JP4308825B2 - Millstone grinding machine - Google Patents
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Description
本発明は、上臼の自重で加圧し、上臼を回転させながら固定された下臼との間に被製粉物(米や麦等の材料)を供給し、上臼と下臼の摺り合わせ摩擦により製粉を行う石臼粉挽き装置に関するものである。 The present invention applies pressure by the dead weight of the upper die and supplies a milled material (material such as rice and wheat) between the lower die fixed while rotating the upper die, and the upper die and the lower die are rubbed together. The present invention relates to a milling machine for milling by friction.
石臼粉挽き装置は、上臼の自重にて加圧するため、上臼の重量が重いと上臼と下臼の接触摩擦が大きくなって石の粉が製粉粒に混入したり、また上臼の高速回転を行うと発熱により製粉粒が劣化したり、或いは、摺り合わせ面の摩耗により補修が必要になる。そのため、製粉時には、摺り合わせ面の面圧調整が必要である。 Since the milling machine pressurizes with the weight of the upper mill, if the weight of the upper mill is heavy, the contact friction between the upper mill and the lower mill increases, and the stone powder mixes into the milled grains. When high-speed rotation is performed, milling grains deteriorate due to heat generation, or repair is necessary due to wear of the sliding surfaces. For this reason, it is necessary to adjust the surface pressure of the sliding surfaces during milling.
この種の石臼粉挽き装置として、上臼と下臼とを備え、上臼を下臼上に載置した状態で回転させることにより上臼の下面と下臼の上面との間で材料を挽くようにした石臼において、上臼には重しを着脱自在に備えさせて、摺り合わせ面の面圧調整を行う石臼が知られている。(例えば、特許文献1参照) This kind of stone mill grinding device is equipped with an upper mill and a lower mill, and the material is ground between the lower surface of the upper mill and the upper surface of the lower mill by rotating the upper mill on the lower mill. In such a millstone, a millstone is known in which a weight is detachably provided on the upper mill to adjust the surface pressure of the sliding surfaces. (For example, see Patent Document 1)
また、電動機で上臼を回転駆動させ、重しの代わりに加圧用バネを使用し、この加圧用バネのバネ圧力を締具により調整して、摺り合わせ面の面圧調整を行う粉挽き装置が知られている。(例えば、特許文献2参照) Also, a grinding machine that adjusts the surface pressure of the sliding surface by rotating the upper die with an electric motor, using a pressurizing spring instead of a weight, and adjusting the spring pressure of the pressurizing spring with a fastener. It has been known. (For example, see Patent Document 2)
しかしながら特許文献1に記載の石臼の場合には、上臼には重しを着脱して摺り合わせ面の面圧調整を行うので、上臼の自重未満の面圧調整や、連続的な面圧調整ができず、また、上臼・下臼間の間隙をあけることができないので、生産者が必要としている粉質の粉を挽くための面圧よりも高い面圧で石臼をまわすことが多くなり、石臼摺接面を過度に磨耗させてしまう傾向にある。
However, in the case of the stone mill described in
また、特許文献2に記載の粉挽き装置の場合には、上臼及び下臼の間隙を製粉粒度に合わせて調整し、一定間隔に保ちながら、加圧用バネの圧力で面圧を調整し、上臼及び下臼の間に供給された素粒を切削して粉にするものであるが、被製粉物の穀粒が割れるのに必要なエネルギーは粉挽き装置の持っている粉砕エネルギーのごく一部であり、残りの粉砕エネルギーは歪エネルギーとして穀粒の局部に拡がり、穀粒の組織を損傷させる原因となるので、上臼・下臼間の間隙を固定することは、粒の大きさの誤差・流量の誤差を考える必要のある被製粉物を製粉する場合、上記歪エネルギーを増大させ、被製粉物の組織を損傷させる原因となっている。
In addition, in the case of the grinding device described in
仮に被製粉物が完全球体であり、また石臼に被製粉物を液体と同レベルの一定流量供給させることができるならば、下臼・上臼間の間隙を被製粉物の直径に合わせて調整し、一定間隔を保ちながら製粉することは理想的である。しかし、被製粉物、例えば、そばの実は球体ではないし、篩選別をして粒の大きさを揃えても限界がある。供給においても同じことが言える。たとえ一定時間内での粒数、あるいは粒の総重量を一定にさせることができたとしても、液体と同レベルの一定供給にはならないから、粒体を石臼製粉する場合、粒の大きさの誤差・流量の誤差を考慮する必要がある。 If the milled product is a perfect sphere and the millstone can be fed at a constant flow rate that is the same level as the liquid, the gap between the lower and upper mills is adjusted to the diameter of the milled product. However, it is ideal to mill while maintaining a constant interval. However, powdered products such as buckwheat berries are not spheres, and there is a limit even if the size of the grains is made uniform by sieving. The same is true for supply. Even if the number of grains in a certain time or the total weight of grains can be made constant, it will not be a constant supply at the same level as the liquid. It is necessary to consider errors and flow rate errors.
本発明は、石臼にての粉挽きの際に被製粉物の組織を過度に損傷させることがなく、また、粉砕と同時に石臼摺接面で粉を練る機能(ブレンディング効果)を損なわずに、石臼摺接面の過度の磨耗を防げる石臼粉挽き装置を提供することを目的とする。 The present invention does not excessively damage the structure of the milled product during milling with a stone mill, and without impairing the function (blending effect) of kneading the powder on the stone sliding surface simultaneously with grinding, An object of the present invention is to provide a milling machine for grinding a millstone that can prevent excessive wear of the millstone contact surface.
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、下臼の上面の中心位置に軸体が突出して配置され、該軸体の先端側に筒部材が遊嵌され、上臼の中心位置に設けられた孔に前記筒部材が嵌合されて、上臼が下臼の上面に回転可能に配置されている石臼粉挽き装置であって、前記軸体に前記筒部材を付勢して前記上臼から前記下臼の上面にかかる上臼の自重による面圧の調整を行う面圧調整バネが組込まれた軸機構を備え、前記軸機構は、下臼の上面に突出して配置された軸体と、一端に開口部を有するとともに前記開口部の外周に鍔部が設けられ他端の端面が閉塞され前記他端の端面には軸方向に貫通して雌ネジ部が設けられ前記開口部から前記軸体に嵌合される筒状体と、前記筒状体が挿通されて前記鍔部上に配置されるコイル状の面圧調整バネと、軸孔を有し該軸孔を前記筒状体に遊嵌して前記面圧調整バネの上側に配置されるとともに前記面圧調整バネの付勢により支持され外周部に前記上臼の孔が嵌合されて前記上臼を支持する筒部材と、前記雌ネジ部に螺合して前記軸体の頭部に当接し、前記軸体に対する前記筒状体の位置を可変設定する雄ネジを備えて構成されていることを特徴とする石臼粉挽き装置である。
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to
また、請求項2記載の発明は、前記雄ネジの頭部にハンドルを取付け、前記雄ネジをハンドルで操作できるようにした請求項1記載の石臼粉挽き装置である。
The invention according to
本発明によれば、石臼にての粉挽きの際に被製粉物の組織を過度に損傷させることがなく、また、粉砕と同時に石臼摺接面で粉を練る機能(ブレンディング効果)を損なわずに、石臼摺接面の過度の磨耗を防げるものである。 According to the present invention, the structure of the milled product is not excessively damaged during milling with a stone mill, and the function (blending effect) of kneading the powder on the stone mill contact surface simultaneously with the grinding is not impaired. In addition, excessive wear on the contact surface of the stone mortar can be prevented.
以下、参考例1について説明する。 Hereinafter , Reference Example 1 will be described.
図1は、参考例1を示す分解斜視図、図2は、図1の使用状態を説明するための断面図、図3は、図1の使用状態を説明するための一部欠截正面図である。 1 is an exploded perspective view showing a reference example 1 , FIG. 2 is a cross-sectional view for explaining the use state of FIG. 1, and FIG. 3 is a partially cutaway front view for explaining the use state of FIG. It is.
図1〜図3において、石臼粉挽き装置1は低い円筒状の受皿2、軸機構3、下臼4、上臼5とから構成されている。受皿2には、その中心位置に同軸に円盤状の突部2aが設けられ、突部2aの中心位置に孔2bが設けられている。そして、孔2bには軸機構3の主要部分を構成する円柱状の軸体10の下部先端に設けられた係合突起10aが嵌め込まれて、軸体10は受皿2の中心に突設されている。また、軸体10の下部には雄ネジ部10bが設けられており、雄ネジ部10bには下からロックナット11、バネ位置調整ナット12が螺合されている。
In FIG. 1 to FIG. 3, the
以下、軸体10には、下から順にバネ位置調整ナット12と摺接する下側環状部材13、下側環状部材13上に配置されるコイル状の面圧調整バネ14が嵌合され、面圧調整バネ14の上部に面圧調整バネ14のバネ受として配置される上側環状部材15が遊嵌されており、さらに、先端側には、軸孔16aを有する筒部材16がその軸孔16aで遊嵌されて上側環状部材15に当接して面圧調整バネ14の付勢により支持されて軸機構3が構成されている。
Hereinafter, the
なお、バネ位置調整ナット12は、軸体10における下側環状部材13の下部位置を設定し、下側環状部材13と上側環状部材15の間に配置された面圧調整バネ14の間隔調整して、面圧調整バネ14が上から付勢された状態におけるバネ圧を調整するものであり、ロックナット11は、バネ位置調整ナット12と噛み合って回り止めを行うものである。
The spring
下臼4は、上部が小径で下部が大径の段差を有する孔4aが同軸に設けられた筒体で、孔4aに軸機構3を挿通して受皿2上に載置され、下臼4の上面4bからは軸機構3を構成する軸体10、軸体10の先端側に位置する面圧調整バネ14の先端部分、上側環状部材15、筒部材16等が突出して配置される。
The
上臼5は、下臼4と同様に上部が小径で下部が大径の段差を有する孔5aが同軸に設けられた筒体で、孔5aに軸機構3を挿通して下臼4上に載置され、軸機構3の先端側に位置する筒部材16の外周部が嵌合して、上臼5の下面5cが下臼4の上面4bと摺接した状態で軸機構3の上部に回転可能に支持される。上臼5には、孔5aから離間して上面5bから下面5cに貫通する投入孔6が設けられ、また、上臼5の側面には、側面から水平に突出して略直角に垂直方向に上部に延びるL字状の操作レバー7が突設されている。L字状の操作レバー7は、上臼5の側面に設けられた取付け孔7aに嵌合させて着脱可能に突設されているものであり、使用しない場合には、上臼5の側面から取り外すことができる。
The
また、上臼5の下面5cと下臼4の上面4bには、各中心部の孔5a,4aから半径方向に直線状に延びる複数の溝が略等角度に設けられて各面4b,5cを扇形に分割しており、さらに各扇形には、直線状の辺に沿って略等間隔に平行な複数の溝が設けられて鑢を構成している。
Further, a plurality of grooves extending linearly in the radial direction from the
次に、参考例1の石臼粉挽き装置1の使い方について説明する。石臼粉挽き装置1は、上臼5の自重にて加圧するため、上臼5の重量が重いと上臼5の下面5cと下臼4の上面4bとの接触摩擦が大きくなって石の粉が製粉粒に混入したり、また上臼5の回転に伴う発熱により製粉粒が劣化したり、或いは、上臼5と下臼4の両面に形成した鑢用の溝が摩耗して補修が必要になるので、製粉時には、上臼5の下面5cが下臼4の上面4bに与える面圧調整が必要である。
Next, how to use the
このような石臼粉挽き装置1の上臼5と下臼4の両面における面圧は、上臼5の重さと被製粉物の流量によって決まるので、被製粉物の流量による圧力も考慮に入れなくてはならないため微調整が必要となる。
Since the surface pressure on both surfaces of the
そこで、先ず石臼粉挽き装置1の面圧を調べるために、上臼5に設けられた投入孔6から被製粉物を供給し、操作レバー7を回転操作して上臼5を回転させ、上臼5の下面5cと下臼4の上面4bとの摺接により、投入孔6から供給される材料が碾かれて出来た製粉の状態を調べる。
Therefore, first, in order to check the surface pressure of the
そして、このときの製粉の状態により、図3に示すように上側環状部材15よりも薄く形成された環状のスペーサ部材151を上側環状部材15と筒部材16との間に1枚〜複数枚挟み込むように配置して軸体10を挿通させ、面圧調整バネ14の間隔を調整して面圧を微少に調整する。そして、再び、投入孔6から被製粉物を供給し、上臼5を回転させて、石臼粉挽き装置1の面圧を調べ、出来た製粉の状態が良好であれば、そのまま製粉作業を継続する。このように、石臼粉挽き装置1によれば、環状のスペーサ部材151を上側環状部材15と筒部材16との間に配置して、面圧調整バネ14の強さを微少に調整することができる。
Then, depending on the state of milling at this time, one or more
また、石臼粉挽き装置1の面圧が略良好な状態においても、別種類の被製粉物(米や麦等の材料)の製粉を行うときには、被製粉物の直径に合わせて面圧の微調整が必要となるが、前記したようにスペーサ部材151を使用して微調整が可能である。
In addition, even when the surface pressure of the
スペーサ部材151を使用しないで面圧を調整したい場合には、バネ位置調整ナット12の位置を調整して、下側環状部材13と上側環状部材15の間に配置された面圧調整バネ14に下臼4の上面4bに上臼5の自重がかかった場合の、面圧調整バネ14の間隔調整をして面圧の調整を行い、ロックナット11をバネ位置調整ナット12に圧接させて固定し、バネ位置調整ナット12の回り止めを行って面圧を連続的に調整することができる。
When it is desired to adjust the surface pressure without using the
なお、スペーサ部材151を使用する場合、面圧を下げることしかできないから、スペーサ部材151の使用を前提とするときは、スペーサ部材151を挟まないときの面圧を上げ気味に調整しておく必要がある。
When the
次に、本発明の実施例1の石臼粉挽き装置1aについて図4の一部欠截正面図を参照して説明する。図4において、石臼粉挽き装置1aは、低い円筒状の受皿2、軸機構3a、下臼4、上臼5とを有する構成であり、軸機構3aの構造が参考例1と異なる以外は参考例1と同じ構造である。
Next, the stone milling apparatus 1a according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to a partially cutaway front view of FIG. 4, stone powder ground device 1a is lower
軸機構3aは、主要部分を構成する円柱状の軸体20、円筒状の筒状体21、コイル状の面圧調整バネ24、上側環状部材25、筒部材26、雄ネジ27、ハンドル28とを有して構成されている。軸体20は、下部先端に係合突起20aが設けられており、この係合突起20aが受皿2の孔2bに嵌め込まれて、受皿2の中心に同軸に突設されている。
The shaft mechanism 3 a includes a
筒状体21は、一端に開口部22を有し他端が閉塞された形状であり、開口部22の外周には鍔部21cが設けられている。そして、他端側の端面21aの中心位置には、軸方向に貫通する雌ネジ部21bが設けられていて、開口部22から軸体20に嵌合されている。
The cylindrical body 21 has a shape in which an
面圧調整バネ24は、そのバネ穴に筒状体21が挿通されて、筒状体21の鍔部21c上に配置されている。面圧調整バネ24の上部には、筒状体21の外周面に面圧調整バネ24のバネ受として上側環状部材25が嵌合して配置されている。中心に軸孔26aを有する筒部材26は、その軸孔26aを筒状体21の外周面に嵌合されて上側環状部材25に当接して面圧調整バネ24の付勢により支持されている。また、筒部材26は、外周部に上臼5の孔5aが嵌合されて上臼5を回転可能に支持している。筒状体21の端面21aの中心位置に設けられた雌ネジ部21bには、雄ネジ27が螺合しており、雄ネジ27の先端部27aが軸体20の頭部20bに当接して、軸体20に対する筒状体21の位置を可変設定可能な構造になっている。また、雄ネジ27の上部にはハンドル28が取付けられており、ハンドル28を操作して雄ネジ27を回転し、軸体20に対する筒状体21の位置を可変設定することが可能である。
The surface
次に、実施例1の石臼粉挽き装置1aの使い方について説明する。先ず、上臼5に設けられた投入孔6から被製粉物を供給し、操作レバー7を回転操作して上臼5を回転させ、上臼5の下面5cと下臼4の上面4bとの摺接により、投入孔6から供給される材料が碾かれて出来た製粉の状態を調べる。そして、このときの製粉の状態により、ハンドル28又は雄ネジ27を回転操作して、軸体20に対する筒状体21の位置を可変設定して、筒状体21の鍔部22の位置を可変設定し、鍔部22と上側環状部材25の間に配置された面圧調整バネ24の間隔調整して下臼4の上面4bにかかる上臼5の重量を調整する。そして、投入孔6から被製粉物を供給し、上臼5を回転させて、再び、石臼粉挽き装置1の面圧を調べ、出来た製粉の状態が良好であれば、そのまま製粉作業を継続する。このように、石臼粉挽き装置1aによれば、ハンドル28又は雄ネジ27を回転操作して、面圧調整バネ24の強さを設定できるので、連続的な微調整が可能であり、被製粉物の流量による面圧の微妙な変化に対応できる。
Next, the usage of the stone milling apparatus 1a of Example 1 will be described. First, the material to be manufactured is supplied from the
次に、参考例2について説明する。参考例1では、軸体10が受皿2に取付けられて固定された手動式の石臼粉挽き装置1について説明したが、参考例2では、軸体30がモータMにより回転する石臼粉挽き装置1bについて、図5の一部欠截正面図を参照して説明する。なお、図1〜図3及び図5における同符号は同じものを示している。
Next, Reference Example 2 will be described. In the reference example 1 , the manual type stone
石臼粉挽き装置1bは、低い円筒状の受皿32、軸機構33、下臼4、上臼5、受皿32の置き台34とを有する構成である。受皿32には、その中心位置に孔32aが設けられ、この孔32aには外周面と内周面の一方に対して、他方が回転可能なベアリング部材35が圧入により埋設されている。そして、ベアリング部材35の孔35aには軸機構33の軸体30が挿通して、受皿32に対して、軸体30が回転可能に固定されている。そして、ベアリング部材35の孔35aを挿通した軸体30の下部先端30aは、受皿32の裏面に突出して置き台34内に配置され、プーリーP1が取付けられている。また、置き台34には、モータMが取付けられていて、このモータMのにはプーリーP2が取付けられている。そして、図5に示すように受皿32は置き台34に載置されており、軸体30の下部先端に固定されているプーリーP1とモータMの回転軸M1に固定されているプーリーP2は、ベルト36で連結されており、モータMの回転により軸体30が回転するようになっている。
The
図5に示した例では、モータMの回転により軸体30が回転する構造として、軸同士をベルトで連結するものについて説明したが、各軸に歯車を取り付けて歯車同士を噛み合わせて連結する構造や、各軸を同軸に直結してモータMの回転により直接に軸体30が回転する構造にすることもできる。
In the example shown in FIG. 5, the
軸体30を主要構成部分とする軸機構33は、軸体30がモータMの回転により回転するものであること、及び、軸体30の先端部分で筒部材37と係合する構成である点が異なっている他は、図2の参考例1の軸機構3と同じ構成である。
The
軸機構33について、詳細な機能の説明は省略するが、軸体10の下部には雄ネジ部10bが設けられており、下からロックナット11、バネ位置調整ナット12が螺合されている。そして、下から順にバネ位置調整ナット12、下側環状部材13、コイル状の面圧調整バネ14、軸体30の多角柱状の先端部分30cが挿通可能な多角孔を有する上側環状部材15aが順次挿通配置されている。
Although detailed description of the function of the
軸体30の先端部分30cは、三角、四角、六角、八角等の多角柱状(図5に示した例では六角柱状)であり、筒部材37は、軸体30の多角柱状の先端部分30cと合致する回り止め構造で遊嵌する多角孔37aを有している。これにより筒部材37は、その多角孔37aに軸体30の先端部分30cが回り止め構造で遊嵌されて、バネ受としての上側環状部材15aに当接して面圧調整バネ14の上側に配置され、面圧調整バネ14の付勢により支持されて軸体30と同位相で回転する。
The
図5に示した例では、軸体30の先端部分に筒部材37を回り止め構造で遊嵌して、軸体30と同位相で回転させる構造として、軸体30の先端部分30cを多角柱状にし、また、筒部材37に多角柱状の先端部分30cと係合する多角孔37aを有する構造のものについて説明したが、軸体30の先端部分を円柱状の外周面に軸方向に突片を設けた鉤形の柱状、又は半円柱状とし、筒部材37に鉤形の柱状又は半円柱状の先端部分と合致して回り止め構造で遊嵌する鉤形又は半円柱状の孔を有する構造とすることもできる。
In the example shown in FIG. 5, as the structure in which the
下臼4は、上部が小径で下部が大径の段差を有する孔4aに軸機構33を構成するロックナット11、バネ位置調整ナット12、下側環状部材13、コイル状の面圧調整バネ14等を挿通して受皿32上に載置され、下臼4の上面4bからは軸機構33を構成する軸体30の先端部分、面圧調整バネ14の先端部分、上側環状部材15a、筒部材37等が突出して配置される。
The
上臼5は、下臼4と同様に上部が小径で下部が大径の段差を有する孔5aに軸機構33を挿通して下臼4上に載置され、軸機構33の先端側に配置した筒部材37の外周部が嵌合してモータMの回転により軸体30が回転すると、軸体30の多角柱状の先端部分30cと係合する筒部材37が回転し、筒部材37に嵌合している上臼5も回転する。
Like the
次に、参考例2の石臼粉挽き装置1bの使い方について説明する。先ず、上臼5に設けられた投入孔6から被製粉物を供給し、モータMを駆動操作して上臼5を回転させ、上臼5の下面5cと下臼4の上面4bとの摺接により、投入孔6から供給される材料が碾かれて出来た製粉の状態を調べる。そして、このときの製粉の状態により、面圧の微調整が必要となる場合には、軸体30が挿通可能な多角孔を有する環状のスペーサ部材152(図示省略)を上側環状部材15aと筒部材37との間に軸体30を挿通させて1枚〜複数枚挟み込むように配置して、前記したように微調整が可能である。
Next, how to use the
また、面圧の微調整は、軸体30と下臼4との相対位置を調節して、面圧調整バネ14の間隔を調整することができるので軸体30を直接動かして面圧の微調整をしてもよい。軸体30を直接動かして軸体30と下臼4との相対位置を調節する参考例3について図6を参照して説明する。
Further, the fine adjustment of the surface pressure can be performed by adjusting the relative position between the
図6において、置き台34の底部34aには孔34bが設けられている。置き台34の底部34aにおいて、孔34bに合致して環状の鍔部38aを同軸に溶接されて鍔付ナット38が取付けられている。この鍔付ナット38は、環状の鍔部38aの中心部に雌ネジ部38bが設けられ、また、スラストベアリングBを内部に装着した筒部38cが上部に開口して、置き台34の底部34aに突設されている。また、置き台34には、鍔付ナット38の上部に離間してベアリング部材(補助軸受け)39aが設けられている。さらにベアリング部材(補助軸受け)39aの上部に離間して、プーリーP1とベアリング部材を一体化したプーリー付軸受け39が設けられている。なお、プーリーP1はモータM(図は省略)とベルト36で連結されており、モータMの回転により軸体30が回転する。
In FIG. 6, a hole 34 b is provided in the bottom 34 a of the
軸体30は、ベアリング部材(軸受け)35、プーリー付軸受け39、ベアリング部材(補助軸受け)39aを順次挿通して、先端が鍔付ナット38の筒部38cに挿入されてスラストベアリングBに当接して配置されている。また、置き台34の底部34aの孔34bには、雄ネジ50が挿入されて鍔付ナット38の鍔部38aの雌ネジ部38bと螺合されてスラストベアリングBの背面部に当接している。この構成により、雄ネジ50の位置を調節して、雄ネジ50と当接しているスラストベアリングBを移動させて、軸体30を直接動かして軸体30と下臼4との相対位置を調節することができる。
The
次に、参考例2と同様に軸体40がモータMにより回転する本発明の実施例2の石臼粉挽き装置1cについて、図7の一部欠截正面図を参照して説明する。なお、図1〜図7における同符号は同じものを示している。
Next, the
図7において、石臼粉挽き装置1cは、低い円筒状の受皿32、軸機構43、下臼4、上臼5、受皿32の置き台34とを有する構成であり、受皿32には、その中心位置に孔32aが設けられ、この孔32aには外周面と内周面の一方に対して、他方が回転可能なベアリング部材35が圧入により埋設されている。そして、ベアリング部材35の孔35aには軸機構43の軸体40が挿通して、受皿32に対して、軸体40が回転可能に固定されている。そして、ベアリング部材35の孔35aを挿通した軸体40の下部先端40aは、受皿32の裏面に突出して配置され、プーリーP1が取付けられている。また、置き台34には、モータMが取付けられていて、このモータMの回転軸M1にはプーリーP2が取付けられている。そして、受皿32は置き台34に載置されており、軸体40の下部先端に固定されているプーリーP1とモータMの回転軸M1に固定されているプーリーP2は、ベルト36で連結されており、モータMの回転により軸体40が回転する。
In FIG. 7, the
軸体40を主要構成部分とする軸機構43は、軸体40がモータMの回転により回転するものであること、及び、軸体40の先端部分で筒部材46と回り止め構造で遊嵌する構造である点が異なっているが、図4の実施例1の軸機構3aと類似した構成である。
The
軸機構43は、主要部分を構成する軸体40、筒状体41、コイル状の面圧調整バネ44、上側環状部材45、筒部材46、雄ネジ27、ハンドル28とを有して構成されている。軸体40は、上部が四角柱状である。筒状体41は、一端に四角い開口部42を有し他端が閉塞された四角筒形状であり、開口部42の外周には鍔部41cが設けられている。そして、他端側の端面41aの中心位置には、軸方向に貫通する雌ネジ部41bが設けられていて、四角い開口部42から四角柱状の軸体40の上部が回り止め構造で遊嵌されている。
The
コイル状の面圧調整バネ44は、そのバネ穴に四角筒形状の筒状体41が挿通されて鍔部41c上に配置されている。面圧調整バネ44の上部には、筒状体41の外周面に遊嵌された上側環状部材45が面圧調整バネ44のバネ受として配置されている。中心に四角い軸孔46aを有する筒部材46は、その四角い軸孔46aを筒状体41の外周面に回り止め構造で遊嵌されて上側環状部材45に当接して面圧調整バネ44の付勢により支持されている。また、筒部材46は、外周部に上臼5の孔5aが嵌合されて上臼5を回転可能に支持している。筒状体41の端面41aの中心位置に設けられた雌ネジ部41bには、雄ネジ27が螺合しており、雄ネジ27の先端部27aが軸体40の頭部40bに当接して、軸体40に対する筒状体41の位置を可変設定可能な構造になっている。また、雄ネジ27の上部にはハンドル28が取付けられており、ハンドル28を操作して雄ネジ27を回転し、軸体40に対する筒状体21の位置を可変設定することが可能である。
The coil-shaped surface
1,1a,1b,1c 石臼粉挽き装置
2,32 受皿
2a 突部
2b 受皿2の孔
3,3a,33,43 軸機構
4 下臼孔
4a下臼4の
4b 下臼4の上面
5 上臼
5a 上臼5の孔
5b 上臼5の上面
5c 上臼5の下面
6 投入孔
7 操作レバー
10,20,30,40 軸体
10a 係合突起
10b 雄ネジ部
11 ロックナット
12 バネ位置調整ナット
13 下側環状部材
14,24,44 面圧調整バネ
15,15a,25,45 上側環状部材
16,26,37,46 筒部材
20a 係合突起
20b 軸体20の頭部
21,41 筒状体
21a,41a 端面
21b,38b,41b 雌ネジ部
21c,41c 鍔部
22 開口部
26a 軸孔
27,50 雄ネジ
27a 雄ネジ27の先端部
28 ハンドル
30a 軸体30の下部先端
30c 軸体30の多角柱状の先端部分
32a 受皿32の孔
34 受皿32の置き台
34a 置き台34の底部
34b 置き台34の孔
35 ベアリング部材
35a ベアリング部材35の孔
36 ベルト
37a 多角孔
38 鍔付ナット
38a 鍔部
38c 筒部
39 プーリー付軸受け
39a ベアリング部材(補助軸受け)
40a 軸体40の下部先端
46a 筒部材46の軸孔
151 スペーサ部材
B スラストベアリング
P1,P2 プーリー
M モータ
M1 回転軸
1, 1a, 1b, 1c Millstone grinding device 2, 32 Sauce tray 2a Projection 2b Hole 3, 3a, 33, 43 in saucer 2 Shaft mechanism 4 Lower mill hole 4a Lower mill 4 4 Upper surface of lower mill 4 Upper mill 5a Hole 5b of upper die 5 Upper surface 5c of upper die 5 Lower surface 6 of upper die 5 Inserting hole 7 Operation lever 10, 20, 30, 40 Shaft body 10a Engaging protrusion 10b Male thread portion 11 Lock nut 12 Spring position adjusting nut 13 Lower annular members 14, 24, 44 Surface pressure adjusting springs 15, 15a, 25, 45 Upper annular members 16, 26, 37, 46 Tubular member 20a Engaging projection 20b Head portion 21, 41 of shaft body 20 Tubular body 21a , 41a End faces 21b, 38b, 41b Female threaded portions 21c, 41c ridges 22 Openings 26a Shaft holes 27, 50 Male threads 27a Ends 28 of male threads 27 Handles 30a Lower ends 30c of shafts 30 Polygonal columns of shafts 30 Beyond Part 32a Hole 34 of receiving tray 32 Mounting base 34a of receiving tray 32 Bottom portion 34b of mounting base 34 Hole 35 of mounting base 34 Bearing member 35a Hole 36 of bearing member 35 Belt 37a Polygonal hole 38 Nut 38a collar 38c Tubing portion 39 Pulley Bearing 39a Bearing member (auxiliary bearing)
40a Lower end 46a of
Claims (2)
前記軸機構は、下臼の上面に突出して配置された軸体と、一端に開口部を有するとともに前記開口部の外周に鍔部が設けられ他端の端面が閉塞され前記他端の端面には軸方向に貫通して雌ネジ部が設けられ前記開口部から前記軸体に嵌合される筒状体と、前記筒状体が挿通されて前記鍔部上に配置されるコイル状の面圧調整バネと、軸孔を有し該軸孔を前記筒状体に遊嵌して前記面圧調整バネの上側に配置されるとともに前記面圧調整バネの付勢により支持され外周部に前記上臼の孔が嵌合されて前記上臼を支持する筒部材と、前記雌ネジ部に螺合して前記軸体の頭部に当接し、前記軸体に対する前記筒状体の位置を可変設定する雄ネジを備えて構成されていることを特徴とする石臼粉挽き装置。 A shaft body is disposed so as to protrude at the center position of the upper surface of the lower die, a cylindrical member is loosely fitted on the distal end side of the shaft body, and the cylindrical member is fitted in a hole provided at the center position of the upper die, A millstone grinding device in which an upper die is rotatably arranged on the upper surface of the lower die, and the weight of the upper die applied from the upper die to the upper surface of the lower die by urging the cylindrical member to the shaft body Equipped with a shaft mechanism that incorporates a surface pressure adjustment spring that adjusts the surface pressure by
The shaft mechanism includes a shaft body that protrudes from the upper surface of the lower mill, an opening at one end, a flange is provided on the outer periphery of the opening, the end face of the other end is closed, and the end face of the other end is closed. Is a cylindrical body that penetrates in the axial direction and is provided with a female screw part and is fitted into the shaft body from the opening, and a coiled surface that is inserted through the cylindrical body and disposed on the flange A pressure adjusting spring and a shaft hole, and the shaft hole is loosely fitted to the cylindrical body and arranged on the upper side of the surface pressure adjusting spring and supported by the bias of the surface pressure adjusting spring on the outer peripheral portion. A cylindrical member that supports the upper mill by fitting a hole in the upper mill, and a threaded engagement with the female screw portion to contact the head of the shaft body, thereby changing the position of the cylindrical body with respect to the shaft body A mortar milling device characterized by comprising a male screw to be set .
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