JP4316994B2 - キーの斜め押し防止構造およびキースイッチ - Google Patents

キーの斜め押し防止構造およびキースイッチ Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータ、テレビゲーム、オーディオ等に用いるキースイッチおよびキーの斜め押し防止構造に関する。
従来からキースイッチの一種として十字型キースイッチが存在する。十字型キースイッチとしては、特許文献1に示すようなものが知られている。図5に特許文献1記載の十字型キースイッチ70を示す。(a)はその平面図であり、(b)は(a)におけるD−D断面図である。この十字型キースイッチ70は、キートップ71のフランジ72の外周下縁部に枠73を有し、その内周にはラバーシート74が突起75を介して取り付けられている。
このラバーシート74の下方に、その一部を膨らませるようにして、4個のカップ状の突起76と4個のカップ状の突起77a、77b、77c、77dの合計8個の突起が設けられている。十字4方向に配置された突起76は、下端に可動接点78が配設され、基板79上の固定接点80と上下一対一に対峙している。
十字4方向の間の斜め方向に設けられた、残りの4個の突起77は、突起76よりも上下長さが大きく、基板79に圧接弾着することによってキートップ71を上方へ付勢している。よって、キートップ71に設置されている、十字形操作部71aの各操作片のうち何れか一つを押下すれば、固定接点80と可動接点78とが接触して導通する。また、キートップ71を解放すれば、突起77の弾性力によって、キートップ71が元の平衡状態へ復帰する。これによって両接点78、80は離れる。
特開平9−259706号公報
特許文献1に示す十字型キースイッチ70では、十字型操作部71aの右側操作部を押下したとき、図6に示す右側に配置された2つの突起77a、77bの先端を支点として揺動運動をする。また、左側操作部を押下したときは、左側に配置された2つの突起77c、77dの先端を支点として揺動運動をする。よって、十字型操作部71aを4方向の各方向へ押下する時に、キートップ71が同一の中心軸を中心として揺動運動をしない。したがって安定した動作を得るためには、十字型キースイッチ70の設計や製造の面ではかなりの慎重さを必要としている。
また、図7に示すように、基板91の表面に4方向スイッチ92を配置し、該4方向スイッチ92に設けられたノブ93をキートップ94に設けられた凹部95に挿入する形で、キートップ94を4方向スイッチ92の上部に配置する場合がある。この場合、該キートップ94の下部に、斜め押し防止用の突起96(上述の突起77a、77b、77c、77dに相当)が、十字4方向の間の斜め方向となる斜め十字4方向に基板91の表面に接触するように設けられることとなる。このようなキースイッチでは、キートップ94の回動中心に突起96のうちの2つが4方向スイッチ92のノブ93の位置とは異なるため、ノブ93が十字4方向に駆動されず、スイッチとして機能しない。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、安定した動作を得やすく、かつ通用範囲を広くできるキーの斜め押し防止構造およびキースイッチを提供しようとするものである。
また、他の発明のキーの斜め押し防止構造は、キートップの下面中央に揺動中心となる中心軸を下方に向かって突出するように設け、この中心軸の内部に弾性部材の一端を埋設すると共に、この弾性部材の他端を基板に固定することで、中心軸を基板に当接した状態でキートップを基板に対して揺動可能に支持し、かつキートップを十字4方向のうち何れか一方側へ揺動することで、基板上に形成されたスイッチが入力されるように形成されると共に、十字4方向の間の斜め方向となる4方向のうち1つ以上の方向でかつキートップの下面に、下方に向かって突出する突起を設け、この突起は、キートップが揺動していないときは、基板との間に隙間が発生し、キートップが突起の方向であって、斜め方向に揺動したときは、基板と接触しスイッチが動作しないように構成され、さらに中心軸は突起よりも下方に向かって突出していて、その中心軸の下方に向かって突出する端部は下方に向かって凸となる湾曲形状に形成されていると共に、弾性部材のうち中心軸に向かって突出する部分は外部に露出しない状態で中心軸によって覆われている。
また、他の発明のキーの斜め押し防止構造は、キートップの下面中央に揺動中心となる中心軸を下方に向かって突出するように設け、この中心軸の内部に弾性部材の一端を埋設すると共に、この弾性部材の他端を基板に固定することで、中心軸を基板に当接した状態でキートップを基板に対して揺動可能に支持し、かつキートップを揺動することで、基板上に形成されたスイッチが入力されるように形成されると共に、スイッチを動作させる方向以外の方向のうち1つ以上の方向で、かつキートップの下面に、下方に向かって突出する突起を設け、この突起はキートップが揺動していないときは、基板との間に隙間が発生し、キートップが突起が設けられている方向に揺動したときは、基板と接触し、スイッチが動作しないように構成され、さらに中心軸は突起よりも下方に向かって突出していて、その中心軸の下方に向かって突出する端部は下方に向かって凸となる湾曲形状に形成されていると共に、弾性部材のうち中心軸に向かって突出する部分は外部に露出しない状態で中心軸によって覆われている。
また、本発明のキースイッチは、上述のキーの斜め押し防止構造を有し、キートップの上部を外装パネル面より飛び出させている。
本発明のキーの斜め押し防止構造およびキースイッチは、安定した動作が得やすくなり、かつ適用範囲の広いものとなる。
以下、本発明の一実施の形態に係るキースイッチについて、図1から図3に基づいて説明する。なお、キーの斜め押し防止構造については、キースイッチの説明と併せて行うものとする。
図1は、本発明の第一の実施の形態に係るキースイッチを示す図である。(a)はその平面図であり、(b)は(a)におけるA−A断面図である。この図に示すように、キースイッチ10は、平板状の基板1の表面に4方向スイッチ2を配置し、該4方向スイッチ2に設けられたノブ3をキートップ4の下面に設けられた凹部5に挿入する形で、キートップ4を4方向スイッチ2の上部に配置する構成となっている。
4方向スイッチ2は、図1(a)でノブ3に上下左右の方向に力が加えられたとき、ノブ3が斜めに倒れることで、その倒れた方向のスイッチが動作するものである。この4方向スイッチ2は、基板1の表面に配置され、本体7とノブ3により形成されている。本実施の形態で使用されている4方向スイッチ2の形状は、本体7は略立方体、ノブ3は直方体となっている。4方向スイッチ2は、ノブ3が本体7の上部に取り付けられており、上述したように、ノブ3が本体7に対して、左右上下の十字4方向に揺動し、その揺動した方向にスイッチが動作するように構成されている。
キートップ4は、円盤状の平板4aの上に、直径が平板4aより小さな円柱状の操作部4bが平板4aの中央から上方に突出している形状をしている。キートップ4には十字4方向の間の斜め方向となる斜め十字4方向に、斜め押し防止用の突起6が、キートップ4の下面から下方に向かって突出するように4個設けられている。この突起6は、キートップ4が揺動していないときは、基板1の表面には接触せず、基板1の表面と突起6との間に隙間gが発生するように設けられている。また、キートップ4の下面の中央には、凹部5が、4方向スイッチ2のノブ3の外形よりやや大きめに形成されている。
キートップ4は、下面に形成されている凹部5に4方向スイッチ2のノブ3が挿入される形で4方向スイッチ7の上部に配置されているため、キートップ4の操作部4bを十字4方向の各方向へ押下したとき、4方向スイッチ2のノブ3もその各方向へ揺動するようになっている。ノブ3の揺動は、本体7の上面または上面近傍を支点として、ノブ3斜め方向に倒れたり、図1(b)のように鉛直状に復帰することで実現される。
キートップ4の下面に斜め十字4方向となる方向に設けられている突起6と基板1の表面との間には隙間gが設けてあるため、4方向スイッチ2に設けられたノブ3を揺動中心としてキートップ4も揺動することができる。
本実施の形態で用いたキートップ4に設けられた突起6は、基板1の表面との間に隙間gが形成されているため、図7の場合とは異なり、4方向スイッチ2を使用したとしても、スイッチとして機能させることができる。この場合、キートップ4の操作部4bを各斜め十字4方向に押下したときは、その押された方向に配置されている突起6が基板1の表面に接触し、キートップ4の揺動をわずかな動きのみに限定する。このため、ノブ3が倒れず各斜め4方向には4方向スイッチ2が動作しない。また、キートップ4の操作部4bを各十字4方向に押下したときは、突起6が基板1の表面に接触するまで、キートップ4が十分揺動し、ノブ3を揺動させる(倒す)ことができる。このため各十字4方向については、4方向スイッチ2が動作する。
なお、4方向スイッチ2は、内部にコイルスプリングなどを配置することによって、揺動後のノブ3を元の位置に復帰させる自動復帰手段を有しているので、操作部4bの十字4方向の押下を解放すれば、キートップ4は元の平衡状態へ復帰する。
上述したように、キートップ4の操作部4bを各斜め十字4方向に押下したときは、各斜め方向には4方向スイッチ2が動作せず、各十字4方向に押下したときは、各方向に4方向スイッチ2が動作する。これは、図1(a)で示す、キートップ4の中心と突起6の最外周との対角線上の距離L1が、キートップ4の中心と突起6の最外周から十字4方向線上におろした垂直線との距離L2より長いため、斜め十字4方向と、十字4方向に同じ押し込み量を加えたとき、斜め十字4方向に押し込んだときのキートップ4の変位量(揺動量)が、十字4方向に押し込んだときのキートップ4の変位量より小さくなるためである。このように、斜め十字4方向と十字4方向に同じ押し込み量を加えたときの、キートップ4の変位量の相違を利用することにより、キースイッチ10の正規十字押しを可能とすると共に、キースイッチ10の斜め押し防止も可能としている。
この実施の形態によれば、キートップ4を十字4方向へ押す時、キートップ4はすべて同じ位置(回転中心)を中心に揺動すると共に、十字4方向以外の斜め方向への押し動作を防止することができる。このため、安定した動作を得やすくなり、かつ4方向スイッチ2を使用するものにも適用できるようになり、適用範囲が広がるものとなる。
次に、第二の実施の形態のキースイッチ20を図2に基づいて説明する。(a)はその平面図であり、(b)は(a)におけるB−B断面図である。なお、第一の実施に係るキースイッチ10と同一部材には同一符号を付し、その説明を省略または簡略化する。
上述の第一の実施の形態では、キートップ4に設けられた突起6の先端の形状は円柱状だが、第二の実施の形態では突起形状を突起21のように、突起21の先端を細くするような形状としている。このように先端を細くすることで、突起21の基板1との距離L2が第一の実施の形態の比べ短くなり、キートップ4が大きく揺動しやすくなり、正規の十字4方向へ、キースイッチ20が入りやすくなる。すなわち隙間gが同じである場合、距離L2が小さくなればなるほど、キートップ4は大きく揺動できるものとなり、4方向スイッチ2を動作させやすくなる。
この実施の形態によれば、キートップ4を十字4方向へ押す時、キートップ4は同じ位置を中心に揺動すると共に、キートップ4の下方に設けられた突起21が存在する方向に押し動作がなされたときには、その揺動が防止される。このため、安定した動作を得やすくなり、かつ4方向スイッチ2を使用するものにも適用できるようになり、適用範囲が広がるものとなる。
次に本発明の第三の実施の形態について説明する。尚、第一、第二の実施の形態や図5に示す従来例と同一部分および同種部分に関しては、同一符号を付し、その説明を省略または簡略化することとする。図3は、本発明の第三の実施の形態に係るキースイッチ30を示す図である。(a)はその平面図であり、(b)は(a)におけるC−C断面図である。図3では、図5に示す従来例と同様に、キートップ31は、基板79の表面に配置され、キートップ31のフランジ72の外周下縁部に枠73を有し、その内周にはラバーシート74が取り付けられている。
キートップ31は、円盤状の基板の上に、直径が円盤より小さな円柱状の操作部31aが円盤の中央から上方に突出している形状をしている。この点は、図1の第一の実施の形態に係るキートップ4と同様である。しかし、このキートップ31はフランジ72の外周下縁部に枠73を有し、その内周にはラバーシート74が取り付けられている。該ラバーシート74の直径は、枠73の内径81と等しくなるように形成され、該ラバーシート74の中心孔83の直径は、キートップ31の下面中央に下方に向かって突出するように設けられた突起75の直径と等しくなるように形成されている。また、突起75にはコイルスプリング84を埋め込むための凹部85が設けられている。
該ラバーシート74は、その一部が下方に膨らむような構成、すなわち十字4方向に配置された4個のカップ状の突起76が下方に突出するような構成を採用している。十字4方向に配置された突起76には、下端に可動接点78が配設され、基板79上の固定接点80と上下一対一に対峙している。そして、キートップ31が揺動していないときは、ラバーシート74に設けられた突起76の下端の可動接点78と固定接点80との間に隙間g1が発生するように構成されている。
また、キートップ31の下面には、十字4方向の間の斜め方向となる斜め十字4方向に各々設置された、斜め押し防止用の突起82が、キートップ31の下面から下方へ突出するように計4個キートップ31と一体的に設けられている。この突起82はキートップ31が揺動していないときは、基板79の表面には接触しておらず、基板79の表面と突起82との間に隙間g2が発生するように構成されている。この隙間g2には先に述べた隙間g1とほぼ同一に設定されている。
突起75にはコイルスプリング84を埋め込むための凹部85が設けられており、該突起75に設けられた凹部85にコイルスプリング84の一端を埋め込み、突起75とコイルスプリング84を固定する。また、コイルスプリング84の他端を基板79に設けられた孔86に挿入し固定する。これにより、キートップ31は、コイルスプリング84を介して基板79上に配置される。コイルスプリング84は基板79に対して垂直に挿入されているため、キートップ31も基板79の表面に対して平行に配置され、キートップ31は基板79に対し平衡状態を保つことができる。
また、キートップ31のフランジ72を覆うように外装パネル面91が配置されている。この外装パネル面91を、第一、第二の実施の形態にも使用できる。すなわち、外装パネル面91によってキートップ4の平板4aを覆うように構成することができる。この斜め押し防止構造を有しているキートップの上部を外装パネル面より飛び出させる構成にすると、キートップを同じ位置を中心に揺動させることができる。このため、キースイッチ10、20、30は、安定した動作を得やすくなる。また、キースイッチ10、20は4方向スイッチを使用するものにも適用できるようになり、適用範囲が広がるものとなる。またキースイッチ10、20、30は、キートップの回動(揺動)が従来のものより小さくなり、外装パネル面91と基板1、79との間のスペースを小さくできるため小型化が可能となる。
キートップ31に設置されている操作部31aを何れか一方へ押下すれば、コイルスプリング84が埋め込まれた突起75を中心にしてキートップ31が揺動し、操作部31aの押下を解放すれば、コイルスプリング84の付勢力により、キートップ31は元の平衡状態に復帰する。
キートップ31に設置されている操作部31aを正規十字4方向の何れか一方へ押下すれば、突起76の下端に設置された可動接点78と固定接点80とが接触して導通しキースイッチ30が動作する。なお、正規の十字4方向にキートップ31が押されたときは、突起82は基板79に接触しない。
また、キートップ31の操作部31aを各斜め十字4方向に押下したときは、斜め十字4方向に設置された、突起82が基板79の表面に接触し、可動接点78が固定接点80に接触するのを防止するため、各十字4方向にはキースイッチ30が動作しないこととなる。
このように、第三の実施の形態においては、第一の実施の形態の場合と異なり、斜め十字4方向と十字4方向にキートップ31を動作させたときの、キートップ31の変位量(揺動量)は同じとなるものの、突起76と突起82の位置関係の相違を利用することにより、キースイッチ30の正規十字押しを可能とすると共に、キースイッチ30の斜め押し防止も可能としている。
この実施の形態によれば、キートップ31を同じ位置を中心に揺動させることができると共に、キートップ31の下方に設けられた突起82が存在する方向に押し動作がなされたときはその大きな揺動が防止される。このため、安定した動作を得やすくなり、かつ4方向スイッチを使用するものにも適用できるようになり、適用範囲が広がるものとなる。
第三の実施の形態でも、第一の実施の形態で示したように、キートップ31が揺動していないときは、キートップ31の下面に設けられている4個の突起76と4個の突起82の合計8個の突起と固定接点80や基板79の表面との間に隙間g1、g2が発生するため、キースイッチ30は、キートップ31に設けられた突起75を揺動中心として揺動することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限り、種々変形可能である。例えば図3で示したキートップ31に設けられた突起82の先端の形状は円錐の上部を平坦にした形状であるが、図1で示す突起6のように、円柱形状としたり、図2に示すように根元を円柱とし、その円柱の先端を図1に示す形状にした複合形状としてもよい。また、本発明の範囲を逸脱しない限り、突起の形状を他の形状としてもよい。
また、上述の第三の実施の形態では、キートップ31の下面にラバーシート74を取り付け、該ラバーシート74の下面に十字4方向に4個のカップ状の突起76を設けたが、キートップ31にラバーシート74を取り付けず、キートップ31の下面に設けられた弾性体からなる突起76を、弾性体とはしないでキートップ31と同質の材質から成る突起とするようにしてもよい。また逆に、突起82を図5の従来例と同様に、ラバーシート74の一部を利用して設置するようにしても良い。
また、各実施の形態では、キートップ4、31の下面に十字4方向の間の斜め方向となる斜め十字4方向に突起を4個設けることによって、斜め十字4方向の斜め押しを防止したが、十字4方向の間の斜め方向となる4方向のうち1つ以上の方向に斜め押し防止用の突起を設けても良い。すなわち図4(a)に示すように、キースイッチ40の十字型のキートップ41の下面であって2つの斜め方向に斜め押し防止用の突起42を設けるようにしても良い。このように、斜め押し防止用の突起の数を4個から3個、2個などに減少させ、キートップ4、31、41が斜め押し防止用の突起を設けた方向に揺動した時は、その突起が基板1、79と接触し、その突起を設けた方向の斜め押しを防止することができるよう、斜め押し防止の方向を斜め十字4方向の全てに限定しないよう突起を設けるようにしても良い。
また、第一から第三の実施の形態では、キートップ4、31の下面に十字4方向の間の斜め方向となる斜め十字4方向に突起を4個設けることによって、斜め十字4方向の斜め押しを防止したが、キースイッチ10、20、30を動作させる方向としては2方向、3方向、6方向(図4(b)参照)、8方向等他の数の方向としても良い。また、斜め押しを防止する方向としては、正規の方向以外の方向のうち1つ以上の方向に斜め押し防止用の突起を設けるようにしても良い。すなわち、キースイッチ10、20、30、40を動作させる方向と斜め押しを防止する方向を4方向と限定せず、2方向、3方向、5方向、6方向、7方向、8方向など任意の数の方向にキースイッチ10、20、30、40を動作させることを可能とすると共に該方向の間の1つ以上の斜め方向の斜め押しが防止できるように突起を設けるようにしても良い。
また、スイッチとしては4方向スイッチ2や固定、可動の接点方式の他に、6方向スイッチ、8方向スイッチ等のスイッチや、多方向スイッチに鉛直方向(8方向)のスイッチ機能(センターブッシュスイッチ部)を有するスイッチとしても良い。
本発明のキーの斜め押し防止構造およびキースイッチは、コンピュータ、オーディオ、テレビゲーム機等に用いるキー操作部において利用することができる。
本発明の第一の実施の形態に係るキースイッチを示す図で、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 本発明の第二の実施の形態に係るキースイッチを示す図で、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。 本発明の第三の実施の形態に係るキースイッチを示す図で、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のC−C断面図である。 各実施の形態に係るキースイッチの斜め押し防止を4方向に限定しない場合を示す図で、(a)は十字4方向に動作可能なキースイッチにおいて、斜め2方向の斜め押し防止が可能なものを示す平面図であり、(b)は斜め6方向の正規押しと共にその間の斜め6方向の斜め押し防止が可能なキースイッチを示す平面図である。 従来の十字型キースイッチを示す図で、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のD−D断面図である。 従来の十字型キースイッチにおいて、十字型操作部の右側操作部を押下したときの断面図である。 従来の十字型キートップを4方向スイッチに適用するとした場合を示す図で、実施不可能な例を示す断面図である。
符号の説明
1 基板
2 4方向スイッチ
3 ノブ
4 キートップ
5 凹部
6 突起
7 4方向スイッチの本体
10 キースイッチ
20 キースイッチ
21 先端を細くした突起
30 キースイッチ
40 キースイッチ
72 フランジ
73 枠
74 ラバーシート
75 突起
76,77,82 突起
78 可動接点
80 固定接点
84 コイルスプリング
91 外装パネル面

Claims (3)

  1. キートップの下面中央に揺動中心となる中心軸を下方に向かって突出するように設け、この中心軸の内部に弾性部材の一端を埋設すると共に、この弾性部材の他端を基板に固定することで、上記中心軸を上記基板に当接した状態で上記キートップを上記基板に対して揺動可能に支持し、かつ上記キートップを十字4方向のうち何れか一方側へ揺動することで、上記基板上に形成されたスイッチが入力されるように形成されると共に、上記十字4方向の間の斜め方向となる4方向のうち1つ以上の方向でかつ上記キートップの下面に、下方に向かって突出する突起を設け、この突起は、上記キートップが揺動していないときは、上記基板との間に隙間が発生し、上記キートップが上記突起の方向であって、上記斜め方向に揺動したときは、上記基板と接触し上記スイッチが動作しないように構成され、さらに上記中心軸は上記突起よりも下方に向かって突出していて、その中心軸の下方に向かって突出する端部は下方に向かって凸となる湾曲形状に形成されていると共に、上記弾性部材のうち上記中心軸に向かって突出する部分は外部に露出しない状態で上記中心軸によって覆われている、ことを特徴とするキーの斜め押し防止構造。
  2. キートップの下面中央に揺動中心となる中心軸を下方に向かって突出するように設け、この中心軸の内部に弾性部材の一端を埋設すると共に、この弾性部材の他端を基板に固定することで、上記中心軸を上記基板に当接した状態で上記キートップを上記基板に対して揺動可能に支持し、かつ上記キートップを揺動することで、上記基板上に形成されたスイッチが入力されるように形成されると共に、上記スイッチを動作させる方向以外の方向のうち1つ以上の方向で、かつ上記キートップの下面に、下方に向かって突出する突起を設け、この突起は上記キートップが揺動していないときは、上記基板との間に隙間が発生し、上記キートップが上記突起が設けられている方向に揺動したときは、上記基板と接触し、上記スイッチが動作しないように構成され、さらに上記中心軸は上記突起よりも下方に向かって突出していて、その中心軸の下方に向かって突出する端部は下方に向かって凸となる湾曲形状に形成されていると共に、上記弾性部材のうち上記中心軸に向かって突出する部分は外部に露出しない状態で上記中心軸によって覆われている、ことを特徴とするキーの斜め押し防止構造。
  3. 請求項1または2記載のキーの斜め押し防止構造を有し、キートップの上部を外装パネル面より飛び出させたことを特徴とするキースイッチ。
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