JP4309384B2 - ロボットシステム及びロボット管理装置 - Google Patents

ロボットシステム及びロボット管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4309384B2
JP4309384B2 JP2005252383A JP2005252383A JP4309384B2 JP 4309384 B2 JP4309384 B2 JP 4309384B2 JP 2005252383 A JP2005252383 A JP 2005252383A JP 2005252383 A JP2005252383 A JP 2005252383A JP 4309384 B2 JP4309384 B2 JP 4309384B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile robot
robot
state
base point
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005252383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007066086A (ja
Inventor
秀樹 小川
信人 松日楽
和孝 大東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005252383A priority Critical patent/JP4309384B2/ja
Publication of JP2007066086A publication Critical patent/JP2007066086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4309384B2 publication Critical patent/JP4309384B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

本発明は、移動ロボットに関し、特に移動ロボットの状態を表示するための移動ロボットシステムに関する。
工場等において用いられる移動ロボットには、工場内で移動ロボットがどこにいるのかを容易に確認できるように、特許文献1では、移動ロボットに位置確認用ランプを設けていた。また、特許文献1では、移動ロボット自身に、その動作状態を表示するための表示ランプが設けられている。
また、移動ロボットに指令を与えるたりするために、例えば、特許文献2では、複数の色を2次元的に配置し、色の2次元配置に特定の情報を対応させた色標識を用いている。移動ロボットは、この色標識を探索・追尾して、特定の情報を解読したり、場所を認識したりすることで、自律走行を可能にしている。
特開平7−24750号公報 特開平11−272328号公報
近年、人と共存し、例えば、高齢者、身体障害者などの生活支援を行う移動ロボットが開発されているが、このような家庭や施設で用いられる移動ロボットの場合に、人が移動ロボットによる手助けが必要な場合などに、移動ロボットが今どのような状態で、どこでいて、何をしているのかなどが直ぐに見て取れるようでないと不便であり、また、人に不安を与えるものである。
しかし、従来は、生活支援などを行う家庭や施設などで用いられる移動ロボットには、人が移動ロボットを見た時や、移動ロボットが視界から消えたとき、移動ロボットが見あたらないとき、その移動ロボットがどういう状態にあるのか(何をしているのか)、どこへいくのか、どこにいるのかなどが、即座に人に容易に理解できるような方法で表示することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、移動ロボットが見あたらないときでも移動ロボットの現在の状態(作業実行中/移動中/待機中/異常状態など)を容易に確認することができるロボットシステム及び移動ロボット管理装置を提供することを目的とする。
本発明のロボットシステムは、発光制御される少なくとも1つの発光部品を有する複数の表示パネルを移動ロボットの通路に配置し、ロボット管理装置は、移動ロボットから送信された該移動ロボットの状態を受信し、受信した該移動ロボットの状態に基づいて、複数の表示パネルを発光制御する。
移動ロボットの現在の状態(作業実行中/移動中/待機中/異常状態など)を容易に確認することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るロボットシステムの構成例を示したものである。本実施形態に係る移動ロボットは、例えば住宅内などの予め定められた移動範囲内を、自由に(進行方向に障害物があればそれをよけて)移動することが可能であるが、移動ロボットが走行・歩行する通路の一部の床面上には、移動ロボットの状態や位置を管理するための制御ルートが予め設定されている。移動ロボット1は、この制御ルート上を走行するとともに、この制御ルートからはずれた、離れた場所へも移動して、指示された作業を行う。
図1のロボットシステムは、主に、移動ロボット1、ロボット管理装置3、制御ルート5に沿って、床面に埋め込むように配置された複数(図1では、例えば4つ)の基点装置9a〜9dを含む。
基点装置9a〜9dを並べて埋め込まれているところが制御ルートである。
移動ロボット1は、制御部1、通信部12,状態管理部13、キャリブレーション処理部14、位置検出部15,自走部16を含む。
自走部16は、移動ロボット1を移動するための該移動ロボット1に設けられた車輪を駆動して、該移動範囲内を移動するためのものである。
位置検出部15は、該移動範囲内の移動ロボット1の移動前の位置と、移動ロボット1の移動開始時の車輪の向きや回転方向、移動中の車輪の回転数などから、該移動範囲内の該移動ロボット1の位置を検出するためのものである。例えば、車輪の円周に、移動ロボット1が一定の方向へ移動を開始して停止するまでの車輪の回転数を乗じることで、その間の移動量(移動距離)を求める。また、車輪の向き及び回転方向、あるいは左右の車輪の回転量の差により移動ロボット1の移動方向を求める。移動前の移動ロボット1の位置から、求めた移動方向へ、求めた移動量だけ離れた該移動範囲内の地点が、移動ロボット1の移動後の位置である。位置検出部15で検出された移動ロボット1の位置情報は、随時、通信部12を介してロボット管理装置3へ通知される。
キャリブレーション処理部14は、移動ロボット1の定期点検時などに、位置検出部15で検出された移動ロボット1の位置の修正・調整を行うためのものである。キャリブレーション処理部14でキャリブレーションを行う場合、移動ロボット1は通常の動作モードではなく、キャリブレーションを行うためのキャリブレーションモードとなっている。キャリブレーションモードのときには、移動ロボット1に制御ルート上を走行させて、キャリブレーション処理部14がキャリブレーションを行う。キャリブレーション処理部14については、後述する。
状態管理部13は、移動ロボット1の状態を管理するものである。移動ロボット1は、作業実行中状態、移動中状態、待機(アイドリング)状態、異常状態といった複数の状態を有する。
作業実行中状態とは、該移動範囲で、該移動ロボットに指示された作業を行っている状態である。待機状態とは、実行するべき作業がない状態である。該移動範囲内には、移動ロボット1が待機状態のときに、移動ロボット1が待機すべき場所(待機場所)が設けられていてもよい。異常状態は、移動ロボット1が何かに引っかかり動けない状態、バッテリーの量が極めて少ない状態など、移動ロボット1に異常が発生している状態である。
移動ロボット1の有する状態は、より細分化されていてもよい。例えば、移動中状態を、作業を行う為に目的の場所へ移動している移動中状態と、作業が終了して予め定められた待機場所へ帰還するために移動している移動中状態とに区分してもよい。また、作業実行中状態のうち、掃除や見回りなどの移動を伴う作業を実行している状態を特に巡回作業中状態として区別してもよい。
状態管理部13は、移動ロボット1内の各機能部から検知された情報を基に、移動ロボット1の各種状態を認識して、認識された状態を示す情報を保持するとともに、移動ロボット1の状態変化を検出する。状態管理部13で状態変化が検出されると、検知された新たな状態が通信部12を介してロボット管理装置3へ通知される。
通信部12は、ロボット管理装置3と通信を行うためのものである。移動ロボット1の通信部12とロボット管理装置3の通信部32との間は、赤外線データ通信IrDA(Infrared Data Association)や、無線LAN通信などの無線通信方式を用いて通信を行う。
制御部11は、移動ロボット1の上記各部の制御を司るものである。
制御ルート5に沿った床面に埋め込まれている複数の基点装置9a〜9dのそれぞれは、表示部6、圧力センサ7を含み、基点装置9a〜9dのうちの少なくとも1つの基点装置(ここでは、基点装置9d)は、さらに、充電部8を含む。
各基点装置の表示部6とロボット管理装置3の表示制御部34は、互いに通信可能なように、あるいは、表示制御部34から各基点装置の表示部6が制御可能なように接続されている。
各基点装置の圧力センサ7とロボット管理装置3の位置管理部35は、互いに通信可能なように、あるいは、各基点装置の圧力センサ7で計測された圧力値が位置管理部35へ送信可能なように接続されている。
各基点装置(ここでは、基点装置9d)の充電部8とロボット管理装置3の充電制御部36は、互いに通信可能なように、あるいは、充電制御部36から各基点装置の充電部8が制御可能なように接続されている。
表示部6には、ロボット管理装置3の表示制御部34の制御により、移動ロボット1の状態や位置を表示する。表示部6は、発光制御される少なくとも1つの発光部品(例えば、LEDなど)を有する表示パネルである。
圧力センサ7は、この圧力センサ7上に人や移動ロボット1が立つと、それぞれの重みによる圧力値を計測するように配置されている。圧力センサ7は、計測された圧力値を位置管理部35へ出力する。
充電部8は、移動ロボット1に対し、非接触の電磁誘導により充電を行う、あるいは、ロボットから充電端子を基点装置9d表面に設けた電気供給用端子部に接触させて充電を行うためのものである。
基点装置9d上が移動ロボット1の待機場所であってもよい。
ロボット管理装置3は、移動ロボット1や制御ルート上の複数の基点装置9a〜9dと通信を行いながら、これらの制御・管理を行うサーバ装置である。
ロボット管理装置3は、制御部31、通信部32,状態管理部33、表示制御部34、位置管理部35、充電制御部36を含む。
制御部31は、通信部32,状態管理部33、表示制御部34、位置管理部35、充電制御部36の制御を司る。
通信部32は、移動ロボット1と通信を行うためのものである。移動ロボット1が通常の動作モード(通常動作時)の場合には、移動ロボット1からは、状態管理部13で検出された該移動ロボット1の状態や、位置検出部15で検出された該移動ロボット1の位置情報などを受信する。通信部32で受信された移動ロボット1の位置情報や状態情報は、制御部31へ出力され、さらに、制御部31から位置管理部35、状態管理部33へそれぞれ出力される。
状態管理部33は、通信部32を介して受信した、移動ロボット1の状態を記憶し、移動ロボット1の現在の状態を状態変化などを管理するものである。
位置管理部35は、各基点装置の圧力センサ7で計測された圧力値や、通信部32を介して受信された移動ロボット1の位置情報を用いて、移動ロボット1の存在位置を常に追跡するようになっている。位置管理部35で得られる移動ロボット1の位置情報は、制御部31へ出力され、さらに、制御部31から表示制御部34へ出力される。
移動ロボット1の通常動作時には、移動ロボット1から通知される位置情報を用いれば、移動範囲内の移動ロボット1の存在位置は確認できる。
また、移動ロボット1が、制御ルート上5にいるときには、各圧力センサから得られる圧力値から、制御ルート上の移動ロボット1が存在する(通過した)基点を判定し、この基点を移動ロボット1の位置として検出する。制御ルート上を走行していた制御ロボット1が、制御ルートからはずれた目的の場所へ移動する場合には、当該目的の場所近傍の基点(移動ロボット1には、当該基点から当該目的の場所へ向かうことが予め定められている)を通過した後、制御ルートから離れて、目的の場所へ向かう。その後、当該基点の圧力センサ7により、移動ロボット1による重みを計測される間での間、すなわち、移動ロボット1が再び制御ルートに戻るまでの間、位置管理部35は、移動ロボット1が制御ルートからはずれ地点の当該基点が移動ロボット1の存在位置と判定する。
このように、位置管理部35は、各圧力センサ7で計測された圧力値を基に検出した、制御ルート上の複数の基点のうち移動ロボット1の存在する基点を、移動ロボット1の位置情報として得る。
表示制御部34は、通信部32を介して受信した、移動ロボット1の位置情報と、位置管理部35で得られた移動ロボット1の位置情報を、制御部31を介して受け取り、これらを基に、制御ルート上の各基点装置の表示部6に、移動ロボット1の現在位置と現在の状態を表示すべく、表示部6を制御する。
充電制御部36は、基点装置の充電部8に接続され、充電部8を含む基点装置(図1では基点装置9d)上に移動ロボット1が存在する場合には(例えば、位置管理部35が、基点装置9dの圧力センサ7により計測された圧力値を基に求めた移動ロボット1の位置情報や移動ロボット1から通知された移動ロボット1の位置情報から、移動ロボット1が基点装置9d上に存在すると判定したとき)、移動ロボット1を充電するために充電部8を駆動したり、充電部8の動作状況などを管理したりする。
図2は、住宅内の床面上に設けられた制御ルート5の一例を示したものである。図2では、制御ルートが、洋間の床面にループ状に設けられている。図2に示すように、制御ルート5の6カ所BP1〜BP6には、図1の基点装置が床面に埋め込まれている。ここで、各箇所BP1〜BP6にある基点装置を基点装置BP1〜BP6と呼ぶ。例えば、基点装置BP4は、図1の基点装置9dに示した構成を有し、それ以外の基点装置は、図1の基点装置9a〜9cに示した構成を有する。
移動ロボット1は、制御ルート上を走行するとともに、この制御ルートからはずれて、住宅内の洗面所・浴室・トイレ方面A1、和室方面A2、玄関・ホール方面A3、洋間奥方面A4で赴き、作業を行う。
図4に示すように、移動ロボット1が、洗面所・浴室・トイレ方面A1へ行く場合には、制御ルート5の基点BP1から、洗面所・浴室・トイレ方面A1へ向かい、洗面所・浴室・トイレ方面A1から制御ルートに戻るときには基点BP1から制御ルート上にのる。移動ロボット1が洗面所・浴室・トイレ方面A1にいる間は、洗面所・浴室・トイレ方面A1に対応する図2の基点装置BP1の表示部6により、移動ロボット1が洗面所・浴室・トイレ方面A1にいることを表示する。
移動ロボット1が和室方面A2にいく場合には、制御ルート5の基点BP2から、和室方面A2へ向かい、和室方面A2から制御ルート5へ戻るときには、基点BP2から制御ルート上にのる。移動ロボット1が和室方面A2にいる間は、和室方面A2に対応する図2の基点装置BP3の表示部6により、制御ロボット1が和室方面A2にいることを表示する。
移動ロボット1が玄関・ホール方面A3にいく場合には、制御ルートの基点BP5から、玄関・ホール方面A3へ向かい、玄関・ホール方面A3から制御ルート5へ戻るときには、基点BP5から制御ルート5にのる。移動ロボット1が玄関・ホール方面A3にいる間は、玄関・ホール方面A3に対応する図2の基点装置BP5の表示部6により、制御ロボット1が玄関・ホール方面A3にいることを表示する。
制御ロボット1が洋間奥方面A4にいく場合には、制御ルートBP6から洋間奥方面A4へ向かい、洋間奥方面A4から制御ルート5へ戻るときには、基点BP6から制御ルート5にのる。移動ロボット1が洋間奥方面A4にいる間は、洋間奥方面A4に対応する図2の基点装置BP6の表示部6により、制御ロボット1が洋間奥方面A4にいることを表示する。
ここで、制御ルート上の各基点装置の表示部6により、移動ロボット1の位置及び状態の表示する表示方法について説明する。移動ロボット1の位置及び状態に応じて、どの基点装置の表示部6をどのように表示するかは、ロボット管理装置3の表示制御部34が制御する。
(移動ロボットの状態の表示方法)
(1)制御ルート上の各基点装置の表示部6で、移動ロボット1の現在の状態を示す文字、文字列、記号などを表示する。例えば、移動ロボット1が作業実行中状態であれば各基点装置の表示部6には、「作業実行中」という文字列、あるいは、これに対応する文字、記号などを表示する。
(2)移動ロボット1の有する各状態のうち、作業実行中状態、作業のための移動中状態、巡回作業中状態など、現在作業を実行中、あるいはこれから直ぐに作業に取りかかるような状態の場合に、各表示部6は、点灯で表示する。移動ロボット1が異常状態の場合には、各表示部6は、点滅で表示する。それ以外の場合、すなわち、移動ロボット1の有する各状態のうち、帰還のための移動中状態、待機状態など、現在のところ特に作業を行うことがないような状態の場合には、各表示部6で、点滅も点灯も行わない。
(3)制御ルート上の各基点装置の表示部6が複数の色を表示する場合には、作業実行中状態、作業のための移動中状態、帰還のための移動中状態、巡回作業中状態、待機状態、異常状態などの各状態に対し、発光色を割り当てて、各状態に対応する発光色を表示することで、移動ロボット1の状態を各表示部6で表示する。
(4)上記(2)(3)を組み合わせて、制御ルート上の各基点装置の表示部6が複数の色を表示する場合には、作業実行中状態、作業のための移動中状態、帰還のための移動中状態、巡回作業中状態、待機状態、異常状態などの各状態に対し、発光色と、点滅/点灯を割り当てて、移動ロボット1の各状態を、発光色と、点滅/点灯で表示する。例えば、作業実行中状態には黄色の点灯、作業のための移動中状態は青色の点滅、帰還のための移動中状態は青色の点灯、巡回作業中状態は黄色の点滅、待機状態は黒、異常状態は赤の点灯あるいは点滅で、各表示部6で移動ロボット1の状態を表示する。
(5)上記(1)(4)を組み合わせて表示する。例えば、移動ロボット1が作業実行中状態であれば各基点装置の表示部6には、「作業実行中」という文字列、あるいは、これに対応する文字、記号などを黄色の点滅で表示する。
(6)例えば青と赤といった2色が利用可能な表示部6の場合には、移動ロボット1の有する各状態のうち、例えば正常動作状態の場合には青、異常状態の場合には赤で表示する。正常動作状態のうち、作業実行中状態、作業のための移動中状態、巡回作業中状態など、現在作業を実行中、あるいはこれから直ぐに作業に取りかかるような状態の場合に、各表示部6は、この状態を青色の点滅で表示する。正常動作状態のうち、帰還のための移動中状態、待機状態など、現在のところ特に作業を行うことがないような状態の場合には、各表示部6は、この状態を青色の点灯で表示する。移動ロボット1が異常状態の場合には、各表示部6は、赤色の点灯あるいは点滅で表示する。
(7)上記(1)(6)を組み合わせて表示する。例えば、移動ロボット1が作業実行中状態であれば各基点装置の表示部6には、「作業実行中」という文字列、あるいは、これに対応する文字、記号などを青色の点滅で表示する。移動ロボット1が帰還のための移動中状態であれば各基点装置の表示部6には、「帰還のための移動中」という文字列、あるいは、これに対応する文字、記号などを、青色の点灯で表示する。
(移動ロボットの位置の表示方法)
(8)移動ロボット1の存在位置に最も近傍の基点装置あるいは該存在位置に対応する基点装置の表示部6が点灯あるいは点滅する。
(9)移動ロボット1の存在位置に最も近傍の基点装置あるいは該存在位置に対応する基点装置の表示部6が点滅し、移動ロボット1が走行してきた経路に最も近傍の各基点装置あるいは移動ロボット1が走行してきた場所に対応する各基点装置あるいは移動ロボット1の走行経路上の各基点装置の表示部6は点灯する。
(10)移動ロボット1の存在位置に最も近傍の基点装置あるいは該存在位置に対応する基点装置の表示部6が点滅あるいは点灯し、移動ロボット1が走行してきた経路に最も近傍の各基点装置あるいは移動ロボット1が走行してきた場所に対応する各基点装置あるいは移動ロボット1の走行経路上の各基点装置の表示部6は、移動ロボット1の移動方向を示す矢印を点滅あるいは点灯する。
(11)移動ロボット1の存在位置に最も近傍の基点装置あるいは該存在位置に対応する基点装置の表示部6が点灯あるいは点滅し、移動ロボット1が走行してきた経路に最も近傍の各基点装置あるいは移動ロボット1が走行してきた場所に対応する各基点装置あるいは移動ロボット1の走行経路上の各基点装置の表示部6は、移動ロボット1の移動方向を示すように順番に点滅する。
(12)移動ロボット1が該移動範囲内の掃除や見回りなどの移動しながらの作業を行っている巡回作業中状態の場合には、移動ロボット1が掃除をした場所や見回った場所に対応する基点装置の表示部6は点灯あるいは点滅する。例えば、和室方面A2の掃除や見回りを終了したときには、基点装置BP3の表示部6は、点灯あるいは点滅する。
(13)移動ロボット1が該移動範囲内の掃除や見回りなどの移動しながらの作業を行っている巡回作業中状態の場合には、移動ロボット1の移動先、すなわち、移動ロボット1が次に掃除をする場所や見回る場所に対応する基点装置の表示部6は点灯あるいは点滅する。例えば、移動ロボット1が、和室方面A2の掃除・見回り後に、次に洗面所・浴室・トイレ方面A1の掃除・見回りをする場合には、洗面所・浴室・トイレ方面A1に対応する基点装置BP1の表示部6は点灯あるいは点滅する。
(14)上記(12)及び(13)を組み合わせて表示する場合、(12)において、移動ロボット1が掃除をした場所や見回った場所に対応する基点装置の表示部6が点灯するとき、(13)において、移動ロボット1の移動先に対応する基点装置の表示部6は点滅する。また、(12)のとき表示部6が点滅するとき、(13)のとき表示部6は点灯する。
(15)上記(12)、(13)において、移動ロボット1の現在位置に最も近傍の基点装置あるいは、移動ロボット1の現在いる場所に対応する基点装置の表示部6は、他の表示部6での表示色とは異なる色の点灯あるいは点滅で、移動ロボット1の現在位置を表示する。
(16)移動ロボット1の現在存在する方向に向けて、各基点装置の表示部6は矢印を点灯表示あるいは点滅表示する。
(17)上記(8)乃至(16)を適宜組み合わせる。
(移動ロボットの状態と位置を組み合わせて表示する方法)
(A)上記(1)及び(8)を組合せて、移動ロボット1の存在位置に最も近傍の基点装置あるいは該存在位置に対応する基点装置の表示部6が、移動ロボット1の状態を示す文字、文字列、記号などを点灯あるいは点滅表示する。
(B)上記(1)及び(9)を組合せて、各基点装置の表示部6は、移動ロボット1の状態を示す文字、文字列、記号などを表示するとともに、移動ロボット1の存在位置に最も近傍の基点装置あるいは該存在位置に対応する基点装置の表示部6が点滅表示し、移動ロボット1が走行した経路に最も近傍の各基点装置あるいは移動ロボット1が走行した場所に対応する各基点装置、あるいは移動ロボット1の走行経路上の各基点装置の表示部6は点灯表示する。
(C)上記(3)と、上記(8)〜(16)のうちの少なくとも1つとを組み合わせる。
(D)移動ロボット1が異常状態の場合には、移動ロボット1の現在位置に最も近傍の基点装置あるいは移動ロボット1の現在位置に対応する基点装置の表示部6は赤の点灯を行い、制御ルート上の他の各基点装置の表示部6を赤の点滅を行う。
上記(A)乃至(C)以外にも、制御ルート上の各基点装置の表示部6で、色、点灯・点滅、表示内容などのうちの1つ、あるいはこれらのうちのいくつかを組み合わせて、移動ロボット1の状態、位置を制御ルート上の各基点装置の表示部6により表示することができる。制御ルート上のいずれか1つの基点装置の表示部6の表示を見るだけで、移動ロボット1の位置や状態がわかるように、各表示部6で移動ロボット1の位置や状態を表示することが望ましい。
次に、図3を参照して、各基点装置の表示部6の構成例を説明する。図3(a)〜(b)に示す表示部6は、表示制御部34により発光制御される少なくとも1つの発光部品の配置がそれぞれ異なる表示パネルの例を示している。図3(a)に示す表示パネルは、帯上に発光部品101が配置されている。図3(b)は、中央に発光部品が1つ配置され、さらにその周りを囲むように4つの発光部品が等間隔で配置されている。図3(c)に示す表示パネルは、碁盤の目状に発光部品が配置されている。特に、図3(b)(c)に示すような表示パネルの場合、配置された複数の発光部品のうち、発光させる発光部品を選択することにより、矢印形状を表示することができる。従って、移動ロボット1の移動方向(走行方向)や移動ロボットの存在する方向を容易に表示することができる。
また、図3(c)に示すような表示パネルの場合、多くの発光部品を碁盤の目のように配置して文字表示が行えるような解像度が得られるように構成すれば、移動ロボット1の状態を文字や文字列、記号などで表示することができる。また、同時に矢印などを表示して、移動ロボット1の移動方向や存在する位置を指し示すこともできる。
制御ルート上のいずれか1つの基点装置の表示部6の表示を見るだけで、移動ロボット1の位置や状態がわかるように、異なる色をそれぞれ発光する照明部品を用いて複数の色で表示することができる表示パネルが望ましい。
図5は、住宅内の床面上に設けられた制御ルート5の他の例を示したものである。図5では、制御ルートが、洋間の中央の床面に直線状に設けられている。図5に示すように、制御ルート5の8カ所BP1〜BP8には、図1の基点装置が床面に埋め込まれている。ここで、各箇所BP1〜BP8にある基点装置を基点装置BP1〜BP8と呼ぶ。例えば、基点装置BP1は、図1の基点装置9dに示した構成を有し、それ以外の基点装置は、図1の基点装置9a〜9cに示した構成を有する。
図5では、移動ロボット1が洗面所・浴室・トイレ方面A1にいる間は、洗面所・浴室・トイレ方面A1に対応する図5の基点装置BP7の表示部6により、移動ロボット1が洗面所・浴室・トイレ方面A1にいることを表示する。
移動ロボット1が和室方面A2にいる間は、和室方面A2に対応する図5の基点装置BP2の表示部6により、制御ロボット1が和室方面A2にいることを表示する。
移動ロボット1が玄関・ホール方面A3にいる間は、玄関・ホール方面A3に対応する図5の基点装置BP3の表示部6により、制御ロボット1が玄関・ホール方面A3にいることを表示する。
移動ロボット1が洋間奥方面A4にいる間は、洋間奥方面A4に対応する図5の基点装置BP6の表示部6により、制御ロボット1が洋間奥方面A4にいることを表示する。
図6は、住宅内の床面上に設けられた制御ルート5のさらに他の例を示したものである。図6では、制御ルートが、洋間の床面を斜めに設けられている。図6に示すように、制御ルート5の11カ所BP1〜BP11には、図1の基点装置が床面に埋め込まれている。ここで、各箇所BP1〜BP11にある基点装置を基点装置BP1〜BP11と呼ぶ。例えば、基点装置BP1は、図1の基点装置9dに示した構成を有し、それ以外の基点装置は、図1の基点装置9a〜9cに示した構成を有する。
図6では、移動ロボット1が洗面所・浴室・トイレ方面A1にいる間は、洗面所・浴室・トイレ方面A1に対応する図6の基点装置BP8の表示部6により、移動ロボット1が洗面所・浴室・トイレ方面A1にいることを表示する。
移動ロボット1が和室方面A2にいる間は、和室方面A2に対応する図6の基点装置BP2の表示部6により、制御ロボット1が和室方面A2にいることを表示する。
移動ロボット1が玄関・ホール方面A3にいる間は、玄関・ホール方面A3に対応する図6の基点装置BP4の表示部6により、制御ロボット1が玄関・ホール方面A3にいることを表示する。
移動ロボット1が洋間奥方面A4にいる間は、洋間奥方面A4に対応する図6の基点装置BP10の表示部6により、制御ロボット1が洋間奥方面A4にいることを表示する。
図2、図5、図6に示すように、制御ルート5からはずれた死角になるような場所A1からA4に移動ロボット1がいるような場合には、その場所に最も近傍の、見やすい、わかりやすい基点の基点装置で、制御ロボット1が、その場所にいることを表示する。
また、制御ルート5は、図2に示すように、ループ状である必要はなく、一直線でも、所々分岐があってもよく、短くともよい。少なくとも2つの基点装置が埋め込まれた所定の長さを確保できればよく、どのような経路であってもよい。好ましくは、移動ロボット1や人が部屋から部屋へと移動範囲内を移動する際に必ず通るような経路であることが望ましい。
制御ルートの長さは、後述するように、キャリブレーション時に、移動ロボット1の移位置補正を行うことができる程度の長さがあればよい。
次に、ロボット管理装置3の位置管理部35について説明する。位置管理部35には、制御ルート状各基点装置に設けられた各圧力センサ7が接続されている。
圧力センサ7は、この上に人や移動ロボット1がのったときに、そのときの圧力を計測して、計測された圧力値をロボット管理装置3の位置管理部35へ通知するようになっている。各圧力センサ7は、それぞれ識別情報をもち、例えば、計測された圧力値に変化があると、該圧力センサ7の識別情報とともに位置管理部35へ通知する。
例えば、移動ロボット1の重さは、大人や子供の体重と比較して十分に軽いものとする。位置管理部35は、圧力センサの圧力値が、予め定められた第1の閾値以上のときには該圧力センサが配置されている基点に人が存在すると判定する。また、圧力センサの圧力値が上記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以下で、かつ、第2の閾値よりも小さい第3の閾値以上のときには、該圧力センサが配置されている基点に移動ロボット1が存在すると判定する。圧力センサの圧力値が第3の閾値よりも小さい第4の閾値以下の場合には、該圧力センサが配置されている基点には人も移動ロボット1も存在しないと判定する。
例えば、位置管理部35が、図2の基点装置BP4に人が存在すると判定したとき、その旨を制御部31へ通知する。制御部31は、通信部32を介して、移動ロボット1に対し、基点BP4へ移動するように指令を出す。博物館などの広いスペース内を移動範囲として走行する移動ロボット1の場合には、有効である。
図2において、移動ロボット1が、制御ルート上の基点BP3を通過して、基点BP2へ向かい、さらに基点BP2を通過して基点BP1に至ると、位置管理部35は、基点BP3、BP2、BP1の各圧力センサから得られる圧力値から、移動ロボット1の現在位置は基点BP1であると判定する。その後、移動ロボット1が、図2の洗面所・浴室・トイレ方面A1へ移動するために、基点BP1において、制御ルート5から離れて、洗面所・浴室・トイレ方面A1へ向かう。従って、位置管理部35では、移動ロボット1の位置を基点BP1と判定した後、例えば、予め定められた時間経過後も、各圧力センサ7の圧力値から移動ロボット1の存在を検知できないときには、移動ロボット1の存在位置は、洗面所・浴室・トイレ方面A1であると判定する。すなわち、移動ロボット1の現在位置は基点BP1であると判定する。
その後、基点BP1の圧力センサ7により、移動ロボット1による重みが計測されるまでの間、すなわち、移動ロボット1が再び制御ルートに戻るまでの間、位置管理部35は、移動ロボット1の位置を洗面所・浴室・トイレ方面A1、すなわち、基点BP1と判定する。
次に、移動ロボット1の自己位置検出及びキャリブレーションについて説明する。移動ロボット1の点検時には、移動ロボット1をキャリブレーションモードとして、制御ルート上を走行させる。
例えば、絨毯が引き詰められている床面と、フローリングの床面とでは、その摩擦係数等の違いから、同じ移動ロボット1が走行しても、移動ロボット1の位置検出部15で計算される移動量に違いが生ずる。移動ロボット1が実際に移動した距離と移動ロボット1で計算される距離との違いを補正するために、好ましくは定期的にキャリブレーションを行うことが望ましい。
キャリブレーションモードにおいて、移動ロボット1は、制御ルートに沿って、任意の基点間を走行する。任意の2つの基点間の距離は既知である。移動ロボット1のキャリブレーション処理部14は、この任意の2つの基点間を走行したときに移動ロボット1の位置検出部15で計算された距離と、(例えば、ロボット管理装置3の制御部31が通信部32を介して送信する、あるいは、移動ロボット1のキャリブレーション処理部14の所定のメモリ内に記憶されている)この2つの基点間の正しい距離とを比較して、両者の誤差を基に、走行時の車輪の回転数などに対する補正量を算出する。
また、各基点に設けられた圧力センサにより、位置管理部35では、移動ロボット1がどの基点を通過したのかを判定することができるので、制御ルート上の各基点を移動ロボット1が通過する度に、位置管理部35で判定された移動ロボット1の位置(基点の位置)が通信部32を介して移動ロボット1へ通知される。そして、移動ロボット1のキャリブレーション処理部14では、その位置検出部15での計算される位置と、ロボット管理装置3から通知された基点の位置とを比較して、両者の誤差を基に、車輪の向き、車輪の回転方向などに対する補正量を算出する。
例えば、図7に示すように、図2の制御ルート5上の任意の2つの基点(例えば、基点BP6とBP1)との間を制御ルート5に沿ってではなく、この2つの基点間を結ぶ直線上を移動ロボット1に走行させて、移動ロボット1自身が単独でキャリブレーションを行うことにより、移動ロボット1のキャリブレーションを高速に行うことができる。すなわち、移動ロボット1を2つの基点間BP6とBP1のうちのいずれか一方へ運び、他方の基点へと走行させることにより、他方の基点の実際の位置と、移動ロボット1の位置検出部15で計算された移動ロボット1自身の位置との間でマッピングを行い、移動ロボット1の走行距離、方向についての補正量を求める。
移動ロボット1の正常動作時には、移動ロボット1の位置検出部15は、このようにして求めた補正量を用いて、移動ロボット1自身の位置を計算する。
以上説明したように、上記実施形態によれば、発光制御される少なくとも1つの発光部品を有する複数の表示パネル6を移動ロボット1の通路の床面に配置するとともに、該通路上の各表示パネルが配置された各地点(基点)で、移動ロボットの重みによる圧力を計測するようにそれぞれ配置された複数の圧力センサ7を配置する。ロボット管理装置3の位置管理部35は、複数の圧力センサ7のそれぞれで計測された圧力値を基に、複数の表示パネル6のそれぞれが配置されている複数の地点(基点)のうち、移動ロボットの存在する地点(基点)を検出する。また、表示制御部34は、移動ロボットから送信された該移動ロボットの状態と位置管理部35で検出された基点とに基づいて、複数の表示パネル6を発光制御する。
好ましくは、移動ロボットの各状態には、発光部品の発光色が予め定められ、表示制御部34は、移動ロボットの現在の状態に対応する発光色の発光部品を発光制御することにより、該移動ロボットの状態を表示する。
このような構成により、移動ロボットのユーザは、移動ロボットが見あたらないときでも、移動ロボットの現在の状態(作業実行中/移動中/待機中/異常状態など)を移動ロボット1の通路に設けられた各表示パネルを見ることで容易に確認することができる。
床等の移動ロボットの移動経路上のみにLED等の発光素子(発光部品)を用いた表示パネルを配置すればよいので、構造が簡単で、信頼性も向上する。
なお、上記実施形態では、各基点装置は、表示部6と圧力センサを含む構成となっていたが、この場合に限らず、基点装置は表示部6のみを含む構成であってもよい。この場合、ロボット管理装置3の位置管理部35は、移動ロボット1から送信されてくる位置情報から、移動ロボットの存在する基点を検出する。
すなわち、発光制御される少なくとも1つの発光部品を有する複数の表示パネル6を移動ロボット1の通路の床面に配置する。ロボット管理装置3は、移動ロボットから送信された該移動ロボットの状態を受信すると、受信した該移動ロボットの状態に基づいて、複数の表示パネル6を発光制御する。
また、制御ルート上の複数の基点装置のうち、充電部8を有する基点装置のみに圧力センサ7が含まれていてもよい。
また、制御ルートの全てあるいは制御ルートの一部分に、移動ロボット1に対し、非接触の電磁誘導による充電する充電装置を設けても良い。図1に示す構成の場合、移動ロボット1は、部屋の隅にある例えば、図2の基点BP4(充電部8を有する基点装置)の配置されている地点に帰還する必要があったが、広い範囲(例えば、制御ルート5全体)で充電することができるのであれば、移動ロボット1は、作業をしながら充電することが可能となる。
さらに、ロボット管理装置3を公衆網などの外部ネットワークに接続して通信を行う通信手段を備えている場合、制御ルート上の各基点装置の表示部6に表示される表示情報のみを、ネットワークを介してユーザの携帯端末などに送ることで、ユーザは、家を留守にしているときでも、家の内部情報を他人に知られずに安心して家の状況を把握することができる。
家を留守にしているときの住宅内の巡回や掃除作業時には、移動ロボット1に制御ルートを何回か往復させることで、実際の作業の確認が容易となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に係るロボットシステムの概略構成例を示した図。 住宅内の床面上に設けられた制御ルートの一例を示した図。 基点装置の表示部の構成例を示した図。 図2の住宅内を移動ロボットが移動する場合の移動経路を説明するための図。 住宅内の床面上に設けられた制御ルートの他の例を示した図。 住宅内の床面上に設けられた制御ルートのさらに他の例を示した図。 キャリブレーションを説明するための図。
符号の説明
1…移動ロボット、3…ロボット管理装置、5…制御ルート、6…表示部、7…圧力センサ、8…充電部、9a〜9d…基点装置、11…制御部、12…通信部、13…状態管理部、14…キャリブレーション処理部、15…位置検出部、16…自走部、31…制御部、32…通信部、34…表示制御部、35…位置管理部、36…充電制御部。

Claims (8)

  1. 予め定められた制御ルートに沿って移動するとともに、該制御ルート上に設けられた複数の基点を通じて該制御ルートから離れた場所にも移動する移動ロボットと、
    前記制御ルート上の前記複数の基点のそれぞれに配置され、発光制御される少なくとも1つの発光部品を有する複数の表示パネルと、
    前記制御ルート上の前記複数の基点のそれぞれで、前記移動ロボットの重みによる圧力を計測するようにそれぞれ配置された複数の圧力センサと、
    ロボット管理装置と、
    を備え、
    前記移動ロボットは、
    移動開始時の車輪の向き及び回転方向から定まる該移動ロボットの移動方向と、該移動ロボットの車輪の円周に、移動中の該車輪の回転数を乗じることにより得られる移動距離とから、移動開始前の地点から前記移動方向へ前記移動距離だけ離れた該移動ロボットの存在位置の位置情報を計算する計算手段と、
    指示された作業を行っている作業実行中状態、実行すべき作業のない待機状態、指示された作業を行うために目的の場所へ移動している移動中状態、及び異常状態を含む複数の状態のうち、前記移動ロボットの現在の状態を前記ロボット管理装置へ送信する送信手段を具備し、
    前記ロボット管理装置は、
    前記移動ロボットから、前記位置情報と前記現在の状態を受信する受信手段と、
    少なくとも前記複数の圧力センサのそれぞれで計測された圧力値を基に、前記複数の基点のうち、前記移動ロボットの存在するまたは通過した基点を検出する位置検出手段と、
    前記受信手段で受信された前記位置情報に最も近傍の基点、または前記位置検出手段で検出された基点の表示パネルを発光制御して、前記受信手段で受信された前記移動ロボットの現在の状態を表示する表示制御手段と、
    を具備したことを特徴とするロボットシステム。
  2. 前記表示制御手段は、前記受信手段で受信された前記位置情報が前記制御ルートから離れた場所であるときには、前記移動ロボットが該制御ルートから離れた時に通った基点の表示パネルを発光制御して、前記受信手段で受信された前記移動ロボットの現在の状態を表示することを特徴とする請求項1記載のロボットシステム。
  3. 前記移動ロボットの各状態には、発光部品の発光色が予め定められ、
    前記表示制御手段は、前記移動ロボットの現在の状態に対応する発光色の発光部品を発光制御することにより、該移動ロボットの状態を表示することを特徴とする請求項記載のロボットシステム。
  4. 前記移動ロボットの各状態には、発光部品の発光色が予め定められ、
    前記表示制御手段は、
    前記位置検出手段で検出された地点の表示パネルで、該移動ロボットの現在の状態に対応する発光色の発光部品を点灯あるいは点滅することを特徴とする請求項記載のロボットシステム。
  5. 前記移動ロボットは、
    前記複数の圧力センサのうちの任意の2つの圧力センサ間を前記制御ルートに沿って走行したときに前記計算手段で計算される移動距離と、前記2つの圧力センサ間の既知の距離との誤差を基に、該移動ロボットの車輪の回転数に対する補正量を求める手段をさらに具備したことを特徴とする請求項記載のロボットシステム。
  6. 前記複数の基点のうちの少なくとも1つに、前記移動ロボットに対し、電磁誘導により充電を行う充電手段をさらに備えたことを特徴とする請求項記載のロボットシステム。
  7. 前記複数の基点のうちの少なくとも1つに、前記移動ロボットに対し、ロボットの充電端子を表示パネル面に設けた電気供給端子部に接触させて充電を行う充電手段をさらに備えたことを特徴とする請求項記載のロボットシステム。
  8. 指示された作業を行っている作業実行中状態、実行すべき作業のない待機状態、指示された作業を行うために目的の場所へ移動している移動中状態、及び異常状態を含む複数の状態を有する移動ロボットが走行する制御ルート上に設けられた複数の基点のそれぞれに配置され、発光制御される少なくとも1つの発光部品を有する複数の表示パネルと、
    前記制御ルート上の前記複数の基点のそれぞれで、前記移動ロボットの重みによる圧力を計測するようにそれぞれ配置された複数の圧力センサと、
    を備え、
    前記移動ロボットから送信される、(a)前記移動ロボットの移動開始時の車輪の向き及び回転方向から定まる該移動ロボットの移動方向と、該移動ロボットの車輪の円周に、移動中の該車輪の回転数を乗じることにより得られる移動距離とから計算される該移動ロボットの存在位置の位置情報と、(b)前記複数の状態のうち該移動ロボットの現在の状態を受信する受信手段と、
    前記複数の圧力センサのそれぞれで計測された圧力値を基に、前記複数の表示パネルのそれぞれが配置されている複数の基点のうち、前記移動ロボットの存在するまたは通過した基点を検出する位置検出手段と、
    前記受信手段で受信された前記位置情報に最も近傍の基点、または前記位置検出手段で検出された基点の表示パネルを発光制御して、前記受信手段で受信された前記移動ロボットの現在の状態を表示する表示制御手段と、
    を具備したことを特徴とするロボット管理装置。
JP2005252383A 2005-08-31 2005-08-31 ロボットシステム及びロボット管理装置 Expired - Fee Related JP4309384B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005252383A JP4309384B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 ロボットシステム及びロボット管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005252383A JP4309384B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 ロボットシステム及びロボット管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007066086A JP2007066086A (ja) 2007-03-15
JP4309384B2 true JP4309384B2 (ja) 2009-08-05

Family

ID=37928190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005252383A Expired - Fee Related JP4309384B2 (ja) 2005-08-31 2005-08-31 ロボットシステム及びロボット管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4309384B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5420510B2 (ja) 2010-09-30 2014-02-19 本田技研工業株式会社 自律走行作業車の制御装置
CN107429996B (zh) * 2015-03-17 2020-08-25 株式会社村田制作所 传感器定位装置
JP6872102B2 (ja) * 2016-04-27 2021-05-19 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 移動機器、サービス提供システム、および、制御プラグラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007066086A (ja) 2007-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11679713B2 (en) Light indicator system for an autonomous mobile robot
JP6752118B2 (ja) 自律走行体
JP6685755B2 (ja) 自律走行体
JP4279703B2 (ja) 自律移動ロボットシステム
TWI731555B (zh) 移動式機器人及控制複數個移動式機器人的方法
EP2336802A1 (en) Enhanced visual landmark for localization
TW202010465A (zh) 移動式機器人及其控制方法
JP5946428B2 (ja) 移動ロボットシステム
JP2017143983A (ja) 自律走行体
KR20190120104A (ko) 마커, 마커 추종 모드로 이동하는 방법 및 이를 구현하는 로봇
JP7536426B2 (ja) 自律走行作業装置および自律走行作業システム
JP2005192994A (ja) 掃除ロボット及びその制御方法
US11510541B2 (en) Battery apparatus for a robot, methods, and applications
TW201908901A (zh) 操作自走式服務設備之方法
US20050212680A1 (en) Self-propelled cleaner
KR20190104937A (ko) 주행 금지 구역을 회피할 수 있는 이동로봇 및 이동로봇의 주행 금지 구역 회피 방법
JP2005304516A (ja) 自走式掃除機
JP4309384B2 (ja) ロボットシステム及びロボット管理装置
JP2006285635A (ja) 表示案内装置、ロボットシステム及びロボットシステムにおける表示案内方法
KR100616774B1 (ko) 무선통신을 이용한 이동체의 위치인식시스템 및위치인식방법
JP2001325024A (ja) 移動作業ロボット
US11747149B2 (en) Method for operating a track guidance system
KR100832840B1 (ko) 조명 기구와 일체화된 위치 파악용 센서 장치
KR101119788B1 (ko) 이동 로봇의 구동 장치 및 그의 구동 방법
US20230250938A1 (en) Surface maintenance machine light projection

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090507

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4309384

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees