JP4305653B2 - シェービングカッター及びシェービング加工方法 - Google Patents
シェービングカッター及びシェービング加工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4305653B2 JP4305653B2 JP2004011946A JP2004011946A JP4305653B2 JP 4305653 B2 JP4305653 B2 JP 4305653B2 JP 2004011946 A JP2004011946 A JP 2004011946A JP 2004011946 A JP2004011946 A JP 2004011946A JP 4305653 B2 JP4305653 B2 JP 4305653B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaving
- tooth
- shaving cutter
- cutter
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、スリットは、シェービングカッターが被削歯車に切込まれて該シェービングカッターの歯が該歯の頂部に形成されるスリットの開口部の間隔を狭めるように撓むに際して、該スリットの開口部の間隔が0以上になるように、スリット幅又はスリット長さが適宜選択されることを特徴とする。
上記第2の目的を達成するために、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のシェービングカッターを用いるシェービング加工方法であって、シェービングカッターの各歯に、各歯の頂部に開口して歯すじ方向へ抜けるスリットを形成しておいて、シェービングカッターの各歯を、各歯に作用する応力に応じてスリットの開口部の間隔を狭めるように順次撓ませつつ、シェービングカッターを被削歯車に対して切込ませることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、シェービングカッターを、所定の切込み量で断続的に切込ませることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、シェービングカッターの切込み1回当りの切込み量が、シェービングカッターの各歯がスリットの開口部の間隔を狭めるように撓むに際して、該スリットの開口部の間隔が0以上になるように設定されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の発明において、シェービングカッターを所定の切込み量で切込む毎に、シェービングカッターの各歯の撓みが復元するのに要する時間だけドウェルが与えられることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、シェービングカッターの歯の撓みの反力が、被削歯車(ワーク)の各歯の歯面に作用される切込み力(加工圧力)になる。
請求項3に記載の発明では、シェービングカッターの各歯が、シェービングカッターの切込み量に応じてスリットの開口部の間隔を狭めるようにして順次撓む。
請求項4に記載の発明では、シェービングカッターを切込んでから次に切込むまでの間にシェービングカッターの各歯の撓みが次第に小さくなる。
請求項5に記載の発明では、被削歯車(ワーク)の歯の歯面がシェービングカッターの歯で押しつぶされることがなく、良好な切削が継続される。
請求項6に記載の発明では、シェービングカッターを切込んでから次に切込むまでの間にシェービングカッターの各歯の撓みが復元される。
本シェービング加工方法では、シェービングカッター1の各歯3に、各歯3の頂部6に開口して歯すじ方向へ抜けるスリット7を設けておいて、シェービングカッター1の1回当りの切込み量Fを、シェービングカッター1の各歯3がスリット7の開口部の間隔Wを狭めるように撓むに際して、当該スリット7の開口部の間隔Wが0以上になるように設定される。これにより、被削歯車9の各歯10の歯面11とシェービングカッター1の各歯3の歯面4との間に当該シェービングカッター1の各歯3の撓みの反力よりも大きい力が作用することがないので、被削歯車9の各歯10の歯面11がシェービングカッター1の各歯3の歯面4で押しつぶされることがない。したがって、製品としての歯車9の精度を確保することができると共にシェービングカッター1の工具寿命を延長させることができる。また、シェービングカッター1の1回毎の各切込み量Fを適宜設定することにより、当該シェービングカッター1の各歯3の撓みを制御してより高い精度の歯車9を得ることができる。
また、本シェービング加工方法では、シェービングカッター1の切込みとドウェルとを交互に行いつつ目標切込み量に到達させ、該ドウェルが、シェービングカッター1を切込ませる毎に生じる当該シェービングカッター1の各歯3の撓みが復元されるのに要する時間だけ設定されるので、シェービングカッター1の各歯3の撓みに起因する歯車9の精度の低下が防止されて高い精度の歯車9を得ることができる。
本シェービング加工方法では、シェービング加工としてプランジシェービング加工を採用したが、コンベンショナル方式、アンダーパス方式、ダイヤゴナル方式等のトラバースシェービング加工を用いてもよい。
図5に示されるように、シェービングカッター1の各歯3に形成されるスリット7の本数は、複数本であってもよく、適宜設定すればよい。
図6に示されるように、シェービングカッター1の各歯3に形成されるスリット7のスリット長さLは、短く(図6の(a))形成しても、長く(図6の(b))形成してもよく、適宜設定すればよい。
図7に示されるように、シェービングカッター1の各歯3に形成されるスリット7のスリット幅Wは、広く(図7の(a))形成しても、狭く(図7の(b))形成してもよく、適宜設定すればよい。
図8に示されるように、シェービングカッター1の各歯3に形成されるスリット7は、曲線状(図8の(a))、くさび状(図8の(b))、ペン先状(図8の(c))に形成してもよく、適宜設定すればよい。
Claims (6)
- 各歯に、各歯の頂部に開口して歯すじ方向へ抜ける少なくとも1つのスリットが形成されることを特徴とするシェービングカッター。
- 前記スリットは、前記シェービングカッターが被削歯車に切込まれて該シェービングカッターの歯が該歯の頂部に形成される前記スリットの開口部の間隔を狭めるように撓むに際して、該スリットの開口部の間隔が0以上になるように、スリット幅又はスリット長さが適宜選択されることを特徴とする請求項1に記載のシェービングカッター。
- 請求項1又は2に記載のシェービングカッターを用いるシェービング加工方法であって、前記シェービングカッターの各歯に、各歯の頂部に開口して歯すじ方向へ抜けるスリットを形成しておいて、前記シェービングカッターの各歯を、各歯に作用する応力に応じて前記スリットの開口部の間隔を狭めるように順次撓ませつつ、前記シェービングカッターを被削歯車に対して切込ませることを特徴とするシェービング加工方法。
- 前記シェービングカッターを、所定の切込み量で断続的に切込ませることを特徴とする請求項3に記載のシェービング加工方法。
- 前記シェービングカッターの切込み1回当りの切込み量が、前記シェービングカッターの各歯が前記スリットの開口部の間隔を狭めるように撓むに際して、該スリットの開口部の間隔が0以上になるように設定されることを特徴とする請求項4に記載のシェービング加工方法。
- 前記シェービングカッターを所定の切込み量で切込む毎に、前記シェービングカッターの各歯の撓みが復元するのに要する時間だけドウェルが与えられることを特徴とする4又は5に記載のシェービング加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004011946A JP4305653B2 (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | シェービングカッター及びシェービング加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004011946A JP4305653B2 (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | シェービングカッター及びシェービング加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005205506A JP2005205506A (ja) | 2005-08-04 |
JP4305653B2 true JP4305653B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=34898477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004011946A Expired - Fee Related JP4305653B2 (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | シェービングカッター及びシェービング加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4305653B2 (ja) |
-
2004
- 2004-01-20 JP JP2004011946A patent/JP4305653B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005205506A (ja) | 2005-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102555094B1 (ko) | 치형부를 기계가공하는 방법, 툴 장치 및 치성형 머신 | |
JP2013000879A (ja) | 複数の異なるかさ歯車の予備歯切り方法および同一のフライス工具の使用方法 | |
WO2012026576A1 (ja) | ヘリカルブローチ | |
CN111185638B (zh) | 用于切削制造具有双斜齿部的齿轮的方法 | |
KR100293616B1 (ko) | 나선형베벨기어및하이포이드기어를제조하는방법및상기기어를제조하기위한표면호빙타입절단기 | |
KR20220148166A (ko) | 피가공물 치형 배열체의 치형 플랭크 영역을 기계가공하기 위한 방법, 모따기 공구, 방법을 수행하기 위한 제어 명령어를 갖는 제어 프로그램, 및 기어 절삭기 | |
US6536999B1 (en) | Gear cutter blade | |
JP5946984B1 (ja) | 溝部の加工方法 | |
JP5162920B2 (ja) | 歯車の加工方法及び歯車加工装置 | |
JP4305653B2 (ja) | シェービングカッター及びシェービング加工方法 | |
JP4911462B2 (ja) | 内歯歯車の加工用ブローチ | |
JP2001252823A (ja) | 鼓形ウオームの歯切り方法 | |
JP5945952B2 (ja) | シェービングカッタ | |
JP5660713B2 (ja) | 歯車の製造方法 | |
JP5302638B2 (ja) | 歯車加工装置及びフレージングカッタ | |
EP0665082B1 (en) | A method of forming grooves with cutting edges in the sides of the teeth of a shaving cutter and a tool for carrying out the method | |
JP4835163B2 (ja) | 焼入れ前内歯車仕上げ用シェービングカッタ | |
JP2007210058A (ja) | シェービングカッター | |
JP2007050470A (ja) | 高精度ヘリカルブローチ | |
US10955040B2 (en) | Tooth gap relieved enveloping worm | |
CN115194258A (zh) | 刮削加工方法和齿轮 | |
CN116472135A (zh) | 接近零度横轴角齿轮切割器以及使用此类刀具的齿轮切割方法 | |
WO2023105199A1 (en) | Workpiece chamfering | |
CN115921994A (zh) | 齿轮加工方法 | |
KR20240011689A (ko) | 피가공물 치형 배열체의 치형 플랭크 영역을 기계가공하기 위한 방법, 챔퍼링 공구, 이 방법을 수행하기 위한 제어 명령어를 갖는 제어 프로그램, 및 기어 절삭기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060905 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090408 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090421 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |