JP4319937B2 - 送信機 - Google Patents

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Description

本発明は、送信機に係り、特に、電力増幅器の最適負荷ずれをなくし、信頼性を向上させることができる送信機に関する。
従来の送信機において、特にSSB(Single Side Band:片側波帯)方式の短波固定化送信機について図5を参照しながら説明する。図5は、従来の短波固定化送信機の構成ブロック図である。
図5に示すように、従来の短波固定化送信機は、増幅・分配器1′と、複数の電力増幅器(PA)2と、合成器3と、同調・整合器4と、アンテナ5とから基本的に構成されている。
各部を具体的に説明する。
増幅・分配器1′は、SSB信号を入力し、増幅して各PA2に出力を分配する。
各PA2は、電力増幅を行う。
合成器3は、各PA2で増幅された出力を合成し、同調・整合器4に出力する。
同調・整合器4は、高調波フィルタ及び空中線インピーダンスに同調・整合させる動作を行う。
アンテナ5は、同調・整合器4で同調・整合された信号を送信出力する。
図5における送信機の動作は、SSB信号が増幅・分配器1′に入力されて増幅され、各PA2に分配出力される。
各PA2では、信号の増幅が各々行われ、合成器3に出力される。合成器3では、信号の合成を行い、合成された信号が同調・整合器4に入力される。
同調・整合器4では、高調波フィルタ及び空中線インピーダンスに同調・整合させ、アンテナ5から送信出力されるようになっている。
また、図5における同調・整合器4を制御するための具体的構成について、図6を参照しながら説明する。図6は、送信機における同調・整合器の制御を行う構成ブロック図である。
図6に示すように、同調・整合を行う構成の送信機は、分配器1と、電力増幅器(PA)2と、合成器3と、同調・整合器4と、電圧検出器6と、CPU制御部7と、モータ制御部8とから基本的に構成されている。
各部を具体的に説明する。
分配器1は、入力信号を分配して複数のPA2に出力する。
電力増幅器(PA)2は、入力信号を電力増幅して合成器3に出力する。
合成器3は、複数のPA2から出力された信号を合成して電圧検出器6に出力する。
電圧検出器6は、合成器3から出力された信号について、進行波電圧Vf と反射波電圧Vr を検出してCPU制御部7に出力すると共に、合成器3からの信号を同調・整合器4に出力する。
CPU制御部7は、電圧検出器6で検出された進行波電圧Vf と反射波電圧Vr に基づいてVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)を算出し、当該VSWRが最小となるよう同調・整合器4を制御する制御信号をモータ制御部8に出力する。
VSWRは、インピーダンス不整合により、反射波が発生している伝送線路上に発生する電圧振幅分布の山と谷の比であり、VSWRをSとすると、
S=(1+|Г|)/(1−|Г|)で求めることができる。
ここで、Гは電圧反射係数であり、Г=Vr /Vf で定義される。
尚、Vf は進行波電圧で、Vr は反射波電圧である。
モータ制御部8は、CPU制御部7からの制御信号に基づいて同調・整合器4の可変素子(コイル又はコンデンサ)を調整するための駆動信号を出力する。
同調・整合器4は、モータ制御部8からVSWRを最小とする駆動信号を入力し、当該駆動信号に従って可変素子を動作させて調整(最適化)し、電圧検出器6からの入力された信号の同調・整合を行う。
通信機器に用いられる電力分配合成器については、以下の特許文献1に記載されており、合成器における標準的なウィルキンソン型の合成器は、以下の特許文献2,3に記載されている。
特開平9−18271号公報 特開2003−8452号公報 特開平6−314945号公報
しかしながら、上記従来の短波固定化送信機では、合成器3の出力と同調・整合器4の整合(例えば50Ω)はとれるものの、以下の理由により電力増幅器(PA)2の負荷として最適にはなっていないという問題点があった。
つまり、PA2の出力が複数合成器3に接続されるため、同調・整合器4で入力を50Ωで最適化しても、PA2からの出力は50Ωになっていないことが多い。
特に、大電力を得るために、PA2を多段とした場合などに、最適化できないことがある。
従って、PA2での負荷が最適化できないとめ、送信機の特性が悪化し、更にPA2の焼損につながることがあるという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、電力増幅器の最適負荷ずれを防止し、送信機特性の向上を図り、電力増幅器の最適負荷で運用可能とすることができる送信機を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、送信信号を分配し、複数の電力増幅器で増幅し、増幅された信号を合成して同調・整合器で最適化を行う送信機であって、電力増幅器で検出された進行波電圧と反射波電圧から電圧定在波比を求め、当該電圧定在波に基づいて同調・整合器の最適化を制御する制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、送信信号を分配し、複数の電力増幅器で増幅し、増幅された信号を合成して同調・整合器で最適化を行う送信機であって、電力増幅器で検出された進行波電圧と反射波電圧から電圧定在波比を求め、当該電圧定在波に基づいて同調・整合器の最適化を制御する制御手段を有する送信機としているので、電力増幅器の最適負荷ずれを防止し、送信機特性の向上を図り、電力増幅器の負荷を最適にできる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
尚、以下で説明する機能実現手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのような回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は全部をソフトウェアで実現することも可能である。更に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよく、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよい。
本発明の実施の形態に係る送信機の構成について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る送信機の構成ブロック図である。尚、図6と同様の構成をとる部分については同一の符号を付して説明する。
本実施の形態の送信機(本送信機)は、図1に示すように、分配器1と、電力増幅器(PA)2と、合成器3と、同調・整合器4と、CPU制御部7と、モータ制御部8とから基本的に構成されている。
尚、請求項における制御手段とは、例えば、CPU制御部7とモータ制御部8によって実現されるものである。
本送信機の各部を具体的に説明する。
分配器1は、入力信号を分配して複数のPA2に出力する。
電力増幅器(PA)2は、入力信号を電力増幅して合成器3に出力する。
また、各PA2は、進行波電圧Vf と反射波電圧Vr を検出して外部端子に出力する。尚、PA2における進行波電圧Vf と反射波電圧Vr を検出する具体的な回路については、後述する。
合成器3は、複数のPA2から出力された信号を合成して同調・整合器4に出力する。
CPU制御部7は、PA2から出力された進行波電圧Vf と反射波電圧Vr に基づいてVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)を算出し、当該VSWRが最小となるよう同調・整合器4を制御する制御信号をモータ制御部8に出力する。CPU制御部7は、マイコン等で実現できるものである。
モータ制御部8は、CPU制御部7からの制御信号に基づいて同調・整合器4の可変素子(コイル又はコンデンサ)を調整するための駆動信号を出力する。
同調・整合器4は、モータ制御部8からVSWRを最小とする駆動信号を入力し、当該駆動信号に従って可変素子を動作させて調整(最適化)し、合成器3からの入力された信号の同調・整合を行う。
電力増幅器(PA)2における進行波電圧Vf と反射波電圧Vr を検出する具体的な回路は、図2に示すように、一番上のラインに送信信号が流れると、中央に設けられたコイルに電流が流れ、コイルの右側の回路で進行波電圧Vf が、コイルの左側の回路で反射波電圧Vr が検出されるものとなっている。図2は、進行波電圧Vf と反射波電圧Vr を検出する回路の概略図である。
次に、本送信機のCPU制御部7と同調・整合器4について具体的に図3を参照しながら説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る送信機のCPU制御部と同調・整合器4の概要を示す構成ブロック図である。
図3に示すように、PA2で検出された進行波電圧Vf と反射波電圧Vr をデジタル信号に変換するA/D変換器9a,9bと、入力された検出電圧を基にVSWRを導き出すCPU制御部7と、VSWRの値を導き出すために必要なデータを記憶する記憶部10と、CPU制御部7からの制御信号に従い、同調・整合器4に駆動信号を出力するモータドライブ8a,8bと、同調・整合器4と、アンテナ5とから基本的に構成されている。
A/D変換器9a,9bは、電圧値等のアナログ信号をデジタル信号に変換するために、CPU制御部7の前段に設けられるものである。尚、図1において図示していないが、必要な構成である。
記憶部10は、検出された進行波電圧Vf のデジタル値と反射波電圧Vr のデジタル値に対応するVSWRの値をテーブル形式で格納し、VSWRの値を容易に導き出せるようになっている。
更に、記憶部10には、導き出されたVSWRの値に対するモータドライブ8の制御量もテーブル形式で格納するようにしてもよい。
CPU制御部7は、A/D変換器9から出力されたデジタル値を入力し、記憶部10のテーブルを参照し、進行波電圧Vf のデジタル値と反射波電圧Vr のデジタル値に対応するVSWRの値を読み取り、更にそのVSWRの値に対応するモータドライブ8の制御量を読み込んで、制御信号としてモータドライブ8に出力する。
モータドライブ8a,8bは、CPU制御部7から出力された制御信号に従って同調・整合器4の可変素子を駆動する駆動信号を出力する。
同調・整合器4は、図3に示すように、2つの可変コイルL1 ,L2 と、3つのコンデンサC1 ,C2 ,C3 から基本的に構成され、モータドライブ8aからの駆動信号によって、コイルL1 を調整し、モータドライブ8bからの駆動信号によって、コイルL2 を調整する。
この実施例では、同調・整合器4の可変素子として可変コイルを用い、当該可変コイルを調整するようにしているが、可変素子としてコンデンサを可変コンデンサとし、コンデンサの容量を調整するようにしてもよく、また、可変素子として可変コイルと可変コンデンサの両方を用い、両方を調整するようにしてもよい。
また、図3では、コンデンサを3つ描画しているが、もっと多くのコンデンサが実際は接続されるものとなっている。
次に、図3の送信機において、自動整合動作が正しく動作し、確実に整合がとれる構成及び動作について、図7を参照しながら説明する。図7は、アンテナとの整合がとれていない状態で音声等で変調を行った場合の進行波電圧Vf ,反射波電圧Vr ,VSWRの関係を実測した図である。
図3の送信機において、音声等(可変入力)をSSB変調した場合、図7のように送信出力(進行波電圧Vf )に応じてVSWR置が変化してしまうため、同調・整合器4の動作前と動作後のVSWR置の変化が整合器の動作による変化か、音声等による変化か判断できないため、自動整合の動作が正しく行われない場合がある。
図7を参照するに、変調入力が小さく、進行波電圧Vf が低い(Vf2以下の)場合、反射波Vr のばらつきが大きくVSWRの精度が悪い。変調入力が大きくなる(Vf2以上)になるにつれ、反射波Vr のばらつきは小さくなり、VSWRの精度が高くなることがわかる。
また、図には示されていないが、進行波電圧Vf に対するVSWRと反射波Vr の曲線は、整合が悪いときには、図7の上の方に位置し、整合が良くなるに従い下方に下がってくることが分かる。よって、図7におけるVSWR曲線の下側の包絡線に近似したVSWRの値によって制御されるのが望ましいことになる。
上記制御方法を実現するに必要なテーブルの構成について図4を参照しながら説明する。図4は、記憶部内のVSWR値を記憶する2つのテーブルの構成図である。
図4に示すように、2つのテーブルは、コイルL1 ,L2 を動作させる前のVSWRの値を記憶する基準値記憶テーブルと、コイルL1 ,L2 を動作させた後のVSWRの値を記憶する比較値記憶テーブルである。
2つのテーブルは、進行波電圧Vf がVf1以上の時のVSWR値を記憶するもので、Vf 値を一定値間隔に小さなブロックに区切り、測定したVf 値の該当するブロックに計算で求めたVSWR値を記憶する。既にVSWR値を記憶したブロックに更にVSWR値を記憶する場合は、VSWR値の小さい方を選択して記憶するようにしている。
VSWRのサンプル数を多くすることで、各テーブルには図7のVSWR曲線の下側の包絡線に近似した値が記憶される。
次に、上記2つのテーブルを用いた自動整合処理を説明する。
図7に示すように、Vf ,Vr ,VSWRの関係からVf1,Vf2,VSWR1 ,VSWR2 を決定し、CPU制御部7に設定しておく。
CPU制御部7は、入力(検出)されたVf 及び算出されたVSWR値に基づいて以下の処理を行う。
「自動整合開始判定処理」として、入力されたVf ≧Vf2であり、かつ、算出されたVSWR≧VSWR2 である時に、処理を開始する。
次に、「VSWR基準値サンプル処理」として、まず、基準値記憶テーブルを空にし、Vf ≧Vf1であれば、VSWRをサンプルし、図4のブロックに対応する箇所に記憶する。精度を増すために、当該条件でサンプルをN個記憶する。
「整合器可変動作処理」として、整合器の可変素子を可変モードに従い、1可変単位分だけ可変にする。図3の例では、「可変モード1」として、コイルL1 をインピーダンス増加方向に1可変単位分変化させ、「可変モード2」として、コイルL2 をインピーダンス増加方向に1可変単位分変化させ、「可変モード3」として、コイルL1 をインピーダンス減少方向に1可変単位分変化させ、「可変モード4」として、コイルL2 をインピーダンス減少方向に1可変単位分変化させる可変モードが考えられる。
次に、「VSWR比較値サンプル処理」として、まず、比較値記憶テーブルを空にし、Vf ≧Vf1であれば、VSWRをサンプルし、図4のブロックに対応する箇所に記憶する。精度を増すために、当該条件でサンプルをN個記憶する。
更に、「自動整合終了判定処理」として、VSWR≦VSWR1 であれば、「終了」と判定する。
VSWR≦VSWR1 でなければ、「VSWRサンプル値比較処理」として、基準値記憶テーブルと比較値記憶テーブルに記憶されたVSWR値の比較を行い、どちらのVSWR値が良好(低い)かを判定する。
具体的には、両テーブルで、同一Vf ブロックに各々VSWR値が記憶されており、VSWR値の低いブロックを多く含むテーブル側を「良好」と判定する。
上記判定において、同一Vf ブロックの両方又は片方にVSWR値が記憶されておらず、判定ができない場合は、各々のテーブルをVf 値が高いブロック側からVSWR値が記憶されているブロックを検索し、最初に見つかったVSWR値同士を比較し、VSWR値が低いテーブル側を「良好」と判定する。
次に、「整合器戻し動作処理」として、整合器の可変素子を可変モードに従い1可変単位分だけ戻す。「整合器可変動作処理」に対応させると、「可変モード1」として、コイルL1 をインピーダンス減少方向に1可変単位分変化させ、「可変モード2」として、コイルL2 をインピーダンス減少方向に1可変単位分変化させ、「可変モード3」として、コイルL1 をインピーダンス増加方向に1可変単位分変化させ、「可変モード4」として、コイルL2 をインピーダンス増加方向に1可変単位分変化させるものとなる。
次に、「整合器可変モード更新処理」として、「整合器可変動作処理」及び「整合器戻し動作処理」で採用した可変モードを1つ先に進める。具体的には、現在の可変モードが、可変モード1であれば可変モード2に、可変モード2であれば可変モード3に、可変モード3であれば可変モード4に、可変モード4であれば可変モード1に設定する。
上述したように、記憶部に2つのテーブルを設け、整合器の動作前と動作後のVSWR値を多数サンプルして図7に示すVSWR曲線の下側の包絡線の近似値を記憶させ、その曲線の優劣(上下関係)でVSWR値の良否を判定し、整合器動作を決定するようにしているので、送信出力が変動する送信機で、自動整合動作を正確に行うことができるものである。
上記本発明の実施の形態においては、進行波電圧Vf と反射波電圧Vr を検出してVSWRを最小にするように制御するものとなっているが、それに代えてφ−R制御方式を用いることも考えられる。
φ−R制御方式は、送信信号の位相がどっちにどれだけずれているかを検出することができ、より精度の高い同調・整合の制御が可能となるものである。
φ−R制御方式における位相検出方法は、一例として、特公平7−10041号公報の従来技術に記載されているように、電流ベクトルと90度シフトした電圧ベクトルとのベクトル和及びベクトル差の各々の絶対値の差を求め、その値の正負により位相の進み又は遅れを検出するものがある。
原理的には、電圧若しくは電流のどちらかを90度移相して両者の直交度を検出するものであり、上記両者をダブルバランストミキサに入力することで、直交度が検出される。
尚、φ−R制御方式については、特開2001−44780号公報、特開2001−274651号公報、特開2003−204237号公報、特開平11−330892号公報、特公平7−10041号公報等に記載がある。
本発明の実施の形態に係る受信機によれば、複数設けられた電力増幅器(PA)2の一つから取り出された進行波電圧Vf と反射波電圧Vr からVSWR値を求めて、同調・正号器4を制御するようにしているので、従来のように、合成器3の後段に電圧検出器6を設ける構成に比べて、電力増幅器2の負荷を常に最適に保持し、送信機特性の向上を図ることができる効果がある。
特に、電力増幅器を多段として大電力を得ような場合に、電力増幅器の負荷ずれを防止して、電力増幅器の負荷を最適化できる効果がある。
尚、本受信機において、一つの電力増幅器2から進行波電圧Vf と反射波電圧Vr を出力させるようにしているが、複数の電力増幅器2から進行波電圧Vf と反射波電圧Vr を出力させるリード線を設け、スイッチ等でいずれかを選択する構成としてもよい。このような構成とすると、選択された電力増幅器2から出力された電圧Vf ,Vr が異常な値なものであった場合に、容易に正常な電力増幅器からのものに切り替えることができる効果がある。
本発明の一実施例は以上に詳細に説明した通りであるが、当業者(発明の属する技術分野における通常の知識を有する者)が、この発明の新規な示唆及び有用性を実質的に離れることなく、実施例において可能な変更・修正・応用を容易に認識することが可能であるから、そのような全ての変更・修正・応用は、本発明の範囲内に含まれるものである。
本発明は、大電力の増幅を行う受信機で、電力増幅器の負荷を最適化するのに好適である。
本発明の実施の形態に係る送信機の構成ブロック図である。 進行波電圧Vf と反射波電圧Vr を検出する回路の概略図である。 本発明の実施の形態に係る送信機のCPU制御部と同調・整合器4の概要を示す構成ブロック図である。 記憶部内のVSWR値を記憶する2つのテーブルの構成図である。 従来の短波固定化送信機の構成ブロック図である。 送信機における同調・整合器の制御を行う構成ブロック図である。 アンテナとの整合がとれていない状態で音声等で変調を行った場合の進行波電圧Vf ,反射波電圧Vr ,VSWRの関係を実測した図である。
符号の説明
1…分配器、 1′…増幅・分配器、 2…電力増幅部(PA)、 3…合成器、 4…同調・整合器、 5…アンテナ、 6…電圧検出器、 7…CPU制御部、 8…モータ制御部(モータドライバ)、 9…A/D変換器、 10…記憶部

Claims (1)

  1. 送信信号を分配し、複数の電力増幅器で増幅し、増幅された信号を合成して同調・整合器で最適化を行う送信機であって、
    前記電力増幅器で検出された進行波電圧と反射波電圧から電圧定在波比を求め、当該電圧定在波に基づいて前記同調・整合器の最適化を制御する制御手段を有することを特徴とする送信機。
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