JP4303466B2 - アーム付き十字形パラシュート - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明は一般にパラシュートに関し、より明確には十字形またはクロス形パラシュートに関する。本発明は従来の十字形パラシュートデザインの変更であり、アームがパラシュート天蓋構造を形成するために連結されており、その天蓋は頂部が実質的に正方形でありかつ底縁は丸である。
【0002】
(背景技術)
概して、飛行機から展開される人および荷物用のパラシュートには3タイプのデザインがある。第1に、従来型の概ね半球状天蓋が備えている吊り紐または索具が天蓋の連続した円形下端縁周りに連結されたものがある。第2はラムエアー型パラシュートであり概ね空気翼形の上下面を持ち吊り紐は底面に連結されている。そして最後は、十字形またはクロス形パラシュートで、天蓋は概ね正方形のクラウンまたは中央部とその4個の側縁に固着された4個のウイングまたはアームとアーム外縁に沿い固着された吊り紐または索具を備えている。
【0003】
幾何学的構造が簡単なために、十字形またはクロス形デザインのパラシュートは構造が簡単であり従って安価であるために注目に値する。最新の十字形またはクロス形パラシュートの例が米国特許第3331573号、第3531067号、第3559931号、第3741505号、第4834323号のような先行技術に示されている。しかしながら、十字形パラシュート構造の主な欠点は、垂直に対して10°から15°もの比較的大きい振り子振動があることと、このデザインに関連する安定性の問題である。十字形パラシュートの振動および不安定性の問題解決の努力はアームの長さをアームの幅より実質的に大きい値まで延長しかつ吊り紐の長さを延長することに向けられてきた。これらの変更は十字形パラシュートの安定性および抗力率を増すが、それらは重量、嵩、コストの超過、振り子運動が一旦開始した時の振幅時間増加のような新たな欠点を引き起こす。
【0004】
更に、パラシュートの降下率は天蓋に間隙率がゼロまたはゼロ近傍の布を使用することにより低下させ得る。このような低間隙率材料は、特にラムエアー型のパラシュートに使用されてきた。しかしながら、天蓋織物の間隙率/透過性が低下するに連れて、安定性もまた減少し、開放時ショックのような他の問題にも遭遇した。このように、十字形パラシュートに間隙率ゼロまたはゼロ近傍の材料の使用は従来は不可能とされており、その理由はそのような材料の使用が十字形パラシュートの既に許容不可能な不安定性および振動を増すからである。
【0005】
米国特許第5839695号(“‘695特許”)の十字形パラシュートデザインは十字形パラシュートにおける上記公知の問題の克服を、パラシュート天蓋のウイングまたはアーム部分内の選択された位置に設けた適当な出口または開口を通しての排出空気または空気流ジェットを作ることにより求めている。空気排出ジェットを作ることにより、間隙率ゼロまたはゼロ近傍の材料が十字形パラシュートの天蓋のために使用可能となる。‘695特許の排出空気または空気流ジェットは以後“アーム空気流ジェット”またはより簡単に“アーム空気ジェット”と呼ばれる。‘695特許のアーム空気流ジェットは概ね水平な伸長開口により形成されており、その場所は天蓋の4個の各ウイングまたはアーム内の、パラシュートの垂直軸と45°で接線が天蓋面を横切るアーム部分である。この移行点はアームがクラウンに固着されているところからアーム長さの通常15%から30%である。更に、アーム空気排出ジェット開口は好ましくは天蓋アームの幅に対して中央に位置している。
【0006】
しかしながら、‘695特許のパラシュートデザインは十字形パラシュートに関連する問題の全てを克服するものではない。例えば、十字形パラシュートは時にパックが困難なことがあり、その理由は4個の分離したアームが概ね正方形のクラウンまたは中央部分から異なる方向へ延びているからである。更に、一つのアームが偶発的に逆さまになるという、パッキングにおける信頼性の問題がある。
【0007】
本発明に対して関連を有するパラシュート構造を開示している他の先行米国特許は、米国特許第1757247号、第1834370号、第2745615号、第2942817号および第5472394号である。また十字形パラシュートにおいて知られていることは、アームを互いにテープ、紐またはロープにより連結して、アームの相互間の偏位を制限し、かつ逆さまになって内外逆に膨張することを防止している。しかしながら、そのような状況においても、アームの隣接縁を互いに固着して実質的に頂部が正方形で縁または下端縁が丸の三次元形を形成するものではない。更に、過去の十字形パラシュートは互いに結ばれた多数のピースを使用して作られており、本質的に各アームの中央にスリットが残るものであった。これらのスリットは吊り紐と同軸に延びているが、それらの目的は排気を提供するものではなく、かつ隣接縁に沿い互いに固着されたアームと協働して使用されるものではない。
【0008】
(発明の開示)
(発明が解決しようとする技術的課題)
本発明の第1の目的は‘695特許の十字形パラシュートを含む公知の十字形またはクロス形のパラシュートに関連した問題の克服である。また本発明の改良された十字形パラシュートは間隙率がゼロまたはゼロ近傍の材料で作られておりかつ以前十字形パラシュートデザインを悩ましていた安定性および振動の問題を克服するものである。
【0009】
(その解決方法)
本発明によると、間隙率ゼロまたはゼロ近傍の材料を使用した十字形またはクロス形のパラシュートはパラシュートのアームまたはウイングの互いに固着された隣接縁を持ち隣接アーム縁間に概ね垂直な開口または出口を残し、その開口または出口を通して天蓋の下側から空気が流出し得るように修正されている。これらの開口または出口はパラシュート天蓋内の高圧空気の逃げ出しを許容する。アームを共に連結することにより驚異的に見出だされたことは、完全に新しい十字形パラシュートデザインが創生されたことであり、そのデザインは膨張時に頂部が実質的に正方形であり、かつ縁または下端縁が実質的に丸または円形である。
【0010】
更に、本発明により見出だされたことは、間隙率ゼロまたはゼロ近傍の材料の十字形またはクロス形パラシュートのために必要な空気ジェットはアームの隣接縁が固着されるアーム連結箇所に形成することができ、‘695特許におけるアームの中央部であることは好ましくない。このため、本発明によると、パラシュートの概ね正方形のクラウンの各コーナーの下側に形成される。本発明のために、これらの空気流ジェットは“コーナー空気流ジェット”またはより簡単に“コーナー空気ジェット”と呼ばれる。また、本発明によると、コーナー空気ジェットは1個またはそれより多い概ね垂直な開口により形成され得る。
【0011】
更に、この新しい十字形パラシュート構造は天蓋の下端縁が連続した縁である利点を備えている。この連続した縁は十字形パラシュート構造のパッキングを容易にし、かつパッキング中にアームが偶然にも逆さまになることが起こり得ないので信頼性が増す。
【0012】
天蓋の概ね正方形のクラウンまたは中央部のサイズ、横向きアームの長さおよび吊り紐の長さは間隙率ゼロまたはゼロ近傍の材料を使用し、パラシュートを人員または荷物用かにより所望の安定性および降下率を提供し得るように設計される。従来型のクロスパラシュートデザインにおけるよりもより短いアーム長さおよびより短い吊り紐長さを本発明では安定性を損なうことなく使用することができ、このようにしてパラシュートの嵩およびコストが低下する。
【0013】
本発明の一実施例において、十字形パラシュートのアームは隣接縁に沿い垂直に隔てられた位置において固着され天蓋の4コーナーに一連の概ね垂直な開口を形成している。この一連の垂直な開口は天蓋の下側から高圧空気が逃げだすことを許容する。パラシュートのアームの隣接縁の連結部分におけるそのようなコーナー空気ジェットの形成は‘695特許内に記載されているような概ね水平なアーム空気ジェットの数および/またはサイズを減少させる。
【0014】
第2の実施例において、連結アーム縁の底部は側縁の所定長さだけ連続して固着されており、天蓋の4コーナーの夫々の側縁上部間に1個の大きい開口またはコーナー空気ジェットを残している。この実施例においては、側縁の大部分、好ましくは60%から85%の範囲が固着されずに残されている。
【0015】
第3の実施例においては、アーム縁が第2の実施例と同様に連結され、第2実施例では天蓋の4コーナーの夫々の場所の上部側縁間に1個の大きい開口またはコーナー空気ジェットを設けているが、このアーム空気ジェットは削除されている。この実施例においては、充分な排気が大きい開口またはコーナー空気ジェットから得られ、アーム空気ジェットからの追加の排気の必要性を削減している。これは構造を更に顕著に簡単化し、その理由は従来の十字形パラシュート構造への単なる追加が、アームの縁または外縁から側縁の所定長さを連結するだけである。‘695特許のアーム空気ジェットで必要としていたような追加の補強テープの固着の必要はなく、その理由はアームの側縁が既に補強テープを備えているからである。
【0016】
従って本発明の一つの目的は、十字形またはクロス形構造のパラシュートを提供し、そのパラシュート内ではパラシュートのアームの隣接縁が互いに固着され、しかも概ね垂直な開口または出口を残し、そこを通して天蓋の下側から空気が流出し得るのである。
【0017】
本発明の更なる目的は前記目的による十字形またはクロス形構造のパラシュートを提供し、そのパラシュートが連続した縁または下縁を備えている。
【0018】
本発明の更なる目的は前記目的による十字形またはクロス形パラシュートであって新しい三次元形状を持ち、その形が頂部では実質的に正方形でありかつ下端または縁が実質的に丸であるものを提供することである。
【0019】
本発明の別の目的は間隙率がゼロまたはゼロ近傍の織物から作られた十字形パラシュートであって、天蓋のアームまたはウイングの隣接側縁間にコーナー空気流ジェットまたは開口を設けることにより増加した安定性および減少した振動を有するものを提供することである。
【0020】
本発明の更なる目的はより容易なパックが可能になりかつパッキング間にアームが偶然に逆さまになることが不可能になるために信頼性が改善された十字形パラシュートを提供することである。
【0021】
本発明の更に別の目的は、一杯に展開した時の天蓋のサイズが直径20フィートから60フィートで、人員の空輸用に使用可能な十字形パラシュートを提供することである。
【0022】
本発明の更なる目的は、天蓋のサイズが直径6インチから15フィートで、武器および対戦車用地雷および同種のものの検知器具のような人以外の荷物の空輸用に使用可能な十字形パラシュートを提供することである
【0023】
本発明の更なる目的は、パラシュート搬送の安定性を損なうことなくより速い輸送機の使用を可能にする十字形パラシュートを提供することである。
【0024】
本発明の更に別の目的は、クラウンまたは中央部分に対してアームおよび吊り紐の長さを減すことによりより小さい嵩のものをより低コストで製造し得る十字形パラシュート構造を提供することである。
【0025】
これらの目的および利点は以下の構造および動作の詳細内において明らかにされ、これは以下に充分に記述されかつ請求の範囲に記載される通りであり、添付の図面はその一部を構成し、図面内での同一符号は同様な部分を示している。
【0026】
(発明を実施するための最良の形態)
単に3個の好ましい実施例のみが詳細に説明されてはいるが、これらの実施例は例示のためだけに提供されていることを理解されるべきである。本発明が以下に記述されまたは図示された構造および要素組合せの詳細な範囲内に限定されることは意図されていない。また、好ましい実施例の記述において、特殊な用語は明確化のために使用されるであろう。各専門用語は、同様な目的を達成するために同様な方法で作動する全ての技術的均等物を包含していると理解されるべきである。
【0027】
図示されているように、本発明のパラシュートは図1−図4では概略符号10、図5−図6では符号110で示されている十字形またはクロス形の天蓋を備えている。図1−図4において、天蓋10は実質的に正方形の1個のクラウンまたは中央部12および4個の横に延びたウイングまたはアーム14、16、18、20を備えている。各横向きアームはその上端縁22においてクラウン12の1個の側縁24に対して好ましくは縁補強テープ26、28を備えて連結されており、これらの縁補強テープ26、28は縁22、24間の継目に沿いかつ隣接アームの縁に沿い、連続的に延びている。このようにして、図1−図4に示されているように、縁補強テープ26はアーム20の外端からその2個の側縁に沿い、縁22、24間の継目を経てアーム18の両側縁に沿い、その外端へと連続して延びる。同様に、縁補強テープ28はアーム14の外端からその両側縁に沿い、アーム20の縁22と中央部12の縁24の継目を通り、アーム16の外縁へと延びる。内側補強テープ30または同種のものがアームと天蓋とを通して延び、天蓋を更に補強する。本発明における補強テープ26、28、30はパラシュート技術分野において良く知られた公知のものである。
【0028】
従来の十字形パラシュートと対比して、図1に示されている十字形パラシュートは各アーム14、16、18、20の補強テープ26、28により限定された隣接側縁を備え、これらの側縁は符号32で示されている底部および符号34で示されている両側縁テープ26、28に沿い離れた位置において相互に連結されている。図1および図3内に示されているように、アームの各接合部に沿い、底部取付ポイント32に加えて4個の中間取付ポイント34がある。両アームをこのように取り付けることにより、取付部32、34間に形成された開口36は概ね垂直な空気流ジェットを形成する。そのように、空気流ジェット36はクラウン12の4コーナー部の夫々においてアーム14、16、18、20の隣接縁の取付部に沿い等間隔に配置され、このようにして“コーナー空気流ジェット”または“コーナー空気ジェット”となる。
【0029】
更に、隣接アーム縁の外側コーナーにおける取付部32はアーム14、16、18、20の外縁で連続縁または底縁38を形成する。天蓋10の縁または底縁38は、この工業分野で知られているように、符号40で示されている補強テープにより補強されている。それから、膨張させられると、本発明の天蓋10はユニークな3次限形状を呈する。クラウン12で限定された頂部は実質的に正方形であるが、縁または底縁38は実質的に丸または円形である。
【0030】
吊り紐42、44はそれらの上端部において天蓋10の底縁38に固着されており、この底縁38はアーム14、16、18、20の外端縁により規定されている。これらの吊り紐は底縁38に対して補強テープ26、28、30の位置で適当な連結手段により装着され、上記連結手段は補強テープの端部に公知のフープの形成により得られる。図1内に示されているように、吊り紐42はアーム14、20の底縁38に対して装着され、これに対して吊り紐44はアーム16、18(図示されていない)の底縁38に対して装着されている。吊り紐42、44の最下端部は公知装備内の適当な索具により降下者48(図1)に連結されている。図3、図4内においては、一般的な荷49が破線により示されている。
【0031】
図1、図2、図3に示されている本発明の態様においては、内側および外側の補強テープ26、28、30が各アーム14、16、18、20を5個の伸長パネル部分、即ち2個の側縁パネル50および3個の内側パネル52に分割している。同様に、テープ26、28、30は概ね正方形のクラウン中央部分を25個のほぼ等しい概ね正方形パネル部分54に分割している。図2内に示されているように、アーム14、16、18、20のパネル50、52は全てそれらの長さに沿いそれらの外縁38に向かうテーパーが付けられている。この構造により過剰な織物が削減され、かつ補強テープ付きのアームの形状が共通合流点への吊り紐の集中にマッチする。
【0032】
前述のごとく、本発明の天蓋は好ましくは間隙率がゼロまたはゼロ近傍の織物を使用している。一方そのような織物の透過性はドラッグ率を増し、かつ、従って、織物を通しての排気が少なくなるために天蓋の効率を増すが、十字形構造によるパラシュートの不安定性は増加する。コーナー空気流ジェット36は織物透過性ゼロまたはほぼゼロの負の効果の克服に役立つ。更に、‘695特許による符号58で示されているアーム空気流ジェットは各天蓋アーム14、16、18、20内に製造され得る。このアーム空気流ジェット58は概ね水平な開口60により作られ、これらの開口は各アームの上部内かつアームに隣接した正方形中央部12の側縁との交点の近傍にある。それらの好ましい形態においては、アーム空気ジェット58はスリット60により形成される。これらのスリット60はそれらの前縁に沿い補強テープ62、64または同種のものにより好ましくは補強され、これらのテープはそれらの端部で接続されかつ内側テープ30と66において交差している。
【0033】
アーム空気ジェット58はアーム4、16、18、20上の最も好ましい位置に配置され、そこではアーム面に対する接線がパラシュートの垂直軸と45°に達する。本発明による大抵の十字形デザインにおいては、この変遷点は縁22からアーム長さの15%ないし30%である。各アームの内側パネル52から幾らかの織物の除去を要しないスリットは明らかにアーム空気ジェット出口58の形成に好ましい上に、適当な面積を有する孔またはスロットを切ることによりアーム空気ジェットの形成を可能にし得る。
【0034】
図1、図2、図3内に示されている本発明により製造されたパラシュートの要素の代表的な寸法であって、製造許容誤差+または−2%のものは次の通りである。クラウン12の各側縁24の寸法は242.5インチであり、かくして各実質的に正方形のパネル部分54の各側縁の長さは約48.5インチ、かつクラウンの面積は約408平方フィートとなる。天蓋アーム14、16、18、20の最上端縁22の長さは従って242.5インチ、各パネル部分50、52の最上端縁は約48.5インチである。天蓋アームの最上端縁22から最外端縁38までの長さは110インチ、または側縁24の約45%、かつ各パネル50、52の幅は48.5インチから最外縁の36インチへと減されている。アーム14、16、18、20の相互連結部に沿う5個の垂直側部開口36は夫々高さが約22インチであり、天蓋が一杯に膨張した時の幅は約5−6インチになる。アーム空気流ジェット58は天蓋アームの最上端縁22から約24インチに配置されている。最後に、吊り紐42、44は長さが約285インチ、または天蓋クロスパネル長さの約62%である。
【0035】
本発明による別の天蓋構造が図4内に示されており、同様な符号は図1、図2、図3内に示されているように天蓋10のために上述したのと同じ構成要素を示すために使用されている。天蓋構造における主な差は補強テープ26、28に沿うアーム14、16、18、20の隣接縁の取付構造である。より明確には、天蓋の底縁または縁38に沿う最下端取付部32から取付部34までのアームの両側縁の全体が縫い合わせと補強テープ70または他タイプの取付構造により連結されている。補強テープ26、28により限定されている隣接側縁の上方部分は開放状態に放置されて各アーム14、16、18、20の側縁長さの大部分にわたる1個の概ね垂直なコーナー空気流ジェット72を形成している。1個のアーム空気流ジェット58も各アームの上部における中央パネル部分52内に含めることができ、これは図1、図2、図3内に図示された実施例と同じである。
【0036】
図1−図4の実施例においては、各アーム14、16、18、20の中央パネル52内の1個のアーム空気ジェット58がコーナー空気ジェット36または72と協働して透過性ゼロまたはほぼゼロの織物の使用に起因して起こる不安定性を克服するのに充分であることが見出された。また本発明の天蓋はゼロ%の幾何学的多孔性を示しており、その理由はスリット60を通るアーム空気ジェット58の形成またはコーナー空気ジェット36または72の形成のために少しの織物も取り除かれていないからである。
【0037】
本発明による別の、かつ多分より好ましい天蓋構造が図5、図6内に示されており、100シリーズの同様な符号が図1−図4内に示された天蓋10のための同様な要素を示すために使用されている。例えば、符号112は図5、図6内に示されている天蓋110のためのクラウンを、また符号114、116、118、120はアームを示しており、これらは図1−図4の実施例内に示されている天蓋のクラウン12およびアーム14、16、18、20に対応している。天蓋110が図1−図4に示されている実施例の天蓋10と異なる点はアーム空気ジェット58が無いことである。もしコーナー空気流ジェットまたは開口72のサイズが適当であれば、本発明の十字形またはクロスパラシュートの天蓋のためにはアーム流ジェットを含めることは必要ではないことが見出だされた。
【0038】
図5および図6内に示されている天蓋構造はまた図1−図4内に示されている実施例と次の点で異なっており、即ち内側および外側補強テープ126、128、139が各アーム14、16、18、20を7個の伸長パネル部分、即ち2個の側縁パネル150および5個の内側パネル152に分けていることである。同様にテープ126、128、130は概ね正方形のクラウン中央部を49個の略等しい概ね正方形のパネル部分154に分けている。図6内に示されているように、アーム114、116、118、120のパネル150、152もまたそれらの外端縁138に向かいそれらの長さに沿いテーパーが付けられており、従って余分の織物が減少しかつアームのデザインを吊り紐の合流点への収斂にマッチさせている。
【0039】
更に、図5および図6のパラシュート構造は好ましくはスライダー174を備えている。本発明の天蓋はスライダー型の畳み込み装置がなくとも展開可能であるが、スライダー174はこの実施例においては多数の吊り紐とスカートまたは縁138との取り扱い手段として好適に使用される。従って、スライダー174は畳み込み装置としての信頼性を簡単に改良する。天蓋110はまた内側補強テープ176を備え、これらのテープはアーム114、116、118、120およびそれらのパネル150、152の横断方向の補強機能を果たす。これらのテープ176は実質的に正方形のクラウンまたはトップ112から概ね円形の底縁、スカートまたは縁138へと移行する際の天蓋形状の保持を助ける。
【0040】
図5、図6に示されている本発明により製造されたパラシュートの製造誤差+または−2%の代表的な寸法は以下の通りである。クラウン112の各側縁124は25フィートまたは300インチ、かつ実質的に正方形の各パネル部分154の各側縁は42.857インチである。クラウン112の面積は約625平方フィートである。また天蓋アーム114、116、118、120の最上端縁122の長さは300インチであり、かつまた各パネル部分150、152の最上端縁は約42.857インチである。最上端縁122から最外端縁138へ至る各天蓋アームの長さは132インチ、または側縁124の約44%であり、各パネル150、152の幅はその外則縁に沿い42.857インチから29.515インチへと減少している。両アームの側縁を下縁または縁138から完全に連結する縫いまたは補強テープ170は約30インチ上方へ延び、このようにしてコーナー空気ジェットまたは開口172を作り、これらの開口はパラシュートが一杯に展開しかつ飛行中には約50平方フィートである。最後に、吊り紐142、144の長さは約21フィート、または天蓋クロスパネル長さの約45%である。
【0041】
前述のように、クラウン部分と4個のアームを備えた本発明の天蓋は好ましくは間隙率がゼロまたはゼロ近傍の織物(ファブリック)で作られる。1/2インチ水圧時に5 SCFM/平方フィート未満の透過性を有する織物が本発明のためには最も適している。クラウンおよびアームのための織物は同じ材料か、またはクラウンが間隙率ゼロの織物で作られかつアームが超低透過性織物で作られ得る。パラシュートのための間隙率ゼロの従来の織物はポリウレタンとシリコンの混合物により被覆され、パーフォーマンス テキスタイル オブ グリーンボロ N.C.により売られている“ソアー コート”のようなパラシュート織物供給品から容易に入手可能である。パーフォーマンス テキスタイル社“ソアー コート”間隙率ゼロの織物の性能明細書には、水柱10インチの水圧差において間隙率ゼロを備えているとされている。本発明のアームに適した織物は“F−111”と呼ばれ、かつパーフォーマンス テキスタイル、およびニュー ヨーク N.Y.のブルックウッド コンパニー,Inc.を含む各種ソースから入手可能である。これは米軍明細書ではMIL−SPECMIL−C−44378と限定されている。F−111型織物は1/2インチ水柱においてゼロから5 SCFM間の透過性を有すると特定されている。
【0042】
天蓋10または110のための間隙率ゼロまたはゼロ近傍の織物材料と本発明による空気流ジェット排気システムとの組合せが十字形パラシュート構造のための改良された性能を提供する。コーナー流ジェット36、72、172は、空気が天蓋のクラウン部分の下側から外側へ押し出されるので排出空気に外側かつ下方へ動く傾向が与えられる。天蓋の下側に集めた空気流を織物を通して空に向かう上方ではなく、外側かつ下方へ方向付けることは、推進効果を提供し、この推進効果は天蓋の降下率の減少を来す。更に、天蓋外面に沿い空気流を外側かつ下方へ向けることは、降下中にパラシュート回りの空気流を押し開口から強力に流出させることによりパラシュートの抵抗領域を効果的に増す。
【0043】
性能に付いては、天蓋のクラウンのための間隙率ゼロの織物は間隙率がゼロ近傍の織物より良好である。しかしながら、現在の間隙率ゼロの織物は間隙率がゼロ近傍の織物より高価でありかつより重い。従って、現在では、クラウンとアームの双方のためには間隙率がゼロ近傍の織物が主として経済的理由により好まれている。
【0044】
図示の実施例においては各アームを5個または7個の伸長パネルに分割しているが、この特徴は本発明を制限するものではなく、より少ないまたはより多いパネル部分を、追加の内側補強テープ30、130、または同種のものを使用することにより本発明のパラシュート内に作り得る。補強テープ30、130または部分52、152の数はパラシュートのサイズ、求められている補強および吊り紐および天蓋内に組み込まれるべき吊り紐連結点の数に大きく依存する。同じことがクラウンのための概ね正方形のパネル部分54、154の数に付いても言える。クラウンまたは中央部分12、112が織物の1枚から作られかつ補強テープにより部分に分割されるのが好ましいが、個々のパネル部分を縫い合わせ公知の方法で補強テープを使用することによりクラウンを形成することも可能である。更に、好ましいよりもむしろ確かに、本発明から離れることなく、一方へはより多くまたはより少ない内側補強テープ30、130を使用し、別方向にはより少ないまたはより多い補強テープを使用することも可能である。
【0045】
展開中におけるパラシュートの開放に伴う開放ショックは、天蓋構造に間隙率ゼロまたはゼロ近傍の織物が使用されていることに関係なく、本発明により制御可能である。開放ショックの制御は個人使用のためには基本的でありかつ本発明によると横向きアームの長さおよび幅および吊り紐の長さを変えることにより制御することができ、その際スライダーまたは同種のもののような余分の畳み込みシステムに頼る必要がない。従って、本発明によると、横向きアームの幅に対する長さは実質的に従来の十字形天蓋デザインより小さくなる。同様に吊り紐もまた従来の十字形天蓋デザインよりも顕著に短い。
【0046】
上述しかつ図2、図3、図4、図6内に示されているように、天蓋アームの垂直方向の広がりまたは長さはそれらの最上端の幅より実質的に小さく、最上端幅は正方形クラウンの隣接側縁に対して一般的に同じである。これは従来の十字形デザイン、即ち天蓋アームがクラウン幅の100%から150%の長さを持つデザインとは異なっている。更に、本発明においては天蓋アームの長さが天蓋クラウン幅の75%未満であることが好ましく、かつ40−60%の範囲にあることが最も好ましい。更に、本発明における吊り紐は従来の十字形パラシュートで使用されていた吊り紐より実質的に短い。より厳密には、本発明のパラシュートにおける吊り紐の長さは天蓋クロスパネルの長さより実質的に短く、この長さはアーム14の外端縁からアーム16の外端縁までのような、対向天蓋アームの両外端縁38から測られた端から端までのものである。好ましくは、天蓋クロスパネル長さの従来技術において使用されていた100%から150%に対して40%−70%の長さを備えている。更に、吊り紐の材料は従来のナイロンの代わりにポリエステルでできており、差別的な延びを減している。
【0047】
本発明によると、天蓋の下側からコーナー空気流ジェット36、72または172、およびもし有るならばアーム空気流ジェット58を通しての空気流の量は、約3%から約5%の天蓋のための幾何学的間隙率と均等であるべきである。間隙率がゼロまたはゼロ近傍の織物を使用すると、空気流の量はパラシュートの飛行安定性±5°または未満の達成に充分であるべきであり、別の表現をすると、振り子振動は±5°未満であるべきである。
【0048】
更に、天蓋のための間隙率ゼロまたはゼロ近傍の織物材料が本発明の十字形またはクロス形パラシュートのためには好ましいが、低間隙率織物のような他の材料もまた使用され得る。しかしながら、本発明は従来型十字形またはクロス形パラシュートに主に使用されている未処理の布織物のような透過性織物には適用不能である。本発明のためには、クラウン12の織物は水圧1.5インチで約20SCFM/平方フィート未満の透過性を備えなければならず、アーム14、16、18、20の織物は水圧1.5インチで約20 SCFM/平方フィート未満の透過性を備えなければならない。
【0049】
本発明のパラシュート構造、特に図5、図6の構造が、それらの簡単なデザインによる顕著な利点を提供することは注目されるであろう。十字形パラシュート製造上の利点は同時に連続縁または底縁および開放時に実質的に丸または円形の底縁の利点を有するパラシュートの製造に採用され得る。更に、これらの恩恵または利点は従来の十字形パラシュート構造の最小の変更により得ることができ、それは単にアームの隣接側縁に沿い補強テープを縫い付けまたは他の方法で取り付け、必要なコーナー空気ジェットのための開口を残すことにより達成される。
【0050】
以上の記載は発明の原理を単に図示するものと考えられるべきである。多数の修正や変更が当業者には可能であるので、本発明が図示され記述された構造その物に限定されることは望まれていない。従って、全ての好適な修正および均等物は本発明の提供範囲内のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により製造された十字形パラシュートの展開斜視図である。
【図2】 図1の天蓋の装着されている吊り紐を除去した展開平面図である。
【図3】 図1に示されている天蓋構造の側面図で、天蓋アームの隣接側縁の相互連結を図示している。
【図4】 図3と同様な側面図で、天蓋アームの隣接側縁のための別の取付け構造を示している。
【図5】 本発明により製造された十字形パラシュートの別実施例の展開斜視図である。
【図6】 図5の天蓋の装着されている吊り紐を除去した展開平面図である。
Claims (6)
- 1個の天蓋(10、110)と、多数の吊り紐(42、44、142、144)と、を包含している十字形パラシュートであって、
上記天蓋が、概ね正方形の中央部分(12、112)と、該中央部分の4辺から伸びている4つのアーム(14、16、18、20、114、116、118、120)と、を含んでおり、
各アームの形状が、テーパー状に伸びる側縁を有している台形、又は、矩形になっており、
隣接するアームの側縁の4つの組の各々が、隣接するアームの4つの組の側縁の各々において、少なくとも1つの開口(36、172)を形成するように、外縁(38、138)の隣接するコーナーの端を接続している部分を含め、部分的に接続されており、これによって、パラシュートの使用時、天蓋の底からの空気を外向きに方向付け、且つ、パラシュートの使用時、上記天蓋が、頂部が実質正方形の形状で、底部が実質丸型の3次元形状に膨らむようになっており、
上記吊り紐が、実質同じ長さであり、複数の吊り紐が、上記天蓋に負荷を接続するために、上記各アームの外縁に実質等間隔で接続されている、
ことを特徴とする十字形パラシュート。 - 更に天蓋の補強テープ(26、28、40、126、128、140)を含んでおり、
上記補強テープが、上記天蓋の各アームの外縁から中央部分を横切り反対側のアームの外縁へと延び、
上記吊り紐が、上記外縁の上記補強テープ部分に接続されている、請求項1に記載の十字形パラシュート。 - 複数個の開口(36)が、上記隣接するアームの側縁の4つの組の各々に形成されている、請求項1又は2に記載の十字形パラシュート。
- 隣接するコーナーの端を接続している部分を含め、隣接するアームの側縁を、互いに直接取り付けることによって、1個の開口(72)のみが、上記隣接するアームの側縁の4つの組の各々に形成されている、請求項1又は2に記載の十字形パラシュート。
- 更に上記吊り紐を相互連結するスライダー(174)を包含している、請求項1乃至4の何れか1つに記載の十字形パラシュート。
- 上記天蓋が、間隙率ゼロ又はゼロ近傍の織物で作られている、請求項1乃至5の何れか1つに記載の十字形パラシュート。
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