JP4309677B2 - X-ray computed tomography system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メインスキャン前のプレスキャンで撮影部位への造影剤流入を図る機能を備えたX線コンピュータ断層撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
造影剤撮影では、被検体に投与した造影剤が関心部位に流入するタイミングでスキャン(メインスキャン)を開始することが重要である。そのためメインスキャンの前に、スキャン(プレスキャン)が行われる。被曝量を抑えるために、プレスキャンには、メインスキャンよりも低いX線が使われる。プレスキャンで収集された投影データはリアルタイム再構成処理に供される。リアルタイムで再構成された画像(断層像)は、即時に表示される。撮影技師は、その画像上で関心部位の造影剤濃度(染影度)を視認する。撮影技師は、関心部位の造影剤濃度が予定した濃度に達したと判断した時点で、メインスキャンのトリガボタンを押す。トリガボタンが押された時、プレスキャンが停止され、メインスキャンの準備(セットアップ)が開始される。メインスキャンの準備には、予定されたスキャン範囲へ寝台を移動する作業、予定した速度まで寝台を加速する作業、予定したスキャンスピードまで回転フレームを加速する作業、フィラメントの加熱等が含まれる。メインスキャンの準備が完了した時点で、メインスキャンが開始される。
【0003】
撮影技師がメインスキャンのトリガボタンを押す作業を自動化したボーラストラッキング方法と呼ばれる技術が開発されている。ボーラストラッキング方法では、プレスキャンの画像から関心領域のCT値又は平均値が、しきい値に対して比較される。関心領域のCT値又は平均値が、しきい値を超過した時で、プレスキャンが停止され、メインスキャンの準備が開始される。
【0004】
ところでX線コンピュータ断層撮影装置では、心電図波形に同期してスキャンを行い特定の時相の1枚又は一連の画像を得る心電同期スキャン方式が知られている。この方式では、心臓の動きによるモーションアーチファクトを低減するためには、X線管が1回転するのに要する時間(スキャンスピード)が、心拍周期に比べて充分短いことが必要とされる。
【0005】
心電同期スキャンで、モーションアーチファクトをある程度低減させて診断価値を維持するためには、例えば500msecという短いスキャンスピードが要求される。スキャンスピードが500msecという条件を実現することは容易ではない。
【0006】
そこで、スキャンスピードが1秒又は0.5秒といった比較的普及機で、モーションアーチファクトを低減させる技術として、心電同期再構成(セグメントスキャン)と呼ばれる手法が開発された。このセグメントスキャンでは、投影データの収集と並行して心電図データが収集される。心電図データに基づいて、各心拍周期の投影データセットから、特定の心拍時相を中心とした部分期間内のデータ(セグメント)が切り取られる。複数の心拍周期から切り取られた複数のセグメントが繋ぎ合わされる。それにより画像再構成に必要な360°分の投影データが揃えられる。
【0007】
セグメントスキャンでは、集めるセグメントの数は予め設定されることが多い。セグメントの時間幅が短いとき、集める必要のあるセグメントの数は増加するが、画像の時間分解能は高くなる。つまり、心拍時相の異なる画像の枚数が多くなる。逆に、セグメントの時間幅が長いとき、集める必要のあるセグメントの数は減少するが、画像の時間分解能は低くなる。集めるセグメントが予定した数に満たなければ、予定した時間分解能の画像を得ることができない。予定した時間分解能の画像を得るためには、集めるセグメントの予定数に応じた心拍数分の投影データが最低限必要とされる。
【0008】
セグメントスキャンは、モーションアーチファクトの影響を受けやすい。そのため息を止めた状態で行われる。息を止めることのできる時間には、限界がある。セグメントスキャンでは、限られた息止め期間内に、必要な心拍数分の投影データを収集する必要がある。従って、セグメントスキャンでは、事前に被検体の心拍数(ハートレート)を測定し、そのハートレートに応じて、スキャンスピード、つまりX線管が1回転するのに要する時間を調整することが必要とされる。
【0009】
上述したように、ボーラストラッキング方法では、プレスキャンをメインスキャンの前に実行する。メインスキャンにセグメントスキャンを適用した場合、スキャンスピードを設定してから、メインスキャンを開始するまでの時間差は長くなる。従って、メインスキャンのときのハートレートが、スキャンスピードを設定したときのハートレートに対して、大きく変動していることがある。そのためメインスキャンのスキャンスピードがそのときの実際のハートレートに対して適当ではないという問題が生じることがある。この問題は、造影検査では、より顕著になる。その理由は、造影剤の注入により、ハートレートは大きく変動することが多いことにある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、X線コンピュータ断層撮影装置によるボーラストラッキング方法において、被検体の生体現象の変動に対してメインスキャンのスキャン条件の再設定を可能にすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のある局面は、造影剤を注入された被検体に対して比較的低いX線を使ってデータを収集するプレスキャンを実行し、その後に、前記被検体に対して比較的高いX線を使ってデータを収集するメインスキャンを実行するX線コンピュータ断層撮影装置において、前記造影剤の注入又は前記プレスキャンの開始から前記プレスキャンの終了までの期間内に測定された前記被検体の生体現象のデータに基づいて、前記造影剤の注入前に測定された前記被検体の生体現象のデータに基づいて初期的に設定されている前記メインスキャンのスキャン条件を再設定する必要の有無を判断するように構成された判断部と、前記判断部により前記スキャン条件を再設定する必要があると判断されたとき、前記メインスキャンのスキャン条件を、前記初期的に設定されているスキャン条件から、前記造影剤の注入又は前記プレスキャンの開始から前記プレスキャンの終了までの期間内に測定された前記生体現象のデータに対応するスキャン条件に、再設定するように構成されたスキャン条件設定部とを具備する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明によるX線コンピュータ断層撮影装置を好ましい実施形態により説明する。なお、X線コンピュータ断層撮影装置には、X線管と放射線検出器とが1体として被検体の周囲を回転する回転/回転(ROTATE/ROTATE)タイプと、リング状に多数の検出素子がアレイされ、X線管のみが被検体の周囲を回転する固定/回転(STATIONARY/ROTATE)タイプ等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本発明を適用可能である。ここでは、現在、主流を占めている回転/回転タイプとして説明する。
【0013】
また、画像再構成法には、主に、被検体の周囲1周、360°分の投影データを必要とする360°法と、180°+ファン角分の投影データを必要とするハーフスキャン法とがある。いずれの再構成法にも本発明を適用可能である。ここでは、360°法を例に説明する。
【0014】
また、入射X線を電荷に変換するメカニズムは、シンチレータ等の蛍光体でX線を光に変換し更にその光をフォトダイオード等の光電変換素子で電荷に変換する間接変換形と、X線による半導体内の電子正孔対の生成及びその電極への移動すなわち光導電現象を利用した直接変換形とが主流である。X線検出素子としては、それらのいずれの方式を採用してもよいが、ここでは、前者の間接変換形として説明する。
【0015】
また、近年では、X線管とX線検出器との複数のペアを回転リングに搭載したいわゆる多管球型のX線CT装置の製品化が進み、その周辺技術の開発が進んでいる。本発明では、従来からの一管球型のX線CT装置であっても、多管球型のX線CT装置であってもいずれにも適用可能である。ここでは、一管球型として説明する。
【0016】
さらに、X線コンピュータ断層撮影装置には、複数のX線検出素子をチャンネル方向に沿って配列した検出素子列が単一のシングルスライスタイプのX線検出器と、複数の検出素子列をスライス方向に併設したマルチスライスタイプのX線検出器とがあるが、本発明ではそのいずれのタイプを採用してもよく、ここでは前者のシングルスライスタイプのX線検出器を例に説明する。
【0017】
図1に、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の主要部の構成を示している。ガントリ5は、X線管とX線検出器とを収容する。X線管はX線検出器とともにリング形状を有する回転フレームに搭載される。X線管はX線検出器に対して撮影空間を挟んで対向する。寝台7に載置された被検体は、ガントリ5の撮影空間内に配置される。寝台7はその長手方向に関して移動する。一般的に、被検体の体軸は寝台の長手軸及びX線管の回転軸に対して略平行である。X線管の回転軸と平行な向きはスライス方向と称される。X線管は、X線を発生するために、高電圧発生部から管電圧を印加され、フィラメント電流を供給される。被検体を透過したX線はX線検出器の各X線検出素子に電荷を発生させる。この電荷は電流信号として引き出される。この電流信号はデータ収集部(DAS)で電圧信号に変換され、増幅され、ディジタル信号に変換される。ディジタル信号は、スリップリング及び前処理部を介して投影データとして、心電図データと共に、記憶装置に記憶される。画像再構成部は、360°分の投影データに基づいて画像データを再構成する。画像再構成部は、心電同期再構成機能を備える。心電同期再構成機能において、心電図データに基づいて、各心拍周期の投影データセットから、特定の心拍時相を中心とした部分期間内のデータ(セグメント)が切り取られる。複数の心拍周期から切り取られた複数のセグメントが繋ぎ合わされる。それにより画像再構成に必要な360°分の投影データが揃えられる。揃えられた360°分の投影データに基づいて、特定の心拍時相に対応する画像データが再構成される。再構成された画像データは、表示制御部10を経由してディスプレイ8に表示される。
【0018】
生体現象測定装置4は、被検体の生体現象を測定する。生体現象には、心拍(心臓の動き)、呼吸等が含まれる。ここでは生体現象を「心拍」として説明する。心電計4は、被検体に装着した電極を介して心臓の電気現象を検出し、その電気現象の時間変化を表わす心電図データを出力する。心電計4には、生体現象監視部2が接続される。生体現象監視部2は、心電図データに基づいて、1分あたりの心拍数、つまりハートレートを計算する。また、生体現象監視部2は、計算したハートレートに基づいて、特定時点、具体的にはメインスキャン条件を初期的に設定したときに参照したハートレートを測定した時点でのハートレートに対する現時点のハートレートの変動が所定値を超過しているか否かを判定する。生体現象監視部2は、ハートレートの変動が所定値を超過しているときには、メインスキャン条件の再設定を促す信号を、ハートレートを表わす信号と共にスキャン条件選択部1に出力する。つまり、生体現象監視部2は、被検体のハートレートに基づいて、メインスキャン条件の再設定の必要性の有無を判定する。なお、ハートレートの変動とは、造影剤注入前の段階でメインスキャン条件を初期的に設定する際に参照したハートレートに対する現在のハートレートの差又は変化率として計算される。
【0019】
スキャン条件選択部1は、生体現象監視部2から、スキャン条件の再設定を促す信号を受信したとき、その信号と共に受信したハートレートに対して、最適又はその近似的なスキャン条件を決定する。実際には、スキャン条件選択部1は、データ保存部6が有する半導体メモリ、磁気ディスク又は光磁気ディスク等の記憶媒体に予め書き込まれているテーブルから、ハートレートに対応するスキャン条件を選択する。
【0020】
テーブルは、例えば図2に示すように、ハートレート(HR)に関して複数の区分が設定され、この複数の区分に対して複数のヘリカルピッチ(HP)とスキャンスピードとが対応付けられている。図2では、ハートレート(HR)に関する区分の分け方が、ヘリカルピッチとスキャンスピードとで相違するようにテーブルが組まれているが、同じ区分に分けるようにしてもよい。ヘリカルピッチとは、ヘリカルスキャンにおいて用いられるスキャン条件であり、X線管が1回転する間に移動する寝台5の移動距離(mm)として定義され得る。スキャンスピードとは、X線管が1回転するのに要する時間(sec)として定義され得る。
【0021】
テーブルにおいて、比較的高いハートレートに対して比較的速いスキャンスピードが対応され、逆に低いハートレートに対して遅いスキャンスピードが対応されている。また、テーブルにおいて、比較的高いハートレートに対して比較的長いヘリカルピッチが対応され、逆に低いハートレートに対して短いヘリカルピッチが対応されている。このような対応付けにより、メインスキャン(ヘリカルスキャン)が所定のスキャン範囲を所定の時間内で完了するとともに、心電同期再構成法での必要なセグメント数を確保し、しかも時間分解能の過度の低下を防止するように、メインスキャン条件を再設定することが実現される。
【0022】
なお、スキャン条件には、ヘリカルピッチ、スキャンスピードの他に、スキャン範囲、息止めが可能なスキャンの最大時間(スキャン時間の上限)、心電同期再構成法でのセグメントの必要最低数、特定の心拍時相(心電図のR波からの遅れ時間)、さらに管電圧、管電流、スライス幅等が含まれる。これらスキャン条件の中でヘリカルピッチ、スキャンスピードは、ハートレートに対して敏感である。例えば、心臓の鼓動が遅くなって、ハートレートが低下したとき、スキャンスピードを遅くし、またヘリカルピッチを短縮しなければ、心電同期再構成では必要とされるセグメント数が揃わない。その一方で、スキャンスピードを過度に遅くし、またヘリカルピッチを過度に短縮したとき、スキャン時間の上限内では、予定したスキャン範囲の全域にわたる投影データの収集が完了しない。また、逆に心臓の鼓動が速くなって、ハートレートが上昇したとき、スキャンスピードを速くし、またヘリカルピッチを長くしても、短いスキャン時間で、心電同期再構成で必要とされるセグメント数を揃え、且つ予定したスキャン範囲の全域にわたる投影データの収集を完了することができる。しかし、スキャンスピードを過度に速くし、またヘリカルピッチを過度に長くしたとき、時間分解能を向上させる余地を残してしまうことになる。このような関係をバランスするように上記テーブルにおいてハートレートに対してヘリカルピッチとスキャンスピードとが適当に決定されている。
【0023】
図1に戻る。スキャン条件選択部1で選択されたメインスキャン条件のデータは、スキャン制御部3に供給される。スキャン制御部3は、供給されたスキャン条件に従って、X線管の回転速度を制御し、寝台7の移動速度を制御する。例えば、スキャン制御部3は、回転フレームが所定時間内で、設定されたスキャンスピードに達し、そのスピードを維持するようにガントリ5の回転フレーム駆動部を制御し、X線管のフィラメントが管電流条件に応じた温度に所定時間で達するように高電圧発生部を制御してフィラメントのヒートアップを開始し、X線絞り装置を制御してスライス厚条件に応じた開度に調整し、ヘリカルピッチに応じた速度に所定時間で達するように寝台駆動部を制御して寝台移動を開始する。
【0024】
図3には、本実施形態によるボーラストラッキング方法の動作手順を示している。図4にはボーラストラッキング方法のタイムチャートを示している。ボーラストラッキング方法の準備作業として、生体現象測定装置4により心電図の測定が開始される(S1)。この測定は、造影剤注入、プレスキャンを順に経て、メインスキャンが終了するまで継続される。
【0025】
なお、プレスキャンは、被検体の関心領域(検査目的の部位)より上流又は下流の部位の注目血管のCT値(造影剤の濃度を反映)を監視するために、比較的低線量のX線で被検体の関心領域より上流又は下流の当該部位をスキャンしてデータを収集するスキャンとして定義される。メインスキャンは、プレスキャンよりも高線量のX線で被検体の関心領域をスキャンしてデータを収集するスキャンとして定義される。
【0026】
測定された心電図に基づいて心電計2で、ハートレートが計算される。ハートレートに基づいてメインスキャン条件が設定されるのであるが、実際には、ハートレートは微細に変動するので、図4に示すように、ハートレートを例えば直前5秒間といった所定時間幅で平均する、又は所定時間幅内の中央値を特定し、この平均値又は中央値に基づいてメインスキャン条件を設定することが好ましい。ここでは説明の便宜上、ハートレートに基づいてメインスキャン条件を設定する物として説明する。計算されたハートレートは、心電図データとともに、表示制御部10を経由してディスプレイ8に表示される。
【0027】
操作者は、時刻T1において、表示された心電図及びハートレートを参考に、入力操作部9を操作して、プレスキャン条件、メインスキャン条件、メインスキャン条件の再設定条件を入力する(S2)。なお、プレスキャン条件の多くの項目は、ほぼ規定値が決まっており、曝射を抑えるために比較的低い管電圧及び管電流、薄いスライス幅、時間分解能を高くするために速いスキャンスピード且つ即時性を高めるために少ない再構成マトリクスが設定される。さらにプレスキャン位置、造影濃度監視領域、プレスキャンからメインスキャンへの移行条件(造影濃度に対するしきい値)等が手動で設定される。
【0028】
また、メインスキャン条件の多くの項目、例えば、管電圧、管電流、スライス幅、再構成マトリクス、撮影視野(FOV)に関しては検査目的、被検体の性別や体格等に応じてほぼ決まる。また、ヘリカルスキャンでデータ収集を行うスキャン範囲が、例えば心臓の全域をカバーする範囲に設定される。また、患者固有の息止め時間の上限、そして心電同期再構成法でのセグメント数の必要最小数が設定される。「ヘリカルピッチ(HP)」、「スキャンスピード」は、データ保管部6のテーブルを参照してハートレートに応じた値にスキャン条件選択部1により設定され、又は撮影技師により手動で入力される。
【0029】
また、メインスキャン条件の再設定条件は、上述のボーラストラッキング方法の準備段階で初期的にメインスキャン条件を設定したときのハートレートから、メインスキャン直前、実際にはプレスキャン終了時点又はその近辺の時点でのハートレートがどの程度変動したときに、メインスキャン条件を、初期設定されたメインスキャン条件から、プレスキャン終了時点のハートレートに対応するメインスキャン条件に再設定を行うか、そのルールを表している。
【0030】
例えば、図2のテーブルにおいて、初期設定時のハートレートが「60」であったとき、そのハートレートはテーブル上では「60〜70」の区分に含まれるので、その区分のヘリカルピッチHP「0.9」が設定される。しかし、プリスキャン終了時点に測定したハートレートが、初期設定時の「60〜70」の区分から外れたとき、本来的には、そのハートレートに応じたヘリカルピッチHPに設定すべきである。その一方で、造影剤注入により変動したハートレートが、時間経過と共に定常値に回復していくこともある。つまり、プリスキャン終了時点ではハートレートが大きく変動していても、その後安定化傾向を示し、メインスキャンの時には定常値に回復していることもある。もちろん、変動した状態のままで、定常値に回復しないこともある。ハートレートの変動には個人差がある。従って、メインスキャンの時にハートレートが定常値に回復しているか否かの判断は、医師又は撮影技師の判断に委ねるべきである。この判断は、再設定条件に反映される。医師又は撮影技師は、初期設定時点のハートレートの区分に対して、メインスキャン直前のハートレートに対応する区分が、何段階ずれたときに、メインスキャン条件を再設定するか、任意に設定することを可能としている。
【0031】
以上の初期設定が完了した後、時刻T2において、操作部9のスタートボタンが押されると、インジェクター装置から自動的に被検体に造影剤が注入される。造影剤注入から、造影剤が監視位置まで名が手繰るのに要する時間を待機した後に、プリスキャンが開始される(S3)。つまり、位置決めされたスライスに関してX線管及びX線検出器が被検体の周囲を高速で連続的に回転しながら、低線量でX線が連続的に発生され、データ収集が周期的に繰り返される。そして、プレスキャンと並行して、画像再構成部では投影データから画像データを即時的に再構成し(S2)、その画像データから事前に設定した関心領域内のCT値を抽出し、その値又は関心領域内の複数画素のCT値の平均値をメインスキャン移行用のしきい値と比較する。このプレスキャン中、生体現象測定装置4はハートレートの測定を継続し、図7に示すようにそのハートレートを時間グラフ及び数値で表示する(S4)。
【0032】
図7に示すようにスキャン条件の初期設定時に参照したハートレートが、現在のハートレートと共に表示される。また、初期設定されたスキャンスピード及びヘリカルピッチが数値で表示される。これら情報と共に、緊急停止ボタンが表示される。造影剤注入等の影響で被検体のハートレートが急激に変動する場合がある。その場合には、撮影技師は緊急停止ボタンをクリックすることにより、プレスキャン及びメインスキャンを緊急停止することができる。
【0033】
CT値がメインスキャン移行用のしきい値に達したとき、又は撮影技師が手動でメインスキャン移行トリガボタンを押したとき(T3)、プレスキャンは終了する(S5)。生体現象監視部2では、時刻T4までの短時間のうちに、このプレスキャン終了時点に測定されたハートレートの変動が、メインスキャン条件の再設定条件を満たしているか否かを判定する(S6)。つまりスキャン条件の初期設定時に参照したハートレートとプレスキャン終了時点に測定されたハートレートとの差の絶対値が、再設定条件のしきい値と比較される。
【0034】
当該差の絶対値が、再設定条件のしきい値に達していないとき、ハートレートの変動が、再設定条件を満たしていない程度に比較的小さいとされ、生体現象監視部2は、メインスキャン条件の再設定を促す信号をスキャン条件選択部1に送らない。それにより図5に示すように、スキャン条件選択部1はスキャン制御部3に対して、初期設定したメインスキャン条件を送る、又は初期設定したメインスキャン条件でセットアップを開始することを指示する。それによりスキャン制御部3は、送られてきた初期設定したメインスキャン条件に従って、時刻T4に、メインスキャンのセットアップを開始する(S7)。そして時刻T5までの間に、セットアップを完了させ、時刻T5にメインスキャンを開始する(S8)。それからスキャン範囲の全域からデータ収集を完了した時点T6でメインスキャンが終了する(S9)。
【0035】
S6の判断において、スキャン条件の初期設定時に参照したハートレートとプレスキャン終了時点に測定されたハートレートとの差の絶対値が、再設定条件のしきい値を達しているとき、再設定条件を満たしている程にハートレートの変動が比較的大きいとされ、生体現象監視部2では、プレスキャン終了時点に測定されたハートレートと共に、メインスキャン条件の再設定を促す信号をスキャン条件選択部1に送る。それにより図6に示すように、スキャン条件選択部1は、データ保管部6のテーブルを参照して、プレスキャン終了時点のハートレートに対応するヘリカルピッチ及びスキャンスピードを選択し、メインスキャン条件を、初期設定されたヘリカルピッチ及びスキャンスピードから、選択したヘリカルピッチ及びスキャンスピードに、再設定する(S10)。
【0036】
ヘリカルピッチ及びスキャンスピードを再設定したとき、表示制御部10は、図8に示すように、初期設定されたヘリカルピッチ及びスキャンスピードとともに、再設定されたヘリカルピッチ及びスキャンスピードを表示する。再設定されたヘリカルピッチ及びスキャンスピードが表示されるか否かにより、撮影技師は、ヘリカルピッチ及びスキャンスピードが再設定されているか否かを認識することができる。
【0037】
スキャン条件選択部1は、心電同期スキャンであれば、R波から特定時相までの「遅れ時間」を、関心時相(特定時相)設定時の心拍周期に対するR波から特定時相までの時間幅の割合を、プリスキャン終了時点の心拍周期(ハートレートの逆数)に乗算することにより、再計算する。
【0038】
なお、上述では、メインスキャン条件の初期設定時のハートレートに対するプリスキャン終了時点のハートレートの差に基づいてメインスキャン条件の再設定の必要性を判定し、プリスキャン終了時点のハートレートに基づいてメインスキャン条件を再設定することを説明した。しかし、プリスキャン終了時点のハートレートには限定されず、造影剤の注入又はプレスキャンの開始からプレスキャンの終了までの期間のいずれかの時点で測定されたハートレートに基づいて、初期的に設定されたスキャン条件を再設定する必要の有無を判断し、また当該期間内のいずれかの時点で測定されたハートレートに基づいてメインスキャン条件を再設定するものであってもよい。もちろん、プリスキャン終了時点、つまりメインスキャン開始に最も近い時点のハートレートに基づいてメインスキャン条件の再設定の必要性を判定し、またメインスキャン条件を再設定することにより、そのメインスキャン条件を、メインスキャン実行時の実際のハートレートに対する最適なメインスキャン条件に近似させることができるものであるが、当該期間のいずれかの時点で測定されたハートレートに基づいて、初期的に設定されたスキャン条件を再設定する必要の有無を判断し、またメインスキャン条件を再設定するものであっても、造影剤注入前の段階で初期設定されたメインスキャン条件のままでメインスキャンを実行するよりも、上記最適値に近似させることができるという効果を奏することはできる。
【0039】
スキャン条件選択部1はスキャン制御部3に対して、再設定したメインスキャン条件を送る。それによりスキャン制御部3は、再設定されたメインスキャン条件に従ってガントリ及び寝台7をセットアップする(S11)。そしてセットアップ完了後、X線曝射を伴ってメインスキャンが実行される(S8、S9)。
【0040】
以上のようにハートレートが変動したときには、メインスキャン条件、特にヘリカルピッチ、スキャンスピードを再設定することにより、心電同期再構成で必要とされるセグメント数が揃わない、スキャン時間の上限内では予定したスキャン範囲の全域にわたる投影データの収集が完了しない等の問題を解決し、また、時間分解能を向上させることができる。
【0041】
なお、図9に示すように、S6の判断において、再設定条件を満たしている程にハートレートの変動が比較的大きいとき、表示制御部10で、そのハートレートとともに、メインスキャン条件の再設定を行うか否かを確認するメッセージ及び再設定継続/停止ボタンをディスプレイ8に表示させ、メインスキャンの再設定の有無を最終的に確認するようにしても良い(S16)。再設定しないと指示されたときには(S17)、S7において、初期設定されたメインスキャン条件に従ってガントリ5及び寝台7をセットアップを開始し、そしてその条件でメインスキャンが行われる(S8、S9)。再設定すると指示されたときには(S17)、S10で、メインスキャン条件を再設定し、それに従ってガントリ5及び寝台7をセットアップする(S11)。
【0042】
このように再設定の有無をプリスキャン終了時点において操作者で最終的に判断するようにしたことで、プリスキャン終了時点付近でハートレートを一時的に極短時間だけ変動させてしまうような無視できる程の小さなイベントが発生したとしても、メインスキャン条件の再設定による逆効果を回避することができる。
【0043】
また、ハートレートが過大に変動した場合、つまりテーブル上の対応する区分が3段階、5段階等、大幅に変化するような非常に特異な事態が起こったとき、メインスキャンを中止した方がよいことがある。そのような事態に対応するために、図7に示すように、テーブル上の対応する区分が3段階、5段階等の所定段階以上にハートレートが変動したと、生体現象監視部2で判定したとき、スキャン条件選択部1で、その大幅に変動したハートレートをとともに、メインスキャンの継続/停止を確認するメッセージ及びメインスキャン継続/停止ボタンをディスプレイ8に表示させるようにしても良い(S12)。メインスキャンの継続が操作者(検査技師)により指示されたときには(S13)、S10及びS11を経て、その大幅に変動したハートレートに従って再設定したメインスキャン条件でメインスキャンを実行する。一方、メインスキャンの停止が操作者により指示されたときには(S13)、S14において、図示しないがシステムコントローラまたはインタロッキング回路によりメインスキャンへの移行が緊急停止される。
【0044】
また、図11に示すように、メインスキャン条件を手動で再設定するようにしてもよい。表示制御部10は、図12に示すように、測定されたハートレートを時間グラフ及び又は数値で表示するとともに、メインスキャンのスキャン条件に関する入力フィールドを表示する。入力フィールドには、初期設定されたヘリカルピッチ及びスキャンスピードが表示され、それぞれに隣接して、ヘリカルピッチの複数の候補及びスキャンスピードの複数の候補がプルダウンメニュー上に表示される。それとともに、スキャン範囲、メインスキャンが所定のスキャン範囲を所定の時間内で完了することができるという条件を満たすヘリカルピッチの下限、被検体の息止め時間の最大時間、つまりメインスキャン時間の上限が表示される。撮影技師は、スキャン範囲、ヘリカルピッチの下限、メインスキャン時間の上限を、ハートレートとともに参照して、操作部9を操作して、ヘリカルピッチとスキャンスピードをそれぞれの候補から選択するすることにより、ヘリカルピッチとスキャンスピードを再設定することができる(S15)。選択したヘリカルピッチ、選択したスキャンスピードではメインスキャンが所定のスキャン範囲を所定の時間内で完了することができない、又は必要なセグメント数が揃わないときには、それを表示制御部10は判定し、その選択により入力されたスキャン条件の再設定を拒否するとともに、ディスプレイ8にヘリカルピッチ及びスキャンスピードの再選択を促すメッセージを表示する。
【0045】
(変形例)
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されてもよい。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、X線コンピュータ断層撮影装置によるボーラストラッキング方法において、被検体の生体現象の変動に対してメインスキャンのスキャン条件の再設定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるX線コンピュータ断層撮影装置の主要部の構成を示す図。
【図2】図1のデータ保存部に保存されているテーブル(ハートレート/ヘリカルピッチ/スキャンスピード)の一例を示す図。
【図3】本実施形態によるボーラストラッキング方法の手順を示すフローチャート。
【図4】図3のボーラストラッキング方法のタイムチャート。
【図5】図3のS6、S7の補足説明図。
【図6】図3のS6、S10、S11の補足説明図。
【図7】本実施形態において、メインスキャン条件が初期条件のまま維持されたときの表示画面の例を示す図。
【図8】本実施形態において、メインスキャン条件が再設定されたときの表示画面の例を示す図。
【図9】本実施形態の第1変形例によるボーラストラッキング方法の手順を示すフローチャート。
【図10】本実施形態の第2変形例によるボーラストラッキング方法の手順を示すフローチャート。
【図11】本実施形態の第3変形例によるボーラストラッキング方法の手順を示すフローチャート。
【図12】本実施形態の第3変形例において、表示画面の例を示す図。
【符号の説明】
1…スキャン条件選択部、2…生体現象監視部、3…スキャン制御部、4…生体現象測定装置(心電計)、5…ガントリ、6…データ保存部、7…寝台、8…ディスプレイ、10…表示制御部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an X-ray computed tomography apparatus having a function of causing a contrast medium to flow into an imaging region in a pre-scan before a main scan.
[0002]
[Prior art]
In contrast medium imaging, it is important to start a scan (main scan) at the timing when the contrast medium administered to the subject flows into the region of interest. Therefore, a scan (pre-scan) is performed before the main scan. In order to suppress the exposure dose, X-rays lower than the main scan are used for the pre-scan. Projection data collected by the pre-scan is subjected to real-time reconstruction processing. The image (tomographic image) reconstructed in real time is displayed immediately. The radiographer visually recognizes the contrast agent concentration (shadowing degree) of the region of interest on the image. The imaging engineer presses the trigger button of the main scan when it is determined that the contrast agent concentration of the region of interest has reached the planned concentration. When the trigger button is pressed, the pre-scan is stopped and the preparation (setup) for the main scan is started. The preparation for the main scan includes the operation of moving the bed to the scheduled scan range, the operation of accelerating the bed to the scheduled speed, the operation of accelerating the rotating frame to the scheduled scan speed, the heating of the filament, and the like. When the preparation for the main scan is completed, the main scan is started.
[0003]
A technique called a bolus tracking method has been developed in which a photographer automates the operation of pressing the trigger button of the main scan. In the bolus tracking method, a CT value or an average value of a region of interest from a pre-scan image is compared with a threshold value. When the CT value or average value of the region of interest exceeds the threshold value, the pre-scan is stopped and preparation for the main scan is started.
[0004]
By the way, in an X-ray computed tomography apparatus, an electrocardiographic scanning method is known in which scanning is performed in synchronization with an electrocardiogram waveform to obtain one or a series of images at a specific time phase. In this method, in order to reduce motion artifacts due to the movement of the heart, it is necessary that the time required for one rotation of the X-ray tube (scanning speed) is sufficiently shorter than the heartbeat cycle.
[0005]
In order to maintain the diagnostic value by reducing the motion artifacts to some extent in the electrocardiographic scan, a scan speed as short as 500 msec, for example, is required. It is not easy to realize the condition that the scan speed is 500 msec.
[0006]
Therefore, a technique called electrocardiographic synchronization reconstruction (segment scan) has been developed as a technique for reducing motion artifacts with a relatively popular machine having a scan speed of 1 second or 0.5 seconds. In this segment scan, electrocardiogram data is collected in parallel with the collection of projection data. Based on the electrocardiogram data, data (segment) within a partial period centered on a specific heartbeat time phase is cut out from the projection data set of each heartbeat period. A plurality of segments cut from a plurality of heartbeat cycles are joined together. Thereby, 360 ° projection data necessary for image reconstruction is prepared.
[0007]
In the segment scan, the number of segments to be collected is often set in advance. When the duration of a segment is short, the number of segments that need to be collected increases, but the temporal resolution of the image increases. That is, the number of images with different heartbeat time phases increases. Conversely, when the segment time width is long, the number of segments that need to be collected is reduced, but the temporal resolution of the image is low. If the number of segments to be collected is less than the predetermined number, an image with a predetermined time resolution cannot be obtained. In order to obtain an image with a scheduled time resolution, projection data corresponding to the heart rate corresponding to the planned number of segments to be collected is required at a minimum.
[0008]
Segment scans are susceptible to motion artifacts. Therefore, it is performed in a state where the sigh is stopped. There is a limit to the time you can hold your breath. In the segment scan, it is necessary to collect projection data for a necessary heart rate within a limited breath holding period. Therefore, in the segment scan, it is necessary to measure the heart rate (heart rate) of the subject in advance and adjust the scan speed, that is, the time required for one rotation of the X-ray tube according to the heart rate. Is done.
[0009]
As described above, in the bolus tracking method, the pre-scan is executed before the main scan. When the segment scan is applied to the main scan, the time difference from the setting of the scan speed to the start of the main scan becomes long. Therefore, the heart rate at the time of the main scan may vary greatly with respect to the heart rate at the time when the scan speed is set. Therefore, there may be a problem that the scan speed of the main scan is not appropriate for the actual heart rate at that time. This problem becomes more noticeable in contrast examination. The reason is that the heart rate often varies greatly due to the injection of the contrast medium.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to enable resetting of scan conditions for a main scan with respect to fluctuations in a biological phenomenon of a subject in a bolus tracking method using an X-ray computed tomography apparatus.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
Of the present inventionis thereIn an aspect, a pre-scan is performed on a subject injected with a contrast agent to collect data using relatively low X-rays, and then data is used on the subject using relatively high X-rays. In the X-ray computed tomography apparatus that executes the main scan for collecting the image, the biological phenomenon data of the subject measured during the period from the injection of the contrast agent or the start of the pre-scan to the end of the pre-scan And determining whether or not it is necessary to reset the scan condition of the main scan that is initially set based on the biological phenomenon data of the subject measured before the injection of the contrast agent And when the determination unit determines that the scan condition needs to be reset, the scan condition for the main scan is initially set. A scan condition corresponding to the biological phenomenon data measured within a period from the start of the pre-scan to the end of the pre-scan. Scanning condition setting unit.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The X-ray computed tomography apparatus according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. In addition, the X-ray computed tomography apparatus has a rotation / rotation (ROTATE / ROTATE) type in which an X-ray tube and a radiation detector are rotated as one body, and a large number of detection elements are arrayed in a ring shape. There are various types such as a fixed / rotation (STATIONARY / ROTATE) type in which only the X-ray tube rotates around the subject, and the present invention can be applied to any type. Here, the rotation / rotation type that currently occupies the mainstream will be described.
[0013]
The image reconstruction method mainly includes a 360 ° method that requires projection data for 360 ° around the subject and a half scan method that requires projection data for 180 ° + fan angle. There is. The present invention can be applied to any reconstruction method. Here, the 360 ° method will be described as an example.
[0014]
In addition, the mechanism for converting incident X-rays into electric charges is based on an indirect conversion type in which X-rays are converted into light by a phosphor such as a scintillator and the light is converted into electric charges by a photoelectric conversion element such as a photodiode, The generation of electron-hole pairs in semiconductors and their transfer to the electrode, that is, the direct conversion type utilizing a photoconductive phenomenon, is the mainstream. Any of these methods may be employed as the X-ray detection element, but here, the former indirect conversion type will be described.
[0015]
In recent years, the so-called multi-tube type X-ray CT apparatus in which a plurality of pairs of X-ray tubes and X-ray detectors are mounted on a rotating ring has been commercialized, and the development of peripheral technologies has been advanced. The present invention can be applied to both a conventional single-tube X-ray CT apparatus and a multi-tube X-ray CT apparatus. Here, a single tube type will be described.
[0016]
Further, the X-ray computed tomography apparatus includes a single-slice type X-ray detector having a single detection element array in which a plurality of X-ray detection elements are arranged in the channel direction, and a plurality of detection element arrays in the slice direction. However, in the present invention, any of these types may be adopted. Here, the former single slice type X-ray detector will be described as an example.
[0017]
FIG. 1 shows the configuration of the main part of the X-ray computed tomography apparatus according to this embodiment. The
[0018]
The biological
[0019]
When the scanning
[0020]
In the table, for example, as shown in FIG. 2, a plurality of sections are set for the heart rate (HR), and a plurality of helical pitches (HP) and scan speeds are associated with the plurality of sections. In FIG. 2, the table is assembled so that the division method regarding the heart rate (HR) is different depending on the helical pitch and the scan speed. However, the table may be divided into the same division. The helical pitch is a scanning condition used in helical scanning, and can be defined as a moving distance (mm) of the
[0021]
In the table, a relatively high scan rate is associated with a relatively high heart rate, and conversely, a slow scan rate is associated with a low heart rate. In the table, a relatively long helical pitch corresponds to a relatively high heart rate, and a short helical pitch corresponds to a low heart rate. With such association, the main scan (helical scan) completes the predetermined scan range within a predetermined time, and also secures the necessary number of segments in the ECG-synchronous reconstruction method, and the time resolution is excessive. It is realized to reset the main scan condition so as to prevent the decrease.
[0022]
In addition to the helical pitch and scan speed, the scan conditions include the scan range, the maximum scan time that can hold the breath (upper limit of scan time), the minimum number of segments required for ECG-synchronized reconstruction, Heartbeat time phase (delay time from R wave of electrocardiogram), tube voltage, tube current, slice width and the like. Among these scanning conditions, the helical pitch and the scanning speed are sensitive to the heart rate. For example, when the heartbeat is slowed down and the heart rate is lowered, the number of segments required for electrocardiographic synchronization reconstruction is not complete unless the scanning speed is slowed and the helical pitch is shortened. On the other hand, when the scan speed is excessively decreased and the helical pitch is excessively shortened, the collection of projection data over the entire scan range is not completed within the upper limit of the scan time. Conversely, when the heart rate increases and the heart rate increases, the segment required for ECG-synchronized reconstruction with a short scan time even if the scan speed is increased and the helical pitch is increased. It is possible to complete the collection of projection data over the entire scanning range that is the same in number. However, if the scanning speed is excessively increased and the helical pitch is excessively long, there is room for improving the time resolution. In order to balance such a relationship, the helical pitch and the scan speed are appropriately determined with respect to the heart rate in the table.
[0023]
Returning to FIG. Data of the main scan condition selected by the scan
[0024]
FIG. 3 shows an operation procedure of the bolus tracking method according to the present embodiment. FIG. 4 shows a time chart of the bolus tracking method. As preparatory work for the bolus tracking method, measurement of an electrocardiogram is started by the biological phenomenon measuring apparatus 4 (S1). This measurement is continued through the contrast agent injection and the pre-scan in order until the main scan is completed.
[0025]
The prescan is a relatively low-dose X-ray to monitor the CT value (reflecting the contrast medium concentration) of the blood vessel of interest in the region upstream or downstream from the region of interest (examination target region) of the subject. The scan is defined as a scan in which data is collected by scanning the region upstream or downstream of the region of interest of the subject. A main scan is defined as a scan that collects data by scanning a region of interest of a subject with a higher dose of X-rays than a pre-scan.
[0026]
A heart rate is calculated by the
[0027]
At time T1, the operator operates the
[0028]
In addition, many items of the main scan conditions, such as tube voltage, tube current, slice width, reconstruction matrix, and field of view (FOV), are almost determined according to the examination purpose, the sex and physique of the subject. In addition, a scan range in which data is collected by helical scan is set to a range that covers the entire heart, for example. In addition, the upper limit of the patient-specific breath holding time and the minimum necessary number of segments in the electrocardiogram synchronous reconstruction method are set. “Helical pitch (HP)” and “scan speed” are set by the scan
[0029]
The reset condition of the main scan condition is determined from the heart rate when the main scan condition is initially set in the preparation stage of the above-described bolus tracking method, from the heart rate immediately before the main scan, actually at or near the end of the pre-scan. When the heart rate at the time fluctuates, the main scan condition is reset from the default main scan condition to the main scan condition corresponding to the heart rate at the end of the pre-scan. Represents.
[0030]
For example, in the table of FIG. 2, when the heart rate at the time of initial setting is “60”, the heart rate is included in the “60 to 70” section on the table, so the helical pitch HP “0” of that section is included. .9 "is set. However, when the heart rate measured at the end of pre-scanning is out of the “60 to 70” category at the time of initial setting, it should be set to a helical pitch HP corresponding to the heart rate. On the other hand, the heart rate that has fluctuated due to the injection of the contrast medium may recover to a steady value as time passes. That is, even if the heart rate fluctuates greatly at the end of the pre-scan, it tends to stabilize after that, and may return to a steady value during the main scan. Of course, it may not be recovered to a steady value in a fluctuating state. There are individual differences in heart rate fluctuations. Therefore, the determination of whether or not the heart rate has recovered to the steady value at the time of the main scan should be left to the doctor or the radiographer. This determination is reflected in the reset condition. The doctor or radiographer resets or arbitrarily sets the main scan conditions when the number of steps corresponding to the heart rate immediately before the main scan deviates from the heart rate classification at the time of initial setting. Making it possible.
[0031]
After the above initial setting is completed, when the start button of the
[0032]
As shown in FIG. 7, the heart rate referred to when the scan condition is initially set is displayed together with the current heart rate. Also, the initially set scan speed and helical pitch are displayed numerically. An emergency stop button is displayed along with these pieces of information. The heart rate of the subject may fluctuate rapidly due to the influence of contrast medium injection or the like. In that case, the imaging technician can urgently stop the pre-scan and the main scan by clicking the emergency stop button.
[0033]
When the CT value reaches the threshold value for shifting to the main scan, or when the imaging engineer manually presses the main scan shift trigger button (T3), the pre-scan ends (S5). The biological
[0034]
When the absolute value of the difference does not reach the resetting condition threshold, the heart rate fluctuation is relatively small to the extent that the resetting condition is not satisfied, and the biological
[0035]
If the absolute value of the difference between the heart rate referenced at the initial setting of the scan condition and the heart rate measured at the end of the pre-scan has reached the reset condition threshold in the determination of S6 It is assumed that the fluctuation of the heart rate is comparatively large so as to satisfy the condition, and the biological
[0036]
When the helical pitch and the scan speed are reset, the
[0037]
In the case of ECG-synchronized scanning, the scan
[0038]
In the above description, the necessity of resetting the main scan condition is determined based on the difference in the heart rate at the end of the prescan with respect to the heart rate at the initial setting of the main scan condition, and based on the heart rate at the end of the prescan. Explained to reset the main scan condition. However, it is not limited to the heart rate at the end of the pre-scan, and based on the heart rate measured at any point in the period from the injection of the contrast agent or the start of the pre-scan to the end of the pre-scan, It may be determined whether or not the set scan condition needs to be reset, and the main scan condition may be reset based on the heart rate measured at any point in the period. Of course, the necessity of resetting the main scan condition is determined based on the heart rate at the end of the prescan, that is, the point closest to the start of the main scan, and the main scan condition is set by resetting the main scan condition. It can be approximated to the optimal main scan condition for the actual heart rate at the time of main scan execution, but was initially set based on the heart rate measured at any point in the period Judging whether it is necessary to reset the scan conditions, and even if the main scan conditions are reset, the main scan is executed with the main scan conditions initially set before the contrast agent injection. However, the effect of being able to approximate the optimum value can be achieved.
[0039]
The scan
[0040]
As described above, when the heart rate fluctuates, the main scan conditions, especially the helical pitch and scan speed, are reset so that the number of segments required for ECG-synchronized reconstruction cannot be obtained. It is possible to solve the problem that the collection of projection data over the entire scan range is not completed, and to improve the time resolution.
[0041]
As shown in FIG. 9, when the heart rate fluctuation is relatively large enough to satisfy the reset condition in the determination of S6, the
[0042]
In this way, it is negligible that the heart rate is fluctuated temporarily for a very short time in the vicinity of the end of the pre-scan because the operator finally determines the presence or absence of the reset at the end of the pre-scan. Even if an event as small as possible occurs, the adverse effect caused by resetting the main scan condition can be avoided.
[0043]
Also, if the heart rate fluctuates excessively, that is, if there is a very unusual situation where the corresponding category on the table changes significantly, such as 3 or 5, it is better to stop the main scan Sometimes. In order to cope with such a situation, as shown in FIG. 7, the biological
[0044]
Further, as shown in FIG. 11, the main scan condition may be manually reset. As shown in FIG. 12, the
[0045]
(Modification)
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention at the stage of implementation. Furthermore, the above embodiment includes various stages, and various inventions can be extracted by appropriately combining a plurality of disclosed constituent elements. For example, some constituent requirements may be deleted from all the constituent requirements shown in the embodiment.
[0046]
【The invention's effect】
According to the present invention, in the bolus tracking method by the X-ray computed tomography apparatus, it is possible to reset the scan condition of the main scan with respect to the variation of the biological phenomenon of the subject.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a main part of an X-ray computed tomography apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an example of a table (heart rate / helical pitch / scan speed) stored in a data storage unit in FIG. 1;
FIG. 3 is a flowchart showing a procedure of a bolus tracking method according to the present embodiment.
4 is a time chart of the bolus tracking method of FIG. 3;
FIG. 5 is a supplementary explanatory diagram of S6 and S7 in FIG. 3;
6 is a supplementary explanatory diagram of S6, S10, and S11 of FIG. 3;
FIG. 7 is a diagram showing an example of a display screen when main scan conditions are maintained as initial conditions in the present embodiment.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a display screen when a main scan condition is reset in the present embodiment.
FIG. 9 is a flowchart showing a procedure of a bolus tracking method according to a first modification of the embodiment.
FIG. 10 is a flowchart showing a procedure of a bolus tracking method according to a second modification of the embodiment.
FIG. 11 is a flowchart showing the procedure of a bolus tracking method according to a third modification of the embodiment.
FIG. 12 is a diagram showing an example of a display screen in the third modification example of the embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (15)
前記造影剤の注入又は前記プレスキャンの開始から前記プレスキャンの終了までの期間内に測定された前記被検体の生体現象のデータに基づいて、前記造影剤の注入前に測定された前記被検体の生体現象のデータに基づいて初期的に設定されている前記メインスキャンのスキャン条件を再設定する必要の有無を判断するように構成された判断部と、
前記判断部により前記スキャン条件を再設定する必要があると判断されたとき、前記メインスキャンのスキャン条件を、前記初期的に設定されているスキャン条件から、前記造影剤の注入又は前記プレスキャンの開始から前記プレスキャンの終了までの期間内に測定された前記生体現象のデータに対応するスキャン条件に、再設定するように構成されたスキャン条件設定部とを具備するX線コンピュータ断層撮影装置。A pre-scan is performed on a subject injected with a contrast agent to collect data using relatively low X-rays, and then data is collected on the subject using relatively high X-rays In an X-ray computed tomography apparatus that performs a main scan,
The subject measured before the injection of the contrast agent based on the biological phenomenon data of the subject measured within a period from the start of the pre-scan or the start of the pre-scan to the end of the pre-scan A determination unit configured to determine whether or not it is necessary to reset the scan condition of the main scan that is initially set based on the biological phenomenon data;
When the determination unit determines that it is necessary to reset the scan condition, the scan condition of the main scan is changed from the initially set scan condition to the injection of the contrast agent or the pre-scan. An X-ray computed tomography apparatus comprising: a scan condition setting unit configured to reset a scan condition corresponding to the biological phenomenon data measured within a period from the start to the end of the pre-scan.
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