JP4319516B2 - 動力噴霧機 - Google Patents

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Description

本発明は、防除・潅水作業等に用いられる動力噴霧機に関するものであり、特にそのオイルゲージと後蓋の構造に関する。
従来、往復プランジャ(ポンプ)式の動力噴霧機は、クランクケースにクランク軸を横架し、ポンプケース内にプランジャを摺動自在に配置し、クランク軸にコンロッドを介してプランジャと連結し、クランク軸を回動させることによりプランジャを往復動させて、薬液等を吐出できるようにしている。
また、ポンプケースには調圧弁や蓄圧室等を設けており、吐出圧が略一定となるように調圧弁で調整し、蓄圧室で脈動等が発生しないようにしている。また、設定圧以上となると調圧弁が開弁して、過剰分をタンク内に戻すようにしている。
このように、調圧弁、蓄圧室及び複数のプランジャを具備する動力噴霧機は公知となっている。また、配管等のレイアウトを変更可能にする技術等も、既に知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001―245576号公報
動力噴霧機は、エンジンまたはモータ等の原動機の出力軸とクランク軸との間にベルト等を介装して、クランク軸が回転されて、プランジャが往復駆動されるものであり、クランクケース内には、潤滑油が充填されて、クランク軸がスムースに回転でき、プランジャが往復動できるようにしている。
この潤滑油は焼きつき等が生じないように常に所定量充填しておく必要があり、この潤滑油の量が容易に認識できるように、クランクケースの後蓋に半球型のオイルゲージが設置されているが、ゲージ窓は小さくて見にくく、エンジンと動力噴霧器を同一基台上にセットしたときには、死角になってほとんど見えないこともある。また、ゲージ窓が小さすぎて、埃が付着するとオイル残量が確認できない場合も多々生じる。
また、後蓋においては、これまで、クランクケース内のオイル量を確認する樹脂製のゲージをクランクケース(例えば、アルミダイキャスト等がある。)にはめ込んで、又は装着していたため、ゲージがクランクケースから脱落することがあったり、該両者の組立性も悪かった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、クランクケースにクランク軸を支持し、該クランク軸にプランジャを連結して、クランク軸の回動により薬液を圧送する動力噴霧機において、クランクケースの後面を後蓋で閉じ、該後蓋を側面視円弧状に成形し、かつ、両側を前方に傾斜する斜面部を形成し、オイルゲージを所定高さで側部斜面に至る横長形状に構成したものである。
請求項2においては、前記後蓋を合成樹脂にて構成し、該後蓋に前記オイルゲージをインサート成形して、一体的に構成したものである。
請求項3においては、前記オイルゲージの両側にオイルレベルゲージを設けたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、正面だけでなく、側面からもオイル残量の確認ができる。また、ゲージ窓が大きく、少々の汚れが付着しても、オイルの残量が確認できる。
請求項2においては、後蓋とオイルゲージが溶着されており、オイルゲージが脱落することがない。また、オイルゲージの後蓋への組み付けが必要でなくなるので、動力噴霧機製造の作業手間を軽減できる。
請求項3においては、正面だけでなく、側面からもオイル残量の確認ができる。また、ゲージ窓が大きく、少々の汚れが付着しても、オイルの残量が確認できる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る動力噴霧機1の全体を示す斜視図であり、図2は後蓋9の後面図であり、図3は同じく側面図であり、図4はVパッキン22廻りの平面断面図である。
まず、動力噴霧機1本体の構成について説明する。
図1に示すように、左右平行に配置した取付台13上にクランクケース2が載置固定されている。クランクケース2の前部にはポンプケース19(図4参照)が固設され、該ポンプケース19及びクランクケース2内には、複数のプランジャ20・20・20が往復動自在に収納され、該プランジャ20の一端はポンプケース19内に臨んで配置され、他端はコンロッドを介してクランク軸3と連結されている。
該クランク軸3の両端は、クランクケース2の左右両側部の軸受けに軸支されて両端はクランクケース2外に突出しており、該一端を入力軸とし、他方を出力軸としている。つまり、動力噴霧機1と原動機を一つの基台上に載置固定するときに、その位置関係を考慮して入力軸が選択され、選択された突出端上に入力プーリ4が固設される。図1では入力プーリ4が動力噴霧機1の左側面部に配置されているが、左右のどちらに配置するかは限定するものではない。
そして、エンジン等の原動機より無端ベルトを介して該入力プーリ4に動力が伝達され、クランク軸3が回転する。このクランク軸3の回転によりコンロッドを介してポンプケース19内のプランジャ20が略水平に往復摺動される。
図1に示す如く、動力噴霧機1の前部のポンプケース19上には、左右に蓄圧室5と調圧弁6とを配置している。蓄圧室ケース5内部には空気が入っていて、噴霧圧力を均一に保つようにしており、調圧弁6には圧力レバー8と圧力調整ダイヤル16が配設されており、該圧力レバー8により噴霧圧力を「運転(加圧)」、「始動(減圧)」、「潅水」に切換えることができ、圧力調整ダイヤル16により噴霧圧力を調整することができる。
また、動力噴霧機1のクランクケース2の上面には、平面視略中央部分に吸油口7が設けられており、潤滑オイルを給油できるようになっている。
そして、図1乃至図3に示すように、クランクケース2は箱状に構成して前部と後部が開口され、前部はポンプケース19により閉じられ、後部は後蓋9により密閉される構成となっている。該後蓋9は、クランク軸3を中心とした曲面状に成形され、左右両側は平面視「ハ」状に斜めに傾斜した斜面として、できるだけコンパクトとなるようにしている。該後蓋9の上下左右にはボルト孔14が形成され、ボルト15をボルト孔14に挿入してクランクケース2に螺装して締付け固定されている。該後蓋9には、下部略中央にドレン口10が設けられており、劣化した潤滑オイルをクランクケース2から排出したり、メンテナンス時等に排出できる構成になっている。
後蓋9の上下中途部の潤滑オイルが適正量となる所定高さ位置には、左右方向に長く形成された透明のオイルゲージ11が設けられて、クランクケース2内に充填した潤滑オイルの有無や量を確認できるようにしており、該オイルゲージ11の両端は後蓋9の左右両側の斜面9a・9aの上下中途部に位置させている。そして、該オイルゲージ11の両側の表面の上下には、水平方向に上限と下限を示すオイルレベルゲージ11b・11cが一体的に設けられている。該オイルレベルゲージ11b・11cは凸部または凹部で構成しても、ラインを引いてもよい。
このように、クランクケース2の後面を後蓋9で閉じ、該後蓋9を側面視円弧状に成形し、かつ、両側を前方に傾斜する斜面部9aを形成し、オイルゲージ11を所定高さで側部斜面に至る横長形状に構成したので、
後面からだけでなく、側面からもオイルの残量の確認ができる。従来の後蓋は平面であり、オイルゲージも半球状で小さかったので、非常に見難かった。小さすぎて、埃が付着したりするとオイル残量がわからない場合もあった。本発明のオイルケージ11は、側面から見えるだけでなく、ゲージ窓11aが大きく少々の汚れが付着しても、オイルの残量が確認できる。
そして、前記オイルゲージ11と前記後蓋9は合成樹脂で構成し、オイルゲージ11は透明の合成樹脂で構成している。そして、製造時にはオイルゲージ11を後蓋9にインサート成形して一体形成している。
このように、前記後蓋9を合成樹脂にて構成し、該後蓋9に前記オイルゲージ11をインサート成形して、一体的に構成したので、
後蓋9とオイルゲージ11が溶着されており、オイルゲージ11が脱落することがない。また、オイルゲージ11の後蓋9への組み付けが必要でなくなるので、動力噴霧機1製造の作業手間を軽減できる。
加えて、前記オイルゲージ11の両側にオイルレベルゲージ11b・11cを設けたので、
後面からだけでなく、側面からもオイルの残量の確認ができる。従来の後蓋9は平面であり、オイルゲージも半球状で小さかったので、非常に見難かった。小さすぎて、埃が付着したりするとオイル残量がわからない場合もあった。本発明のオイルケージ11は、側面から見えるだけでなく、ゲージ窓11aが大きく少々の汚れが付着しても、オイルの残量が確認できる。
動力噴霧機1の前部には、吐出口12、吸水口、余水口及び圧力計(図示せず)が配設されている。
前記吐出口12は、加圧された薬液を噴霧する吹出し口であり、コックを設けて開閉でき、先端には噴霧ホースを取付けるものである。前記吸水口は薬槽(タンク)から薬液を吸水する吸込み口であり、吸水ホースを取付けるものである。余水口はホースを接続して設定圧力以上の薬液をタンクに戻すためのものである。なお、吐出口12、余水口及び吸水口はテーパ状となっていて、前記ホースを装着しやすく、また水漏れが起こらないようにしている。圧力計は、ポンプ内の圧力を表示するものである。
次に、サクションシール21及びVパッキン22廻りの構成について、図4より説明する。
前記ポンプケース19プランジャ20の間から薬液がクランクケース2内へ、または、潤滑油がポンプケース19内に相互に漏れないよりにシール構造が設けられている。即ち、プランジャ20の外周のポンプケース19との間の前側(吐水口側)にはVパッキン22・22が介装され、後側(クランクケース2側)にはサクションシール21が介装されている。そして、Vパッキン22の前方は、Vパッキン押え23を介してバネ27によって押圧されてズレや液漏れが生じないようにしている。Vパッキン22の後方はVパッキン受け24によって受けられており、該Vパッキン受け24の後方にサクションシール21が嵌合され、該サクションシール21の後面はサクションシール押え板26によって受けられている。
以上に述べたように、動力噴霧機1の前から順に、バネ27、Vパッキン押え23、Vパッキン22・22、Vパッキン受け24、サクションシール21を、プランジャ20の周りに組み付ける。そして、サクションシール21の後面にはサクションシール押え板26を配置し、該サクションシール押え板26はボルト28によってポンプケース19に固定されている。
このように、Vパッキン22廻りの部品をポンプケース19後側より組付けるので、
Vパッキン22廻りの部品をポンプケース19前方より組付ける場合と違い、カラーが必要でなくなる。また、部品点数を減らし、コストダウンを測ることが出来る。
そして、サクションシール21の後面に金属環よりなるサクションシール押え板26を配設したので、
サクションシール21には噴霧圧力によりスラスト方向に力がかかるが、サクションシール押え板26によりサクションシール21が歪んで液漏れが生じることを防止でき、サクションシール21の抜けを防止することができる。
本発明の一実施例に係る動力噴霧機1の全体的な構成を示した斜視図。図4はシール廻りの平面断面図である。 後蓋9の後面図。 同じく側面図。 Vパッキン22廻りの平面断面図。
符号の説明
1 動力噴霧機
2 クランクケース
3 クランク軸
9 後蓋
9a 斜面部
11 オイルゲージ
11b オイルレベルゲージ
11c オイルレベルゲージ
20 プランジャ
21 サクションシール
22 Vパッキン
26 押え板

Claims (3)

  1. クランクケースにクランク軸を支持し、該クランク軸にプランジャを連結して、クランク軸の回動により薬液を圧送する動力噴霧機において、クランクケースの後面を後蓋で閉じ、該後蓋を側面視円弧状に成形し、かつ、両側を前方に傾斜する斜面部を形成し、オイルゲージを所定高さで側部斜面に至る横長形状に構成したことを特徴とする動力噴霧機。
  2. 前記後蓋を合成樹脂にて構成し、該後蓋に前記オイルゲージをインサート成形して、一体的に構成したことを特徴とする請求項1に記載の動力噴霧機。
  3. 前記オイルゲージの両側にオイルレベルゲージを設けたことを特徴とする請求項1に記載の動力噴霧機。
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