JP4317363B2 - 漏出バリヤーを含む吸収製品 - Google Patents

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Description

【0001】
技術分野
本発明は、おむつ、パンツおむつ、失禁パッド、衛生ナプキン又はそれらの類似物品の如き吸収製品であって、二つの縦方向側縁、二つの横方向側縁、縦方向中央線、横方向中央線を有する一般に長方形形状を持つ吸収体を含み、さらに第一液体透過性表面層及び第二液体不透過性表面層、液体不透過性裏打ち層、前記液体透過性表面層と前記裏打ち層の間に位置された吸収体、縦方向中央線の各側上でかつ第一液体透過性表面層上で縦方向の可撓性材料から作られた二つの漏出バリヤーを含み、漏出バリヤーの各々が第一液体透過性表面層に沿って永続的に固定された第一縁及び主に吸収製品の縦方向中央線の方向に延びる第二縁を持ち、さらに漏出バリヤーの各々が第一表面及び第二表面を持つものに関する。
【0002】
背景技術
吸収製品の側縁における漏出の危険を防ぐために、ある吸収製品は、ほとんどの場合において製品上の液体透過性表面層と関連して固定される、内側液体バリヤー、立っているバリヤー又はカフスとしても言及される立っている又は高くされた漏出バリヤーとして知られるものを持つ。漏出バリヤーの機能は液体が吸収製品の側縁において漏出することを防止すること、もし適当であれば排泄物の如き固形物の漏れを防止することである。これらの漏出バリヤーは脚弾性体の内側に設けられ、それは製品を形作り、外側漏出バリヤーとしても言及される外側液体バリヤーを構成する。これらの漏出バリヤーは通常、本質的に液体不透過性、例えば不織布としても知られる繊維布の材料から作られる。時には、バリヤーは液体透過性材料から作られることもできる。漏出バリヤーはウェブによって形成され、それらの一方の縦方向縁は吸収製品に固定され、それらの他の自由縁は装着者に対して支持することを意図される。自由縁はウェブの縁中に含まれる弾性糸によって弾性的にギャザーを作られる。漏出バリヤー(又は液体バリヤーとして知られるもの)を有する吸収物品の例は例えばWO−A1−9207533,US 4695278,US 5064489,SE−T3−0264238及びGB−A−2188532に記載されている。吸収製品が製品の吸収体の両側上の可撓性側部フラップの内側に配置された漏出バリヤーを持つとき、二つの内側漏出バリヤーの間の、即ち液体受入領域の表面材料は液体透過性であり、一方漏出バリヤーの外側の表面材料は本質的に液体不透過性であることが普通である。
【0003】
内側漏出バリヤーとして知られるものを持つおむつ上で、例えばバリヤーは使用中、装着者の脚とお尻に対して支持してそこでの漏出を防止するように位置されるだろう。尿がおむつへ放出されるたびごとに、ある量のものが一度にやってくる。尿が表面層を透過し吸収層に吸収されるまでに少し時間がかかり、従ってある容量の尿は吸収製品中で表面層の上で流れるだろう。これはバリヤーが吸収製品の側縁において漏出することを防止しなければならない容量である。
【0004】
漏出バリヤーの目的及び材料特性のために新しい問題がまさに起こる。本質的に液体不透過性である漏出バリヤーは製品が装着者上に置かれるときに装着者の太もも及びお尻のまわりに締め付けて適合する代わりに液体透過性表面層上に横たわることがありうる。これは製品が極めてしっかりと、不正確に、不注意に締め付けられる結果のためであるかもしれない。漏出バリヤーが不正確に横たわるとき、劣った適合及び最適でない寸法安定性の形で好ましくない結果を招くかもしれない。しかしながら、最大の問題は漏出の危険の増大である。漏出の危険の増大には二つの主な理由があり、第一の理由は漏出バリヤーが意図される場所にもはや位置づけられず、そのため装着者の太ももと製品の間に開口を生じ、その開口から液体が漏れるためである。第二の理由は漏出バリヤーが液体透過性表面層上に横たわり、従って液体が吸収体中に受け入れられ吸収されることを妨げるためである。その代わり、液体は漏出バリヤーの液体不透過性表面上又はそれを介して走り、その結果漏出及び不快感を生じる。
【0005】
寝たきりの装着者に対しては、吸収製品を装着する人がおそらく適切に何事も行うことができない場合に問題が気付かれる。装着者は例えば重い人であり、一方製品を適用する人は全ての必要な体の持ち上げ及び回転の全てを行うために十分な体力を持っていないかもしれない。これは吸収製品を置く最初の時にさらなる行動をとる必要がないように何事も正確であることを確実にすることが重要であることを意味する。
【0006】
漏出バリヤーが不正確に横たわる問題は狭い股部分を有する吸収製品、即ち吸収体の縦方向側縁の間の距離が相対的に小さい吸収製品で特に表れる。そのとき漏出バリヤーは吸収体の縦方向側縁の間の距離が相対的に大きい場合より液体透過性表面層の領域の方を、従って間接的には装着者に面する吸収体の表面の方を大きなパーセンテージでカバーするかもしれない。同じようにして、高い漏出バリヤー、即ち漏出バリヤーの縦方向側縁の間の距離が大きいバリヤーは漏出バリヤーの縦方向側縁の間の距離が小さい場合より液体透過性表面層の領域の方を、従って間接的には吸収体の方を大きなパーセンテージでカバーすることができる。
【0007】
本発明の目的は装着者に対して快適である洗練された方法でこれらの問題を解決することである。
【0008】
発明の開示
本発明によれば、冒頭で述べたタイプの吸収製品が製造され、その製品は従来公知のかかる製品と関連した問題を本質的に除去する。本発明に従って作られた製品は漏出バリヤーの各々の第一表面及び/又は第二表面が第一液体透過性表面層及び/又は第二液体不透過性表面層に又はその近くに固定されることを主に特徴とする。
【0009】
一つの例によれば、前記漏出バリヤーの各々の第一表面及び/又は第二表面は吸収製品の使用中、接着及び/又は凝集能力を失う結合剤によって一時的に固定され、漏出バリヤーの各々の第一表面及び/又は第二表面はその固定表面から離れて高くされた漏出バリヤーになる。
【0010】
結合剤は接着及び/又は凝集能力を有する薬剤、例えば接着剤又はワックスを意味するが、本発明の範囲内では例えば超音波溶接及び熱溶接の如き結合剤を使用することもできる。
【0011】
ここで及び以後、固定表面という用語は(使用中、接着及び/又は凝集能力を失うことが意図される)結合剤が漏出バリヤー上に適用される一以上の表面を意味する。結合剤が適用される表面、即ち固定表面は原則としていかなる形状も持つことができ、漏出バリヤー上に一以上の異なる場所において位置されることができる。ここで及び以後、固定表面という用語はそれゆえ固定表面の形状又は数に関していかなる限定も含まない。
【0012】
接着及び/又は凝集能力を失う結合剤に一緒になって貢献する様々なパラメータ(例えば温度、雰囲気湿度、材料の選択、引張力又は剪断力など)の間の相互作用を避けることはもちろん不可能であるが、ほとんどの場合において主要な影響要因を区別することができる。ここで主要な影響要因はひょっとしたら幾分長い時間がかかるかもしれないが他の要因がなくても本質的に同じ結果を達成しうる要因を意味する。以後、結合剤がその接着及び/又は凝集能力を失うための主要な影響要因を意味する。
【0013】
使用中、接着及び/又は凝集能力を失う接着剤の形の結合剤の一つのタイプはEP 0571548B1から従来知られている。前記特許における温度及び感圧性接着剤は最小温度及び最大温度を有する通常使用温度領域(Normal Use Temperature Zone(NUTZ))として知られるものを持つ。接着剤は温度が最大温度より上に上がるとき又は最小温度より下に下がるときに、即ちNUTZ領域から離れるときにその接着及び/又は凝集能力を完全に又は部分的に失う。
【0014】
製品が装着者上に適合された後、装着者の体温は吸収製品中の温度を上昇させ、このようにして接着剤の温度も上昇させる。結果として、温度は接着剤及び漏出バリヤーに対する引き金又は活性手段として機能する。本発明のために好適な接着剤は27−40℃、好ましくは29−38℃、最も好ましくは30−37℃の範囲内でその接着及び/又は凝集能力を失い、そのとき漏出バリヤーの第一及び/又は第二表面はその固定表面から離れ、立っている又は高くされた漏出バリヤーになる。これは(漏出バリヤーを有する従来のおむつ、失禁製品又は他の吸収製品のように)立っている漏出バリヤーが吸収製品を装着者上に置いたときに斜めにゆがむ危険を完全に避け、不必要な漏出をこのようにして避ける。あるいは、これは漏出バリヤーが液体透過性表面層上に部分的に侵入し、液体が吸収体に行くのを妨げる危険を完全に避ける。それゆえ、本発明によって、液体が製品から外に又は漏出バリヤーを介して走る危険も除去される。
【0015】
使用されうる結合剤の別のタイプはワックス、オイル又はパラフィンである。特にローション及びスキンケア製品に今日一般に含まれる特定の組成物を使用することもできる(これはローション及びスキンケア製品、例えばCAREMELT,Henkel−Cognis,スウェーデンを使用することを考える可能性を除外しない)。かかる組成物は組成物中の含有量を変化することによって容易に変動されうる相対的に低い融点を持つことが多い。好適な組成物はグリセリド、C14−C22脂肪アルコール、C12−C22脂肪酸及びC12−C22脂肪アルコールエトキシレート(約2〜約30のエトキシル化度を持つ)、又はそれらの誘導体からなる群からの物質を含有することができる。ほとんどの場合において、動物及び植物油は様々な飽和及び不飽和脂肪酸の混合物を含有する。その分野の熟練者は同様の組成物中の脂肪酸の量を増加及び/又は減少することによって融点に影響を与える可能性について極めて熟知している。表1及び表2を参照されたい(CRC Handbook of Chemistry and Physics 第75編 1994−1995,p7−28,7−29から得られた値)。
【0016】
【表1】
Figure 0004317363
【0017】
【表2】
Figure 0004317363
【0018】
本発明のために好適な組成物は27−40℃、好ましくは29−38℃、最も好ましくは30−37℃の範囲内で接着及び/又は凝集能力を失う。
【0019】
本発明の範囲内では20g/mh以上のTEWL値で接着及び/又は凝集能力を失う接着剤を使用することもできる。TEWL(表皮を横切る水損失(transepidermal water loss))はエバポリメータ(Servomed,Varberg,スウェーデンからのEP2)として知られるものを使用して測定されることができる。装置は皮膚から蒸発する液体の量(原則として皮膚を通って移動される量に等しい)(g/mh)を測定するように設計される。
【0020】
この値はバリヤー機能に対する皮膚の状態の測度として一般に使用される。しかしながら、装置は皮膚の表面上の湿分含有量の測定値を得るために皮膚をカバーする製品と関連して使用されることができる(測定方法は“A refined method to evaluate diapers for effectiveness in reducing skin hydration−using the adult forearm”F.J.Akin et al.,Skin research & technology,1997,3:173−176に詳細に記載されている)。
【0021】
温度活性結合剤を有する代わりに、製品中の湿分含有量は結合剤の接着及び/又は凝集特性を制御することができる。吸収製品中の湿分はそれゆえ接着剤の接着及び/又は凝集能力を失わせるために使用されることができる。皮膚が材料によってカバーされるとき、カバーされる領域中の湿分含有量は増加することが一般に知られている。あるいは、本発明の範囲内では湿分含有量が極めて高くなるとき、即ち製品の湿潤に対して等価になるとき、接着及び/及び凝集能力を失う接着剤(即ち、接着剤が水溶性である)を使用することができる。
【0022】
本発明の範囲内ではpH3〜7の範囲内の一つ又は幾つかの値で接着及び/又は凝集能力を失う接着剤を使用することもできる。皮膚が特定のpHを有するという事実に加えて、例えば尿のpHを接着剤がその接着及び/又は凝集能力を失う引き金として使用することができる。
【0023】
別の例によれば、結合剤は使用中、例えば製品が使用中に機械的作用を受けるとき、接着及び/又は凝集能力を失うように設計された劣った品質の熱結合及び/又は超音波溶接によって構成されることができる。本発明の範囲内では良好な品質の熱結合及び/又は超音波溶接によって構成される結合剤を考えることもでき、かかる場合では結合が劣った品質で作られるときより小さな固定表面を用いて実施される。結合が吸収製品の通常使用から生じる引張及び剪断力を受けたとき、それは緩くなり、その接着及び/又は凝集能力を失う。溶接が実施される前提条件は溶接される材料が相対的に同じような融点を持つことである。ここで、劣った品質は例えば相対的に異なる融点を有する二つの材料間の結合を意味し、さらに言うと例えば一方の材料だけが溶融し他方の材料に結合すること、又は一方の材料が完全に溶融し他方の材料が部分的に溶融することである。あるいは、エネルギー供給が結合材料を完全に溶融するのに不十分であるときに劣った品質の結合が形成されることを考えることができるだろう。
【0024】
別の例によれば、結合剤は脚弾性体の結合剤からなる。脚弾性体が表面層に固定されるとき、これはホットメルト接着剤を使用して通常実施される。もしこの結合剤の量が正確に調整されないなら、結合剤は脚部分における表面層に浸透し、又は漏出バリヤーの縁において漏れることがあり得る。この結合剤の過剰量は漏出バリヤーを固定するために使用されることができる。
【0025】
一つの例によれば、漏出バリヤーは不織材料又は不織層から作られた積層体からなるか又はそれを含み、それは透過性、強度、柔軟性及び可撓性などの漏出バリヤーの特性の大きな変化に対する可能性を与える。バリヤー積層体はもちろん不織層以外の材料、例えばプラスチックフィルムを含むことができる。
【0026】
図面の簡単な記述
本発明は添付図面に示された図を参照して以下により詳細に記載されるだろう。
図1は側部フラップ及び第二表面層に固定されかつ折りたたまれた漏出バリヤーを持つ、使用前のおむつを示す。
図2は立っている又は高くされた漏出バリヤーを持つ、使用中に見られるおむつを示す。
図3aは側部フラップ及び第二表面層に固定されかつ折りたたまれた漏出バリヤーを含む、使用前のおむつの前端部分の一部を側面図で示す。
図3bは固定表面から離れて立っている又は高くされた漏出バリヤーになる漏出バリヤーを含む、使用後のおむつの前端部分の一部を示す。
図4は第一表面層に固定されかつ折りたたまれた漏出バリヤーを含む、使用前のおむつの前端部分の一部を示す。
図5aは第二表面層に固定されかつ折りたたまれた漏出バリヤーを含む、使用前のおむつの前端部分の一部を示す。
図5bは第一表面層に固定されかつ折りたたまれた漏出バリヤーを含む、使用前のおむつの前端部分の一部を示す。
【0027】
発明を実施するための方式
本発明は装着者の股領域に位置されかつ体排泄物を吸収することを意図される吸収製品の全てのタイプに関する。本発明はそれゆえ、おむつ、パンツおむつ、失禁パッドなどの製品を含む。それは原則としてここで記載されるおむつである。
【0028】
図1に示されたおむつは縦方向中央線及び横方向中央線を有し、前及び後端部分1,2、おむつの使用中、装着者の脚の間に配置されることを意図される中間股部分3、縦方向側縁4,5及び横方向側縁6,7、下方の液体不透過性裏打ち層8、吸収体9、第一液体透過性表面層10、及び漏出バリヤー15,16の第一縁45,46を構成する又はその近くを走る第一線29上の液体透過性表面層10に沿って縦方向に固定された縦方向漏出バリヤー15,16を有する。漏出バリヤー15,16はまた、第二縁17,18を含む。第二縁17,18は弾性体を含み、それゆえ少なくともその中央部分において一緒にギャザーを付けられる。側部フラップ11,12は漏出バリヤー15,16の外側で横方向に延び、少なくとも股部分3においてそれらの自由側縁4,5に沿って縦方向弾性要素13,14を有し、その弾性要素13,14は製品の使用中、脚弾性体として作用する。
【0029】
第一の本質的に液体透過性の表面層10は漏出バリヤー15,16の間に位置され、第二の本質的に液体不透過性の表面層39は漏出バリヤー15,16の外側に位置され、漏出バリヤーの端15a,15b,16a,16bは示された例では前端部分1において下に折りたたまれ、少なくとも前端部分1及び後端部分2の部分において漏出バリヤー15,16の第二縁17,18の近くを走る第二線28に沿って結合剤、例えば接着剤又は溶接などによって第一表面層に対して平坦に固定される。あるいは、端部分1,2の一つだけに漏出バリヤー15,16の端15a,15b,16a,16bを下に固定することができる。液体不透過性表面層39に端15a,15b,16a,16bを固定することもできる。
【0030】
漏出バリヤー15,16はまた、第一表面41,42及び端15a,15b,16a,16bの間の第二表面43,44を有する。表面層10,39は二つの異なる層であることができ、あるいは表面層10,39は一つの同じ層であることができるが、図1において液体透過性表面層10の表面に相当する領域内でより大きな液体透過性を持つ。おむつはまた、接着剤付きテープ、又はタッチアンドクローズファスナーなどの形の固定手段19,20(ここではおむつの表面層の方に折りたたまれる)を含む。おむつは漏出バリヤーの外側に何らかの方法で延びる側部フラップ11,12を含む。
【0031】
漏出バリヤー15,16の第一縁45,46はおむつの縦方向中央線38の各側上で本質的に液体透過性表面層10に沿って永続的に固定されるが、領域15a,15b,15c,16a,16bの全体を通して固定されることもできる。固定は例えば接着又は溶接によって実施される。図1の例では、漏出バリヤーの第二縁17,18はおむつの股部分3の近くの製品の縦方向中央線38から離れて外側に折りたたまれ、漏出バリヤーの第一表面41,42は製品の使用中、接着及び/又は凝集能力を失う結合剤によって固定される。
【0032】
図2はおむつが使用中どのように見えるかを示す。ここで、おむつの前端部分1及び後端部分2は中間股部分3を伴って見ることができる。前部分1は固定手段19,20によって後部分2とともに固定される。これはおむつの上に装着者の胴体のための開口21を形成する。装着者の脚のための開口22は図において観察されることもできる。もちろん図2の観察者から離れて面するおむつの側上にも対応する脚開口22が存在する。製品上の側縁4によって画成される装着者の脚のための開口22の縁において、側部フラップ11及び高くされた漏出バリヤー15を見ることができ、漏出バリヤー15の第一表面41は接着及び/又は凝集能力を失った固定表面における結合剤として明瞭に見られ、漏出バリヤー15は結果として高くされた漏出バリヤーの形をとる。
【0033】
漏出バリヤー15,16は漏出バリヤー15,16の第二縁17,18に予め緊張された状態で固定されかつその端15a,15b,16a,16bにおいて表面層10,39に固定される弾性要素によって少なくともその中央部分においてギャザーを付けられる。これは、製品が装着者のまわりで延ばされ、折りたたまれた漏出バリヤーの第二縁17,18を保持する接着剤がその固定表面から離れるとき、漏出バリヤーが装着者の体に対して立ち上がり高くされた漏出バリヤーを形成するだろう。弾性体は使用中、緊張され、それは結果として漏出バリヤー15,16の第二縁17,18を装着者に向かって上方に向けられる。
【0034】
漏出バリヤー15,16は液体が原則として股部分3において漏出することを防止するために本質的に液体不透過性であることが好ましい。上述のように、装着者上の製品において漏出バリヤー15,16が誤った場所に至る傾向、即ち吸収体9及び表面層10上で折りたたまれ装着者によって放出される液体及び動きからこれらを妨げる傾向を持つ問題がある。この問題は本発明によれば漏出バリヤー15,16の第二縁17,18が折りたたまれ、漏出バリヤーの第一表面41,42又は第二表面43,44が吸収製品の使用中、接着及び/又は凝集能力を失う結合剤によって好ましくは股部分3に近い第二表面層39及び/又は第一表面層10に固定される。漏出バリヤー15,16は次いで高くされる。
【0035】
漏出バリヤー15,16及び第一線29の外側に横方向に位置される領域は側部フラップ11,12であると考えられる。おむつの前端部分1及び後端部分2において、側部フラップ11,12の前端23,24及び後端25,26を見ることができる。図に示された腰弾性体は横方向縁6,7の一つ又は両方上に存在させることができるが、おむつが腰弾性体を全く持たないことも可能である。
【0036】
図3aは使用前のおむつの一部を示し、そこでは示された漏出バリヤー15及びその延伸可能な第二縁17は製品の縦方向中央線38から離れて第二表面層39に対して股部分3の近くに折りたたまれる。漏出バリヤー15の第一表面41は使用中、接着及び/又は凝集能力を失う結合剤によって股部分3の近くの第二表面層39及び側部フラップ11に固定される。
【0037】
おむつの断面では、下方の液体不透過性裏打ち層8、吸収体9及び第一液体透過性表面層10を見ることができる。縦方向側縁4及び横方向側縁6の一部、縦方向弾性要素13を持つ側部フラップ11の一部、側部フラップの前端25及び漏出バリヤーの端15a(その端は第一表面層10に対して平坦に折りたたまれる)を見ることができる。第二線28は製品の縦方向中央線38の方向にある程度延び、折りたたまれた漏出バリヤーの端15aは第二線に沿って第一表面層10に固定される。固定は接着又は溶接、例えば超音波溶接によって実施されることが好適である。第一線29と第二線28の間の領域15a全体が同じ方法で第一表面層10に固定されることができ、又は第一線29だけあるいは第一線29と第二線28を同じ方法で固定することができる。
【0038】
図3bは使用後のおむつの一部を示す。漏出バリヤー15及びその延伸可能な第二縁17は高くされた状態であり、漏出バリヤー15の第一表面41は側部フラップ11及び第二表面層39から離れている。おむつの断面において、下方の液体不透過性裏打ち層8、吸収体9及び第一液体透過性表面層10を見ることができる。縦方向弾性要素13を持つ縦方向側縁4及び横方向側縁6の一部、側部フラップの前端25、及び漏出バリヤーの端15a(その端は第一表面層10に対して平坦に折りたたまれる)を見ることができる。第二線28は製品の縦方向中央線38の方向にある程度延び、折りたたまれた漏出バリヤーの端15aはこの第二線に沿って第一表面層10に固定される。固定は接着又は溶接、例えば超音波溶接によって実施されることが好適である。第一線29と第二線28の間の領域15a全体が同じ方法で第一表面層10に固定されることもできる。あるいは、第一線29だけ又は第一線29と第二線28を同じ方法で固定されることができる。
【0039】
図4,5a及び5bは漏出バリヤーの様々な例を示すことに注意されたい。これは本発明が漏出バリヤーの一つの例だけに限定されないが、全ての考えられる漏出バリヤーの形が本発明の範囲内に含まれることができること及び含まれなければならいないことを示すためである。同じ部分に参照する場合には、前と同じ参照符号が使用される。
【0040】
図4は使用前の本発明の別の例を示し、そこでは漏出バリヤー15及びその延伸可能な第二縁17は股部分3の近くで第二表面層39から離れて製品の縦方向中央線38の方に折りたたまれている。漏出バリヤー15の第二表面43は使用中、接着及び/又は凝集能力を失う結合剤によって股部分3の近くの第一表面層10に固定される。おむつの断面において、下方の液体不透過性裏打ち層8、吸収体9及び第二液体不透過性表面層39を見ることができる。縦方向側縁4及び横方向側縁6の一部、側部フラップ11の一部、側部フラップの前端25及び漏出バリヤーの端15a(その端は第一表面層10に対して平坦に折りたたまれる)を見ることもできる。第二線28は製品の縦方向中央線38の方向にある程度延び、折りたたまれた漏出バリヤーの端15aはこの第二線に沿って第一表面層10に固定される。固定は接着又は溶接、例えば超音波溶接によって実施されることが好適である。第一線29と第二線28の間の領域15a全体が同じ方法で表面層に固定されることもでき、又は第一線29だけあるいは第一線29と第二線28を同じ方法で固定することもできる。
【0041】
図5aは使用前の本発明の別の例を示し、そこでは漏出バリヤー15及びその延伸可能な第二縁17は製品の縦方向中央線38から離れるように股部分3の近くの第二表面層39に対して折りたたまれている。漏出バリヤー15の第一表面41は使用中、接着及び/又は凝集能力を失う結合剤によって第一表面層10から離れて股部分3の近くの側部フラップ11に固定される。おむつの断面において、下方の液体不透過性裏打ち層8、吸収体9、第一液体透過性表面層10及び第二液体不透過性表面層39を見ることができる。縦方向側縁4及び横方向側縁6の一部、側部フラップの前端25及び漏出バリヤーの端15c(その端は第一表面層10から離れて平坦に折りたたまれる)を見ることもできる。第二線28は製品の縦方向中央線38の方向にある程度延び、折りたたまれた漏出バリヤーの端15cはこの第二線に沿って第二表面層39に固定される。固定は接着又は溶接、例えば超音波溶接によって実施されることが好適である。第一線29と第二線28の間の領域15c全体が同じ方法で第二表面層39に固定されることもでき、又は第一線29だけあるいは第一線29と第二線28を同じ方法で固定することもできる。
【0042】
図5bは使用前の本発明の別の例を示し、そこでは漏出バリヤー15及びその延伸可能な第二縁17は製品の縦方向中央線38から離れるように股部分3の近くの第一表面層10に対して折りたたまれている。漏出バリヤー15の第二表面43は使用中、接着及び/又は凝集能力を失う結合剤によって股部分3の近くの側部フラップ11から離れて第一表面層10に固定される。
【0043】
おむつの断面において、下方の液体不透過性裏打ち層8、吸収体9、第一液体透過性表面層10及び第二液体不透過性表面層39を見ることができる。縦方向側縁4及び横方向側縁6の一部、側部フラップの前端25及び漏出バリヤーの端15c(その端は第一表面層10から離れて平坦に折りたたまれる)を見ることもできる。第二線28は製品の縦方向中央線38の方向にある程度延び、折りたたまれた漏出バリヤーの端15cはこの第二線に沿って第二表面層39に固定される。固定は接着又は溶接、例えば超音波溶接によって実施されることが好適である。第一線29と第二線28の間の領域15c全体が同じ方法で表面層に固定されることもでき、対応するように、第一線29だけあるいは第一線29と第二線28を同じ方法で固定することもできる。
【0044】
繊維布材料、不織材料は通常、おむつ及び失禁パッドの如き吸収製品における表面層として使用される。しかしながら、有孔プラスチックフィルム、ネット材料、連続気泡フォームなどを使用することもできる。液体透過性表面層としても機能する表面を持つ吸収材料を使用することもできる。かかる吸収材料の例は吸収性連続気泡フォーム、結合された繊維詰物などである。吸収製品上の表面材料として使用されることが多い繊維布材料はポリプロピレン繊維から作られた繊維布である。この材料は疎水性であり、それは未処理状態では液体を受け入れない傾向を持つことを意味する。それは例えば漏出バリヤー15,16及び側部フラップ11,12の表面層39に対する好適な材料であり、それらは液体不透過性であることが好ましい。おむつにおける表面層は表面全体にわたって、漏出バリヤーの内側及び外側並びに漏出バリヤー中において同じ材料からなることができ、それらは漏出バリヤーのギャザーの付いた部分を生成する弾性要素として含まれる弾性糸を有する表面材料から折りたたまれる。
【0045】
液体は二つの漏出バリヤー15,16の間の表面層上で受け入れられるだろう。前及び後端23,24,25,26を含む側部フラップ11,12は漏出バリヤー15,16の外側に位置される。上述のように、ポリプロピレンから作られた繊維布は疎水性であり、従って本質的に液体不透過性であり、それは側部フラップ及び漏出バリヤーのために好適である。なぜならばこれらは液体不透過性であることが好ましいからである。二つの漏出バリヤー15,16の間の液体受入領域では、液体が吸収体9に到達するために透過性でなければならない。ここで表面層は、親水性になり、従って液体を受け入れ下にある吸収体9に透過するように処理されている。ポリプロピレンから作られた繊維布は親水性になるように従来の方法で処理されることができる。
【0046】
第一及び第二表面層10,39はおむつ全体にわたって延びる一つの同じ層からなることができる。そのとき、漏出バリヤー15,16の間の第一表面層10を構成する部分は液体透過性になるように処理されるか、又は第二表面層39を構成する部分は本質的に液体不透過性になるように処理される。漏出バリヤー15,16はこの層からなることもでき、同じ材料タイプ又は異なる材料タイプからなることができる。もし同じ材料タイプが使用されるなら、異なる層10,39は例えば不透過性又は厚さに関して材料が異なり液体を多かれ少なかれ透過できるように異なる繊維含有量を有することができる。この関連において、液体不透過性でなければならない領域(即ち側部フラップ11,12の表面層39及びそれらの前及び後端23,24,25,26及びもし適切なら漏出バリヤー15,16)において、より不透過性の材料が選択される。二つの漏出バリヤー15,16の間に位置される液体受入表面層10上には不透過性に劣る材料が使用される。材料は最初から疎水性又は親水性であることができ、疎水性材料は材料が液体不透過性でなければならない場合に選択され、親水性材料は材料が液体透過性でなければならない場合に選択される。漏出バリヤー15,16は多数の異なる層からなることができる。もし第一層が例えば今日一般的であるスパンボンド不織布から作られた繊維布であるなら、材料層(その層は液体不透過性である)をメルトブロー技術によって適用することができ、次いで繊維布の別の層を適用することができる。メルトブロー技術では、溶融ポリマーが高スピードで熱いガス流中に押し出され、それはポリマーを繊維に変形し、それは冷却され収集されて布又はウェブを形成し、それはこの場合において繊維布のウェブとともに結合される。かかる材料の一例はSMS(スパンボンド−メルトブロースパンボンド)材料として知られるものである。このタイプの層材料は本質的に液体不透過性である側部フラップ11,12上の表面層39として使用されることもできる。他のタイプの液体不透過性材料は漏出バリヤー15,16間の表面層10において異なる液体透過性材料を使用することができるのと同じ方法でこれらの領域においてももちろん使用されることができる。
【0047】
示された例では、吸収体9はセルロース毛羽からなり、それは超吸収製品として知られるものを混合されたり又はされなかったりする。しかしながら、吸収体はおむつ、パンツおむつ、失禁パッド、パンティライナーなどの吸収製品のために吸収体に使用されるいずれの材料からも作られることができる。吸収体9は吸収材料の一以上の層からなることもでき、放出された液体を液体受入表面層10から離れるように迅速に案内することができるように詰物材料などの層を含有することもできる。吸収体9によって構成される層の各々はもちろん超吸収材を含有することができる。
【0048】
液体不透過性裏打ち層8は液体不透過性プラスチックフィルム、液体ブロッキング材料で被覆された不織層、又は液体透過に抵抗する能力を有する他の可撓性材料層からなるか又はそれらを含有することができる。一般にもし液体不透過性裏打ち層8が呼吸可能であるなら、即ち水蒸気を層8に透過できるなら有利である。
【0049】
それゆえ本発明は漏出バリヤー15,16の位置決め及び製品を装着者上に置くためのデザインに関して改良された特性を持つ吸収製品に関する。漏出バリヤー15,16及びそれらの延伸可能な第二縁17,18は製品の縦方向側縁4,5から離れて及び/又はそれに向かって、製品の縦方向中央線38に向かって及び/又はそれから離れて折りたたまれ、漏出バリヤー15,16の第一表面41,42及び/又は第二表面43,44は製品の使用中、接着及び/又は凝集能力を失う結合剤によって側部フラップ11,12の近くのそこで及び股部分3の近くの第一表面層10及び/又は第二表面層39に固定される。漏出バリヤー15,16を折りたたむことは漏出バリヤーが液体透過性表面層10上で自らを位置決めする危険を除去し、装着者からの動きや体液が吸収体9に到達するのを防止し、動きに対する密接な接触による体液の漏出の危険、動き、不快な感覚及び皮膚刺激などが避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 側部フラップ及び第二表面層に固定されかつ折りたたまれた漏出バリヤーを持つ、使用前のおむつを示す。
【図2】 立っている又は高くされた漏出バリヤーを持つ、使用中に見られるおむつを示す。
【図3】 図3aは側部フラップ及び第二表面層に固定されかつ折りたたまれた漏出バリヤーを含む、使用前のおむつの前端部分の一部を側面図で示し、図3bは固定表面から離れかつ立っている又は高くされた漏出バリヤーになる漏出バリヤーを含む、使用後のおむつの前端部分の一部を示す。
【図4】 第一表面層に固定されかつ折りたたまれた漏出バリヤーを含む、使用前のおむつの前端部分の一部を示す。
【図5】 図5aは第二表面層に固定されかつ折りたたまれた漏出バリヤーを含む、使用前のおむつの前端部分の一部を示し、図5bは第一表面層に固定されかつ折りたたまれた漏出バリヤーを含む、使用前のおむつの前端部分の一部を示す。

Claims (7)

  1. おむつ、パンツおむつ、失禁パッド、衛生ナプキン又はそれらの類似物品の如き吸収製品であって、二つの縦方向側縁(4,5)、二つの横方向側縁(6,7)、縦方向中央線(38)を有する一般に長方形形状を持つ吸収体(9)を含み、さらに第一の液体透過性表面層(10)及び第二の本質的に液体不透過性の表面層(39)、本質的に液体不透過性の裏打ち層(8)、前記液体透過性表面層(10)と前記裏打ち層(8)の間に位置された吸収体(9)、縦方向中央線(38)の各側上でかつ液体透過性表面層(10)上で縦方向の可撓性材料から作られた二つの漏出バリヤー(15,16)を含み、漏出バリヤー(15,16)の各々が液体透過性表面層(10)に沿って永続的に固定された第一縁(45,46)及び吸収製品の縦方向中央線(38)の方向に延びる第二縁(17,18)を持ち、さらに漏出バリヤー(15,16)の各々が第一表面(41,42)及び第二表面(43,44)を持つものにおいて、前記漏出バリヤー(15,16)の各々の第一表面(41,42)及び/又は第二表面(43,44)が第一液体透過性表面層(10)及び/又は第二液体不透過性表面層(39)に結合剤によって一時的に固定され、前記結合剤は27−40℃の温度範囲内でその接着及び/又は凝集能力を失うことを特徴とする吸収製品。
  2. 結合剤が29−38℃の温度範囲内でその接着及び/又は凝集能力を失う請求項1に記載の吸収製品。
  3. 結合剤がグリセリド及び/又はC14−C22脂肪アルコール及び/又はC12−C22脂肪酸及び/又は約2〜約30のエトキシル化度を持つC12−C22脂肪アルコールエトキシレート及び/又はそれらの誘導体を含む請求項1又は2に記載の吸収製品。
  4. 結合剤が接着剤である請求項1〜3のいずれかに記載の吸収製品。
  5. 結合剤が飽和及び不飽和C12−C22脂肪酸の混合物である請求項1〜4のいずれかに記載の吸収製品。
  6. 結合剤が20g/mh以上のTEWL値でその接着及び/又は凝集能力を失う接着剤である請求項1〜5のいずれかに記載の吸収製品。
  7. 漏出バリヤー(15,16)が不織材料又はその積層体を含む請求項1〜6のいずれかに記載の吸収製品。
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