JP4312416B2 - Adhesive tape sticking jig - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被着面と反対側の面に突条部を有する被着体に粘着テープを貼付する際に用いられる粘着テープ貼付治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
薄いフィルムを物品の表面に密着させて、その物品をより好ましい意匠としたり、その物品に機能を付加させたりすることがある。例えば、建築物の透明窓に、カラフルなフィルムを貼りステンドガラスを擬したり不透明なフィルムを貼ってプライバシーを確保したり、あるいは、自動車の窓に紫外線遮断機能を有するフィルムを貼り付け運転者等の肌の保護を図ったりすることが、よく行われている。又、フィルムを物品に貼ることで、物品の表面を空気(酸素)から遮断し保護する働きをなし得ることから、フィルム貼付は、塗装の代わりとしても重用されるようになってきている。
【0003】
そして、薄いフィルムを物品の表面に綺麗に密着させることが困難であることも、よく知られている。物品に対するフィルムの位置合わせが難しい上に、物品とフィルムとの間に空気が入り込みフィルム貼付後に気泡として残り、美観を損ねてしまうことはよくあることである。又、素早く貼らなければ、途中で貼付作業を停止した部分に、線状乃至筋状の跡(所謂ショックライン)がついてしまうことがあるが、こうなると、やはり美観上好ましくない。物品に対するフィルムの密着を長期間維持させるために、物品と接する側に粘着剤層を備えたフィルムの場合においては、粘着剤が被着面に接しないように位置決めする必要が生じることから、フィルムを位置精度よく綺麗に物品に貼付する作業は、尚更に困難を極める。
【0004】
例えば、自動車の製造工程において、薄いフィルムを物品の表面に密着させる工程を有する。より詳細には、図9に示す自動車のドアサッシュフレーム80において、ドアの窓部輪郭を黒くすることで自動車のデザイン性をより高めようとする狙い等の理由により、黒色粘着テープを貼付する作業が行われている。黒色粘着テープは、例えば、フィルム層(例えば塩化ビニル製)を基材として、粘着剤層(例えばアクリル系接着剤)をフィルム層の片面に備えたものである。かつては、主に塗装によりドアサッシュフレーム80を着色していたが、塗装は、溶剤の飛散や廃液が発生し、より環境負荷が大きく、又、工程数も多くコスト高であることから、近年、着色フィルム層を有する粘着テープが用いられることが多くなった。
【0005】
黒色粘着テープを自動車のドアサッシュフレームに沿って貼り付けるときには、継ぎ目があると美しくないことから、目につき易い部分でドアサッシュの輪郭が曲線を描く形状を有する場合には、その曲部を含み一枚の長尺テープで貼ることが好ましい。曲部とは、例えば、図9に示す自動車のドアサッシュフレーム80の曲部91である。
【0006】
ところが、粘着テープを自動車のドアサッシュフレームに沿って貼り付ける際に、ドアサッシュフレームが曲がっていると、曲部に追従出来ずに粘着テープが被着面からずれて貼られ、やり直しを強いられるという問題が生じることがあった。又、曲部に合わせ、ずれないように粘着テープの位置決めを行うことに時間を費やし粘着テープ貼付に多くの時間を要するという問題もあった。何れの問題も生産性を低下させ生産コスト上昇を招来することから改善が望まれていた。
【0007】
そこで、これらの問題を解決すべく、粘着テープを貼り付ける際に役立つ治具が提案されている。
【0008】
例えば、公開特許公報:特開2001−123127号によれば、図3に示す粘着性テープを安定して正確に高速で貼り付けることが出来る粘着性テープ貼付け治具が提案されている。粘着性テープ貼付け治具101は、自動車のドアサッシュフレーム80に沿って移動させながら、離型紙付き粘着性テープを、その離型紙を剥がしつつ、ドアサッシュフレーム80に貼付けるものであり、ドアサッシュフレーム80の粘着性テープ粘着面に粘着性テープを押しつけるための弾性ローラ105が、気泡を抱き込まずに粘着性テープを貼り付けるとともに、凹溝116付きのガイドローラ106が、ドアサッシュフレーム80の粘着性テープ粘着面の裏側に形成されてドアサッシュフレーム80の長手方向に沿って延びる突条部83(凸条)に嵌まり高精度に位置決めされ、精度よく粘着性テープを貼り付けることが出来るとしている。
【0009】
しかしながら、特に、近年の自動車の造形は、ドアサッシュの輪郭が曲率半径の小さな曲線を描く形状を有することが多く、又、滑らかな曲線ではなく角をつけて曲がることも多くなり、必然的に、ドアサッシュフレーム80の長手方向に沿って延びる突条部83(凸条)も同じように、より鋭く曲がったり角をつけて曲がって形成されることになる。その場合に、凹溝116付きのガイドローラ106は、ドアサッシュフレーム80の曲部において、内外輪差により突条部83(凸条)に嵌合し難く不安定になってしまう。その結果、粘着テープを速く一気に貼り付けたときに、曲部において粘着テープのずれが生じたり、凹溝116付きのガイドローラ106が突条部83(凸条)から脱輪しないように曲部をゆっくり通過しようとして、気泡を巻き込んだりショックラインの発生を引き起こす、という問題を生じていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、例えば、自動車のドアサッシュフレームに粘着テープを貼付する場合において、ドアサッシュの輪郭が曲率半径の小さな曲線を描く形状であったり角をつけて曲がっていても、気泡の巻込やテープ貼付位置のずれが生じることなく素早く貼付出来る粘着テープ貼付治具を提供することにある。
【0011】
本発明者等は、例えば、自動車のドアサッシュの輪郭が、より粘着テープを貼付し難くなり、その一方で、自動車の外観における細部の仕上がりも需用者の着目するところとなり、目につき易い部分でテープの継ぎ目が生じることは許され難い現状に対応すべく、細長い被着面と被着面の反対側の面に突条部とを有する被着体に粘着テープを貼り付けるための粘着テープ貼付治具について、研究を重ねた結果、以下に示す手段により、上記目的を達成出来ることを見出した。
【0012】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明によれば、細長い被着面と、被着面の反対側の面に被着面の長手方向に向けて形成される突条部と、を有する被着体に、長尺の粘着テープを貼り付けるための粘着テープ貼付治具であって、被着面に粘着テープを圧着する貼付部と、被着体の突条部に接して貼付部とともに被着体を挟む3つの山型ガイドローラからなる案内部と、を有してなり、案内部は、両端の山型ガイドローラが頂を一の方向に向けて備わり、その他の山型ガイドローラ即ち真中の山型ガイドローラが頂を他の方向(上記一の方向とは反対の方向)に向けて備わることを特徴とする粘着テープ貼付治具が提供される。
【0013】
本発明においては、上記真中の山型ガイドローラは中心軸方向に揺動可能なように備わることが好ましい。換言すれば、あそびをもって取り付けられていることが好ましい。又、貼付部と案内部とが被着体を弾力をもって挟持し得るとともに、貼付部と案内部とを被着体から外し得る開閉手段を有することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る粘着テープ貼付治具(以下、単に治具ともいう)の好ましい実施形態について、説明する。
【0015】
尚、本発明おいて、山型ガイドローラとは、リブ形状である凹溝を形成し、凹溝と同軸である溝底面から両端に突出した突部を有するローラの片側の突部を取り去った形状のローラをいう。
【0016】
本発明の粘着テープ貼付治具は、長尺の粘着テープを、細長い被着面と、その被着面の例えば反対側の面に被着面の長手方向に向けて形成される突条部と、を有する被着体に、ずれないように気泡が入り込まないように時間をかけずに、貼り付けることが出来る粘着テープ貼付治具である。より具体的な被着体として図9に示す自動車のドアサッシュフレーム80を挙げて説明する。
【0017】
ドアサッシュフレーム80は、一般に図8に示される断面形状をしてなり、外部からみえる被着面81に塗装代用として粘着テープが貼られる。ドアサッシュフレーム80の被着面81とは反対側の裏面82側にはウエザストリップが取り付けられ、ドアサッシュフレーム80の裏面82にはウエザストリップを固定するためのリブとして突条部83が形成される。図9に示されるように、ドアサッシュフレーム80は、その形状が直線で形成される部分と曲線で構成される部分(曲部91)があり、曲部91においては、被着面81に粘着テープを、容易に素早く綺麗に位置精度よく貼付することは従来困難であったが、本発明によれば可能である。
【0018】
図1は、本発明の粘着テープ貼付治具の一実施形態を示す斜視図である。粘着テープ貼付治具1は、例えば図8、図9に示されるドアサッシュフレーム80の被着面81に粘着テープを圧着するための、テープ案内ローラ13とプレスローラ15とからなる貼付部5と、被着体81の突条部83に接して貼付部5とともに被着体81を挟み、治具自体を突条部83に沿って案内する山型ガイドローラ16,17からなる案内部6と、を有する。そして、案内部6は、両端の山型ガイドローラ17が頂を一の方向に向けて備わり、真中の山型ガイドローラ16が頂を他の方向に向けて備わる。又、2つの補助ローラ27は、ドアサッシュフレーム80のウエザストリップ取付部に接し、粘着テープ貼付治具1を支える。そして、粘着テープ貼付治具1が突条部83に沿って移動する際には、補助ローラ27は回転し、粘着テープ貼付治具1の移動時の安定性に寄与する。
【0019】
この粘着テープ貼付治具1に示されるように、本発明においては、案内部において、両端の山型ガイドローラと、他の山型ガイドローラとが、反対方向を向いて取り付けられるところに特徴を有する。そして好ましくは、両端以外の山型ガイドローラは中心軸方向に揺動可能なように備わっている。
【0020】
この特徴部分について、図6(a)、図6(b)、図7(a)、図7(b)により、従来の治具と比較しながら説明する。図6(a)、図6(b)は、本発明に係る粘着テープ貼付治具1を用いた場合に、ドアサッシュフレーム80の突条部83に山型ガイドローラ16,17が接する様子を表す図で、治具のガイドローラ以外の部分は省略している。図6(a)はドアサッシュフレーム80断面を臨む方向から山型ガイドローラ16及びドアサッシュフレーム80をみた図であり、図6(b)はドアサッシュフレーム80の裏面82を臨む方向からみた図である。同様に、図7(a)、図7(b)は、従来の凹溝116付きのガイドローラ106を備える治具を用いた場合に、ドアサッシュフレーム80の突条部83に凹溝116付きのガイドローラ106が接する様子を表す図で、治具のガイドローラ以外の部分は省略している。図7(a)はドアサッシュフレーム80断面を臨む方向からみた図であり、図7(b)はドアサッシュフレーム80の裏面82を臨む方向からみた図である。本発明に係る粘着テープ貼付治具1及び従来の治具ともに、他に用意される図示しない手段により、ガイドローラは突条部に接する方向(図中の矢印Rで示される方向)に弾力を持って押圧される。
【0021】
従来の治具においては、図7(a)で理解されるようにドアサッシュフレーム80の突条部83にガイドローラ106の凹溝116が嵌合されて、ガイドローラ106が突条部83に沿って移動し、治具自体を案内する。従って、図7(b)で示されるように突条部83が直線状の場合には、凹溝116に突条部83が接して、ガイドローラ106が突条部83に沿ってスムーズに移動し得るが、突条部83が曲線を描く場合には、ガイドローラ106の凹溝116の方向と突条部83の方向とが合わなくなり、凹溝116の底に突条部83が接しし得なくなり浮いた状態になりガイドローラ106の走行が不安定になってしまう。突条部83が曲率半径の小さな曲線を描く場合にはガイドローラ106が突条部83から脱輪することもあった。
【0022】
本発明によれば、そのような問題は生じ得ない。本発明に係る粘着テープ貼付治具1においては、突条部83に接する案内部6のガイドローラとして、従来のような凹溝付きのガイドローラではなく、底面から頂に向けて傾斜を有する山型のガイドローラが用いられる。即ち、本発明に係る粘着テープ貼付治具1においては、1つの山型のガイドローラが突条部と嵌合されているわけではなく、矢印Rで示される方向へ押圧されている(図6(a))としても、例えば、山型ガイドローラの底面方向即ち図6(a)中では下方向に向けたドアサッシュフレームの変位(治具自体としては反対方向即ち山型のガイドローラの頂方向への変位)を抑止するのみであり、1つの山型ガイドローラだけでは突条部83に沿って安定して移動し得ない。
【0023】
図6(b)に示されるように、案内部6は、3つの山型ガイドローラ16,17が備わり、両端の山型ガイドローラ17が頂を一の方向(図中では下方向)に向けて備わり、真中の山型ガイドローラ16が頂を他の方向(図中では上方向)に向けて備わることが肝要である。このような構成により、突条部が直線状に形成されたところでも、突条部が曲がるところにおいても、突条部83が備わるドアサッシュフレーム80と山型ガイドローラ16,17が備わる粘着テープ貼付治具1自体との図6(b)中における上下方向の変動を、3つの山型ガイドローラ16,17により抑止し得、安定且つスムーズに粘着テープ貼付治具1が突条部に沿って移動し得るのである。
【0024】
反対方向を向いた2つの山型ガイドローラだけでは、直進安定性が保たれないので好ましくない。一方、4つの山型ガイドローラで構成される場合、例えば、両端の山型ガイドローラと、その間の2つの山型ガイドローラとが、反対方向に向けて備わる場合は、直進安定性は増すが、従来治具と同様に、曲部における対応能力が低下し、山型ガイドローラの脱輪を招くので好ましくない。
【0025】
又、本発明に係る粘着テープ貼付治具1においては、真中の山型ガイドローラ16が、中心軸方向即ち図6(b)中のS方向に、揺動可能なように、換言すればあそびを有して、備わることが好ましい。曲部における対応能力が、より向上し、ドアサッシュの輪郭が曲率半径の小さな曲線を描く形状であったり角をつけて曲がっていても、山型ガイドローラ16,17が突条部83から離れず接し、粘着テープ貼付治具1が安定して移動し得るからである。
【0026】
例えば、本発明に係る粘着テープ貼付治具1を用いてドアサッシュフレーム80にテープを貼る場合に、図4に示すような突条部83が直線状のところから、図5に示すような突条部83が曲線を描くところに移る際には、真中の山型ガイドローラ16は中心軸に沿って上方向(図中のS1方向)に移動する。このことにより、山型ガイドローラ16,17と突条部83との接触が、より確保され粘着テープ貼付治具1が突条部83に沿って安定して移動し得る。
【0027】
尚、図4、図5、図6(b)等に示されるように、本発明に係る粘着テープ貼付治具1においては、山型ガイドローラは、図中、その底面から頂へ向けた方向が、下、上、下、となるように取り付けられているが、本発明は、この態様に限定されない。粘着テープ貼付治具1は突条部の右曲がり(図5中の突条部83で示される曲がり方向)に好ましく対応した形態であって、突条部が図5とは反対方向に曲がるならば、山型ガイドローラは、その底面から頂へ向けた方向が、上、下、上、となるように取り付けられることが好ましい。
【0028】
更に、本発明は、山型ガイドローラの形状を限定しない。山型、即ち、底面から頂に向けて水平断面積が小さくなる斜面を有するものであればよく、突条部の描く曲線に応じて、好ましい形状の山型ガイドローラを選択出来る。例えば、図10(a)〜図10(d)に側面が示される形状の山型ガイドローラを挙げることが出来る。図10(a)は、概ね切頭円錐形状の山型ガイドローラ、図10(b)は、切頭円錐に円柱を載せた形状の山型ガイドローラ(図6(a)、図6(b)等に示されるもの)、図10(c)は、図10(b)と同じく切頭円錐に円柱を載せた形状であり、リブ形状である凹溝と同軸である溝底面から突出した突部がフランジ形状であり、上記切頭円錐の斜面の傾斜が緩やかな山型ガイドローラである。又、図10(d)は、図10(c)と同じくフランジ形状を有し切頭円錐の斜面の傾斜は緩やかであるが、上記フランジの内側、即ち溝底面側の厚みが外周面側が薄く軸に向かって上記切頭円錐に円柱を載せた部分まで徐々に厚くなっており、上記円柱部分から内側(軸側)は均一の厚みである山型ガイドローラである。
【0029】
以下、図面を参照して、本発明の粘着テープ貼付治具の上記特徴部を含む全体について、更に詳細に説明を続ける。
【0030】
図2(a)〜図2(c)は、本発明に係る粘着テープ貼付治具1の一実施形態を示し、図2(a)は上面図(レバーを省いた図2(b)中のQ視図)、図2(b)は側面図、図2(c)は正面図(図2(b)中のP視図)である。
【0031】
粘着テープ貼付治具1は、主に第1支持部材2及び第2支持部材3からなる。第1支持部材2は、スムーズに粘着テープを治具に導入し剥離ライナを排出するテープ案内ローラ13と、被着体(例えば図2(b)に示されるドアサッシュフレーム80)の被着面に粘着テープを押圧するプレスローラ15と、からなる貼付部5を有し、テープ案内ローラ13とプレスローラ15は第1支持部材2に軸着される。少なくともプレスローラ15は回転自在に取り付けられることが肝要である。第2支持部材3は、山型ガイドローラ16,17からなる案内部6を有し、山型ガイドローラ16,17は回転可能なように第2支持部材3に軸着される。第1支持部材2と第2支持部材3とは、回転軸7を同軸として軸着されて開閉自在とされるとともに、第1支持部材2と第2支持部材3とを閉じる方向に働くコイルバネ8が回転軸7に嵌装される。コイルバネ8の働きによって、第1支持部材2に備わる貼付部5のプレスローラ15と第2支持部材3に備わる案内部6の山型ガイドローラ16,17とは、互いに接近し、ドアサッシュフレーム80を挟持する。
【0032】
図2(a)から理解出来るように、第1支持部材2にはプレスローラ15を挟んで2つのテープ案内ローラ13が軸着される。テープ案内ローラ13により、プレスローラ15の押圧面14へ粘着テープ41を剥離ライナ42と分離して案内することが可能であるとともに、テープの幅方向のズレを規制し、安定して粘着テープ41がプレスローラ15に送られる。粘着テープ41は、プレスローラ15の表面に沿わせて送られ、テープ案内ローラ13によって粘着テープ41の送り経路が反転されると、剥離ライナ42はフィルム及び粘着剤層43から外れるとともに、フィルム及び粘着剤層43がプレスローラ15の押圧面14によってドアサッシュフレーム80の被着面に圧着される。
【0033】
第2支持部材3には、山型ガイドローラ16,17の他に、ドアサッシュフレーム80の裏面部側に突出するウエザストリップ取付部84に当接する補助ローラ27を設けることが好ましい。補助ローラ27がドアサッシュフレーム80のウエザストリップ取付部84に当接することによって、粘着テープ貼付治具1をドアサッシュフレーム80に挟持させ、粘着テープを貼り付けた際に、粘着テープ貼付治具1の振れが防止され、粘着テープ貼付治具1の安定性が向上する。
【0034】
以下、本発明の粘着テープ貼付治具の使用方法について、図2(a)〜図2(c)により説明する。使用される粘着テープ41は、従来知られたものを使用することが出来る。
【0035】
先ず、粘着テープ41を、剥離ライナ42がプレスローラ15に対面しないように、一のテープ案内ローラ13のドアサッシュフレーム80とは反対側の面に通す。次いで、粘着テープ41を、プレスローラ15の押圧面14と反対側の面を通し、二のテープ案内ローラ13に沿わせ反転させる。そして、プレスローラ15の押圧面14に粘着テープ41を送る。粘着テープ41を反転させるときに、粘着テープ41の剥離ライナ42の一部分を剥がしておけば、剥離ライナ42はプレスローラ15に向かわずフィルム及び粘着剤層43から剥離する(図2(a))。そして、プレスローラ15の押圧面14には、フィルム及び粘着剤層43だけが送られ、フィルム及び粘着剤層43の接着剤層がドアサッシュフレーム80の被着面側に露わになる。
【0036】
そして、この状態でレバー10の作動により第1支持部材2と第2支持部材3を開き、図2(b)に示すように、山型ガイドローラ16,17(図中では山型ガイドローラ17のみ示す)がドアサッシュフレーム80の突条部83に接しつつ、山型ガイドローラ16,17とプレスローラ15とによってドアサッシュフレーム80を挟持するように、レバー10の作動により第1支持部材2と第2支持部材3を閉じる。このようにして粘着テープ貼付治具1がドアサッシュフレーム80にセットされ、プレスローラ15の押圧面14によって粘着テープ41のフィルム及び粘着剤層43がドアサッシュフレーム80の被着面81に圧着された状態になる。
【0037】
この状態になったら、粘着テープ貼付治具1をドアサッシュフレーム80に沿って、粘着テープ41を移動させれば、粘着テープ41は、剥離ライナ42を分離しながらフィルム及び粘着剤層43のみがドアサッシュフレーム80の被着面に貼付される。
【0038】
本発明に係る粘着テープ貼付治具1は、第1支持部材2と第2支持部材3とを同軸で軸着し、両支持部材2,3を閉じるように働くコイルバネ8と、コイルバネ8に抗し両支持部材2,3を開くように作動し得るレバー10を設けており、レバー10の操作によって、第1支持部材2と第2支持部材3との開閉し、容易に素早く、粘着テープ貼付治具1の両支持部材2,3で被着体を挟持させることが出来る。
【0039】
又、本発明に係る粘着テープ貼付治具1は、弾性材料で形成されたプレスローラ15により粘着テープ41を被着体に押圧し、被着体に粘着テープ41を貼付し得る。従って、粘着テープ41に傷をつけ難く、又、被着体と粘着テープ41との間に気泡が残り難い。
【0040】
更に、本発明に係る粘着テープ貼付治具1は、3つの山型ガイドローラ16,17において、両端が頂を一の方向に向けて備わり真中が頂を他の方向に向けて備わる構成をとり、被着体の突条部を1つのガイドローラで嵌めるのではなく、3つの山型ガイドローラ16,17の組合せでで被着体の突条部を嵌合している。このような構成により、突条部が直線状に形成されたところでも、突条部が曲がるところにおいても、粘着テープ貼付治具1が被着体に対して上下方向に振れることを規制し得るとともに、安定且つスムーズな粘着テープ貼付治具1の移動を実現し得る。
【0041】
以下、本発明の粘着テープ貼付治具に用いられる材料について記載する。粘着テープ貼付治具は、粘着テープを貼付するために作業者が手に持って用いる治具であり、その用途から、治具として長時間に作業にも苦痛にならない軽さと粘着テープを被着面に圧着する際にかかる応力に耐える強度とが求められるとともに、貼付部には粘着テープを被着面に確実に密着させるための弾力性があり長期にわたり弾力を維持可能な材料を用いることが好ましい。このような好ましい条件に合致すれば、粘着テープ貼付治具の材料は限定されるものではない。例えば、以下の材料を採用することが出来る。
【0042】
貼付部のプレスローラは、天然及び合成ゴム等のゴム材料、あるいは、発泡ポリウレタン、各種のフェルト類、等の発泡プラスチック材料、を好適に用いることが出来る。プレスローラ以外には、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアセタール樹脂、ABS樹脂、ナイロン樹脂、アクリル樹脂、各種フッ素系樹脂、等のプラスチック材料、あるいは、アルミニウムや鉄又はそれらの合金を採用することが出来る。特に、案内部のガイドローラには硬質又は軟質のプラスチック材料を用いることが好ましい。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の粘着テープ貼付治具によれば、被着体の被着面が、曲線を描く形状であったり角をつけて曲がっていても、粘着テープを、気泡の巻込やテープ貼付位置のずれが生じることなく、素早く貼付出来る、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る粘着テープ貼付治具の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】 本発明に係る粘着テープ貼付治具の一実施形態を示す図であり、図2(a)は上面図、図2(b)は側面図、図2(c)は正面図である。
【図3】 従来の治具の側面図である。
【図4】 本発明に係る粘着テープ貼付治具の一実施形態を示す図であり、使用状態の一例を表している(説明の都合上、補助ローラ部分は省略している)。
【図5】 本発明に係る粘着テープ貼付治具の一実施形態を示す図であり、使用状態の他例を表している(説明の都合上、補助ローラ部分は省略している)。
【図6】 本発明に係る粘着テープ貼付治具の一実施形態を示す図であり、使用状態の更に他例を表しており(説明の都合上、ガイドローラ以外の部分は省略している)、図6(a)は被着体断面を臨む方向からみた図であり、図6(b)は被着体の裏面を臨む方向からみた図である。
【図7】 従来の治具の使用状態の一例を表しており(説明の都合上、ガイドローラ以外の部分は省略している)、図7(a)は被着体断面を臨む方向からみた図であり、図7(b)は被着体の裏面を臨む方向からみた図である。
【図8】 被着体の一例を一部断面で示す斜視図である。
【図9】 被着体の一例であるドアサッシュフレームを説明するための図であり、自動車の部分側面図である。
【図10】 本発明に係る粘着テープ貼付治具の山型ガイドローラの一実施形態を示す図であり、図10(a)〜図10(d)は頂を上に向けた側面図である。
【符号の説明】
1…粘着テープ貼付治具、2…第1支持部材、3…第2支持部材、5…貼付部、6…案内部、7…回転軸、10…レバー、13…テープ案内ローラ、14…押圧面、15…プレスローラ、16,17…山型ガイドローラ、27…補助ローラ、41…粘着テープ、42…剥離ライナ、43…フィルム及び粘着剤層、80…ドアサッシュフレーム、81…被着面、82…裏面、83…突条部、84…ウエザストリップ取付部、91…曲部、101…粘着性テープ貼付け治具、102…第1挟持片、103…第2挟持片、105…弾性ローラ、106…ガイドローラ、110…レバー、116…凹溝、117…補助ローラ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an adhesive tape applying jig used when applying an adhesive tape to an adherend having a ridge on the surface opposite to the adherend surface.
[0002]
[Prior art]
A thin film may be brought into close contact with the surface of the article to make the article a more desirable design or to add a function to the article. For example, a colorful film is applied to a transparent window of a building to imitate a stained glass or an opaque film to ensure privacy, or a film having an ultraviolet blocking function is attached to an automobile window. It is often done to protect the skin. In addition, since the film can be attached to the article so that the surface of the article can be protected from air (oxygen) and protected, the film application has been increasingly used as a substitute for painting.
[0003]
It is also well known that it is difficult to make a thin film adhere to the surface of an article cleanly. In addition to the difficulty in aligning the film with the article, air often enters between the article and the film and remains as bubbles after the film is applied, which often impairs the aesthetic appearance. Moreover, if it is not applied quickly, a line or streak mark (a so-called shock line) may be attached to a portion where the application work is stopped halfway, but this is also not preferable from an aesthetic point of view. In order to maintain the adhesion of the film to the article for a long period of time, in the case of a film having an adhesive layer on the side in contact with the article, the film needs to be positioned so that the adhesive does not contact the adherend surface. The task of affixing the item to the article with good positional accuracy is even more difficult.
[0004]
For example, in the manufacturing process of an automobile, there is a step of closely attaching a thin film to the surface of an article. More specifically, in the door
[0005]
When sticking black adhesive tape along the door sash frame of an automobile, it is not beautiful if there is a seam, so if the door sash has a curved shape at a part that is easily noticeable, include the curved part. It is preferable to stick with a single long tape. A curved part is the
[0006]
However, when affixing adhesive tape along the door sash frame of an automobile, if the door sash frame is bent, the adhesive tape cannot be followed and the adhesive tape is displaced from the adherend surface, forcing rework. There was a problem that occurred. In addition, there is a problem that it takes time to position the adhesive tape so that it does not shift in accordance with the curved portion, and a lot of time is required for sticking the adhesive tape. Any problem has been desired to be improved because it reduces productivity and increases production costs.
[0007]
Therefore, in order to solve these problems, a jig useful for applying an adhesive tape has been proposed.
[0008]
For example, according to Japanese Patent Laid-Open No. 2001-123127, an adhesive tape sticking jig that can stick the adhesive tape shown in FIG. 3 stably and accurately at high speed is proposed. The adhesive
[0009]
However, in particular, recent automobile modeling often has a shape in which the contour of the door sash draws a curve with a small radius of curvature, and often curves with a corner instead of a smooth curve. Similarly, the protrusion 83 (projection) extending along the longitudinal direction of the door
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems. For example, when an adhesive tape is applied to a door sash frame of an automobile, the contour of the door sash is a curve with a small curvature radius. It is an object of the present invention to provide an adhesive tape application jig that can be applied quickly without entrainment of bubbles or deviation of the tape application position even if it is bent or bent with a corner.
[0011]
The inventors of the present invention, for example, become more difficult to apply the adhesive tape to the outline of the door sash of the automobile, while the detail finish in the appearance of the automobile is also a place where the consumer pays attention and is easily noticeable. Adhesive tape for affixing an adhesive tape to an adherend having an elongated adherend surface and a ridge on the surface opposite to the adherend surface in order to cope with the current situation where it is difficult to allow a seam of the tape to occur As a result of repeated research on the sticking jig, it has been found that the above object can be achieved by the following means.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
That is, according to the present invention, the adherend having an elongated adherend surface and a ridge formed on the surface opposite to the adherend surface in the longitudinal direction of the adherend surface, An adhesive tape affixing jig for affixing an adhesive tape, which includes an affixing part for pressure-bonding the adhesive tape to the adherend surface, and sandwiching the adherend together with the affixing part in contact with the protrusion of the adherend 3 One A guide portion comprising a mountain-shaped guide roller, and the guide portion is provided with a mountain-shaped guide roller at both ends facing the top in one direction, and the other mountain-shaped guide roller, that is, a middle mountain-shaped guide. An adhesive tape sticking jig is provided in which a roller is provided with the top facing in the other direction (the direction opposite to the one direction).
[0013]
In the present invention, it is preferable that the middle mountain-shaped guide roller is provided so as to be swingable in the central axis direction. In other words, it is preferably attached with play. Moreover, it is preferable that the sticking part and the guide part have an opening / closing means that can hold the adherend with elasticity and can remove the sticking part and the guide part from the adherend.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of an adhesive tape attaching jig (hereinafter also simply referred to as a jig) according to the present invention will be described.
[0015]
In the present invention, the chevron-shaped guide roller has a rib-shaped concave groove, and the protrusion on one side of the roller having the protrusion protruding at both ends from the groove bottom surface that is coaxial with the concave groove is removed. A roller with a shape.
[0016]
The adhesive tape sticking jig of the present invention comprises a long adhesive tape, an elongated adherend surface, and a ridge formed on the opposite surface of the adherend surface, for example, in the longitudinal direction of the adherend surface. , An adhesive tape sticking jig that can be attached without taking time so that bubbles do not enter so as not to slip. A more specific adherend will be described with reference to an automobile
[0017]
The
[0018]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of the adhesive tape attaching jig of the present invention. The adhesive
[0019]
As shown in this adhesive
[0020]
This characteristic portion will be described with reference to FIGS. 6 (a), 6 (b), 7 (a), and 7 (b) in comparison with a conventional jig. 6 (a) and 6 (b) show how the
[0021]
In the conventional jig, as is understood from FIG. 7A, the
[0022]
According to the present invention, such a problem cannot occur. In the adhesive
[0023]
As shown in FIG. 6 (b), the
[0024]
Only two mountain guide rollers facing in opposite directions are not preferable because straight running stability cannot be maintained. On the other hand, when it is composed of four chevron-shaped guide rollers, for example, when the chevron-shaped guide rollers at both ends and the two chevron-shaped guide rollers between them are provided in opposite directions, the straight running stability increases. As with the conventional jig, the ability to cope with the curved portion is reduced, and the mountain-shaped guide roller is undesirably removed.
[0025]
Moreover, in the adhesive
[0026]
For example, when a tape is applied to the
[0027]
4, 5, 6 (b) and the like, in the adhesive
[0028]
Further, the present invention does not limit the shape of the mountain-shaped guide roller. A mountain-shaped guide roller having a preferable shape can be selected according to the curve drawn by the ridges, as long as it has a mountain shape, that is, a slope whose horizontal cross-sectional area decreases from the bottom surface to the top. For example, a mountain-shaped guide roller having a shape whose side surfaces are shown in FIGS. 10A is a chevron-shaped guide roller having a generally truncated cone shape, and FIG. 10B is a chevron-shaped guide roller having a shape in which a cylinder is mounted on the truncated cone (FIGS. 6A and 6B). ) Etc.), FIG. 10 (c) is a shape in which a cylinder is placed on a truncated cone like FIG. 10 (b), and a protrusion protruding from the groove bottom surface that is coaxial with the concave groove having a rib shape. This is a mountain-shaped guide roller having a flange shape and a gentle slope of the truncated cone. 10 (d) has the same flange shape as FIG. 10 (c), and the slope of the truncated cone has a gentle slope, but the inner side of the flange, that is, the groove bottom side is thinner on the outer peripheral side. A chevron-shaped guide roller that gradually increases in thickness toward the axis up to the portion where the cylinder is placed on the truncated cone, and that has a uniform thickness on the inner side (axis side) from the cylinder portion.
[0029]
Hereinafter, with reference to drawings, the whole including the said characteristic part of the adhesive tape sticking jig of this invention is demonstrated still in detail.
[0030]
2 (a) to 2 (c) show an embodiment of the adhesive
[0031]
The adhesive
[0032]
As can be understood from FIG. 2A, two
[0033]
In addition to the mountain-shaped
[0034]
Hereafter, the usage method of the adhesive tape sticking jig | tool of this invention is demonstrated with reference to Fig.2 (a)-FIG.2 (c). A conventionally known
[0035]
First, the
[0036]
Then, in this state, the
[0037]
If it will be in this state, if the adhesive
[0038]
An adhesive
[0039]
Moreover, the adhesive tape sticking jig |
[0040]
Furthermore, the adhesive
[0041]
Hereinafter, it describes about the material used for the adhesive tape sticking jig of this invention. Adhesive tape sticking jig is a jig that an operator uses to hold an adhesive tape in his / her hand. It is required to have strength to withstand the stress applied when crimping to the surface, and the affixing part must be made of a material that has elasticity to ensure that the adhesive tape is firmly attached to the adherend surface and can maintain elasticity over a long period of time. preferable. The material of the adhesive tape attaching jig is not limited as long as such preferable conditions are met. For example, the following materials can be used.
[0042]
For the pressing roller of the sticking part, rubber materials such as natural and synthetic rubbers, or foamed plastic materials such as foamed polyurethane and various felts can be suitably used. In addition to the press roller, plastic materials such as polypropylene resin, polyethylene resin, polyacetal resin, ABS resin, nylon resin, acrylic resin, various fluorine resins, aluminum, iron, or alloys thereof can be used. In particular, it is preferable to use a hard or soft plastic material for the guide roller of the guide portion.
[0043]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the adhesive tape attaching jig of the present invention, even if the adherend surface of the adherend has a curved shape or is bent with a corner, There is an excellent effect that it can be applied quickly without entrainment of bubbles and displacement of the tape application position.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of an adhesive tape attaching jig according to the present invention.
2A and 2B are views showing an embodiment of an adhesive tape sticking jig according to the present invention. FIG. 2A is a top view, FIG. 2B is a side view, and FIG. 2C is a front view. is there.
FIG. 3 is a side view of a conventional jig.
FIG. 4 is a view showing an embodiment of an adhesive tape sticking jig according to the present invention, showing an example of a usage state (for convenience of explanation, an auxiliary roller portion is omitted).
FIG. 5 is a view showing an embodiment of an adhesive tape sticking jig according to the present invention, and shows another example of the usage state (for convenience of explanation, the auxiliary roller portion is omitted).
FIG. 6 is a view showing an embodiment of an adhesive tape attaching jig according to the present invention, and shows still another example of the usage state (for the sake of explanation, parts other than the guide roller are omitted). FIG. 6A is a diagram viewed from the direction facing the adherend cross section, and FIG. 6B is a diagram viewed from the direction facing the back surface of the adherend.
FIG. 7 shows an example of the state of use of a conventional jig (for the sake of explanation, parts other than the guide roller are omitted), and FIG. 7A is viewed from the direction facing the cross section of the adherend. FIG. 7B is a diagram seen from the direction facing the back surface of the adherend.
FIG. 8 is a perspective view showing an example of an adherend in partial cross section.
FIG. 9 is a view for explaining a door sash frame which is an example of an adherend, and is a partial side view of an automobile.
FIG. 10 is a view showing an embodiment of a mountain-shaped guide roller of the adhesive tape sticking jig according to the present invention, and FIGS. 10 (a) to 10 (d) are side views with the top facing upward. .
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記被着面に前記粘着テープを圧着する貼付部と、
前記被着体の突条部に接して前記貼付部とともに前記被着体を挟む3つの山型ガイドローラからなる案内部と、を有してなり、
前記案内部は、両端の山型ガイドローラが頂を一の方向に向けて備わり、他の山型ガイドローラが頂を他の方向に向けて備わることを特徴とする粘着テープ貼付治具。Attaching a long adhesive tape to an adherend having an elongated adherend surface and a protrusion formed on the surface opposite to the adherend surface in the longitudinal direction of the adherend surface The adhesive tape application jig of
An affixing portion for crimping the adhesive tape to the adherend surface;
Becomes a, a guide portion composed of three mountain type guide rollers which sandwich the adherend together with the sticking portion in contact with the ridges of the adherend,
The adhesive tape attaching jig, wherein the guide portion is provided with a mountain-shaped guide roller at both ends with the top facing in one direction, and another mountain-shaped guide roller with the top facing in the other direction.
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