JP4308394B2 - 光源装置及びスポット光源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光を照射する光源装置及びスポット光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スポット光源装置では、ハウジング内に放電管やその駆動装置などを格納し、放電管から放射された光を楕円集光ミラーなどの反射ミラーによって反射し集光して、ハウジングの一方の面に設けられた出射口へと導光する。そして、集光された光は、出射口に接続された光ファイバなどの導光手段(ライトガイド)によって外部に出射される。
【0003】
このような光源装置においては、放電管等への電源供給のON/OFFを切り替える電源スイッチ、及び光出射のON/OFFを切り換えるシャッターや光量絞りなどの装置各部の動作を指示する指示部などからなる操作パネルが、ハウジングの外面の所定部位に設置される。操作パネルは、操作者による光源装置の動作制御に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した操作パネルは、通常はハウジングの側面上に設置される。一方、光が横方向へと取り出される側方出射タイプの光源装置では、光が出射される出射口もハウジングの側面に形成される。従来の側方出射タイプの光源装置においては、多くの場合、これらの出射口と操作パネルとは、出射口への光ファイバの着脱及び操作パネルの操作などの装置の取扱いの容易さの点から、ハウジングの前面となる同一の側面上に配置されている。
【0005】
このような構造において、例えばスポット光源装置を工場の製造ラインに設置して用いるときに、操作パネルがかえって操作しにくくなってしまうという問題を生じる。すなわち、光源装置をラックに収めて、出射口を製造ライン側に向けた状態で設置すると、操作パネルも製造ライン側の面上に位置してしまう。そのため、製造ラインの反対側にいる操作者は、操作パネルを操作して光源装置の調整などの動作制御を行うことが困難となる。
【0006】
これに対して、出射口と操作パネルとを反対側の側面にそれぞれ配置した構成による側方出射タイプの光源装置を製造することも可能である。しかしながら、一方では、出射口と操作パネルが同一面にある光源装置に対するニーズもあるため、結局、構造の異なる2種類の光源装置を製造することが必要となってしまう。この場合、それぞれ異なる部品等を準備・使用しなくてはならないので、製造効率が低下し、製造コスト高となる。このような構成上の問題は、スポット光源装置以外の光源装置においても同様である。
【0007】
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、側方出射タイプの構成における出射口の配置の問題が解決される光源装置及びスポット光源装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明による光源装置は、光を放射する放電管と、放電管から放射された光を反射させる反射ミラーと、放電管及び反射ミラーが内部に格納されるハウジングと、反射ミラーからの光を出射するための、ハウジングの一方の側面に設けられた出射口と、を有する光源装置において、ハウジングは、一方の側面に略直交する第1の面を含み、放電管を駆動制御する駆動装置が格納される駆動領域をその内部に有して、装置を動作させる駆動部を構成する第1ハウジング部と、第1の面に対向する第2の面、及び一方の側面のうち出射口を含む部分を含み、出射口が臨み光の外部への出射の制御が行われる出力領域と、放電管及び反射ミラーが配置される光源領域とをその内部に有して、光を出射させる光源部を構成する第2ハウジング部と、からなり、第2ハウジング部は、第1ハウジング部に対して着脱可能であるとともに、出射口の位置が第1ハウジング部に対して反転する2方向のいずれにも装着可能に構成されていることを特徴とする。
【0009】
上記した光源装置においては、ハウジングの一方の側面(出射面)上にある出射口を、駆動部に対して互いに反対方向となる2つの方向に配置させることが可能な構成となっている。すなわち、まず、出射面に対して垂直な方向で光源装置を2つの部分に分割(上、下面側に分割、または左、右側面側に分割)するとともに、それぞれの部分でのハウジングとなる第1ハウジング部及び第2ハウジング部を、互いに着脱(分離及び装着)可能とする。そして、第1ハウジング部の内部には、装置の駆動系を設置して駆動部を構成し、出射口を有する第2ハウジング部の内部には、光源である放電管などを含む光学系を設置して光源部を構成している。
【0010】
このとき、光軸などによる位置決めが必要な光学系の部品等はすべて光源部側(第2ハウジング部側)に設置される。そのため、上記の装置構成によれば、駆動部(第1ハウジング部)に対して光源部の向きを反対にして装着しても、出射口を含めた光学部品同士の位置関係は変わらず、放電管と駆動装置の間の配線などをやり直すのみで、容易に2方向での装着及びその配置切り換えを行うことができる。すなわち、同一の部品を用いた装置構成によって、出射口が位置する面の方向を駆動部に対して互いに反対の2方向から選択することが可能な光源装置を実現することが可能となる。
【0011】
ここで、駆動部及び光源部の間での配線については、配線の切り換え等を容易にするため、簡単に着脱できるコネクタ、またはコネクタを有する接続ケーブルを用いることが好ましい。あるいは、接続ケーブルに充分な長さがあれば、配線を接続したままの状態でハウジング部の配置切り換えを行うこともできる。
【0012】
上記した光源装置による具体的な装置構成としては、第1ハウジング部は、第2ハウジング部の出射口に対して同一の面上に設けられた操作パネルを有することを特徴としても良い。
【0013】
あるいは、第1ハウジング部は、第2ハウジング部の出射口に対して反対の面上に設けられた操作パネルを有することを特徴としても良い。
【0014】
装置の動作や動作条件について、放電管、駆動装置などに対して指示を行うための操作パネルは、駆動装置との間などの配線のため、駆動部を構成している第1ハウジング部の側面上に設置される。したがって、操作パネルと出射口とは、互いに着脱される第1ハウジング部(駆動部)及び第2ハウジング部(光源部)の側面上にそれぞれ設けられることとなる。
【0015】
このとき、操作パネルが出射口と同一面上になるように両ハウジング部を構成して接続すれば、光源装置はフロント出射タイプの装置構成となる。この構成においては、光ファイバの取り付けや装置の操作をすべて装置前面で行うことができる。また、操作パネルが出射口と反対面上になるように両ハウジング部を構成して接続すれば、光源装置はリア出射タイプの装置構成となる。この構成においては、装置後面にある出射口を製造ライン側に向けて光源装置を設置したときでも、製造ラインの反対側で装置の操作を行うことができる。特に、2つのハウジング部を着脱できる上記の光源装置においては、これら2通りの装置構成が、同一の部品からなる光源装置における駆動部及び光源部の配置切り換えによって実現される。
【0016】
また、第2ハウジング部は、放電管の交換を行うためのランプ交換扉を備えるとともに、第1ハウジング部には、電源供給のインターロック回路を構成する第1インターロック回路部が設置され、第2ハウジング部には、インターロック解除スイッチを有し、第1インターロック回路部に接続されてインターロック回路を構成する第2インターロック回路部と、ランプ交換扉の開/閉によってインターロック解除スイッチをOFF/ONの状態とするインターロック解除部材と、が設置されていることを特徴とする。
【0017】
光源部側に放電管交換用のランプ交換扉がある場合、放電管が点灯されている状態で操作者が交換扉を開けてしまうことを避けるため、ランプ交換扉の開/閉に連動するインターロックを設けることが好ましい。光源部と駆動部とが別々のハウジング部に分離されている本光源装置においては、第1ハウジング部側及び第2ハウジング部側のそれぞれに、接続時にインターロック回路となるインターロック回路部を設けておくことによって、両ハウジング部の装着方向の選択にかかわらず、上記したインターロックを実現することができる。
【0018】
また、第2ハウジング部に、放電管のスタータが設置されていることを特徴とする。
【0019】
放電管を始動(点灯)させるためのスタータ(イグナイタ)が第1ハウジング部側に設置されていると、駆動部に対して方向を変えて光源部を装着したときに、放電管とスタータとの位置関係が変わってしまう。このとき、光源部の両方向での配置に対応しようとすると、光源部側の放電管及び駆動部側のスタータが、ある程度の距離だけ離れた位置に配置されることとなる。ここで、放電管及びスタータは電圧供給用の配線によって接続されるが、その距離が離れて配線が長くなると、スタータからの高電圧の印加時に配線においてリークを生じ、放電管に対して充分な電圧が印加されない場合がある。
【0020】
これに対して、スタータを放電管と同様に第2ハウジング部側に設置しておけば、スタータも放電管とともに配置を変えるので、放電管に近い固定された位置にスタータを設置して、高電圧印加時におけるリーク等の発生を防止することができる。
【0021】
また、本発明によるスポット光源装置は、上記した構成による光源装置であって、出射口に接続されて、出射される光を導光するライトガイドをさらに備えることを特徴とする。例えばファイバなど、用途に応じた形態及び性能を有するライトガイドを出射口に接続することによって、効率的に光の出射とその利用を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面とともに本発明による光源装置及びスポット光源装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
【0023】
図1は、本発明によるスポット光源装置の一実施形態に係るUV(紫外光)スポット光源装置の外面構成を示す斜視図である。このUVスポット光源装置1は、ハウジング10の一方の側面(出射面)に光を出射する出射口13が設けられている側方出射タイプの光源装置である。また、ハウジング10は、スポット光源装置の下面(出射面に直交する第1の面)を含む第1ハウジング部である下部ハウジング20、及びスポット光源装置の上面(第1の面に対向する第2の面)を含む第2ハウジング部である上部ハウジング30、の分割された2つの部分からなる。
【0024】
ここで、スポット光源装置の外面またはハウジング部の接続面(区分面)となる各ハウジング20、30の各面は、下部ハウジング20については、操作パネル14が設けられている面を前面20aとし、後面を20b、左側面を20c、右側面を20d、下面を20e、上部ハウジング30に接続される上面を20fとする。また、上部ハウジング30については、出射口13が設けられている面を前面30aとし、後面を30b、左側面を30c、右側面を30d、下部ハウジング20に接続される下面を30e、上面を30fとする。
【0025】
また、両ハウジング20、30を接続したハウジング10の全体についていう場合には、操作パネル14が設けられている面を前面とする。ただし、これらの各面の前後左右等の名称は説明のため便宜的に付したものであって、スポット光源装置における前後方向など、実際の装置構成や機能の別に必ずしもよるものではない。また、以下においては、ハウジング20、30内の各部についても、上記した各面と同様に前後左右を定義して用いることとする。
【0026】
本スポット光源装置1は、下部ハウジング20及びその内部に設置された各要素から構成されて、装置を動作させる駆動部2と、上部ハウジング30及びその内部に設置された各要素から構成されて、光を出射させる光源部3と、を備えている。
【0027】
駆動部2においては、下部ハウジング20の内部に、放電管等の装置各部を駆動制御する駆動装置が格納される駆動領域が設けられており、スポット光源装置1の駆動系が構成されている。下部ハウジング20の前面20aには、操作者が駆動装置等に対して動作のON/OFFや動作状態を指示するための操作パネル14が設置されている。この操作パネル14には、例えば、電源供給をON/OFFするための電源スイッチ14a、シャッターによる光出射のON/OFFや光量絞りなどの動作条件を指示するための指示部14b、動作状態などの情報を表示するための表示部14cなどが設けられている。
【0028】
一方、光源部3においては、上部ハウジング30の内部に、光の外部への出射を制御するシャッター等が設置される出力領域と、放電管及び反射ミラー等が配置される光源領域とが設けられており、スポット光源装置1の光学系が構成されている。上部ハウジング30の前面30aには、生成された紫外光を外部に出射するための略円形の開口部分である出射口13が設置されている。図1においては、出射口13にはファイバ差込口48が取り付けられており、このファイバ差込口48にライトガイドとしてファイバ49が接続されている。これによって、スポット光源装置1から外部への紫外光の出射が行われる。
【0029】
図1に示したスポット光源装置1は、ハウジング10を構成する2つの部分である下部ハウジング20と上部ハウジング30、したがってその内部に設置された各要素を含む駆動部2と光源部3とが、互いに着脱可能(分離及び装着が可能)に構成されている。さらに、上部ハウジング30の下部ハウジング20への装着について、上部ハウジング30の前面30aに設けられた出射口13の位置が下部ハウジング20に対して反転された2方向となるいずれの配置によっても、装着及び固定が可能とされている。
【0030】
すなわち、図1に示す構成においては、上部ハウジング30の前面30aが下部ハウジング20の前面20aと同一面にあって、ハウジング10全体の前面を構成している。このとき、スポット光源装置1は、操作パネル14と同じ側の装置前面に出射口13を有するフロント出射タイプとなっている。
【0031】
これに対して、スポット光源装置1は、上部ハウジング30を反対方向として取り付けることによって、図2に示す構成をとることが可能である。図2においては、上部ハウジング30の後面30bが下部ハウジング20の前面20aと同一面にあって、ハウジング10全体の前面を構成している。このとき、スポット光源装置1は、操作パネル14とは反対側の装置後面に出射口13を有するリア出射タイプとなっている。
【0032】
次に、駆動部2及び光源部3の内部構成について説明する。
【0033】
まず、図1及び図2に示したスポット光源装置1の駆動部2の構成について説明する。図3は、駆動部2の内部構成について、下部ハウジング20を一部破断して示す斜視図である。
【0034】
下部ハウジング20の前面20aには、上述したように操作パネル14が設置されている。また、後面20bには、外部から電源ケーブルが接続されて装置に電源を供給する電源接続部16が設置されている。
【0035】
左側面20c、右側面20d、及び下面20eは、下部カバー21によって構成されている。下部カバー21は着脱が可能であるが、通常は下部ハウジング20の他の部分と固定された状態とされている。また、上面20fは上部ハウジング30と接続される面である。本実施形態においては、上面20fの4隅にハウジング接続部22が設けられており、それ以外の部分は、光源部3との間の配線などを行うための開口となっている。
【0036】
下部ハウジング20の内部は、その全体が駆動領域Aとなっている。
【0037】
駆動領域Aには、スポット光源装置1の各部を駆動制御するための駆動装置が設置されている。図3においては、駆動装置15として模式的に示してあるが、駆動装置15は複数の装置(回路等)から構成されて設置されていても良い。この駆動装置15は、各部へ電流を供給する電源部、各部の駆動を行う駆動回路、及びそれらを制御するコンピュータ等を有して構成される。
【0038】
駆動装置15は、操作パネル14の電源スイッチ14aに対して接続ケーブル15aで接続されている。また、図示していないが、操作パネル14の指示部14bや表示部14cなど(図1参照)の他の部分に対しても、同様に必要な配線によって接続されている。また、駆動装置15には、光源部3との間の配線のため、その端部に容易に着脱できるコネクタを有する接続ケーブル29が所定本数、図3においては2本、設けられている。
【0039】
次に、図1及び図2に示したスポット光源装置1の光源部3の構成について説明する。図4は、光源部3の内部構成について、上部ハウジング30等を一部破断するとともに内部カバー36を外した状態で示す斜視図、図5は、内部カバー36を装着した状態で示す斜視図である。また、図6は、光源部3の下面側の構成を示す斜視図である。なお、図4〜図6においては、光源部3を上部ハウジング30の後面30b側からみて示し、特に、図4及び図5においては、その内部構成の見易さのため、後述するランプ交換扉33を開けた状態で示している。
【0040】
上部ハウジング30の前面30aには、上述したように出射口13が設置されている。また、後面30bは、上部ハウジング30内に設置される放電管40を交換するための、開閉可能なランプ交換扉33によって構成されている。
【0041】
左側面30c、右側面30d、及び上面30fは、上部カバー31によって構成されている。上部カバー31は着脱が可能であり、放電管40の交換以外の光学系の調整や部品交換などの作業を行うために必要な場合には、側面でのネジ止めなどによって固定されている上部カバー31を外して、それらの作業を行うことが可能である。また、下面30eは下部ハウジング20と接続される面である。本実施形態においては、下面30eは、そのほぼ全体を覆うハウジング区分板32から構成されている。このハウジング区分板32は、光源部3から駆動部2の内部への光漏れを防ぐための遮蔽板の機能を有し、これによって、ハウジング20、30を接続した状態で、駆動部2及び光源部3が光学的に分離される。
【0042】
上部ハウジング30の内部には、出力領域B、光源領域C、及び通気領域Dが設けられている。図7は、図4〜図6に示した光源部3の、光出射の光軸を含む水平断面図であり、これらの領域区分についても図示されている。なお、図7においては、出射口13に取り付けられるファイバ差込口48及びファイバ49(図1参照)については図示していない。
【0043】
上部ハウジング30の内部には、これらの各領域を区分するため、前面及び左右の両側面の3面からなる第1区分部材34と、後面及び上面の2面からなる第2区分部材35と、両側面及び上面の3面からなる内部カバー36とが設置されている。これらの区分部材34、35及び内部カバー36は、各領域間を光学的に区切る遮蔽板としての機能を有する。また、同時に空冷のための空気流の経路を制御する制風板としても機能している。
【0044】
出力領域Bは、出射口13が設けられている上部ハウジング30の前面30aに面する装置前方部分に、その前面及び両側面を第1区分部材34によって、後面及び上面を第2区分部材35によって、また、下面をハウジング区分板32によって区分されて形成されている。
【0045】
第1区分部材34の前面には、上部ハウジング30の前面30aの出射口13に対向する位置に、出射口13に向けて光を通過させるための略円形状の出射開口部34aが設けられている。また、第2区分部材35の後面には、放電管40及び反射ミラー45からの光を出力領域Bへと入射させるための略円形状の開口部35aが設けられている。
【0046】
光源領域Cは、出力領域B及び上部ハウジング30の後面30bで挟まれた装置後方部分に、その前面を第2区分部材35によって、後面を上部ハウジング30の後面30bによって、両側面の前方部分を第1区分部材34によって、両側面の後方部分及び上面を内部カバー36によって、また、下面をハウジング区分板32によって区分されて形成されている。なお、反射ミラー45の下方の外面に対向するハウジング区分板32の部位には、空冷のための空気流を通過させる開口部32aが設けられている(図6参照)。
【0047】
また、出力領域B及び光源領域Cの左右の両側面を規定している第1区分部材34及び内部カバー36は、上部ハウジング30の両側面30c、30dに対して所定の間隔をあけて設置されている。そして、その間には、空気流によって装置内部の各部を冷却(空冷)するための通気領域Dが設けられている。なお、出力領域B及び光源領域Cの上面側についても、第2区分部材35及び内部カバー36と、上部ハウジング30の上面30fとの間に隙間が設けられており、空気流が通過可能な構成となっている。
【0048】
光源領域C及び出力領域B内の各部の具体的な構成、及び光源部3からの紫外光の生成と外部への出射について説明する。紫外光の出射は、光源領域Cにおける光の放射及び反射による導光と、出力領域Bにおける光の出射制御及び出射とによって行われる。光源領域Cと出力領域Bとは、上記のように第2区分部材35の後面によって区分されている。
【0049】
この第2区分部材35の後面は、光源領域Cから出力領域B内に入射しようとする余分な光を遮蔽する遮蔽板として機能しており、その面上に光出射の光軸を中心として形成された開口部35a内を通過した光以外は、光源領域Cから出力領域Bへは入射されない。ここで、光出射の光軸とは、放電管40(反射ミラー45)の中心軸、及び円形状の出射口13の中心を含む直線によって指定される軸をいう。
【0050】
光源領域C内には、紫外光を放射する放電管40と、反射ミラー45とを含むランプユニット5が設置されている。反射ミラー45としては、例えば楕円集光ミラーなどの所定形状を有するとともに、その内面に反射面が形成されたミラーが用いられる。放電管40から放射された紫外光は、反射ミラー45の反射面によって出力領域Bの方向へと反射される。
【0051】
ランプユニット5は、上部ハウジング30に対して固定された保持部材50によって、放電管40及び反射ミラー45を一体に保持して構成されている。保持部材50は、第1区分部材34の左右の両側面の後端部に接続され、ハウジング区分板32に対して垂直に固定されているミラー保持板51と、ミラー保持板51の4隅の所定の位置に、後方に突出するように取り付けられた支持棒51aと、支持棒51aを介してミラー保持板51に固定されている放電管保持板52と、を有する。
【0052】
ミラー保持板51には、反射ミラー45の出射開口部45aとほぼ同じ内径を有する開口が光軸を中心として形成されており、この開口を臨むように後方から反射ミラー45が固定されている。反射ミラー45は、リング状の板バネ51bによって、ミラー保持板51に対して押し付けられて固定及び位置決めがされている。
【0053】
放電管40は、その一方の電極であるカソード電極41が反射ミラー45の出射開口部45a側に、また、他方の電極であるアノード電極42が反射ミラー45の根元の放電管挿通口側に位置するように固定される。
【0054】
放電管40のアノード電極42側には、保持部材50に位置決めして固定するための位置決めフランジ(図示していない)が設けられている。一方、保持部材50には、放電管保持板52の開口部分に、放電管40の位置決めフランジの外径と略等しい内径を有する円筒状のフランジ保持部53が設置されている。このフランジ保持部53に後方から放電管40を挿通させることによって、放電管40が上部ハウジング30、反射ミラー45等に対して位置決めされる。フランジ保持部53に挿通された放電管40は、固定部材54によって後方から押し付けられて固定される。
【0055】
また、上部ハウジング30には、放電管40のカソード電極41に対して、カソード電極41に電気的に接続させるための接続部材55が設置されている。接続部材55は、カソード電極41の弾頭状プラグ41aに対して直接に接触する電極接続部56aを含む金属板製の電極接続板56を有して構成されている。この電極接続板56は、上部ハウジング30との絶縁のため、ハウジング区分板32に設けられた矩形状の開口(図示していない)を覆うように設置されたセラミック製などの絶縁板37上に設置されている。また、電極接続板56は、付勢手段である板バネ57を介して、絶縁板37に対して固定されている。
【0056】
このとき、放電管40がフランジ保持部53に挿通されて固定部材54によって固定されると、カソード電極41の弾頭状プラグ41aが電極接続板56の電極接続部56aに押し付けられる。一方、電極接続板56は板バネ57によって付勢されているので、これによって、カソード電極41と電極接続板56とが確実に電気的に接続されて、カソード電極41に必要な電圧が供給される。なお、アノード電極42に対しては、フランジ保持部53を介して電圧が供給される。
【0057】
また、接続部材55が固定されている絶縁板37の下方には、放電管40を始動(点灯)させるためのスタータが格納されているスタータ部43が設置されており(図6参照)、カソード電極41及びアノード電極42への電圧は、このスタータから供給される。また、スタータ部43には、駆動部2との間の配線のため、その端部に容易に着脱できるコネクタを有する接続ケーブル39が設けられている。
【0058】
上記のランプユニット5の構成においては、カソード電極41へのリード線の接続等が必要とされないので、フランジ保持部53側からの放電管40の着脱によって、容易に放電管40の交換を行うことができる。この放電管40の交換は、上部ハウジング30の後面30bに設けられたランプ交換扉33を開けた状態で、外部から行うことが可能である。
【0059】
光源領域C内に設置されたランプユニット5において、放電管40から放射され反射ミラー45で反射された紫外光は、第2区分部材35の開口部35a内を通過して出力領域Bに入射される。開口部35aの前方(出力領域B側)には、出射開口部34a及び出射口13の方向に突出するように、筒状部35bが形成されている。
【0060】
筒状部35bは、開口部35aと同様に光軸を中心軸とし、開口部35aと接続されて出射口13に向かって先細となる円錐台形状に形成されている(図7)。これによって、出力領域Bへと入射される光について、開口部35aによってその入射位置(通過位置)を制限するとともに、筒状部35bによって入射角度をも制限することができ、余分な光の効果的な遮蔽が可能となる。
【0061】
筒状部35bの前方の開口と、開口部34a及び出射口13との間には、出射口13からの光出射のON/OFFを切り換えるためのシャッター47が設置されている(図7)。シャッター47は、シャッター板47a及びシャッター駆動部47bを有して構成されている。本実施形態においては、シャッター47のシャッター板47aは、光出射の光軸(水平)に対して直交している垂直軸を回転軸として、ステッピングモータを含みシャッター板47aの下方に設置されているシャッター駆動部47bによって駆動される。図7においては、シャッター板47aについて、光出射がONの位置(光軸を開放した状態)を実線で、OFFの位置(光軸を遮断した状態)を点線で示している。
【0062】
出力領域Bには、シャッター47のみでなく、光出射を制御するための他の部材等をさらに設置しても良い。例えば、シャッター板47aと出射開口部34aとの間に、出射光量を調整するための光量絞りを設けても良い。また、シャッター47の制御回路等についても、出力領域B内に配置することが可能である。これらのシャッター47、光量絞り、あるいは制御回路等は、第2区分部材35に対して固定して設置することが好ましい。
【0063】
このとき、一体に固定された第2区分部材35及びシャッター47等によって、上部ハウジング30に対して着脱可能なシャッターユニットが構成され、第2区分部材35の第1区分部材34への着脱によって、シャッター47等の出力領域B内に設置された部材を一括して交換または設置することが可能となる。また、出力領域Bに面するハウジング区分板32の所定の位置には、図6に示すように、シャッター駆動部47bと駆動装置15との間の配線などのため、開口部32cが設けられており、駆動部2との間の配線に用いる接続ケーブル39が配置されている。
【0064】
上記の構成による光源部3において、光源領域C内で放電管40から放射された光は反射ミラー45によって反射され、遮蔽板である第2区分部材35後面の開口部35a及び筒状部35b内を通過して出力領域Bに入射される。出力領域Bでは、シャッター47によって光の出射のON/OFFが切り換えられ、ONの状態とされている場合には、光は第1区分部材34の出射開口部34a及び上部ハウジング30の前面30aの出射口13を経て、ファイバ差込口48に接続されたファイバ49に入射・集光されて、外部に出射される。
【0065】
ここで、光軸上には、シャッター47などに加えて、上記した光量絞りや、紫外光透過フィルタ46(図7参照)などの要素を必要に応じてさらに設置しても良い。また、シャッター47や光量絞りなどの動作については、操作パネル14の指示部14bから指示可能としておくことが好ましい。
【0066】
次に、駆動部2及び光源部3の接続方法について説明する。
【0067】
駆動部2を構成している下部ハウジング20の上面20fには、その4隅にハウジング接続部22が形成されている。一方、光源部3を構成している上部ハウジング30の下面30eには、駆動部2及び光源部3を光学的に分離するためのハウジング区分板32が設けられている。光源部3は、ハウジング区分板32の4隅がそれぞれ対応するハウジング接続部22上に位置するように駆動部2上に設置され、ハウジング接続部22とハウジング区分板32とは、ネジ止め等の方法によって4隅で固定されて、両ハウジング20、30が一体化される。
【0068】
ここで、本実施形態では、下部ハウジング20において、図3に示すように、下部カバー21の上端部がハウジング接続部22よりも上方にやや突出して、凹状の構造とされている。また、上部ハウジング30において、図6に示すように、ハウジング区分板32が上部カバー31の下端部よりも下方にやや突出して、凸状の構造とされている。この下部ハウジング20の凹状構造及び上部ハウジング30の凸状構造をはめあわせることによって、上部ハウジング30の下部ハウジング20への装着及び固定が行いやすい構成となっている。
【0069】
また、駆動部2及び光源部3の間の配線は、駆動部2側の駆動装置15からの接続ケーブル29、及び光源部3側のスタータ部43、シャッター47などからの接続ケーブル39によって模式的に示されている双方からの接続ケーブルのコネクタを接続することによって行われる。なお、この配線については、その一方をコネクタのみとしても良いし、あるいは、接続ケーブルの長さが充分であれば、配線されたままの状態で両ハウジング20、30の着脱を行うことも可能である。
【0070】
さらに、本スポット光源装置1においては、上部ハウジング30に設けられたランプ交換扉33が、放電管40が点灯されている状態で開けられてしまうことを防止するためのインターロック回路が設置されている。このインターロック回路は、駆動部2側の第1インターロック回路部28と、光源部3側の第2インターロック回路部38とを、駆動部2及び光源部3の装着時に接続することによって構成される。
【0071】
第1インターロック回路部28は、図3に示すように、電源接続部16からの配線ケーブル28a、及び操作パネル14の電源スイッチ14aからの配線ケーブル28bを有する。一方、第2インターロック回路部38には、図4〜図6に示すように、ハウジング区分板32の下面側に2組の端子38a、38bが設けられており、これらの端子38a、38b間の電気的な接続は、ハウジング区分板32の上面側にあるインターロック解除スイッチ38cによってON/OFFされるようになっている。
【0072】
そして、ランプ交換扉33には、板状のインターロック解除部材38dが、ランプ交換扉33から上部ハウジング30の内側に向かって突出するように取り付けられている。このインターロック解除部材38dは、ランプ交換扉33を閉めたときに、インターロック解除スイッチ38cを押し込むように配置されている。
【0073】
このような第1インターロック回路部28及び第2インターロック回路部38において、回路部28の配線ケーブル28a、28bを、回路部38の端子38a、38bのいずれかにそれぞれ接続して、インターロック回路を構成する。このとき、ランプ交換扉33が閉じていれば、解除部材38dによって解除スイッチ38cがONとされて端子38a、38b間が接続されているので、電源スイッチ14aをONにすることによって、装置を動作させることができる。
【0074】
一方、ランプ交換扉33が開いていると、解除スイッチ38cがOFFとされて端子38a、38b間が接続されない状態となる。このとき、電源接続部16及び電源スイッチ14a間が接続されなくなるので、電源スイッチ14aのON/OFFに関わらず、装置を動作させることはできない。これによって、下部ハウジング20に対する上部ハウジング30の配置方向にかかわらず、ランプ交換扉33の開/閉に伴うインターロックが実現される。
【0075】
なお、装置内部の冷却については、概略以下の通りである。本UVスポット光源装置1における内部の冷却は、外部から導入された外気による空気流によって行われ、空気流の経路は各部位に設けられた外気取込口、通気口等によって制御される(図7参照)。
【0076】
本実施形態においては、空冷に利用される空気流は、駆動部2に対しては下部ハウジング20の両側面20c、20dに設けられた外気取込口71から、また、光源部3に対しては上部ハウジング30の両側面30c、30dに設けられた外気取込口72から、それぞれ取り込まれる。また、下部ハウジング20の後面20bには排気口73が形成されており、この排気口73には、空気流を外部に排気するためのファン73aが設置されている。
【0077】
外気取込口71からの空気流は、下部ハウジング20内の駆動領域Aの各部を冷却した後、排気口73のファン73aによって排気される。また、外気取込口72からの空気流は、上部ハウジング30内の出力領域B、光源領域C、通気領域Dの各部、例えば放電管40のアノード電極42近傍などを冷却した後、ハウジング区分板32の開口部32aに設けられた通気部74を介して下部ハウジング20へと流入して、排気口73から排気される。これらの空気流によって、装置内部の各部分の冷却が行われる。なお、通気部74は、図6に示すように、開口部32aを通過した空気流の経路を制御すると同時に、駆動部2への光漏れを防止する形状となっている。また、図6においては、通気部74の右側部分を一部破断して示している。
【0078】
また、光源領域Cと通気領域Dとを区切っている第1区分部材34には、図5に示すように、放電管40のカソード電極41近傍を冷却するため、通気口75が形成されている。また、通気口75の後方には、第2外気取込口72からの空気流の一部を通気口75へと導くための制風板75aが設置されている。カソード電極41等を冷却した空気流は、ハウジング区分板32に設けられた通気口76を通過し(図6及び図7参照)、下部ハウジング20内へと流入して排気される。
【0079】
本実施形態によるスポット光源装置は、上述したように、駆動部2を構成する下部ハウジング20と、光源部3を構成する上部ハウジング30とが、着脱可能とされ、かつ、光源部3に設けられている出射口13の位置が、駆動部2に対して反転する2方向となるいずれの配置についても、互いに装着可能に構成されている。
【0080】
このとき、例えば図1及び図2に示したように、駆動部2に駆動装置15に接続されて設置される操作パネル14に対して、出射口13を同一面上としたフロント出射タイプの光源装置(図1)と、出射口13を反対面上としたリア出射タイプの光源装置(図2)とを、同一の部品及び部材による光源装置で構成することが可能となる。これらのフロント/リア出射タイプの光源装置は、いずれも製品としてのニーズがあるものであり、両タイプの光源装置を駆動部2及び光源部3の配置切り換えのみで実現することによって、製造効率の向上及び製造コストの低減が可能となる。
【0081】
また、上記の実施形態においては、放電管40のスタータが、上部ハウジング30側に設置されたスタータ部43に配置されている。このとき、ハウジング20、30の配置方向によらず放電管40及びスタータの位置関係は変わらないので、スタータを放電管の近くに設置して、高電圧印加時(例えば数10kV程度)に生じる配線でのリーク等を防止することができる。
【0082】
本発明による光源装置は、上記した実施形態によるスポット光源装置に限られるものではなく、様々な変形が可能である。また、UVスポット光源装置以外にも、例えば可視光を出射するスポット光源装置や、ファイバなどのライトガイドを有しない光源装置など、様々な構成及び用途の光源装置に適用することが可能である。
【0083】
また、装置及びハウジングの2つの部分への分離については、上記した実施形態では下部及び上部にハウジングを分割しているが、駆動系及び光学系を各ハウジング内に設置して駆動部及び光源部とする構成であれば、左部及び右部に分割して、一方を駆動部、他方を光源部とする形態を用いても良い。また、両ハウジングを分離した状態で装置を動作させないようなインターロックを設けても良い。例えば、図3に示した下部ハウジング20において、ハウジング接続部22の下方にインターロック解除スイッチを設けておき、上部ハウジング30をハウジング接続部22にネジ止めしたときに、ネジによって解除スイッチが押し込まれてインターロックが解除される構成などが考えられる。
【0084】
【発明の効果】
本発明による光源装置及びスポット光源装置は、以上詳細に説明したように、次のような効果を得る。すなわち、側方出射タイプの光源装置において、出射面に対して垂直な方向でハウジングを2つの部分(上下または左右)に分割し、その一方を駆動領域を含む駆動部、他方を出力領域及び光源領域を含む光源部とする。そして、分割された2つのハウジング部(例えば下部ハウジング及び上部ハウジング)を、互いに着脱可能とするとともに、駆動部に対する出射口の位置が反対方向となる2方向について装着可能に構成する。
【0085】
このとき、光学系は光源部側のハウジング内にすべて設置されているので、2つのハウジング部は、精密な位置合わせをすることなく、配線のための接続ケーブルのコネクタの着脱を行うなどの簡単な作業で装着することができる。また、駆動部側のハウジング部には通常は操作パネルが設置されるが、この操作パネルに対する光源部側の出射口の位置関係を切り換えることができ、例えば、フロント出射タイプ及びリア出射タイプの光源装置を、同一の部品を用いた光源装置で構成することが可能となる。
【0086】
これによって、使用者側の多用なニーズに対応することが可能となり、かつ、別々の光源装置を製造する必要がないので、製造効率の向上と、大幅なコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】UVスポット光源装置の一実施形態の外面構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示したUVスポット光源装置で上部ハウジングを反転したときの外面構成を示す斜視図である。
【図3】駆動部の内部構成について下部ハウジングを一部破断して示す斜視図である。
【図4】光源部の内部構成について上部ハウジングを一部破断するとともに内部カバーを外した状態で示す斜視図である。
【図5】光源部の内部構成について上部ハウジングを一部破断するとともに内部カバーを装着した状態で示す斜視図である。
【図6】光源部の下面側の構成を示す斜視図である。
【図7】光源部の、光出射の光軸を含む水平断面図である。
【符号の説明】
1…UVスポット光源装置、10…ハウジング、13…出射口、14…操作パネル、15…駆動装置、16…電源接続部、
2…駆動部、20…下部ハウジング、20a…前面、20b…後面、20c…左側面、20d…右側面、20e…下面、20f…上面、21…下部カバー、22…ハウジング接続部、28…第1インターロック回路部、29…接続ケーブル、
3…光源部、30…上部ハウジング、30a…前面、30b…後面、30c…左側面、30d…右側面、30e…下面、30f…上面、31…上部カバー、32…ハウジング区分板、32a…開口部、33…ランプ交換扉、34…第1区分部材、34a…出射開口部、35…第2区分部材、35a…開口部、35b…筒状部、36…内部カバー、37…絶縁板、38…第2インターロック回路部、38c…インターロック解除スイッチ、38d…インターロック解除部材、39…接続ケーブル、
40…放電管、41…カソード電極、41a…弾頭状プラグ、42…アノード電極、43…スタータ部、45…反射ミラー、45a…出射開口部、46…紫外光透過フィルタ、47…シャッター、48…ファイバ差込口、49…ファイバ、5…ランプユニット、50…保持部材、51…ミラー保持板、51a…支持棒、51b…リング状板バネ、52…放電管保持板、53…フランジ保持部、54…固定部材、55…接続部材、56…電極接続板、56a…電極接続部、57…板バネ、
71…第1外気取込口、72…第2外気取込口、73…排気口、73a…ファン、74…通気部、75…通気口、75a…制風板、76…通気口。

Claims (6)

  1. 光を放射する放電管と、
    前記放電管から放射された光を反射させる反射ミラーと、
    前記放電管及び前記反射ミラーが内部に格納されるハウジングと、
    前記反射ミラーからの光を出射するための、前記ハウジングの一方の側面に設けられた出射口と、を有する光源装置において、
    前記ハウジングは、
    前記一方の側面に略直交する第1の面を含み、前記放電管を駆動制御する駆動装置が格納される駆動領域をその内部に有して、装置を動作させる駆動部を構成する第1ハウジング部と、
    前記第1の面に対向する第2の面、及び前記一方の側面のうち前記出射口を含む部分を含み、前記出射口が臨み光の外部への出射の制御が行われる出力領域と、前記放電管及び前記反射ミラーが配置される光源領域とをその内部に有して、光を出射させる光源部を構成する第2ハウジング部と、からなり、
    前記第2ハウジング部は、前記第1ハウジング部に対して着脱可能であるとともに、前記出射口の位置が前記第1ハウジング部に対して反転する2方向のいずれにも装着可能に構成されていることを特徴とする光源装置。
  2. 前記第1ハウジング部は、前記第2ハウジング部の前記出射口に対して同一の面上に設けられた操作パネルを有することを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  3. 前記第1ハウジング部は、前記第2ハウジング部の前記出射口に対して反対の面上に設けられた操作パネルを有することを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  4. 前記第2ハウジング部は、前記放電管の交換を行うためのランプ交換扉を備えるとともに、
    前記第1ハウジング部には、電源供給のインターロック回路を構成する第1インターロック回路部が設置され、
    前記第2ハウジング部には、インターロック解除スイッチを有し、前記第1インターロック回路部に接続されて前記インターロック回路を構成する第2インターロック回路部と、前記ランプ交換扉の開/閉によって前記インターロック解除スイッチをOFF/ONの状態とするインターロック解除部材と、が設置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の光源装置。
  5. 前記第2ハウジング部に、前記放電管のスタータが設置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の光源装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項記載の光源装置であって、
    前記出射口に接続されて、出射される光を導光するライトガイドをさらに備えることを特徴とするスポット光源装置。
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