JP4306219B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像サイズの正規化を行う装置に関し、特に、被写体までの距離に応じた適切な倍率で正規化を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像処理技術の一つとして、画像サイズの正規化が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
画像サイズの正規化においては、正規化対象の画像が所定の正規化サイズへと拡大または縮小される。正規化対象の画像が正規化サイズより小さいときは、対象画像が拡大される。このとき、対象画像が小さいほど、拡大倍率は大きくなる。反対に、正規化対象の画像が正規化サイズより大きいときは、対象画像が縮小される。このときは、対象画像が大きいほど、縮小倍率(<1)は小さくなる。画像サイズの正規化により、元の画像の大きさに拘わらず、画像を同じ大きさにすることができる。正規化は、例えば、画像を同じ大きさで表示することによって見易くするために利用される。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−98609号公報(第8頁左欄第14−50行、図6)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、画像サイズの正規化処理は、元の画像のサイズに拘わらず、画像サイズを一定の大きさへと変換するものであるが、このような処理を行うと、場合によっては、以下に説明するように、変換された画像が見づらいものとなることがある。
【0006】
すなわち、監視カメラ等のカメラの撮影画像に写った被写体を抽出して正規化する場合を考えると、同じ大きさの被写体でも、被写体までの撮影距離の大きさによって被写体の大きさが異なり、したがって、正規化のための倍率も異なる。撮影距離が相当に大きいと、被写体が相当に小さくなり、正規化のための倍率が相当に大きくなる。この場合、倍率が大きすぎる結果、正規化された画像は、モザイク模様のようにざらついたものとなり、却って見づらい画像、すなわち被写体を認識しづらい画像になることがある。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、上述にて挙げた正規化処理の如くに画像サイズを変更するときに、被写体までの距離が大きい場合でも適当な画像を得ることが可能な技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理装置は、カメラの撮影画像から対象画像を抽出する対象画像抽出手段と、
前記対象画像の被写体までの撮影距離の大きさを表す情報を取得する距離情報取得手段と、前記対象画像の表示サイズを、前記被写体までの距離に応じて変更するサイズ変更手段と
を有している。
【0009】
この構成により、前記サイズ変更手段は、前記対象画像を正規化サイズにするための正規化倍率を、前記被写体までの距離に応じた大きさの補正幅だけ小さくなるように補正した補正正規化倍率を用いて、前記対象画像の表示サイズを変更することができる。
【0012】
また、本発明の画像処理装置において、前記距離情報取得手段は、前記距離の大きさを表す情報として、前記対象画像の大きさを表す情報を取得する。
【0013】
この構成により、同じ被写体であれば距離に応じて画像中の大きさが変わることを利用して、距離そのものの情報を用いずとも、距離に応じた本発明の適切な処理を行うことができる。
【0014】
また、本発明の画像処理装置において、前記対象画像抽出手段は、動画像における前記被写体の画像を追跡するように構成され、前記サイズ変更手段は、前記動画像における各時点での前記被写体を含む対象画像の表示サイズを、前記各時点での前記被写体までの距離に応じて変更する。
【0015】
この構成により、動画像中での被写体の移動に応じて、各時点での被写体までの距離に応じたサイズ変更が行われるので、動画像中で継続的に認識しやすい被写体画像が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態の画像処理装置を示している。本実施の形態では、画像処理装置10は、カメラ12と共に監視カメラシステムを構成している。カメラ12は、画像処理装置10から離れた場所に設置され、画像処理装置10と通信可能に接続される。画像処理装置10は、カメラ12から撮影画像を受信する。画像処理装置10は、モニタ14を有し、受信した画像をモニタ14に表示させる。また、画像処理装置10は、キーボードおよびマウス等の入力装置16を有し、入力装置16からオペレータの各種の指示を受け付ける。
【0021】
画像処理装置10は、コンピュータで構成されており、CPU、RAM、ROM等の構成を備える。コンピュータには、本実施の形態の画像処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムがインストールされており、このプログラムを実行することで本実施の形態の画像処理装置が実現される。コンピュータは、汎用のコンピュータでも、本実施の形態の監視カメラシステムのための専用コンピュータでもよい。
【0022】
図1に示されるように、画像処理装置10は、画像サイズの正規化のための構成として、対象画像指定受付部20、対象画像抽出部22、対象画像切出し部24、サイズ変更部26、倍率補正部28および補正パラメータ記憶部30を有する。
【0023】
対象画像指定受付部20は、正規化の対象画像の指定を受け付ける。対象画像の指定は、オペレータにより入力装置16を用いて入力され、対象画像指定受付部20により受け付けられる。対象画像抽出部22は、指定された対象画像を撮影画像から抽出する。対象画像切出し部24は、対象画像抽出部22が抽出した対象画像を、元の撮影画像から切り出す処理を行う。
【0024】
サイズ変更部26は、切り出された対象画像の表示サイズを変更することで対象画像を正規化する。本実施の形態では、サイズ変更部26は、本実施の形態に特徴的な補正正規化倍率を用いて正規化を行う。補正正規化倍率は、倍率補正部28により、補正パラメータ記憶部30に記憶されている情報を用いて求められる。補正正規化倍率については後述にて詳細に説明する。
【0025】
図2は、図1の画像処理装置10による処理の概略を示している。本実施の形態においては、オペレータは、撮影画像に写っている被写体を入力装置16で選択することで、正規化の対象画像を指定する。図2の例では、撮影画像中の人物がマウス等で選択される。この被写体の指定が、対象画像指定受付部20により受け付けられる。そして、対象画像抽出部22は、撮影画像を解析して、指定された被写体を内包する矩形領域(点線で示す)を求める。この領域の画像が、正規化の対象画像となる。
【0026】
本実施の形態では、上記の処理中で、対象画像の縦横比は固定されており、撮影画像の縦横比と同じに設定されている。また、被写体を含む領域の抽出は、撮影画像中の画素値の比較等の処理によって行われる。この抽出処理には、従来提案されている各種の画像処理技術の一つが適用されればよい。この種の技術は、例えば、特開平7−116905号公報および特開平7−116906号公報に開示されている。
【0027】
なお、対象画像は、上述と別の処理によって指定されてもよい。例えば、対象画像の2つの角の位置がマウス等で指定されてもよい。
【0028】
また、対象画像は、オペレータの指定を受け付けることなく、自動的に抽出されてもよい。例えば、撮影画像中の人物が画像処理により検出されれば、人物を含む領域画像が抽出される。
【0029】
図2に示されるように、対象画像が抽出されると、その対象画像が対象画像切出し部24により撮影画像から切り出される。そして、サイズ変更部26が、この対象画像のサイズを正規化のために変更する。このとき、本実施の形態では、補正正規化倍率が用いられる。
【0030】
図3は、補正正規化倍率を用いた正規化処理を示している。図3は、正規化により対象画像が拡大される場合を示している。以下では、拡大が行われる場合を想定して本実施の形態を説明する。ただし、後述するように、本実施の形態は、縮小による正規化にも適用可能である。
【0031】
図3の上段には、撮影画像A、B、Cが示されている。撮影画像A、B、Cには、おおよその大きさが分かる被写体である人間が写っている。撮影画像A、B、Cには、前段の対象画像抽出処理で抽出された正規化の対象画像a、b、cが、点線の四角形で示されている。
【0032】
撮影画像A、B、Cには同じ被写体が写っているが、被写体までの撮影距離(カメラから被写体までの距離)が異なる。撮影画像A、B、Cの順番で、撮影距離が大きい。そして、撮影距離の相違に応じて、図示のように、画像中での被写体の大きさが異なっており、撮影画像A、B、Cの順番で、被写体が小さくなる。これに伴い、対象画像a、b、cも、この順番で小さくなっている。
【0033】
図3の中段は、従来一般の正規化処理を示している。従来の正規化処理では、正規化対象画像のサイズが、一定のサイズ(ここでは正規化サイズという)へと変更される。被写体までの撮影距離が小さい場合、対象画像が比較的大きく、正規化倍率が小さいので、正規化された画像も比較的鮮明である(対象画像a)。しかし、撮影距離が大きい場合、対象画像が小さく、正規化倍率が大きいために、正規化された画像は、モザイク模様のようにざらついたものとなる(対象画像b、c)。撮影距離が大きいほど、ざらつきの程度が増し、これにより、被写体が認識しづらくなる。
【0034】
上記の点について、正規化倍率の計算式を用いてより具体的に説明する。正規化サイズの大きさをS0、対象画像a、b、cのサイズを、それぞれa0、b0、c0、正規化倍率をMa、Mb、Mcとする。この場合、正規化倍率Ma、Mb、Mcは、以下のようになる(Ma<Mb<Mc)。
【0035】
【数1】
Ma=S0/a0
Mb=S0/b0
Mc=S0/c0
従来は、上記の正規化倍率で対象画像を拡大することによって正規化が行われる。この場合、対象画像aは比較的大きいので、正規化倍率Maが小さく、正規化された画像は比較的鮮明である。しかし、対象画像cは小さいので、正規化倍率Mcが大きく、これにより、正規化された画像は相当にざらついたものとなる。
【0036】
図3の下段は、本実施の形態の正規化処理を示している。本実施の形態では、正規化された画像のざらつきを抑えるために、補正正規化倍率が用いられる。補正正規化倍率は、上述の正規化倍率を、被写体までの距離に応じた大きさの補正幅だけ小さくなるように補正した倍率である。
【0037】
補正正規化倍率の例を以下に示す。ここで、AMa、AMb、AMcは、それぞれ、対象画像a、b、cの補正正規化倍率である。
【0038】
【数2】
AMa=Ma×1.0=S0/a0×1.0
AMb=Mb×0.9=S0/b0×0.9
AMc=Mc×0.6=S0/c0×0.6
上記において、対象画像aについては、撮影距離が小さいので、正規化倍率Ma=S0/b0がそのまま補正正規化倍率として用いられる。対象画像bについては、正規化倍率Mbに補正係数0.9が掛けられている。対象画像cについては、撮影距離がより長いので、調整幅が大きくなるように、補正係数0.6が掛けられている。
【0039】
本実施の形態の正規化は、上記の補正正規化倍率を用いて行われる。したがって、図3に示されるように、撮影距離が長いときでも、倍率が大きすぎることがなく、画像が認識しづらくなるのを避けられる。
【0040】
なお、本実施の形態では、補正正規化倍率が補正前の正規化倍率より小さく補正されているので、正規化後の画像のサイズも、補正前の正規化倍率を使ったときの正規化サイズ(S0)より小さくなる。そして、撮影距離が長いほど、補正幅が大きいので、正規化後の画像のサイズが小さくなる。これに対して、正規化後の画像のサイズをS0に揃えることも可能である。そのためには、対象画像を切り出すときに、周囲の画像も一緒に切り出せばよい。このような変形例も、本実施の形態の補正正規化倍率を用いており、本発明の範囲に含まれる。
【0041】
ここで、本実施の形態の実際の処理は、補正正規化倍率を求めるために、被写体までの撮影距離が、対象画像の大きさによって表されることを利用する。撮影距離が大きくなるに従って対象画像が小さくなる。そこで、対象画像が小さいときに補正幅が大きくなるように補正幅が設定される。具体的には、図4の関数が補正係数として用いられる。
【0042】
図4において、横軸は対象画像のサイズxであり、縦軸は補正係数α(x)である。本実施の形態では、サイズxは、対象画像の水平方向の長さである。そして、本実施の形態では、サイズxの単位は例えばピクセル(画素)である。なお、前述したように、本実施の形態では、対象画像の縦横比が固定されている。したがって、上記の定義に示される画像の水平方向の長さは、対象画像のサイズを的確に表す。ただし、本発明の範囲内で対象画像の縦横比は固定されずともよく、この場合にも、対象画像のサイズが適当に定義されればよく、例えば、縦、横の長い方の辺の長さが対象画像のサイズとされる。
【0043】
図4に示されるように、補正係数α(x)は、対象画像のサイズxに対して単調減少する(0≦x、0<α(x)≦1)。そして、補正正規化倍率AMは、下式で表される。
【0044】
【数3】
AM=M×α(x)=S0/x×α(x)
ここで、Mは補正前の正規化倍率であり、AMが補正正規化倍率である(前出の図3では、対象画像a、b、cの正規化倍率は、符号a、b、cを付けて、Ma、Mb、Mcと表されており、補正正規化倍率は、同じく符号a、b、cを付けて、AMa、AMb、AMcと表されている)。
【0045】
図5は、図4の補正係数の関数α(x)を用いて補正された正規化倍率を示している。図5において、横軸は対象画像のサイズであり、縦軸は、補正前後の正規化倍率を示している。図4の関数α(x)が掛けられるので、図5に示されるように、対象画像のサイズが小さいほど、すなわち、撮影距離が大きいほど、正規化倍率の補正幅が大きくなる。
【0046】
なお、本実施の形態は、上述のように、対象画像のサイズと撮影距離との関係に基づき、撮影距離を表す情報として対象画像サイズxを用いている。ただし、実際には、対象画像のサイズは、撮影距離以外の条件、例えば被写体の大きさによっても異なる。また、被写体が同じでも、姿勢の変化によって撮影画像中での大きさが変わる。したがって、対象画像のサイズが撮影距離を正確に表していない場合もある。
【0047】
しかし、この点を考慮したとしても、対象画像のサイズは撮影距離と相当に関連しているので、上述の対象画像のサイズを用いる処理により、撮影距離に応じた正規化倍率の補正を実現できるといえる。特に、監視カメラシステムで人物画像を正規化する場合のように、被写体の大きさがある程度決まっていれば、対象画像のサイズが撮影距離の大小を概ね表しているといえる。
【0048】
また、別の観点では、本実施の形態のように対象画像のサイズを補正の基準に用いると、撮影距離が大きいために対象画像が小さいだけでなく、被写体が小さい等の別の理由で対象画像が小さいときにも、正規化での過度の拡大による画像のざらつきを抑えることができる。この点でも本実施の形態の処理は有利である。
【0049】
図1を再び参照すると、本実施の形態の画像処理装置10においては、補正パラメータ記憶部30が、図4の関数α(x)に相当するテーブルを記憶している。このテーブルにおいては、対象画像のサイズxが、関数α(x)の値と対応づけられている。
【0050】
倍率補正部28は、対象画像切出し部24から対象画像のサイズxを取得する。このとき、倍率補正部28は、本発明の距離情報取得手段として機能する。そして、倍率補正部28は、補正パラメータ記憶部30から、取得したサイズxに対応する関数α(x)の値、すなわち補正係数を読み出す。さらに、倍率補正部28は、前出の式AM=S0/x×α(x)に従い、補正正規化倍率AMを求める。サイズ変更部26は、倍率補正部28が求めた補正正規化倍率AMを用いて、対象画像のサイズを変更する。
【0051】
図6は、図1の画像処理装置10による正規化処理を示すフローチャートである。元の撮影画像が表示され(S10)、対象画像指定受付部20が対象画像の指定を受け付ける(S12)。対象画像抽出部22が、対象画像を撮影画像から抽出し(S14)、対象画像切出し部24が対象画像を撮影画像から切り出す(S16)。倍率補正部28が、対象画像のサイズに基づき、補正パラメータ記憶部30に記憶された補正係数を参照して、補正正規化倍率を求める(S18)。そして、サイズ変更部26が、倍率補正部28により求められた補正正規化倍率を用いて対象画像のサイズを変更する(S20)。サイズ変更後の画像は、正規化された画像として、モニタ14に表示される(S22)。
【0052】
以上に本発明の実施の形態を説明したが、上述の実施の形態は本発明の範囲内で当業者により変形可能なことはもちろんである。
【0053】
例えば、本実施の形態では、対象画像の縦横比が固定されており、撮影画像の縦横比と同一であったが、本発明はこれに限定されない。対象画像の縦横比は、被写体に応じて変更されてもよい。この場合には、前述したように、対象画像のサイズは適当に定められればよい。例えば、縦、横の長い方の辺の長さが対象画像のサイズとされる。
【0054】
また、本実施の形態では、対象画像が矩形であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、対象画像は、被写体そのものに対応する複雑な形状を有してもよい。この場合にも対象画像のサイズは適当に設定される。例えば、対象画像のサイズは、被写体を内包する矩形の高さとされる。
【0055】
また、本実施の形態では、対象画像が拡大される例について説明した。これに対して、対象画像を縮小する正規化においても本発明を同様に適用可能である。この場合には、正規化倍率は1より小さくなる。図4の補正係数の関数は同様に使用可能である。本発明の範囲内で、画像処理装置は、その用途に応じて、拡大と縮小の片方のみを行ってもよく、両方を行ってもよい。
【0056】
図7は、補正係数の別の例を示している。図4の補正係数は連続的に変化するのに対して、図7の補正係数は階段状に変化するように設定されている。この場合も、対象画像のサイズに応じて、すなわち、撮影距離に応じて調整幅が異なり、本発明の補正正規化倍率が得られる。補正係数の段階数は図7に限定されず、少なくとも2段階の補正係数が設定されていればよい。
【0057】
また、上述の実施の形態では、図1の補正パラメータ記憶部30は、補正係数を記憶していた。これに対し、補正パラメータ記憶部30は、補正正規化倍率を表す情報であれば、他の情報を記憶していてもよい。例えば、補正パラメータ記憶部30は、補正正規化倍率そのものを対象画像のサイズと対応付けて記憶していてもよい。この場合、倍率補正部28は、対象画像のサイズに対応する補正正規化倍率を読み出すことで、補正正規化倍率を求める。
【0058】
また、上述の実施の形態では、撮影距離を表す情報として、対象画像のサイズが用いられたが、本発明はこれに限定されない。例えば、撮影距離そのものが、撮影距離を表す情報として用いられてもよい。画像処理装置10は、カメラ12に設けられた距離センサによる撮影距離の検出情報を通信で入手し、この距離検出情報に応じて補正された正規化倍率を用いて正規化を行ってもよい。
【0059】
また、上述の実施の形態では監視カメラシステムに本発明が適用されたが、本発明はこれに限定されない。他の用途の画像処理装置に本発明が適用されてもよい。
【0060】
「動画像への適用」
次に、本発明の別の実施の形態を説明する。本実施の形態では、動画像の正規化が行われる。
【0061】
なお、上述の実施の形態でも、監視カメラシステムは動画像を撮影し、表示してよい。ただし、例示された正規化処理は、動画像中の1時点の画像に対して行われた。これに対して、本実施の形態では、動画像中の被写体の画像が、ある期間に渡って継続的に正規化される。
【0062】
図8は、本実施の形態の画像処理装置100を備えた監視カメラシステムを示している。以下では、図1の画像処理装置10と共通する事項の説明は省略する。
【0063】
図8において、画像処理装置100は、カメラ12から動画像を受信する。対象画像指定受付部102は、図1の対象画像抽出部22と同様の機能に加えて、被写体追跡部104を有する。被写体追跡部104は、動画像を構成する各フレームにおける被写体を追跡する。
【0064】
対象画像切出し部24、サイズ変更部26、倍率補正部28および補正パラメータ記憶部30は、図1と同様の構成を有する。ただし、これらの構成要素は、動画像を構成する各フレームに対して、上述の実施の形態で説明した処理を行う。したがって、サイズ変更部26は、動画像における各時点での対象画像のサイズを、該当時点での被写体までの距離に応じた補正正規化倍率(具体例では対象画像のサイズに応じた補正幅だけ補正された正規化倍率)を用いて変更する。
【0065】
次に、図8の画像処理装置100の動作の例を説明する。画像処理装置100は、カメラ12から受信した動画像を図示しない記憶装置に記録している。オペレータは、入力装置16を操作して、動画像の一つのフレームをモニタ14に表示させる。そして、上述の実施の形態と同様にして、入力装置16を操作して被写体を選択する。この選択操作が対象画像指定受付部20により、対象画像の指定として受け付けられる。
【0066】
対象画像抽出部102は、上述の第1の実施の形態と同様にして、指定された被写体を含む対象画像を抽出する。対象画像切出し部24、サイズ変更部26および倍率補正部28も、上述の第1の実施の形態と同様にして、対象画像の切出しとサイズの変更を行う。
【0067】
被写体追跡部104は、後続する各フレームから被写体を画像処理により検出することで、被写体を追跡する。対象画像抽出部102は、各フレームから被写体を含む対象画像を抽出する。そして、対象画像切出し部24、サイズ変更部26および倍率補正部28も、各フレームに対して上述の処理を行う。すなわち、各フレームから対象画像が切り出され、対象画像のサイズから補正正規化倍率が求められ、補正正規化倍率を用いてサイズが変更される。このようにして、各フレームから正規化画像が得られ、それら正規化画像は順次モニタ14に表示される。
【0068】
図9は、動画像中で被写体がカメラに近づくときの正規化処理の例を示している。図示のように、動画像中で被写体が追跡される。この追跡では、時間軸に沿った各時点のフレームから被写体が検出される。各フレームから、被写体を含む対象画像が抽出され(点線)、対象画像に対して補正正規化倍率を用いた正規化が行われる。被写体が近づくに従い、対象画像のサイズが順次大きくなり、これに伴い補正正規化倍率も変化する。各時点で適切な倍率が使われるので、継続的に認識し易い正規化動画像が得られる。
【0069】
図10は、図9の処理が行われるときの補正係数の変化を示している。被写体がカメラから遠くにあるときの対象画像のサイズはxaである。被写体は、対象画像のサイズがxbになるまでカメラに近づくとする。この間に、補正係数は、矢印で示されるように、関数α(x)のラインに沿って移動する。
【0070】
また、図11は、図9の処理に対応した補正正規化倍率の変化を示している。補正係数が図10に示されるように変化する結果、補正正規化倍率も図11のラインに沿って移動する。各時点での正規化は、その時点の補正正規化倍率を用いて行われる。
【0071】
以上のように、本発明の実施の形態の画像処理装置は、対象画像の表示サイズを被写体までの距離に応じて変更するように構成されているので、距離が遠くて被写体が小さいときの過度の拡大を回避できるといったように、認識しやすい適切な画像を得ることが可能になる。
【0072】
また、本発明の実施の形態の画像処理装置は補正正規化倍率を用いて正規化を行うように構成されており、補正正規化倍率は、対象画像を正規化サイズにするための正規化倍率を、被写体までの距離に応じた大きさの補正幅だけ小さくなるように補正した倍率である。このような構成を設けたので、撮影距離が小さいときには従来と同様またはそれに近い倍率での正規化を行いつつ、撮影距離が大きくて被写体が小さく画像に写っているときには、過度な拡大による画像のざらつきを抑えることができる。したがって、撮影距離が小さいときも、大きいときも、認識しやすい適切な正規化画像が得られる。
【0073】
また、本発明の実施の形態の画像処理装置は、距離の大きさを表す情報として、対象画像の大きさを表す情報を用いるように構成されている。この構成により、同じ被写体であれば距離に応じて画像中の大きさが変わることを利用して、距離そのものの情報を用いずとも、距離に応じた本発明の適切な処理を行うことができる。
【0074】
また、本発明の実施の形態の画像処理装置は、動画像における被写体の画像を追跡して、継続的に被写体を含む対象画像を抽出して、対象画像のサイズ変更を行うように構成されている。そして画像処理装置は、各時点での対象画像のサイズを、各時点での被写体までの距離に応じて変更する。このような構成により、動画像中での被写体の移動に応じて、各時点での被写体までの距離に応じたサイズ変更が行われるので、動画像中で継続的に認識しやすい被写体画像が得られる。
【0075】
この点に関し、上述の実施の形態の例では、動画像中で人物等の被写体が近づいたり、遠ざかったりするときに、被写体の位置変化に応じて補正量が異なる補正正規化倍率が用いられ、正規化が行われる。このようにして、被写体の移動に応じて適切に補正された正規化倍率を用いて正規化を行うので、動画像中で継続的に認識しやすい被写体画像が得られる。
【0076】
なお、既に述べたとおり、上述の実施の形態は、本発明の範囲内で当業者により変形可能なことはもちろんである。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、対象画像の表示サイズを、前記被写体までの距離に応じて変更するように構成したことにより、距離が遠くて被写体が小さいときの過度の拡大を回避できるといったように、サイズ変更の際に認識しやすい適切な画像が得られるという、すぐれた効果を有する画像処理装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像処理装置を示す図
【図2】本発明の実施の形態の画像処理装置による正規化処理の概略を示す図
【図3】本実施の形態の補正正規化倍率を用いた正規化処理を、従来の正規化倍率を用いた処理と比較して示す図
【図4】本発明の実施の形態の画像処理で用いられる補正係数を示す図
【図5】本発明の実施の形態の処理にて補正係数が適用された補正正規化倍率を示す図
【図6】本発明の実施の形態の画像処理装置による正規化処理を示すフローチャート
【図7】補正係数を表す関数の別の例を示す図
【図8】本発明の別の実施の形態の画像処理装置を示す図
【図9】本発明の別の実施の形態の画像処理装置により、カメラに接近する被写体の画像を正規化する処理を示す図
【図10】本発明の別の実施の形態の画像処理装置により正規化が行われるときの補正係数の変化を示す図
【図11】本発明の別の実施の形態の画像処理装置により正規化が行われるときの補正正規化倍率の変化を示す図
【符号の説明】
10 画像処理装置
12 カメラ
14 モニタ
16 入力装置
20 対象画像指定受付部
22 対象画像抽出部
24 対象画像切出し部
26 サイズ変更部
28 倍率補正部
30 補正パラメータ記憶部

Claims (10)

  1. カメラの撮影画像から対象画像を抽出する対象画像抽出手段と、
    前記対象画像の被写体までの撮影距離の大きさを表す情報を取得する距離情報取得手段と、
    前記対象画像の表示サイズを、前記被写体までの距離に応じて変更するサイズ変更手段とを有し、
    前記サイズ変更手段は、前記対象画像を正規化サイズにするための正規化倍率を、前記被写体までの距離に応じた大きさの補正幅だけ小さくなるように補正した補正正規化倍率を用いて、前記対象画像の表示サイズを変更することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記距離情報取得手段は、前記距離の大きさを表す情報として、前記対象画像の大きさを表す情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記対象画像抽出手段は、動画像における前記被写体の画像を追跡するように構成され、前記サイズ変更手段は、前記動画像における各時点での前記被写体を含む対象画像の表示サイズを、前記各時点での前記被写体までの距離に応じて変更することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. カメラの撮影画像から対象画像を抽出する対象画像抽出ステップと、
    前記対象画像の被写体までの撮影距離の大きさを表す情報を取得する距離情報取得ステップと、
    前記対象画像の表示サイズを、前記被写体までの距離に応じて変更するサイズ変更ステップとを有し、
    前記サイズ変更ステップは、前記対象画像を正規化サイズにするための正規化倍率を、前記被写体までの距離に応じた大きさの補正幅だけ小さくなるように補正した補正正規化倍率を用いて、前記対象画像の表示サイズを変更することを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記距離情報取得ステップは、前記距離の大きさを表す情報として、前記対象画像の大きさを表す情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 前記対象画像抽出ステップは、動画像における前記被写体の画像を追跡するように構成され、前記サイズ変更ステップは、前記動画像における各時点での前記被写体を含む対象画像の表示サイズを、前記各時点での前記被写体までの距離に応じて変更することを特徴とする請求項4または5に記載の画像処理方法。
  7. コンピュータにカメラの撮影画像から対象画像を抽出する対象画像抽出ステップと、
    前記対象画像の被写体までの撮影距離の大きさを表す情報を取得する距離情報取得ステップと、
    前記対象画像の表示サイズを、前記被写体までの距離に応じて変更するサイズ変更ステップとを実行させる画像処理プログラムであって、
    前記サイズ変更ステップが、前記対象画像を正規化サイズにするための正規化倍率を、前記被写体までの距離に応じた大きさの補正幅だけ小さくなるように補正した補正正規化倍率を用いて、前記対象画像の表示サイズを変更することを特徴とする画像処理プログラム。
  8. 前記距離情報取得ステップ、前記距離の大きさを表す情報として、前記対象画像の大きさを表す情報を取得することを特徴とする請求項7に記載の画像処理プログラム。
  9. 前記対象画像抽出ステップ、動画像における前記被写体の画像を追跡するように構成され、前記サイズ変更ステップは、前記動画像における各時点での前記被写体を含む対象画像の表示サイズを、前記各時点での前記被写体までの距離に応じて変更することを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理プログラム。
  10. 請求項7〜9のいずれかに記載のプログラムを格納した、コンピュータにて読取可能な記録媒体。
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