や、モジュール点に基づいて狭帯域微分信号S1の振幅値を抽出する機能を備え、振幅値をエッジ信号として「+1」、「0」および「−1」の三値化パターンS2(第31図(a)参照)を出力する。
第23図は、第22図に示したモジュール点毎振幅抽出部29の電気的構成を示すブロック図である。同図に示したモジュール点毎振幅抽出部29において、ゲイン特性算出部30は、モジュール周波数抽出部28(第22図参照)からのモジュール周波数2f0に基づいて、第24図に示したゲイン特性60を算出する。
このゲイン特性60は、後述するBPF(Band Pass Filter)32における帯域通過のフィルタリングを決定付けるものであり、モジュール周波数誤差Δf、帯域幅fwおよびロールオフ率ROF等のパラメータで表される。これらのパラメータは、バーコードの読取精度を左右する重要な値である。
モジュール周波数誤差Δfは、上述したモジュール周波数2f0の誤差分に相当する。従って、ゲイン特性60(帯域幅fw)の中心周波数は、モジュール周波数2f0+モジュール周波数誤差Δfとされる。
第23図に戻り、IFFT(逆フーリエ変換)部31はゲイン特性算出部30の出力を逆フーリエ変換し、上述したゲイン特性60に対応するフィルタ係数を算出し、これをBPF32に設定する。
BPF32は、第24図に示したゲイン特性60に対応するフィルタ係数に基づき、第26図(第25図)に示した波形パターンの狭帯域微分信号S1を帯域通過させ、第27図に示した波形パターンを出力する。
第27図において、サンプル点に○が付された波形は、ヒルベルト変換部33によりヒルベルト変換が施された虚部Imに対応しており、サンプル点に×が付された波形は、実部Reに対応している。同図では、各サンプル点の信号がベクトル化(実部および虚部)されている。
このように、ヒルベルト変換部33は、BPF32の出力信号についてヒルベルト変換処理を施すものであり、各サンプル点の信号をベクトル化する機能を備えている。
なお、実際には、BPF32は、タップ係数の設定によりゲイン特性が設定されるディジタルフィルタである。
位相算出部34は、入力されるベクトル信号の位相を算出する。0゜点抽出部36は、位相算出部34の出力で位相が0゜になる点をサンプル点として抽出し、第28図に示したサンプル点の情報を出力する。位相積分部35は、位相算出部34で算出された位相をサンプル単位で積分する。
遅延時間算出部37は、第26図で0゜になる点とサンプル点との遅延時間を算出する。遅延フィルタ係数算出部38は、遅延時間算出部37により算出された遅延時間に基づいて、遅延フィルタ係数を算出し、これを遅延フィルタ39に設定する。
遅延フィルタ39は、狭帯域微分信号S1に対して、遅延フィルタ係数に基づき遅延処理を施し、サンプル点を0゜タイミング点に一致させるためのフィルタであり、例えば、第29図に示した波形パターンを出力する。
LMS(Least Mean Square)部40は、最小二乗法により、遅延フィルタ39の出力信号に対して、等化処理を施し、例えば、第30図に示した波形パターンの信号を出力する。
三値処理部41は、LMS部40の出力(第30図参照)を、振幅としきい値との比較に基づいて、「+1」、「0」または「−1」のいずれかに三値化して、第31図(a)に示した○部分の三値化パターンS2を出力する。
例えば、第31図(a)に示した○部分の三値化パターンは、キャラクタ復調部42(第22図参照)により、第31図(b)に示した、バーコードのキャラクタパターン(キャラクタ列)に復調される。
このキャラクタパターンは、I/F(インタフェース)部43(第22図参照)により、読み取り結果としてホストコンピュータ50に送信される。
ところで、従来のバーコード読取装置20においては、第23図に示したBPF32に設定すべきフィルタ係数を、IFFT部31で逆フーリエ変換という処理のステップが多い手法により算出しているため、処理速度の低下を招くという問題があった。
また、従来のバーコード読取装置20においては、狭帯域微分信号S1という狭帯域の信号をフィルタリングするため、BPF32のタップ数(例えば、127)が多くなり、処理のステップ数が多くなり、処理速度が遅くなるという問題があった。
さらに、従来のバーコード読取装置20においては、ベクトル信号を生成するめにヒルベルト変換部33でヒルベルト変換を実行しているため、これも処理のステップ数が多くなり、処理速度の低下を招くという問題があった。
第32図には、従来のバーコード読取装置20における総処理量の詳細が図示されている。同図においては、各処理部(ゲイン特性算出部30、IFFT部31、・・・、遅延フィルタ39)での「単位処理量」、「回数」および「総処理量(単位処理量×回数)」が図示されている。
同図によれば、上述したIFFT部31の総処理量は、21934ステップである。BPF32の総処理量は、135000ステップである。また、ヒルベルト変換部33の総処理量は、73000ステップである。バーコード読取装置20における合計の処理量は、291157ステップにものぼる。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、処理速度を向上させることができるバーコード読取装置、バーコード読取方法、バーコード読取プログラムおよびモジュール点抽出装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、バーコードから、所定の情報長を有して配置された二値化情報を含む信号を取り込む信号取込手段と、前記信号から前記二値化情報における基本単位長さに相当するモジュール周波数を抽出するモジュール周波数抽出手段と、前記信号に関して、前記モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトさせる周波数シフト手段と、前記周波数シフト手段の出力信号に含まれる低域成分を通過させる低域フィルタ手段と、抽出された前記モジュール周波数および前記低域フィルタ手段の出力信号に基づいて、前記信号に同期しかつ前記モジュール周波数を有するモジュール点を抽出するモジュール点抽出手段と、抽出された前記モジュール点に基づいて、前記バーコードのキャラクタを復調する復調手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、バーコードから、所定の情報長を有して配置された二値化情報を含む信号を取り込む信号取込工程と、前記信号から前記二値化情報における基本単位長さに相当するモジュール周波数を抽出するモジュール周波数抽出工程と、前記信号に関して、前記モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトさせる周波数シフト工程と、前記周波数シフト工程における出力信号に含まれる低域成分を低域フィルタにより通過させる低域フィルタリング工程と、抽出された前記モジュール周波数および前記低域フィルタリング工程における出力信号に基づいて、前記信号に同期しかつ前記モジュール周波数を有するモジュール点を抽出するモジュール点抽出工程と、抽出された前記モジュール点に基づいて、前記バーコードのキャラクタを復調する復調工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータを、バーコードから、所定の情報長を有して配置された二値化情報を含む信号を取り込む信号取込手段、前記信号から前記二値化情報における基本単位長さに相当するモジュール周波数を抽出するモジュール周波数抽出手段、前記信号に関して、前記モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトさせる周波数シフト手段、前記周波数シフト手段の出力信号に含まれる低域成分を通過させる低域フィルタ手段、抽出された前記モジュール周波数および前記低域フィルタ手段の出力信号に基づいて、前記信号に同期しかつ前記モジュール周波数を有するモジュール点を抽出するモジュール点抽出手段、抽出された前記モジュール点に基づいて、前記バーコードのキャラクタを復調する復調手段、として機能させるためのバーコード読取プログラムである。
また、本発明は、バーコードから、所定の情報長を有して配置された二値化情報を含む信号を取り込む信号取込手段と、前記信号から前記二値化情報における基本単位長さに相当するモジュール周波数を抽出するモジュール周波数抽出手段と、前記信号に関して、前記モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトさせる周波数シフト手段と、前記周波数シフト手段の出力信号に含まれる低域成分を通過させる低域フィルタ手段と、抽出された前記モジュール周波数および前記低域フィルタ手段の出力信号に基づいて、前記信号に同期しかつ前記モジュール周波数を有するモジュール点を抽出するモジュール点抽出手段と、を備えたことを特徴とする。
かかる発明によれば、バーコードに対応する信号に関して、モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトされた出力信号に含まれる低域成分を低域フィルタにより通過させ、抽出されたモジュール周波数および低域フィルタの出力信号に基づいて、信号に同期しかつモジュール周波数を有するモジュール点を抽出し、バーコードのキャラクタを復調することとしたので、従来のバンドパスフィルタ等を用いた構成に比して、処理量が低減し、処理速度を向上させることができる。
この発明によれば、バーコードに対応する信号に関して、モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトされた出力信号に含まれる低域成分を低域フィルタにより通過させ、抽出されたモジュール周波数および低域フィルタの出力信号に基づいて、信号に同期しかつモジュール周波数を有するモジュール点を抽出することとしたので、従来のバンドパスフィルタ等を用いた構成に比して、処理量が低減し、処理速度を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明にかかる一実施の形態について詳細に説明する。
第1図は、本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。この図において、第22図の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。同図に示したバーコード読取装置100においては、第22図に示したモジュール点毎振幅抽出部29に代えて、モジュール点毎振幅抽出部101が設けられている。
モジュール点毎振幅抽出部101は、モジュール点毎振幅抽出部29(第22図参照)と同様にして、狭帯域微分信号S1およびモジュール周波数2f0を入力として、三値化パターンS2(第31図(a)参照)を出力する機能を備えている。
但し、モジュール点毎振幅抽出部101は、第17図に示したように、モジュール点毎振幅抽出部29に比べて、総処理量の合計が大幅に少なくなっており、処理速度が向上している。
第2図は、第1図に示したモジュール点毎振幅抽出部101の構成を示すブロック図である。同図において、第23図の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。
同図に示したモジュール点毎振幅抽出部101において、二乗処理部102は、帯域制限微分処理部27(第1図参照)からの第7図(a)に示した狭帯域微分信号S1に対して二乗処理を施し、第7図(b)に示した波形パターンの二乗信号S3を出力する。
図6は、第7図(a)に示した狭帯域微分信号S1の周波数スペクトル120を示す図である。同図において、横軸は周波数、縦軸はゲインである。ゲインのピーク値120aの周波数は、f0である。
第9図は、第7図(b)に示した二乗信号S3の周波数スペクトル121を示す図である。同図において、ゲインのピーク値121aの周波数は、モジュール周波数2f0である。
第2図に戻り、周波数シフト部103は、二乗信号S3のピーク値の周波数を、モジュール周波数2f0が0Hzになるようにシフトさせる。具体的には、第9図に示した周波数スペクトル121を周波数軸上で同図左方向(0Hz方向)にシフトさせ、第10図に示したように、ピーク値121aを0Hzにする。
但し、実際には、モジュール周波数抽出部28により抽出されたモジュール周波数2f0にノイズが含まれているため、ピーク値121aを正確に0Hzにすることが難しい。従って、ピーク値121aの周波数は、モジュール周波数誤差Δf(2f0−2f0’)分を含むモジュール周波数2f0’とされる。
また、周波数シフト部103では、二乗信号S3のスカラ量が周波数シフトされるため出力信号が第3図に示したようにベクトル化(実部Re、虚部Im)される。
第3図は、第2図に示した周波数シフト部103の構成を示すブロック図である。この図において、周波数シフト部103は、乗算器103aおよび乗算器103bを備えている。
乗算器103aは、二乗信号S3とcosθとを乗算し、実部Reとする。一方、乗算器103bは、二乗信号S3と−sinθとを乗算し、虚部Imとする。このように、周波数シフト部103の出力信号は、実部Reおよび虚部Imによりベクトル化されている。
ここで、cosθおよび−sinθにおけるθは、モジュール周波数2f0から算出される。例えば、周波数シフト部103が2.5MHzのサンプリングレートで動作し、また、モジュール周波数2f0が0.8MHzである場合、シフトする周波数は、−0.8MHzである。
この場合、θは、1サンプル単位で−115.2゜(=(−0.8MHz/2.5MHz)×360゜)毎に回転することになる。従って、周波数シフト部103では、第4図に示したθに基づいて、サンプル毎にcosθおよび−sinθが二乗信号S3に乗算される。
広帯域LPF(Low Pass Filter)104は、周波数シフト部103の出力信号(周波数スペクトル121:第11図(a)参照)のうち、第11図(a)に示したゲイン特性122で第11図(b)に示した低域成分123を通過させるフィルタである。
ここで、一実施の形態では、周波数シフト部103で二乗信号S3(周波数スペクトル121)を0Hz(低域)付近にシフトさせているため、低域成分のみを通過させるローパスフィルタ(広帯域LPF104)でよい。
また、広帯域LPF104のゲイン特性122は、後述する狭帯域LPF111のゲイン特性124(第14図(a)参照)に比べて、広い帯域とされている。 これは、第11図(a)に示したように、周波数シフト後の周波数スペクトル121(二乗信号S3)にモジュール周波数誤差Δfが含まれているため、このモジュール周波数誤差Δf分による揺らぎをカバーするためである。
実際には、広帯域LPF104は、第5図に示したように、タップ係数C1〜C63の設定によりゲイン特性が設定されるディジタルフィルタであって、遅延部104a−1〜104a−63、乗算器104b−1〜104b−63、総和演算器104c、乗算器104dから構成されている。X1〜X63は、周波数シフト部103の出力信号がサンプリング数64でサンプリングされたディジタルデータである。
また、広帯域LPF104には、デシメーション率(例えば、1/4)が予め設定されている。デシメーション率は、処理量を間引く比率である。従って、1/4の場合には、処理量が1/4となる。
第2図に戻り、位相算出部105は、広帯域LPF104の出力(ベクトル信号)の位相(−180°〜+180°)を算出する。
例えば、モジュール周波数誤差Δf(2f0−2f0’)が−10kHz、サンプリングレートが2.5MHzである場合、位相は、−1.44°((−10kHz/2.5MHz)×360°)として算出される。
位相積分部106は、第12図に示したように、位相算出部105で算出された位相(この場合、−1.44°)をサンプル単位で積分する。Δf算出部107は、位相積分部106の積分結果とサンプリング数とからモジュール周波数誤差Δf(2f0−2f0’)を算出する。
例えば、サンプリング数が100、積分結果が−145°である場合、1サンプリングあたりの角度は、−1.45°(−145/100)である。この角度を周波数に変換すると、モジュール周波数誤差Δfは、−10.06944・・・Hz((−1.45°/360°)×2.5MHz)となる。
加算器108は、モジュール周波数抽出部28(第1図参照)からのモジュール周波数2f0(但し、誤差分が含まれているため、以下では、モジュール周波数2f0’とする)と、Δf算出部107からのモジュール周波数誤差Δfとを加算する。従って、加算器108の加算結果は、2f0’+Δfとなる。
二乗処理部109は、帯域制限微分処理部27(第1図参照)からの第7図(a)に示した狭帯域微分信号S1に対して二乗処理を施し、第7図(b)に示した波形パターンと同様の二乗信号S4を出力する。
周波数シフト部110は、第13図に示したように、二乗信号S4に対応する周波数スペクトル124を加算器108からの(2f0’+Δf)分だけシフトさせる。これにより、周波数スペクトル124のピーク値124aがほぼ0Hz(2f0−(2f0’+Δf)=0)となる。
また、周波数シフト部110では、二乗信号S4のスカラ量が周波数シフトされるため出力信号がベクトル化される。
狭帯域LPF111は、周波数シフト部110の出力信号(周波数スペクトル124:第13図参照)のうち、第14図(a)に示したゲイン特性125で第14図(b)に示した低域成分126を通過させるフィルタである。この低域成分126のピーク値126aは、ほぼ0Hzに対応している。
ここで、一実施の形態では、周波数シフト部110で二乗信号S4(周波数スペクトル124)をほぼ0Hz(低域)にシフトさせているため、低域成分のみを通過させるローパスフィルタ(狭帯域LPF111)でよい。
また、狭帯域LPF111のゲイン特性125(図12(a))は、前述した広帯域LPF104のゲイン特性122(第11図(a)参照)に比べて、狭い帯域とされている。
これは、Δf算出部107で正確なモジュール周波数誤差Δfを算出し、第14図(a)に示したように、周波数シフト後の周波数スペクトル124(二乗信号S4)のピーク値124aをほぼ0Hzとしているため、モジュール周波数誤差Δf分による揺らぎがほとんど無いからである。
実際には、狭帯域LPF111は、第6図に示したように、タップ係数C1〜C255の設定によりゲイン特性が設定されるディジタルフィルタであって、遅延部111a−1〜111a−255、乗算器111b−1〜111b−255、総和演算器111c、乗算器111d、加算器111eから構成されている。X1〜X255は、周波数シフト部110の出力信号がサンプリング数255でサンプリングされたディジタルデータである。
また、狭帯域LPF111には、広帯域LPF104と同様にして、デシメーション率(例えば、1/8)が予め設定されている。デシメーション率は、処理量を間引く比率である。従って、1/8の場合には、処理量が1/8となる。
ここで、狭帯域LPF111のデシメーション率は、広帯域LPF104に比べて、帯域が狭いため低く設定することが可能となる。
第2図に戻り、位相算出部112は、位相算出部105と同様にして、狭帯域LPF111の出力(ベクトル信号)の位相(−180°〜+180°)を算出する。
位相積分部113は、位相積分部106と同様にして、第12図に示したように、位相算出部112で算出された位相をサンプル単位で積分する。但し、位相積分部113では、狭帯域LPF111で間引かれた分の補間し、サンプリングレートは、狭帯域LPF111の入力と同じサンプリングデータとされる。
0゜点抽出部114は、第15図に示したように、積分結果127が0°(360°)を超えた点を検出し、正確に0°(360°)となる点をサンプル点として抽出する。
同図に示した例では、120サンプル目で357°、121サンプル目で361°とすると、120.75サンプル目が0°(360°)である。この0°のサンプル点が、狭帯域微分信号S1における極大点または極小点に対応する。
遅延時間算出部115は、遅延時間算出部37(第23図参照)と同様にして、第26図で0゜になる点とサンプル点との遅延時間を算出する。
遅延フィルタ係数算出部116は、遅延時間算出部115により算出された遅延時間に基づいて、遅延フィルタ係数を算出し、これを遅延フィルタ39に設定する。
次に、一実施の形態の動作について説明する。第1図において、オペレータによりバーコード10がビーム光Lにかざされると、受光部23では、バーコード10の反射光を受光し、その強弱に応じた振幅値の電気信号に光電変換する。光電変換信号は、増幅部24で増幅された後、A/D変換部25でディジタル化され、さらに切り出し部26で切り出される。
これにより、モジュール周波数抽出部28は、切り出し部26の出力信号に対して微分処理および二乗処理等を施し、微分二乗信号についてFFT処理により周波数スペクトルを得て、この周波数スペクトルのゲインピークの周波数をバーコードの基本モジュールに相当するモジュール周波数2f0として求める。
また、帯域制限微分処理部27は、上記モジュール周波数2f0を用いて、切り出し部26の出力信号の帯域を制限するための微分処理を施し、狭帯域微分信号S1(第7図(a)参照)を第2図に示したモジュール点毎振幅抽出部101へ出力する。
二乗処理部102は、第7図(a)に示した狭帯域微分信号S1に対して二乗処理を施し、第7図(b)に示した波形パターンの二乗信号S3を出力する。次に、周波数シフト部103は、二乗信号S3のピーク値の周波数を、モジュール周波数2f0が0Hzになるようにシフトさせる。
しかしながら、上述した誤差があるため、第11図(a)に示したピーク値121aの周波数は、モジュール周波数誤差Δf(2f0−2f0’)分を含むモジュール周波数2f0’とされる。
次に、広帯域LPF104は、第11図(a)に示した周波数スペクトル121のうち、ゲイン特性122で第11図(b)に示した低域成分123を通過させる。
次に、位相算出部105は、広帯域LPF104の出力(ベクトル信号)の位相を算出する。位相積分部106は、第12図に示したように、位相算出部105で算出された位相(この場合、−1.44°)をサンプル単位で積分する。
次に、Δf算出部107は、位相積分部106の積分結果とサンプリング数からモジュール周波数誤差Δf(2f0−2f0’)を算出する。
これにより、加算器108は、モジュール周波数抽出部28(第1図参照)からのモジュール周波数2f0’と、Δf算出部107からのモジュール周波数誤差Δfとを加算する。
二乗処理部109は、第7図(a)に示した狭帯域微分信号S1に対して二乗処理を施し、第7図(b)に示した波形パターンと同様の二乗信号S4を出力する。
次に、周波数シフト部110は、第13図に示したように、二乗信号S4に対応する周波数スペクトル124を加算器108からの(2f0’+Δf)分だけシフトさせ、周波数スペクトル124のピーク値124aをほぼ0Hz(2f0−(2f0’+Δf)=0)の位置とする。
次に、狭帯域LPF111は、第13図に示した周波数スペクトル124のうち、第14図(a)に示したゲイン特性125で第14図(b)に示した低域成分126を通過させる。
次に、位相算出部112は、狭帯域LPF111の出力(ベクトル信号)の位相(−180°〜+180°)を算出する。位相積分部113は、位相算出部112で算出された位相をサンプル単位で積分する。
次に、0゜点抽出部114は、第15図に示したように、積分結果127が0°(360°)を超えた点を検出し、正確に0°(360°)となる点をサンプル点として抽出する。
次に、遅延フィルタ係数算出部116は、遅延時間算出部37(第23図参照)と同様にして、第16図(a)および第16図(b)に示した波形129のように、第26図で0゜になる点とサンプル点との遅延時間(例えば、0.75サンプル)を算出する。第16図(c)には、波形129が一次関数で近似された波形(実線)が図示されている。
次に、遅延フィルタ係数算出部116は、遅延時間算出部115により算出された遅延時間に基づいて、遅延フィルタ係数を算出し、これを遅延フィルタ39に設定する。
次に、遅延フィルタ39は、遅延時間に対応する遅延フィルタ係数に基づいて、狭帯域微分信号S1に対して遅延処理を施し、サンプル点を0゜タイミング点(第16図(b)参照)に一致させ、例えば、第29図に示した波形パターンをLMS部40へ出力する。
これにより、LMS部40は、最小二乗法により、遅延フィルタ39の出力信号に対して、等化処理を施す。三値処理部41は、LMS部40の出力(第30図参照)を、振幅としきい値との比較に基づいて、「+1」、「0」または「−1」のいずれかに三値化して、第31図(a)に示した三値化パターンを第1図に示したキャラクタ復調部42へ出力する。
キャラクタ復調部42は、三値化パターンに基づいて、第31図(b)に示した、バーコードのキャラクタパターン(キャラクタ列)を復調する。このキャラクタパターンは、I/F(インタフェース)部43により、読み取り結果としてホストコンピュータ50に送信される。
以上説明したように、一実施の形態によれば、バーコード10に対応する二乗信号S4に関して、周波数シフト部110でモジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトされた出力信号に含まれる低域成分を狭帯域LPF111により通過させ、抽出されたモジュール周波数および狭帯域LPF111の出力信号に基づいて、二乗信号S4(狭帯域微分信号S1)に同期しかつモジュール周波数を有するモジュール点を抽出し、バーコード10のキャラクタを復調することとしたので、従来のBPF32(第23図参照)等を用いた構成に比して、処理量が低減し、処理速度を向上させることができる。
また、一実施の形態によれば、広帯域LPF104、狭帯域LPF111をディジタルフィルタとし、処理量を間引くためのデシメーションが設定されることとしたので、さらに処理速度を向上させることができる。
また、一実施の形態によれば、二乗処理部102、周波数シフト部103、広帯域LPF104、位相算出部105、位相積分部106およびΔf算出部107でモジュール周波数誤差Δfを算出し、周波数シフト部110で周波数シフトの際に誤差分を補正することとしたので、バーコード10の読み取り精度を高めることができる。
また、一実施の形態によれば、周波数シフト部103、周波数シフト部110によりベクトル化された出力信号を生成することとしたので、従来のヒルベルト変換部33(第23図参照)の場合に比して、処理量が低減し、処理速度を向上させることができる。
第17図には、従来のバーコード読取装置20の場合、バーコード読取装置100の基本部分(二乗処理部109、周波数シフト部110、狭帯域LPF111、位相算出部112、位相積分部113、0゜点抽出部114、遅延時間算出部115、遅延フィルタ係数算出部116)のみの構成の場合、バーコード読取装置100のモジュール周波数誤差Δfを算出するための部分(二乗処理部102、周波数シフト部103、広帯域LPF104、位相算出部105、位相積分部106、Δf算出部107および加算器108)を含む場合について、総処理量の合計を比較する情報が図示されている。
同図によれば、従来のバーコード読取装置20の総処理量の合計が291157(詳細は、第32図参照)であるのに対して、バーコード読取装置100の基本部分の同合計が69387(詳細は、第18図参照第)、モジュール周波数誤差Δfを算出するための部分を含む同合計が133260(詳細は第19図参照)という具合に大幅に低減しており、処理速度が飛躍的に向上しているのがわかる。
以上本発明にかかる一実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、前述した一実施の形態においては、前述したバーコード読取装置100の機能を実現するためのプログラムを第20図に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体300に記録して、この記録媒体300に記録されたプログラムをコンピュータ200に読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
コンピュータ200は、上記プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)210と、キーボード、マウス等の入力装置220と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)230と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)240と、記録媒体300からプログラムを読み取る読取装置250と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置260と、装置各部を接続するバス270とから構成されている。
CPU210は、読取装置250を経由して記録媒体300に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した各機能を実現する。なお、記録媒体300としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げられる。
以上説明したように、本発明によれば、バーコードに対応する信号に関して、モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトされた出力信号に含まれる低域成分を低域フィルタにより通過させ、抽出されたモジュール周波数および低域フィルタの出力信号に基づいて、信号に同期しかつモジュール周波数を有するモジュール点を抽出し、バーコードのキャラクタを復調することとしたので、従来のバンドパスフィルタ等を用いた構成に比して、処理量が低減し、処理速度を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、低域フィルタをディジタルフィルタとし、処理量を間引くためのデシメーションが設定されることとしたので、さらに処理速度を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、モジュール周波数の誤差を算出し、周波数シフトの際に誤差分を補正することとしたので、バーコードの読み取り精度を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、周波数シフトによりベクトル化された出力信号を生成することとしたので、従来のヒルベルト変換の場合に比して、処理量が低減し、処理速度を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、バーコードに対応する信号に関して、モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトされた出力信号に含まれる低域成分を低域フィルタにより通過させ、抽出されたモジュール周波数および低域フィルタの出力信号に基づいて、信号に同期しかつモジュール周波数を有するモジュール点を抽出することとしたので、従来のバンドパスフィルタ等を用いた構成に比して、処理量が低減し、処理速度を向上させることができるという効果を奏する。
以上のように、本発明にかかるバーコード読取装置は、商品の流通分野等におけるバーコードの読み取りに対して有用である。
第1図は、一実施の形態の構成を示すブロック図である。 第2図は、第1図に示したモジュール点毎振幅抽出部101の構成を示すブロック図である。 第3図は、第2図に示した周波数シフト部103の構成を示すブロック図である。 第4図は、第3図に示した周波数シフト部103の動作を説明する図である。 第5図は、第2図に示した広帯域LPF104の構成を示すブロック図である。 第6図は、第2図に示した狭帯域LPF111の構成を示すブロック図である。 第7図は、第2図に示した狭帯域微分信号S1および二乗処理部102からの二乗信号S3を示す図である。 第8図は、第7図(a)に示した狭帯域微分信号S1の周波数スペクトル120を示す図である。 第9図は、第7図(b)に示した二乗信号S3の周波数スペクトル121を示す図である。 第10図は、第2図に示した周波数シフト部103の動作を説明する図である。 第11図は、第2図に示した広帯域LPF104の動作を説明する図である。 第12図は、第2図に示した位相積分部106の動作を説明する図である。 第13図は、第2図に示した周波数シフト部110の動作を説明する図である。 第14図は、第2図に示した狭帯域LPF111の動作を説明する図である。 第15図は、第2図に示した0゜点抽出部114の動作を説明する図である。 第16図は、第2図に示した遅延フィルタ係数算出部116の動作を説明する図である。 第17図は、一実施の形態によるバーコード読取装置100と従来のバーコード読取装置20との総処理量を比較した図である。 第18図は、一実施の形態によるバーコード読取装置100(基本部分のみ(Δf算出なし))における総処理量の詳細を説明する図である。 第19図は、一実施の形態によるバーコード読取装置100(Δf算出を含む)における総処理量の詳細を説明する図である。 第20図は、同一実施の形態の変形例の構成を示すブロック図である。 第21図は、従来のバーコード読取装置20の外観構成を示す斜視図である。 第22図は、第21図に示したバーコード読取装置20の電気的構成を示すブロック図である。 第23図は、第22図に示したモジュール点毎振幅抽出部29の電気的構成を示すブロック図である。 第24図は、第23図に示したBPF32のゲイン特性を示す図である。 第25図は、第23図に示した狭帯域微分信号S1を示す図である。 第26図は、第23図に示した狭帯域微分信号S1の具体的な波形を示す図である。 第27図は、第23図に示したBPF32の出力を示す図である。 第28図は、第23図に示した0゜点抽出部36の出力を示す図である。 第29図は、第23図に示した遅延フィルタ39の出力を示す図である。 第30図は、第23図に示したLMS部40の出力を示す図である。 第31図は、三値化パターンおよびキャラクタパターンを示す図である。 第32図は、従来のバーコード読取装置20の総処理量の詳細を説明する図である。

Claims (10)

  1. バーコードから、所定の情報長を有して配置された二値化情報を含む信号を取り込む信号取込手段と、
    前記信号から前記二値化情報における基本単位長さに相当するモジュール周波数を抽出するモジュール周波数抽出手段と、
    前記信号に関して、前記モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトさせる周波数シフト手段と、
    前記周波数シフト手段の出力信号に含まれる低域成分を通過させる低域フィルタ手段と、
    抽出された前記モジュール周波数および前記低域フィルタ手段の出力信号に基づいて、前記信号に同期しかつ前記モジュール周波数を有するモジュール点を抽出するモジュール点抽出手段と、
    抽出された前記モジュール点に基づいて、前記バーコードのキャラクタを復調する復調手段と、
    を備えたことを特徴とするバーコード読取装置。
  2. 前記低域フィルタ手段は、ディジタルフィルタであって、処理量を間引くためのデシメーションが設定されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のバーコード読取装置。
  3. 前記信号に基づいて、前記モジュール周波数の誤差を算出する誤差算出手段を備え、前記周波数シフト手段は、前記周波数シフトの際に前記誤差分を補正することを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載のバーコード読取装置。
  4. 前記誤差算出手段は、前記信号に関して、前記モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトさせる誤差周波数シフト手段と、該誤差周波数シフト手段の出力信号に含まれる低域成分を通過させる誤差低域フィルタ手段と、前記誤差低域フィルタ手段の出力信号の位相を算出する位相算出手段とを備え、前記位相に基づいて前記誤差を算出することを特徴とする請求の範囲第3項に記載のバーコード読取装置。
  5. 前記周波数シフト手段では、ベクトル化された出力信号を生成することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のバーコード読取装置。
  6. バーコードから、所定の情報長を有して配置された二値化情報を含む信号を取り込む信号取込工程と、
    前記信号から前記二値化情報における基本単位長さに相当するモジュール周波数を抽出するモジュール周波数抽出工程と、
    前記信号に関して、前記モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトさせる周波数シフト工程と、
    前記周波数シフト工程における出力信号に含まれる低域成分を低域フィルタにより通過させる低域フィルタリング工程と、
    抽出された前記モジュール周波数および低域フィルタリング工程における出力信号に基づいて、前記信号に同期しかつ前記モジュール周波数を有するモジュール点を抽出するモジュール点抽出工程と、
    抽出された前記モジュール点に基づいて、前記バーコードのキャラクタを復調する復調工程と、
    を含むことを特徴とするバーコード読取方法。
  7. コンピュータを、
    バーコードから、所定の情報長を有して配置された二値化情報を含む信号を取り込む信号取込手段、
    前記信号から前記二値化情報における基本単位長さに相当するモジュール周波数を抽出するモジュール周波数抽出手段、
    前記信号に関して、前記モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトさせる周波数シフト手段、
    前記周波数シフト手段の出力信号に含まれる低域成分を通過させる低域フィルタ手段、
    抽出された前記モジュール周波数および前記低域フィルタ手段の出力信号に基づいて、前記信号に同期しかつ前記モジュール周波数を有するモジュール点を抽出するモジュール点抽出手段、
    抽出された前記モジュール点に基づいて、前記バーコードのキャラクタを復調する復調手段、
    として機能させるためのバーコード読取プログラム。
  8. バーコードから、所定の情報長を有して配置された二値化情報を含む信号を取り込む信号取込手段と、
    前記信号から前記二値化情報における基本単位長さに相当するモジュール周波数を抽出するモジュール周波数抽出手段と、
    前記信号に関して、前記モジュール周波数を元に0Hzへ周波数シフトさせる周波数シフト手段と、
    前記周波数シフト手段の出力信号に含まれる低域成分を通過させる低域フィルタ手段と、
    抽出された前記モジュール周波数および前記低域フィルタ手段の出力信号に基づいて、前記信号に同期しかつ前記モジュール周波数を有するモジュール点を抽出するモジュール点抽出手段と、
    を備えたことを特徴とするモジュール点抽出装置。
  9. 前記低域フィルタ手段は、ディジタルフィルタであって、処理量を間引くためのデシメーションが設定されることを特徴とする請求の範囲第8項に記載のモジュール点抽出装置。
  10. 前記信号に基づいて、前記モジュール周波数の誤差を算出する誤差算出手段を備え、前記周波数シフト手段は、前記周波数シフトの際に前記誤差分を補正することを特徴とする請求の範囲第8項または第9項に記載のモジュール点抽出装置。
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