JP4305158B2 - 車両用トー角制御装置 - Google Patents

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本発明は、左右輪のトー角を個別に調整可能な車両用トー角制御装置に関するものである。
車両の旋回時の運動を考えるとき、ロールセンタの概念を用いると便利である。ロールセンタは、左右の車輪接地点と当該接地点の回転中心とを結んだ線の交点をいう。一般に、ロールセンタと車体重心点との距離が車体ロール運動のモーメントの腕になるので、このモーメントの腕が短いほど、即ちロールセンタ地上高が高いほど、車体のロール量(ロール角度)を小さくすることができるとされている。その一方で、ロールセンタ高が高いと、車体を持ち上げる力(ジャッキアップ力)が大きくなり、車体が浮き上がり傾向となる。そこで、一般的な車両では、ロールセンタ高を或る程度低く抑え、ロール量は、サスペンションのバネ定数を大きくしたり、ショックアブソーバの減衰力を大きくしたり、スタビライザの剛性を大きくしたりすることによって抑制している(例えば、非特許文献1参照)。
「高性能シャシーの研究」(山海堂、p88〜90)
しかしながら、前記従来の車両用サスペンション装置では、ロールセンタ高を或る程度低く抑えることによってジャッキアップ力を小さくすることはできるが、ロール量を抑制するためにサスペンションのバネ定数を大きくしたり、ショックアブソーバの減衰力を大きくしたり、スタビライザの剛性を大きくしたりする、所謂サスペンションを硬くして対応しているため、乗心地に悪影響を及ぼす恐れがある。
本発明はこれらの諸問題を解決するために開発されたものであり、旋回時、左右輪のトー角を個別に調整してジャッキアップ力を小さくすることにより、ロールセンタ高を高くしてロールモーメントを低減することが可能な車両用トー角制御装置を提供することを目的とするものである。
上記諸問題を解決するため、本発明の車両用トー角制御装置は、左右の車輪のトー角を個別に制御可能とし、車体スリップ角が小さく、横加速度が小さい領域では、旋回内輪の横力を増大し且つ旋回外輪の横力を減少するように前記左右の車輪のトー角を制御することを特徴とするものである。
而して、本発明の車両用トー角制御装置によれば、車体スリップ角が小さく、横加速度が小さい領域では、旋回内輪の横力を増大し且つ旋回外輪の横力を減少するように左右の車輪のトー角を個別に制御する構成としたため、特に旋回外輪の横力がもたらすジャッキアップ力を小さくすることができ、もってロールセンタ高を高く設定することができるのでロールモーメントの低減が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を伴って説明する。
図1は、本発明の車両用トー角制御装置の第1実施形態を示す概略構成図である。本実施形態では、(前)左右輪のトー角を個別に制御するために、所謂ステアバイワイヤを採用した。ステアバイワイヤは、転舵輪である前左右輪1FL、1FRとステアリングホイール2とが機械的に連結されておらず、例えば電気信号によって前左右輪を転舵する。図中の符号3はサスペンションメンバ、符号4FL、4FRは前左右輪1FL、1FRに取付けられたハブナックル、符号5FL、5FRは前左右輪1FL、1FRを転舵すると共にそれらのトー角を調整する電動モータ等のアクチュエータ、符号6FL、6FRは前記アクチュエータ5FL、5FRとハブナックル4FL、4FRとを連結するタイロッド、符号7は、前記アクチュエータ5FL、5FRの制御量を制御するコントロールユニットである。従って、この実施形態では、前左右輪1FL、1FRを転舵するために二つのアクチュエータ5FL、5FRが備えられているため、それらのトー角を個別に調整することができる。
次に、前記コントロールユニット7で行われる前左右輪1FL、1FRのトー角制御について説明する。図2は、旋回中に車両に作用する力を概念的に示した車両背面図である。図に描かれている車輪が前記前左右輪1FL、1FRとして、車両を前二輪だけのモデルで考えると、例えば図のように車両が右旋回しているとき、車体8の重心点WPには左向きの横加速度に応じた慣性力FYが作用する。この慣性力FYは、この場合の旋回内輪である前右輪の横力FSFRと旋回外輪である前左輪の横力FSFLとの和と釣り合っている。
一方、ロールセンタRCは、前左右輪1FL、1FRの接地点LPFL、LPFRとその回転中心SPFL、SPFRとを結ぶ線の交点に相当する。車輪の接地点回転中心は、一般に、サスペンションアッパアームとロアアームの車両背面視(又は正面視)における延長線の交点である。前記前左右輪1FL、1FRの接地点LPFL、LPFRに作用する横力FSFL、FSFRは、前記ロールセンタRCから車体8に作用するので、車輪接地点LPFL、LPFRからロールセンタRCに向けて作用する(又はロールセンタRCから車輪接地点LPFL、LPFRに向けて作用する)ロールセンタ方向力FLFL、FLFRは、前記横力FSFL、FSFR及び車輪接地点LPFL、LPFRから上下方向に作用する力FJFL、FJFRを分力とする合力になる。なお、この場合、前記ロールセンタ方向力FLFL、FLFRのうち、旋回外輪に相当する前左輪ロールセンタ方向力FLFLは上向きの成分を有し、旋回内輪に相当する前右輪ロールセンタ方向力FLFRは下向きの成分を有するので、前記車輪接地点LPFL、LPFRから上下方向に作用する力FJFL、FJFRのうち、旋回外輪に相当する前左輪上下方向力FJFLは上向き、旋回内輪に相当する前右輪上下方向力FJFRは下向きである。
一般に、旋回中の輪荷重は、旋回外輪が大きく、旋回内輪が小さいので、前記横力FSFL、FSFRは、この場合、旋回外輪に相当する前左輪横力FSFLの方が旋回内輪二相当する前右輪横力FSFRより大きい。従って、その分力である車輪接地点LPFL、LPFRから上下方向に作用する力FJFL、FJFRのうち、旋回外輪に相当する前左輪上下方向力FJFLの方が旋回内輪に相当する前右輪上下方向力FJFRよりも大きい。前述のように、旋回外輪に相当する前左輪上下方向力FJFLは上向き、旋回内輪に相当する前右輪上下方向力FJFRは下向きであるから、上向きの前左輪上下方向力FJFLから下向きの前右輪上下方向力FJFRを差し引いた分が車体8を浮き上げようとするジャッキアップ力になる。なお、車体重心点WPとロールセンタRCとの距離がロールモーメントの腕となり、この腕に慣性力FYを乗じた値がロールモーメントとなる。
図3には、旋回中の横加速度と必要な横力総和ΣFS、それを左右輪、つまり旋回内外輪に等分した内外輪等横力ΣFS/2、旋回外輪荷重Wo、旋回内輪荷重Wiを示す。前述のように横加速度に応じた慣性力と横力総和とは釣り合っていなければならないので、横加速度に対して横力総和ΣFSはリニアな関係にある。また、同様に、横加速度の増加と共に慣性力もリニアに増加するので、旋回外輪荷重Woは横加速度の増加と共にリニアに増加し、旋回内輪荷重Wiは横加速度の増加と共にリニアに減少する。
図4には、或る横加速度で旋回中の旋回外輪横力FSo及び旋回内輪横力FSiとスリップ角との関係を示す。本来、同じタイヤを装着している車輪の横力とスリップ角との関係は同一であるが、旋回中は、輪荷重の大きさが異なるので、横力とスリップ角との関係に相違が生じる。ここでも、輪荷重の大きい旋回外輪横力FSoは輪荷重の小さい旋回内輪横力FSiに対して全般的に大きいが、何れもスリップ角が増大すると、一旦、最大横力FSoMAX 、FSiMAX まで増大した後、減少に転ずる。
前述のように、車体にジャッキアップ力が作用するのは、旋回外輪横力FSo(=前左輪横力FSFL)が旋回内輪横力FSi(=前右輪横力FSFR)より大きいためであるから、例えば図4のスリップ角を調整することにより、旋回外輪横力FSoを小さくし、旋回内輪横力FSiを大きくすることによって、旋回外輪横力FSoも旋回内輪横力FSiも前記内外輪等横力ΣFS/2にすることができれば、ジャッキアップ力は“0”となる。更に、旋回内外輪横力の和を前記慣性力FYに維持しておいて、旋回内輪横力FSiを旋回外輪横力FSoより大きくすれば、車体を下方に引き下げるジャッキダウンの特性とすることも可能である。
実際の車両をモデルとして、横加速度に対する旋回外輪荷重Wo、旋回内輪荷重Wi、旋回外輪横力FSo、旋回内輪横力FSi、旋回外輪最大横力FSoMAX 、旋回内輪最大横力FSiMAX 、旋回外輪スリップ角θo、旋回内輪スリップ角θiを計算し、それを図5に示した。前述したように、旋回外輪横力FSoを小さくし、旋回内輪横力FSiを大きくすることでジャッキアップ力を調整しようとする際に問題となるのは、旋回内輪横力FSiが旋回内輪最大横力FSiMAX で飽和することである。即ち、旋回内輪横力FSiが旋回内輪最大横力FSiMAX で飽和するまでは、旋回外輪横力FSoと旋回内輪横力FSiとの和を慣性力FYになるようにしながら、旋回外輪横力FSoを小さくし、且つ旋回内輪横力FSiを大きくすることでジャッキアップ力を小さくすることが可能となる。具体的には、旋回外輪スリップ角θoを小さくし、且つ旋回内輪スリップ角θiを大きくすることになるので、何れもトーアウト側にトー角を調整すればよい。その結果、例えば図5における内外輪等横力ΣFS/2と旋回内輪最大横力FSiMAX との交点を飽和点SPとしたとき、この飽和点SPに向けて旋回外輪横力FSoが小さくなると共に旋回内輪横力FSiが大きくなって、ジャッキアップ力が小さくなる。
これに対し、前記飽和点SP以上に旋回内輪スリップ角θiを大きくしても、旋回内輪横力FSiが大きくなることはなく、むしろ減少する。従って、この飽和点SP以上の領域では、旋回内輪のスリップ角θiを保持して旋回外輪のスリップ角θoを大きくするか、或いは旋回外輪のスリップ角θoを保持して旋回内輪のスリップ角θiを小さくすることにより、次第に旋回外輪横力FSoの分担比を旋回内輪横力FSiのそれに比べて大きくすることで、横加速度の増大に伴う慣性力FYの増大に均衡させる。
この旋回内外輪スリップ角制御、即ち旋回内外輪のトー角制御の一例を図6にまとめる。即ち、前記旋回内輪横力FSiが旋回内輪最大横力FSiMAX まで増加する飽和点SPまでは旋回外輪横力FSoを小さくして内外輪等横力ΣFS/2に一致させると共に、旋回外輪横力FSiを大きくして内外輪等横力ΣFS/2に一致させる。すると、旋回外輪横力FSoと旋回内輪横力FSiとは同じ大きさになるので、それらの分力である旋回外輪上下方向力FJoと旋回内輪上下方向力FJiとは大きさが同じで向きが逆な力となるため、車体に対するジャッキアップ力は“0”となる。この際、旋回外輪スリップ角θoは車体スリップ角θcよりも小さく、旋回内輪スリップ角θiは車体スリップ角θcよりも大きくする必要があり、そのようにするためには、旋回外輪のトー角も旋回内輪のトー角もトーアウト側に制御すればよい。
一方、前記飽和点SPを過ぎて、旋回内輪横力FSiが旋回内輪最大横力FSiMAX から減少する領域では、旋回内輪スリップ角θiを保持すると共に旋回外輪スリップ角θoを次第に大きくして旋回外輪横力FSoを大きくする。横加速度の増大と共に増大する車体スリップ角θcに対して、旋回内輪スリップ角θiを前記飽和点SPの値に保持するためには旋回内輪のトー角をトーイン側に制御する必要があり、そのようにすると、結果的に旋回内輪横力FSiは減少する。また、旋回外輪スリップ角θoを多くするためにも、旋回外輪のトー角をトーイン側に制御する必要がある。
以上は、ロールセンタRCが車両横(幅)方向中央に位置し続けることを前提に説明したが、一般的にはサスペンションのストロークに伴って、ロールセンタRCの位置も変化する。図7は、慣性力FYによって旋回外輪である前左輪1FLが上方向に移動し(車体8が下がる)、相対的に旋回内輪である前右輪1FLが下方向に移動し(車体8が上がる)た状態を示している。すると、接地点回転中心SPFL、SPFRの位置が変化するので、それと接地点LPFL、LPFRとを結ぶ線の交点からなるロールセンタRCの位置も変わる。このとき、例えば前左輪1FLの接地点LPFLと接地点回転中心SPFLとを結ぶ線、即ち前記ロールセンタ方向力FLFLと地上とのなす角度をαFL(=旋回外輪ロールセンタ角度αo)とすると、当該接地点LPFLからの上下方向力FJFL(=旋回外輪上下方向力FJo)は、tanαFL・FSFL(=tanαo・FSo)となる。同様に、前右輪1FRの接地点LPFRと接地点回転中心SPFRとを結ぶ線、即ち前記ロールセンタ方向力FLFRと地上とのなす角度をαFR(=旋回内輪ロールセンタ角αi)とすると、当該接地点LPFRからの上下方向力FJFR(=旋回内輪上下方向力FJi)は、tanαFR・FSFR(=tanαi・FSi)となる。前記ロールセンタ方向角αo、αiは、サスペンションストローク等からも算出することができるが、車両旋回時のサスペンションストロークは横加速度に依存するので、横加速度を検出してロールセンタ方向角αo、αiを求めるようにしてもよい。
図8は、ジャッキアップ力を低減するように車輪のトー角を制御した場合の車体重心高の横加速度に対する変化を、図9は、同じく車体ロール角の横加速度に対する変化を示し、何れも図中の曲線aがトー角を制御しない場合、曲線b、cはジャッキアップ力を低減するように制御した場合であり、曲線cの方が曲線bよいも制御量が大きい、つまり旋回内輪の横力の分担が増えるようにトー角を制御したものである。同図から明らかなように、ジャッキアップ力を低減するように車輪のトー角を制御することにより、車体重心点の浮き上がりを抑制防止できるどころか、車体重心点をやや沈み込むようにすることもできる。更に、車体重心点の浮き上がりを抑制防止することにより、ロールセンタとの距離の変動が小さくなるので、車体ロール角まで小さくすることが可能となる。
このように本実施形態の車両用トー角制御装置によれば、旋回中の横加速度が小さい所定の領域、つまり車輪スリップ角によって車輪横力が飽和しない領域で、旋回内輪の横力を増大し且つ旋回外輪の横力を減少するように左右の車輪のトー角を制御する構成としたため、車体に作用するジャッキアップ力を小さくして車体重心点の浮き上がりを抑制防止することができ、その結果、ロールセンタ高を高くしてロールモーメントを低減することが可能となる。
また、旋回内外輪のスリップ角が小さく、且つ旋回内外輪の発生する横力が夫々のスリップ角の増大に伴って最大横力まで増大する領域において、旋回内外輪のトー角をトーアウト側に制御する構成としたため、車体に作用するジャッキアップ力を確実に小さくすることができる。
また、旋回内外輪のスリップ角が大きく、且つ旋回内外輪の発生する横力が夫々のスリップ角の増大に伴って最大横力から減少する領域では、旋回内輪のスリップ角を保持し且つ旋回外輪のスリップ角を増大するか又は旋回内輪のスリップ角を減少し且つ旋回外輪のスリップ角を保持するように夫々のトー角を制御する構成としたため、スリップ角が大きい、即ち横加速度の大きい領域でも、車体に作用するジャッキアップ力を可及的に小さくすることができる。
本発明の車両用トー角制御装置の一実施形態を示す斜視図である。 旋回時、車両に作用する力を概念的に示した車両背面図である。 旋回中の横加速度と輪荷重、横力の関係を示す説明図である。 旋回時、旋回内外輪におけるスリップ角を横力との関係を示す説明図である。 実際の車両をモデルとして求めた横加速度と輪荷重、横力、スリップ角の関係を示す説明図である。 図1のトー角制御装置で行われるスリップ角及びトー角制御の説明図である。 旋回時、車両に作用する力を概念的に示した車両背面図である。 図1の車両用トー角制御装置による作用の説明図である。 図1の車両用トー角制御装置による作用の説明図である。
符号の説明
1FL、1FRは前左右輪(車輪
2はステアリングホイール
3はサスペンションメンバ
4FL、4FRはハブナックル
5FL、5FRはアクチュエータ
6FL、6FRはタイロッド
7はコントロールユニット(制御手段)

Claims (3)

  1. 左右の車輪のトー角を個別に調整可能なトー角調整手段と、前記トー角調整手段に対し、左右の車輪のトー角を個別に制御するための制御信号を出力する制御手段とを備え、前記制御手段は、旋回中において、車輪が発生する横力がスリップ角の増大に伴って飽和するまでの横加速度が小さい領域で、旋回内輪の横力を増大し且つ旋回外輪の横力を減少するように前記左右の車輪のトー角を制御することを特徴とする車両用トー角制御装置。
  2. スリップ角に対して発生する旋回内外輪の横力は、当該スリップ角の増大に伴って、横加速度に応じた最大横力まで増大してから減少するものであり、前記旋回中において、車輪が発生する横力がスリップ角の増大に伴って飽和するまでの横加速度が小さい領域は、旋回内外輪のスリップ角が小さく、且つ旋回内外輪の発生する横力が夫々のスリップ角の増大に伴って最大横力まで増大する領域とし、前記制御手段は、前記旋回中において、車輪が発生する横力がスリップ角の増大に伴って飽和するまでの横加速度が小さい領域で、旋回内外輪のトー角をトーアウト側に制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用トー角制御装置。
  3. 前記制御手段は、旋回内外輪のスリップ角が大きく、且つ旋回内外輪の発生する横力が夫々のスリップ角の増大に伴って最大横力から減少する領域で、旋回内輪のスリップ角を保持し且つ旋回外輪のスリップ角を増大するか又は旋回内輪のスリップ角を減少し且つ旋回外輪のスリップ角を保持するように夫々のトー角を制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用トー角制御装置。
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