JP4319735B2

JP4319735B2 - Monoamine oxidase inhibitor and food and drink

Info

Publication number: JP4319735B2
Application number: JP10836199A
Authority: JP
Inventors: 了士高柿; 幸吉田村; 博行原口
Original assignee: Maruzen Pharmaceutical Co Ltd
Current assignee: Maruzen Pharmaceutical Co Ltd
Priority date: 1999-03-12
Filing date: 1999-03-12
Publication date: 2009-08-26
Anticipated expiration: 2019-03-12
Also published as: JP2000256206A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体中のモノアミンの酸化分解反応を触媒する酵素であるモノアミンオキシダーゼに対して作用する酵素阻害剤、およびそれを含有させてなる抑うつ解消性の飲食物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ノルアドレナリン、セロトニン等、ヒトの脳内に分布しているモノアミンは、神経系における情報伝達を担う機能物質として重要なものである。このため、脳におけるモノアミンの濃度はヒトの精神状態と密接な関係があり、平常時よりもモノアミン濃度が高まれば精神活動が刺激されて興奮状態になり、反対に低濃度になれば抑うつ状態に陥り易い。
【０００３】
脳内に分布しているモノアミンオキシダーゼはモノアミンの酸化的脱アミノ反応を触媒するので、この酵素の脳内活性が亢進すると脳内モノアミン濃度の低下、ひいては神経系情報伝達機能の低下が起こり、それによる障害、たとえば抑うつ症状が現れる。
【０００４】
脳内モノアミンオキシダーゼは一般に老化に伴い活性が高まる傾向があり、それにより脳内モノアミンは減少するので、老人はうつ病になり易いと言われている。また、老人でなくても、ストレスの多い現代社会で生活する間に軽い抑うつ状態になっている人が多いこともよく知られている。
【０００５】
そこで、モノアミンオキシダーゼの作用を抑えることにより生体中のモノアミン濃度を適正値に維持してうつ症状を予防または解消することが検討され、そのために有効な幾つかの物質が見いだされてモノアミンオキシダーゼ阻害剤として提供されている。しかしながら、従来有効とされているモノアミンオキシダーゼ阻害剤の多くは合成化学物質であり、副作用が強いなどの問題点があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、安全性の高い天然物系のモノアミンオキシダーゼ阻害物質を見いだし、抑うつ状態の予防もしくは解消のために長期間日常的に摂取しても安全なモノアミンオキシダーゼ阻害剤として提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明により提供されたモノアミンオキシダーゼ阻害剤は、シナノキ科シナノキ属植物の花および（または）花柄より水、低級脂肪族アルコール、低級脂肪族ケトンまたはこれらの混合物を溶媒とする抽出により抽出されるモノアミンオキシダーゼ阻害物質を有効成分とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
シナノキ科シナノキ属に属する植物として一般的なものには、フユボダイジュ、ナツボダイジュ、オオバボダイジュ、西洋ボダイジュ、シナノキ、アメリカシナノキ等がある。これらシナノキ属植物の花は概して非常に小さいが、細長い花柄の先に数輪が群がって咲き、芳香がある。花柄には包葉がある。この花または花柄の部分に、モノアミンオキシダーゼ阻害作用を有する物質が含まれていることが確認された。
【００１１】
シナノキ科植物の花はヨーロッパでは伝統的な飲料・リンデンティーとして利用されている。民間薬としても利用されているが、モノアミンオキシダーゼ阻害作用とは無関係のものと思われる。
【００１２】
モノアミンオキシダーゼ阻害物質の抽出原料としては上記飲料用に市販されている花を利用することができる。花柄にも（それに付着している包葉にも）有効成分が含まれているので、花柄付きのものはそのまま利用することができ、また、花を取った後の花柄だけを利用することもできる。
【００１３】
シナノキ植物の花および花柄に含まれているモノアミンオキシダーゼ阻害物質は、水、低級脂肪族アルコール（たとえばメタノール、エタノール、イソプロパノール等）、低級脂肪族ケトン（たとえばアセトン）、またはこれらの混合物を溶媒とする抽出処理により容易に抽出することができる。
【００１４】
得られる抽出物にはフラボノール配糖体、フラボノール配糖体にフェノール性成分が結合した化合物、フラボノイド同士が２分子以上結合した化合物など、多種類の化合物が存在し、これらの中の１または２以上の物質がモノアミンオキシダーゼ阻害作用に関与しているものと推察されるが、詳細は未だ確認されていない。
【００１５】
上述の抽出処理により得られる抽出物は、そのままでもモノアミンオキシダーゼ阻害剤として使用することができるが、必要ならば任意の担体を用いて錠剤、粉剤、顆粒剤、カプセル剤、液剤等にした上で利用に供してもよい。
【００１６】
モノアミンオキシダーゼ阻害作用による抑うつの予防と解消を期待して本発明によるモノアミンオキシダーゼ阻害剤を摂取する場合の好適摂取量は、用いる抽出物の酵素阻害活性の強さによっても異なるが、標準的な阻害活性を有する抽出物の場合で成人１日当たり約１０〜５００ｍｇである。
【００１７】
本発明によるモノアミンオキシダーゼ阻害剤を飲食物に配合すると、モノアミンオキシダーゼ阻害作用による抑うつの予防と解消を期待できる飲食物となる。その場合の配合率は、特に意識しなくてもモノアミンオキシダーゼ阻害剤の摂取量が前述の好適値になるよう、添加対象飲食物の種類に応じて選定することが望ましい。
【００１８】
モノアミンオキシダーゼ阻害剤を添加して抑うつ解消性の飲食物とするのに適当な飲食物の例としては、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料（これらの飲料を調製するための濃縮原液および調整粉末を含む）；アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓；そば、うどん、はるさめ、中華麺、即席麺、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮等、穀物の加工品；飴、キャンディー、ガム、チョコレート、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類；カマボコ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品；加工乳、発酵乳等の乳製品；マーガリン、ショートニング、ラード、バター等の油脂および油脂加工食品；ソース、焼き肉のたれ等の調味料；カレー・スープ・シチューのもと、サラダ、各種総菜類、漬物類；その他各種形態の健康食品および栄養補助食品等がある。
【００１９】
【実施例】
製造実施例
シナノキ科植物の花柄付き花の部分の乾燥物を粉砕したもの１００ｇを抽出溶媒１５００ｍｌに投入し、還流抽出器で１時間加熱抽出する処理を２回行う。得られた抽出液を合わせて減圧下に濃縮し、さらに乾燥して、抽出物を得る。
【００２０】
抽出溶媒として水、５０％エタノールまたはエタノールを用い、６種類の原料について上記の抽出を行なった結果を表１に示す。
【００２１】
【表１】

【００２２】
試験例
製造実施例で得られた抽出物について、下記の試験法によりモノアミンオキシダーゼ阻害活性を試験した。
【００２３】
モノアミンオキシダーゼ液の調製：
断頭により死亡させた１０週齢ウィスター系ラットより全脳を採取し、血管を除去後、０．２５Ｍショ糖溶液（ｐＨ７．４，０．１ｍＭＥＤＴＡ，３ｍＭＴｒｉｓ−ＨＣｌ含有）にてホモジナイズし、１７００×Ｇで３分間遠心分離する。上清を採取しそれを１１０００×Ｇで２０分間遠心分離し、沈殿物を上記と同じ０．２５Ｍショ糖溶液に懸濁させ、モノアミンオキシダーゼ液として使用する（用時調製）。
【００２４】
モノアミンオキシダーゼ阻害活性の測定：
モノアミンオキシダーゼ液２００μｌ、０．３Ｍリン酸緩衝液（ｐＨ７．４）５００μｌ、蒸留水１．８ｍｌおよび被験試料のＤＭＳＯ溶液３０μｌを試験管にとり、３７℃で５分間インキュベートする。その後、基質であるキヌラミンの１．０ｍＭ溶液５００μｌを加え、３７℃で３０分間反応させた後、１０％硫酸亜鉛溶液５００μｌおよび１Ｎ水酸化ナトリウム溶液１００μｌを加えて反応を停止させる。２分間煮沸後、４０００ｒｐｍで１０分間遠心分離して上清を採取し、その１ｍｌに１Ｎ水酸化ナトリウム溶液２ｍｌを加え、モノアミンオキシダーゼの作用により生じた４−ヒドロキシキノリンを蛍光物質に変換して蛍光強度Ｆを測定する（励起波長３１５ｎｍ，蛍光波長３８０ｎｍ）。被験試料を添加しないほかは上記と同様にした対照液についても同様に蛍光強度Ｆ_０を測定し、次式により被験試料のモノアミンオキシダーゼ阻害率を算出する。
モノアミンオキシダーゼ阻害率（％）＝〔（Ｆ_０−Ｆ）／Ｆ_０〕×１００
【００２５】
試験結果を表２〜表４に示す。なお、各表において“※”は試験しなかったことを意味する。
【００２６】
【表２】

【００２７】
【表３】

【００２８】
【表４】

【００２９】
注：抽出物Ａナツボダイジュ５０％エタノール抽出物
抽出物Ｂオオバボダイジュ５０％エタノール抽出物
抽出物Ｃシナノキ５０％エタノール抽出物
抽出物Ｄアメリカシナノキ５０％エタノール抽出物
【００３０】
実施例１
バター１００ｇと砂糖４５ｇの混合物に水１７ｍｌおよび小麦粉１５０ｇを加えてよく混合し、さらに製造実施例によるナツボダイジュの水抽出物０．２ｇを加えて混合したものを常法により成形、焼成して、抑うつ解消性のソフトクッキーを製造した。
【００３１】
実施例２
下記の原料から常法により飴を製造するに当たり、水あめに製造実施例による西洋ボダイジュの５０％エタノール抽出物１．０ｇを混合して分散させておくことにより、抑うつ解消性の飴を得た。
グラニュー糖７５．０ｇ
水あめ３３．０ｇ
水４０．０ｇ
クエン酸０．２ｇ
メントール０．２ｇ
カカオ色素２０％溶液０．２ｍｌ
カリンフレーバー０．５ｍｌ
【００３２】
実施例３
酵素糖化水あめ３３ｇ、砂糖２４ｇ、水１７ｇを混合して加熱し、そこに、ゼラチン８ｇおよび製造実施例によるフユボダイジュ水抽出物０．５ｇを熱水１５ｇに溶かした溶液ならびに５０％クエン酸水溶液０．８ｇを混合し、型に流し込んで冷却することにより、抑うつ解消性のグミキャンディーを得た。
【００３３】
実施例４
下記の原料を混合し、打錠して、抑うつ解消作用が期待される健康食品を製造した。
製造例によるフユボダイジュ５０％エタノール抽出物１００ｇ
粉糖１００ｇ
デキストリン８０ｇ
モノグリセリン脂肪酸エステル２０ｇ
【００３４】
実施例５
下記の原料を混合し、打ち抜き法により成形して、抑うつ解消作用が期待されるソフトカプセル状健康食品を製造した。
製造例による西洋ボダイジュ水抽出物５０ｇ
植物油７４ｇ
グリセリン脂肪酸エステル１３ｇ
ミツロウ１３ｇ
【００３５】
【発明の効果】
本発明によるモノアミンオキシダーゼ阻害剤の有効成分は早くから飲料として利用されてきたシナノキ等シナノキ科植物の花の部分から抽出されるものであるから、有害な副作用のおそれがなく、不快な味や臭いも無い。したがって、飲食物に配合しておくなどして日常的に摂取することができ、抑うつの予防と解消にきわめて有効なものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an enzyme inhibitor that acts on monoamine oxidase, which is an enzyme that catalyzes the oxidative degradation reaction of monoamines in a living body, and a depression-removing food or drink containing the same.
[0002]
[Prior art]
Monoamines distributed in the human brain, such as noradrenaline and serotonin, are important as functional substances responsible for information transmission in the nervous system. For this reason, the concentration of monoamines in the brain is closely related to the mental state of human beings. When the monoamine concentration is higher than normal, the mental activity is stimulated to be excited, and conversely, when the concentration is low, the state is depressed. Easy to fall.
[0003]
Since monoamine oxidase distributed in the brain catalyzes the oxidative deamination reaction of monoamine, when the activity of this enzyme in the brain increases, the concentration of monoamine in the brain decreases, and consequently, the function of information transmission in the nervous system decreases. Disorders such as depressive symptoms appear.
[0004]
Brain monoamine oxidase generally has a tendency to increase in activity with aging, and the amount of monoamine in the brain decreases. Therefore, it is said that the elderly are prone to depression. It is also well known that many non-elderly people are lightly depressed while living in a stressful modern society.
[0005]
Therefore, it has been studied to prevent or eliminate depressive symptoms by maintaining the monoamine concentration in the living body at an appropriate value by suppressing the action of monoamine oxidase, and several effective substances have been found for this purpose. Is offered as. However, many of the conventionally effective monoamine oxidase inhibitors are synthetic chemical substances and have problems such as strong side effects.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to find a highly safe natural product-based monoamine oxidase inhibitor, and to provide a monoamine oxidase inhibitor that is safe even if taken for a long period of time in order to prevent or eliminate depression. is there.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The monoamine oxidase inhibitor provided by the present invention is extracted from flowers and / or floral patterns of the lindenaceae plants by extraction using water, a lower aliphatic alcohol, a lower aliphatic ketone, or a mixture thereof as a solvent. A monoamine oxidase inhibitor is used as an active ingredient.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Common plants belonging to the genus Lindenaceae include Fuyubodaiju, Natsubodaiju, Obabodaiji, Western Bodaiji, Linden, American Linden. The flowers of these linden plants are generally very small, but a few flowers swarm over the end of an elongated floral pattern and have a fragrance. The flower pattern has foliage. It was confirmed that a substance having a monoamine oxidase inhibitory action was contained in the flower or floral part.
[0011]
Lindenaceae flowers are used in Europe as traditional drinks and lindenties. It is also used as a folk medicine, but seems to have nothing to do with monoamine oxidase inhibitory action.
[0012]
As a raw material for extracting a monoamine oxidase inhibitor, a commercially available flower for the beverage can be used. Since the active ingredient is contained in the floral pattern (also in the foliage attached to it), the one with the floral pattern can be used as it is, and only the floral pattern after taking the flower is used You can also
[0013]
Monoamine oxidase inhibitors contained in linden flowers and floral patterns include water, lower aliphatic alcohols (eg, methanol, ethanol, isopropanol, etc.), lower aliphatic ketones (eg, acetone), or mixtures thereof as solvents. It can be easily extracted by the extraction process.
[0014]
The resulting extract contains many kinds of compounds such as flavonol glycosides, compounds in which phenolic components are bound to flavonol glycosides, and compounds in which two or more molecules of flavonoids are bound to each other. Although the above substances are presumed to be involved in the monoamine oxidase inhibitory action, details have not been confirmed yet.
[0015]
The extract obtained by the above-described extraction treatment can be used as it is as a monoamine oxidase inhibitor, but if necessary, it can be made into tablets, powders, granules, capsules, liquids, etc. using any carrier. You may use.
[0016]
In the case of taking the monoamine oxidase inhibitor according to the present invention in anticipation of the prevention and elimination of depression due to the monoamine oxidase inhibitory action, the preferred intake varies depending on the strength of the enzyme inhibitory activity of the extract used, but it is a standard inhibition In the case of an extract having activity, it is about 10 to 500 mg per day for an adult.
[0017]
When the monoamine oxidase inhibitor according to the present invention is added to food and drink, the food and drink can be expected to prevent and eliminate depression due to the monoamine oxidase inhibitory action. In that case, it is desirable to select the blending ratio according to the type of food to be added so that the intake amount of the monoamine oxidase inhibitor becomes the above-mentioned preferred value without being particularly conscious.
[0018]
Examples of foods and drinks suitable for adding a monoamine oxidase inhibitor to produce depression-removing foods and drinks include beverages such as soft drinks, carbonated drinks, nutritional drinks, fruit drinks, and lactic acid drinks (preparing these drinks Concentrated ice cream and ice cream, ice sorbet, shaved ice, and other frozen desserts; buckwheat, udon, harsame, chinese noodles, instant noodles, gyoza peel, cucumber peel, etc. Candy, gum, chocolate, snack confectionery, biscuits, jelly, jam, cream, baked confectionery, etc .; processed fishery and livestock products such as sea urchin, ham, sausage; dairy products such as processed milk, fermented milk; margarine, shortening , Lard, butter and other oils and fat processed foods; seasonings such as sauces, grilled meat sauce; curry, soup, stew Salad, various daily dishes such, pickles; have health foods and dietary supplements, such as other various forms.
[0019]
【Example】
Production Example 100 g of a pulverized dried flower part of a lindenaceae plant is put into 1500 ml of an extraction solvent, and subjected to heat extraction with a reflux extractor for 1 hour twice. The obtained extracts are combined, concentrated under reduced pressure, and further dried to obtain an extract.
[0020]
Table 1 shows the results of the above extraction on six types of raw materials using water, 50% ethanol or ethanol as the extraction solvent.
[0021]
[Table 1]

[0022]
Test Example Monoamine oxidase inhibitory activity was tested for the extract obtained in the production example by the following test method.
[0023]
Preparation of monoamine oxidase solution:
The whole brain was collected from a 10-week-old Wistar rat that had been killed by decapitation, and after removing blood vessels, it was homogenized with a 0.25M sucrose solution (containing pH 7.4, 0.1 mM EDTA, 3 mM Tris-HCl), Centrifuge at 1700 x G for 3 minutes. The supernatant is collected and centrifuged at 11000 × G for 20 minutes, and the precipitate is suspended in the same 0.25M sucrose solution as above and used as a monoamine oxidase solution (prepared at the time of use).
[0024]
Measurement of monoamine oxidase inhibitory activity:
Take 200 μl of monoamine oxidase solution, 500 μl of 0.3 M phosphate buffer (pH 7.4), 1.8 ml of distilled water and 30 μl of DMSO solution of the test sample in a test tube and incubate at 37 ° C. for 5 minutes. Thereafter, 500 μl of a 1.0 mM solution of quinuramine as a substrate is added and reacted at 37 ° C. for 30 minutes, and then 500 μl of 10% zinc sulfate solution and 100 μl of 1N sodium hydroxide solution are added to stop the reaction. After boiling for 2 minutes, the supernatant is collected by centrifugation at 4000 rpm for 10 minutes, and 2 ml of 1N sodium hydroxide solution is added to 1 ml, and 4-hydroxyquinoline produced by the action of monoamine oxidase is converted into a fluorescent substance and fluorescent. The intensity F is measured (excitation wavelength 315 nm, fluorescence wavelength 380 nm). Except without the addition of test sample to measure the fluorescence intensity F ₀ Similarly for control solution in the same manner as described above, it calculates the monoamine oxidase inhibition rate of the test sample by the following equation.
Monoamine oxidase inhibition rate (%) = [(F ₀ −F) / F ₀ ] × 100
[0025]
The test results are shown in Tables 2 to 4. In each table, “*” means not tested.
[0026]
[Table 2]

[0027]
[Table 3]

[0028]
[Table 4]

[0029]
Note: Extract A Odonata 50% ethanol extract B Butterfly 50% ethanol extract C Clinden 50% ethanol extract D American linden 50% ethanol extract
Example 1
17 ml of water and 150 g of flour are added to a mixture of 100 g of butter and 45 g of sugar and mixed well. Further, 0.2 g of a water extract of bonito according to the production example is added and mixed by a conventional method, and calcined. Depressible soft cookies were produced.
[0031]
Example 2
In producing koji from the following raw materials by a conventional method, depressive candy koji was obtained by mixing and dispersing 1.0 g of a 50% ethanol extract of western boudige according to the production example in a syrup.
Granulated sugar 75.0g
Mizuame 33.0g
40.0 g of water
Citric acid 0.2g
Menthol 0.2g
Cocoa dye 20% solution 0.2ml
Karin flavor 0.5ml
[0032]
Example 3
33 g of enzyme saccharified syrup, 24 g of sugar, and 17 g of water were mixed and heated, and then 8 g of gelatin and 0.5 g of Fuyubodaiji water extract according to the production example were dissolved in 15 g of hot water and 50% aqueous citric acid solution 0 .8 g was mixed, poured into a mold and cooled to obtain a gummy candy having an ability to eliminate depression.
[0033]
Example 4
The following ingredients were mixed and tableted to produce a health food that was expected to have a depressing action.
100g ethanol extract 50% ethanol extract according to production example
100g powdered sugar
Dextrin 80g
Monoglycerin fatty acid ester 20g
[0034]
Example 5
The following ingredients were mixed and molded by a punching method to produce a soft capsule health food that is expected to eliminate depression.
Western Bodaige water extract 50g according to production example
74g vegetable oil
Glycerin fatty acid ester 13g
13g beeswax
[0035]
【The invention's effect】
Since the active ingredient of the monoamine oxidase inhibitor according to the present invention is extracted from the flower part of a lindenaceae plant such as linden that has been used as a drink from early on, there is no risk of harmful side effects, and there is also an unpleasant taste and smell. No. Therefore, it can be taken on a daily basis by blending it into foods and drinks, and is extremely effective in preventing and eliminating depression.

Claims

The monoamine oxidase inhibitor which uses the monoamine oxidase inhibitory substance extracted from the flower and / or floral design of the lindenaceae plant as an active ingredient.

A monoamine oxidase inhibitor comprising, as an active ingredient, an extract extracted from a lindenaceae plant and / or floral pattern using water, a lower aliphatic alcohol, a lower aliphatic ketone, or a mixture thereof.

The monoamine oxidase inhibitor according to claim 1 or 2, wherein the plant of the genus Lindenaceae is Fuyubodaiju, Natsubodaiji, Oobabodaiji, Western Bodaiji, Linden or American Linden.