JP4312360B2 - ネットワークアクセス機能付きモニタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に接続されるネットワークアクセス機能付きモニタ表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットに接続して利用するWebブラウザや電子メールなどのネットワークサービスが、生活における基本的な必要機能となりつつあり、最近のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置では、それらを利用することが、装置の利用の目的の大きな部分を占めるようになってきた。
【0003】
そのため、それらのネットワークサービスを利用するための専用キー(ボタン)を設ける情報処理装置も増えつつある。
【0004】
さらに、そのような目的に特化して、情報処理装置の主たるCPUやOSを起動することなく、それらネットワークサービスから得た情報を閲覧することが可能な技術が、種々、提案されている。
【0005】
一方、モニタ装置にテレビ受信機能を付加したり、テレビにパーソナルコンピュータ等の情報処理装置のモニタ機能を付加したりする傾向があり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置のための表示装置は、必ずしも情報処理装置本体と一緒に稼動しているものでもなくなりつつある。また、映像表示においては無線化が可能になっており、そのような技術の動向を踏まえた使用環境では情報処理装置とモニタ装置が物理的な距離において必ずしも接近している状態にないことが考えられるようになってきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記提案されているような従来の技術では、追加のCPUやOSが必要になったり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置本体に表示装置を持たねばならなくなったりして、装置全体の構成が複雑になるという問題がある。
【0007】
また、上記従来技術で示されているように、主CPUやOSを起動させずに、ネットワークサービスから得た情報を閲覧することが可能ではあっても、情報処理装置本体と表示装置とが空間的に密接している構成であると、ユーザは情報処理装置のある場所に移動する必要が生じ、利便性が損なわれる。
【0008】
そこで、この発明の目的は、情報処理装置本体の稼動,非稼動によらず、簡単な装置構成で、ネットワークサービスを利用できるネットワークアクセス機能付きモニタ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、この発明のネットワークアクセス機能付きモニタ装置は、情報処理装置に接続するモニタ装置であって、
ネットワーク接続手段と、
ネットワークサービス利用手段と、
ネットワークサービス利用を指示するネットワークサービス指示手段と、
ネットワークサービス利用時に操作者が操作することで、上記ネットワークサービス指示手段にネットワークサービス利用を指示させる操作手段と、
上記ネットワークサービス指示手段によってネットワークサービスの利用を指示されたときに、上記情報処理装置が接続されており、かつ、動作可能な状態である場合には、上記情報処理装置に、上記ネットワークサービスの利用を指示されたことを通知して、上記情報処理装置においてネットワークサービスを利用してその表示内容を画面に表示させる一方、上記情報処理装置に接続されていないか、もしくは、上記情報処理装置が動作可能な状態でない場合には、上記ネットワーク接続手段を介して、自身がネットワークに接続し、上記ネットワークサービス利用手段を用いて、ネットワークサービス機能を画面に表示して操作者に提供する制御部とを備えたことを特徴としている。
【0010】
この発明では、上記制御部は、上記情報処理装置が利用可能な状態である場合には、上記情報処理装置に、ネットワークサービスの利用を指示されたことを通知し、上記情報処理装置においてネットワークサービスを利用してその表示内容を画面に表示する。一方、上記情報処理装置が利用不可状態である場合には、上記ネットワーク接続手段を介して、自身がネットワークに接続し、上記ネットワークサービス利用手段を用いて、ネットワークサービス機能を画面に表示して操作者に提供する。
【0011】
したがって、この発明によれば、情報処理装置の動作状態に関わらず、ネットワークサービスを利用できる。また、情報処理装置側に特別の構成を取る必要がないから、汎用性に優れ、また、装置全体の構成も簡単になる。
【0012】
より具体的には、この発明によれば、例えば、モニタ装置上に装備された操作手段としてのキー(ボタン)を押下することで、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置が動作可能状態であれば、その情報処理装置上のWebブラウザや電子メールなどのネットワークサービス利用機能を起動してその内容を表示する。一方、情報処理装置が動作可能状態でなければ、モニタ装置に内蔵されているネットワークサービス利用機能を起動して、上記内容を表示する。このように、情報処理装置の稼動状態に依存することなく、ネットワークサービス機能を利用できる。
【0013】
また、一実施形態のネットワークアクセス機能付きモニタ装置は、上記モニタ装置において、上記情報処理装置とデータをやり取りする専用のデータ伝送手段を備えた。
【0014】
この実施形態では、上記専用のデータ伝送手段を備えたことで、上記情報処理装置との間の確実なデータをやり取りが実現される。
【0015】
また、他の実施形態のネットワークアクセス機能付きモニタ装置は、上記モニタ装置において、
上記情報処理装置とデータをやり取りする専用のデータ伝送手段を持たず、
上記ネットワーク接続手段によるネットワーク接続でもって、上記情報処理装置に接続し、上記情報処理装置へのデータ伝送を行う。
【0016】
この実施形態では、情報処理装置とデータをやり取りする専用データ伝送手段を持たず、上記ネットワーク接続手段によるネットワーク接続で情報処理装置と接続し、情報処理装置上のネットワークサービス利用機能を起動するなどモニタ装置と情報処理装置がやり取りするデータ伝送を行う。
【0017】
したがって、モニタ装置と情報処理装置の間の物理的な通信路を減らして、装置の構成の簡易化,コスト低減を図れ、さらに、利用者の使い勝手を向上できる。
【0018】
また、モニタ装置が装備するネットワーク接続手段が無線である場合には、モニタ装置と情報処理装置本体とを完全に分離した状態で、ネットワークサービス機能を発揮することができる。
【0019】
また、他の実施形態のネットワークアクセス機能付きモニタ装置は、上記モニタ装置において、
データを蓄積する記憶装置と、
ネットワークサービスを利用して取得したデータを上記記憶装置に格納するデータ記憶手段と、
接続されている情報処理装置が動作可能となったときに、上記記憶装置に蓄えられたデータを、上記情報処理装置に転送して、上記情報処理装置とこのモニタ装置とでデータを同期させ、
また、上記情報処理装置が動作を停止する際に、上記情報処理装置内のネットワークサービスのデータを上記記憶装置に転送して、このモニタ装置と上記情報処理装置とで、データを同期させるデータ転送同期手段とを備え、
上記ネットワークサービス利用手段は、
上記記憶装置に蓄積されたデータを参照するように構成されている。
【0020】
この実施形態では、データ転送同期手段が、モニタ装置のデータと情報処理装置のデータの同期を取ることによって、それぞれのデータの不整合を緩和する。
【0021】
つまり、モニタ装置が内蔵するネットワークサービス利用機能を用いた際に取得した情報と、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置が稼動している際に取得した情報とを同期させることで、それぞれの情報をいっしょに利用した場合にも取得した情報に関して、違和感のない利用環境を得ることができる。
【0022】
また、一実施形態のネットワークアクセス機能付きモニタ装置は、上記モニタ装置において、
データを蓄積する記憶装置と、
ネットワーク中継手段と、
このネットワーク中継手段が中継するリクエストとレスポンスを中継するとともに、上記記憶装置に保存するデータ記憶手段と、
接続されている情報処理装置が動作中の場合にも、上記情報処理装置のネットワークサービス利用機能が、上記ネットワーク中継手段を介して、ネットワークサービスヘ接続するように、上記ネットワーク中継手段を制御することによって、上記情報処理装置とデータを一致させるデータ同期手段とを備え、
上記ネットワークサービス利用手段は、上記記憶装置に蓄積されたデータを参照するように構成されている。
【0023】
この実施形態では、データ同期手段が、接続されている情報処理装置が動作中の場合にも、この情報処理装置のネットワークサービス利用機能が、上記ネットワーク中継手段を介してネットワークサービスヘ接続するように制御する。これにより、情報処理装置が動作可能となったときや情報処理装置が動作を停止するときに、このモニタ装置と上記情報処理装置との間で、特別の同期処理をおこなわなくても、常に、データの同期が取られる。
したがって、この実施形態によれば、特別の同期処理を伴なうことなく、モニタ装置に内蔵のネットワークサービス利用機能を用いて取得した情報と稼動している情報処理装置から取得した情報とを同期させることができ、より軽快な利用環境を提供できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態にしたがって説明する。
【0025】
〔第1の実施の形態〕
図1に、この発明のネットワークアクセス機能付きモニタ装置の実施形態のブロック構成を示す。
【0026】
図1において、ADコンバータ101は、このモニタ装置が接続されるパーソナルコンピュータなど情報処理装置からのアナログ信号(例えば、RGB信号)が入力され、このアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタルコンバータである。また、グラフィックエンジン102は、ADコンバータ101で変換された情報処理装置からの入力信号を画像処理して、補正するグラフィック処理部品である。このグラフィックエンジン102は、例えば、ノイズリダクションや輪郭補正などを行う。
【0027】
また、表示信号送信器103は、表示信号を表示ユニット105ヘ送信する部品(例えば、TMDS(トランスミッション・ミニマイズド・ディファレンシャル・シグナリング)トランスミッタ)である。また、表示信号受信器104は、表示信号送信器103からの送信信号を受信して、表示ユニット105ヘ信号入力する部品(例えば、TMDSレシーバ)である。
【0028】
この表示ユニット105は、表示デバイスとそのコントローラを含むユニット(例えば、LCD(液晶表示)パネル,LCDドライバ,LCDコントローラ)であり、入力された信号に従って画面を表示する。
【0029】
また、クロック発生器106は、各部における処理のためのクロック信号を発生する。また、CPU107は、グラフィックエンジン102,表示信号送信器103などの表示処理部品をコントロールしたり、OS(オペレーティングシステム)や各種ドライバ,ネットワークサービス利用機能を動作させるCPUである。RAM108は、上記CPU107が動作するときのコード領域やデータ領域などを記憶する用途に用いる。
【0030】
ROM109は、CPU107で動作させるプログラムのコードや初期データ、あるいはCPU107がグラフィックエンジン102,表示信号送信器103をコントロールするためのパラメータ類などを格納したROMである。
【0031】
また、フラッシュメモリ110は、CPU107で動作するプログラムがスタティックな記憶領域として利用するメモリである。また、キーコントローラ111は、このモニタ装置が装備しているいくつかのキー(ボタン)で入力された信号を処理する。
【0032】
また、ネットワークデバイスコントローラユニット112は、このモニタ装置が装備するネットワーク接続用のデバイスとそのコントローラを含むユニットである。このネットワークデバイスコントローラユニット112としては、たとえば、モデムユニット,10BaseTを用いたLANユニット,携帯電話用のアダプタユニット,無線LANユニット,PCカードコントローラユニットなどが相当するが、本実施形態においては具体的に特定しない。
【0033】
データ通信デバイスコントローラユニット113は、接続されている情報処理装置とデータ通信するためのデバイスとコントローラを含む。このデータ通信デバイスコントローラユニット113としては、たとえば、RS−232Cユニット,10BaseTを用いたイーサネットユニット,USBユニットが該当するが、この実施形態の説明においては具体的に特定しない。
【0034】
フレームバッファ114は、グラフィックエンジン102が情報処理装置からの描画内容以外に描画する画面情報を蓄えるためのRAMであり、CPU107で動作するプログラムが画面上に描画する内容を受け渡すために用いられる。
【0035】
次に、図2に、この実施形態のモニタ装置の前面の外観を示す。
【0036】
このモニタ装置の前面には、いくつかのキー(ボタン)201,202,203が装備されている。サービス選択キー201は、ネットワークサービスを選択して起動するためのキーであり、この実施形態では、インターネットにおけるWebブラウザと電子メールについてそれぞれキーを備えている。もちろん、Webブラウザと電子メール以外のネットワークサービスを選択するために他の構成を採用することも可能である。
【0037】
次に、上下左右矢印キー202は、ネットワークサービス機能や設定ユーティリティ機能などを使用するときに、ユーザがカーソル操作を行うためのカーソルキーである。また、設定キー203は、このモニタ装置のパラメータ設定を行うための設定ユーティリティ機能やネットワーク接続用のパラメータを設定するための設定ユーティリティ機能を起動するためのキーである。
【0038】
次に、図3に、CPU107で動作するソフトウェアの構成の一部を示す。図3において、Webブラウザ301,電子メール302,ユーティリティ303は、最上位のアプリケーションである。上記Webブラウザ301は、ネットワークサービス機能としてのWebブラウジング機能を有し、電子メール302は、ネットワークサービス機能としての電子メール機能を有し、ユーティリティ303は、モニタのパラメータやネットワーク接続用のパラメータの設定ユーティリティ機能を有する。
【0039】
また、OS304は、ソフトウェア全般を統括するOS(オペレーティングシステム)である。また、フラッシュメモリドライバ305,キードライバ306,表示ドライバ307,ネットワークドライバ308,データ通信ドライバ309は、上記OS304の管理下で機能するデバイスドライバ群である。
【0040】
すなわち、フラッシュメモリドライバ305はフラッシュメモリ110をコントロールし、キードライバ306はキーコントローラ111をコントロールし、表示ドライバ307はグラフィックエンジン102をコントロールする。
【0041】
また、ネットワークドライバ308は、ネットワークデバイスコントローラユニット112をコントロールし、データ通信ドライバ309は、データ通信デバイスコントローラユニット113をコントロールする。また、サービスコントロール310はサービス選択キー201からの入力に従ってネットワークサービスを起動するタスクである。
【0042】
次に、図4に、この第1実施形態におけるサービスコントロール310のブロック構成を示す。
【0043】
図4において、コントロールメイン部401は、このサービスコントロール310の全体の制御を行い、ネットワークサービス機能の起動を実現する。また、入力部402は、キーコントローラ111からの入力を読み取り、押下されたキーの種類をキーコードとして、コントロールメイン部401に返す。
【0044】
また、ホスト動作チェック部403は、このモニタ装置が接続されているパーソナルコンピュータ等の情報処理装置(図示せず)が動作状態か否かをチェックし、その状態(動作,非動作)をコントロールメイン部401に返す。
【0045】
また、ホスト指示部404は、データ通信デバイスコントローラユニット113を介して指示された情報を、上記情報処理装置(図示せず)に対して、データとして送信する。また、ネットワークサービス機能405は、このモニタ装置が装備する各ネットワークサービス利用機能であり、この実施形態では、Webブラウザと電子メールである。もちろんそれにかぎられたものではない。
【0046】
また、ネットワークコントロール部406は、ネットワークデバイスコントローラユニット112をコントロールするネットワークドライバ308を利用して、ネットワークデバイスの初期化などのハード設定や実際のネットワークのアクセス機能を果す。
【0047】
次に、図5に、コントロールメイン部401のフローチャートを示す。このフローチャートに従って、コントロールメイン部401の動作を説明する。
【0048】
コントロールメイン部401は、OS304上の一つのタスクとして起動され、常時、動作している。まず、入力部402を呼び出して、キー入力を待つ(S501)。
【0049】
次に、キー入力があれば、その入力されたキーの内容がサービス選択キー201のいずれかであるか否かをチェックし(S502)、サービス選択キー201のいずれかであると判断できた場合、接続されている情報処理装置の動作状態を確認するためホスト動作チェック部403を呼び出す(S503)。
【0050】
そして、ステップS504で、ホスト動作をチェックした結果、上記情報処理装置が動作可能状態でなければ、ネットワークドライバ308を利用して、ネットワークデバイスコントローラユニット112をコントロールし、このモニタ装置をネットワークヘ接続する(S505)。
【0051】
次に、入力されたキーの種別によって、実行すべきネットワークサービスの種類を判別し、その判別結果に従って、必要な内蔵のネットワークサービス利用機能を起動する(S507,S508)。次に、ネットワークサービス利用機能の動作が終了すれば、ネットワークドライバ308を利用して、ネットワークヘの接続を切断し(S509)、再びキー入力を待つ。
【0052】
一方、上記ステップS504において、接続されている情報処理装置が動作可能状態であると判断できた場合には、その情報処理装置側でネットワークサービス利用機能を動作させるために、ホスト指示部404を呼び出し、このホスト指示部404がデータ通信ドライバ309を利用して、上記情報処理装置と通信し、必要なネットワークサービスサービスを起動するように指示する(S510)。
【0053】
また、上記ステップS502において、入力されたキーがサービス選択キー201でないと判断された場合は、次に、上記入力されたキーが設定キー203であるか否かを上記キーのコードから判断する(S511)。その結果、上記キーが設定キー203であると判断できた場合は、ユーティリティ303を起動する(S512)。そして、このユーティリティ303における設定処理終了後に、再びキー入力を待つ(S501)。一方、ステップS511において、入力されたキーが設定キー203でないと判断された場合には、なにもせずに再び入力を待つ(S501)。
【0054】
このネットワークアクセス機能付きモニタ装置では、コントロールメイン部410のホスト動作チェック部403が、上記情報処理装置が利用可能な状態であると判断すると(S503,S504)、ホスト指示部404が、上記情報処理装置に、ネットワークサービスの利用を指示されたことを通知する。そして、上記情報処理装置でネットワークサービスを利用して、その表示内容を画面に表示する。一方、ホスト動作チェック部403が、上記情報処理装置が利用不可の状態であると判断した場合には、ネットワークドライバ308でネットワークデバイスコントローラユニット112を介して、自身がネットワークに接続し、ネットワークサービス利用機能405を用いて、Webブラウザや電子メール等のネットワークサービス画面を表示して操作者に提供する。
【0055】
次に、図6のフローチャートを参照して、入力部402の動作を説明する。このフローチャートは、図5のステップS501の動作に相当する。
【0056】
まず、キードライバ306を利用して、キーコントローラ111をコントロールし、各キー(ボタン)の状態をそれぞれ割り当てられたポートから読み出す(S601)。次に、いずれかのキーが押下されているか否かを上記ポートの状態から判断する(S602)。
【0057】
このステップS602で、いずれかのキーが押されていると判断した場合、まず、カウンタに規定の繰り返し回数Rをセットする(S603)。
【0058】
次に、再び、キーに割り当てられているポートを読み出し(S604)、S602で押されたと判断したキーに関するポートの状態が前回の読み出し時と同じか否かを調べる(S605)。このステップS605において、上記ポートの状態が前回と同じであると判断した場合、カウンタをデクリメントし、上記繰り返し回数Rを1だけ減じる(S606)。
【0059】
次に、カウンタの回数Rが0に達したか否かを判断し(S607)、回数Rが0に達していない場合は再びキーの読み出しを行う。一方、回数Rが0に達した場合には、規定の繰り返し回数を処理する期間だけ、ポートの状態がキー押下の状態であったことになる。したがって、キーが押されたと判断し、押されたキーに割り当てられたキーコードに変換して(S608)、それを呼び出し、コントロールメイン部401に通知するとともに処理を終了する。
【0060】
なお、ステップS605において、ポートの状態が以前と異なる場合には、キーが押下されたと判断せずに処理を終了する。また、ステップS602において、いずれかのキーが押下された状態でないと判断された場合も処理を終了する。このキーの入力処理に関しては、一般に知られている方法によればよいので、ここに挙げた方法でなくともよい。
【0061】
次に、コントロールメイン部401から呼び出されるホスト動作チェック部403,ホスト指示部404の機能を実現するためには、このモニタ装置が接続されている情報処理装置内に、このモニタ装置からの通信に対応する「タスク」が存在するように構成される。この「タスク」とは、プロセスともいい、オペレーティングシステムの制御単位であり、プログラムの制御のもとでプロセッサーで行われる動作(の列)をいう。
【0062】
次に、図7に、上記通信処理に用いられるデータ構造の一例を示す。このデータ構造の全体は、コマンド毎に定められたデータを伴う不定長の構造をしている。図7において、コマンド701はコマンドの種類を示す。また、データ数702は、後続するデータの数を示す。また、データ長703は、後続する一つのデータ704に関して、その長さを示す。データ704は一つのデータについてその実体である。このようなデータの構造を、このモニタ装置から情報処理装置、あるいは情報処理装置からこのモニタ装置に、データ通信デバイスコントローラユニット113を介してやりとりすることで、ホスト動作チェック部403,ホスト指示部404の機能を実現する。
【0063】
〔ホスト動作チェック部の動作〕
次に、図8のフローチャートを参照して、ホスト動作チェック部403の動作を説明する。この動作は、図5のステップS503の動作に相当する。
【0064】
まず、情報処理装置の動作状態確認のために送信する「OPEN」データパケットを作成する(S801)。このパケットの内容は、図9に示す「OPEN」の形式を持ったものである。そのデータパケットを、データ通信ドライバ309が提供する送信機能を利用して、データ通信デバイスコントローラユニット113を介して情報処理装置に送信する(S802)。
【0065】
次に、データ通信ドライバ309が提供する受信機能を利用して、データ通信デバイスコントローラユニット113を介して、上記情報処理装置から送信されてくるデータを受信するのを待つ(S803)。この際、このデータ受信を所定の時間だけ待つ「タイムアウト処理」を設けるものとする。
【0066】
次に、データ通信ドライバ309の機能から戻ってきたら、タイムアウトしたか否か(すなわち、上記所定の待ち時間が経過したか否か)を確認する(S804)。その結果、タイムアウトしていない場合は、一つのデータパケットの受信を完了したか否かを確認し(S805)、未了であれば再びデータ受信待ちを行う。
【0067】
一方、上記ステップS805において、データパケットの受信を完了した場合、それがACKコマンドであるか否かを確認する(S806)。ACKコマンドは、図9に示す「ACK」の形式を持ったものである。上記データパケットがACKコマンドであれば、上記情報処理装置が動作可能状態と判断する(S807)。一方、上記データパケットがACKコマンドでなければ、上記情報処理装置が動作不可能状態と判断する(S808)。なお、上記ステップS804においてタイムアウトした場合にも、動作不可能状態と判断する。
【0068】
なお、上述した方法によらず、例えば、上記情報処理装置からの表示信号が入力されていないとグラフィックエンジン102が判断できるときに、上記情報処理装置が動作不可能状態であると判断してもよい。
【0069】
〔ホスト指示部404の動作〕
次に、図10のフローチャートを参照して、ホスト指示部404の動作を説明する。この動作は、図5のステップS510に相当する。
【0070】
まず、情報処理装置にネットワークサービス利用機能の起動を通知するために送信する「RUN」データパケットを作成する(S1001)。この「RUN」データパケットの内容は、図9に示す「RUN」の形式(RUN(browser)もしくはRUN(mail))を持ったものである。
【0071】
次に、起動するべきネットワークサービス利用機能の種類をデータパケットのデータ部にセットする(S1002)。ここでは、Webブラウザを示す“0001”をセットするものとする。このデータパケットを、データ通信ドライバ309が提供する送信機能を利用して、データ通信デバイスコントローラユニット113を介して、上記情報処理装置に送信する(S1003)。
【0072】
次に、データ通信ドライバ309が提供する受信機能を利用して、データ通信デバイスコントローラユニット113を介して、上記情報処理装置からデータを受信するのを待つ(S1004)。この際、タイムアウト(受信待ち時間制限)を設けるものとする。そして、データ通信ドライバ309の機能から戻ってきたら、上記受信待ち時間を超えたか否かを判定し(S1005)、否であれば一つのデータパケットの受信を完了したか否かを判定する(S1006)。この判定結果が、未完了であれば、再びデータ受信待ちを行う(S1004)。一方、上記ステップS1006において、データパケットの受信を完了した場合、それがACKコマンドであるか否かを確認する(S1007)。ACKコマンドは、図9に示す「ACK」の形式を持ったものである。
【0073】
上記ステップS1007での確認の結果、受信完了したデータパケットがACKコマンドであれば、ホストネットワークサービス起動の処理が成功したと判断して、図5のフローへ戻る(S1008)。一方、上記データパケットがACKコマンドでなければ、上記起動処理がエラーしたと判断して図5のフローへ戻る(S1009)。
【0074】
なお、上記ステップS1005において、タイムアウトした場合にも、エラーとして元のフローへ戻る。ただし、ここで、上記エラーが出たとしても、上記情報処理装置は、動作中であり、その旨を伝えるような表示を行うことはできないので、特に何らの処理も施さない。
【0075】
これに対応する情報処理装置側の機能は、そのOS上でのひとつのタスクとして動作し、通信ポートからコマンドを受けた場合には、上記OSに依頼して対応のネットワークサービス利用機能を起動する処理を行うプログラムである。これは、一般的なサーバー型プログラムであるし、別のプログラムの起動についてもOSが機能を提供するものであるから困難はないので説明を省略する。
【0076】
上述したような構成と処理によって、この第1実施形態のモニタ装置では、情報処理装置が接続されており、かつ、その情報処理装置が動作可能な状態である場合には、ネットワークサービスの利用を指示された際に、それを上記情報処理装置に通知し、情報処理装置においてネットワークサービスを利用する(S503,S504,S510)。そして、その表示内容を、このモニタ装置の画面に表示する。
【0077】
一方、上記情報処理装置が接続されていなかったり、上記情報処理装置が動作可能な状態でない場合には、この情報処理装置を介さず、ネットワーク接続手段(ネットワークデバイスコントローラユニット112,ネットワークドライバ308)を介して、このモニタ装置自身がネットワークに接続する(S503,S504,S505)。これにより、ネットワークサービス機能405(ネットワークサービス利用手段)を用いて、Webブラウザや電子メールの画面を表示ユニット105に表示して、操作者に提供することを実現する。
【0078】
したがって、この実施形態によれば、情報処理装置の動作状態に関わらず、ネットワークサービスを利用できる。また、情報処理装置側に特別の構成を取る必要がないから、汎用性に優れ、また、装置全体の構成も簡単になる。
【0079】
〔第2の実施の形態〕
次に、この発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形態は、コントロールメイン部401の処理フローを、図5のフローチャートから図11のフローチャートに示したものに変更した点だけが先述の第1実施形態と異なる。
【0080】
図5と図11とを比較,参照すれば分かるように、この第2実施形態では、図5におけるネットワーク接続のステップS505を、ステップS1101として、スタート直後に配置した点が、第1実施形態と異なる。すなわち、この変更点は、ネットワークドライバ308を利用してネットワークに接続するタイミングを、処理開始後直後に移動したことである。また、図5におけるネットワーク切断ステップS509は、図11のフローチャートでは削除した。
【0081】
こうした上で、ホスト動作チェック部403の送受信動作(図8)とホスト指示部404における送受信動作(図10)を、データ通信ドライバ309を利用したデータ通信デバイスコントローラユニット113を介した通信から、ネットワークドライバ308を利用したネットワークデバイスコントローラユニット112を介した通信に変更する。
これらの変更点を除き、図11におけるステップS1102,S1103,S1104,S1105,S1106,S1107,S1108,S1109,S1110,S1111は、それぞれ、図5におけるステップS501,S502,S503,S504,S505,S506,S507,S508,S509,S510,S511,S512に相当する。
【0082】
この第2実施形態の構成によれば、データ通信デバイスコントローラユニット113を構成から省略することができる。
【0083】
たとえば、インターネットヘの接続では、TCP/IP接続を行うデバイスが一般的なので、ホスト動作チェック部403,ホスト指示部404でも、TCP/IPベースの通信に変えることで、この第2実施形態を実現できる。もちろん、情報処理装置側のネットワークサービス利用機能の起動用のタスクもTCP/IPベースの通信に変える必要があるが、こちらのほうがより一般的なサーバー型プログラムであるから、容易に変更できる。
【0084】
上述のように、この第2実施形態によれば、前述の第1実施形態よりも、簡易な構成となる。
【0085】
〔第3の実施の形態〕
次に、この発明の第3実施形態を説明する。この第3実施形態では、Webブラウザや電子メールなどのネットワークサービス利用機能は、ページキャッシュ情報やブックマーク情報,クッキー情報,メール情報などをフラッシュメモリ110内の特定の領域に、特定の上限サイズまで格納するように構成した。
【0086】
この第3実施形態では、データの同期のための通信は、図9に示した各パケットSYNCSTART,SYNCTYPE,SYNCDATA,SYNCENDが使用される。すなわち、同期開始のためのSYNCSTART,同期データの種別を通知するSYNCTYPE,データの実体を送信するSYNCDATA,同期を終了するためのSYNCENDの各データパケットを組み合わせて、データの送信側から送ることで、データの同期通信が実現される。また、データを受け取りたい側から同期を要求するためのSYNCREQパケットもある。
【0087】
また、この第3実施形態では、情報処理装置側で動作するタスクが、動作を開始する際に、データを同期するために、SYNCREQを、この実施形態のモニタ装置に送信する一方、このモニタ装置から送信するSYNCSTART,SYNCTYPE,SYNCDATA,SYNCENDの各データパケットを、上記情報処理装置で受信するように構成した。
【0088】
また、上記情報処理装置側で動作するタスクが動作を終了する際に、データを同期するために、SYNCSTART,SYNCTYPE,SYNCDATA,SYNCENDの各データパケットを、この実施形態のモニタ装置に送るように構成する。
【0089】
この第3実施形態では、コントロールメイン部401の処理フローを、図5に示した処理フローから、図12に示した処理フローに変更した。この図12のフローチャートは、スタート直後に、データ同期処理を行うステップS1213を追加した点だけが、図5のフローチャートと異なる。
【0090】
このステップS1213のデータ同期処理を、図13のフローチャートを参照して説明する。
【0091】
まず、データパケット待ち受けを行う(S1301)。この受信待ち処理では、処理内部でパケットが完成するまでタイムアウト付き(受信待ち時間制限付き)で受信し、受信完了後にACKコマンドを送信するまでを行う。すなわち、タイムアウト処理が終了したか否かを確認し(S1302)、制限時間内に受信したデータパケットの種類で分岐する(S1303)。受信したパケットがSYNCREQパケットならば、同期送信処理を実行し(S1304)、受信したパケットがSYNCSTARTパケットならば、同期受信処理を実行する(S1305)。
【0092】
次に、上記同期送信処理(S1304)を、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0093】
データを同期させるために送信を行うので、まず、上記情報処理装置に、SYNCSTARTパケットを送信する(S1401)。次に、通信の確認のため、情報処理装置側からのACKパケットの待ち受けを行う(S1402)。次に、タイムアウトしたか否かを確認し(S1403)、タイムアウトしていなければ、次に、上記情報処理装置にデータを送信する(S1404)。ここでは、あらかじめ定められた種類のデータを、すべて、SYNCTYPE,SYNCDATAパケットの組み合わせで、上記情報処理装置へ送る。このデータ送信後は、同期の終了を通知するために、上記情報処理装置へSYNCENDパケットを送信し(S1405)、それに対するACKパケットを待って(S1406)、処理を終了する。なお、ステップS1403においてタイムアウトした場合は、ただちに処理を終了する。
【0094】
次に、上記図13のステップS1305での同期受信処理を、図15のフローチャートを参照して説明する。
【0095】
ここでは、すでに、SYNCSTARTパケットを受信しているので、次のデータパケットを待ち受ける(S1501)。このステップS1501での処理では、処理内部でパケットが完成するまで、タイムアウト付きで受信し、受信完了後に、ACKパケットを送信するまでを行う。
【0096】
次に、タイムアウトしたか否かを確認し(S1502)、タイムアウトしていなければ、受信したパケットが同期の終了を通知するSYNCENDパケットであるか否かをチェックする(S1503)。受信したパケットがSYNCENDパケットであれば、ただちに処理を終了する一方、そうでない場合は、ステップS1504に進み、上記受信したパケットがSYNCTYPEパケットであり、かつ、規定のデータ種であれば、各データ受信の処理に分岐する。一方、ステップS1504での判定結果が否であれば、ただちに処理を終了する。
【0097】
上記受信したパケットは、例えば、Webブラウザのキャッシュ情報であったり、ブックマーク情報であったりするが、それぞれ、フラッシュメモリ110の所定の領域に、所定の上限サイズを守って格納される(S1505)。それぞれの処理が終了すると、次のデータを待ち受けるため、データパケットの待ち受け処理に戻る。
【0098】
この第3実施形態のモニタ装置では、以上のような処理を行うことによって、情報処理装置側のタスクが動作可能になった際に、情報処理装置側からSYNCREQパケットを受信する。また、上記情報処理装置は、その動作終了時に、このモニタ装置に、SYNCSTARTパケットを送信する。これにより、このモニタ装置と上記情報処理装置とのデータの同期をとるためのデータ転送を行うことができる。
【0099】
この第3実施形態では、このモニタ装置内蔵のネットワークサービス利用機能を利用した場合と、情報処理装置側のネットワークサービス利用機能を利用した場合とで、データが不整合となることを緩和できる。
【0100】
〔第4の実施の形態〕
次に、この発明の第4実施形態を説明する。この第4実施形態は、上記第1実施形態において、データ通信デバイスコントローラユニット113による通信がネットワークデバイスコントローラユニット112による通信と同様のTCP/IPベースの通信であるように構成した。なお、上記第2実施形態において、ネットワークデバイスコントローラユニット112によるTCP/IPベースの通信がネットワークサービスを提供するサーバーとこのモニタ装置が接続されている情報処理装置の双方にアクセス可能なように構成してもよい。
【0101】
この第4実施形態のモニタ装置は、第2実施形態で説明したように、データ通信デバイスコントローラユニット113を構成から省略した場合、上記情報処理装置がネットワークサービスヘアクセスする際の中継サーバーとして機能することが可能である。
【0102】
この実施形態のモニタ装置内のOS304の一つあるいは複数のタスクとして、ネットワークサービス(Webブラウザや電子メール)の中継サーバーを稼動させ、上記情報処理装置からのリクエストと上記中継サーバーからのレスポンスをフラッシュメモリ110にスタティックに保存するように構成する。
【0103】
同時に、このモニタ装置に内蔵したネットワークサービス利用機能(Webブラウズや電子メール)もこのモニタ装置の内部で稼動している中継サーバーを介してアクセスするようにする。このことで、このモニタ装置が内蔵するネットワークサービス利用機能と上記情報処理装置上のネットワークサービス利用機能とで、上記中継サーバーが保存するデータに関しては、同じデータを参照することが可能となる。
【0104】
この第4実施形態によれば、前述の第3実施形態で説明したようなデータの同期を明示的に取ることなく、同期を取ったのと同様の効果を得ることができる。
【0105】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1の発明のネットワークアクセス機能付きモニタ装置では、制御部が、情報処理装置が利用可能な状態である場合には、情報処理装置に、ネットワークサービスの利用を指示されたことを通知し、情報処理装置においてネットワークサービスを利用してその表示内容を画面に表示する。一方、情報処理装置が利用不可の状態である場合には、ネットワーク接続手段を介して、自身がネットワークに接続し、ネットワークサービス利用手段を用いて、ネットワークサービス機能を画面に表示して操作者に提供する。したがって、この発明によれば、情報処理装置の動作状態に関わらず、ネットワークサービスを利用できる。また、情報処理装置側に特別の構成を取る必要がないから、汎用性に優れ、また、装置全体の構成も簡単になる。
【0106】
また、一実施形態のネットワークアクセス機能付きモニタ装置は、上記モニタ装置において、上記情報処理装置とデータをやり取りする専用のデータ伝送手段を備えた。この実施形態では、上記専用のデータ伝送手段を備えたことで、上記情報処理装置との間の確実なデータをやり取りが実現される。
【0107】
また、他の実施形態のネットワークアクセス機能付きモニタ装置は、上記モニタ装置において、情報処理装置とデータをやり取りする専用データ伝送手段を持たず、上記ネットワーク接続手段によるネットワーク接続で情報処理装置と接続する。したがって、モニタ装置と情報処理装置との間の物理的な通信路を減らして、装置の構成の簡易化,コスト低減を図れ、さらに、利用者の使い勝手を向上できる。また、モニタ装置が装備するネットワーク接続手段が無線である場合には、モニタ装置と情報処理装置本体とを完全に分離した状態で、ネットワークサービス機能を発揮することができる。
【0108】
また、一実施形態のネットワークアクセス機能付きモニタ装置は、上記モニタ装置において、データ転送同期手段が、モニタ装置のデータと情報処理装置のデータの同期を取ることによって、それぞれのデータの不整合を緩和する。したがって、モニタ装置が内蔵するネットワークサービス利用機能を用いた際に取得した情報と、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置が稼動している際に取得した情報とを同期させることができる。これにより、それぞれの情報をいっしょに利用した場合にも、取得した情報に関して、違和感のない利用環境を得ることができる。
【0109】
また、他の実施形態のネットワークアクセス機能付きモニタ装置では、接続されている情報処理装置が動作中の場合にも、データ同期手段が、この情報処理装置のネットワークサービス利用機能が、ネットワーク中継手段を介してネットワークサービスヘ接続するように、ネットワーク中継手段を制御する。これにより、情報処理装置が動作可能となったときや情報処理装置が動作を停止するときに、このモニタ装置と上記情報処理装置との間で、特別の同期処理をおこなわなくても、常に、データの同期が取られる。
したがって、この実施形態によれば、特別の同期処理を伴なうことなく、モニタ装置に内蔵のネットワークサービス利用機能を用いて取得した情報と稼動している情報処理装置から取得した情報とを同期させることができ、より軽快な利用環境を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のネットワークアクセス機能付きモニタ装置の第1実施形態のブロック図である。
【図2】 上記第1実施形態のモニタ装置の前面の外観図である。
【図3】 上記実施形態のソフトウェアの構成図である。
【図4】 上記実施形態のサービスコントロール310のブロック図である。
【図5】 上記実施形態のコントロールメイン部401の処理を示すフローチャートである。
【図6】 上記実施形態の入力部402の処理を示すフローチャートである。
【図7】 上記ホスト動作チェック部403,ホスト指示部404などが、情報処理装置とやり取りするデータパケットの構造図である。
【図8】 ホスト動作チェック部403の処理を示すフローチャートである。
【図9】 ホスト動作チェック部403,ホスト指示部404などで、情報処理装置とやり取りするデータパケットの定義例である。
【図10】 ホスト指示部404での処理を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の第2実施形態におけるコントロールメイン部401の処理を示すフローチャートである。
【図12】 この発明の第3実施形態におけるコントロールメイン部401の処理を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の第3実施形態におけるデータ同期処理を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の第3実施形態におけるデータ同期送信処理の処理を示すフローチャートである。
【図15】 この発明の第3実施形態におけるデータ同期受信処理の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
107…CPU、111…キーコントローラ、105…表示ユニット、
113…データ通信デバイスコントローラユニット、
201…サービス選択キー、202…上下左右矢印キー、
203…設定キー、301…Webブラウザ、302…電子メール、
303…ユーティリティ、310…サービスコントロール、
308…ネットワークドライバ、309…データ通信ドライバ、
401…コントロールメイン部、402…入力部、
403…ホスト動作チェック部、404…ホスト指示部、
405…ネットワークサービス機能、
406…ネットワークコントロール部。

Claims (5)

  1. 情報処理装置に接続するモニタ装置であって、
    ネットワーク接続手段と、
    ネットワークサービス利用手段と、
    ネットワークサービス利用を指示するネットワークサービス指示手段と、
    ネットワークサービス利用時に操作者が操作することで、上記ネットワークサービス指示手段にネットワークサービス利用を指示させる操作手段と、
    上記ネットワークサービス指示手段によってネットワークサービスの利用を指示されたときに、上記情報処理装置が接続されており、かつ、動作可能な状態である場合には、上記情報処理装置に、上記ネットワークサービスの利用を指示されたことを通知して、上記情報処理装置においてネットワークサービスを利用してその表示内容を画面に表示させる一方、上記情報処理装置に接続されていないか、もしくは、上記情報処理装置が動作可能な状態でない場合には、上記ネットワーク接続手段を介して、自身がネットワークに接続し、上記ネットワークサービス利用手段を用いて、ネットワークサービス機能を画面に表示して操作者に提供する制御部とを備えたことを特徴とするネットワークアクセス機能付きモニタ装置。
  2. 請求項1に記載のモニタ装置において、
    上記情報処理装置とデータをやり取りする専用のデータ伝送手段を備えたことを特徴とするネットワークアクセス機能付きモニタ装置。
  3. 請求項1に記載のモニタ装置において、
    上記情報処理装置とデータをやり取りする専用のデータ伝送手段を持たず、
    上記ネットワーク接続手段によるネットワーク接続でもって、上記情報処理装置に接続し、上記情報処理装置へのデータ伝送を行うことを特徴とするネットワークアクセス機能付きモニタ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のモニタ装置において、
    データを蓄積する記憶装置と、
    ネットワークサービスを利用して取得したデータを上記記憶装置に格納するデータ記憶手段と、
    接続されている情報処理装置が動作可能となったときに、上記記憶装置に蓄えられたデータを、上記情報処理装置に転送して、上記情報処理装置とこのモニタ装置とでデータを同期させ、
    また、上記情報処理装置が動作を停止する際に、上記情報処理装置内のネットワークサービスのデータを上記記憶装置に転送して、このモニタ装置と上記情報処理装置とで、データを同期させるデータ転送同期手段とを備え、
    上記ネットワークサービス利用手段は、
    上記記憶装置に蓄積されたデータを参照するように構成されていることを特徴とするネットワークアクセス機能付きモニタ装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のモニタ装置において、
    データを蓄積する記憶装置と、
    ネットワーク中継手段と、
    このネットワーク中継手段が中継するリクエストとレスポンスを中継するとともに、上記記憶装置に保存するデータ記憶手段と、
    接続されている情報処理装置が動作中の場合にも、上記情報処理装置のネットワークサービス利用機能が、上記ネットワーク中継手段を介して、ネットワークサービスヘ接続するように、上記ネットワーク中継手段を制御することによって、上記情報処理装置とデータを一致させるデータ同期手段とを備え、
    上記ネットワークサービス利用手段は、上記記憶装置に蓄積されたデータを参照するように構成されていることを特徴とするネットワークアクセス機能付きモニタ装置。
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