JP2007201572A - 学習装置および学習方法、信号処理装置および信号処理方法、並びにプログラム - Google Patents

学習装置および学習方法、信号処理装置および信号処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像素子が出力する画像信号を、より高画質の画像信号に変換することができるようにする。
【解決手段】テストチャート113の画像が、CCDセンサ117に投影される。CCDセンサ交換部121によりCCDセンサ117が適宜交換され、多数のCCDセンサ117についての画像信号がメモリ120に記憶される。メモリ120に記憶された画像信号に基づいて、CCDセンサより出力される画像信号を補正する予測係数が演算される。本発明は、撮像素子が出力する画像をより高画質に変換する画像変換処理のための予測係数を学習する学習装置に適用できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、学習装置および学習方法、信号処理装置および信号処理方法、並びにプログラムに関し、特に、撮像素子が出力する画像信号を、より高画質の画像信号に変換することができる学習装置および学習方法、信号処理装置および信号処理方法、並びにプログラムに関する。
本出願人は、第1の画像信号を第2の画像信号に変換する信号処理として、クラス分類適応処理を、先に提案している(例えば、特許文献1,2、および3参照)。ここで、第1の画像信号が、ノイズが含まれている画像信号であり、第2の画像信号が、ノイズが除去(低減)された画像信号であれば、このクラス分類適応処理は、ノイズ除去処理であるということができ、また、第1の画像信号が、単板CCD(Charge Coupled Device)センサから得られる画像信号であり、第2の画像信号が、3板CCDセンサから得られるのと同等の画像信号であれば、このクラス分類適応処理は、単板CCDセンサの画像信号を3板CCDセンサ相当の画像信号に変換する変換処理であるということができ、さらに、第1の画像信号が、画像信号を出力しない欠陥画素を有するCCDセンサから得られる画像信号であり、第2の画像信号が、欠陥が補正された画像信号が出力されるように変換された画像信号であれば、このクラス分類適応処理は、欠陥画素を補正する処理であるということができる。
クラス分類適応処理では、第1の画像信号の所定領域の複数画素の画素値と、教師画像データと生徒画像データとを用いた学習処理により求められた予測係数との線形1次式が演算される。
この学習処理の生徒画像データは、従来、教師画像データから生成されていた。例えば、ノイズ除去処理としてクラス分類適応処理を行う場合の教師画像データには、ノイズが除去された画像信号が用いられ、生徒画像データには、教師画像データにノイズを付加した画像信号が用いられる。
特開2000−308079号公報 特開2001−298736号公報 特開2000−59652号公報
しかしながら、CCDセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子が出力する画像信号に対してクラス分類適応処理を行って画像を補正する場合、より好ましい予測係数を得ることが困難であった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、撮像素子が出力する画像信号を、より高画質の画像信号に変換することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の学習装置は、撮像素子が出力する画像信号を変換するとき用いられる予測係数を学習する学習装置であって、画像を撮像素子に投影する投影手段と、投影された前記画像の各画素が前記撮像素子により対応する位置の画素として撮像されるように、撮像の位置を相対的に調整する位置調整手段と、前記撮像素子により撮像された複数の画像を記憶する記憶手段とを備える。
本発明の第1の側面の学習装置は、記憶された前記複数の画像のうちの少なくとも1つを用いて得られる画像を、前記予測係数を演算する場合の教師画像とするとともに、記憶された前記複数の画像を、前記予測係数を演算する場合の生徒画像とし、前記教師画像の画素である注目画素を求めるのに用いる複数の画素を、前記生徒画像から抽出する抽出手段と、抽出された前記複数の画素に基づいて、前記予測係数を用いて求められる前記注目画素の予測誤差を統計的に最小にする前記予測係数を演算する演算手段とをさらに設けることができる。
前記教師画像は、前記記憶手段に記憶された前記複数の画像のうちの最高画質の画像、または前記記憶手段に記憶された前記複数の画像を統計処理した画像であるようにさせることができる。
本発明の第1の側面の学習装置は、前記撮像素子を交換する交換手段をさらに設けることができる。
前記撮像素子は、R信号を出力する画素、G信号を出力する画素、およびB信号を出力する画素がベイヤ配列されており、前記位置調整手段には、R信号、G信号、またはB信号のうちの1つの信号を出力する画素の位置に、他の2つの信号を出力する画素が位置するように位置を調整させることができる。
本発明の第1の側面の学習方法は、撮像素子が出力する画像信号を変換するとき用いられる予測係数を学習する学習方法であって、画像を撮像素子に投影し、投影された前記画像の各画素が前記撮像素子により対応する位置の画素として撮像されるように、撮像の位置を相対的に調整し、前記撮像素子により撮像された複数の画像を記憶するステップを含む。
本発明の第1の側面のプログラムは、撮像素子が出力する画像信号を変換するとき用いられる予測係数を学習する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、画像を撮像素子に投影し、投影された前記画像の各画素が前記撮像素子により対応する位置の画素として撮像されるように、撮像の位置を相対的に調整し、前記撮像素子により撮像された複数の画像を記憶するステップを含む。
本発明の第1の側面においては、画像が撮像素子に投影され、投影された画像の各画素が撮像素子により対応する位置の画素として撮像されるように、撮像の位置が相対的に調整される。撮像素子により撮像された複数の画像が記憶される。
本発明の第2の側面の信号処理装置は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が出力する第1の画像信号を、その特徴に応じてクラスに分類するクラス分類手段と、前記撮像手段と同型の複数の撮像手段を用いた学習により獲得された前記クラスごとの予測係数を出力する予測係数出力手段と、前記撮像手段が出力する前記第1の画像信号を、前記クラス分類手段において得られた前記クラスの予測係数を用いて演算することで第2の画像信号を求める演算手段とを備える。
本発明の第2の側面の信号処理方法は、被写体を撮像素子により撮像し、撮像されて得られる第1の画像信号を、その特徴に応じてクラスに分類し、撮像に使用した撮像素子と同型の複数の撮像素子を用いた学習により獲得された前記クラスごとの予測係数を出力し、前記第1の画像信号を、前記第1の画像信号の前記クラスの予測係数を用いて演算することで第2の画像信号を求めるステップを含む。
本発明の第2の側面のプログラムは、被写体を撮像素子により撮像し、撮像されて得られる第1の画像信号を、その特徴に応じてクラスに分類し、撮像に使用した撮像素子と同型の複数の撮像素子を用いた学習により獲得された前記クラスごとの予測係数を出力し、前記第1の画像信号を、前記第1の画像信号の前記クラスの予測係数を用いて演算することで第2の画像信号を求めるステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第2の側面においては、被写体を撮像して得られる第1の画像信号が、その特徴に応じてクラスに分類され、撮像に使用した撮像手段または撮像素子と同型の複数の撮像手段または撮像素子を用いた学習により獲得されたクラスごとの予測係数が出力され、第1の画像信号を、第1の画像信号のクラスの予測係数を用いて演算することで第2の画像信号が求められる。
本発明によれば、撮像素子が出力する画像信号を、より高画質の画像信号に変換することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の学習装置は、撮像素子が出力する画像信号を変換するとき用いられる予測係数を学習する学習装置(例えば、図5の学習装置31)であって、画像を撮像素子(例えば、図7のCCDセンサ117)に投影する投影手段(例えば、図7のテストチャート113)と、投影された前記画像の各画素が前記撮像素子により対応する位置の画素として撮像されるように、撮像の位置を相対的に調整する位置調整手段(例えば、図7の3Dステージ118)と、撮像された複数の画像を記憶する記憶手段(例えば、図7のメモリ120)とを備える。
本発明の第1の側面の学習装置は、記憶された前記複数の画像のうちの少なくとも1つを用いて得られる画像を、前記予測係数を演算する場合の教師画像とするとともに、記憶された前記複数の画像を、前記予測係数を演算する場合の生徒画像とし、前記教師画像の画素である注目画素を求めるのに用いる複数の画素を、前記生徒画像から抽出する抽出手段(例えば、図5の予測タップ抽出部43)と、抽出された前記複数の画素に基づいて、前記予測係数を用いて求められる前記注目画素の予測誤差を統計的に最小にする前記予測係数を演算する演算手段(例えば、図5の予測係数算出部47)とさらに備える。
本発明の第1の側面の学習装置は、前記撮像素子を交換する交換手段(例えば、図7のCCDセンサ交換部121)をさらに備える。
本発明の第1の側面の学習方法は、撮像素子が出力する画像信号を変換するとき用いられる予測係数を学習する学習方法(例えば、図6と図11の学習方法)であって、画像を撮像素子に投影し(例えば、図11のステップS41およびS42の処理)、投影された前記画像の各画素が前記撮像素子により対応する位置の画素として撮像されるように、撮像の位置を相対的に調整し(例えば、図11のステップS45の処理)、前記撮像素子により撮像された複数の画像を記憶する(例えば、図11のステップS49の処理)ステップを含む。
本発明の第2の側面の信号処理装置(例えば、図1の撮像装置1)は、被写体を撮像する撮像手段(例えば、図1のCCDセンサ12)と、前記撮像手段が出力する第1の画像信号を、その特徴に応じてクラスに分類するクラス分類手段(例えば、図2のクラスタップ抽出部22およびクラスコード発生部23)と、前記撮像手段と同型の複数の撮像手段を用いた学習により獲得された前記クラスごとの予測係数を出力する予測係数出力手段(例えば、図2の係数発生部24)と、前記撮像手段が出力する前記第1の画像信号を、前記クラス分類手段において得られた前記クラスの予測係数を用いて演算することで第2の画像信号を求める演算手段(例えば、図2の予測演算部25)とを備える。
本発明の第2の側面の信号処理方法(例えば、図4の変換処理方法)は、被写体を撮像素子により撮像し(例えば、図4のステップS1の処理)、撮像されて得られる第1の画像信号を、その特徴に応じてクラスに分類し(例えば、図4のステップS2およびS3の処理)、撮像に使用した撮像素子と同型の複数の撮像素子を用いた学習により獲得された前記クラスごとの予測係数を出力し(例えば、図4のステップS4の処理)、前記第1の画像信号を、前記第1の画像信号の前記クラスの予測係数を用いて演算することで第2の画像信号を求める(例えば、図4のステップS6の処理)ステップを含む。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した撮像装置の一実施の形態の構成例を示している。
図1の撮像装置1は、レンズ11、CCD(Charge Coupled Device)センサ12、A/D(Analog/Digital)コンバータ13、DRC(Digital Reality Creation)回路14、圧縮処理回路15、記録回路16、および表示装置17から構成され、被写体からの光(被写体光)を受光し、被写体に対応する高画質の画像信号を記録媒体に記録したり、その高画質の画像信号から得られる画像を表示するようになっている。この撮像装置1は、例えば、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、携帯電話機などに適用することができる。
レンズ11は、被写体光をCCDセンサ12に集光する。CCDセンサ12は、被写体光を受光し、その受光量に応じたアナログの電気信号をA/Dコンバータ13に供給する。
A/Dコンバータ13は、画像信号としてのアナログの電気信号を、デジタルの電気信号に変換してDRC回路14に供給する。
DRC回路14は、A/Dコンバータ13から供給される画像信号を対象に信号処理を行い、その画像信号よりも高画質の画像信号(以下、適宜、高画質画像信号という)を生成して出力する。
圧縮処理回路15は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの所定のフォーマットに従い、指定された圧縮比で高画質画像信号を圧縮符号化し、記録回路16に供給する。また、圧縮処理回路15は、撮像された画像のサイズを縮小または拡大する、高画質画像信号の解像度変換処理も必要に応じて行う。
記録回路16は、圧縮符号化された高画質画像信号を、記録媒体としてのメモリスティック(商標)などの半導体メモリに記録(記憶)する。なお、高画質画像信号を記録する記録媒体としては、半導体メモリの他、DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、またはハードディスク等とすることもできる。
表示装置17は、LCD(Liquid Crystal display)などにより構成され、DRC回路14から供給される高画質画像信号に対応する画像を表示する。
従って、図1の撮像装置1によれば、CCDセンサ12が被写体光を受光して画像信号を出力し、DRC回路14が、その画像信号を対象として信号処理を行い、その処理結果としての、高画質の画像信号を後段の圧縮処理回路15に出力する。圧縮処理回路15などは、現在、DSP(Digital Signal Processor)などを用いて1チップ(SOC :System On Chip)で構成されていることが多いため、撮像装置1は、1チップで構成される信号処理回路に画像信号を入力する前に、DRC回路14において、撮像して得られた画像信号を高画質の画像信号に変換することを特徴としている。
図2は、図1のDRC回路14の構成を示すブロック図である。
DRC回路14は、予測タップ抽出部21、クラスタップ抽出部22、クラスコード発生部23、係数発生部24、および予測演算部25から構成され、第1の画像信号を第2の画像信号に変換する画像変換処理を行う。ここで、第1の画像信号は、A/Dコンバータ13から供給される画像信号であり、第2の画像信号は、高画質画像信号となる。
例えば、第1の画像信号を、画素に欠陥があるCCDセンサで得られた画像信号とするとともに、第2の画像信号を、画素に欠陥のないCCDセンサと同等の画像信号とすれば、画像変換処理は、欠陥画素の画像信号を補正する欠陥画素補正処理ということができる。また、例えば、第1の画像信号を、ランダムノイズが含まれている低S/N(Signal/Noise)の画像信号とするとともに、第2の画像信号を、高S/Nの画像信号とすれば、画像変換処理は、ランダムノイズを除去するノイズ除去処理ということができる。さらに、例えば、第1の画像信号を、各画素からR(Red)信号、G(Green)信号、またはB(Blue)信号のいずれか1つのみが出力される単板CCDセンサの画像信号とするとともに、第2の画像信号を、各画素からR(Red)信号、G(Green)信号、およびB(Blue)信号のいずれも出力される3板CCDセンサと同等の画像信号とすれば、画像変換処理は、単板CCDセンサの画像信号を3板CCDセンサの画像信号に変換する単板3板変換処理ということができる。
従って、画像変換処理によれば、第1および第2の画像信号をどのように定義するかによって、様々な処理を実現することができる。
CCDセンサ12(図1)から出力される画像信号は、第1の画像信号として、予測タップ抽出部21およびクラスタップ抽出部22に供給される。
予測タップ抽出部21は、予測する第2の画像信号を構成する画素を、順次、注目画素とし、その注目画素の画素値を予測するのに用いる第1の画像信号を構成する画素(の画素値)を、予測タップとして抽出する。
具体的には、予測タップ抽出部21は、注目画素に対応する第1の画像信号の画素(例えば、注目画素に対して空間的に最も近い位置にある第1の画像信号の画素)に対して、空間的に近い位置にある複数の画素を、第1の画像信号から、予測タップとして抽出する。
クラスタップ抽出部22は、第1の画像信号を、幾つかのクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うのに用いる第1の画像信号を構成する画素の幾つかを、クラスタップとして抽出する。
なお、予測タップとクラスタップは、同一のタップ構造を有するものとすることも、異なるタップ構造を有するものとすることも可能である。
予測タップ抽出部21で得られた予測タップは、予測演算部25に供給され、クラスタップ抽出部22で得られたクラスタップは、クラスコード発生部23に供給される。
クラスコード発生部23は、クラスタップ抽出部22からのクラスタップを構成する画素に基づき、クラス分類を行い、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを発生して、係数発生部24に供給する。
クラス分類を行う方法としては、例えば、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)等を採用することができる。
ADRCを用いる方法では、クラスタップを構成する画素の画素値が、ADRC処理され、その結果得られるADRCコードにしたがって、注目画素のクラスが決定される。
なお、KビットADRCにおいては、例えば、クラスタップを構成する画素の画素値の最大値MAXと最小値MINが検出され、DR=MAX-MINを、集合の局所的なダイナミックレンジとし、このダイナミックレンジDRに基づいて、クラスタップを構成する画素値がKビットに再量子化される。即ち、クラスタップを構成する各画素の画素値から、最小値MINが減算され、その減算値がDR/2Kで除算(量子化)される。そして、以上のようにして得られる、クラスタップを構成するKビットの各画素の画素値を、所定の順番で並べたビット列が、ADRCコードとして出力される。従って、クラスタップが、例えば、1ビットADRC処理された場合には、そのクラスタップを構成する各画素の画素値は、最大値MAXと最小値MINとの平均値で除算され(小数点以下切り捨て)、これにより、各画素の画素値が1ビットとされる(2値化される)。そして、その1ビットの画素値を所定の順番で並べたビット列が、ADRCコードとして出力される。クラスコード発生部23は、例えば、クラスタップをADRC処理して得られるADRCコードを、クラスコードとして発生(出力)する。
なお、クラスコード発生部23は、その他、例えば、クラスタップを構成する画素を、ベクトルのコンポーネントとみなし、そのベクトルをベクトル量子化すること等によってクラス分類を行うことも可能である。
クラスタップ抽出部22において、CCDセンサ12が出力する画像信号からクラスタップが得られ、クラスコード発生部23において、そのクラスタップからクラスコードが得られる。従って、クラスタップ抽出部22およびクラスコード発生部23において、クラス分類を行うクラス分類部が構成されているとみることができる。
係数発生部24は、図5を参照して後述する学習によって求められたクラスごとの予測係数を記憶し、さらに、その記憶した予測係数のうちの、クラスコード発生部23から供給されるクラスコードに対応するアドレスに記憶されている予測係数(クラスコード発生部23から供給されるクラスコードが表すクラスの予測係数)を、予測演算部25に供給(出力)する。
予測演算部25は、予測タップ抽出部21が出力する予測タップと、係数発生部24が出力する予測係数とを取得し、その予測タップと予測係数とを用いて、注目画素の真値の予測値を求める所定の予測演算を行う。これにより、予測演算部25は、注目画素の画素値(の予測値)、即ち、第2の画像信号を構成する画素の画素値を求めて出力する。
図3は、予測タップとクラスタップのタップ構造の例を示している。なお、予測タップとクラスタップのタップ構造は、図3に示されている以外の構造とすることが可能である。
図3Aは、クラスタップのタップ構造の例を示している。図3Aでは、9個の画素で、クラスタップが構成されている。即ち、図3Aでは、CCDセンサ12が出力する画像信号のうちの、注目画素に対応する画素P5と、その画素の上方向、下方向、左方向、右方向にそれぞれ隣接する2画素P2,P1,P8,P9,P4,P3,P6,P7とから、いわば十字形状のクラスタップが構成されている。
図3Bは、予測タップのタップ構造の例を示している。図3Bでは、13個の画素で、予測タップが構成されている。即ち、図3Bでは、CCDセンサ12が出力する画像信号のうちの、注目画素に対応する画素P27を中心として縦方向に並ぶ5画素P21,P23,P27,P31,P33、注目画素に対応する画素P27の左と右に隣接する画素P26,P28それぞれを中心として縦方向に並ぶ3画素P22,P26,P30,P24,P28,P32、および注目画素に対応する画素P27から左と右に1画素だけ離れた画素P25,P29から、いわばひし形状の予測タップが構成されている。
次に、図2の予測演算部25における予測演算と、その予測演算に用いられる予測係数の学習について説明する。
いま、高画質の画像信号(高画質画像信号)を第2の画像信号とするとともに、その高画質画像信号をLPF(Low Pass Filter)によってフィルタリングする等してその画質(解像度)を低下させた低画質の画像信号(低画質画像信号)を第1の画像信号として、低画質画像信号から予測タップを抽出し、その予測タップと予測係数を用いて、高画質画素の画素値を、所定の予測演算によって求める(予測する)ことを考える。
いま、所定の予測演算として、例えば、線形1次予測演算を採用することとすると、高画質画素の画素値yは、次の線形1次式によって求められることになる。
Figure 2007201572
但し、式(1)において、xnは、高画質画素yについての予測タップを構成する、n番目の低画質画像信号の画素(以下、適宜、低画質画素という)の画素値を表し、wnは、n番目の低画質画素(の画素値)と乗算されるn番目の予測係数を表す。なお、式(1)では、予測タップが、N個の低画質画素x1,x2,・・・,xNで構成されるものとしてある。
高画質画素の画素値yは、式(1)に示した線形1次式ではなく、2次以上の高次の式によって求めるようにすることも可能である。
いま、第kサンプルの高画質画素の画素値の真値をykと表すとともに、式(1)によって得られるその真値ykの予測値をyk'と表すと、その予測誤差ekは、次式で表される。
Figure 2007201572
いま、式(2)の予測値yk'は、式(1)にしたがって求められるため、式(2)のyk'を、式(1)にしたがって置き換えると、次式が得られる。
Figure 2007201572
但し、式(3)において、xn,kは、第kサンプルの高画質画素についての予測タップを構成するn番目の低画質画素を表す。
式(3)(または式(2))の予測誤差ekを0とする予測係数wnが、高画質画素を予測するのに最適なものとなるが、すべての高画質画素について、そのような予測係数wnを求めることは、一般には困難である。
そこで、予測係数wnが最適なものであることを表す規範として、例えば、最小自乗法を採用することとすると、最適な予測係数wnは、次式で表される自乗誤差の総和Eを最小にすることで求めることができる。
Figure 2007201572
但し、式(4)において、Kは、高画質画素ykと、その高画質画素ykについての予測タップを構成する低画質画素x1,k,x2,k,・・・,xN,kとのセットのサンプル数(学習用のサンプルの数)を表す。
式(4)の自乗誤差の総和Eの最小値(極小値)は、式(5)に示すように、総和Eを予測係数wnで偏微分したものを0とするwnによって与えられる。
Figure 2007201572
そこで、上述の式(3)を予測係数wnで偏微分すると、次式が得られる。
Figure 2007201572
式(5)と式(6)から、次式が得られる。
Figure 2007201572
式(7)のekに、式(3)を代入することにより、式(7)は、式(8)に示す正規方程式で表すことができる。
Figure 2007201572
式(8)の正規方程式は、例えば、掃き出し法(Gauss-Jordanの消去法)などを用いることにより、予測係数wnについて解くことができる。
式(8)の正規方程式をクラスごとにたてて解くことにより、最適な予測係数(ここでは、自乗誤差の総和Eを最小にする予測係数)wnを、クラスごとに求めることができる。
図4のフローチャートを参照して、撮像装置1が行う、CCDセンサ12で撮像された画像信号(第1の画像信号)を高画質画像信号(第2の画像信号)に変換する変換処理について説明する。なお、ここでは、高画質画像信号に対応するフレーム画像(フィールド画像)のある画素を注目画素として、その注目画素を予測するものとする。
初めに、ステップS1において、CCDセンサ12は、被写体を撮像する。即ち、CCDセンサ12は、被写体光を受光し、その受光量に応じたアナログの電気信号をA/Dコンバータ13に供給する。また、ステップS1において、A/Dコンバータ13は、画像信号としてのアナログの電気信号を、デジタルの電気信号に変換してDRC回路14に供給する。
ステップS2において、DRC回路14のクラスタップ抽出部22は、A/Dコンバータ13が出力した画像信号から、注目画素の位置に最も近い位置の画素を中心とする十字形状の画素を、注目画素のクラスタップ(図3A)として抽出する。抽出されたクラスタップは、クラスコード発生部23に供給される。
ステップS3において、クラスコード発生部23は、クラスタップ抽出部22から供給されるクラスタップを1ビットADRC処理することによって、注目画素のクラスコードを求め、係数発生部24に供給する。
ステップS4において、係数発生部24は、クラスコード発生部23から供給される注目画素のクラスコードが表すクラスの予測係数を予測演算部25に出力する。
ステップS5において、予測タップ抽出部21は、CCDセンサ12が出力する画像信号から、注目画素の位置に最も近い位置の画素を中心とするひし形状の画素を、注目画素の予測タップ(図3B)として抽出し、予測演算部25に供給する。
ステップS6において、予測演算部25は、予測タップ抽出部21から供給される予測タップと、係数発生部24から供給される予測係数とを用い、式(1)の演算(予測演算)を行うことにより、注目画素(の画素値)を求め、処理を終了する。
以上の処理が、高画質画像信号に対応するフレーム画像の各画素を、順次、注目画素として行われ、さらには、次以降のフレーム(フィールド)についても行われる。
図5は、式(8)の正規方程式をたてて解くことによりクラスごとの予測係数wnを求める学習を行う学習装置31の構成例を示している。
学習装置31には、予測係数wnの学習に用いられる学習用画像信号としての教師データと生徒データとが入力されるようになっている。この学習用画像信号の生成については図7を参照して後述するが、ここでは、教師データとしての画像信号を高画質画像信号とし、その高画質画像信号の解像度を劣化させた低画質画像信号を生徒データとして説明する。
教師データ記憶部41は、入力される教師データとしての高画質画像信号を記憶する。生徒データ記憶部42は、入力される生徒データとしての低画質画像信号を記憶する。
予測タップ抽出部43は、教師データ記憶部41に記憶された教師データとしての高画質画像信号を構成する画素を、順次、注目教師画素とし、その注目教師画素について、生徒データ記憶部42に記憶された生徒データとしての低画質画像信号を構成する低画質画素のうちの所定のものを抽出することにより、図2の予測タップ抽出部21が構成するのと同一のタップ構造の予測タップを構成し、足し込み部46に供給する。
クラスタップ抽出部44は、注目教師画素について、生徒データ記憶部42に記憶された生徒データとしての低画質画像信号を構成する低画質画素のうちの所定のものを抽出することにより、図2のクラスタップ抽出部22が構成するのと同一のタップ構造のクラスタップを構成し、クラスコード発生部45に供給する。
クラスコード発生部45は、クラスタップ抽出部44が出力するクラスタップに基づき、図2のクラスコード発生部23と同一のクラス分類を行い、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、足し込み部46に出力する。
足し込み部46は、教師データ記憶部41から、注目教師画素を読み出し、その注目教師画素と、予測タップ抽出部43から供給される注目教師画素について構成された予測タップを構成する生徒データとを対象とした足し込みを、クラスコード発生部45から供給されるクラスコードごとに行う。
即ち、足し込み部46には、教師データ記憶部41に記憶された教師データyk、予測タップ抽出部43が出力する予測タップxn,k、クラスコード発生部45が出力するクラスコードが供給される。
そして、足し込み部46は、クラスコード発生部45から供給されるクラスコードに対応するクラスごとに、予測タップ(生徒データ)xn,kを用い、式(8)の左辺の行列における生徒データどうしの乗算(xn,kn',k)と、サメーション(Σ)に相当する演算を行う。
さらに、足し込み部46は、やはり、クラスコード発生部45から供給されるクラスコードに対応するクラスごとに、予測タップ(生徒データ)xn,kと教師データykを用い、式(8)の右辺のベクトルにおける生徒データxn,kおよび教師データykの乗算(xn,kk)と、サメーション(Σ)に相当する演算を行う。
即ち、足し込み部46は、前回、注目教師画素とされた教師データについて求められた式(8)における左辺の行列のコンポーネント(Σxn,kn',k)と、右辺のベクトルのコンポーネント(Σxn,kk)を、その内蔵するメモリ(図示せず)に記憶しており、その行列のコンポーネント(Σxn,kn',k)またはベクトルのコンポーネント(Σxn,kk)に対して、新たに注目教師画素とされた教師データについて、その教師データyk+1および生徒データxn,k+1を用いて計算される、対応するコンポーネントxn,k+1n',k+1またはxn,k+1k+1を足し込む(式(8)のサメーションで表される加算を行う)。
そして、足し込み部46は、教師データ記憶部41に記憶された教師データすべてを注目教師画素として、上述の足し込みを行うことにより、各クラスについて、式(8)に示した正規方程式をたてると、その正規方程式を、予測係数算出部47に供給する。
予測係数算出部47は、足し込み部46から供給される各クラスについての正規方程式を解くことにより、各クラスについて、最適な予測係数wnを求めて出力する。
図2のDRC回路14における係数発生部24には、例えば、以上のようにして求められたクラスごとの予測係数wmが記憶されている。
なお、上述の場合には、高画質画像信号を、第2の画像信号に対応する教師データとするとともに、その学習用画像信号の解像度を劣化させた低画質画像信号を、第1の画像信号に対応する生徒データとして、予測係数の学習を行うようにしたことから、予測係数としては、第1の画像信号を、その解像度を向上させた第2の画像信号に変換する解像度向上処理としての画像変換処理を行うものを得ることができる。
第1の画像信号(第1の画像)に対応する生徒データ(生徒画像)と、第2の画像信号(第2の画像)に対応する教師データ(教師画像)とする画像信号(画像)の選択の仕方によって、予測係数としては、各種の画像変換処理を行うものを得ることができる。
即ち、例えば、ランダムノイズを含まない画像信号を教師データとするとともに、その教師データとしての高画質画像信号に対して、ランダムノイズを重畳した高画質画像信号を生徒データとして、学習処理を行うことにより、予測係数としては、第1の画像信号を、そこに含まれるランダムノイズを除去(低減)した第2の画像信号に変換するノイズ除去処理としての画像変換処理を行うものを得ることができる。
次に、図6のフローチャートを参照して、図5の学習装置31の処理(学習処理)について説明する。
最初に、ステップS11において、教師データ記憶部41および生徒データ記憶部42それぞれは、そこに入力される教師データおよび生徒データを記憶する。この教師データおよび生徒データとして、後述する図11の学習用画像信号生成処理で生成されたデータが用いられる。
ステップS12において、予測タップ抽出部43は、教師データ記憶部41に記憶された教師データのうち、まだ、注目教師画素としていないものを、注目教師画素とする。さらに、ステップS12では、予測タップ抽出部43は、注目教師画素について、生徒データ記憶部42に記憶された生徒データから予測タップを抽出し、足し込み部46に供給する。
ステップS13において、クラスタップ抽出部44は、注目教師画素について、生徒データ記憶部42に記憶された生徒データからクラスタップを抽出し、クラスコード発生部45に供給する。
そして、ステップS14において、クラスコード発生部45は、注目教師画素についてのクラスタップに基づき、注目教師画素のクラス分類を行い、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、足し込み部46に出力する。
ステップS15において、足し込み部46は、教師データ記憶部41から、注目教師画素を読み出し、その注目教師画素と、予測タップ抽出部43から供給される注目教師画素について構成された予測タップを構成する生徒データとを対象とした式(8)の足し込みを、クラスコード発生部45から供給されるクラスコード(クラス)ごとに行う。
ステップS16において、予測タップ抽出部43は、教師データ記憶部41に、まだ注目教師画素としていない教師データが記憶されているかどうかを判定する。ステップS16で、注目教師画素としていない教師データが、教師データ記憶部41にまだ記憶されていると判定された場合、処理はステップS12に戻り、予測タップ抽出部43は、まだ注目教師画素としていない教師データを、新たに注目教師画素として、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS16で、注目教師画素としていない教師データが、教師データ記憶部41に記憶されていないと判定された場合、ステップS17において、足し込み部46は、いままでの処理によって得られたクラスごとの式(8)における左辺の行列と、右辺のベクトルを、予測係数算出部47に供給する。
また、ステップS17では、予測係数算出部47は、足し込み部46から供給されるクラスごとの式(8)における左辺の行列と右辺のベクトルによって構成されるクラスごとの正規方程式を解くことにより、クラスごとに予測係数wnを求め、出力し、処理を終了する。
なお、学習用画像信号の数が十分でないこと等に起因して、予測係数を求めるのに必要な数の正規方程式が得られないクラスが生じることがあり得るが、そのようなクラスについては、予測係数算出部47は、例えば、デフォルトの予測係数を出力するようになっている。
次に、図5の学習装置31に学習用画像信号として供給される教師データと生徒データの生成について説明する。
図7は、学習用画像信号を生成する生成システム101の構成例を示している。この生成システム101は、図5の教師データ記憶部41と生徒データ記憶部42の前段に配置され、それらに教師データまたは生徒データを供給する。その意味で、生成システム101は、図5の学習装置31の一部を構成している。
生成システム101は、光源111、コリメータレンズ112、テストチャート113、ステージ114、IRカットフィルタ115、レンズフィルタ116、CCDセンサ117、3Dステージ118、A/Dコンバータ119、メモリ120、CCDセンサ交換部121、およびテストチャート交換部122により構成されている。
光源111から出射される光が、コリメータレンズ112により平行光とされ、テストチャート113に入射される。この光源111は、例えば、3200K(カンデラ)の光を出力する。テストチャート113には、図8に示すように、間隔、エッジ角度、パターン濃度を様々に変えた画像パターン113Pが描画されており、投影手段として機能するテストチャート113は、コリメータレンズ112からの平行光を、画像パターン113Pに応じて遮光する。なお、テストチャート113は、ステージ114のテーブル上に設置されている。また、テストチャート113は、テストチャート交換部122により必要に応じて交換される。
テストチャート113からの光(平行光)は、IR(Infrared Radiation)カットフィルタ115およびレンズフィルタ116を通過してCCDセンサ117に入射される。即ち、投影された画像パターン113PをCCDセンサ117が撮像する。このCCDセンサ117は、図1の撮像装置1において使用されるCCDセンサ12と同型のCCDセンサである(撮像装置1に用いられるCCDセンサ12と同一の型番号のCCDセンサである)。CCDセンサ117は、CCDセンサ交換部121により必要に応じて交換される。
IRカットフィルタ115は、テストチャート113を通過した光のうち可視光を通過させ、赤外光をカットする。レンズフィルタ116は、所定の光学特性を持つ、例えば、ND( Neutral Density)フィルタなどとされ、必要に応じてIRカットフィルタ115およびCCDセンサ117の間に挿入される。
IRカットフィルタ115、レンズフィルタ116、およびCCDセンサ117は、X軸、Y軸、およびZ軸の3軸方向に移動させることが可能な3Dステージ118のテーブル上に設置され、3Dステージ118は、テーブルをX軸、Y軸、またはZ軸方向に所定量移動させることにより、投影された画像パターン113PがCCDセンサ117の受光領域(撮像領域)に1対1に入射するように、IRカットフィルタ115、レンズフィルタ116、およびCCDセンサ117の位置を一体的に調整する。ここで、投影された画像パターン113Pの領域(画素)とCCDセンサ117の画素の有効領域(受光領域)とが1対1に対応するように配置させたCCDセンサ117の位置を正位置と称する。また、3Dステージ118は、CCDセンサ117がCCDセンサ交換部121により順次交換された場合にも、セットされた次のCCDセンサ117が画像パターン113Pに対して正位置となるように調整する。
なお、本実施の形態では、IRカットフィルタ115、レンズフィルタ116、およびCCDセンサ117の位置を3Dステージ118によってX軸、Y軸、またはZ軸の3軸方向に移動させ、テストチャート113とCCDセンサ117との位置関係を一体的に調整するようにしたが、3Dステージ118を固定式のステージに変更し、ステージ114を3軸方向に移動可能な3Dステージに変更して、テストチャート113の位置を移動させることにより、テストチャート113とCCDセンサ117との位置関係を調整するようにしてもよい。また、ステージ114と3Dステージ118の両方を3軸に移動可能な3Dステージとして、テストチャート113とIRカットフィルタ115、レンズフィルタ116、およびCCDセンサ117の位置の両方を移動させることにより、テストチャート113とCCDセンサ117との位置関係を調整するようにしてもよい。要するに、投影された画像の任意の画素が、CCDセンサ117の特定の画素に対応付けられるように相対的に位置調整ができればよい。
図1のCCDセンサ12と同型のCCDセンサ117は、そこに入射される光を受光し、その受光量に応じたアナログの電気信号をA/Dコンバータ119に出力する。このアナログの電気信号は、画像パターン113Pに対応する画像信号である。A/Dコンバータ119は、図1のA/Dコンバータ13と同様に、入力されるアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換してメモリ120に出力する。
メモリ120は、画像パターン113Pに対応する画像信号を記憶する。
図9は、図7のCCDセンサ117の詳細な構成例を示す断面図である。
CCDセンサ117は、レンズフィルタ116(図7)に近い側から、オンチップマイクロレンズ131、カラーフィルタ132の順に配置され、その次の同一面上に、PD(フォトダイオード)133、読み出しゲート134、およびチャネルストップ135が配置されている。
テストチャート113の画像パターン113Pを通過した光は、オンチップマイクロレンズ131によって集光される。そして、集光された光は、R(Red)成分,G(Green)成分、またはB(Blue)成分の(画素毎に異なる)カラーフィルタ132を通過して、読み出しゲート134とチャネルストップ135との間の、対応する位置のPD(フォトダイオード)133に入射される。オンチップマイクロレンズ131は、F値が、例えば、F5.8(感度)およびF2.8(飽和度)程度のものが採用される。
PD133は、入射された光に応じた電荷を蓄積し、読み出しゲート134がオンされると、そこに蓄積された電荷を転送レジスタ(不図示)に移動させる。
図10は、生成システム101の制御に関する機能ブロック図を示している。なお、図7と対応する部分については同一の符号を付してあり、その説明を適宜省略する。
制御部151は、画像パターン113Pに対応する画像信号をA/Dコンバータ119から取得し、メモリ120に記憶するための制御を行う。即ち、制御部151は、照度を表す照射パラメータを光源制御部152に供給する。光源制御部152は、供給された照射パラメータに基づいて、光源111を制御する。これにより、光源111から指定された照度の光が出射される。
また、制御部151は、撮像タイミングを決定するタイミング信号をCCDセンサ117に対して供給し、そのタイミング信号によって撮像され、出力された画像パターン113Pに対応する画像信号をA/Dコンバータ119を介して取得する。さらに、制御部151は、取得した画像信号から、CCDセンサ117が画像パターン113Pに対して正位置に、3Dステージ118のテーブル上に配置されているかどうかを検証する。CCDセンサ117が画像パターン113Pに対して正位置に配置されていない場合、制御部151は、正位置となるために移動させるべきX軸、Y軸、およびZ軸方向それぞれについてのCCDセンサ117の移動量を計算し、ステージ制御部153に供給する。
ステージ制御部153は、供給された移動量に基づいて、3Dステージ118に移動命令を出力する。これにより、3Dステージ118は、指定された量だけテーブルを移動し、これにより、画像パターン113Pが正位置となるようにCCDセンサ117が位置補正される。
このような、CCDセンサ117が画像パターン113Pに対して正位置となるように位置調整する処理をアライメント(処理)という。アライメントのための画像パターンとしては、例えば、十字マークのようなアライメント専用の画像パターンをテストチャート113に設け、その画像信号を取得して、CCDセンサ117が画像パターン113Pに対して正位置となるように位置調整してもよいし、画像パターン113Pの一部の画像パターンをアライメント用の画像パターンとし、その画像パターン113Pの一部(または全部)の画像信号を取得して、位置調整してもよい。
そして、制御部151は、正位置で撮像された画像パターン113Pの画像信号を、そのときの照射パラメータとともに、メモリ120に記憶させる。
さらに、制御部151は、テストチャート交換部122およびCCDセンサ交換部121に交換信号を供給する。これにより、テストチャート交換部122は、ステージ114のテーブル上に設置されたテストチャート113を他のテストチャート113に交換し、CCDセンサ交換部121は、3Dステージ118のテーブル上に設置されたCCDセンサ117を他のCCDセンサ117に交換する。
次に、図11のフローチャートを参照して、生成システム101の学習用画像信号生成処理について説明する。この処理により生成された信号が、上述した図6のステップS11で教師データおよび生徒データとされるので、その意味で、この処理は、図6の学習方法の一部を構成している。
初めに、ステップS41において、光源制御部152は、光源をONして点灯させ、ステップS42において、制御部151は、照射パラメータを設定し、光源制御部152に供給する。光源制御部152は、供給された照射パラメータに基づいて、光源111を制御する。これにより、テストチャート113の画像パターン113Pが、後述するステップS43で設置されたCCDセンサ117上に投影される。
ステップS43において、CCDセンサ交換部121は、制御部151からの交換信号に基づいて、学習対象とする型番号のCCDセンサ117のうちの所定のものを選択し、3Dステージ118のテーブル上に設置する。
ステップS44において、テストチャート交換部122は、制御部151からの交換信号に基づいて、テストチャート113のうちの所定のものを選択し、ステージ114のテーブル上に設置する。
ステップS45において、制御部151は、アライメントを行う。即ち、制御部151は、撮像タイミングを決定するタイミング信号をCCDセンサ117に供給し、そのタイミング信号によって撮像されたアライメントのための画像パターンに対応する画像信号をA/Dコンバータ119から取得する。そして、制御部151は、取得した画像信号から、CCDセンサ117が画像パターン113Pに対して正位置に、3Dステージ118のテーブル上に配置されているかどうかを検証する。CCDセンサ117が画像パターン113Pに対して正位置に配置されていない場合、制御部151は、正位置とするために移動させるべきX軸、Y軸、およびZ軸方向それぞれについてのCCDセンサ117の移動量を計算し、ステージ制御部153に供給する。ステージ制御部153は、供給された移動量だけ3Dステージ118のテーブルを移動させる。
ステップS46において、制御部151は、CCDセンサ117に画像パターン113Pを撮像させる。制御部151は、タイミング信号をCCDセンサ117に供給し、CCDセンサ117は、タイミング信号によって画像パターン113Pを撮像し、その結果得られる画像信号をA/Dコンバータ119に出力する。
ステップS47において、A/Dコンバータ119は、CCDセンサ117からの画像信号をA/D変換して、制御部151に出力する。
ステップS48において、制御部151は、A/Dコンバータ119から供給される、画像パターン113Pの画像信号に基づいて、アライメントを再度行う必要があるかどうかを判定する。ステップS48で、アライメントを再度行う必要があると判定された場合、即ち、CCDセンサ117が画像パターン113Pに対して正位置となるように3Dステージ118のテーブル上に位置していない場合、処理はステップS45に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS48で、アライメントを再度行う必要がないと判定された場合、即ち、CCDセンサ17が画像パターン113Pに対して正位置となるように3Dステージ118のテーブル上に位置している場合、ステップS49において、制御部151は、いま取得した画像パターン113Pの画像信号をメモリ120に記憶させる。そして、ステップS50において、制御部151は、いま取得した画像パターン113Pの画像信号における照射パラメータをメモリ120に記憶させる。
ステップS51において、制御部151は、全てのテストチャートを使用したかどうかを判定する。ステップS51で、まだ全てのテストチャートを使用していないと判定された場合、ステップS44に処理が戻される。その結果、テストチャート交換部122によりテストチャートが次のテストチャートに交換され、上述した場合と同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS51で、全てのテストチャートを使用したと判定された場合、ステップS52において、制御部151は、全てのCCDセンサ117を使用したかどうかを判定する。ステップS52で、まだ全てのCCDセンサ117を使用していないと判定された場合、ステップS43に処理が戻される。そして、CCDセンサ交換部121によりCCDセンサ117が次のものに交換され、同様の処理が実行される。
一方、ステップS52で、全てのCCDセンサ117を使用したと判定された場合、処理は終了する。
以上のようにして、3Dステージ118のテーブル上にセットされた、学習対象とされるCCDセンサ12(図1)と同型のCCDセンサ117について、テストチャート113の画像信号をメモリ120に記憶させることができる。
メモリ120には、CCDセンサ製造時に生じる欠陥画素によるもの、重畳されているランダムノイズの大きいもの、または小さいもの、カラーフィルタ132による色ムラが大きいもの、小さいものなど、様々な個体差のある画像信号が蓄積されることになる。
そこで、撮像装置1のDRC回路14において、入力される第1の画像信号を、どのような第2の画像信号に変換する処理を行うかに応じて、その処理に最適な画像信号が、教師データまたは生徒データとして抽出され、メモリ120から教師データ記憶部41または生徒データ記憶部42に供給される。
例えば、メモリ120に蓄積されている画像信号の中から、理想の画像信号に最も近い画像信号、即ち、欠陥画素がなく、色ムラなどもなく、高S/Nの画像信号が、チャンピォンデータ(最高画質の画像信号)として選択、決定される。メモリ120は、そのチャンピォンデータを、教師データとして教師データ記憶部41に供給する。一方、生徒データとしては、メモリ120に蓄積されている画像信号の中から、補正対象とする内容を含むものが選択され、生徒データ記憶部42に供給される。
例えば、ランダムノイズを含む画像信号を生徒データとした場合、学習装置31は、第1の画像信号を、そこに含まれるランダムノイズを除去(低減)した第2の画像信号に変換するノイズ除去処理としてDRC回路14を機能させる予測係数を生成することができる。
また例えば、生徒データとして、いずれかの画素に欠陥画素が含まれていたCCDセンサ117で取得された画像信号を採用した場合、学習装置31は、CCDセンサ製造時に生じた欠陥画素を含むCCDセンサから出力される第1の画像信号を、欠陥画素のない第2の画像信号に変換する欠陥画素補正処理としてDRC回路14を機能させる予測係数を生成することができる。
さらに例えば、生徒データとして、メモリ120に蓄積されている画像信号のうちの、画像の一部または全部にカラーフィルタによる色ムラが生じている画像信号を採用した場合、学習装置31は、第1の画像信号を、色ムラのない第2の画像信号に変換する色ムラ補正処理としてDRC回路14を機能させる予測係数を生成することができる。
なお、教師データとしては、上述したチャンピォンデータの代わりに、メモリ120に蓄積されている全ての画像信号の平均をとった画像信号や、その平均以上の画質の画像信号のみを集めた画像信号など、統計処理後の画像信号を採用しても良い。また、生徒データとしては、メモリ120に蓄積されている画像信号のすべてとしても良い。
さらに、教師データとしては、メモリ120に蓄積されている画像信号を、ユーザ(人間)が最適と思われる信号に人為的に加工したものや、CCDセンサ設計時においてPD133(図9)の受光量をシミュレーションするソフトウェアから得られた理想(仮想)の画像信号とすることもできる。
また例えば、CCDセンサ12の画素ごとの応答特性のばらつきを補正する補正処理としてDRC回路14を機能させる予測係数を生成する場合には、教師データとして、各画素の応答特性が安定した後に取得した画像信号を採用し、生徒データとして、製品として出荷可能な仕様の範囲内ではあるが応答特性にばらつきのある画像信号を採用することができる。
次に、第1の画像信号を、1画素に対してR信号、G信号、またはB信号のいずれか1つのみが出力される単板CCDセンサの画像信号とするとともに、第2の画像信号を、1画素に対してR信号、G信号、およびB信号のいずれも出力される3板CCDセンサと同等の画像信号として、単板CCDセンサの画像信号を3板CCDセンサと同等の画像信号に変換する単板3板変換処理としてDRC回路14が機能するための予測係数を学習するのに必要な学習用画像信号の生成について説明する。
この学習用画像信号の生成では、生成システム101に用いるCCDセンサ117は、図12Aに示すように、各画素がR信号、G信号、またはB信号のいずれか1つのみを出力するベイヤ配列の単板CCDセンサとされる。
なお、以下の説明では、各画素の位置を特定するために、CCDセンサ117の画素のうち、図12Bに示すように、最も左上の画素を基点として、横(右)方向をX方向、縦(下)方向をY方向とする座標系を設定し、最も左上の画素からx行y列目(1≦x,y≦4)の位置の各画素を(x,y)画素と称することにする。
生徒データとしては、図11を参照して説明した学習用画像信号生成処理によってメモリ120に記憶されている、単板CCDセンサであるCCDセンサ117の画像信号、即ち、R信号、G信号、またはB信号のいずれか1つが各画素で得られている画像信号が採用され、生徒データ記憶部42に供給される。
これに対して、教師データとしては、CCDセンサ117を構成する各画素について、R信号、G信号、およびB信号のすべてを有する画像信号が、教師データ記憶部41に記憶される必要がある。
そこで、図13乃至図15に示すように、R信号、G信号、またはB信号のうちの1つの信号を出力する画素の位置に、他の2つの信号を出力する画素が位置するように、CCDセンサ117の位置を調整して撮像することにより、CCDセンサ117を構成する各画素について、R信号、G信号、およびB信号のすべてを有する画像信号を生成することができる。
図13は、CCDセンサ117の全画素分のG信号を生成する例を示している。
生成システム101は、図13A乃至図13Cに示す第1乃至第3の位置で画像パターン113Pを撮像し、その第1乃至第3の位置で得られた3つの画像信号を組み合わせることにより、CCDセンサ117の全画素分のG信号を生成する。
即ち、ステージ制御部153は、第1の位置として、図13Aに示すように、正位置となるようにCCDセンサ117を移動させる(CCDセンサ117が設置された3Dステージ118を移動させる)。
第1の位置でCCDセンサ117が撮像した場合、図13Aで“G1”として示されている、CCDセンサ117の(1,1)画素、(3,1)画素、(2,2)画素、(4,2)画素、(1,3)画素、(3,3)画素、(2,4)画素、および(4,4)画素でG信号を得ることができる。
また、ステージ制御部153は、第2の位置として、図13Bに示すように、正位置に対して右方向に1画素分ずれるようにCCDセンサ117を移動させる。
第2の位置でCCDセンサ117が撮像した場合、図13Bで“G2”として示されている、CCDセンサ117が正位置のときの(2,1)画素、(4,1)画素、(3,2)画素、(2,3)画素、(4,3)画素、および(3,4)画素に相当するG信号を得ることができる。
さらに、ステージ制御部153は、第3の位置として、図13Cに示すように、正位置に対して左方向に1画素分ずれるようにCCDセンサ117を移動させる。
第3の位置でCCDセンサ117が撮像した場合、図13Cで“G3”として示されている、CCDセンサ117が正位置のときの(2,1)画素、(1,2)画素、(3,2)画素、(2,3)画素、(1,4)画素、および(3,4)画素に相当するG信号を得ることができる。
従って、第1乃至第3の位置で得られた各画素のG信号を集めると、図13Dに示すように、CCDセンサ117の全画素分のG信号を得ることができる。なお、(3,2)画素と(3,4)画素については、第2の位置と第3の位置の両方でG信号が得られるが、いずれか一方の位置で得られたG信号を用いてもよいし、2つの平均値を、その画素のG信号としてもよい。図13Dでは、第2の位置のG信号を採用している。
図14は、CCDセンサ117の全画素分のB信号を生成する例を示している。
生成システム101は、図14A乃至図14Dに示す第1乃至第4の位置で画像パターン113Pを撮像し、その第1乃至第4の位置で得られた4つの画像信号を組み合わせることにより、CCDセンサ117の全画素分のB信号を生成する。
即ち、ステージ制御部153は、第1の位置として、図14Aに示すように、正位置となるようにCCDセンサ117を移動させる(CCDセンサ117が設置された3Dステージ118を移動させる)。
第1の位置でCCDセンサ117が撮像した場合、図14Aで“B1”として示されている、CCDセンサ117の(2,1)画素、(4,1)画素、(2,3)画素、および(4,3)画素でB信号を得ることができる。
また、ステージ制御部153は、第2の位置として、図14Bに示すように、正位置に対して下方向に1画素分ずれるようにCCDセンサ117を移動させる。
第2の位置でCCDセンサ117が撮像した場合、図14Bで“B2”として示されている、CCDセンサ117が正位置のときの(2,2)画素、(4,2)画素、(2,4)画素、および(4,4)画素に相当するB信号を得ることができる。
さらに、ステージ制御部153は、第3の位置として、図14Cに示すように、正位置に対して左方向に1画素分ずれるようにCCDセンサ117を移動させる。
第3の位置でCCDセンサ117が撮像した場合、図14Cで“B3”として示されている、CCDセンサ117が正位置のときの(1,1)画素、(3,1)画素、(1,3)画素、および(3,3)画素に相当するB信号を得ることができる。
また、ステージ制御部153は、第4の位置として、図14Dに示すように、正位置に対して左方向および下方向に1画素分ずれるようにCCDセンサ117を移動させる。
第4の位置でCCDセンサ117が撮像した場合、図14Dで“B4”として示されている、CCDセンサ117が正位置のときの(1,2)画素、(3,2)画素、(1,4)画素、および(3,4)画素に相当するB信号を得ることができる。
従って、第1乃至第4の位置で得られた各画素のB信号を集めると、図14Eに示すように、CCDセンサ117の全画素分のB信号を得ることができる。
図15は、CCDセンサ117の全画素分のR信号を生成する例を示している。
生成システム101は、図15A乃至図15Dに示す第1乃至第4の位置で画像パターン113Pを撮像し、その第1乃至第4の位置で得られた4つの画像信号を組み合わせることにより、CCDセンサ117の全画素分のR信号を生成する。
即ち、ステージ制御部153は、第1の位置として、図15Aに示すように、正位置となるようにCCDセンサ117を移動させる(CCDセンサ117が設置された3Dステージ118を移動させる)。
第1の位置でCCDセンサ117が撮像した場合、図15Aで“R1”として示されている、CCDセンサ117の(1,2)画素、(3,2)画素、(1,4)画素、および(3,4)画素でR信号を得ることができる。
また、ステージ制御部153は、第2の位置として、図15Bに示すように、正位置に対して上方向に1画素分ずれるようにCCDセンサ117を移動させる。
第2の位置でCCDセンサ117が撮像した場合、図15Bで“R2”として示されている、CCDセンサ117が正位置のときの(1,1)画素、(3,1)画素、(1,3)画素、および(3,3)画素に相当するR信号を得ることができる。
さらに、ステージ制御部153は、第3の位置として、図15Cに示すように、正位置に対して右方向に1画素分ずれるようにCCDセンサ117を移動させる。
第3の位置でCCDセンサ117が撮像した場合、図15Cで“R3”として示されている、CCDセンサ117が正位置のときの(2,2)画素、(4,2)画素、(2,4)画素、および(4,4)画素に相当するR信号を得ることができる。
また、ステージ制御部153は、第4の位置として、図15Dに示すように、正位置に対して右方向および上方向に1画素分ずれるようにCCDセンサ117を移動させる。
第4の位置でCCDセンサ117が撮像した場合、図15Dで“R4”として示されている、CCDセンサ117が正位置のときの(2,1)画素、(4,1)画素、(2,3)画素、および(4,3)画素に相当するR信号を得ることができる。
従って、第1乃至第4の位置で得られた各画素のR信号を集めると、図15Eに示すように、CCDセンサ117の全画素分のR信号を得ることができる。
以上のようにして、3Dステージ118によって画像パターン113Pに対するCCDセンサ117の位置を画素単位で所定量ずらすことにより、CCDセンサ117の全画素で、R信号、G信号、およびB信号のすべてを有する画像信号が生成され、メモリ120に記憶された後、教師データとして、教師データ記憶部41に供給される。
なお、ベイヤ配列のカラーフィルタ132(図9)を、全画素がR成分のカラーフィルタ、G成分のカラーフィルタ、またはB成分のカラーフィルタにそれぞれ交替したものを特別に用意した場合には、それを用いて、全画素がR信号、G信号、およびB信号を有する画像信号を得ることができる。
次に、生成システム101のその他の実施の形態について説明する。
一般的に、CCDセンサには温度特性があり、CCDセンサの継続撮像時間(起動してからの経過時間)に応じて、CCDセンサの製品仕様内ではあるが、撮像して得られる画像信号に違いが生じることがある。
そこで、生成システム101の次の実施の形態では、撮像して得られる画像信号を、CCDセンサ117の継続撮像時間に応じて別々のデータとしてメモリ120に記憶させ、継続撮像時間ごとに異なる予測係数を求めることができるようにする。
図16は、CCDセンサ117の継続撮像時間ごとに異なる予測係数を求める場合の、図10に代わる生成システム101の機能ブロック図である。
図16では、タイマ171が新たに設けられている点を除いて、図10と共通に構成されており、共通な部分についての説明を省略する。
制御部151は、タイマ171から供給される時間情報に基づいて、CCDセンサ117の継続撮像時間をカウントする。そして、制御部151は、CCDセンサ117を起動してから、例えば、1分後、3分後、5分後、10分後、・・・・などの予め決めておいた時間に、CCDセンサ117で画像パターン113Pを撮像して得られた画像信号を、メモリ120に記憶させる。
そのようにしてメモリ120に記憶された、所定の継続撮像時間ごとの多数のCCDセンサ117の画像信号のうち、例えば、CCDセンサ117を起動してから1分後の画像信号のみを学習用画像信号として教師データ記憶部41および生徒データ記憶部42(図5)に供給し、学習させることにより、CCDセンサ117を起動してから1分後の第1の画像信号を、高画質の第2の画像信号に変換するための予測係数を求めることができる。
また、メモリ120に記憶された、所定の継続撮像時間ごとの多数のCCDセンサ117の画像信号のうち、例えば、CCDセンサ117を起動してから3分後の画像信号のみを学習用画像信号として教師データ記憶部41および生徒データ記憶部42(図5)に供給し、学習させることにより、CCDセンサ117を起動してから3分後の第1の画像信号を、高画質の第2の画像信号に変換するための予測係数を求めることができる。
5分後、10分後等の予測係数についても同様に求めることができる。なお、CCDセンサ117の継続撮像時間ごとに異なる画像信号を採用する以外の、例えば、教師データおよび生徒データとしての画像信号の選択方法などは、上述した最初の実施の形態と同様である。
図17は、CCDセンサ117の継続撮像時間ごとに異なる予測係数を用いて、入力される第1の画像信号を、第2の画像信号に変換するDRC回路14の構成例を示している。なお、図17において、図2と対応する部分については同一の符号を付してあり、その説明を適宜省略する。
即ち、図17においては、予測タップ抽出部21、クラスタップ抽出部22、クラスコード発生部23、および予測演算部25を有する点において図2と共通し、係数発生部24に代えて係数発生部181が設けられている点において図2と相違する。
係数発生部181は、係数RAM(Random Access Memory)191−1乃至191−10を有している。係数RAM191−1乃至191−10は、CCDセンサ12の所定の継続撮像時間に対応する予測係数を記憶する。例えば、係数RAM191−1は、継続撮像時間が1分の画像信号を学習用画像信号として求められた予測係数を記憶している。係数RAM191−2は、継続撮像時間が3分の画像信号を学習用画像信号として求められた予測係数を記憶している。係数RAM191−3は、継続撮像時間が5分の画像信号を学習用画像信号として求められた予測係数を記憶している。
なお、本実施の形態では、係数発生部181が10個の係数RAM191−1乃至191−10を有することとしているが、2乃至9個でも11個以上でもよい。
係数発生部181には、撮像装置1の図示せぬ制御回路から、CCDセンサ12の継続撮像時間に応じて係数RAM191−1乃至191−10のいずれか1つを選択するパラメータzが供給される。係数発生部181は、パラメータzに応じて、係数RAM191−1乃至191−10のいずれか1つを選択し、そこから、クラスコードに対応するアドレスに記憶されている予測係数を予測演算部25に供給する。
例えば、係数発生部181には、CCDセンサ12の継続撮像時間が1分になるまでの間は、係数RAM191−1を選択させるパラメータzが供給され、CCDセンサ12の継続撮像時間が1分経過後から3分になるまでの間は、係数RAM191−2を選択させるパラメータzが供給される。
以上のように、CCDセンサ12(図1)と同型のCCDセンサ117について、継続撮像時間に応じて画像パターン113Pの画像信号を取得し、それを、学習用画像信号として学習することで、継続撮像時間ごとに異なる予測係数を得ることができ、これにより、CCDセンサ12が出力する第1の画像信号を、CCDセンサ12の温度特性を考慮した最適な第2の画像信号に変換することができる。
上述した撮像装置1や学習装置31が行う一連の処理は、ハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、汎用のコンピュータ等にインストールされる。
そこで、図18は、上述した一連の処理を実行するプログラムがインストールされるコンピュータの一実施の形態の構成例を示している。
プログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスク205やROM203に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体211に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体211は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体211からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、デジタル衛星放送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを、通信部208で受信し、内蔵するハードディスク205にインストールしたりすることができる。
コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)202を内蔵している。CPU202には、バス201を介して、入出力インタフェース210が接続されており、CPU202は、入出力インタフェース210を介して、ユーザによって、キーボードや、マウス、マイク等で構成される入力部207が操作等されることにより指令が入力されると、それにしたがって、ROM(Read Only Memory)203に格納されているプログラムを実行する。あるいは、また、CPU202は、ハードディスク205に格納されているプログラム、衛星若しくはネットワークから転送され、通信部208で受信されてハードディスク205にインストールされたプログラム、またはドライブ209に装着されたリムーバブル記録媒体211から読み出されてハードディスク205にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)204にロードして実行する。これにより、CPU202は、上述したフローチャートにしたがった処理、あるいは上述したブロック図の構成により行われる処理を行う。そして、CPU202は、その処理結果を、必要に応じて、例えば、入出力インタフェース210を介して、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される出力部206から出力、あるいは、通信部208から送信、さらには、ハードディスク205に記録等させる。
ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
本実施の形態では、間隔、エッジ角度、パターン濃度を様々に変えた画像パターン113Pが描画されているテストチャート113を採用したが、CCDセンサ全体を均一に評価するために、碁盤の目のようなハッチングが画像パターン113Pとして描画されているテストチャート113を採用しても良い。
また、本実施の形態では、CCDセンサによって画像を撮像するようにしたが、画像を撮像する撮像素子としては、その他、例えば、CMOS(Complementary Mental Oxide Semiconductor)センサを用いることも可能である。また、上述した例では、CCDセンサはモジュールとして撮像装置1に組み込まれていたが、ウエハレベルのCCDセンサやCMOSセンサが出力する画像信号に対して画像変換処理を適用してもよい。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した撮像装置の一実施の形態の構成例を示す図である。 図1のDRC回路の構成を示すブロック図である。 予測タップとクラスタップのタップ構造の例を示す図である。 変換処理について説明するフローチャートである。 本発明を適用した学習装置の構成を示すブロック図である。 学習処理について説明するフローチャートである。 生成システムの構成例を示す図である。 画像パターンを説明する図である。 CCDセンサの詳細な構成例を示す断面図である。 生成システムの制御に関する機能ブロック図である。 学習用画像信号生成処理について説明するフローチャートである。 CCDセンサの画素配置例を説明する図である。 G信号の生成について説明する図である。 B信号の生成について説明する図である。 R信号の生成について説明する図である。 生成システムの制御に関するその他の機能ブロック図である。 DRC回路のその他の構成を示すブロック図である。 本発明を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
14 DRC回路, 21 予測タップ抽出部, 22 クラスタップ抽出部, 23 クラスコード発生部, 24 係数発生部, 25 予測演算部, 31 学習装置, 41 教師データ記憶部, 42 生徒データ記憶部, 43 予測タップ抽出部, 44 クラスタップ抽出部, 45 クラスコード発生部, 46 足し込み部, 47 予測係数算出部, 111 光源, 113 テストチャート, 114 ステージ, 117 CCDセンサ, 118 3Dステージ, 120 メモリ, 121 CCDセンサ交換部, 122 テストチャート交換部, 151 制御部, 152 光源制御部, 153 ステージ制御部, 171 タイマ, 181 係数発生部, 191−1乃至191−10 係数RAM

Claims (10)

  1. 撮像素子が出力する画像信号を変換するとき用いられる予測係数を学習する学習装置であって、
    画像を撮像素子に投影する投影手段と、
    投影された前記画像の各画素が前記撮像素子により対応する位置の画素として撮像されるように、撮像の位置を相対的に調整する位置調整手段と、
    前記撮像素子により撮像された複数の画像を記憶する記憶手段と
    を備える学習装置。
  2. 記憶された前記複数の画像のうちの少なくとも1つを用いて得られる画像を、前記予測係数を演算する場合の教師画像とするとともに、記憶された前記複数の画像を、前記予測係数を演算する場合の生徒画像とし、前記教師画像の画素である注目画素を求めるのに用いる複数の画素を、前記生徒画像から抽出する抽出手段と、
    抽出された前記複数の画素に基づいて、前記予測係数を用いて求められる前記注目画素の予測誤差を統計的に最小にする前記予測係数を演算する演算手段と
    をさらに備える
    請求項1に記載の学習装置。
  3. 前記教師画像は、前記記憶手段に記憶された前記複数の画像のうちの最高画質の画像、または前記記憶手段に記憶された前記複数の画像を統計処理した画像である
    請求項1に記載の学習装置。
  4. 前記撮像素子を交換する交換手段をさらに備える
    請求項1に記載の学習装置。
  5. 前記撮像素子は、R信号を出力する画素、G信号を出力する画素、およびB信号を出力する画素がベイヤ配列されており、
    前記位置調整手段は、R信号、G信号、またはB信号のうちの1つの信号を出力する画素の位置に、他の2つの信号を出力する画素が位置するように位置を調整する
    請求項1に記載の学習装置。
  6. 撮像素子が出力する画像信号を変換するとき用いられる予測係数を学習する学習方法であって、
    画像を撮像素子に投影し、
    投影された前記画像の各画素が前記撮像素子により対応する位置の画素として撮像されるように、撮像の位置を相対的に調整し、
    前記撮像素子により撮像された複数の画像を記憶する
    ステップを含む学習方法。
  7. 撮像素子が出力する画像信号を変換するとき用いられる予測係数を学習する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    画像を撮像素子に投影し、
    投影された前記画像の各画素が前記撮像素子により対応する位置の画素として撮像されるように、撮像の位置を相対的に調整し、
    前記撮像素子により撮像された複数の画像を記憶する
    ステップを含むプログラム。
  8. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が出力する第1の画像信号を、その特徴に応じてクラスに分類するクラス分類手段と、
    前記撮像手段と同型の複数の撮像手段を用いた学習により獲得された前記クラスごとの予測係数を出力する予測係数出力手段と、
    前記撮像手段が出力する前記第1の画像信号を、前記クラス分類手段において得られた前記クラスの予測係数を用いて演算することで第2の画像信号を求める演算手段と
    を備える信号処理装置。
  9. 被写体を撮像素子により撮像し、
    撮像されて得られる第1の画像信号を、その特徴に応じてクラスに分類し、
    撮像に使用した撮像素子と同型の複数の撮像素子を用いた学習により獲得された前記クラスごとの予測係数を出力し、
    前記第1の画像信号を、前記第1の画像信号の前記クラスの予測係数を用いて演算することで第2の画像信号を求める
    ステップを含む信号処理方法。
  10. 被写体を撮像素子により撮像し、
    撮像されて得られる第1の画像信号を、その特徴に応じてクラスに分類し、
    撮像に使用した撮像素子と同型の複数の撮像素子を用いた学習により獲得された前記クラスごとの予測係数を出力し、
    前記第1の画像信号を、前記第1の画像信号の前記クラスの予測係数を用いて演算することで第2の画像信号を求める
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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