JP4318262B2 - ローカルアカウント集中管理システムおよび管理方法、ならびにそのプログラム - Google Patents
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これらの問題に対し、従来の技術では、アカウントの作成および削除ならびにユーザがいずれの端末に登録されているのかの確認を、作業者に大きな負担かかることなく合理的に実現できるユーザ管理システム(上記特許文献1参照)が提案されている。
しかし、上記システムでは、前述の問題にあるようなコンピュータをユーザによる破壊や第三者への情報漏洩といった脅威から守ることが出来ない。
昨今、社外での端末利用ニーズも高く、それによる端末の紛失や盗難事故も多い。
本発明の目的は、このような従来の問題を解決し、コンピュータをユーザによる破壊や第三者への情報漏洩といった脅威から守ることが出来るローカルアカウント集中管理システムおよび管理方法、ならびにそのプログラムを提供することにある。
ローカルアカウント情報の変更においては、変更指定日時を設定することによるスケジューリング機能を備えている。
図1は、本発明のローカルアカウント集中管理システムの一実施例を示す全体構成図である。
ネットワーク介して管理端末10と制御端末15a、制御端末15bが接続されている。
また、ネットワークに接続されていない制御端末15cを設けており、オフライン状態として取り扱う。管理端末10は、操作部11、管理部12、通信部13および情報変更制御命令格納テーブル14から構成される。制御端末15a、制御端末15bおよび制御端末15cは、それぞれ制御部16、通信部17およびローカルアカウント情報記憶部18から構成される。
管理端末10は、操作部11、管理部12、通信部13および情報変更制御命令格納テーブル14で構成される。まず、操作部11のメニュー選択1において、選択されたメニューに応じて、管理部12の情報変更命令2または情報制御命令3が実施される。
情報変更命令2および情報制御命令3で、それぞれ情報変更制御命令格納テーブル14に対して、情報の更新が行なわれる。
コンピュータのローカルアカウントを、暗号化されたネットワークを通じて、一括管理できるようにし、定期的に自動更新される仕組みによるセキュリティの強化を提案する。さらに、下記のような配備がなされる。
2)個々のコンピュータ(ユーザ端末)には、サーバ(制御端末)からの命令によりローカルアカウントの変更、制御(ロック)を実施する。
3)個々のコンピュータから、命令(ローカルアカウントの変更、制御など)の成否をサーバ(制御端末)に通知する。
5)サーバ(制御端末)にある個々のコンピュータのローカルアカウント情報を格納するデータベースには、管理者(管理端末)のみが参照することができる。
6)あるコンピュータにローカルアカウントでログオンする必要がある場合、個々のコンピュータのローカルアカウント情報を格納するデータベースから、あるコンピュータのローカルアカウントを参照する。
7)運用管理者は、命令(ローカルアカウントの変更、制御など)を定期的に自動、もしくは強制的に実行することを可能とする。
8)コンピュータがネットワーク上になく、オフラインの場合には、ローカルアカウントでコンピュータにログインできない仕組みとする。
メニュー選択1および情報変更命令2または情報制御命令3の目的は、制御端末15から情報変更制御命令の確認4を行なう際の情報変更制御命令格納テーブル14に対し、予め情報変更命令2または情報制御命令3を格納するために実施する。
メニュー選択では、図3に示すように、まず管理端末10の操作部11が起動して、メニュー表示を行なう(ステップ101)。次に、メニューの選択(ステップ102)に移る。メニューの選択(ステップ102)は、変更と制御と終了の3つがあり、変更が選択された場合、情報変更命令2を実行する。情報変更命令2は、管理端末10の管理部12が起動することにより実行される。また、制御が選択された場合には、情報制御命令3を実行する。情報制御命令3も、管理部12の制御により実行される。終了が選択された場合には、管理部12の制御により直ちに処理を終了する。
情報変更命令2では、図4に示すように、管理者が変更指定日時を入力することで、コンピュータは入力装置を設定し(ステップ201)、変更情報の入力を行い(ステップ202)、通信部13はそれらの入力から情報変更制御命令格納テーブル14に対して、テーブル情報の更新を実施し(ステップ203)、メニュー表示に戻る(ステップ101)。
実際には、通信部13が命令を送信することにより、情報変更制御命令格納テーブル14の駆動部が動作し、テーブル14に対して情報の上書きまたは削除を行うことで、情報の更新を行う。
情報制御命令3では、図5に示すように、スイッチを動作して(ステップ301)、ONまたはOFFに分岐し、ONの場合、情報変更制御命令格納テーブル14に対して、制御フラグをONに変更し(ステップ302)、メニュー表示に戻る(ステップ101)。
制御フラグがONのときには、ローカルアカウントのロックアウトの命令がいつでも発行できる状態であることを意味する。
またOFFの場合、情報変更制御命令格納テーブル14に対して、制御フラグをOFFに変更した後(ステップ303)、メニュー表示に戻る(ステップ101)。
制御フラグがOFFのときには、ローカルアカウントのロックアウト命令は発行しない状態で、ローカルアカウント情報を変更できる状態であることを意味する。
情報変更制御命令の確認では、通信状況を監視して、制御端末15の通信部17から管理端末10の通信部13を介して情報変更制御命令格納テーブル14をアクセスできるか、できないかを確認し、アクセスできる場合には情報変更制御命令をテーブル14から取得し、アクセスできない場合には、ローカルアカウントのロックアウトを実行する。
情報変更制御命令の確認4では、図6に示すように、管理端末10との通信状況401を確認し、通信できない場合、すなわち情報変更制御命令を取得できない状況においては、ローカルアカウントのロックアウト6を実施した後終了する。通信できる場合、管理端末10にある情報変更制御命令格納テーブル14に対し、情報変更制御命令の取得を実施する(ステップ402)。
次に、命令の制御フラグを監視し、制御フラグがONの場合(ステップ403)、ローカルアカウントのロックアウト6を実施した後に終了する。
一方、制御フラグがOFFの場合(ステップ403)、ローカルアカウント情報の変更5を実行する。そして、端末ログオン画面の表示を行い(ステップ404)、処理を終了する。なお、端末ログオン画面の表示は、図11およびその説明で述べることにする。
情報変更制御命令を確認した結果、制御フラグがOFFの場合、図7に示すように、ローカルアカウント情報の変更5として、ローカルアカウント情報記憶部18に対してローカルアカウントロックアウトの解除を実施する(ステップ501)。
次に、変更指定日時を確認し(ステップ502)、指定日時がなしの場合には、ローカルアカウント情報記憶部18に対して、情報変更コマンドの発行を実施した後(ステップ504)、情報変更制御命令の確認に戻り(ステップ401)、端末ログオン画面の表示を行い(ステップ404)、処理を終了する。
一方、指定日時に達しているか?の確認を行い(ステップ503)、達していない場合には、何もせずそのまま情報変更制御命令の確認に戻り(ステップ401)、端末ログオン画面の表示を行い(ステップ404)、処理を終了する。
情報変更制御命令の確認において、通信状況がアクセス不可能の場合には、ローカルアカウントのロックアウト6を実施する。ローカルアカウントのロックアウト6では、図8に示すように、ローカルアカウント情報18に対してロックアウトコマンドの発行を行い(ステップ601)、処理を終了する。ローカルアカウントのロックアウトに対してはログオンや操作が不能になる。
ここでは、情報変更制御命令格納テーブル14に、制御フラグ、変更指定日、および変更情報の各情報14aが格納される。制御フラグがONの場合、ローカルアカウントのロックアウトがONできる状態を意味している。制御フラグがOFFの場合、ローカルアカウントのロックアウトをONしない状態であり、ローカルアカウント情報の変更を行える状態にある。変更指定日は、ローカルアカウント情報の変更の指定日が管理者により入力されている場合を示している。変更情報は、ローカルアカウント情報の変更内容である。
ローカルアカウント情報記憶部18には、データ構成要素として、ユーザIDとパスワードとアカウントロックフラグの各情報18aが格納される。ユーザIDはユーザ毎に識別できる識別子であって、予め登録される。パスワードもユーザ毎に登録される。フラグONは、アカウントロックアウト命令を発行できる状態であり、フラグOFFはアカウントロックアウト命令を発行できない状態である。
メニュー表示画面は、選択画面101aが表示され、情報変更と情報制御の選択エリアが表示され、上方に終了のボタンも表示されている。変更と制御と終了の3つのうちのいずれか一方をクリックすることにより、クリックされた方のモードが選択される。情報変更モードでは、図4に示す情報変更命令のフローが走行する。情報制御モードでは、図5に示す情報制御命令のフローが走行する。
11:操作部
12:管理部
13:通信部
15a,15b,15c:制御端末
16:制御部
17:通信部
18:ローカルアカウント情報記憶部
1:メニュー選択
2:情報変更命令
3:情報制御命令
4:情報変更制御命令の確認
5:ローカルアカウント情報の変更
6:ローカルアカウントのロックアウト
14a:情報変更制御命令格納テーブルの構成要素
18a:ローカルアカウント情報の構成要素
101a:メニュー表示の画面イメージ
Claims (3)
- ネットワークを介して接続された複数の端末によるローカルアカウント集中管理方法において、
管理する側の端末では、プログラムされたコンピュータ処理手順として、
該端末に接続されたメモリにアクセスして、該メモリに、ローカルアカウント情報の変更の命令を格納することにより当該ローカルアカウント情報の変更を行うと共に、
前記メモリに、ローカルアカウントによるログオンと操作を不能とするロックアウト制御の命令を格納することによりロックアウト制御を行い、
制御される側の端末では、プログラムされたコンピュータ処理手順として、
前記メモリにアクセスして、該メモリの内容を参照することにより、個々の端末が所有するコンピュータのローカルアカウント情報の変更およびロックアウト制御を行うと共に、
前記メモリへアクセスできない場合、ロックアウト制御を行い、ローカルアカウントによるログオンと操作を不能とすることを特徴とするローカルアカウント集中管理方法。 - ネットワークを介して接続された複数の端末によるローカルアカウント集中管理システムにおいて、
ローカルアカウント情報の変更命令およびローカルアカウントによるログオンと操作を不能とするロックアウト制御命令を発行する管理手段、および、該ローカルアカウント情報の変更命令とロックアウト制御命令を格納するメモリを備えた制御する側の端末と、
前記メモリにアクセスして、ローカルアカウント情報の変更命令とロックアウト制御命令を確認し、ローカルアカウント情報の変更とロックアウト制御を実施すると共に、前記メモリへアクセスできない場合、ロックアウト制御を行い、ローカルアカウントによるログオンと操作を不能とする制御手段、および、該制御手段の動作により、ローカルアカウント情報の更新結果を記憶すると共にローカルアカウントのロックアウト解除のフラグがONに制御されるローカルアカウント情報記憶手段を備えた制御される側の端末と
を有することを特徴とするローカルアカウント集中管理システム。 - コンピュータを、請求項2に記載のローカルアカウント集中管理システムにおけ制御する側の端末の各手段および制御される側の端末の各手段として機能させるためのプログラム。
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JP2005235158A JP4318262B2 (ja) | 2005-08-15 | 2005-08-15 | ローカルアカウント集中管理システムおよび管理方法、ならびにそのプログラム |
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