JP2019057819A - サービス提供装置、画像処理装置およびプログラム - Google Patents

サービス提供装置、画像処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プログラムを利用してサービスを提供する装置において、設定項目をリセットする際に、ユーザが希望するリセット対象を選択できる可能性を高める。【解決手段】ユーザは、Faxサービス画面110におけるFax番号欄112や、Emailサービス画面160におけるによる送信アドレス欄164などに設定を行っている。リセットボタン172が押されたタイミングで、ユーザに対し、リセット候補を選択する選択画面180が提示される。ここには、全サービス選択肢184、Faxサービス選択肢186、Emailサービス選択肢188が提示されており、ユーザが選択した選択肢に応じたリセットが行われる。【選択図】図2A

Description

この発明は、サービス提供装置、画像処理装置およびプログラムに関する。
プログラムを用いてサービスを提供する情報処理装置、すなわちサービス提供装置においては、サービスの内容を所望のものにするために、設定項目の設定値がユーザによってセットされるものがある。例えば、デフォルト値、不定値などが付与されていた初期値が、ユーザ指定された設定値に変更される。ここでいう設定値は、一般的なパラメータ値の他に、例えば相手先の電話番号、メールアドレスなどの宛先についての設定値、さらには、接続先のURL、装置名などの接続先についての設定値などを含む広義の概念である。
こうしたサービス提供装置は設定値についてのリセットボタンを用意している場合がある。ここで、リセットとは、設定項目の設定値を初期化することをいう。リセットボタンとしては、例えば、装置の全サービスの設定値をリセットするものや、予め決められた特定範囲内の設定値を一括してリセットするリセットボタンなどが知られている。
下記特許文献1には、携帯端末において、複数のサービス(アプリケーション)の切り替えにおける制御技術が開示されているが、サービスのリセットに関しては言及されていない。
下記特許文献2には、画像形成装置の表示部に、装置の全てのカウンターをリセットするボタンや、特定のカウンターをリセットするボタンを表示する技術が開示されている。
特許第5852017号公報 特開2002−139962号公報
サービスを提供装置に設けられているリセットボタンは、予め決められた対象をリセットするものである。決められた対象がユーザの希望するリセット対象とは一致しない場合、過大又は過少のリセットという事態が生じてしまう。これはリセット操作時における操作上の負担を増大させる要因となるものである。
本発明の目的は、予め決められたリセットが行われる場合に比べて、ユーザが希望するリセット対象を選択できる可能性を高めることにある。
請求項1に係る発明は、ユーザによる設定が可能な設定項目を備え、設定項目に従ってサービスを提供する提供手段と、リセットのための予備的操作があった場合に、ユーザに対して、ユーザ設定された設定項目を1以上含みかつ全部は含まない部分的リセット範囲をリセット対象の候補として含んだリセット候補画面を提示し、当該リセット候補画面を通じてユーザにより指定されたリセット対象を受け付けるユーザインタフェイスと、受け付けたリセット対象に属する設定項目をリセットするリセット手段と、を含む、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のサービス提供装置において、ユーザによる設定項目の設定は、階層構造をもつ画面において行われ、前記リセット候補画面に提示されるリセット対象の候補には、さらに、ユーザが最後に設定した設定項目を含む設定画面階層で設定された全設定項目をリセット範囲とするものが含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のサービス提供装置において、前記サービス提供手段が行うサービスには、ユーザにより設定された宛先の設定項目に従って、当該宛先を対象に通信を行う通信サービスが含まれ、前記部分的リセット範囲には、前記通信サービスの通信対象として設定された全ての宛先の設定項目をリセット範囲とするものが含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のサービス提供装置において、前記リセット候補画面に提示されるリセット対象の候補には、さらに、ユーザにより設定された全設定項目をリセット範囲とするものが含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1に記載のサービス提供装置において、前記部分的リセット範囲には、ユーザによって最後に設定された設定項目が含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項6に係る発明は、請求項1に記載のサービス提供装置において、サービス提供手段は異なる複数のサービスを提供し、前記部分的リセット範囲には1または2以上のサービスに属する全ての設定項目が含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項7に係る発明は、請求項1に記載のサービス提供装置において、サービス提供手段は異なる複数のサービスを提供し、前記部分的リセット範囲には、異なるサービスに属する設定項目が含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項8に係る発明は、請求項1に記載のサービス提供装置において、前記ユーザインタフェイスは、設定画面を通じてユーザによる設定項目の設定を受け付け、前記予備的操作があった場合において、前記設定画面とは異なる画面表示をしているときに、当該設定画面において設定された設定項目を含む前記部分的リセット範囲をリセット対象の候補としてリセット候補画面を提示する、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載のサービス提供装置において、前記ユーザインタフェイスは、複数の設定画面を通じてユーザによる複数の設定項目の設定を受け付け、前記予備的操作があった場合において、いずれの前記設定画面とも異なる画面表示をしているときに、これらの設定画面において設定された設定項目を含む前記部分的リセット範囲をリセット対象の候補としてリセット候補画面を提示する、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項10に係る発明は、請求項1に記載のサービス提供装置において、前記ユーザインタフェイスは、ユーザが選択したサービスについて、ユーザによる設定項目の設定を受け付ける設定画面を表示し、ユーザの操作に応じて表示する設定画面の表示態様を変更する変更手段と、他の表示を行った後に、当該サービスについての設定画面を再表示する場合に、ユーザが最後に操作した設定画面の表示態様を再現して表示する再現手段と、を備え、前記リセット候補画面に提示されるリセット対象の候補には、さらに、ユーザが最後に操作した設定画面の表示態様をリセットするものが含まれ、前記ユーザインタフェイスは、当該リセット候補画面を通じて前記設定画面の表示態様のリセットを受け付けた場合において次回当該サービスについての設定画面を再表示するときは、表示態様をリセットした設定画面を表示する、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載のサービス提供装置において、前記設定画面は階層構造をもっており、設定画面の表示態様のリセットには、設定画面の階層構造のリセットが含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項12に係る発明は、請求項1に記載のサービス提供装置において、ユーザによる設定項目の設定は、階層構造をもつ画面において行われ、前記予備的操作は、ユーザ設定された設定項目を含む画面の階層から、それよりも上位の階層の画面へ移動する操作である、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項13に係る発明は、請求項12に記載のサービス提供装置において、前記上位の階層は、複数のサービスの中から、前記ユーザ設定された設定項目に係るサービスを選択する選択肢が表示された階層である、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項14に係る発明は、請求項1に記載のサービス提供装置において、前記リセット対象の候補は、当該リセット対象を示す名称及びシンボルの少なくとも一方を用いて前記リセット候補画面に提示される、ことを特徴とするサービス提供装置である。
請求項15に係る発明は、画像データを生成するスキャナと画像データに基づいて印刷を行うプリンタの一方又は両方の画像処理ハードウエアと、請求項1に記載のサービス提供装置と、を備え、前記提供手段は、前記設定項目に従って前記画像処理ハードウエアを操作することにより画像処理サービスを提供する、ことを特徴とする画像処理装置である。
請求項16に係る発明は、コンピュータを、ユーザによる設定が可能な設定項目を備え、設定項目に従ってサービスを提供する提供手段と、リセットのための予備的操作があった場合に、ユーザに対して、ユーザ設定された設定項目を1以上含みかつ全部は含まない部分的リセット範囲をリセット対象の候補として含んだリセット候補画面を提示し、当該リセット候補画面を通じてユーザにより指定されたリセット対象を受け付けるユーザインタフェイスと、受け付けたリセット対象に属する設定項目をリセットするリセット手段と、として機能させるためのプログラムである。
請求項1、15または16に係る発明によれば、あらかじめ決められたリセットが行われる場合に比べて、ユーザの希望に沿ったリセット対象を提示できる可能性が高まる。
請求項2に係る発明によれば、最後の画面階層についての設定項目をリセットすることの可否の指示が容易化される。
請求項3に係る発明によれば、宛先についての設定項目をリセットすることの可否の指示が容易化される。
請求項4に係る発明によれば、全リセットと他のリセットとを対比した上でリセット対象を決定することが可能となる。
請求項5〜7に係る発明によれば、ユーザの希望するリセット対象が選択できる可能性が高まる。
請求項8または9に係る発明によれば、別の画面にいる状態で、以前の設定画面についてのリセットが可能となる。
請求項10または11に係る発明によれば、表示態様のリセットを選択することが可能となる。
請求項12または13に係る発明によれば、画面階層の移動時にリセット対象を選択することが可能となる。
請求項14に係る発明によれば、リセット対象の認識が容易化される。
実施形態に係る画像処理サービス装置の構成例を示す図である。 実施例1に係る画像表示の流れを示す図である。 実施例1に係る画像表示の流れを示す図である。 実施例2に係る画像表示の流れを示す図である。 実施例2に係る画像表示の流れを示す図である。 実施例2に係る画像表示の流れを示す図である。 実施例2に係る画像表示の流れを示す図である。 実施例3に係る画像表示の流れを示す図である。 実施例3に係る画像表示の流れを示す図である。 実施例3に係る画像表示の流れを示す図である。 実施例4に係る画像表示の流れを示す図である。 実施例4に係る画像表示の流れを示す図である。 実施例4に係る画像表示の流れを示す図である。
図1を参照して、サービス提供装置及び画像処理装置の一例である本実施形態に係る画像処理サービス装置10について説明する。画像処理サービス装置10は、プリント、コピー、スキャン、FAX送受信、メール送受信、USB端子を介したデータ送受信などのサービス提供機能を複合的に備えた装置である。画像処理サービス装置10は、例えば、オフィスに設置されて、複数のユーザによって利用される。ユーザは、ユーザ認証を受けることなく一般ユーザとして画像処理サービス装置10を利用する場合がある。また、パスワードなどによるユーザ認証を受けて、特定のユーザとして画像処理サービス装置10を利用する場合もある。ユーザが画像処理サービス装置10を利用する際には、例えば、PC、携帯端末などの外部装置から、専用のアプリケーションを通じて、または、ウェブブラウザなどの汎用的なアプリケーションを通じて、画像処理サービス装置10にアクセスする。そして、例えば、画像データのプリントについて、片面両面印刷、白黒カラー印刷などの設定項目を設定した上で、印刷指示を行う。また、ユーザは、画像処理サービス装置10を直接操作して、利用する場合もある。例えば、ユーザは、画像処理サービス装置10の所定位置に用紙をセットした上で、宛先の設定項目に相手の電子メールアドレスを設定した上で実行ボタンを押すことで、当該用紙のスキャン画像を添付した電子メールを宛先に送信する。
図1は、画像処理サービス装置10の機能構成の概略を示す図である。画像処理サービス装置10は、制御部20、タッチパネル装置30、スキャナ40、プリンタ42、通信部44、USB端子46、記憶部48を備えており、これらの一部または全部を利用して、ユーザに対するサービスの提供を行っている。
制御部20は、CPU(中央演算装置)などの演算処理ハードウエアと、OS(オペレーションシステム)、アプリケーションソフトウエアなどのソフトウエアを利用して実現されており、画像処理サービス装置10の各部の制御を行っている。この制御は、制御部20にインストールされたオペレーションシステムとその上で起動される複数のプログラムなどを利用して行われている。制御部20には、サービス制御部22が設けられている。サービス制御部22は、ユーザに提供する各種のサービスの制御を行っている。サービス制御部22には、設定処理部24とリセット処理部26が設けられている。
設定処理部24は、設定項目に設定される設定値についての処理を行う。設定項目とは、サービスを制御するために設定される項目をいう。設定項目には、サービスが起動された段階では、プログラムで設定された初期値(デフォルト値、不定値、ランダムに設定される値など)が設定される。この設定項目の中には、タッチパネル装置30に表示される設定画面を通じたユーザ操作によって変更可能なものがある。ユーザは、このような設定項目について、数値、文字などを入力して設定値を設定する場合もあるし、提示された選択肢から特定のものを選択して設定を行う場合もある。サービス制御部22は、設定値に従った動作を行って、ユーザにサービスを提供する。
設定処理部24で行われた設定は、リセットが行われるまでは、その設定が保持される。すなわち、ユーザが他のサービスを並行して利用するような場合において、再度元のサービスに戻ったときには、元の設定が維持される。また、タッチパネル装置30に表示される表示態様も、元の表示が再現される。
リセット処理部26は、ユーザ設定された設定値をリセットする処理を行う(リセット手段の例である)。リセットとは、ユーザ設定前の状態に設定値を戻すことをいう。リセットは、様々な形で行われる。例えば、画像処理サービス装置10が再起動(電源オフを経由した再起動、装置が備える機能を利用した再起動など)がなされた場合にリセットされる場合がある。画像処理サービス装置10が一定時間操作されない場合、または、一連のサービス提供が完了した場合に、自動的にリセットが行われることもある。また、タッチパネル装置30にリセットボタンが表示された場合に、ユーザがそのボタンを押すことで、当該ボタンに対応した設定値のリセットが行われる。
リセット処理部26では、リセットボタンによって、固定的あるいは一律的なリセット処理を行う機能を備える。すなわち、予め決められた位置にリセットボタンを表示して、予め決められたリセットを行う機能を備える。具体的には、ホーム画面(これは全サービスをコントロールする画面とみなせる)に、全てのサービスの全ての設定項目についてリセットを行う全リセットボタンを配置する例が挙げられる。また、あるサービスの設定画面に、そのサービスの全設定項目または当該設定画面内の全設定項目をリセットするボタンを配置する例が挙げられる。さらに、あるサービスの設定画面において、設定項目を個別にリセットするボタンが配置される場合もある。個別にリセットするボタンは、例えば、ユーザが設定項目を設定したときに、その設定項目の近傍に表示される。そして、リセットボタンを押されると、その設定項目がリセットされる。これらのリセットでは、リセットの対象は様々である(全てのサービスの全設定項目、あるサービスの全設定項目、あるサービスのある設定項目など)。しかし、いずれのリセットでも、そのリセット対象は、固定的あるいは一律的である点で、固定的リセットということができる。固定的リセットでは、通常、ユーザは、リセットをしたい範囲に対応した画面に移動を行って、リセットボタンを押すことになる。リセット処理部26では、このような固定的あるいは一律的なリセット処理を専ら行うことが可能である。
リセット処理部26では、動的なリセット処理を行う機能も備える。動的なリセット処理は、部分的リセット範囲をリセット対象の候補として提示するための処理を行うものである。ここで、部分的リセット範囲とは、ユーザが設定した全設定項目ではなく、ユーザが設定した一部の設定項目のみをリセット対象とする範囲をいう。動的なリセット処理では、ユーザ操作による設定項目の設定状況、ユーザのサービス利用状況など、ユーザが画像処理サービス装置10を利用している状況に応じてリセット対象の候補を決定する。つまり、リセット処理部26では、ユーザに対して、いつも同じリセット対象候補を提示するのではなく、ユーザの操作状況に応じて決定したリセット対象の候補を提示する機能を備える。動的に選ばれるリセット対象の候補の例としては、複数のサービスの設定項目を設定している場合に、個別のサービス単位でリセットする態様が挙げられる。ただし、特定のサービスの設定画面で、当該特定のサービスの全設定項目を常に一律的にリセットする態様は、上に述べた固定的リセットである。動的なリセット処理では、別の画面などにおいて、複数のサービスの中から選ばれた特定のサービスについて、サービス単位でリセット候補として提示する。別の例としては、複数のサービスの設定項目を設定している場合において、複数のサービスに含まれる同じ属性をもつ特定の設定項目のみをリセット対象候補として提示する態様が挙げられる。さらには、ユーザが複数のサービスについて設定を行っている場合に、最後に設定したサービスをリセット対象候補として提示する態様、または、最後の設定したサービスはリセットせずにそれよりも古いサービスをリセット対象候補として提示する態様も挙げられる。また、ユーザがあるサービスについて設定項目を設定している場合に、そのサービス内において細分化されたリセット対象を提示する態様も考えられる。具体的には、サービス内において、宛先に関するものと、機能に関するものの両方の設定項目が設定さていた場合に、これらを切り分けてリセット対象とする例が挙げられる。
リセット処理部26では、このようにして動的に決定したリセット対象の候補を、タッチパネル装置30に、他の選択肢とともに提示させる。他のリセット対象の候補の中には、ユーザの操作状況に応じて決定した動的なリセットの候補が含まれていてもよい。また、全リセットのボタンのように、固定的リセットを行う候補が含まれていてもよい。
リセット候補の提示は、予め設定された操作があった場合(これは、予備的操作の例である。予備的操作とは、リセット候補が提示される契機となるユーザによって行われる操作をいう。)に行われる。例えば、ユーザがホーム画面、各サービスの設定画面などに設けられた固定的リセットボタンを押した場合に、ユーザにリセット候補を提示して、ユーザにリセット対象を選択させることができる。リセット候補の提示する契機は、リセットボタンの押下に限らない。例えば、リセットボタン以外のボタンの操作や、カメラを通じたジェスチャー入力が可能な場合における特定のジェスチャー操作をリセット候補の提示の契機とすることができる。具体例としては、ユーザが、あるサービスから、別のサービスに画面またはホーム画面に画面表示を遷移させるボタンを押した場合に、リセット対象を選択させる態様が挙げられる。また、あるサービスの設定画面が階層構造を持つ場合に、上位階層に移行する操作が行われたときにリセット対象を選択させるようにしてもよい。上位階層への移行操作は、例えば、上位階層を示すボタン、あるいは(上位階層から下位階層に移動している場合に)元の画面階層を示すボタンを押下することで行われる。ホーム画面に移行するためのホームボタンを押す操作も、上位階層へ移行する操作の一種であると言える。スワイプなどのジェスチャーにより、上位階層に移行する場合もある。さらに、ユーザがリセットボタンあるいは他のボタンを指で押す強さあるいは押下時間が特定の条件を満たすことをもって、リセット候補を提示する契機としてもよい。具体例としては、ユーザが固定的リセットを行うリセットボタンを通常想定される時間よりも長い時間(0.5秒以上、1秒以上、通常想定される時間の2倍以上、3倍以上など)押した場合、あるいは、通常想定されるよりも強い圧力(通常の想定値の2倍以上、3倍以上など)で押された場合に、リセット候補を提示する態様が挙げられる。
なお、リセット処理部26では、設定項目の設定値の他に、タッチパネル装置30における表示をリセットする機能を備える。例えば、あるサービスについて設定値がリセットされた場合に、そのサービスについての表示もリセットされ、画面表示状態は初期状態に戻る。しかし、設定項目のリセットと、画面表示のリセットは、別々に行われてもよい。例えば、設定項目の設定値はリセットせずに、画面表示される階層だけをリセットすることができる。具体例としては、あるサービスのトップ画面からたどった下位階層の画面で設定を行っていた段階で、画面表示の階層をリセットすると、次に当該サービスを選んだ場合に、設定値はそのまま維持されているが、画面表示されるのはトップ画面ということになる。また、同じ階層の中でも表示についてリセットする場合がある。例えば、スクロールによって設定画面の表示が初期状態から変更された場合に、リセットを行うことで、スクロール前の表示に戻す態様が挙げられる。こうした表示についてのリセットは、設定項目についてのリセット候補とともに選択肢として提示してもよい。
タッチパネル装置30(これはユーザインタフェイスの例である)は、タッチパネル式のディスプレイからなるタッチパネル32と、タッチパネル32の枠に物理的に設けられたホームボタン34を備える。タッチパネル32は、液晶画面などによる表示画面を備えており、制御部20からの指示に基づいて、ホーム画面、各サービスについての画面、ジョブ管理画面などを表示する。例えば、サービスについての表示は、そのサービスについてのウインドウを表示することで行われる。また、タッチパネル32では、その表示に応じてユーザが指、入力ペンを接触させて操作を行うことができる。操作の例としては、ウインドウの表示を変更する操作(ウインドウを切り換える、重ねる、スライドさせる、大きさを変更するなど)、ウインドウ内の表示を変更する操作(スクロール操作、表示されたボタンなどを選択する操作、文字などを入力する操作など)、あるウインドウから上位階層や下位階層のウインドウを呼び出して移動する操作、ウインドウ内で設定可能な設定値を変更する操作などが挙げられる。タッチパネル装置30では、ユーザ操作が行われた場合にはその情報を制御部20に出力し、制御部20では対応する処理を行って、必要に応じてタッチパネル32の表示にフィードバックする。
ホームボタン34は、タッチパネル32の画面を、ホーム画面に設定するためのユーザ操作を受け付けるボタンである。ホーム画面には、複数のアプリケーションのアイコンが表示されており、アイコンを選択した場合には対応するアプリケーションが起動されるように設定されている。
スキャナ40は、画像処理ハードウエアの一例であり、所定位置にセットされた紙媒体に光を走査して、反射光に対応した画像データを生成する処理を行っている。また、プリンタ42も画像処理ハードウエアの一例であり、画像データを読み取って、紙媒体上に印刷を行う処理を行っている。画像データは、スキャナ40から入力してもよいし(この場合はいわゆるコピー機能が実現する)、外部から入力してもよい。通信部44は、外部との通信制御を行うものであり、通信サービスに利用される。通信は、電話、FAX、インターネットプロトコルなどの各種プロトコルに従って行うことができる。例えば、スキャナ40で生成した画像データをFAXのプロトコルに基づいて宛先に送信することで、画像処理サービス装置10はFAXとして機能し、同じデータを電子メールのプロトコルに基づいて宛先に送信することで、画像処理サービス装置10は、画像が添付された電子メールの送信装置として機能することになる。USB端子46には、USBメモリやUSBケーブルが接続される。USB端子46を通じて、画像データ等の入出力が行われる。記憶部48は、制御部20で利用する制御のためのプログラムやデータの記憶、スキャナ40やプリンタ42で利用する画像データの記憶、通信部44で通信するためのアドレス帳の記憶など、様々なプログラムやデータの記録を行い、管理している。ネットワーク50は、電話回線、インターネットなどの各種の通信回線であり、通信部44はネットワーク50に接続されている。
続いて、画像処理サービス装置10の動作の例について簡単に説明する。ユーザは、例えば、タッチパネル装置30を操作して画像処理サービス装置10を利用する場合、ユーザはタッチパネル32を操作して所望のサービスを選択する。タッチパネル32は、制御部20によって制御されており、待ち受け状態、あるいは、ホームボタン34が押された状態などでは、ホーム画面が表示されている。このホーム画面には、画像処理サービス装置10で提供可能な各種のサービスについてのアイコンが配置されており、アイコンを選択することで、そのサービスについてのウインドウが表示される。このウインドウでは、サービスにおける各種の設定項目について設定を行うことができる。例えば、スキャンのサービスを受ける場合には、予め設定された設定値をそのまま利用する場合もあるが、例えば、スキャンの解像度や、スキャンした画像データの方向などの設定項目をしたい場合には、設定値を変更する操作を行うことになる。設定は、一つのウインドウだけで行われる場合もあるが、複数のウインドウにまたがる場合もある。設定値についての処理は、設定処理部24で行われる。設定を行った後、ユーザはタッチパネル32で実行ボタンなどを押すことで、設定に応じたサービスを実施させることができる。例えばスキャンサービスは、サービス制御部22の制御の下で、スキャナ40が所定の動作を行うことで実行される。
ユーザは、画像処理サービス装置10で、サービスを1度だけ利用する場合もあるが、連続して同じサービスを利用する場合、別のサービスを利用した上でまた元のサービスを利用する場合など、様々な利用をすることが考えられる。同一または別のサービスを複数回利用する場合において、設定値をリセットしたいときは、例えば、画像処理サービス装置10に設けられた(図示省略)物理的な全リセットボタンを押すことも考えられる。しかし、ユーザは、以前の設定を部分的にリセットすることを望んでいる場合もある。そこで、リセット処理部26では、例えば、ユーザがタッチパネル32に表示されたなんらかのリセットボタンを押した場合に、全リセットとともに、現在の操作状況に応じたリセット候補範囲をタッチパネル装置30に提示する。ユーザは、候補の中から自分の希望を満たす、あるいは、自分の希望に近い選択肢を選択することで、リセットを実施する。
[実施例1]
ここで、図2A及び図2Bを参照して、画像処理サービス装置10の動作の例について説明する。この例は、Faxサービス及び電子メールサービスをユーザが選択し、操作を行う場合を想定したものである。図2A及び図2Bは、タッチパネル32に表示される一連の画面の遷移について説明する図であり、図2Aはリセットについての選択を表示するまでの段階を示しており、図2Bはリセットについての選択を行った後の段階を示している。
図2A(a)は、タッチパネル装置30のタッチパネル32に表示されるホーム画面60を示している。ホーム画面60の上部には、ユーザ認証を受けてログインしたユーザのIDを示すID表示62と、ホーム画面であることを示すホーム画面表示64と、リセットボタンを示すリセットボタン表示66が行われている。また、その下部には、ユーザが選択できる各種のサービスについてのアイコンが表示されている。具体的には、コピーサービスアイコン68、Faxサービスアイコン70、スキャンサービスアイコン72、USBサービスアイコン74、アドレス帳サービスアイコン76、ジョブ確認サービスアイコン78、装置確認サービスアイコン80、及び、電子メールサービスアイコン82が表示されている。これらのアイコンに対応した各サービスは、画像処理サービス装置10が提供するサービスの例である。このホーム画面60は、こうした複数のサービスの中から所望のサービスを選択することができる画面であり、また、各サービスの設定画面よりも上位階層に位置する画面である。図2A(a)の例では、ユーザは、ホーム画面60において、Faxサービスアイコン70を押したことを想定しており、Faxサービスアイコン70は色が反転している。
図2A(b)は、図2A(a)において、Faxサービスアイコン70が選択された結果表示されるFaxサービス画面90を示している。このFaxサービス画面90は、Faxサービスの設定を行う設定画面のうち、最初に表示される画面であり、設定、表示の操作がいずれも行われていない初期状態となっている。Faxサービス画面90の上部には、図2A(a)のホーム画面60と同じID表示62が表示されており、ユーザのログイン状態が続いていることを示している。(なお、各図面では、同一または対応する構成には同一の番号を振っており、以下では重複した説明を省略する場合がある。)。Faxサービス画面90の上部には、さらにFaxサービス画面であることを示すFaxサービス画面表示92と、Faxを送信するための送信ボタン94が表示されている。ただし、現在はFax送信の準備ができていないため、送信ボタン94は、色が薄く表示され、ボタンは選択できない(Faxを送信できない)状態になっている。これらの下部には、Fax番号欄96とアドレス帳ボタン98が表示されている。Fax番号欄96は、宛先属性をもつ設定項目の例である。Fax番号欄96には薄い色で「Fax番号を入力してください」との表示がなされており、ユーザに宛先となるFax番号を促している。アドレス帳ボタン98は、アドレス帳を開くためのボタンである。アドレス帳には予め登録された連絡先がリスト化されており、ユーザは、そのリストから選択を行うことでFax番号欄96に宛先を設定することができる。その下には、番号ボタン100と、記号ボタン102、一字取り消しボタン104、頻出記号ボタン106、及びエンターボタン108が表示されている。番号ボタン100は、Fax番号を入力するためのボタンであり、1〜0までの数字と「*」「♯」が用意されている。また、記号ボタン102は、「,」「=」「/」などの各種の記号を入力するためのボタンである。一字取り消しボタン104はFax番号欄96への入力文字を一字消去するためのボタンである。頻出記号ボタン106はFax番号入力などで多く使われる「(」「」」「−」とスペース(一時空白)を入力するためのボタンである。エンターボタン108は、Fax番号欄96への入力を確定させるためのボタンである。
図2A(c)は、図2A(b)のFaxサービス画面90に対してユーザが入力を行ったことで、表示されるに至ったFaxサービス下位画面110を示している。Faxサービス下位画面110は、Faxサービス画面90の下位階層にある表示画面である。Faxサービス下位画面110では、送信が可能になっているために、送信ボタン111が濃く表示され、ボタンが選択可能となっている。Fax番号欄112には、アドレス帳ボタン98を通じて選択された「富士花子」の名前が宛先として入力されている。この名前は、アドレス帳において実際のFax番号と紐づけされている。その下には、Fax機能設定欄113が表示されている。ユーザは図2A(b)に示したFaxサービス画面90においてFax番号欄96の入力を終えた後でエンターボタン108を押したため、下位階層の表示に切り換えられた。その結果、番号ボタン100などに代えて、このFax機能設定欄113が表示されている。Fax機能設定欄113には、Fax機能についての設定項目の例であるプレビュー欄114、明暗欄115、片面/両面欄116、機能4欄117が表示されている。図示した例では、プレビュー欄114は初期値の「Off」のままであり、事前に送信される画像をタッチパネル32に表示させない設定がなされている。明暗欄115は、初期値の「標準」が変更されて「暗く+2」が入力されており、Fax送信される画像を+2だけ暗くする設定がなされている。片面/両面欄116は、初期値である「片面」のまま変更されていない。機能4欄117は、さらになんらかの機能が初期値である設定4になっていることを示している。
この後に、ユーザは、タッチパネル装置30のホームボタン34を押している。その結果、タッチパネル32は、図2A(d)に示したホーム画面120に切り替わっている。ホーム画面120では、図2A(a)のホーム画面60とほぼ同じであるが、反転されたFaxサービスアイコン70が反転されていないFaxサービスアイコン122になっている。また、ユーザが電子メールサービスアイコン82を選択したことで、色が反転した電子メールサービスアイコン124が表示されている。
図2A(e)では、選択によって表示された電子メールサービス画面130を示している。電子メールサービス画面130は、電子メールについての設定を行う設定画面であり、起動時に最初に表示される画面である。設定と表示の操作がいずれも行われていない初期状態となっている。電子メールサービス画面130の上部には、ID表示62の他、電子メールサービス画面であることを示す電子メールサービス画面表示132と、電子メールを送信するための送信ボタン134が表示されている。送信ボタン134は、まだ送信設定ができていないために、色が薄く表示され、操作できないようになっている。その下には、送信アドレス欄136とアドレス帳ボタン138、Ccアドレス欄140とCc/Bcc切り替えボタン142、添付ファイル欄144と添付ファイル選択ボタン146が表示されている。送信アドレス欄136とCcアドレス欄140は電子メールの宛先についての設定項目の例である。これらの下には、電子メール機能設定欄148が表示されている。電子メール機能設定欄148は、電子メール機能についての設定項目の例として、をなんらかの設定をするための機能1欄150(設定値は設定1)、機能2欄(設定値は152)、機能3欄(設定値は設定3)が表示されている。
図2A(f)は、電子メールについての設定が行われた電子メールサービス画面160が表示されている。電子メールはすでに送信可能な状態にあり、送信ボタン162は色が濃く表示され、タッチ操作ができる状態になっている。そして、送信アドレス欄164には「富士太郎」、Ccアドレス欄166には「富士次郎」、添付ファイル欄168には「添付1.pdf」が設定されている。電子メール機能設定欄148には設定はなされておらず、初期状態のままである。
ここで、ユーザは、再度ホームボタン34を押しており、図2A(g)に示すホーム画面170が表示されている。このホーム画面170で、ユーザが、Faxサービスアイコン122を押した場合は、図2(c)に示したFaxサービス下位画面110に戻ることになる。すなわち、表示状態もFaxについての設定状態も図2(c)の状態に戻ることになる。同様に、ユーザが電子メールサービスアイコン82を押した場合には、図2(f)の電子メールサービス画面160に戻ることになる。しかし、この例では、ユーザは、リセットボタン172を選択している。その結果、図2A(h)に示す選択画面180が表示されている。
選択画面180は、リセット候補画面の例である。選択画面180には、「リセットしたいサービスを選択してください」とのメッセージ182の下に3つの選択肢が表示されている。すなわち、全サービス選択肢184、Faxサービス選択肢186、Emailサービス選択肢188である。これらは、リセット対象の候補であり、その名前によってリセット範囲を示している。全サービス選択肢184は、画像処理サービス装置10で設定可能な全てのサービスについて、ユーザ設定をリセットする(全リセットを行う)ものである。現在の例では、ユーザはFaxサービス及び電子メールサービスについてのみ設定を行ったため、全サービス選択肢184が選択された場合には、実際にはFaxサービス及び電子メールサービスについての設定がともにリセットされることになる。また、Faxサービス選択肢186は、Faxサービスについての設定をリセットするものであり、Emailサービス選択肢188は電子メールサービスについての設定をリセットするものである。Faxサービス選択肢186はユーザがFaxサービスについての設定を行ったことを検出して表示されたものであり、Emailサービス選択肢188はユーザが電子メールサービスについての設定を行ったことを検出して表示されたものである。Faxサービス選択肢186と、Emailサービス選択肢188は、いずれも、ユーザの操作に応じて動的に表示された選択肢であり、かつ、全リセットではない部分的なリセット範囲を表す選択肢である。部分的リセット範囲は、ユーザが設定した設定項目の全部ではなく、一部のみをリセットするものである。この例では、ユーザがFaxサービス及び電子メールサービスの設定を行っているのに対し、Faxサービスと電子メールサービスの一方のサービスのみをリセットしようとする点で部分的なリセット範囲となっている。
ユーザは、リセットしたい選択肢をチェックする。チェックは、行わなくてもよいし、1つのみを選んでも、2以上を選んでもよい。選択画面180の下部には、取り消しボタン190とOKボタン192が表示されている。取り消しボタン190が押されると、選択肢がチェックされている場合にはそのチェックが取り消され、選択肢がチェックされていない場合には選択画面180を終了してホーム画面に戻る。また、OKボタンが押されると、選択肢がチェックされていない場合にはリセットを行わずにホーム画面に戻り、選択肢がチェックされている場合にはその項目についてのリセットを行った上でホーム画面に戻る処理が行われる。
図2B(a)に図示した選択画面200では、Emailサービス選択肢202が選択されてチェックがつけられている。そして、ユーザは、OKボタン204を押して色を反転させている。その結果、電子メールサービスについての設定がリセットされ、図2B(b)に図示したホーム画面210が表示される。ホーム画面210では、下部に「選択されたサービスがリセットされました」とのメッセージ212が表示されており、電子メールサービスの設定がリセットされたことをユーザに伝えている。
以上では、ホーム画面のリセットボタンが押されたことを契機として、全リセットと個別のサービスのリセットを選択可能な選択候補画面が提示される例を示した。ここで示した個別のサービスについてリセット対象を提示する態様は、リセット対象となる部分的リセット範囲を動的に決定して提示する例である。提示にあたっては、固定的リセットのひとつである全リセットのボタンも表示され、ユーザに複数の選択肢を与えている。個別のサービスのリセットは、当該サービス画面とは異なるホーム画面でリセットが行われたにもかかわらず、リセットの候補にしている。サービスについてのリセット候補の提示は、最後に操作されたサービスであるEmailサービスに加えて、その前に操作されたFaxサービスについても対象となっている。
なお、以上の例においては、リセットされたサービスでは、設定項目と表示態様の両方がリセットされ、次回そのサービスが選択された場合には、設定項目も表示もともに初期状態に戻ることを想定して説明を行った。しかし、設定項目の値を除いた表示だけ(例えば、表示階層、表示箇所、表示文字サイズなど)を初期状態に戻して、設定項目の設定はそのままとするようなリセットを行うようにしてもよい。また、設定項目の値は初期状態に戻すが、表示については(設定項目の値を除いて)もとに戻さないようにしてもよい。このように設定項目と表示の一方だけをリセットする場合には、選択画面において、リセットされる内容をわかりやすくユーザに説明すれば、ユーザの誤認識が防止される。設定項目と表示態様を別々にリセットする例については、以下の実施例2と実施例3で具体的に説明する。
[実施例2]
続いて、図3A、図3B、図3C、図3Dを参照して、画像処理サービス装置10の別の実施形態の例を説明する。この例では、ユーザがコピーサービスを選択して操作した上で、そのリセットを行うことを想定している。図3Aは、リセットについての選択を表示するまでの段階を示しており、図3B、図3C、図3Dは、それぞれ異なる選択を行った場合について選択後の段階を示している。
図3A(a)に示したホーム画面220では、ユーザはコピーサービスアイコン222を選択しており、表示の反転が行われている。そして、図3A(b)に示したコピーサービス画面230が表示されている。コピーサービス画面230は、コピーサービスについての設定を行う設定画面であり、コピーサービスを起動した場合に最初に表示される画面である。設定と表示の操作がいずれも行われていない初期状態となっている。画面上部には、ID表示62、コピーサービス画面表示232、及びコピーをスタートさせるスタートボタン234が表示されている。そして、その下には、コピー枚数を設定する設定項目の例であるコピー枚数欄236(初期値は1枚)と、そこに数値を入力するためのテンキー238が表示されている。また、その下には、コピー機能設定欄240が設けられている。コピー機能設定欄240は、機能1欄(初期値は設定1)の他、複数の設定項目が設けられており、これらはスクロールをして表示するようになっている。ユーザは、この画面を操作してコピーについての設定を行っている。
図3A(c)に示したコピーサービス画面250は、ユーザが設定を行っている段階を例示している。このコピーサービス画面250は、図3A(b)のコピーサービス画面230が上側にスクロールされたものであり、コピー機能設定欄240は、機能1欄242は上側に隠れてしまい、下側に配置されている機能5欄252(初期値は設定5)、ページレイアウト欄254(初期値はOff)、機能7欄256(初期値は設定7)が表示されている。またその下に、コピーサービスをリセットするResetCopyボタン258、設定保存について操作するSaveボタン260、詳細なカスタマイズを行うCustomizeボタン262、及びヘルプ画面を表示するHelpボタン264が表示されている。ここでは、ユーザは、ページレイアウト欄254を選択している。
図3A(d)は、ページレイアウト画面270を示している。この画面は、図3A(c)に示したコピーサービス画面250の下位階層の画面である。上部には、この画面(ウインドウ)を閉じる閉じボタン272、ページレイアウト画面表示274、設定を決定するOKボタン276が表示されている。その下に設けられたページレイアウト設定欄278は、Off、2ページ、4ページ、8ページの中からユーザが選択を行ってページレイアウトを設定するものである。例えば、2ページを選択した場合には、1枚の用紙の中に2ページ分の画像データが印刷される。また、隣のページレイアウトイメージ欄280には、設定されたページレイアウトの印刷イメージが表示される。さらにこれらの下には、ページレイアウトの詳細を設定する詳細設定欄282が設けられている。詳細設定欄282には、ページの並びを設定する順序欄284(初期値は右から左へ)と、画像の向きを設定する画像の向き欄286(初期値はポートレート)が含まれている。ここで、ユーザは、ページレイアウト設定欄278において、「4ページ」(つまり1枚の用紙に4ページ分の画像データを印刷する)を選択している。
続いてユーザは、ホームボタン34を押している。しかし、直ちにホーム画面に遷移するのではなく、その前に図3A(e)に示した選択画面290が表示されている。この選択画面290では、リセット対象について3つの選択肢が表示されている。すなわち、全サービス選択肢184、本サービスで設定した機能選択肢292、最後に操作した画面階層選択肢294である。このうち、本サービスで設定した機能選択肢292は、コピーサービスにおいて設定した機能についてリセットをするものである。また、最後に操作した画面階層選択肢294は、表示される画面階層だけをリセットするものであり、動作の設定はリセットしないという選択肢である。
図3B(a)に示した例では、ユーザは、選択画面300において、いずれの選択肢もチェックせずに、OKボタン302を選択して色を反転させている。つまり、ユーザは、リセットを行わないことを選択している。続いて図3B(b)に示すホーム画面220が表示されている。ユーザは、ホーム画面220でコピーサービスアイコン222を選択している。その結果、図3B(c)に示したページレイアウト画面270が表示されている。これは、図3A(d)に示したページレイアウト画面270と同一である。つまり、図3A(d)に示したコピーサービスを最後に操作していた状態(言い換えれば時間的に最新の状態)が、リセットされることなく復元されている。復元は、設定値及び表示の両方においてなされている。
他方、図3C(a)の例では、ユーザは、選択画面310において、最後に操作した画面階層選択肢312をチェックした上で、OKボタン302を押している。つまりユーザは、最後に操作した画面階層であるコピーサービスの画面階層をリセットする指示を行っている。この後、図3C(b)に示すホーム画面220でユーザがコピーサービスアイコン222を選択したところ、図3C(c)に示すようにコピーサービス画面230が表示されている。これは、図3A(b)に示したコピーサービス画面230と同一である。ただし、ユーザがこの画面をスクロールしたところ、図3C(d)に示すコピーサービス画面320が表示されている。このコピーサービス画面320は、図3A(c)に示したコピーサービス画面250とは異なり、ページレイアウト欄322の値が「4ページ」にせて設定されている。つまり、図3A(d)において設定したページレイアウトの値はリセットされていないことがわかる。この例では、画面階層が初期状態に戻った(コピーサービス画面230において設定変更が表示に反映されていないため、図3A(b)に示したものと表示自体も同一であったが、設定変更された項目によっては表示が異なる)。しかし、設定自体は維持されている。
図3D(a)の例では、ユーザは、本サービスで設定した機能選択肢332と最後に操作した画面階層選択肢312をチェックした上で、OKボタン302を押している。つまり、ユーザは、本サービスで設定した機能と最後に操作した画面階層の両方をリセットしようとしている。この場合、図3D(b)に示したホーム画面220でユーザがコピーサービスアイコン222を選択すると、図3D(c)に示すコピーサービス画面230が表示される。この画面は、図3C(c)に示したコピーサービス画面230と同一である。しかし、画面をスクロールした場合には両者に違いが表れる。すなわち、図3D(d)に示したコピーサービス画面340ではページレイアウト欄342は初期値のOffにリセットされており、図3C(d)に示したコピーサービス画面320においてページレイアウト欄322が4ページに設定されたままであった状況とは異なる。この違いは、図3D(a)において、本サービスで設定した機能選択肢332も選択したことによる。なお、3D(a)における選択は、コピーサービスの全てをリセットすることに相当するものである。
以上の説明では、全サービスのリセット、個別のサービスのリセット、及び、画面階層に係る表示態様のリセットを候補とする例について説明した。画面階層のリセットは、当該画面階層から離れるタイミング(今の例ではホームボタンを押したタイミング)でユーザに問い合わせており、ユーザがどの画面階層のことを指しているか把握できるように配慮している。しかし、もちろん、それ以外のタイミングで画面階層など表示態様のリセットを問い合わせるようにしてもよい。
[実施例3]
次に、図4A、図4B、図4Cを参照して、画像処理サービス装置10の別の実施形態の例を説明する。この例では、ユーザがFaxサービスを選択して操作した上で、そのリセットを行うことを想定している。図4Aは、リセットについての選択を表示するまでの段階を示しており、図4B、図4Cは、それぞれ異なる選択を行った場合について選択後の段階を示している。
図4A(a)に示したホーム画面60では、ユーザはFaxサービスアイコン70を選択しており、図4A(b)に示すようにFaxサービス画面90が表示されている。このFaxサービス画面90は、図2A(b)に示したFaxサービス画面90と同一である。その後、ユーザはFaxサービスについての設定を行っている。その結果、図4A(c)に示すように、Faxサービス下位画面350が表示されている。Faxサービス下位画面350では、Fax番号欄352に「富士零子」の名前が宛先として入力されている。また、Fax機能設定欄113では、明暗欄354の値が初期値の「標準」から「暗く+1」に変更されている。その後、ユーザはホームボタン34を押しており、図4A(d)に示す選択画面370が表示されている。選択画面370には4つの選択肢が表示されている。すなわち全サービス選択肢184、本サービスで設定した機能選択肢292、最後に操作した画面階層選択肢294、及び宛先情報選択肢372である。これらの選択肢のうち前の3つは図3A(e)で示した選択肢と同じである。宛先情報選択肢372は、設定されている宛先をリセットするための選択肢である。
図4B(a)の例では、ユーザは選択画面380において宛先情報選択肢382をチェックした上で、OKボタン302を押している。そして、移行した図4B(b)のホーム画面60において、Faxサービスアイコン70を選択したところ、図4B(c)に示すFaxサービス画面90が表示されている。このFaxサービス画面90は、図4A(b)に表示されたFaxサービス画面90と同一である。すなわち、Fax番号欄96では、「富士零子」の設定がリセットされており、初期状態と同じ画面が表示されている。ただし、宛先以外の設定はリセットされていない。図示していないが、図4B(c)の状態でエンターボタン108を押した場合、明暗欄に「暗く+1」が設定されたままとなっていることがわかる。
他方、図4C(a)の例では、選択画面400において、ユーザは本サービスで設定した機能選択肢402と最後に操作した画面階層選択肢404を選択しているが、宛先情報選択肢372は選択することなく、OKボタン302を押している。このとき、本サービスで設定した機能選択肢402には宛先の設定も含まれるため、宛先情報選択肢372を選択していないこととの不整合をなんらかのルールで解決する必要がある。ここでは、一般的な設定である本サービスで設定した機能選択肢402よりも、宛先情報選択肢372を優先するとして以下の説明を行う(つまり、宛先を除いて、本サービスでの設定をリセットするとして説明を行うが、他のルールを採用することも可能である。)。この結果、図4C(b)に図示したホーム画面60においてFaxサービスアイコン70を選択した場合には、図4C(c)に示すFaxサービス画面410が表示されている。すなわち、画面階層がリセットされたことで、図4A(c)で表示されていたFaxサービス下位画面350ではなく、その上位の階層であるFaxサービス画面410が表示されている。そして、宛先情報はリセットされなかったことから、Fax番号欄352に設定された富士零子は依然として入力された状態となっている。なお、図示していないが、このFaxサービス画面410においてエンターボタン108を押した場合には、明暗欄が「標準」にリセットされていることがわかる。
以上の説明では、選択肢の選択方法について、二つの例のみを示した。他の選択肢を選択した場合については、実施例2で説明した態様との組み合わせを考えればよい。
[実施例4]
図5A、図5B、図5Cを参照して、画像処理サービス装置10の別の実施形態の例を説明する。この例では、ユーザがFaxサービスを選択して操作した上で、そのリセットを行うことを想定している。図5Aは、リセットについての選択を表示するまでの段階を示しており、図5B、図5Cは、それぞれ異なる選択を行った場合について選択後の段階を示している。
図5A(a)に示すFaxサービス下位画面420では、Fax番号欄422に「富士薬子」が設定されている。また、Fax機能設定欄113がスクロールされており、機能6欄424(初期値は設定6)が表示されている。そして、その下に、ResetFaxボタン426、Saveボタン428、Customizeボタン430、Helpボタン432が表示されている。ユーザは、ここで、ResetFaxボタン426を押している。
その結果、図5A(b)に示す選択画面440が表示されている。選択画面440では二つの選択肢が表示されている。すなわち、本サービスで設定した機能選択肢292と、宛先情報選択肢372である。これまでの上記実施例1〜3では、全サービスについてのリセットが選択肢に含まれていたが、ここでは、Faxについてのリセットを指示するFaxResetボタン426が押されたため、リセットの最大の範囲をFaxサービスに限定したためである。
図5B(a)に示した例では、ユーザは、選択画面450において、宛先情報選択肢452を選択した上で、OKボタン302を押している。これにより、図5B(b)に示すように、Faxサービス画面90が表示されている。このFaxサービス画面90は、図2A(b)、図4A(b)などに示したFaxサービス画面90と同一である。すなわち、宛先がリセットされて、Fax番号欄96が初期値化されている。ただし、エンターボタン108を押すことで、本サービスにおける他の設定はリセットされていないことがわかる。
他方、図5C(a)に示した例では、選択画面460において、本サービスで設定した機能選択肢462が選択され、OKボタン302が押されている。そして、遷移したFaxサービス下位画面470では、Fax番号欄422に設定された「富士薬子」はリセットされていないが、明暗欄472が「標準」にリセットされるなど、他の設定はリセットされている。
以上の例では、全サービスのリセットを候補に含めなかった。どのタイミングあるいはどの画面で、どの範囲についてのリセット対象を候補として提示するかは、ユーザがその段階で何をリセットすることを希望しているかを勘案して決定すればよい。
以上の説明では、サービス提供装置及び画像処理装置の例として、画像処理サービス装置について説明を行った。しかし、サービス提供装置についての発明は、情報処理ハードウエア(コンピュータ)を備え、ソフトウエアを動作させてサービスを行う装置において広く適用することができる。ハードウエアとしては、PC(パーソナルコンピュータ)などの情報処理装置、スマートフォンなどの携帯型の情報処理装置、さらには、情報処理装置が組み込まれた家電製品、事務機器、車両、産業機械など様々なものが挙げられる。
提供するサービスも特に限定されるものではなく、例えば、ソフトウエアによる情報処理に基づくサービス(例えば画像データの形式を変換する画像変換サービス、文書の言語を変換する翻訳サービスなど)を挙げることができる。また、外部機器との通信によって行われるサービス(例えば、電子メールを送受信する電子メールサービス、外部の検索サーバを通じて検索を行う検索サービスなど)も挙げられる。さらに、制御対象の機器と連携して行われる場合(例えば、プリンタやスキャナなどを制御して行う印刷サービスやスキャンサービスなど)も挙げられる。もちろん、これらを組み合わせたサービス(例えば、スキャンした結果を電子メールに添付して送信するサービス)であってもよい。
また上に例示したように、サービス提供装置は、自らの装置内で閉じる形でサービスを提供してもよいが、他の装置を利用してサービスを提供してもよい。少なくとも、サービス提供装置は、設定項目の設定あるいはリセットを通じて、これらのサービスを制御する機能を備える。
10 画像処理サービス装置、20 制御部、22 サービス制御部、24 設定処理部、26 リセット処理部、30 タッチパネル装置、32 タッチパネル、34 ホームボタン、40 スキャナ、42 プリンタ、44 通信部、46 USB端子、48 記憶部、50 ネットワーク、60 ホーム画面、62 ID表示、64 ホーム画面表示、66 リセットボタン表示、68 コピーサービスアイコン、70 Faxサービスアイコン、72 スキャンサービスアイコン、74 USBサービスアイコン、76 アドレス帳サービスアイコン、78 ジョブ確認サービスアイコン、80 装置確認サービスアイコン、82 電子メールサービスアイコン、90 Faxサービス画面、92 Faxサービス画面表示、94 送信ボタン、96 Fax番号欄、98 アドレス帳ボタン、100 番号ボタン、102 記号ボタン、104 一字取り消しボタン、106 頻出記号ボタン、108 エンターボタン、110 Faxサービス下位画面、111 送信ボタン、112 Fax番号欄、113 Fax機能設定欄、114 プレビュー欄、115 明暗欄、116 片面/両面欄、117 機能4欄、120 ホーム画面、122 Faxサービスアイコン、124 電子メールサービスアイコン、130 電子メールサービス画面、132 電子メールサービス画面表示、134 送信ボタン、136 送信アドレス欄、138 アドレス帳ボタン、140 Ccアドレス欄、142 Bcc切り替えボタン、144 添付ファイル欄、146 添付ファイル選択ボタン、148 電子メール機能設定欄、150 機能1欄、160 電子メールサービス画面、162 送信ボタン、164 送信アドレス欄、166 Ccアドレス欄、168 添付ファイル欄、170 ホーム画面、172 リセットボタン、180 選択画面、182 メッセージ、184 全サービス選択肢、186 Faxサービス選択肢、188 Emailサービス選択肢、190 取り消しボタン、192 OKボタン、200 選択画面、202 Emailサービス選択肢、204 OKボタン、210 ホーム画面、212 メッセージ、220 ホーム画面、222 コピーサービスアイコン、230 コピーサービス画面、232 コピーサービス画面表示、234 スタートボタン、236 コピー枚数欄、238 テンキー、240 コピー機能設定欄、242 機能1欄、250 コピーサービス画面、252 機能5欄、254 ページレイアウト欄、256 機能7欄、258 ResetCopyボタン、260 Saveボタン、262 Customizeボタン、264 Helpボタン、270 ページレイアウト画面、272 閉じボタン、274 ページレイアウト画面表示、276 OKボタン、278 ページレイアウト設定欄、280 ページレイアウトイメージ欄、282 詳細設定欄、284 順序欄、286 画像の向き欄、290 選択画面、292 本サービスで設定した機能選択肢、294 最後に操作した画面階層選択肢、300 選択画面、302 OKボタン、310 選択画面、312 最後に操作した画面階層選択肢、320 コピーサービス画面、322 ページレイアウト欄、332 本サービスで設定した機能選択肢、340 コピーサービス画面、342 ページレイアウト欄、350 Faxサービス下位画面、352 Fax番号欄、354 明暗欄、370 選択画面、372 宛先情報選択肢、380 選択画面、382 宛先情報選択肢、400 選択画面、402 本サービスで設定した機能選択肢、404 最後に操作した画面階層選択肢、410 Faxサービス画面、420 Faxサービス下位画面、422 Fax番号欄、424 機能6欄、426 ResetFaxボタン、428 Saveボタン、430 Customizeボタン、432 Helpボタン、440 選択画面、450 選択画面、452 宛先情報選択肢、460 選択画面、462 本サービスで設定した機能選択肢、470 Faxサービス下位画面。

Claims (16)

  1. ユーザによる設定が可能な設定項目を備え、設定項目に従ってサービスを提供する提供手段と、
    リセットのための予備的操作があった場合に、ユーザに対して、ユーザ設定された設定項目を1以上含みかつ全部は含まない部分的リセット範囲をリセット対象の候補として含んだリセット候補画面を提示し、当該リセット候補画面を通じてユーザにより指定されたリセット対象を受け付けるユーザインタフェイスと、
    受け付けたリセット対象に属する設定項目をリセットするリセット手段と、
    を含む、ことを特徴とするサービス提供装置。
  2. 請求項1に記載のサービス提供装置において、
    ユーザによる設定項目の設定は、階層構造をもつ画面において行われ、
    前記リセット候補画面に提示されるリセット対象の候補には、さらに、ユーザが最後に設定した設定項目を含む設定画面階層で設定された全設定項目をリセット範囲とするものが含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置。
  3. 請求項1に記載のサービス提供装置において、
    前記サービス提供手段が行うサービスには、ユーザにより設定された宛先の設定項目に従って、当該宛先を対象に通信を行う通信サービスが含まれ、
    前記部分的リセット範囲には、前記通信サービスの通信対象として設定された全ての宛先の設定項目をリセット範囲とするものが含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のサービス提供装置において、
    前記リセット候補画面に提示されるリセット対象の候補には、さらに、ユーザにより設定された全設定項目をリセット範囲とするものが含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置。
  5. 請求項1に記載のサービス提供装置において、
    前記部分的リセット範囲には、ユーザによって最後に設定された設定項目が含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置。
  6. 請求項1に記載のサービス提供装置において、
    サービス提供手段は異なる複数のサービスを提供し、
    前記部分的リセット範囲には1または2以上のサービスに属する全ての設定項目が含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置。
  7. 請求項1に記載のサービス提供装置において、
    サービス提供手段は異なる複数のサービスを提供し、
    前記部分的リセット範囲には、異なるサービスに属する設定項目が含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置。
  8. 請求項1に記載のサービス提供装置において、
    前記ユーザインタフェイスは、設定画面を通じてユーザによる設定項目の設定を受け付け、前記予備的操作があった場合において、前記設定画面とは異なる画面表示をしているときに、当該設定画面において設定された設定項目を含む前記部分的リセット範囲をリセット対象の候補としてリセット候補画面を提示する、ことを特徴とするサービス提供装置。
  9. 請求項8に記載のサービス提供装置において、
    前記ユーザインタフェイスは、複数の設定画面を通じてユーザによる複数の設定項目の設定を受け付け、前記予備的操作があった場合において、いずれの前記設定画面とも異なる画面表示をしているときに、これらの設定画面において設定された設定項目を含む前記部分的リセット範囲をリセット対象の候補としてリセット候補画面を提示する、ことを特徴とするサービス提供装置。
  10. 請求項1に記載のサービス提供装置において、
    前記ユーザインタフェイスは、
    ユーザが選択したサービスについて、ユーザによる設定項目の設定を受け付ける設定画面を表示し、ユーザの操作に応じて表示する設定画面の表示態様を変更する変更手段と、他の表示を行った後に、当該サービスについての設定画面を再表示する場合に、ユーザが最後に操作した設定画面の表示態様を再現して表示する再現手段と、
    を備え、
    前記リセット候補画面に提示されるリセット対象の候補には、さらに、ユーザが最後に操作した設定画面の表示態様をリセットするものが含まれ、
    前記ユーザインタフェイスは、当該リセット候補画面を通じて前記設定画面の表示態様のリセットを受け付けた場合において次回当該サービスについての設定画面を再表示するときは、表示態様をリセットした設定画面を表示する、ことを特徴とするサービス提供装置。
  11. 請求項10に記載のサービス提供装置において、
    前記設定画面は階層構造をもっており、
    設定画面の表示態様のリセットには、設定画面の階層構造のリセットが含まれる、ことを特徴とするサービス提供装置。
  12. 請求項1に記載のサービス提供装置において、
    ユーザによる設定項目の設定は、階層構造をもつ画面において行われ、
    前記予備的操作は、ユーザ設定された設定項目を含む画面の階層から、それよりも上位の階層の画面へ移動する操作である、ことを特徴とするサービス提供装置。
  13. 請求項12に記載のサービス提供装置において、
    前記上位の階層は、複数のサービスの中から、前記ユーザ設定された設定項目に係るサービスを選択する選択肢が表示された階層である、ことを特徴とするサービス提供装置。
  14. 請求項1に記載のサービス提供装置において、
    前記リセット対象の候補は、当該リセット対象を示す名称及びシンボルの少なくとも一方を用いて前記リセット候補画面に提示される、ことを特徴とするサービス提供装置。
  15. 画像データを生成するスキャナと画像データに基づいて印刷を行うプリンタの一方又は両方の画像処理ハードウエアと、
    請求項1に記載のサービス提供装置と、
    を備え、
    前記提供手段は、前記設定項目に従って前記画像処理ハードウエアを操作することにより画像処理サービスを提供する、ことを特徴とする画像処理装置。
  16. コンピュータを、
    ユーザによる設定が可能な設定項目を備え、設定項目に従ってサービスを提供する提供手段と、
    リセットのための予備的操作があった場合に、ユーザに対して、ユーザ設定された設定項目を1以上含みかつ全部は含まない部分的リセット範囲をリセット対象の候補として含んだリセット候補画面を提示し、当該リセット候補画面を通じてユーザにより指定されたリセット対象を受け付けるユーザインタフェイスと、
    受け付けたリセット対象に属する設定項目をリセットするリセット手段と、
    として機能させるためのプログラム。
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