JP4300426B2 - コンピュータ用ラック集合体 - Google Patents

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Description

本発明は、データセンター等に設置されるコンピュータを実装した情報通信用ラック集合体の構成に関する。
近年は、情報通信システムを構成する情報通信機器は高性能化し、さらに省スペースのニーズから高密度化が進んでおり、デバイス実装方式の機器(1台のサーバーの機能を1枚のボードに集約したもの;ブレードサーバーと呼ばれる)が製品として出てきている。
このような機器は、省スペース化の利点はあるものの、体積あたりに機器が消費する電力量およびそれに伴い排出される熱量が大きくなり、機器の温度上昇を深刻化している。
特に、データセンターのように、多数のコンピュータが集中的に配置される場所では、排出された熱を的確に処理し、機器が安定して動作するとともに、ハードディスクの寿命を縮めない温度に保つことは非常に重要な課題となっている。
これに対し、特許文献1には、ラック自体を密閉し、吸排気ダクトや放熱フィンを設け、強制的に冷却する装置が開示されている。
特開2004−20171号公報
また、特許文献2には、空気調和機からの冷却用空気を効果的にラック内を通過させる方法が開示されている。
特表2004−508526号公報
しかしながら、従来の技術は、強制的に冷却用気体を循環させるため、専用の空気調和機や配管等の付帯設備が必要とされる。このため、設備コストが上昇するとともに、レイアウト変更や増設等の際に工事が煩雑になる。
本発明は、上記課題を考慮して提案されたものであり、付帯設備を必要としない簡素な構成で、効率的にブレードサーバー部分の温度上昇を抑制する、ブレードサーバー用ラック集合体を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、 ブレードサーバーを実装したシャーシを複数枚、縦方向に積層させて装着可能なラックを2以上離間させつつ集合したラック集合体に係る。
前記ラックは、前記シャーシにおける排気ファンに近い側の背面が開放されており、 2以上のラックのそれぞれは、0.8m以上1.5m以下の距離となるように離間させて配置する。
前記2以上のシャーシは、それぞれの前面同士または背面同士が対向するように配置させ、 前記シャーシのそれぞれには、ラック外への排気を行う排気ファンを備え、 その排気ファンは、ラックから出る排気の風速が5メートル/秒程度とする。
前記ラックを設置した部屋の天井には空気調和装置を備える。
前記ブレードサーバーは、ボードに対してCPU、メモリおよびハードディスクの順で水平に配置固定しており、 前記排気ファンは、当該ブレードサーバーにおけるCPU側に備えるとともに、ハードディスク側に吸気ファンを備え、
前記ラックにおけるブレードサーバーシャーシが装着されていない空隙部には、その空隙部に対して排気した空気が回り込むことを防止するためのフィンを備える
請求項2の発明は、請求項1に記載のブレードサーバー用ラック集合体を限定したものである。
すなわち、 前記シャーシの少なくとも1以上が対向するシャーシと同じ高さでラックに設置されることを特徴とする。
請求項1または請求項2の発明により、ブレードサーバーの熱排気が他のブレードサーバーに接することを抑制することができ、もって特別な付帯装置を設けることなく、効果的にブレードサーバー部の温度上昇を低減することができる、ブレードサーバー用ラック集合体を提供することができた。
以下、本発明を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。
図1は、本発明の対象であるブレードサーバーおよびそのシャーシを示している。ブレードサーバー10とはサーバーの機能を1枚のボードで実現したものであり、CPU11、メモリ12、ハードディスク13、およびLANポート14等を備えており、省スペースで高密度な実装が可能になる。
通常、ブレードサーバー10は図のように、シャーシ20に複数枚実装されている。シャーシ20にはブレードサーバー10以外に、吸気ファン21および排気ファン22等を備えている。本出願明細書においては、吸気ファン21が備わっている面を前面、排気ファン22が備わっている面を背面と呼ぶこととする。ブレードサーバーは、吸気温度がおおよそ35℃以下でその動作が保証されているが、通常は30℃を超えないように運用されている。
図2はシャーシ20を装着するラック30を示している。ラック30はシャーシ20を取り付けるための機構、レールもしくはビス穴等を有しており、複数のシャーシ20を高さ方向に並べて装着することができる。通常はラック30の前面にシャーシ20の前面、もしくは背面がくるように装着されるが、この際に、高さ方向に密にシャーシ20を装着しない場合には、シャーシ20間にラック30を前後に貫通する空隙部が生じる。
図3は、複数のラック30が設置されたデータセンターの概要図である。ラック30が横方向、縦方向に整列した状態で設置されている。また、天井には空気調和機が設置され、ブレードサーバーの温度が動作可能温度を超えないように室温を制御している。
ここで、図4のように、シャーシ全面に備えられた吸気ファンは空気を吸い込み、吸い込まれた空気はブレードサーバー等を冷却し、温風となって、シャーシ背面から排出される。このときの、ファンによる空気の流れは、一般に風速5m/sec程度である。なお、吸排気Xの流れの向きは矢印で示されている。
このため、背面が他のシャーシの前面と対向しているシャーシは、排気ファンからの温排気を吸い込んでしまい、ブレードサーバー等を十分に冷却することができない(図5)。
これに対し、たとえば背面同士を対向させると、シャーシが温排気を吸い込むことなくブレードサーバーを冷却することができる(図6)。
しかしながら、図6のような形態において、あまりラック同士が近づいていると、吸排気Xがラックの隙間に回り込み、その影響でブレードサーバーの温度が上昇してしまう。これを避けるためには、ラック間の間隔をあけ、温排気の天井への流れを円滑にする必要がある。この間隔は、好ましくは0,8mから1.5m、より好ましくは1mから1.2mである。0.8m以下であると温排気が回り込んでしまい、また、1.5m以上としてもあまり効果が上がらず設備の使用効率が落ちるというデメリットが顕著となる。
また、ラックに空隙部ができるようにシャーシを装着すると、図7のように、ラックの空隙部から他方の吸排気Xが回りこみ、ブレードサーバーの温度を上昇させてしまう現象が生じる。
これを抑制するためには、シャーシの設置高さをあわせることが有効である。図8のようにシャーシの設置高さがあわせることで、他のサーバー排気を自己の排気が押し戻す形となり、温排気の回り込みを防ぐことができる。
温排気の回り込みを防ぐもう一つの方法は、ラック空隙部に、図9に示すようなフィン23を設置することである。この方法は、特に、前後で装着シャーシ数が異なる場合に有効である。
以下に実施例を示す。ラックにおける、1つのシャーシの消費電力は2kW、ファンの風速は5m/secである。
(実施例1)
図10に示すようにシャーシ20を下から密に4個装着したラック30を1m離間させ、シャーシ背面が対向するように設置した。それぞれのラックにはシャーシが同じ高さとなるように装着された。
この配置にて十分時間をおいた後のシャーシ吸気ファン21付近の温度は25℃となった。
(実施例2)
図11に示すようにシャーシ20を4個装着したラック30を1m離間させ、シャーシ背面が対向するように設置した。4個のシャーシ20は、1シャーシ分だけ高さがずれるように装着し、シャーシに対向する空隙部にフィン23を設けた。この配置にて十分時間をおいた後のシャーシ吸気ファン21付近の温度は25℃となった。
(比較例1)
図12に示すようにシャーシ20を下から密に4個装着したラック30を1m離間させ、一方のシャーシ背面と他方のシャーシ前面が対向するように設置した。それぞれのラックにはシャーシが同じ高さとなるように装着された。この配置にて十分時間をおいた後のシャーシ吸気ファン21付近の温度は32℃となった。
(比較例2)
図13に示すようにシャーシ20を下から密に4個装着したラック30を0.5m離間させ、シャーシ背面が対向するように設置した。それぞれのラックにはシャーシ20が同じ高さとなるように装着された。この配置にて十分時間をおいた後のシャーシ吸気ファン21付近の温度は29℃となった。
(比較例3)
図14に示すようにシャーシ20を4個装着したラック30を1m離間させ、シャーシ背面が対向するように設置した。4個のシャーシは、1シャーシ分だけ高さがずれるように装着した。この配置にて十分時間をおいた後のシャーシ吸気ファン21付近の温度は30℃となった。
ブレードサーバーおよびそのシャーシを示す概要図である。 シャーシを装着するラックを示す概要図である。 ラックが設置されるデータセンターを示す概要図である。 シャーシにおける吸排気の流れを示した図である。 前後に配置されたシャーシ間の吸排気の流れを示した図である。 対向するシャーシ間の吸排気の流れを示した図である。 近接したラック間の吸排気の回り込みを示した図である。 同じ高さにシャーシを装備したラック間の吸排気の流れを示した図である。 フィンを装備したラック間の吸排気の流れを示した図である。 本発明の実施例を示す図である。 本発明の実施例を示す図である。 比較例の形態を示す図である。 比較例の形態を示す図である。 比較例の形態を示す図である。
符号の説明
10 ブレードサーバー
11 CPU
12 メモリ
13 ハードディスク
14 LANポート
20 シャーシ
21 吸気ファン
22 排気ファン
23 フィン
30 ラック

Claims (2)

  1. ブレードサーバーを実装したシャーシを複数枚、縦方向に積層させて装着可能なラックを2以上離間させつつ集合したラック集合体であって、
    前記ラックは、前記シャーシにおける排気ファンに近い側の背面が開放されており、
    2以上のラックのそれぞれは、0.8m以上1.5m以下の距離となるように離間させて配置するとともに、
    前記2以上のシャーシは、それぞれの前面同士または背面同士が対向するように配置させ、
    前記シャーシのそれぞれには、ラック外への排気を行う排気ファンを備え、
    その排気ファンは、ラックから出る排気の風速が5メートル/秒程度であるようにし、
    前記ラックを設置した部屋の天井には空気調和装置を備え、
    前記ブレードサーバーは、ボードに対してCPU、メモリおよびハードディスクの順で水平に配置固定しており、
    前記排気ファンは、当該ブレードサーバーにおけるCPU側に備えるとともに、ハードディスク側に吸気ファンを備え、
    前記ラックにおけるブレードサーバーシャーシが装着されていない空隙部には、その空隙部に対して排気した空気が回り込むことを防止するためのフィンを備えたことを特徴とするブレードサーバー用ラック集合体。
  2. 前記シャーシの少なくとも1以上が対向するシャーシと同じ高さでラックに設置されることを特徴とする請求項1に記載のブレードサーバー用ラック集合体。
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