JP4305744B2 - 信号処理装置および信号処理方法、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

信号処理装置および信号処理方法、プログラム、並びに記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、信号処理装置および信号処理方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、例えば、画像信号の信号処理にとって適切な画像信号を得て、その画像信号を信号処理することにより、高画質の画像信号を得ることができるようにする信号処理装置および信号処理方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
例えば、ディジタル(スチル/ビデオ)カメラなどの撮像装置では、被写体光(被写体からの光)を感知し、光電変換を行うことで、その被写体光に対応する電気信号である画像信号を出力するセンサとしての、例えば、CCD(Charge Coupled Device)や、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージャ(CMOSセンサ)などを有するセンサ手段(あるいは撮像手段)において、被写体光が受光され、その受光量に応じた画像信号が出力される。
センサ手段としては、例えば、単板式や3板式と呼ばれるものがある。単板式では、R(Red),G(Gree),B(Blue)の光を透過する色フィルタが、例えば、いわゆるベイヤー配列と呼ばれるパターンに配置された光学フィルタを用い、センサの画素に、R,G,Bの光のうちのいずれかが入射される。従って、センサの各画素では、R,G,Bの光のうちのいずれかが受光され、1画素につき、R,G,Bのうちのいずれかの信号成分を有する画像信号が出力される。このように、単板式では、センサから得られる画像を構成する各画素が、R,G,Bのうちのいずれかの信号成分のみ有するため、後段の回路において、各画素が有していない信号成分の補間が行われる。即ち、例えば、R信号(成分)のみ有している画素に注目すると、その注目画素については、その画素に近いG信号のみ有する画素と、B信号のみ有する画素などによって、注目画素のG信号とB信号が予測される(例えば、特許文献1参照)。
一方、3板式では、例えば、センサ手段が、R,G,Bそれぞれ用の3つのセンサで構成され、R用のセンサでRの光が,G用のセンサでGの光が,B用のセンサでBの光が、それぞれ受光され、1画素につき、R信号、G信号、およびB信号の3成分を有する画像信号が出力される。
ここで、3板式の撮像装置では、ある光線に注目すると、その注目光線が、プリズムによって、R,G,Bそれぞれの光に分光され、Rの光はR用のセンサで、Gの光はG用のセンサで、Bの光はB用のセンサで、それぞれ受光される。従って、R,G,Bそれぞれ用のセンサは、注目光線のR,G,Bそれぞれの光が、R,G,Bそれぞれ用のセンサの同一位置の画素で受光されるように、光学的に等価な(同一の)位置に配置される。
なお、垂直方向の解像度が向上した画像信号を得るため、G用のセンサを、R用のセンサおよびB用のセンサに対して、1/2画素分だけずれた位置に配置した撮像装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002-135797号公報。
特開平08-256345号公報。
ところで、センサ手段の後段では、多くの場合、センサ手段が出力する画像信号の画質を改善するための信号処理が行われる。
即ち、センサ手段が有するセンサとしてのCCDやCMOSセンサなどは、そこに入射する光(被写体光)を、画素に対応する範囲で、ある露光時間の間に受光し、その受光量に対応する画像信号を出力する。従って、センサは、時間的および空間的に連続な光を、画素に対応する範囲で、露光時間の間だけ、いわばサンプリングし、そのサンプリング結果を、画像信号(画素値)として出力しているということができる。
このように、センサ手段が出力する画像信号は、時間的および空間的に連続な光のサンプリング結果であるから、元の光に含まれる情報の一部が欠落したものとなっている。このため、センサ手段が出力する画像信号は、元の光に対応する画像の画質よりも劣化したものとなる。
センサ手段の後段では、センサ手段が出力する、上述のように元の光よりも画質の劣化した画像信号を高画質化するための信号処理が行われる。
ところで、従来においては、センサ手段は、その後段で行われる信号処理に無関係に製造される。従って、センサ手段は、その後段で行われる信号処理とは無関係の(信号処理が考慮されていない)特性を有する。
このように、センサ手段は、その後段でどのような信号処理が行われるかに無関係な特性を有し、その特性の下で得られる画像信号を出力する。従って、センサ手段の後段で行われる信号処理において改善される画質には、ある程度の限界がある。
一方、センサ手段の特性が、その後段で行われる信号処理に対応した特性となっていれば、センサ手段において、その後段で行われる信号処理にとって適切な画像信号が出力され、これにより、その信号処理によって、より画質の改善した画像信号を得ることができる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、信号処理にとって適切な画像信号を得て、その画像信号を信号処理することにより、高画質の画像信号を得ることができるようにするものである。
本発明の一側面の信号処理装置は、光を感知し、光に対応する画像信号の第1の成分を出力する第1のセンサと、画像信号の第2の成分を出力する第2のセンサとを、少なくとも有するセンサ手段と、センサ手段の出力から得られる第1のディジタル画像信号に対して信号処理を施し、第2のディジタル画像信号を出力する信号処理手段とを備え、第1および第2のセンサは、あらかじめ行われた学習によって、信号処理に対応した配置状態にされており、信号処理手段は、第1のディジタル画像信号を用いて、注目画素の特徴を抽出する特徴抽出手段と、注目画素の特徴に応じて、注目画素をクラス分けするクラス分類手段と、注目画素のクラスに応じた係数を出力する係数出力手段と、注目画素のクラスに応じた係数と、第1のディジタル画像信号とを用いた演算により、注目画素の第2のディジタル信号を求める演算手段とを有する信号処理装置である。
本発明の一側面の信号処理方法は、光を感知し、光に対応する画像信号の第1の成分を出力する第1のセンサと、画像信号の第2の成分を出力する第2のセンサとを、少なくとも有するセンサ手段が出力する画像信号を取得する取得ステップと、センサ手段の出力から得られる第1のディジタル画像信号に対して信号処理を施し、第2のディジタル画像信号を出力する信号処理ステップとを備え、第1および第2のセンサは、あらかじめ行われた学習によって、信号処理に対応した配置状態にされており、信号処理ステップは、第1のディジタル画像信号を用いて、注目画素の特徴を抽出する特徴抽出ステップと、注目画素の特徴に応じて、注目画素をクラス分けするクラス分類ステップと、注目画素のクラスに応じた係数を出力する係数出力ステップと、注目画素のクラスに応じた係数と、第1のディジタル画像信号とを用いた演算により、注目画素の第2のディジタル信号を求める演算ステップとを有する信号処理方法である。
本発明の一側面のプログラムは、光を感知し、光に対応する画像信号の第1の成分を出力する第1のセンサと、画像信号の第2の成分を出力する第2のセンサとを、少なくとも有するセンサ手段が出力する画像信号を取得する取得ステップと、センサ手段の出力から得られる第1のディジタル画像信号に対して信号処理を施し、第2のディジタル画像信号を出力する信号処理ステップとを備え、第1および第2のセンサは、あらかじめ行われた学習によって、信号処理に対応した配置状態にされており、信号処理ステップは、第1のディジタル画像信号を用いて、注目画素の特徴を抽出する特徴抽出ステップと、注目画素の特徴に応じて、注目画素をクラス分けするクラス分類ステップと、注目画素のクラスに応じた係数を出力する係数出力ステップと、注目画素のクラスに応じた係数と、第1のディジタル画像信号とを用いた演算により、注目画素の第2のディジタル信号を求める演算ステップとを有する処理をコンピュータに行わせるためのプログラムである。
本発明の一側面の記録媒体は、光を感知し、光に対応する画像信号の第1の成分を出力する第1のセンサと、画像信号の第2の成分を出力する第2のセンサとを、少なくとも有するセンサ手段が出力する画像信号を取得する取得ステップと、センサ手段の出力から得られる第1のディジタル画像信号に対して信号処理を施し、第2のディジタル画像信号を出力する信号処理ステップとを備え、第1および第2のセンサは、あらかじめ行われた学習によって、信号処理に対応した配置状態にされており、信号処理ステップは、第1のディジタル画像信号を用いて、注目画素の特徴を抽出する特徴抽出ステップと、注目画素の特徴に応じて、注目画素をクラス分けするクラス分類ステップと、注目画素のクラスに応じた係数を出力する係数出力ステップと、注目画素のクラスに応じた係数と、第1のディジタル画像信号とを用いた演算により、注目画素の第2のディジタル信号を求める演算ステップとを有する処理をコンピュータに行わせるためのプログラムが記録されている記録媒体である。
本発明の一側面においては、光を感知し、光に対応する画像信号の第1の成分を出力する第1のセンサと、画像信号の第2の成分を出力する第2のセンサとを、少なくとも有するセンサ手段の出力から得られる第1のディジタル画像信号に対して信号処理が施され、第2のディジタル画像信号が出力される。この場合において、第1および第2のセンサは、あらかじめ行われた学習によって、信号処理に対応した配置状態にされている。さらに、信号処理では、第1のディジタル画像信号を用いて、注目画素の特徴が抽出され、注目画素の特徴に応じて、注目画素がクラス分けされる。そして、注目画素のクラスに応じた係数が出力され、注目画素のクラスに応じた係数と、第1のディジタル画像信号とを用いた演算により、注目画素の第2のディジタル信号が求められる。
本発明によれば、信号処理にとって適切な信号を得ることができ、さらに、その信号を信号処理することにより、例えば、高画質の画像信号などを得ることができる。
図1は、本発明を適用した撮像装置の一実施の形態の構成例を示している。
なお、図1の撮像装置は、例えば、ディジタルスチルカメラやディジタルビデオカメラなどに適用することができる。ここでは、図1の撮像装置が、例えば、ディジタルビデオカメラであるものとする。
センサ部1は、画素に対応する複数の光電変換素子を有し、そこに入射する被写体光を感知し、その被写体光に対応する画像信号を出力する。即ち、センサ部1は、被写体光を受光し、その受光量に対応した電気信号としての画像信号を、信号調整部2に供給する。
信号調整部2は、センサ部1から出力される画像信号に含まれる、いわゆるリセットノイズを除去するためのCDS(Correlated Double Sampling)処理を行い、その処理の結果得られる画像信号を、A/D(Analog/Digital)変換部3に供給する。A/D変換部3は、信号調整部2から供給される画像信号をA/D変換し、即ち、画像信号をサンプリングして量子化し、その結果得られるディジタル画像信号を、信号処理部4に供給する。
信号処理部4は、A/D変換部3からのディジタル画像信号(以下、適宜、単に、画像信号ともいう)を、第1の画像信号として、その第1の画像信号に対して、所定の画像変換処理を施し、その結果得られるディジタル画像信号を、第2の画像信号として、出力部5に出力する。
出力部5は、信号処理部4が出力する第2の画像信号を受信して出力する。即ち、出力部5は、信号処理部4からの第2の画像信号を、図示せぬ外部端子から出力し、あるいは、図示せぬモニタに表示させる。また、出力部5は、第2の画像信号を、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、半導体メモリなどの図示せぬ記録媒体に記録し、あるいは、電話回線、インターネット、LANその他の有線または無線の伝送媒体を介して送信する。
以上のように構成される撮像装置では、センサ部1において、被写体光が受光され、その受光量に対応した電気信号としての画像信号が、信号調整部2およびA/D変換部3を介して、信号処理部4に供給される。信号処理部4は、センサ部1から信号調整部2およびA/D変換部3を介して供給される画像信号を、第1の画像信号として、その第1の画像信号に対して、例えば、解像度を向上させるなどの画質を改善する画像変換処理などの信号処理を施し、その結果得られる、画質が改善された第2の画像信号を、出力部5に出力する。出力部5では、信号処理部4から供給される第2の画像信号が出力される。
ここで、センサ部1は、信号処理部4で行われる信号処理に対応した特性、即ち、信号処理部4で行われる信号処理にとって、センサ部1から適切な画像信号が出力される特性に設定されている。
即ち、センサ部1は、例えば、3板式のセンサ手段であり、画像信号のR,G,Bそれぞれの成分を取得する3つのセンサ(後述する図3のR受光部23R,G受光部23G,B受光部23B)から構成される。従って、センサ部1は、1画素につき、R信号,G信号,B信号の3成分を有する画像信号を出力する。そして、後述する学習によって、信号処理部4で行われる信号処理にとって、センサ部1が適切な画像信号を出力するときのセンサ部1の特性の情報が、あらかじめ求められており、センサ部1は、そのような特性に設定されている。具体的には、センサ部1の特性としての、例えば、センサ部1が有する3つのセンサの1以上の配置状態が、信号処理部4で行われる信号処理にとって、センサ部1が適切な画像信号を出力する状態、即ち、信号処理部4で行われる信号処理に対応した配置状態に設定されている。ここで、センサの配置状態には、センサの配置位置と、センサの姿勢(回転状態)とが含まれる。但し、本実施の形態では、説明を簡単にするため、センサ部1の特性として、センサ部1が有するセンサの配置位置を採用することとする。なお、センサの姿勢も、センサ部1の特性として採用することが可能である。
以上のように、センサ部1は、信号処理部4の信号処理に対応した特性に設定されているので、センサ部1からは、信号処理部4の信号処理にとって適切な画像信号が出力される。従って、信号処理部4において、その画像信号を信号処理することにより、高画質の画像信号を得ることができる。
図2は、図1の信号処理部4および出力部5の構成例を示している。
信号処理部4は、3つの信号処理部11R,11G,11Bで構成されている。
信号処理部11Rは、A/D変換部3から供給されるR,G,B信号を有する第1の画像信号を受信し、その第1の画像信号に信号処理を施すことにより、第2の画像信号のR信号(成分)を得て、出力部5に供給する。
信号処理部11Gは、A/D変換部3から供給されるR,G,B信号を有する第1の画像信号を受信し、その第1の画像信号に信号処理を施すことにより、第2の画像信号のG信号(成分)を得て、出力部5に供給する。
信号処理部11Bは、A/D変換部3から供給されるR,G,B信号を有する第1の画像信号を受信し、その第1の画像信号に信号処理を施すことにより、第2の画像信号のB信号(成分)を得て、出力部5に供給する。
出力部5は、出力部12R,12G,12Bで構成されている。出力部12R,12G,12Bは、信号処理部11R,11G,11Bが出力する第2の画像信号のR信号、G信号、B信号をそれぞれ受信して出力する。
なお、以下、適宜、信号処理部11R,11G、または11Bを、信号処理部11とも記載する。
次に、図3は、図2(図1)のセンサ部1の構成例を示している。
被写体光は、レンズ21に入射し、レンズ21は、その被写体光を、プリズム22を介して、R受光部23R,G受光部23G,B受光部23B上に、それぞれ集光させる。
即ち、レンズ21に入射した被写体光は、プリズム22に出射される。プリズム22は、レンズ21からの被写体光を、R,G,Bの光に分光し、そのR,G,Bの光を、R受光部23R,G受光部23G,B受光部23Bが配置されている方向に出射する。
R受光部23R,G受光部23G,B受光部23Bは、例えば、フォトダイオード等の光電変換素子で構成され、プリズム22からのR,G,Bの光を受光し、これにより、その受光量に対応する電気信号としてのR信号、G信号、B信号を取得して、信号調整部2に出力する。
ここで、R受光部23R,G受光部23G,およびB受光部23Bとしては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を採用することができる。但し、R受光部23R,G受光部23G,およびB受光部23Bは、CCDに限定されるものではなく、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサや、a-Se(アモルファスセレン)半導体の光導電ターゲット内で生じる電子のなだれ増倍現象を利用した撮像管であるHARP(High Gain Avalanche Rushing Amorphous Photoconductor)などとすることも可能である。
以上のように構成されるセンサ部1では、R受光部23R,G受光部23G,B受光部23Bの配置位置が、信号処理部4(信号処理部11R,11G、および11B)の信号処理にとって適切な画像信号(のR,G,B信号)が出力される位置に設定されている。即ち、R受光部23R,G受光部23G,B受光部23Bは、信号処理部4の信号処理に対応した位置に配置されている。ここで、信号処理部4の信号処理に対応したR受光部23R,G受光部23G,B受光部23Bの配置位置は、例えば、後述する学習が行われることにより、あらかじめ求められる。
なお、ここでは、説明を簡単にするため、R受光部23Rの全体の配置位置が、学習により求められた位置に設定されているものとする。同様に、G受光部23GとB受光部23Bについても、それぞれの全体の配置位置が、学習により求められた位置に設定されているものとする。但し、例えば、MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)技術を利用することにより、R受光部23Rとして、画素の配置位置を実質的に変化(移動)させることができるものを採用し、信号処理部4の信号処理に対応したR受光部23Rの個々の画素の配置位置を、学習によってあらかじめ求め、R受光部23Rの個々の画素を、学習によって求めた位置に配置することも可能である。G受光部23GおよびG制御部24Gについても、同様である。
次に、図4は、図2の信号処理部11の構成例を示している。
信号処理部11R,11G,および11Bには、センサ部1が出力する画像信号が、信号調整部2およびA/D変換部3を介して、第1の画像信号として供給される。
信号処理部11Rは、画像変換部31Rで構成されている。信号処理部11Rに供給される第1の画像信号は、画像変換部31Rに供給される。画像変換部31Rは、第1の画像信号に対して、例えば、解像度を向上させるなどの画質を改善する画像変換処理を施し、その結果得られる、画質が改善されたRのディジタル画像信号を、第2の画像信号のR信号として、出力部5に供給する。
信号処理部11Gは、画像変換部31Gで構成されている。信号処理部11Gに供給される第1の画像信号は、画像変換部31Gに供給される。画像変換部31Rは、第1の画像信号に対して、例えば、解像度を向上させるなどの画質を改善する画像変換処理を施し、その結果得られる、画質が改善されたGのディジタル画像信号を、第2の画像信号のG信号として、出力部5に供給する。
信号処理部11Bは、画像変換部31Bと画像記憶部32Bで構成されている。信号処理部11Bに供給される第1の画像信号は、画像変換部31Bに供給される。画像変換部31Bは、第1の画像信号に対して、例えば、解像度を向上させるなどの画質を改善する画像変換処理を施し、その結果得られる、画質が改善されたBのディジタル画像信号を、第2の画像信号のB信号として、出力部5に供給する。
なお、画像変換部31R,31G,31Bそれぞれは、同様に構成されており、以下、適宜、画像変換部31R,31G、または31Bを、画像変換部31と記載する。
次に、図5のフローチャートを参照して、図2(図1)の撮像装置の動作について説明する。
撮像装置では、まず最初に、ステップS1において、信号処理部4が、信号処理の対象とする第1の画像信号を、センサ部1から取得する。即ち、ステップS1では、センサ部1が被写体光を受光し、光電変換を行うことにより、電気信号としての画像信号を取得して(被写体を撮像して)、信号調整部2に供給する。信号調整部2は、センサ部1から供給される画像信号に対して、CDS処理を施し、A/D変換部3に供給する。A/D変換部3は、信号調整部2から供給される画像信号をA/D変換し、第1の画像信号として、信号処理部4に供給し、これにより信号処理部4は、第1の画像信号を取得して、ステップS1からS2に進む。
ステップS2では、信号処理部4において、信号処理部11(図4)の画像変換部31が、A/D変換部3から供給された第1の画像信号に対して、信号処理としての画像変換処理を施し、第1の画像信号よりも画質が改善された第2の画像信号を得て、ステップS3に進む。
ステップS3では、信号処理部11は、ステップS2で得た第2の画像信号を、出力部5に出力して、1フレーム(または1フィールド)の画像についての処理を終了する。
撮像装置では、図5のフローチャートにしたがった処理が、例えば、ユーザにより撮像の停止が指令されるまで繰り返し行われる。
上述したように、センサ部1(図3)のR受光部23R,G受光部23G,B受光部23Bの配置位置は、信号処理部4(信号処理部11R,11G、および11B)の信号処理にとって適切な画像信号(のR,G,B信号)が出力される位置に設定されている。即ち、R受光部23R,G受光部23G,B受光部23Bは、信号処理部4の信号処理に対応した位置に配置されている。従って、センサ部1からは、信号処理部4の信号処理にとって適切な画像信号が出力されるので、信号処理部4において、その画像信号を信号処理することにより、高画質の画像信号を得ることができる。
次に、図6は、図4の画像変換部31の構成例を示すブロック図である。
画像変換部31は、そこに供給される第1の画像信号に対して、画像変換処理を施し、その画像変換処理によって得られる第2の画像信号を出力する。
ここで、例えば、第1の画像信号を低解像度の画像信号とするとともに、第2の画像信号を高解像度の画像信号とすれば、画像変換処理は、解像度を向上させる解像度向上処理ということができる。また、例えば、第1の画像信号を低S/N(Siginal/Noise)の画像信号とするとともに、第2の画像信号を高S/Nの画像信号とすれば、画像変換処理は、ノイズを除去するノイズ除去処理ということができる。さらに、例えば、第1の画像信号を所定のサイズの画像信号とするとともに、第2の画像信号を、第1の画像信号のサイズを大きくまたは小さくした画像信号とすれば、画像変換処理は、画像のリサイズ(拡大または縮小)を行うリサイズ処理ということができる。
画像変換部31においては、画像変換処理の対象である第1の画像信号が、予測タップ抽出部121および特徴抽出部122に供給される。
予測タップ抽出部121は、第2の画像信号を構成する画素を、順次、注目画素とし、さらに、その注目画素の画素値を予測するのに用いる第1の画像信号を構成する画素(の画素値)の幾つかを、予測タップとして抽出する。
具体的には、予測タップ抽出部121は、注目画素に対応する第1の画像信号の画素(例えば、注目画素に対して空間的および時間的に最も近い位置にある第1の画像信号の画素)に対して、空間的または時間的に近い位置にある複数の画素を、第1の画像信号から、予測タップとして抽出する。そして、予測タップ抽出部121は、注目画素についての予測タップを、演算部125に供給する。
特徴抽出部122は、注目画素の特徴を、第1の画像信号を用いて抽出し、クラス分類部123に供給する。ここで、注目画素の特徴としては、例えば、注目画素に対応する第1の画像信号の画素に対して、空間的または時間的に近い位置にある複数の画素の画素値(第1の画像信号)のレベル分布などを採用することができる。
クラス分類部123は、特徴抽出部122からの注目画素の特徴に基づき、注目画素を、複数のクラスのうちのいずれかのクラスに分類するクラス分類を行い、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、係数出力部124に供給する。即ち、クラス分類部123は、注目画素の特徴がスカラー量で表される場合、そのスカラー量そのものや、そのスカラー量を量子化して得られる量子化値を、クラスコードとして出力する。また、注目画素の特徴が、複数のコンポーネントからなるベクトル量で表される場合、クラス分類部123は、そのベクトル量をベクトル量子化して得られる値や、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)を行うことにより得られる値を、クラスコードとして出力する。
ここで、KビットADRCにおいては、例えば、注目画素の特徴を表すベクトル量を構成するコンポーネントの最大値MAXと最小値MINが検出され、DR=MAX-MINを、集合の局所的なダイナミックレンジとし、このダイナミックレンジDRに基づいて、注目画素の特徴を構成するコンポーネントがKビットに再量子化される。即ち、注目画素の特徴を構成する各コンポーネントから、最小値MINが減算され、その減算値がDR/2Kで除算(量子化)される。そして、以上のようにして得られる、注目画素の特徴を構成するKビットの各コンポーネントを、所定の順番で並べたビット列が、ADRCコードとして出力される。従って、注目画素の特徴を表すベクトル量が、例えば、1ビットADRC処理された場合には、その注目画素の特徴を構成する各コンポーネントは、最大値MAXと最小値MINとの平均値で除算され(小数点以下切り捨て)、これにより、各コンポーネントが1ビットとされる(2値化される)。そして、その1ビットのコンポーネントを所定の順番で並べたビット列が、ADRCコードとして出力される。クラス分類部123は、例えば、注目画素の特徴をADRC処理して得られるADRCコードを、クラスコードとして出力する。
係数出力部124は、クラスごとのタップ係数を記憶し、さらに、その記憶したタップ係数のうちの、クラス分類部123から供給されるクラスコードのクラスのタップ係数を、演算部125に出力する。
ここで、タップ係数とは、ディジタルフィルタにおける、いわゆるタップにおいて入力データと乗算される係数に相当するものである。
演算部125は、予測タップ抽出部121が出力する予測タップと、係数出力部124が出力するタップ係数とを取得し、その予測タップとタップ係数とを用いて、注目画素の真値の予測値を求める所定の予測演算を行う。これにより、演算部125は、注目画素の画素値(の予測値)、即ち、第2の画像信号を構成する画素の画素値を求めて出力する。
次に、図7は、図6の係数出力部124の構成例を示している。
図7においては、係数出力部124は、係数メモリ181で構成されている。
係数メモリ181は、後述する学習によりあらかじめ求められたクラスごとのタップ係数を記憶している。そして、係数メモリ181は、クラス分類部123からクラスコードが与えられると、そのクラスコードのクラスのタップ係数を読み出し、演算部125に供給する。
次に、図6の演算部125における予測演算と、その予測演算に用いられる、図7の係数メモリ181に記憶されるタップ係数の学習について説明する。
いま、高画質の画像信号(高画質画像信号)を第2の画像信号とするとともに、その高画質画像信号をLPF(Low Pass Filter)によってフィルタリングする等してその画質(解像度)を低下させた低画質の画像信号(低画質画像信号)を第1の画像信号として、低画質画像信号から予測タップを抽出し、その予測タップとタップ係数を用いて、高画質画素の画素値を、所定の予測演算によって求める(予測する)ことを考える。
いま、所定の予測演算として、例えば、線形1次予測演算を採用することとすると、高画質画素の画素値yは、次の線形1次式によって求められることになる。
Figure 0004305744
・・・(1)
但し、式(1)において、xnは、高画質画素yについての予測タップを構成する、n番目の低画質画像信号の画素(以下、適宜、低画質画素という)の画素値を表し、wnは、n番目の低画質画素(の画素値)と乗算されるn番目のタップ係数を表す。なお、式(1)では、予測タップが、N個の低画質画素x1,x2,・・・,xNで構成されるものとしてある。
ここで、高画質画素の画素値yは、式(1)に示した線形1次式ではなく、2次以上の高次の式によって求めるようにすることも可能である。
いま、第kサンプルの高画質画素の画素値の真値をykと表すとともに、式(1)によって得られるその真値ykの予測値をyk’と表すと、その予測誤差ekは、次式で表される。
Figure 0004305744
・・・(2)
いま、式(2)の予測値yk’は、式(1)にしたがって求められるため、式(2)のyk’を、式(1)にしたがって置き換えると、次式が得られる。
Figure 0004305744
・・・(3)
但し、式(3)において、xn,kは、第kサンプルの高画質画素についての予測タップを構成するn番目の低画質画素を表す。
式(3)(または式(2))の予測誤差ekを0とするタップ係数wnが、高画質画素を予測するのに最適なものとなるが、すべての高画質画素について、そのようなタップ係数wnを求めることは、一般には困難である。
そこで、タップ係数wnが最適なものであることを表す規範として、例えば、最小自乗法を採用することとすると、最適なタップ係数wnは、次式で表される自乗誤差の総和Eを最小にすることで求めることができる。
Figure 0004305744
・・・(4)
但し、式(4)において、Kは、高画質画素ykと、その高画質画素ykについての予測タップを構成する低画質画素x1,k,x2,k,・・・,xN,kとのセットのサンプル数(学習用のサンプルの数)を表す。
式(4)の自乗誤差の総和Eの最小値(極小値)は、式(5)に示すように、総和Eをタップ係数wnで偏微分したものを0とするwnによって与えられる。
Figure 0004305744

・・・(5)
そこで、上述の式(3)をタップ係数wnで偏微分すると、次式が得られる。
Figure 0004305744
・・・(6)
式(5)と(6)から、次式が得られる。
Figure 0004305744

・・・(7)
式(7)のekに、式(3)を代入することにより、式(7)は、式(8)に示す正規方程式で表すことができる。
Figure 0004305744
・・・(8)
式(8)の正規方程式は、例えば、掃き出し法(Gauss-Jordanの消去法)などを用いることにより、タップ係数wnについて解くことができる。
式(8)の正規方程式をクラスごとにたてて解くことにより、最適なタップ係数(ここでは、自乗誤差の総和Eを最小にするタップ係数)wnを、クラスごとに求めることができる。
次に、図8は、式(8)の正規方程式をたてて解くことによりクラスごとのタップ係数wnを求める学習を行う学習装置の構成例を示している。
学習装置には、タップ係数wnの学習に用いられる学習用画像信号が入力されるようになっている。ここで、学習用画像信号としては、例えば、解像度の高い高画質画像信号を用いることができる。
学習装置において、学習用画像信号は、教師データ生成部131と生徒データ生成部133に供給される。
教師データ生成部131は、そこに供給される学習用画像信号から教師データを生成し、教師データ記憶部132に供給する。即ち、ここでは、教師データ生成部131は、学習用画像信号としての高画質画像信号を、そのまま教師データとして、教師データ記憶部132に供給する。
教師データ記憶部132は、教師データ生成部131から供給される教師データとしての高画質画像信号を記憶する。
生徒データ生成部133は、学習用画像信号から生徒データを生成し、生徒データ記憶部134に供給する。即ち、生徒データ生成部133は、学習用画像信号としての高画質画像信号をフィルタリングすることにより、その解像度を低下させることで、低画質画像信号を生成し、この低画質画像信号を、生徒データとして、生徒データ記憶部134に供給する。
生徒データ記憶部134は、生徒データ生成部133から供給される生徒データを記憶する。
予測タップ抽出部135は、教師データ記憶部132に記憶された教師データとしての高画質画像信号を構成する画素を、順次、注目教師画素とし、その注目教師画素について、生徒データ記憶部134に記憶された生徒データとしての低画質画像信号を構成する低画質画素のうちの所定のものを抽出することにより、図6の予測タップ抽出部121が構成するのと同一のタップ構造の予測タップを構成し、足し込み部38に供給する。
特徴抽出部136は、注目教師画素について、生徒データ記憶部134に記憶された生徒データとしての低画質画像信号を構成する低画質画素を用い、図6の特徴抽出部122における場合と同様にして、注目教師画素の特徴を抽出し、クラス分類部137に供給する。
クラス分類部137は、特徴抽出部136が出力する注目教師画素の特徴に基づき、図6のクラス分類部123と同一のクラス分類を行い、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、足し込み部138に出力する。
足し込み部138には、クラス分類部137が出力する注目教師画素についてのクラスコードが供給される。そして、足し込み部138は、教師データ記憶部132から、注目教師画素を読み出し、その注目教師画素と、予測タップ抽出部135から供給される注目教師画素について構成された予測タップを構成する生徒データとを対象とした足し込みを、クラス分類部137から供給されるクラスコードごとに行う。
即ち、足し込み部138には、教師データ記憶部132に記憶された教師データyk、予測タップ抽出部135が出力する予測タップxn,k、クラス分類部137が出力するクラスコードが供給される。
そして、足し込み部138は、クラス分類部137から供給されるクラスコードに対応するクラスごとに、予測タップ(生徒データ)xn,kを用い、式(8)の左辺の行列における生徒データどうしの乗算(xn,kn',k)と、サメーション(Σ)に相当する演算を行う。
さらに、足し込み部138は、やはり、クラス分類部137から供給されるクラスコードに対応するクラスごとに、予測タップ(生徒データ)xn,kと教師データykを用い、式(8)の右辺のベクトルにおける生徒データxn,kおよび教師データykの乗算(xn,kk)と、サメーション(Σ)に相当する演算を行う。
即ち、足し込み部138は、前回、注目教師画素とされた教師データについて求められた式(8)における左辺の行列のコンポーネント(Σxn,kn',k)と、右辺のベクトルのコンポーネント(Σxn,kk)を、その内蔵するメモリ(図示せず)に記憶しており、その行列のコンポーネント(Σxn,kn',k)またはベクトルのコンポーネント(Σxn,kk)に対して、新たに注目教師画素とされた教師データについて、その教師データyk+1および生徒データxn,k+1を用いて計算される、対応するコンポーネントxn,k+1n',k+1またはxn,k+1k+1を足し込む(式(8)のサメーションで表される加算を行う)。
そして、足し込み部138は、教師データ記憶部132に記憶された教師データすべてを注目教師画素として、上述の足し込みを行うことにより、各クラスについて、式(8)に示した正規方程式をたてると、その正規方程式を、タップ係数算出部139に供給する。
タップ係数算出部139は、足し込み部138から供給される各クラスについての正規方程式を解くことにより、各クラスについて、最適なタップ係数wnを求めて出力する。
図7の係数メモリ181には、図8の学習装置で求められるクラスごとのタップ係数wmが記憶されている。
なお、上述の場合には、学習用画像信号を、そのまま第2の画像信号に対応する教師データとするとともに、その学習用画像信号の解像度を劣化させた低画質画像信号を、第1の画像信号に対応する生徒データとして、タップ係数の学習を行うようにしたことから、タップ係数としては、第1の画像信号を、その解像度を向上させた第2の画像信号に変換する解像度向上処理としての画像変換処理を行うものを得ることができる。
ここで、第1の画像信号に対応する生徒データと、第2の画像信号に対応する教師データとする画像信号の選択の仕方によって、タップ係数としては、各種の画像変換処理を行うものを得ることができる。
即ち、例えば、高画質画像信号を教師データとするとともに、その教師データとしての高画質画像信号に対して、ノイズを重畳した画像信号を生徒データとして、学習処理を行うことにより、タップ係数としては、第1の画像信号を、そこに含まれるノイズを除去(低減)した第2の画像信号に変換するノイズ除去処理としての画像変換処理を行うものを得ることができる。
また、例えば、ある画像信号を教師データとするとともに、その教師データとしての画像信号の画素数を間引いた画像信号を生徒データとして、または、所定の画像信号を生徒データとするとともに、その生徒データとしての画像信号の画素を所定の間引き率で間引いた画像信号を教師データとして、学習処理を行うことにより、タップ係数としては、第1の画像信号を、拡大または縮小した第2の画像信号に変換するリサイズ処理としての画像変換処理を行うものを得ることができる。その他、教師データおよび生徒データとする画像信号を所定のものとすることで、タップ係数としては、画素数の変換や、アスペクト比の変換、その他の任意の画像変換を行うものを得ることが可能である。
次に、図9のフローチャートを参照して、図8の学習装置の処理(学習処理)について、説明する。
まず最初に、ステップS51において、教師データ生成部131と生徒データ生成部133が、学習用画像信号から、教師データと生徒データを、それぞれ生成して出力する。即ち、教師データ生成部131は、学習用画像信号を、そのまま、教師データとして出力する。また、生徒データ生成部131は、学習用画像信号を、所定のカットオフ周波数のLPFによってフィルタリングすることにより、各フレームの教師データ(学習用画像信号)について、生徒データを生成して出力する。
教師データ生成部131が出力する教師データは、教師データ記憶部132に供給されて記憶され、生徒データ生成部133が出力する生徒データは、生徒データ記憶部134に供給されて記憶される。
その後、ステップS52に進み、予測タップ抽出部135は、教師データ記憶部132に記憶された教師データのうち、まだ、注目教師画素としていないものを、注目教師画素とする。さらに、ステップS52では、予測タップ抽出部135が、注目教師画素について、生徒データ記憶部134に記憶された生徒データから予測タップを構成し、足し込み部138に供給して、ステップS53に進む。
ステップS53では、特徴抽出部136が、注目教師画素の特徴を、生徒データ記憶部134に記憶された生徒データを用いて抽出し、クラス分類部137に供給して、ステップS54に進む。
ステップS54では、クラス分類部137は、特徴抽出部136からの注目教師画素についての注目画素の特徴に基づき、注目教師画素のクラス分類を行い、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、足し込み部138に出力して、ステップS55に進む。
ステップS55では、足し込み部138は、教師データ記憶部132から、注目教師画素を読み出し、その注目教師画素と、予測タップ抽出部135から供給される注目教師画素について構成された予測タップを構成する生徒データとを対象とした式(8)の足し込みを、クラス分類部137から供給されるクラスコードごとに行い、ステップS56に進む。
ステップS56では、予測タップ抽出部135が、教師データ記憶部132に、まだ、注目教師画素としていない教師データが記憶されているかどうかを判定する。ステップS56において、注目教師画素としていない教師データが、まだ、教師データ記憶部132に記憶されていると判定された場合、予測タップ抽出部135は、まだ注目教師画素としていない教師データを、新たに、注目教師画素として、ステップS52に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS56において、注目教師画素としていない教師データが、教師データ記憶部132に記憶されていないと判定された場合、足し込み部138は、いままでの処理によって得られたクラスごとの式(8)における左辺の行列と、右辺のベクトルを、タップ係数算出部139に供給し、ステップS57に進む。
ステップS57では、タップ係数算出部139は、足し込み部138から供給されるクラスごとの式(8)における左辺の行列と右辺のベクトルによって構成されるクラスごとの正規方程式を解くことにより、各クラスごとに、タップ係数wnを求めて出力し、処理を終了する。
なお、学習用画像信号の数が十分でないこと等に起因して、タップ係数を求めるのに必要な数の正規方程式が得られないクラスが生じることがあり得るが、そのようなクラスについては、タップ係数算出部139は、例えば、デフォルトのタップ係数を出力するようになっている。
図7の係数メモリ181には、以上のようにして得られたクラスごとのタップ係数が記憶されている。
但し、図4の画像変換部31Rの係数メモリ181には、教師データとして、画像信号のR信号だけを用いるとともに、生徒データとして、画像信号のR,G,B信号のすべてを用いて学習を行うことにより得られるタップ係数が記憶される。また、図4の画像変換部31Gの係数メモリ181には、教師データとして、画像信号のG信号だけを用いるとともに、生徒データとして、画像信号のR,G,B信号のすべてを用いて学習を行うことにより得られるタップ係数が記憶される。同様に、図4の画像変換部31Bの係数メモリ181には、教師データとして、画像信号のB信号だけを用いるとともに、生徒データとして、画像信号のR,G,B信号のすべてを用いて学習を行うことにより得られるタップ係数が記憶される。
次に、図10のフローチャートを参照して、図6の画像変換部31による画像変換処理について説明する。なお、図10で説明する画像変換処理は、図5のステップS2で行われる処理である。
ステップS61において、予測タップ抽出部121は、第2の画像信号を構成する画素のうちの、まだ注目画素としていないものの1つを、注目画素とし、さらに、その注目画素の画素値(第2の画像信号)を予測するのに用いる第1の画像信号を構成する画素(の画素値)の幾つかを、予測タップとして抽出して、ステップS62に進む。
ステップS62では、特徴抽出部122は、注目画素の特徴を、第1の画像信号を用いて抽出し、クラス分類部123に供給して、ステップS63に進む。ステップS63では、クラス分類部123は、特徴抽出部122からの注目画素の特徴に基づき、注目画素を、複数のクラスのうちのいずれかのクラスに分類するクラス分類を行い、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、係数出力部124に供給して、ステップS64に進む。ステップS64では、係数出力部124は、クラス分類部123から供給されるクラスコードのクラスのタップ係数を読み出し、演算部125に出力して、ステップS65に進む。
ステップS65では、演算部125は、予測タップ抽出部121から供給される予測タップと、係数出力部124が出力した、注目画素のクラスのタップ係数とを用い、式(1)の演算を行うことにより、注目画素(の画素値)を求める。
なお、画像変換部31では、以上のステップS61乃至S65の処理が、1画面(フレームまたはフィールド)の第2の画像信号の画素すべてを、注目画素として行われ、その後リターンする。
次に、図11は、図1の信号処理部4で行われる信号処理にとって、センサ部1が適切な画像信号を出力するときのセンサ部1の特性の情報、即ち、例えば、信号処理部4で行われる信号処理に対応したR受光部23R,G受光部23G,B受光部23Bの配置状態の情報の学習を行う学習装置としての撮像装置の一実施の形態の構成例を示している。
センサ部231は、画素に対応する複数の光電変換素子を有し、そこに入射する被写体光を感知し、その被写体光に対応する画像信号を出力する。即ち、センサ部231は、被写体光を受光し、その受光量に対応した電気信号としての画像信号を取得し、信号調整部232および238に供給する。
なお、センサ部231は、ある被写体光に対して、後述するように、図1のセンサ部1が取得する画像信号に相当する画像信号(以下、適宜、通常画像信号ともいう)と、図1の信号処理部4が出力する第2の画像信号に相当する、後述する評価部235で用いられる高画質の画像信号(以下、適宜、評価用画像信号という)とを取得するようになっている。そして、センサ部231は、通常画像信号を、信号調整部232に供給するとともに、評価用画像信号を、信号調整部238に供給する。
また、センサ部231には、コントローラ240から制御信号が供給されるようになっている。そして、センサ部231は、コントローラ240から供給される制御信号にしたがい、その特性を変化させ、変化後の特性において、被写体光に対応する通常画像信号を取得する。
信号調整部232は、図1の信号調整部2と同様に、センサ部231から出力される通常画像信号に対して、CDS処理を施し、その処理の結果得られる画像信号を、A/D変換部233に供給する。
A/D変換部233は、図1のA/D変換部3と同様に、信号調整部232から供給される通常画像信号をA/D変換し、即ち、通常画像信号をサンプリングして量子化し、その結果得られるディジタル画像信号を、第1の画像信号として、信号処理部234に供給する。
信号処理部234は、図2に示した信号処理部4と同様に構成され、A/D変換部233からの第1の画像信号に対して、図6乃至図10で説明した、信号処理としての画像変換処理を施すことにより、第2の画像信号(のR,G,B信号)を得て、評価部235に供給する。
評価部235には、信号処理部234から第2の画像信号が供給される他、コントローラ240からセンサ部231の特性を制御する制御信号が供給されるとともに、A/D変換部239から評価用画像信号が供給されるようになっている。評価部235は、A/D変換部239から供給される評価用画像信号を用いて、信号処理部234から供給される第2の画像信号を評価し、その評価と、その評価が得られたときの制御信号が表すセンサ部231の特性、即ち、評価された第2の画像信号を得るのに信号処理部234での信号処理の対象となった第1の画像信号が取得されたときのセンサ部231の特性を表す特性情報とを対応付ける。さらに、評価部235は、第1の画像信号の評価と特性情報とのセットを、位置決定部236に供給する。
位置決定部236は、評価部235から供給される第2の画像信号の評価と特性情報とのセットに応じて、信号処理部234の信号処理にとって適切な第1の画像信号が得られるときのセンサ部231の特性、即ち、信号処理部234の信号処理に対応したセンサ部231の特性(ひいては、図1の信号処理部4の信号処理に対応したセンサ部1の特性)を決定し、その特性を表す特性情報を、位置記憶部237に供給する。
位置記憶部237は、位置決定部236から供給される特性情報を記憶する。
信号調整部238は、信号調整部232と同様に、センサ部231から出力される評価用画像信号に対して、CDS処理を施し、その処理の結果得られる評価用画像信号を、A/D変換部239に供給する。但し、信号調整部232が通常画像信号を処理するのに対して、信号調整部238は、通常画像信号よりも高画質の評価用画像信号を処理するため、評価用画像信号の画質を維持するために、信号調整部238は、信号調整部232よりも高性能のものとなっている。
A/D変換部239は、A/D変換部233と同様に、信号調整部238から供給される評価用画像信号をA/D変換し、即ち、評価用画像信号をサンプリングして量子化し、その結果得られるディジタルの評価用画像信号を、評価部235に供給する。但し、A/D変換部233が通常画像信号を処理するのに対して、A/D変換部239は、通常画像信号よりも高画質の評価用画像信号を処理するため、評価用画像信号の画質を維持するために、A/D変換部239は、A/D変換部233よりも高性能のもの(例えば、量子化ビット数やサンプリング周波数がA/D変換部233よりも大のもの)となっている。
コントローラ240は、センサ部241の特性を制御する制御信号を、センサ部231と評価部235に供給する。
次に、図12は、図11のセンサ部231の構成例を示している。
被写体光は、レンズ251に入射し、レンズ251は、その被写体光を、ハーフミラー252およびプリズム253を介して、評価用R受光部255R、評価用G受光部255G、評価用B受光部255B上に、それぞれ集光させるとともに、ハーフミラー252およびプリズム254を介して、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256B上に、それぞれ集光させる。
即ち、レンズ251に入射した被写体光は、ハーフミラー252に出射される。ハーフミラー252は、レンズ251からの被写体光のうちの一部を、プリズム253に反射するとともに、残りをプリズム254に透過する。
プリズム253は、ハーフミラー252からの被写体光を、R,G,Bの光に分光し、そのR,G,Bの光を、評価用R受光部255R,評価用G受光部255G,評価用B受光部255Bが配置されている方向にそれぞれ出射する。
評価用R受光部255R、評価用G受光部255G、評価用B受光部255Bは、例えば、フォトダイオード等の光電変換素子で構成され、プリズム254からのR,G,Bの光を受光し、これにより、その受光量に対応する電気信号としてのR信号、G信号、B信号を取得し、そのR信号、G信号、B信号からなる画像信号を、評価用画像信号として、信号調整部238(図11)に出力する。
ここで、評価用R受光部255R、評価用G受光部255G、評価用B受光部255Bとしては、例えば、CCDや、CMOSセンサ、HARPなどを採用することができる。
プリズム254は、レンズ251からの被写体光を、R,G,Bの光に分光し、そのR,G,Bの光を、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bが配置されている方向にそれぞれ出射する。
R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bは、例えば、フォトダイオード等の光電変換素子で構成され、プリズム254からのR,G,Bの光を受光し、これにより、その受光量に対応する電気信号としてのR信号、G信号、B信号を取得して、そのR信号、G信号、B信号からなる画像信号を、通常画像信号として、信号調整部232(図11)に出力する。
ここで、R受光部256R,G受光部256G,およびB受光部256Bとしては、例えば、CCDや、CMOSセンサ、HARPなどを採用することができる。但し、R受光部256R,G受光部256G,およびB受光部256Bは、図3のR受光部23R,G受光部23G,およびB受光部23Bと同一性能のものであるのが望ましい。
R制御部257R,G制御部257G,B制御部257Bは、コントローラ240(図11)から供給される制御信号にしたがい、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置を移動させる制御をそれぞれ行い、これにより、センサ部251の特性を変化させる。
なお、ここでは、説明を簡単にするため、R制御部257Rは、R受光部256Rの全体の配置位置を制御するものとする。G制御部257GとB制御部257Bも、同様に、G受光部256GとB受光部256Bそれぞれの全体の配置位置を制御するものとする。但し、例えば、MEMS技術を利用することにより、R受光部256Rとして、画素の配置位置を実質的に変化(移動)させることができるものを採用し、R制御部257Rにおいては、R受光部256Rの個々の画素の配置位置を独立に制御するようにすることも可能である。G受光部256GおよびG制御部257Gと、B受光部256BおよびB制御部257Bについても、同様である。
また、評価用R受光部255R、評価用G受光部255G、評価用B受光部255Bは、高画質の評価用画像信号を得るために、通常画像信号を得るR受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bよりも高性能のものとなっている。即ち、評価用R受光部255R、評価用G受光部255G、評価用B受光部255Bは、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bよりも、例えばダイナミックレンジや画素数が大のものとなっている。
次に、図13を参照して、図12のR制御部257R,G制御部257G,B制御部257BによるR受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bそれぞれの制御について説明する。
図13上側に示すように、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bは、それぞれ有限の面積を有する画素(1つのフォトダイオード等に対応)を有し、各画素で受光された光量に対応する画像信号(画素値)を出力する。
なお、図13では、画素は、一辺が有限長の正方形の形状とされている。
いま、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bそれぞれの画素の位置を、その画素である正方形の重心位置で表すこととし、それぞれの画素を、●印、○印、×印で表す。ビデオカメラやスチルカメラなどの撮像装置の製造時においては、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bは、例えば、対応する画素の位置が、光学的に同一位置となるように配置される。即ち、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bは、ある光線のR,G,Bそれぞれの光が、対応する画素で受光されるように、光学的に等価な(同一の)位置に配置される。
R制御部257R,G制御部257G,B制御部257Bは、コントローラ240(図11)から供給される制御信号にしたがい、センサ部241の特性としてのR受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置を移動させる。
即ち、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置は、固定ではなく、移動可能となっており、従って、センサ部241において、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bそれぞれの、対応する画素は、光学的に同一位置にあるとは限らない。
いま、図13下側に示すように、R受光部256Rの画素(図13において●印で示す)の位置を基準とした、G受光部256Gの画素(図13において○印で示す)の水平方向と垂直方向のずれ量を、PhGとPvGと表すとともに、B受光部256Bの画素(図13において×印で示す)の水平方向と垂直方向のずれ量を、PhBとPvBと表すこととする。
R制御部257R,G制御部257G、およびB制御部257Bは、コントローラ240から供給される制御信号にしたがったずれ量PhG,PvG,PhB,PvBとなるように、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置を移動する。
なお、この場合、例えば、R受光部256Rの位置を固定して、G受光部256GとB受光部256Bだけを移動させるようにすることができる。但し、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bのうちの、R受光部256R以外の1つを固定して、他の2つを移動させることもできるし、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bのすべてを移動させるようにすることも可能である。
また、図12のセンサ部241において、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置は、移動可能となっているが、評価用R受光部255R、評価用G受光部255G、評価用B受光部255Bは、例えば、対応する画素の位置が、光学的に同一位置となるように配置されている。即ち、評価用R受光部255R、評価用G受光部255G、評価用B受光部255Bは、ある光線のR,G,Bそれぞれの光が、対応する画素で受光されるように、光学的に等価な(同一の)位置に配置されている。
図14は、図11の評価部235の構成例を示している。
評価部235は、画像記憶部261、相関算出部262、および評価値記憶部263で構成される。
画像記憶部261は、センサ部231から信号調整部238およびA/D変換部239を介して供給される、ある被写体光に対する評価用画像信号を記憶する。
相関算出部262は、信号処理部234から供給される、画像記憶部261に記憶された評価用画像信号に対応する通常画像信号から得られた第2の画像信号を、画像記憶部261に記憶された評価用画像信号を用いて評価する。即ち、相関算出部262は、信号処理部234から供給される第2の画像信号と、画像記憶部261に記憶された評価用画像信号との相関値を求め、その相関値を、信号処理部234から供給される第2の画像信号の評価結果、あるいは評価値として、評価値記憶部263に供給する。
ここで、1フレーム(フィールド)の第2の画像信号と評価用画像信号との間の相関値としては、例えば、その第2の画像信号と評価用画像信号の同一位置の画素の画素値のすべてまたは一部の差分絶対値の総和の逆数などを採用することができる。
評価値記憶部263には、相関算出部262から第2の画像信号の評価値が供給される他、コントローラ240が出力する制御信号も供給される。コントローラ240が出力する制御信号は、相関算出部262が出力する評価値の第2の画像信号を得るのに用いられた第1の画像信号がセンサ部231で取得されたときのセンサ部231の特性、即ち、図12のR制御部257R,G制御部257G、およびB制御部257Bの配置位置を表す。評価値記憶部263は、この配置位置と、相関算出部262からの第2の画像信号の評価値とを対応付けて記憶する。そして、評価値記憶部263は、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置として、あらかじめ設定された複数の位置(以下、適宜、設定位置という)それぞれについて、複数(画像)の第2の画像信号それぞれごとの評価値を記憶すると、その評価値を、位置決定部236(図11)に供給する。
なお、ここでは、図11のコントローラ240は、センサ部241(図12)のR受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置を制御する制御信号として、例えば、図13で説明した、R受光部256Rの画素の位置を基準とした、G受光部256Gの画素のずれ量PhGおよびPvG、並びにB受光部256Bの画素のずれ量PhBおよびPvB(以下、適宜、単に、ずれ量Pとも記載する)を表す信号を出力するものとする。
次に、図15は、図11の位置決定部236の構成例を示している。
評価値統合部271には、評価部235(の評価値記憶部263)が出力する、複数の設定位置それぞれについての、複数の第2の画像信号それぞれごとの評価値が供給される。評価値統合部271は、複数の設定位置それぞれについて、その設定位置に対しての複数の第2の画像信号それぞれごとの評価値を統合し、その統合の結果得られる評価値(以下、適宜、統合評価値という)を、最適位置決定部272に供給する。
最適位置決定部272は、評価値統合部271から供給される複数の設定位置それぞれについての統合評価値に基づいて、信号処理部234の信号処理に対応した設定位置、即ち、センサ部241(図12)のR受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置を決定し、その配置位置を、信号処理部234(ひいては、信号処理部4)の信号処理にとって最適な最適位置として、位置記憶部237(図11)に供給する。
次に、図16のフローチャートを参照して、図11の撮像装置による最適位置の学習の処理(学習処理)について説明する。
まず最初に、ステップS201において、コントローラ240は、センサ部241(図12)のR受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置としてあらかじめ設定された複数の設定位置のうちの、まだ注目配置位置としていないものの1つを、注目配置位置とし、その注目配置位置を表す制御信号を、評価部235(図14)の評価値記憶部263に供給する。さらに、ステップS201では、コントローラ240は、注目配置位置を表す制御信号を、センサ部241のR制御部257R,G制御部257G,B制御部257Bに供給し、これにより、R受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置を注目配置位置に移動させ、ステップS202に進む。
ステップS202では、信号処理部234が、センサ部231が出力する画像信号を取得する。即ち、ステップS202では、センサ部231が被写体光を受光し、光電変換を行うことにより、電気信号としての画像信号を取得して(被写体を撮像して)、信号調整部232と238に供給する。信号調整部232は、センサ部231から供給される画像信号に対して、CDS処理を施し、A/D変換部233に供給する。A/D変換部233は、信号調整部232から供給される画像信号をA/D変換し、第1の画像信号として、信号処理部234に供給する。一方、信号調整部238は、センサ部231から供給される画像信号に対して、CDS処理を施し、A/D変換部239に供給する。A/D変換部239は、信号調整部238から供給される画像信号をA/D変換し、評価用画像信号として、評価部235に供給する。
即ち、センサ部231では、注目配置位置に配置されたR受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bが、そこに入射する被写体光に対応する通常画像信号を取得する。この通常画像信号は、信号調整部232およびA/D変換部233を介して、信号処理部234に供給される。
さらに、センサ部231では、評価用R受光部255R、評価用G受光部255G、評価用B受光部255Bが、同一の被写体光に対応する評価用画像信号を取得する。この評価用画像信号は、信号調整部238およびA/D変換部239を介して、評価部235に供給される。評価部235(図14)では、画像記憶部261において、評価用画像信号が記憶される。
そして、ステップS202からS203に進み、信号処理部234が、A/D変換部232を介して供給された第1の画像信号に対して、信号処理としての、図1の信号処理部4と同一の画像変換処理を施し、第1の画像信号よりも画質が改善された第2の画像信号を得て、評価部235に供給し、ステップS204に進む。
ステップS204では、評価部235は、信号処理部234から供給された第2の画像信号を評価する評価処理を行い、ステップS205に進む。
即ち、評価部235(図14)では、相関算出部262が、画像記憶部261に記憶された評価用画像信号のうちの、信号処理部234から供給された第2の画像信号を得るのに用いられた通常画像信号の被写体光と同一の被写体光から得られた評価用画像信号を、注目評価用画像信号として読み出す。さらに、相関算出部262は、信号処理部234から供給された第2の画像信号と、注目評価用画像信号との相関値を求め、その相関値を、信号処理部234から供給された第2の画像信号の評価値として、評価値記憶部263に供給する。
評価値記憶部263は、相関算出部262からの第2の画像信号の評価値を、直前のステップS201においてコントローラ240から供給された制御信号が表す注目設定位置と対応付けて記憶する。
ステップS205では、コントローラ240が、あらかじめ決められた所定のフレーム数の画像それぞれについて、注目設定位置に対する評価値が得られたかどうかを判定する。
ステップS205において、まだ、所定のフレーム数の画像それぞれについて、注目設定位置に対する評価値が得られていないと判定された場合、ステップS202に戻り、センサ部231が、そのタイミングで入射する被写体光を受光し、光電変換を行うことにより、電気信号としての画像信号を取得し、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS205において、所定のフレーム数の画像それぞれについて、注目設定位置に対する評価値が得られたと判定された場合、ステップS206に進み、コントローラ240が、複数の設定位置のすべてを、注目設定位置としたかどうかを判定する。
ステップS206において、複数の設定位置のすべてを、まだ、注目設定位置としていないと判定された場合、ステップS201に戻り、コントローラ240は、複数の設定位置のうちの、まだ注目配置位置としていないものの1つを、新たに注目配置位置として、以下、同様の処理を繰り返す。
また、ステップS206において、複数の設定位置のすべてを、注目設定位置としたと判定された場合、即ち、あらかじめ決められた所定のフレーム数の画像それぞれについて、複数の設定位置それぞれに対する評価値が得られ、評価部235(図14)の評価値記憶部263に記憶された場合、評価値記憶部263は、記憶している、所定のフレーム数の画像それぞれについての、複数の設定位置それぞれに対する評価値を、位置決定部236に供給して、ステップS207に進む。
ステップS207では、位置決定部236(図15)の評価値統合部271が、所定のフレーム数の画像それぞれについての、複数の設定位置それぞれに対する評価値を、複数の設定位置それぞれごとに統合し、これにより、複数の設定位置それぞれについて統合評価値を求めて、最適位置決定部272に供給する。
即ち、評価値統合部271は、ある設定位置に注目すると、その注目設定位置に対して、所定のフレーム数の画像それぞれについて得られた評価値の、例えば、平均値や、最大値、最小値などを、注目設定位置についての統合評価値として求め、最適位置決定部272に供給する。
そして、ステップS207からS208に進み、最適位置決定部272は、評価値統合部271から供給される複数の設定位置それぞれについての統合評価値に基づいて、信号処理部234の信号処理に対応した設定位置、即ち、センサ部241(図12)のR受光部256R,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置を決定する。
即ち、ステップS208では、最適位置決定部272は、例えば、評価値統合部271から供給される複数の設定位置それぞれについての統合評価値のうちの最大値を求め、その最大値の統合評価値に対する設定位置を、信号処理部234の信号処理に対応した設定位置、即ち、図1の信号処理部4の信号処理に最適なセンサ部1(図3)のR受光部23R,G受光部23G,B受光部23Bの配置位置(最適位置)として決定する。
さらに、ステップS208では、最適位置決定部272は、その最適位置を表す情報(上述の特性情報に相当)を、位置記憶部237に供給して記憶させ、処理を終了する。
図1のセンサ部1においては、R受光部23R,G受光部23G,B受光部23B(図3)が、以上の学習処理によって位置記憶部237に記憶された情報が表す最適位置に配置されている。
従って、図1のセンサ部1においては、信号処理部4の信号処理にとって適切な画像信号を得ることができ、さらに、信号処理部4において、そのセンサ部1で得られる画像信号を信号処理することにより、より高画質の画像信号を得ることができる。
なお、上述の場合には、第2の画像信号の評価を、その第2の画像信号と評価用画像信号との相関を求めることによって行うようにしたが、第2の画像信号の評価は、その他、例えば、第2の画像信号のS/Nなどに基づいて行うこと等も可能である。さらに、第2の画像信号の評価は、外部から入力するようにしても良い。即ち、例えば、第2の画像信号を表示し、その表示画像を見たユーザから、第2の画像信号の評価を入力してもらうようにしても良い。
次に、上述した信号処理部4および234や、評価部235、位置決定部236、コントローラ240などの一連の処理は、専用のハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、マイクロコンピュータや、汎用のコンピュータ等にインストールされる。
そこで、図17は、上述した一連の処理を実行するプログラムがインストールされるコンピュータの一実施の形態の構成例を示している。
プログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスク305やROM303に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体311に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体311は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体311からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを、通信部308で受信し、内蔵するハードディスク305にインストールすることができる。
コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)302を内蔵している。CPU302には、バス301を介して、入出力インタフェース310が接続されており、CPU302は、入出力インタフェース310を介して、ユーザによって、キーボードや、マウス、マイク等で構成される入力部307が操作等されることにより指令が入力されると、それにしたがって、ROM(Read Only Memory)303に格納されているプログラムを実行する。あるいは、また、CPU302は、ハードディスク305に格納されているプログラム、衛星若しくはネットワークから転送され、通信部308で受信されてハードディスク305にインストールされたプログラム、またはドライブ309に装着されたリムーバブル記録媒体311から読み出されてハードディスク305にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)304にロードして実行する。これにより、CPU302は、上述したフローチャートにしたがった処理、あるいは上述したブロック図の構成により行われる処理を行う。そして、CPU302は、その処理結果を、必要に応じて、例えば、入出力インタフェース310を介して、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される出力部306から出力、あるいは、通信部308から送信、さらには、ハードディスク305に記録等させる。
ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
なお、信号処理部4および234では、上述した画像変換処理の他、例えば、第1の画像信号に対して、ディジタルクランプ処理、ホワイトバランス調整処理、ガンマ補正処理、線形補間処理その他の処理を施した第2の画像信号を得る信号処理を行うことが可能である。
また、本実施の形態では、センサ部1および231として、いわゆる3板式のセンサ手段を用いることとしたが、センサ部1および231としては、単板式や、2板または4板以上のセンサ手段を採用することも可能である。
さらに、本実施の形態では、光を感知し、その光に対応する画像信号を出力するセンサ部1および231を採用することとしたが、センサ部1および231としては、その他、例えば、音を感知し、その音に対応する音声信号を出力するマイクロフォン(マイク)、あるいは、温度や加速度その他の任意の情報を感知し、その情報に対応する信号を出力するものを採用することが可能である。但し、センサ部1および231が感知する情報によって、その後段で行われる信号処理は異なる。
また、センサ部1(センサ部231についても同様)の特性としては、R受光部23R、G受光部23G、B受光部23Bの配置状態の他、それらの各画素上に光を集光するオンチップレンズの配置位置や、各画素が蓄積した電荷に対応する電圧(電流)の増幅率などがある。
本発明を適用した撮像装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 信号処理部4および出力部5の構成例を示すブロック図である。 センサ部1の構成例を示すブロック図である。 信号処理部11の構成例を示すブロック図である。 撮像装置の動作を説明するフローチャートである。 画像変換部31の構成例を示すブロック図である。 係数出力部124の構成例を示すブロック図である。 タップ係数を学習する学習装置の構成例を示すブロック図である。 タップ係数を学習する学習処理を説明するフローチャートである。 画像変換部31の処理を説明するフローチャートである。 配置位置を学習する学習装置としての撮像装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 センサ部231の構成例を示すブロック図である。 R受光部256,G受光部256G,B受光部256Bの配置位置の制御を説明する図である。 評価部235の構成例を示すブロック図である。 位置決定部236の構成例を示すブロック図である。 学習装置としての撮像装置の学習処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 センサ部, 2 信号調整部, 3 A/D変換部, 4 信号処理部, 5 出力部, 11R,11G,11B 信号処理部, 12R,12G,12B 出力部, 21 レンズ, 22 プリズム, 23R R受光部, 23G G受光部, 23B B受光部, 31R,31B,31G 画像変換部, 121 予測タップ抽出部, 122 特徴抽出部, 123 クラス分類部, 124 係数出力部, 125 演算部, 181 係数メモリ, 231 センサ部, 232 信号調整部, 233 A/D変換部, 234 信号処理部, 235 評価部, 236 位置決定部, 237 位置記憶部, 238 信号調整部, 239 A/D変換部, 240 コントローラ, 251 レンズ, 252 ハーフミラー, 253,254 プリズム, 255R 評価用R受光部, 255G 評価用G受光部, 255B 評価用B受光部, 256R R受光部, 256G G受光部, 256B B受光部, 257R R制御部, 257G G制御部, 257B B制御部, 261 画像記憶部, 262 相関演算部, 263 評価値記憶部, 271 評価値統合部, 272 最適位置決定部, 301 バス, 302 CPU, 303 ROM, 304 RAM, 305 ハードディスク, 306 出力部, 307 入力部, 308 通信部, 309 ドライブ, 310 入出力インタフェース, 311 リムーバブル記録媒体

Claims (5)

  1. 光を感知し、前記光に対応する画像信号の第1の成分を出力する第1のセンサと、前記画像信号の第2の成分を出力する第2のセンサとを、少なくとも有するセンサ手段と、
    前記センサ手段の出力から得られる第1のディジタル画像信号に対して信号処理を施し、第2のディジタル画像信号を出力する信号処理手段と
    を備え、
    前記第1および第2のセンサは、あらかじめ行われた学習によって、前記信号処理に対応した配置状態にされており、
    前記信号処理手段は、
    前記第1のディジタル画像信号を用いて、注目画素の特徴を抽出する特徴抽出手段と、
    前記注目画素の特徴に応じて、前記注目画素をクラス分けするクラス分類手段と、
    前記注目画素のクラスに応じた係数を出力する係数出力手段と、
    前記注目画素のクラスに応じた係数と、前記第1のディジタル画像信号とを用いた演算により、前記注目画素の前記第2のディジタル信号を求める演算手段と
    を有する
    信号処理装置。
  2. 前記係数出力手段は、複数のクラスごとの前記係数を記憶している記憶手段を有する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 光を感知し、前記光に対応する画像信号の第1の成分を出力する第1のセンサと、前記画像信号の第2の成分を出力する第2のセンサとを、少なくとも有するセンサ手段が出力する前記画像信号を取得する取得ステップと、
    前記センサ手段の出力から得られる第1のディジタル画像信号に対して信号処理を施し、第2のディジタル画像信号を出力する信号処理ステップと
    を備え、
    前記第1および第2のセンサは、あらかじめ行われた学習によって、前記信号処理に対応した配置状態にされており、
    前記信号処理ステップは、
    前記第1のディジタル画像信号を用いて、注目画素の特徴を抽出する特徴抽出ステップと、
    前記注目画素の特徴に応じて、前記注目画素をクラス分けするクラス分類ステップと、
    前記注目画素のクラスに応じた係数を出力する係数出力ステップと、
    前記注目画素のクラスに応じた係数と、前記第1のディジタル画像信号とを用いた演算により、前記注目画素の前記第2のディジタル信号を求める演算ステップと
    を有する
    信号処理方法。
  4. 光を感知し、前記光に対応する画像信号の第1の成分を出力する第1のセンサと、前記画像信号の第2の成分を出力する第2のセンサとを、少なくとも有するセンサ手段が出力する前記画像信号を取得する取得ステップと、
    前記センサ手段の出力から得られる第1のディジタル画像信号に対して信号処理を施し、第2のディジタル画像信号を出力する信号処理ステップと
    を備え、
    前記第1および第2のセンサは、あらかじめ行われた学習によって、前記信号処理に対応した配置状態にされており、
    前記信号処理ステップは、
    前記第1のディジタル画像信号を用いて、注目画素の特徴を抽出する特徴抽出ステップと、
    前記注目画素の特徴に応じて、前記注目画素をクラス分けするクラス分類ステップと、
    前記注目画素のクラスに応じた係数を出力する係数出力ステップと、
    前記注目画素のクラスに応じた係数と、前記第1のディジタル画像信号とを用いた演算により、前記注目画素の前記第2のディジタル信号を求める演算ステップと
    を有する
    処理をコンピュータに行わせるためのプログラム。
  5. 光を感知し、前記光に対応する画像信号の第1の成分を出力する第1のセンサと、前記画像信号の第2の成分を出力する第2のセンサとを、少なくとも有するセンサ手段が出力する前記画像信号を取得する取得ステップと、
    前記センサ手段の出力から得られる第1のディジタル画像信号に対して信号処理を施し、第2のディジタル画像信号を出力する信号処理ステップと
    を備え、
    前記第1および第2のセンサは、あらかじめ行われた学習によって、前記信号処理に対応した配置状態にされており、
    前記信号処理ステップは、
    前記第1のディジタル画像信号を用いて、注目画素の特徴を抽出する特徴抽出ステップと、
    前記注目画素の特徴に応じて、前記注目画素をクラス分けするクラス分類ステップと、
    前記注目画素のクラスに応じた係数を出力する係数出力ステップと、
    前記注目画素のクラスに応じた係数と、前記第1のディジタル画像信号とを用いた演算により、前記注目画素の前記第2のディジタル信号を求める演算ステップと
    を有する
    処理をコンピュータに行わせるためのプログラム
    が記録されている記録媒体。
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