JP4316843B2 - 電池パック - Google Patents

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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、充電可能な電池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、外部から内部の電池セルに電力の供給を受けて充電され、該電池セルに充電された電力を外部に供給する電池パックが知られている。
【0003】
特開平11−233159には、電力残量を表わすために、自身に設けられた発光体を発光する電池パックが提案されている。
【0004】
上記提案の電池パックでは、電力残量を表わす手段として、電力残量に応じた所定のパターンでの発光体の点灯あるいは点滅が行われるが、これらを行なうための電力は電池セルに充電された電力でまかなわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
つまり、上記提案の電池パックには、電力残量の表示のために電力残量が減ってしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑み、電池セルの電力残量を電池セルの電力を消費せずに知ることができる電池パックを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の第1の電池パックは、
外部から内部の電池セルに電力の供給を受けて充電され、この電池セルに充電された電力を外部に供給する電池パックにおいて、
上記電池セルへの充電回数を計数する充電回数カウンタと、
上記電池セルの電圧を検出する電圧モニタと、
上記充電回数カウンタによって計数された充電回数と上記電圧モニタで検出された上記電池セルの電圧とに基づいてこの電池セルに残存する電力の残量を算出する残量算出部と、
上記残量算出部で算出された、上記電池セルに残存する電力の残量を記憶しておくメモリ部と、
外部からの電磁誘導による電力の供給を受けると共に外部に向けて情報を送信するコイルを有しこのコイルを経由して供給された電力を用いて上記メモリ部にアクセスして上記残量をこのコイルを経由して無線送信する無線タグとを備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明の第1の電池パックでは、外部からの電磁誘導により発生する電力で動作する無線タグがその電力をメモリ部に供給し、その電力により起動したメモリ部から読み出した電力残量の外部への送信が、その無線タグによって行なわれる。これにより、本発明の第1の電池パックによれば、電池セルの電力残量を電池セルの電力を消費せずに知ることができる。
【0009】
上記目的を達成するための本発明の第2の電池パックは、
外部から内部の電池セルに電力の供給を受けて充電され、この電池セルに充電された電力を外部に供給する電池パックにおいて、
上記電池セルへの充電回数を計数する充電回数カウンタと、
上記電池セルの電圧を検出する電圧モニタと、
上記充電回数カウンタで計数された充電回数と、上記電圧モニタで検出された電圧とが記憶されるメモリ部と、
外部からの電磁誘導による電力の供給を受けると共に外部に向けて情報を送信するコイルを有しこのコイルを経由して供給された電力を用いて上記メモリ部にアクセスして上記電池セルの上記電圧および上記充電回数をこのコイルを経由して無線送信する無線タグとを備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明の第2の電池パックでは、電池残量を算出するために必要な、電池セルの電圧と、この電池セルに対する充電回数とがメモリ部に記憶されており、電磁誘導により発生する電力で動作する無線タグがその電力をメモリ部に供給し、この電力で起動するメモリ部から読み出した、これら電池セルの電圧と、この電池セルに対する充電回数は、この無線タグによって外部に無線送信される。これにより、本発明の第2の電池パックによって外部に送信された、これら電池セルの電圧と、この電池セルに対する充電回数とを基に電池残量を算出することができる。したがって、本発明の第2の電池パックよれば、電池セルの電力残量を電池セルの電力を消費せずに知ることができる。
【0011】
ここで、本発明の第1の電池パックの上記無線タグが、上記メモリ部に加え、さらに上記電圧モニタに電力を供給すると共に、上記電圧モニタで検出された電圧を読み取るものであって、
上記無線タグは、読み取った電圧が所定の閾値未満である場合には、上記電池セルがセルショートを起こしていることをあらわす情報を、上記残量に代えて無線送信するものであることが好ましい。
【0012】
このようにすると、電池セルのセルショートの発生を知ることができる。
【0013】
また、本発明の第2の電池パックの上記無線タグが、上記メモリ部に加え、さらに上記電圧モニタに電力を供給すると共に、上記電圧モニタで検出された電圧を読み取るものであって、
上記無線タグは、読み取った電圧が所定の閾値未満である場合には、上記電池セルがセルショートを起こしていることをあらわす情報を、上記電圧および上記充電回数に代えて無線送信するものであることが好ましい。
【0014】
このようにすると、電池セルのセルショートの発生を知ることができる。
【0015】
ここで、本発明の第1の電池パックの上記メモリ部が、上記残量に加え、さらに上記充電回数カウンタで計数された上記充電回数を記憶するものであって、
上記無線タグが、上記残量に加え、さらに上記充電回数を送信するものであることも好ましい態様である。
【0016】
このようにすると、電池残量のほか、この電池セルに対する充電回数も電池セルの電力を消費せずに知ることができ、電池寿命を判断する上で好都合である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電池パックの実施形態について説明する。
【0018】
図1は、本発明の、第1の電池パックおよび第2の電池パックの共通の実施形態の外観斜視図である。
【0019】
図1には、本実施形態の電池パック1が示されており、図1に示される電池パックの下側には、左から順に、プラス端子11、マイナス端子12が備えられている。この電池パック1は、リチウムイオンを用いた二次電池である。
【0020】
図1の上方には、電池パック1の端部に備えられた突起部13が示されており、この突起部の内部には後述するコイルが配置されている。
【0021】
図2は、本実施形態の内部ブロック図である。
【0022】
図2には、電池パック1を構成する、プラス端子11、電力が充電される電池セル101、電池セルのマイナス側が接続されたマイナス端子12、電池セルの両端に接続され、電池セルの電圧を検出する電圧検出回路102、電池パック1全体の動作を制御すると共に電池残量の算出を行なう制御部105、制御部105の指示により動作する、放電スイッチ103と充電スイッチ104、電力残量を算出する際に参照する参照テーブルが記憶されていると共に算出された電力残量が記憶されるメモリであるEEPROM106、および、外部からの電磁波により起電すると共に外部に情報を送信するコイル107aを有する無線タグ107が示されている。
【0023】
放電スイッチ103および充電スイッチ104は、プラス端子11と電池セルのプラス側との間に互いに並列に接続されており、充電時および放電時に制御部105からの指示によってこれらスイッチの切替が行なわれる。
【0024】
電圧検出回路102は、電池セル101の電圧を検出すると、検出電圧を制御部105に送信する。
【0025】
制御部105は、充電スイッチ104へのスイッチオンを指示するたびに、後述する充電回数をカウントするカウンタを1つ進ませる。尚、この充電回数をカウントするカウンタは、後述するEEPROM106内に設けられている。
【0026】
また、制御部105は、電圧検出回路102から送信された電圧と、上記カウンタに記憶されている充電回数とに基づいて、後述するEEPROM106に格納されている電池残量算出のためのテーブルを参照して電池残量を算出し、その結果と電圧値をEEPROM106に書き込む。
【0027】
EEPROM106には、以上に述べた、電圧値、充電回数、電池残量算出テーブル、および電池残量が記憶されている。
【0028】
無線タグ107は、外部からの電磁波により起電した電力によって、自らが動作すると共に、この電力を、EEPROM106および電圧検出回路102に供給する。
【0029】
図3は、本実施形態の電池パックの電力系統図である。
【0030】
図3には、詳しくは後述するが、EEPROM106および電圧検出回路102に対し、電池セルと無線タグとの2系統による電力供給が可能であることが示されている。
【0031】
電池パック1では、無線タグから出力される電圧は、満充電状態の電池セルの電圧よりも高く設定されている。
【0032】
また、無線タグ107には、詳しくは後述するが、EEPROM106から読み出した充電回数が500以上であるときに、この電池パック1の電池寿命が尽きていることを表すための電池寿命フラグと、電圧検出回路で検出された電圧が2.0V未満であるときに、電池セルがセルショートを起こしていることを表すためのセルショートフラグとが設けられている。
【0033】
ここで、図2を参照しながら、電池パック1の充電動作および放電動作について説明する。
【0034】
まず、電池パック1が図示しない充電器に嵌めこまれると、制御部105から充電スイッチ104に対して制御信号が送信され、充電器による充電が電池セルに対して行なわれる。
【0035】
この電池パック1では、これまでに行なわれた充電回数が充電スイッチ104に対する指示にともなってカウントアップされており、その充電回数は、更新されるたびにEEPROM106のカウンタ領域に上書きされる。
【0036】
図4は、電池容量と充電回数の関係を示す図である。
【0037】
図4の横軸には充電回数が示されており、図4の縦軸には電池容量が示されている。
【0038】
図4には、未使用の電池パックに対して充電可能な電力量を100とした場合の、充電可能な電力量の比率が充電回数ごとに示されている。
【0039】
例えば、充電回数が100回では電池容量は90ぐらいにまで低下し、充電回数が500回では電池容量は50ぐらいにまで低下する。
【0040】
つまり、この電池パック1では、充電回数が増えるごとに電池容量が下がるため、充電回数が500回を数えるころには、未使用の電池パックに比べ半分程度の電力しか充電できなくなる。
【0041】
図5は、本発明の電池パックが、充電器に嵌め込まれることにより起動するルーチンである。
【0042】
ステップS1では、制御部105の、充電スイッチ103に対するオンに伴う充電回数の加算が行なわれ、ステップS2では、制御部105による、加算された充電回数のEEPROM106に対する書き込みが行なわれる。その後、ステップS3に進み、充電が終了したか否かが、充電回数および電池セルの電圧などを基に判定され、ステップS3において、充電が完了していないと判定されると、ステップS3を繰り返し、充電が完了したと判定されると、このルーチンを終了する。
【0043】
このようにして電池セルが充電された電池パック1は、カメラ、あるいはビデオカメラなどの携帯機器で使用される。
【0044】
この電池パック1が携帯機器などに取り付けられると、電池パック1の制御部105から放電スイッチ103に対して制御信号が送信され、その携帯機器に対する電力供給が可能となる。
【0045】
この電池パック1では、電圧検出回路102によって、電池セル101の電圧が所定の時間間隔で検出される。検出された電圧は、制御部105に送信される。尚、この電池パック1の定格出力電圧は、3.7Vであり、この定格出力電圧が2.5Vを下回ると、この電池パックからの携帯機器に対する電力供給はストップされる。
【0046】
制御部105は、電圧検出回路102で検出されて送信されてくる電池セルの電圧と、EEPROM106に記録されている充電回数とに基づいて、同じくEEPROM106に記憶されている、電池セルの電力残量を算出するためのテーブルを参照して現在の電力残量を算出する。
【0047】
この電池パック1では、電池セル101の電圧が2.0V以上であれば、電圧の検出に伴って、電力残量の算出がそのつど行なわれるため、EEPROM106には、常に最新の電力残量が記録される。
【0048】
ここで、電池セルの電力残量を算出するためのテーブルを以下の表1に示す。
【0049】
【表1】
Figure 0004316843
【0050】
表1は、電池セルの電力残量を算出するためのテーブルである。
【0051】
表1の最上段には、充電回数の範囲が示されており、表1の左端には、電池セルの放電電圧が示されている。
【0052】
ここで、例えば、充電回数が50回目であって、電池セルの放電電圧が3.4Vであるとすると、表1に表されるところの、最上段が「100回まで」、すなわち左から2列目で、かつ左端が「34V」、すなわち下から3段目のところに示されている「30」により、電力残量が30%であることが算出される。この電池パック1では、充電回数が何回目であれ、電池セルの放電電圧が3.2V未満になると、実際には電力残量はゼロになっていなくても電力残量は「0」とされる。
【0053】
また、表1からは、充電回数によって電池容量は減少するものの、充電回数によって検出可能な電池セルの電圧は変化していない様子が読み取れる。
【0054】
図6は、電池セルの放電電圧と放電時間との関係を表すグラフ図である。
【0055】
図6には、充電回数ごとの、電池セルの放電電圧と放電時間との関係が示されているが、充電回数が増加しても最高放電電圧は同じである。ただし、充電回数が進むごとに放電電圧の下がり方は早くなっている。
【0056】
図7は、電池パックにおける電力残量の算出動作のフローチャートである。
【0057】
図7には、電池パック1の電圧検出回路102において検出された電圧値が制御部105に送信されてくると起動されるルーチンが示されている。
【0058】
ステップS11では、EEPROM106からの充電回数の読み出しが行なわれ、ステップS12では、電圧検出回路102から送信された電圧値と、読み出した充電回数を基に、EEPROM106に記憶されている電池残量算出テーブルから電池残量を算出する。その後、ステップS13では、送信された電圧値と、算出された電池残量とのEEPROM106への書き込みが行なわれ、このルーチンを終了する。
【0059】
このように電力残量がEEPROM106に書き込まれた後、電池パック1に備えられている無線タグによる電量残量の読み出しが行われる。
【0060】
無線タグ107は、前述したようにEEPROM106に電力を供給してEEPROM106を起動させ、EEPROM106に記録されている電池残量と充電回数とを読み出す。が、このとき、無線タグ107は、読み出した充電回数が500以上であると、この電池パックの電池寿命が尽きていることを表す電池寿命フラグをアサートする。
【0061】
また、この無線タグ107は、電圧検出回路102にも電力を供給しており、この電圧検出回路102をこの電力で起動させ、この電圧検出回路で検出された電圧を読み出す。無線タグ107では、この読み出した電圧が2.0V未満であると、電池セルがセルショートを起こしていることをあらわすセルショートフラグのアサートを行う。無線タグは、セルショートフラグがアサートされていなければ、電力残量および充電回数を、充電回数が500回以上であるときには電池寿命が尽きていることを表す情報も一緒に外部に送信する。一方、セルショートフラグがアサートされているときは、電池セルがセルショートを起こしていることを表す情報を、電力残量および充電回数の代わりに外部に送信する。
【0062】
したがって、この電池パック1では、外部からの電磁波の送信に対し、電池セルがセルショートを起こしていないときは、最新の電力残量および充電回数、場合によっては電池寿命が尽きていることを表す情報も外部に送信され、電池セルがセルショートを起こしている時は、そのことを表す情報のみが外部に送信される。この外部への情報の送信には、前述したように、電池セルに蓄えられている電力は一切使用されていない。
【0063】
図8は、電池パックの無線タグが動作するときに起動されるルーチンのフローチャートである。
【0064】
図8には、無線タグ107に電磁波が送信されてきたときに起動されるルーチンが示されており、ステップS21では、無線タグからEEPROM106に供給された電力により、EEPROM106が起動され、無線タグによる充電回数および電力残量の読み出しが行なわれる。その後、ステップS22に進む。
【0065】
ステップS22では、無線タグ107から電圧検出回路102に供給された電力により、電圧検出回路102では電池セルの電圧が検出され、その検出された電圧の無線タグによる読み出しが行なわれる。その後、ステップS23に進み、電圧検出回路102で検出された電圧が、2.0V未満、すなわち電池セルがセルショートを起こしているか否かが判定される。
【0066】
ステップS23において、セルショートが発生していると判定されると、ステップS28に進み、無線タグに備えられたセルショートフラグのアサートが行なわれ、その後、ステップS29において、電池セルにセルショートが発生していることを表す情報が外部に送信され、このルーチンを終了する。
【0067】
一方、ステップS23において、セルショートが発生していないと判定されると、ステップS24に進み、すでに読み込んだ充電回数が500以上であるか否かが判定される。
【0068】
ステップS24において、充電回数が500回以上であると判定されると、ステップS25に進み、無線タグに備えられている電池寿命フラグがアサートされる。その後、ステップS26に進み、電力残量、充電回数、電池寿命が尽きていることとを表わす情報が外部に送信され、このルーチンを終了する。
【0069】
一方、ステップS24において、充電回数が500回以上ではないと判定されると、ステップS27に進み、電力残量および充電回数が外部に送信され、このルーチンを終了する。
【0070】
以上説明した、本実施形態の電池パック1では、自分自身の電力を消費することなく、外部に対し、電力残量および充電回数を送信することができ、その充電回数が電池寿命が尽きていることを表す500以上である場合には、そのことを表す情報も外部に送信する。さらに、この電池パック1では、電池セルがセルショートを起こした場合には、そのことを表す情報が、上記電池残量および充電回数などに代わり外部に送信される。
【0071】
尚、本実施形態では、無線タグが電圧検出回路に電力を供給し、電圧検出回路で検出された電圧によって、電池セルがセルショートを起こしたか否かを判定し、セルショート起こしている場合にはそのことを表す情報を外部に送信する例を挙げて説明したが、無線タグが、電圧検出回路で検出された電圧と、充電回数を外部に送信するものであってもよい。また、本実施形態では、無線タグがEEPROMにのみ電力を供給し、EEPROMに記録されている電力残量および充電回数のみを外部に送信するものであってもよく、さらには、EEPROMには、充電回数をカウントするカウンタ領域が設けられておらず、無線タグが電力残量のみを外部に送信するものであってもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電池パックによれば、電池セルの電力残量を電池セルの電力を消費せずに知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、第1の電池パックと第2の電池パックの共通の実施形態の外観斜視図である。
【図2】本実施形態の内部ブロック図である。
【図3】本実施形態の電池パックの電力系統図である。
【図4】電池容量と充電回数の関係を示す図である。
【図5】本発明の電池パックが、充電器に嵌め込まれることにより起動するルーチンである。
【図6】電池セルの放電電圧と放電時間との関係を表すグラフ図である。
【図7】電池パックにおける電力残量の算出動作のフローチャートである。
【図8】電池パックの無線タグが動作するときに起動されるルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 電池パック
11 プラス端子
12 マイナス端子
101 電池セル
102 電圧検出回路
103 放電スイッチ
104 充電スイッチ
105 制御部
106 EEPROM
107 無線タグ
107a コイル

Claims (5)

  1. 外部から内部の電池セルに電力の供給を受けて充電され、該電池セルに充電された電力を外部に供給する電池パックにおいて、
    前記電池セルへの充電回数を計数する充電回数カウンタと、
    前記電池セルの電圧を検出する電圧モニタと、
    前記充電回数カウンタによって計数された充電回数と前記電圧モニタで検出された前記電池セルの電圧とに基づいて該電池セルに残存する電力の残量を算出する残量算出部と、
    前記残量算出部で算出された、前記電池セルに残存する電力の残量を記憶しておくメモリ部と、
    外部からの電磁誘導による電力の供給を受けると共に外部に向けて情報を送信するコイルを有し該コイルを経由して供給された電力を用いて前記メモリ部にアクセスして前記残量を該コイルを経由して無線送信する無線タグとを備えたことを特徴とする電池パック。
  2. 外部から内部の電池セルに電力の供給を受けて充電され、該電池セルに充電された電力を外部に供給する電池パックにおいて、
    前記電池セルへの充電回数を計数する充電回数カウンタと、
    前記電池セルの電圧を検出する電圧モニタと、
    前記充電回数カウンタで計数された充電回数と、前記電圧モニタで検出された電圧とが記憶されるメモリ部と、
    外部からの電磁誘導による電力の供給を受けると共に外部に向けて情報を送信するコイルを有し該コイルを経由して供給された電力を用いて前記メモリ部にアクセスして前記電池セルの前記電圧および前記充電回数を該コイルを経由して無線送信する無線タグとを備えたことを特徴とする電池パック。
  3. 前記無線タグが、前記メモリ部に加え、さらに前記電圧モニタに電力を供給すると共に、前記電圧モニタで検出された電圧を読み取るものであって、
    前記無線タグは、読み取った電圧が所定の閾値未満である場合には、前記電池セルがセルショートを起こしていることをあらわす情報を、前記残量に代えて無線送信するものであることを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  4. 前記無線タグが、前記メモリ部に加え、さらに前記電圧モニタに電力を供給すると共に、前記電圧モニタで検出された電圧を読み取るものであって、
    前記無線タグは、読み取った電圧が所定の閾値未満である場合には、前記電池セルがセルショートを起こしていることをあらわす情報を、前記電圧および前記充電回数に代えて無線送信するものであることを特徴とする請求項2記載の電池パック。
  5. 前記メモリ部が、前記残量に加え、さらに前記充電回数カウンタで計数された前記充電回数を記憶するものであって、
    無線タグが、前記残量に加え、さらに前記充電回数を送信するものであることを特徴とする請求項1記載の電池パック。
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