JP4305383B2 - エンドツーエンド品質推定装置及び方法 - Google Patents
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Description
(2)ネットワークのエンドツーエンドに測定装置を設置し、その間で試験的な通信を行い性能(エンドツーエンドでのパケット損失率、遅延時間など)を測定する(例えば、非特許文献2参照):
(3)Pingなどある地点から対向する地点に試験パケットを送出して、往復経路でのパケット損失率や往復遅延時間を測定する(例えば、非特許文献3参照):
(4)特定のアプリケーション(VoIP:一定間隔でパケットが送信側から送出する)を前提として、送信側が一定感覚でパケットを送出していることを前提に、シーケンス番号とその到着時間の情報から、(受信側での)1点観測情報のみからIPパケット損失率を算出する:
がある。
Konel Terplan著 「Lanネットワーク管理技法」ソフトリサーチセンタ発行、1994年、pp.108−110 高土居、他著「映像ストリーミングの品質劣化検出における試験パケット送出パターンの影響評価、2002年電子情報通信学会総合大会 B−11−7 村井純監訳、「インターネットシステムハンドブック」イプレス、1996年、p.555 川村、寺田「受信側での一点観測によるネットワーク品質推定法」、信学会総合大会、B−7−107,2004,3
入力されたパケットヘッダ情報から測定対象となる、送受信端末間での通信の開始から終了までのフローを抽出するフロー抽出手段120と、
シーケンス番号からなる空間を分割したシーケンス区間毎に再送数をカウントするための、メモリ上に設けられた再送数カウンタ151と、
シーケンス番号からなる空間を分割したシーケンス区間毎にパケットの到着数をカウントするための、メモリ上に設けられた到着数カウンタ152と、
パケットの到着毎に、該パケットが再送か否かを判定し、該パケットの属する区間の再送数カウンタ及び到着数カウンタを操作する再送パケット判定手段131と、
シーケンス区間より所定の区間離れたシーケンス区間に所属するシーケンス番号を持つパケットの到着をトリガにして、再送数カウンタ151及び到着数カウンタ152の値を用いて、エンドツーエンド品質を算出する品質情報算出手段132と、を有する。
パケットが再送か否かを判定する際に、過去に到着したパケットに関する情報のうち、シーケンス番号の最大値及び該パケットの到着時刻、シーケンス番号の平均増加速度の情報を格納する記憶手段と、
記憶手段に格納されている情報を逐次更新する更新手段と、
判定対象のパケット到着時に、当該パケットのシーケンス番号及び到着時刻及び、記憶手段に格納されている情報のみにより再送パケットか否かを判定する手段を含む。
エンドツーエンド品質を算出する際に、
パケット到着をトリガにパケットヘッダ情報に基づいて、シーケンス番号からなる空間を分割したシーケンス区間毎の到着数カウンタ及び再送数カウンタのカウンタ値を更新する手段を有し、
到着数カウンタ及び再送数カウンタは、
到着したパケットのシーケンス番号の進行に伴って、該シーケンス番号がさらに先のシーケンス区間のカウンタとして利用可能なアルゴリズムの仕組みを有する。
入力されたパケットヘッダ情報から測定対象となる、送受信端末間での通信の開始から終了までのフローを抽出するフロー抽出ステップ(ステップ1)と、
パケットの到着毎に、該パケットが再送か否かを判定し、該パケットの属するシーケンス区間毎に再送数をカウントするための、メモリ上に設けられた再送数カウンタ及び、シーケンス区間毎にパケットの到着数をカウントするための、メモリ上に設けられた到着数カウンタを操作する再送パケット判定ステップ(ステップ2)と、
シーケンス区間より所定の区間離れたシーケンス区間に所属するシーケンス番号を持つパケットの到着をトリガにして、再送数カウンタ及び到着数カウンタの値を用いて、エンドツーエンド品質を算出する品質情報算出ステップ(ステップ3)と、を行う。
本実施の形態では、TCP/IPの場合を説明する。
まず、以下の記号を予め推定パラメータ設定IF102において定義しておく。
Pj:j番目に到着したパケットをパケットjと呼ぶ;
Sj:Pjのシーケンス番号(TCPの場合には、S1,S2を使って表されるが、ここではS1値とする);
m(t):測定開始toから時刻tまでのシーケンス番号の平均増加速度(単位時間当たりのシーケンス番号の増加で定義する)(記憶部150に格納されている);
Smax(t):ある時刻tまでに到着したパケットのシーケンス番号全体のうちの最大値(記憶部150に格納されている);
Tmax(t):上記のパケットが到着した時刻(記憶部150に格納されている);
T:再送判定パラメータ(時間的な単位の閾値);
W:再送判定パラメータ(シーケンス番号を単位とする閾値);
再送パケットであるか否かの判定の処理は以下の通りである。
品質推定部130は、まず、最初の予め設定されたL番目以内の到着パケットであるとき、再送判定はせず、すべて再送パケットでないとみなす。
・Sj<Smax(Tj)+m(Tj)×(Tj−(T+Tmax(Tj)))ならば再送パケットと判断する。
・Sj<(Smax(Tj)−W)+m(Tj)×(Tj−Tmax(Tj))ならば再送パケットと判断する。
品質推定部130は、シーケンス番号の空間を、指定した定数C単位に分割し、区間A1,A2,…を定義する(以下、シーケンス空間と呼ぶ)。
但し、#{・}は、区間{・}に含まれるシーケンス番号の数、A∩Bは区間Aと区間Bの共通する区間とする。
#A=10,#B=15,A∩B=[10,15)、#{A∩B}=5
再送パケットと判定されなかった到着パケットに対しては、そのシーケンス番号(TCPの場合は、幅[S1,S2]であることに注意。図6参照)を読み取り、該当する区間A1に属する分(バイト単位)を到着数カウンタKnに加える。但し、属する区間が複数ある場合には複数の区間に対する到着数カウンタKnに対して以下を実施する。
但し、#{・}は、区間{・}に含まれるシーケンス番号の数、A∩Bは区間Aと区間Bの共通する区間とする。
品質推定部130は、ステップ131,132における、再送パケットか否かの判定処理、シーケンス空間毎の到着パケットのカウント処理を用いて、以下のようにネットワーク品質(以下では、TCP通信に適用して、IPレイヤでの損失バイト率)を算出する方法を示す。
本実施の形態では、RTP(overUDP)の場合について説明する。
図4に示すフローチャートのステップ131〜133を実行すれば、IPレイヤでのパケット損失率が得られる。なお、パケット損失率については、TCPの場合にはバイト損失率であったが、RTPの場合にはパケット単位に通番が付与されている点において異なる。
20 サーバ
30 ネットワーク
40 端末
100 通信品質測定器、一点観測型測定器
101 測定対象の設定IF(インタフェース)
102 推定パラメータ設定IF(インタフェース)
103 出力パラメータ設定IF(インタフェース)
110 測定部
120 フロー抽出手段、フロー抽出部
130 品質推定部
131 再送パケット判定手段
132 品質情報算出手段
140 出力部
150 記憶手段、記憶部
151 再送数カウンタ
152 到着数カウンタ
Claims (4)
- TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet protocol)あるいはRTP(Real-time Transport Protocol)を含むプロトコルの機能、あるいは、映像配信アプリケーションなど通信プロトコルの上位に位置するアプリケーション機能によりデータ転送を確実に行うために途中でデータ損失があった場合に、再度データ転送を行う通信において、送信側から受信側までの間にある1地点でのモニタによる通信品質を測定するためのエンドツーエンド品質推定装置であって、
入力されたパケットヘッダ情報から測定対象となる、送受信端末間での通信の開始から終了までのフローを抽出するフロー抽出手段と、
シーケンス番号からなる空間を分割したシーケンス区間毎に再送数をカウントするための、メモリ上に設けられた再送数カウンタと、
シーケンス番号からなる空間を分割したシーケンス区間毎にパケットの到着数をカウントするための、メモリ上に設けられた到着数カウンタと、
パケットの到着毎に、該パケットが再送か否かを判定し、該パケットの属する区間の前記再送数カウンタ及び前記到着数カウンタを操作する再送パケット判定手段と、
前記シーケンス区間より所定の区間離れたシーケンス区間に所属するシーケンス番号を持つパケットの到着をトリガにして、前記再送数カウンタ及び前記到着数カウンタの値を用いて、エンドツーエンド品質を算出する品質情報算出手段と、
を有することを特徴とするエンドツーエンド品質測定装置。 - 前記再送パケット判定手段は、
前記パケットが再送か否かを判定する際に、過去に到着したパケットに関する情報のうち、シーケンス番号の最大値及び該パケットの到着時刻、シーケンス番号の平均増加速度の情報を格納する記憶手段と、
前記記憶手段に格納されている前記情報を逐次更新する更新手段と、
判定対象のパケット到着時に、当該パケットのシーケンス番号及び到着時刻及び、前記記憶手段に格納されている情報のみにより再送パケットか否かを判定する手段を含む
請求項1記載のエンドツーエンド品質測定装置。 - 前記品質情報算出手段は、
前記エンドツーエンド品質を算出する際に、
パケット到着をトリガに前記パケットヘッダ情報に基づいて、前記シーケンス番号からなる空間を分割したシーケンス区間毎の前記到着数カウンタ及び前記再送数カウンタのカウンタ値を更新する手段を有し、
前記到着数カウンタ及び前記再送数カウンタは、
到着したパケットのシーケンス番号の進行に伴って、該シーケンス番号がさらに先のシーケンス区間のカウンタとして利用可能なアルゴリズムの仕組みを有する請求項1記載のエンドツーエンド品質測定装置。 - TCP/IPを含むプロトコルの機能、あるいは、映像配信アプリケーションなど通信プロトコルの上位に位置するアプリケーション機能によりデータ転送を確実に行うために途中でデータ損失があった場合に、再度データ転送を行う通信において、送信側から受信側までの間にある1地点でのモニタによる通信品質を測定するためのエンドツーエンド品質推定方法において、
入力されたパケットヘッダ情報から測定対象となる、送受信端末間での通信の開始から終了までのフローを抽出するフロー抽出ステップと、
パケットの到着毎に、該パケットが再送か否かを判定し、該パケットの属するシーケンス区間毎に再送数をカウントするための、メモリ上に設けられた再送数カウンタ及び、シーケンス区間毎にパケットの到着数をカウントするための、メモリ上に設けられた到着数カウンタを操作する再送パケット判定ステップと、
前記シーケンス区間より所定の区間離れたシーケンス区間に所属するシーケンス番号を持つパケットの到着をトリガにして、前記再送数カウンタ及び前記到着数カウンタの値を用いて、エンドツーエンド品質を算出する品質情報算出ステップと、
を行うことを特徴とするエンドツーエンド品質測定方法。
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