JP4315950B2 - 空間演出システムおよび空間演出プログラム - Google Patents

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Description

この発明は空間演出システムおよび空間演出プログラムに関し、特に、レストランや居酒屋などの飲食店で客席の空間を癒すために演出を施すための空間演出システムおよび空間演出プログラムに関する。
従来の空間演出システムとして、バックグラウンドミュージック(以下、BGMとする。)を流す装置が提案されている。この種の装置としては、有線放送の端末装置が一般的であるが、演奏スケジュールを利用者の嗜好で生成し、当該演奏スケジュールに基づいてBGM演奏データを配信センタから一時にダウンロードして、順次演奏するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−247105号公報
有線放送の端末装置においては、利用者は自己の好みを反映することができず、どの曲をいつ演奏するかなどのスケジュールは、完全に放送局側に委ねられているという問題点があった。
特許文献1に記載の装置においては、演奏スケジュールを生成することにより利用者の好みを反映させることができるが、この場合においても、個々の顧客が演奏スケジュールを生成するものではなく、店の管理者または係員が演奏スケジュールを生成するため、店舗全体に同じ曲が流れ、各々の顧客の状況に合わせて臨機応変に選曲を変更することはできないという問題点があった。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、個々の顧客の注文したメニューに応じた効果的な客席空間の演出を行うことが可能な空間演出システムおよび空間演出プログラムを得ることを目的としている。
この発明は、各食器に付されたタグの固有識別番号ごとに、その食器に盛りつけられるメニューのメニューコードと、演出パターンを示す演出パターンコードとを記憶しているタグマスタと、テーブルに配膳される食器に付されたタグの固有識別番号を読み込む読み込み手段と、読み込まれた固有識別番号に対応する演出パターンコードを上記タグマスタから抽出する演出パターン決定手段と、上記演出パターン決定手段によって抽出された上記演出パターンコードに基づいて、演出装置に演出指示を出力する演出指示出力手段と、上記タグの固有識別番号を複数個ずつ組み合わせた組を構成し、それらの各組に対して1つの演出パターンコードを対応させて記憶している組合せ演出マスタと、上記読み込み手段が複数個の固有識別番号を読み込んだ場合には、読み込んだ固有識別番号から構成される組に対応する演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出する組合せ演出パターン決定手段とを備え、上記組合せ演出マスタは、各組に対して予め決定された優先度の情報も有しており、上記組合せ演出パターン決定手段は、最も優先度の高い組に対応している演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出することを特徴とする空間演出システムである。
この発明は、各食器に付されたタグの固有識別番号ごとに、その食器に盛りつけられるメニューのメニューコードと、演出パターンを示す演出パターンコードとを記憶しているタグマスタと、テーブルに配膳される食器に付されたタグの固有識別番号を読み込む読み込み手段と、読み込まれた固有識別番号に対応する演出パターンコードを上記タグマスタから抽出する演出パターン決定手段と、上記演出パターン決定手段によって抽出された上記演出パターンコードに基づいて、演出装置に演出指示を出力する演出指示出力手段と、上記タグの固有識別番号を複数個ずつ組み合わせた組を構成し、それらの各組に対して1つの演出パターンコードを対応させて記憶している組合せ演出マスタと、上記読み込み手段が複数個の固有識別番号を読み込んだ場合には、読み込んだ固有識別番号から構成される組に対応する演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出する組合せ演出パターン決定手段とを備え、上記組合せ演出マスタは、各組に対して予め決定された優先度の情報も有しており、上記組合せ演出パターン決定手段は、最も優先度の高い組に対応している演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出することを特徴とする空間演出システムであるので、個々の顧客の注文したメニューに応じた効果的な客席空間の演出を行うことができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る空間演出システムを適用する飲食店の内部の構成を示した図であり、図2はこの発明の実施の形態1に係る空間演出システムの構成を示した図である。図1に示すように、本実施の形態においては、すべての客席が個室に区切られた飲食店の店舗に適用する例について説明する。当該店舗においては、客席として複数の個室100が設けられ、また、当該各個室100の空間に対する演出の制御を行うためのバックヤード102が設けられている。
本実施の形態においては、図2に示すように、RFID(無線識別子タグ)等のタグ1が店舗で使用する個々の食器2に取り付けられている。店舗の各個室100に設置されている個々のテーブル3には、タグ1からデータを読み取るためのRFIDリーダ4が設けられている。RFIDリーダ4は、タグ1から読み取ったデータを無線あるいは有線でバックヤード102に設置されたコンピュータ10に送信する機能を有している。また、個室100の天井には電飾装置5が設けられている。電飾装置5は、コンピュータから送信されてくる信号により特定される電飾パターンで、個室100内の照明に関する演出を行う。電飾装置5は例えばタングステン電球やLED(ダイオード)等から構成されている。また、個室100の天井あるいは壁にはスピーカー6が設けられている。スピーカー6は、コンピュータから指示された音楽パターンまたは効果音パターンで、個室100の音楽または音に関する演出を行う。また、テーブル3あるいは壁にはアロマ装置7が設けられている。アロマ装置7は、コンピュータから指示された香りパターンを実現する。アロマ装置7には香りの素になる物質が用意されており、コンピュータからの信号に基づいて、その物質が温められる等して香りが発生するしくみになっている。
また、図2に示すように、バックヤード102には、ディスプレイ等の表示装置とキーボードやマウスといった入力装置を備えたコンピュータ10と、タグ情報や空間を演出するために必要な種々の情報などを記憶した記憶装置12とが設けられている。コンピュータ10と記憶装置12とは信号線を介して電気的に接続されている。
図3は、本実施の形態に係る空間演出システムの構成を示したブロック図である。図3に示すように、個室100内には読み込み手段100aと演出装置100bとが設けられている。読み込み手段100aは、テーブル3上に配膳された食器2に付されたタグ1からRFID識別情報(固有識別番号)の読み込みを行う。読み込み手段100は、例えば、RFIDリーダ4から構成される。また、演出装置100bは、個室100内の空間の演出を行う。演出装置100bには、電飾装置5、スピーカー6およびアロマ装置7等が含まれる。
また、バックヤード102内に設置されたコンピュータ10には、演出パターン決定手段10aと、組合せ演出パターン決定手段10bと、演出指示出力手段10cと、履歴データベース管理手段10dとが設けられている。演出パターン決定手段10aは、テーブル3に置かれた食器2が1つだった場合に、読み込まれたRFID識別情報に対応する演出パターンコードをタグマスタ30から抽出する。一方、組合せ演出パターン決定手段10bは、テーブル3に置かれた食器2が複数個だった場合に、読み込まれた複数のRFID識別情報の組に対応する演出パターンコードを組合せ方式または優先順位方式により組合せ演出マスタ50から抽出する。また、演出指示出力手段10cは、演出パターン決定手段10aまたは組合せ演出パターン決定手段10bによって抽出された演出パターンコードに基づいて、演出装置100bに演出指示を出力する。履歴データベース管理手段10dは、各メニューが配膳されたときに食器2に付されているタグ1のRFID識別情報と配膳された時刻(開始時刻)とを履歴データベース20に書き込むとともに、当該食器2が下膳されたときに当該食器2に付されているタグ1のRFID識別情報と下膳された時刻(終了時刻)とを履歴データベース20に書き込む。
また、記憶装置12内には、タグマスタ30と、演出パターンマスタ40と、組合せ演出マスタ50と、履歴データベース20とが設けられている。タグマスタ30は、各食器2に付されたタグ1の固有識別番号ごとに、その食器2に盛りつけられるメニューのメニューコードと、演出パターンを示す演出パターンコードとを記憶している。また、演出パターンマスタ40は、演出パターンコードごとに、電飾を演出するための電飾パターンコードと、音を演出するためのスピーカーパターンコードと、香りを演出するためのアロマパターンコードとを記憶している。演出パターンマスタ40には、具体的な演出方法を定義した電飾パターンマスタ41とスピーカーパターンマスタ42とアロマパターンマスタ43とを有している。組合せ演出マスタ50は、タグの固有識別番号を複数個ずつ組み合わせた組を構成し、それらの各組に対して1つの演出パターンコードを対応させて記憶している。履歴データベース20には、いずれのテーブル3にどの食器2がいつ配膳されていつ回収されたかの履歴が記憶されている。これらについては後述する。
次に動作について説明する。図4は、本実施の形態に係る空間演出システムの処理の流れを示した図である。
図4に示すように、まず、注文された料理が載った食器2をフロア係員が運んできて、テーブル3の上に配膳する(ステップS1)。これにより、読み込み手段100aは、テーブル3に設けられているRFIDリーダ4が食器2に設けられているRFIDタグ1に記憶されているRFID識別情報(RFID No、固有識別番号)を読み込み、バックヤード102に設置されているコンピュータ10にそれを送信する(ステップS2)。コンピュータ10の履歴データベース管理手段10dは、当該RFID識別情報(RFID No)を受信して、開始履歴としてバックヤード102に設置されている記憶装置12内の履歴データベース20に書き込む(ステップS3)。履歴データベース20は、図5に示すように、RFIDリーダの識別番号(テーブル識別情報)と、当該テーブルに置かれた食器2のRFID識別情報と、当該食器が配膳された(開始:0)か回収(下膳)された(終了:1)かの別と、開始または終了した各時刻とが格納されている。例えば、2005年9月20日の19時18分45秒に、RFIDリーダの識別番号が03のテーブル3に、RFID識別番号が0000005の食器2が置かれたとすると、当該開始履歴が、図5に示す履歴データベース20の21欄のように記憶される。次に、コンピュータ10の履歴データベース管理手段10dは、同じテーブル3に他の食器が載せられているか否かを判定する(ステップS4)。当該判定は、履歴データベース20を検索して行う。すなわち、いま食器2が置かれたテーブル3のRFIDリーダ識別番号は03なので、同じ03のデータを履歴データベース20から検索すると、22欄のデータを見つけることができる。22欄を見ると、RFID識別情報が0000003の食器2の状態は、開始:0の状態のままで、まだ、終了:1になったデータがないので、当該食器2はテーブル3に載ったままであることがわかるので、この場合は、「他の食器あり」と判定する。ここで、「他の食器なし」と判定された場合は、ステップS5に進み、「他の食器あり」と判定された場合は、ステップS6に進む。
ステップS5では、コンピュータ10の演出パターン決定手段10aが、ステップS3で開始履歴を書き込んだRFID識別情報に基づいて、図6のタグマスタ30を用いて、演出パターンを決定する。タグマスタ30には、RFID識別番号ごとに、各メニューを識別するためのメニューコードと、各演出パターンを識別するための演出パターンコードと、優先度とが記憶されている。すなわち、各RFID番号ごとに、そのRFIDタグが設けられている食器2に載せられるメニューが1対1で決められている(この食器にはパスタ料理を載せ、この食器にはエスニック料理を載せ、この食器には和食メニューを載せるというように予め決定しておく。)ので、そのメニューを識別するためのメニューコードが記憶されている。また、各メニューごとに、演出パターンが決められており、タグマスタ30に記憶されている。すなわち、パスタ料理の場合はイタリアを思わせるような演出パターンにし、エスニック料理の場合はアジアを思わせるような演出パターンにし、和食には日本を思わせるような演出パターンにする。さらに、複数の食器が同じテーブルに配膳された場合に、どの料理を優先させて演出パターンを決定すべきかを決めるための優先度が記憶されている。優先度は「1」が一番優先度が高く、「2」がその次というように、昇順に優先度が低くなっている。ステップS5は、他の料理がない場合なので、いま配膳された食器2のRFID識別情報に従って、演出パターンを決定する。なお、各演出パターンは、図7の演出パターンマスタ40に示すように、電飾パターンコード、スピーカーパターンコード、アロマ装置パターンコードの3つのパターンコードから構成されている。メニュー毎に食器を対応付けるように構成すると、食器の種別が多くなり管理が大変になることが予想されるので、メニューをカテゴリに分類して、カテゴリと食器2とを対応づけるように構成してもよい。カテゴリとしては、前菜、肉系の主食、魚系の主食、デザートなどの食事の順番による分類や、和食、洋食、中華などメニューの種別による分類や、子供、大人など客層による分類などが考えられる。
各電飾パターンコードで定義された電飾パターンは、図8の電飾パターンマスタ41に記憶されている。すなわち、電飾パターンが「01」の場合は、電球1をオンにし、電球1の向きを左にし、電球2および電球3をオフにする。電飾パターンが「02」の場合は、電球1をオフにし、電球2および3をオンにし、電球2および3の向きを通常(真下の向き)にする。
各スピーカーパターンコードで定義されたスピーカーパターンは、図9のスピーカーパターンマスタ42に記憶されている。すなわち、スピーカーパターンが「01」の場合は、スピーカー1およびスピーカー2をオンにし、ボリュームを「10」にして、選曲は番号「10」が付された曲にする。スピーカーパターンマスタ42における時間は、各曲の長さ(時間)である。
各アロマパターンコードで定義されたアロマパターンは、図10のアロマパターンマスタ43に記憶されている。すなわち、アロマパターンが「01」の場合は、アロマ装置1をオンにし、番号「5」が付された香りにし、アロマ装置2はオフにする。アロマパターンが「02」の場合は、アロマ装置1をオフにし、アロマ装置2をオンにして、番号「10」が付された香りにする。
このように、ステップS5では、ステップS3で開始履歴を書き込んだRFID識別情報に基づいて、図6のタグマスタ30および各マスタ40〜43を用いて、演出パターンが具体的に決定される。
一方、ステップS6では、コンピュータ10の組合せ演出パターン決定手段10bが、組み合わせ方式、または、優先順位方式により、演出パターンを決定する。
まず、組み合わせ方式について説明する。テーブル3上に2つの食器2が載っていた場合には、図6のタグマスタ30を参照して、それらの食器2に取り付けられているRFIDタグ1のRFID識別番号に基づいて、図11に示す組合せ演出マスタ50を参照して、演出パターンを決定する。組合せ演出マスタ50には、2つのRFID識別番号の組ごとに選択された演出パターンが記憶されている。また、各組ごとの優先度も記憶されている。従って、例えば、RFID識別番号が0000001と0000002との組合せの場合には、演出パターンは01と決定される。演出パターンについては、上述した演出パターンマスタ40を参照して、電飾パターン、スピーカーパターン、アロマ装置パターンを決定し、それぞれ、電飾パターンマスタ41、スピーカーパターンマスタ42、アロマパターンマスタ43を参照して具体的な演出を決定する。
なお、組合せ方式において、テーブル3上に3つ以上の食器2が載っていた場合には、図6のタグマスタ30を参照して、それらの中から優先度の高いものから順に2つを選択する。次に、図11に示す組合せ演出マスタ50を参照して、選択した2つのRFID識別番号に基づいて、演出パターンを決定する。
あるいは、3つ以上の食器2について、2つずつの組合せをすべて抽出し、すべての組合せについて図11の組合せ演出マスタ50から優先度の最も高い組合せの演出パターンを検索して、それに決定する(組み合わせ演出マスタ50に記憶されている「優先度」を比較することにより、演出パターンを決定する)。
次に、優先順位方式について説明する。2以上の食器2がテーブル3上に載っていた場合には、図6のタグマスタ30を用いて、その中で最も優先度の高いRFID識別番号のものを検索し、それの演出パターンに決定する。
次に、ステップS7において、ステップS5またはステップS6で決定した演出パターンで演出を行うように、コンピュータ10の演出指示出力手段10cが、電飾装置5、スピーカー6およびアロマ装置7に、演出指示を出力する。次に、ステップS8において、履歴データベース管理手段10dが、すべての食器2がテーブル3上からなくなったか否かを判定し、まだ、載っていればステップS9に進み、なくなっていればステップS10を経由してステップS9に進む。ステップS9においては、履歴データベース管理手段10dが、テーブル3が使用中であるか否かを判定し、使用中であればステップS1の処理に戻り、使用中でなければそのまま終了する。また、ステップS10においては、履歴データベース管理手段10dが、なくなった食器2について、終了履歴を図5の履歴データベース20に書き込む。具体的には、食器2がなくなったテーブルのRFIDリーダ識別番号と、なくなった食器2のRFIDタグ1のRFID識別番号と、開始または終了の別(この場合は、終了:1)と、終了時刻とを、履歴データベース20に記録する。
以上のように、本実施の形態においては、メニューごとに、その料理を載せる食器2を予め決定しておき、食器2ごとに、それに付されたRFIDタグ1のRFID識別番号と、メニューコードと、演出パターンとをタグマスタ30に記憶しておき、テーブル3上に食器2が配膳されたときに、RFID識別番号を読み取って、それに基づいて演出パターンを決定するようにした。これにより、料理によって、よりおいしそうに見える電球の色を使用したり、音楽や香りの演出をしたりすることで、同じ料理でも顧客がよりおいしく味わうことができるようになる。
例1:タングステン電球(白熱電球)で照明すると、赤やオレンジの暖色系が鮮やかに見えるので、寿司や果物、魚介類などのメニューが注文されたときに、それらの電飾装置を使用して演出すると効果的である。
例2:海産物を食べるときに、海の雰囲気を演出する(海の音、香り)。
例3:お子さまランチが注文されたときは、子供向けの音楽で演出する。
例4:各国料理に応じた音楽で演出する(エスニック料理を食べるときには、エスニック調の音楽で演出する)。
また、従来では、店舗全体で空間演出を実施するため、注文された全ての料理に最適な演出を実現することは難しかったが、本実施の形態では、各テーブルにRFIDリーダを設置することにより、顧客ごと、料理ごとに演出を変化させることができ、顧客および料理に合わせた効果的なサービスを実現することができる。
また、料理の組合せによる演出効果など、幅広い演出を実現することができる。
また、電飾装置を用いて、メッセージを表示したりすることも可能である。
またアロマ装置による香りは、食事中は出さずに、食事の前と後の時間にのみ出すようにしてもよいため、最初にオンにした後、一定期間はオンにするが、食事中と見込まれる一定期間はオフにして、その後一定期間経過後、オンにするように構成することが可能である。
なお、上記の実施の形態1の説明においては、図4のステップS6の処理において、組合せ方式または優先順位方式により演出パターンを決定する例について説明したが、その場合に限らず、多数決で演出パターンを決定するようにしてもよい。すなわち、テーブル3の上に置かれた食器2のタグ1の固有識別番号に基づいて、図6のタグマスタ30を用いて、テーブル3に置かれた食器2の中で個数の最も多いメニューが何であるかを判定し、判定されたメニューに対して定義されている演出パターンコードをタグマスタ30から抽出して、それに基づいた演出を行うようにしてもよい。
また、図11においては、RFID識別番号が2つずつの組を構成している例を示しているが、その場合に限らず、任意の複数個ずつの組に対して、演出パターンコードを1つずつ対応させるようにしてもよい。
実施の形態2.
図12は、この発明の実施の形態2に係る空間演出システムの構成を示した図である。本実施の形態においては、テーブル3にRFIDリーダ4が設けられていない。本実施の形態においては、オーダ入力端末16にフロア係員が顧客の注文を入力することにより、バックヤード102に設置されたコンピュータ10にその情報が送信される。厨房の調理担当者は、その注文情報を見ながら、調理を行う。調理が完了すると、フロア係員が調理されたメニューをテーブル3に配膳するのを促すために、調理担当者はバックヤード102に設置された配膳指示装置18に調理済みの注文を入力する。図13に配膳指示装置18の一例を示す。図13に示すように、注文されたメニューが順に表示されており、調理済みのものは「済」ボタン18aを押すことにより、調理済みである旨の指示信号が入力される。配膳指示装置18をタッチパネルから構成してもよく、または、押下式のボタンを「済」ボタン18aとして設けておくようにしてもよい。
配膳指示装置18に調理済みの旨の指示信号が入力されると、厨房の配膳台に設けられているRFIDリーダ19が食器2に設けられているRFIDタグ1のRFID識別番号を読み取る。コンピュータ10は、配膳指示装置18に入力された指示信号とRFIDリーダ19が読み込んだRFID識別番号とを受信し、RFID識別番号に基づいて、実施の形態1で示したステップS3〜S7と同じ処理を行って、演出パターンを決定し、指示信号を出力する。それにより、電飾装置5、スピーカー6、アロマ装置7は、当該演出パターンに従った演出を行う。なお、本実施の形態においては、テーブル3にRFIDリーダが設けられていないので、食器2を回収したことを検知することができない。そのため、レジで顧客が飲食代を精算したときに、レジ端末(図示省略)から所定の信号がコンピュータ10に送信され、当該信号が受信された時刻を終了時刻として履歴データベース20に記憶するようにする。
なお、本実施の形態においては、配膳指示装置18とRFIDリーダ19とが、テーブルに配膳される食器に付されたタグの固有識別番号を読み込む読み込み手段を構成している。他の構成および動作については、上記の実施の形態1と同じであるため、ここでは説明を省略し、実施の形態1を参照することとする。
以上のように、本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができるとともに、本実施の形態においては、調理が完了した時点の配膳のタイミングよりも早い時刻に演出パターンを決定することが可能なので、メニューの配膳を待っている顧客は、演出パターンが変更されたときに、次のメニューがまもなく配膳されてくるという予測をたてることができ、より楽しい時間を持つことができる。
この発明の実施の形態1に係る空間演出システムを適用する飲食店の一例を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る空間演出システムの構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態1に係る空間演出システムの構成を示したブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る空間演出システムの処理の流れを示した構成図である。 この発明の実施の形態1に係る空間演出システムにおける履歴データベースの一例を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る空間演出システムにおけるタグマスタの一例を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る空間演出システムにおける演出パターンマスタの一例を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る空間演出システムにおける電飾パターンマスタの一例を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る空間演出システムにおけるスピーカーパターンマスタの一例を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る空間演出システムにおけるアロマパターンマスタの一例を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る空間演出システムにおける組合せ演出マスタの一例を示した説明図である。 この発明の実施の形態2に係る空間演出システムの構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態2に係る空間演出システムにおける配膳指示装置の表示画面の一例を示した説明図である。
符号の説明
1 タグ、2 食器、3 テーブル、4,19 RFIDリーダ、5 電飾装置、6 スピーカー、7 アロマ装置、10 コンピュータ、10a 演出パターン決定手段、10b 組合せ演出パターン決定手段、10c 演出指示出力手段、12 記憶装置、16 オーダ入力端末、18 配膳指示装置、20 履歴データベース、30 タグマスタ、40 演出パターンマスタ、41 電飾パターンマスタ、42 スピーカーパターンマスタ、43 アロマパターンマスタ、50 組合せ演出マスタ、100 個室、100a 読み込み手段、100b 演出装置、102 バックヤード。

Claims (5)

  1. 各食器に付されたタグの固有識別番号ごとに、その食器に盛りつけられるメニューのメニューコードと、演出パターンを示す演出パターンコードとを記憶しているタグマスタと、
    テーブルに配膳される食器に付されたタグの固有識別番号を読み込む読み込み手段と、
    読み込まれた固有識別番号に対応する演出パターンコードを上記タグマスタから抽出する演出パターン決定手段と、
    上記演出パターン決定手段によって抽出された上記演出パターンコードに基づいて、演出装置に演出指示を出力する演出指示出力手段と
    上記タグの固有識別番号を複数個ずつ組み合わせた組を構成し、それらの各組に対して1つの演出パターンコードを対応させて記憶している組合せ演出マスタと、
    上記読み込み手段が複数個の固有識別番号を読み込んだ場合には、読み込んだ固有識別番号から構成される組に対応する演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出する組合せ演出パターン決定手段と
    を備え、
    上記組合せ演出マスタは、各組に対して予め決定された優先度の情報も有しており、
    上記組合せ演出パターン決定手段は、最も優先度の高い組に対応している演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出する
    ことを特徴とする空間演出システム。
  2. 各食器に付されたタグの固有識別番号ごとに、その食器に盛りつけられるメニューのメニューコードと、演出パターンを示す演出パターンコードとを記憶しているタグマスタと、
    テーブルに配膳される食器に付されたタグの固有識別番号を読み込む読み込み手段と、
    読み込まれた固有識別番号に対応する演出パターンコードを上記タグマスタから抽出する演出パターン決定手段と、
    上記演出パターン決定手段によって抽出された上記演出パターンコードに基づいて、演出装置に演出指示を出力する演出指示出力手段と、
    上記タグの固有識別番号を複数個ずつ組み合わせた組を構成し、それらの各組に対して1つの演出パターンコードを対応させて記憶している組合せ演出マスタと、
    上記読み込み手段が複数個の固有識別番号を読み込んだ場合には、読み込んだ固有識別番号から構成される組に対応する演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出する組合せ演出パターン決定手段と
    を備え、
    上記タグマスタは、各固有識別番号に対して予め決定された優先度の情報も有しており、
    上記組合せ演出パターン決定手段は、上記タグマスタの優先度の情報に基づいて、優先度の高い順に複数個の固有識別番号を選択し、それらから構成される組に対応している演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出する
    ことを特徴とする空間演出システム。
  3. 上記演出装置は、電飾装置とスピーカーとアロマ装置とを含み、
    上記演出パターンコードごとに、電飾を演出するための電飾パターンコードと、音を演出するためのスピーカーパターンコードと、香りを演出するためのアロマパターンコードとを記憶している演出パターンマスタをさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の空間演出システム。
  4. 各食器に付されたタグの固有識別番号ごとに、その食器に盛りつけられるメニューのメニューコードと、演出パターンを示す演出パターンコードとを記憶しているタグマスタを用意するステップと、
    テーブルに配膳される食器に付されたタグの固有識別番号を読み込む読み込みステップと、
    読み込まれた固有識別番号に対応する演出パターンコードを上記タグマスタから抽出する演出パターン決定ステップと、
    上記演出パターン決定ステップによって抽出された上記演出パターンコードに基づいて、演出装置に演出指示を出力する演出指示出力ステップと
    上記タグの固有識別番号を複数個ずつ組み合わせた組を構成し、それらの各組に対して1つの演出パターンコードを対応させて記憶している組合せ演出マスタを用意するステップと、
    上記読み込みステップにおいて複数個の固有識別番号を読み込んだ場合には、読み込んだ固有識別番号から構成される組に対応する演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出する組合せ演出パターン決定ステップと
    をコンピュータに実行させるための空間演出プログラムであって、
    上記組合せ演出マスタは、各組に対して予め決定された優先度の情報も有しており、
    上記組合せ演出パターン決定ステップにおいて、最も優先度の高い組に対応している演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出する
    ことを特徴とする空間演出プログラム。
  5. 各食器に付されたタグの固有識別番号ごとに、その食器に盛りつけられるメニューのメニューコードと、演出パターンを示す演出パターンコードとを記憶しているタグマスタを用意するステップと、
    テーブルに配膳される食器に付されたタグの固有識別番号を読み込む読み込みステップと、
    読み込まれた固有識別番号に対応する演出パターンコードを上記タグマスタから抽出する演出パターン決定ステップと、
    上記演出パターン決定ステップによって抽出された上記演出パターンコードに基づいて、演出装置に演出指示を出力する演出指示出力ステップと、
    上記タグの固有識別番号を複数個ずつ組み合わせた組を構成し、それらの各組に対して1つの演出パターンコードを対応させて記憶している組合せ演出マスタを用意するステップと、
    上記読み込みステップにおいて複数個の固有識別番号を読み込んだ場合には、読み込んだ固有識別番号から構成される組に対応する演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出する組合せ演出パターン決定ステップと
    をコンピュータに実行させるための空間演出プログラムであって、
    上記タグマスタは、各固有識別番号に対して予め決定された優先度の情報も有しており、
    上記組合せ演出パターン決定ステップにおいて、上記タグマスタの優先度の情報に基づいて、優先度の高い順に複数個の固有識別番号を選択し、それらから構成される組に対応している演出パターンコードを上記組合せ演出マスタから抽出する
    ことを特徴とする空間演出プログラム。
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