JP4301615B2 - カッター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転刃を有するスライダーを下方に押圧しながらレールに沿って摺動させることにより紙を切断するペーパー用カッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、回転刃を有するスライダーを下方に押圧しながらレールに沿って摺動させることにより回転刃が基台にセットされた紙を押し付けた状態で回転し、これにより紙を切断することができるペーパー用カッターは知られており、例えば、米国特許5,322,001号、特開平10−34592号などに開示されている。この種のペーパー用カッターは、基台の前後両端に回動自在に取り付けられた支持具にてレールを保持し、そのレールに回転刃を有するスライダーを摺動自在かつ昇降自在に装着してあるもので、そのスライダーは弾発部材により常時は上方に弾発支持されており、回転刃の刃先は常時はレールの下端よりも上方に位置しているものである。そして、切断しようとする紙を基台にセットしたりスライダーに保持された回転刃を交換する作業は、支持具を回動させてレールを上方に位置させた状態で行うものとしており、紙をセットした後や回転刃を交換した後には、再度支持具を回動させてレールを下方に位置させるものとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のこの種のペーパー用カッターではスライダーがレールに対して常に昇降自在となっているため、支持具を回動させてレールを上方もしくは下方に位置させる時や、紙を基台にセットしたり回転刃を交換する時に、例えばスライダーを手で握るようにして持つなどして、スライダーを常時上方に弾発支持している弾発部材の弾発力に抗する力がスライダーに少しでも加わると、スライダーが下降して回転刃の刃先がレールの下端より突出してしまい、その刃先で指を傷つけてしまう恐れがあった。そこで、本発明はそのような問題点を解消して、基台に紙をセットする時や回転刃を交換する時において指を傷つける恐れのない安全性の高いペーパー用カッターを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために完成された第1の発明のカッターは、基台の前後両端に回転自在に取り付けられた支持具にスライダーが摺動するレールを取り付け、更に前記スライダーには回転刃を取りつけ、常時は弾性部材により上方に弾発支持されレール下方端面より前記回転刃を露呈することはなく、また、切断時にはスライダーを下方に押しやることで回転刃をレール下方端面より露呈し切断物を切断可能とするカッターにおいて、スライダー内壁面に傾斜摺動穴を設け、レールに係止孔を設け、この傾斜摺動穴に係止部材を摺動自在に配設し、回転刃が重力方向と平行の時、係止部材が傾斜摺動穴に位置し、スライダーの上下動を可能とし、また回転刃が、重力方向と平行な位置から傾斜摺動穴の方向に0度を超えて90度以下の範囲でずれた時、係止部材が係止孔に一部挿入されて、スライダーの上下動を不可能とし、回転刃がレール下方端面から露呈しないことを特徴とする。
また、第2の発明は、スライダー内壁面に設けた傾斜摺動穴に摺動リングを埋め込み、前記摺動リング内に先端に段部を有する係止部材を摺動可能に設けたことを特徴とする第1の発明のカッターである。
【0005】
また、第3の発明は、円柱形状の係止部材を傾斜摺動穴に設け、傾斜摺動穴の最下端面に空気孔を設けて係止部材の摺動を行うことを特徴とする第2の発明のカッターである。
また、第4の発明は、基台の前後両端に回転自在に取り付けられた支持具にスライダーが摺動するレールを取り付け、更に前記スライダーには回転刃を取りつけ、常時は弾性部材により上方に弾発支持されレール下方端面より前記回転刃を露呈することはなく、また、切断時にはスライダーを下方に押しやることで回転刃をレール下方端面より露呈し切断物を切断可能とするカッターにおいて、前記スライダーは、レール内に設けられたスライダー支持部と、回転刃を取り付けたスライダー作動部からなり、前記スライダー支持部とスライダー作動部は面摺動しており、スライダー支持部とスライダー作動部のそれぞれの接触面には傾斜摺動穴を設け、この傾斜摺動穴の中を係止部材が摺動可能であり、回転刃が重力方向と平行の時、係止部材はスライダー作動部の傾斜摺動穴に位置し、スライダー作動部の上下動を可能とし、また、回転刃が、重力方向と平行な位置から傾斜摺動穴の方向に0度を超えて90度以下の範囲でずれた時、係止部材はスライダー支持部の傾斜摺動穴に一部挿入され、スライダー作動部の上下動を不可能とし、回転刃がレール下方端面から露呈しないことを特徴とするカッターである。
【0006】
【実施例】
本発明の第1の実施例について図1、図2、図3、図4、図5より詳細に説明する。
1は、基台であり前後端に支持具2を回転可能に設けている。また、前記基台1の上面には回転刃5を保護する保護シートが設けられ、更に紙合わせ様に目盛が設けられている。(目盛は図示せず)この保護シートは張り替え自在であり、回転刃5の切断作業において回転刃5の保護をするものである。
特に保護シートについては、回転刃5を保護できれば特定するものではない。
【0007】
3は、略コ字状のレールであり、両端を支持具2に取りつけられている。上辺は、下辺より短くなっている。更に、下辺には弾性部材6を誘導案内する壁を設けてもよい。
前記レール3の上辺10で回転刃5側の折返部14には、水平で長孔形状に係止孔15が設けられている。係止孔15は、両端の支持具2には存在しない。
【0008】
4は、誘導部7と押圧力が作用する作動部8とコ字状レール3の上辺を覆うスライダー本体部9からなるスライダーであり、前記略コ字状のレール3中に誘導部7を配置しており、誘導部7の下部には弾性部材6があり、スライダー4全体を上方に弾発支持している。
この時、レール3の下辺11の下端面より回転刃5は露呈していない。
5は、中心に軸19が設けられた回転刃であり、カバー12により回転可能にスライダー本体部9に着脱自在に嵌合固定されている。前記カバー12とスライダー本体部9の嵌合は、圧着嵌合、クリック嵌合、凹凸によるスライド嵌合等、着脱自在であればその方法は問わない。
【0009】
6は、弾性部材であり、誘導部7と一体に弾性体として設けてもよく、また、別部材として誘導部7の下部に設けられていてもよい。一体とした時には、合成樹脂からなるのが最適である。
13は、有底筒状の傾斜摺動穴で回転刃5側を下側に傾斜しており、段部18を有する係止部材16が前記傾斜摺動穴13中を摺動可能に設けられ、更に円筒状の摺動リング17をスライダー内壁面に端面を一致させ、前記傾斜摺動穴13の有底と空間Sを作るように埋め込んでいる。
従って、係止部材16の段部18は、この空間S間を摺動する。
前記傾斜摺動穴13の傾斜角度θは、2°≦θ<90°である。特に好ましくは、傾斜摺動穴13の傾斜角度θは、2°≦θ≦45°である。
ここで傾斜角度θは、回転刃5の中心線と傾斜摺動穴13とがなす角度である。
【0010】
16は、前記しているように係止部材であり、段部18を有している。従って、重心は、前記段部18の方に位置している。摺動リング17内を摺動する前記係止部材16の形状は、摺動できればよく其の形状は問わない。
材質は、係止部材16と摺動リング17が、金属物質で係止部材16の表面及び摺動リング17の内壁面に潤滑性があり、さらに鏡面仕上げされていればなおよい。お互いが摺動しやすくなるので傾斜角度θが、小さくても摺動可能となる。
【0011】
本発明のカッターの回転刃5を交換するには、支持具2とレール3を基台1に対し垂直に位置させた時(回転刃5が重力方向と垂直状態にあるとき)、全体的には図2(回転刃5を交換するもしくは切断物をセットする時)の状態にして、カバー12側を上に出来、カバー12とスライダー本体部9との嵌合を解除しやすく、回転刃5が取り替え可能となる。
本実施例の作動について、詳細に説明する。
支持具2とレール3を基台1に対し水平に位置させた時(回転刃5が重力方向と平行状態にあるとき)、係止部材16は、図3の状態でありスライダー内壁面20から出ていない。
これは、傾斜摺動穴13が回転刃5側を下側に傾斜しているので前記状態では、係止部材16は常に傾斜摺動穴13の有底に位置しているためである。
よって、作動部8に下向きの押圧力を加えると、スライダー4は弾性部材6の弾発力に抗して、スライダー4を下方に押しやり、前記回転刃5が下辺11の下端面より露呈して切断物を切断可能としている。
【0012】
支持具2とレール3を基台1に対し垂直に位置させた時(回転刃5が重力方向と垂直状態にあるとき)、全体的には図2(回転刃5を交換するもしくは切断物をセットする時)であり、係止部材16は、図4の状態にありスライダー内壁面20より出て、レール3の係止孔15に挿入される。こうして挿入されたため、作動部8に押圧力を加えてもスライダー4は、回転刃5がレール3の下辺11の下端面より露呈する方向に作動しない。
この時、段部18は、空間Sの中を摺動移動することになる。
【0013】
また、基台1より少しでも支持具2及びレール3を持上げると係止部材16が係止孔15の方向に移動しスライダー内壁面20から飛び出し前記係止孔20にかかり、作動部18に作用する押圧力によって動くスライダー4の動きを防止する。
本発明の第2の実施例を図6、図7より詳細に説明するが、特に第2の実施例では、第1の実施例と異なるところを説明する。
13Aは、有底の傾斜摺動穴であり、回転刃5側を下側にして傾斜しており、特に、係止部材16Aが摺動すると空気の抜けが必要となるため、空気孔21を傾斜摺動穴13Aの有底に設けている。
【0014】
16Aは、係止部材であり、金属製の円柱形状をしており、傾斜摺動穴13Aを摺動可能としている。金属製の円柱形状としているが、摺動する形状であれば四角柱であっても其の形状は問わない。
図6の状態は、支持具2とレール3を基台1に対し水平に位置させた時(回転刃5が重力方向と平行状態にあるとき)であり、係止部材16Aは、傾斜摺動穴13Aの有底に位置しており、スライダー内壁面20から出ることはない。従って、作動部8に押圧力を作用させて弾性部材6の弾発力に抗してスライダー4を下方に移動させ、レール3の下辺11から回転刃5を露呈することになり切断可能となる。
【0015】
図7の状態は、全体的に図2のように支持具2とレール3を基台1に対し垂直に位置させた時(回転刃5が重力方向と垂直状態にあるとき)であり、係止部材16Aは、レール3に設けた係止孔15に挿入される。
この状態になると、作動部8に押圧力を加えてもスライダー4は移動せず、レール3の下辺11より回転刃5を露呈することはない。
本実施例の傾斜摺動穴の傾斜角度は、第1の実施例の傾斜摺動穴と同様である。
【0016】
本発明の第3の実施例を図8、図9、図10より詳細に説明すが、特に第3の実施例では第1及び第2の実施例と異なるところを説明する。
スライダー本体部9は、スライダー作動部23とスライダー支持部22からなり、スライダー支持部22はコ字状のレール3内に設けられ、スライダー作動部23の下方に弾性部材6Bを設けて、前記弾性部材6Bによりスライダー作動部23を上辺10に押圧しており、回転刃5をレール3の下辺11より露呈することはない。
【0017】
前記スライダー支持部22とスライダー作動部23は面摺動しており、スライダー支持部22の接触面には、スライダー作動部23の上方への動きを規制する爪24を設けており、スライダー作動部23の面摺動する上端面を前記弾性部材6Bにより爪24に圧着させている。この時、スライダー支持部22とスライダー作動部23のそれぞれの接触面に設けた、傾斜摺動穴13Bは一致し、この傾斜摺動穴13Bの中を係止部材13Aが摺動可能としている。常時(作動部8に押圧力を作用させる状態)は、スライダー支持部22とスライダー作動部23がこの状態である。
また、スライダー支持部22の下方に弾性部材6C(図示せず)を設けてレール3との摺動を行いやすくすることも可能である。
【0018】
図8の状態は、支持具2とレール3を基台1に対し水平に位置させた時(回転刃5が重力方向と平行状態にあるとき)であり、係止部材13Bはスライダー作動部23の傾斜摺動穴13Bに完全に位置しており、作動部8に作用する押圧力によるスライダー作動部23の上下動を可能にして回転刃5がレール3の下辺11の下端面から露呈可能となる。
図9の状態は、全体的に図2のように支持具2とレール3を基台1に対し垂直に位置させた時(回転刃5が重力方向と垂直状態にあるとき)であり、係止部材13Bはスライダー支持部22の傾斜摺動穴13Bに一部挿入され、他はスライダー作動部23の傾斜摺動穴13Bに位置する。この状態であるので、作動部8に押圧力を作用させてもスライダー作動部23は動くことはない。従ってレール3の下辺11の下端面より回転刃5を露呈することはない。
【0019】
また、極わずか回転刃5と重力方向がずれても係合部材13Bはスライダー支持部22の傾斜摺動穴13Bにのぞむことになるのでスライダー作動部23の動き、すなわち回転刃5が露呈することはない。
【0020】
従って、第1、第2、第3の実施例とも安全に回転刃5の交換作業が行えるとともに、不用意に触っても回転刃5が露呈しないので手等を傷つけることもない。
また本発明の構成では、回転刃5が基台1に垂直関係にあっても、基台1が置かれている場所が斜めの場合(回転刃5が重力方向からずれている状態)であると、分銅12は切欠17にのぞむことになりスライダー4に押圧力が作用しても、回転刃5がレール3の下端面より露呈することはない。従って、不安定な場所で作業できないようになり安全性を確保できる。
【0021】
他の材質は、回転刃5は鋼であり、レール3はスチールが好ましい。
プラスチック部材は、スライダー4と基台1、支持部2で作られている。
【0022】
【効果】
以上の様な構成であるので、回転刃5を交換する際、少しレール3及び支持具2を基台1より持上げると係止部材が作動して係止孔又はスライダー支持部の傾斜摺動穴に挿入され、不用意にスライダー4に触って、スライダー4は回転刃5がレール3の下端面から露呈する方向に作用しても回転刃5がレール3から露呈することはない。
また回転刃5が基台1に垂直関係にあっても、基台1が置かれている場所が斜めで不安定であると、係止部材が係止孔又はスライダー支持部の傾斜摺動穴にのぞむことになりスライダー4に押圧力が作用しても、回転刃5がレール3の下端面より露呈することはない。従って、不安定な場所で作業できないようになり安全性を確保できるカッターである。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体斜視図。(回転刃5と重力方向が平行である。)
【図2】本発明の実施例の支持具及びレールを作用させた時の一部斜視図。(回転刃5と重力方向が垂直方向に移っている場合)
【図3】第1の実施例の図1状態のスライダー略断面図。
【図4】第1の実施例の図2状態のスライダー略断面図。
【図5】第1の実施例の係止部材と摺動リングの斜視図。
【図6】第2の実施例の図1状態のスライダー略断面図。
【図7】第2の実施例の図2状態のスライダー略断面図。
【図8】第3の実施例の図1状態のスライダー略断面図。
【図9】第3の実施例の図2状態のスライダー略断面図。
【図10】第3の実施例のスライダー支持部とスライダー作動部の接触面の説明図
【符号の説明】
1:基台
2:支持具
3:レール
4:スライダー
5:回転刃
6:弾性部材
7:誘導部
8:作動部
9:スライダー本体部
10:上辺
11:下辺
12:カバー
13:傾斜摺動穴
14:折返部
15:係止孔
16:係止部材
17:摺動リング
18:段部
19:軸
20:スライダー内壁面
21:空気孔
22:スライダー支持部
23:スライダー作動部
24:爪
Claims (4)
- 基台の前後両端に回転自在に取り付けられた支持具にスライダーが摺動するレールを取り付け、更に前記スライダーには回転刃を取りつけ、常時は弾性部材により上方に弾発支持されレール下方端面より前記回転刃を露呈することはなく、また、切断時にはスライダーを下方に押しやることで回転刃をレール下方端面より露呈し切断物を切断可能とするカッターにおいて、スライダー内壁面に傾斜摺動穴を設け、レールに係止孔を設け、この傾斜摺動穴に係止部材を摺動自在に配設し、回転刃が重力方向と平行の時、係止部材が傾斜摺動穴に位置し、スライダーの上下動を可能とし、また回転刃が、重力方向と平行な位置から傾斜摺動穴の方向に0度を超えて90度以下の範囲でずれた時、係止部材が係止孔に一部挿入されて、スライダーの上下動を不可能とし、回転刃がレール下方端面から露呈しないことを特徴とするカッター。
- スライダー内壁面に設けた傾斜摺動穴に摺動リングを埋め込み、前記摺動リング内に先端に段部を有する係止部材を摺動可能に設けたことを特徴とする請求項1のカッター。
- 円柱形状の係止部材を傾斜摺動穴に設け、傾斜摺動穴の最下端面に空気孔を設けて係止部材の摺動を行うことを特徴とする請求項2のカッター。
- 基台の前後両端に回転自在に取り付けられた支持具にスライダーが摺動するレールを取り付け、更に前記スライダーには回転刃を取りつけ、常時は弾性部材により上方に弾発支持されレール下方端面より前記回転刃を露呈することはなく、また、切断時にはスライダーを下方に押しやることで回転刃をレール下方端面より露呈し切断物を切断可能とするカッターにおいて、
前記スライダーは、レール内に設けられたスライダー支持部と、回転刃を取り付けたスライダー作動部からなり、
前記スライダー支持部とスライダー作動部は面摺動しており、スライダー支持部とスライダー作動部のそれぞれの接触面には傾斜摺動穴を設け、この傾斜摺動穴の中を係止部材が摺動可能であり、
回転刃が重力方向と平行の時、係止部材はスライダー作動部の傾斜摺動穴に位置し、スライダー作動部の上下動を可能とし、
また、回転刃が、重力方向と平行な位置から傾斜摺動穴の方向に0度を超えて90度以下の範囲でずれた時、係止部材はスライダー支持部の傾斜摺動穴に一部挿入され、スライダー作動部の上下動を不可能とし、回転刃がレール下方端面から露呈しないことを特徴とするカッター。
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Family Applications (1)
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JP35723498A Expired - Fee Related JP4301615B2 (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | カッター |
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-
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- 1998-12-16 JP JP35723498A patent/JP4301615B2/ja not_active Expired - Fee Related
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