JP4299915B2

JP4299915B2 - Sheet take-up shaft

Info

Publication number: JP4299915B2
Application number: JP13896999A
Authority: JP
Inventors: 東河村; 利光金光
Original assignee: Hagiwara Industries Inc
Current assignee: Hagiwara Industries Inc
Priority date: 1999-05-19
Filing date: 1999-05-19
Publication date: 2009-07-22
Anticipated expiration: 2019-05-19
Also published as: JP2000327182A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻芯を装着してシートを巻取るシート巻取軸に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、紙やプラスチックフィルム等の広幅シートを縦にスリットしてなる細幅シートをその細幅シート毎に巻き取る巻取軸では、多数の巻芯（通常は紙管）を巻取軸の巻取部にそれぞれ装着してその巻芯の上に細幅シートを巻き取っており、その巻取りが終了した後には巻芯ごと抜き取り、新たな巻芯を巻取軸の巻取部に装着するようにしている。したがって、巻芯を装着したり、抜き取ったりするときは巻芯は巻取軸に対してフリーであり、巻取中は巻芯は巻取軸に固定されている必要がある。
【０００３】
このように必要時に巻芯を開放したり固定したりする巻取軸としては、カラーに装備された巻芯を係止してカラーの回転を巻芯に伝達する係止手段と、回転軸の周りに回転可能に設けられたカラーに回転軸の回転を伝達する回転力伝達手段とを備えた構造のものが種々提案されている。
【０００４】
上記のような技術の係止手段の一つとして、特開平８−２８２８８１号公報には、摩擦リングの傾斜溝に縦断面楔状の巻芯チャック片が乗せ置かれ、チャックばねが作用する状態の下で摩擦リングが巻軸方向に移動することで巻芯チャック片が巻軸の径方向に突没し、その巻芯チャック片が突出することによって巻芯に係止するようにした係止手段が開示されている。しかしながら、この発明においては、軸長手方向にピストンを作動させて摩擦リングを移動させることにより巻芯チャック片を巻軸の径方向に突没させるとともに、巻軸の回転力を巻芯に伝達する構成となっており、ピストンに加わる空気圧はチャックばねを圧縮変形させない圧力以下の低圧の空気圧で押圧しているので、実質上巻軸の回転力が十分巻芯に伝達できず、巻取張力が高くなると摩擦リングとピストンとの間でスリップを生じて良好な巻取が困難となるなどの問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記事情に鑑み、シート巻取軸の巻取部に対する巻芯の係止手段と巻軸の回転力を巻取部に伝達する回転力伝達手段とをそれぞれ独立して調整可能に備え、巻取部に対して巻芯の着脱が容易で、かつ巻芯に所定の巻取張力でシートを巻取ることができるシート巻取軸を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、巻芯を装着してシートを巻取るシート巻取軸において、軸芯長手方向に亘る中空部に配置された膨縮可能なゴムチューブを境にして前記中空部に内空気路と外空気路との内外二重の空気路を有する軸芯に、一つまたは軸芯長手方向に配列される複数の巻取部を備え、前記巻取部それぞれは回転力伝達部と係止解除部とを有して、前記回転力伝達部は、前記中空部から軸芯の外方に貫通するシリンダに軸芯径方向に移動可能に配置され、前記内空気路への空気圧の供給により膨張する前記ゴムチューブの押し出しで軸芯径方向の外方に移動するピストンと、前記ピストンに対応して軸芯の周りに回転可能に配置され、軸芯径方向の外方に移動したピストンが摺接可能に当接する支持環と、前記支持環の周りに軸芯長手方向に移動可能に配置されて付勢手段により軸芯長手方向の一方向に付勢され、外周の複数箇所に前記付勢方向に下り傾斜した傾斜部を有するスライド環と、前記支持環に連結されて軸芯の周りに回転可能に配置され、前記スライド環の傾斜部と対応する位置に案内孔を有する外周環と、前記スライド環の傾斜部に相対移動可能に配置されてスライド環が前記付勢方向に移動するときに前記案内孔により軸芯径方向に案内されて前記外周環から突出するように設けられた係止爪と、前記係止爪を軸芯の中心方向に付勢する係止爪付勢手段とからなり、前記係止解除部は、前記軸芯の周りに前記スライド環と軸芯長手方向に対向して配置され、前記中空部から軸芯外方に向けて貫通する空気通路を介して前記外空気路に連通するシリンダを備えた環状のシリンダブロックと、前記シリンダブロックのシリンダに軸芯長手方向に移動可能に設けられ、前記外空気路側からの空気圧の供給により前記スライド環を付勢手段に抗して付勢方向とは逆方向に押圧移動させる第二のピストンとからなることを特徴とするシート巻取軸を提供して、上記課題を解消するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図１から図６に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図中１はシート巻取軸で、該シート巻取軸１は図示しない駆動源からの動力を受けて回転する軸芯２に軸芯長手方向Ｘに配列される複数の巻取部３を備えているとともに、その軸芯２の一端側には回転する軸芯２に対して昇圧された空気を送り込むことができるように空気導入部４が設けられていて、空気導入部４が回転できるようにして空気供給源側の二つの供給接続体５が取り付けられている。なお、図１においては巻取部３はその内部構造が省略した状態で表現されている。
このように空気導入部４を接続して空気が送り込まれるようにした軸芯２にあっては軸芯長手方向Ｘに亘る中空部６があり、前記空気導入部４とは反対側を閉塞した膨縮可能なゴムチューブ７を軸芯長手方向Ｘに亘って配置し、該ゴムチューブ７を境にして外空気路８と内空気路９との内外二重の空気路をその中空部６に有している。前記ゴムチューブ７は空気導入部４とは反対側を閉塞して前記巻取部３と対応した位置に透孔１０を備える金属管１１の外周を被覆するようにして取り付けることで軸芯２と同心の筒体として配置されている。そして、前記空気導入部４に接続された一方の供給接続体５側から昇圧された空気を外空気路８に送り込むことができるようにしているとともに、他方の供給接続体５側から昇圧された空気を内空気路９に送り込むことができるようにしている。
なお、外空気路８と内空気路９とに送り込まれる空気の供給量、圧力などが調整された状態で所定時に供給され、内空気路９に供給された空気の空気圧力を利用して前記ゴムチューブ７を膨らませ、後述するように軸芯２側からの回転力を巻取部３に伝達させるようにするものであり、また、外空気路８に供給された空気の空気圧力を利用して後述するように巻芯に対する保持状態を解除するものである。
【０００８】
図示したこのシート巻取軸１の例では、軸芯２に三つの巻取部３を並設した状態で備えていて、前記三つの巻取部３にて一つの巻芯Ａを保持する形式のものとしている。巻取部３それぞれは図２に示すように、回転力伝達部１２と係止解除部１３と有してなるもので、前記回転力伝達部１２は、軸芯径方向Ｙに移動可能に設けられている第一のピストン１４、軸芯２の周りに回転可能に設けられている支持環１５、前記支持環１５の周りに位置して軸芯長手方向Ｘに移動可能に設けられたスライド環１６、巻取部３の外周部を構成していて軸芯２の周りに回転可能に設けられた外周環１７、この外周環１７から突没可能に設けられて突出時に巻芯Ａに係止することができるようにした係止爪１８、この係止爪１８を軸芯２の中心方向に向けて付勢する係止爪付勢手段１９から構成されている。
なお、図２にあっては、三つの巻取部３は係止爪１８に関しての三つの異なる状態を示していて、図２の右の巻取部３から、係止爪１８が没した状態（イ）、係止爪１８が全突出した状態（ロ）、係止爪１８が巻芯Ａに係止している状態（ハ）が示されている。また、図２（イ）の巻取部３において下側は係止爪１８が設けられていない位置を示しており、図２（ロ）（ハ）の巻取部３の下側はそれぞれ係止爪１８がある位置での状態を示している。
【０００９】
前記第一のピストン１４は、上記中空部６から軸芯の外方に貫通し軸芯２の周方向に等間隔を取って配置された複数のシリンダ２０それぞれの内部に位置し、このシリンダ２０に案内されることで軸芯径方向Ｙに移動可能に設けられている（図３参照）。そして、第一のピストン１４は外方端１４ａが軸芯２の周面位置にある状態で他方の内方端１４ｂが上記中空部６の内方へと突出する長さ寸法に設定されてゴムチューブ７に近接するように設けられており、膨らむゴムチューブ７によって第一のピストン１４が軸芯径方向Ｙにおける外方に向けて押し出され、シリンダ２０を覆う形で配置されている上記支持環１５に当接可能としている。
図２に示されているように巻取部３それぞれは軸芯２の周りに取り付けられた一対の軸受２１を有していて、上記支持環１５は一方の軸受２１が支持することで軸芯２の周りに回転可能に設けられているものであり、図示されているように上記シリンダ２０それぞれの外方側の開口を覆うようにして配置されている。そして、この支持環１５の内周面１５ａが上記第一のピストン１４と対応位置し、上述したように押し出されてきた第一のピストン１４の外方端１４ａが当接できるように設けられている。上記第一のピストン１４は内空気路９に送り込まれた空気の所要圧力が加えられている状態でこの支持環１５の内周面１５ａに摺接可能に当接するもので、第一のピストン１４が支持環１５に当接した状態で軸芯２が回転しているときにはその当接により支持環１５自体の自由な回転（軸芯２に対する相対的な回転）は拘束されることになるが、支持環１５自体に所要以上の外部から力が加わることで軸芯２に対して相対的に回転できるように設けられている。
【００１０】
上記支持環１５の外周には、軸芯２と同心とした筒体状周面１５ｂとこの筒体状周面１５ｂに連続して軸芯径方向Ｙに立ち上がる縦壁面１５ｃとからなる取付段部２２が設けられていて、この取付段部２２に上記スライド環１６が軸芯長手方向Ｘに移動可能にして配置されており、支持環１５を支持している上記一方の軸受２１側に位置する前記縦壁面１５ｃを軸芯長手方向Ｘの一方側における終端とし、スライド環１６がこの縦壁面１５ｃの位置で停止できるようにしている。このスライド環１６には図３に示されているように、上記縦壁面１５ｃ側を開口としたスプリング装着穴２３が周方向に複数設けられており、スプリング装着穴２３それぞれに配置されたスプリングからなる付勢手段２４によって縦壁面１５ｃとは反対側に向けて付勢されている。また、スライド環１６の外周には周方向に等間隔を取って傾斜部２５が複数設けられ、図示の例では三つの傾斜部２５を備えるものとしており、それぞれの上面が前記付勢手段２４の付勢方向に向けて下り傾斜している。
【００１１】
上記外周環１７は上記一対の軸受２１により軸芯２に対して回転可能に設けられている略筒状のもので、上述したように一方の軸受２１の外周に位置する支持環１５の取付部分にこの外周環１７の一方の周縁部が重なるようにして取付固定され、外周環１７の他方の周縁部が他方の軸受２１に支持されている。このように外周環１７は支持環１５に連結されて一体化されていることから、上記第一のピストン１４が支持環１５に当接して軸芯２と一体にして回転する場合にこの外周環１７も回転する。そして、この外周環１７にあっては、上記スライド環１６の傾斜部２５と対応する位置に貫通孔とした案内孔２６を有している。
前記外周環１７の案内孔２６には上記係止爪１８が軸芯径方向Ｙに移動可能にしており、そして、この係止爪１８の下端を図示されているように、スライド環１６における傾斜部２５と同じく上記付勢手段２４の付勢方向に下り傾斜させて、傾斜部２５の上に乗せ置き、傾斜部２５に対して相対移動可能にして配置されている。即ち、スライド環１６が軸芯長手方向Ｘに移動することでこの係止爪１８が前記案内孔２６に案内された状態で軸芯径方向Ｙに移動するようにしており、スライド環１６が付勢方向に押し出されることで係止爪１８が外周環１７から外方に突出し（図２（ロ）参照）、巻取部３に巻芯Ａが装着されているときにはその巻芯Ａに付勢状態で係止するようになり（図２（ハ）参照）、また、前記スライド環１６が後述するように係止解除部１３の働きにより前記縦壁面１５ｃ側に移動すると前記係止爪１８は軸芯２の中心方向に移動できるようにしているものである（図２（イ）参照、また、図３の左下係止爪は没した状態で示した）。
【００１２】
上記係止爪付勢手段１９は上述したようにスライド環１６が縦壁面１５ｃ側に移動するときに係止爪１８を軸芯２の中心方向に移動させるもので、常時係止爪１８を軸芯２の中心側に付勢するスプリングリングから構成されている。このスプリングリングからなる前記係止爪付勢手段１９を上記外周環１７の周りに配置させることができるようにその外周環１７と前記係止爪１８とには取付溝２７が周方向に連続するように設けられていて、この取付溝２７に前記係止爪付勢手段１９を位置させておくことで係止爪１８に対して常時付勢力が付与されている。図６においては、前記取付溝２７が外周環１７と係止爪１８とに周方向に連続する状態で設けられている状態を示しており、また、係止爪１８が没しているときの状態を示している。なお、この係止爪付勢手段１９の付勢力はスライド環１６により押し上げられるときの係止爪１８の位置を変えない強さに調整されている。
【００１３】
一方、係止解除部１３は、図２に示すように、上記スライド環１６と軸芯長手方向Ｘに対向するように他方の軸受２１側に位置して軸芯２の周りに取り付けられているシリンダブロック２８、前記シリンダブロック２８において周方向に等間隔を取って配置されて（図５参照）シリンダ軸が軸芯長手方向Ｘと平行な複数のシリンダ２９それぞれに装着され軸芯長手方向Ｘに移動可能にして第二のピストン３０とからなるものである。図５にはシリンダ２９は６個示されてるが、８個〜１０個など任意の数を設けてもよい。前記シリンダブロック２８は、軸芯２の上記外空気路８から前記シリンダ２９に空気を送り込むことができるようにその外空気路８から外方に向けて貫通している空気通路３１に対応しており、その空気通路３１の外方開口部分の外方側に位置するようにして取り付けられている。そして、このシリンダブロック２８の内周面に周回して設けられた凹溝と各シリンダ２９との接点において各シリンダ２９に通じる透孔３２を形成していて、前記空気通路３１から送り出されてきた空気が透孔３２を通ってシリンダ２９に入るようになり、そのシリンダ２９に送り込まれた空気の圧力によって前記第二のピストン３０が上記スライド環１６側に向けて突出するようにしている。図５ではシリンダブロック２８におけるシリンダ２９の配置を示していて、この図５中、２８ａは前記第二のピストン３０が移動できるようにして各シリンダ２９の開口側を閉じるカバー２８ｂを取り付けるためのビス孔を示している。
上記第二のピストン３０は突出してスライド環１６側に進むことでそのスライド環１６と当接するようになり、昇圧された空気の供給を受けてこの第二のピストン３０がスライド環１６を上記付勢手段２４の付勢力に抗して付勢手段２４の付勢方向とは逆方向に押し込むように設けられており、スライド環１６が付勢手段２４の付勢方向とは逆方向に押し込まれて移動すると上記傾斜部２５も移動することから、係止爪付勢手段１９によって付勢されている係止爪１８が前記傾斜部２５に対して相対移動する状態で軸芯中心側に向けて降り、係止爪１８が巻芯Ａと係止状態であった場合にはその係止状態を解除するようにしている（図２（イ）参照）。
さらに上記第二のピストン３０には図示されているようにスプリング３３が巻装されていて、外空気路８側から送り込まれる空気の圧力が空気供給源の調整によって低下したときに第二のピストン３０をシリンダ２９の奥面部側に押し戻して待機位置に定置するようにしている。この時点では、後述するようにスライド環１６が付勢方向に進み出ることになり、図２（ロ）（ハ）に示すごとく係止爪１８が軸芯径方向Ｙに向けて押し上げられることになる。
スプリング３３は所望により設けなくてもよい。この場合、外空気路８側からの空気の圧力が低下したときに、スライド環１６を移動させる付勢手段２４の付勢力により第二のピストン３０は待機位置に押し戻される。
【００１４】
上記構造のシート巻取軸１において巻芯Ａを巻取部３に装着する際、所要の空気圧に昇圧された空気が上記外空気路８に送り込まれるように設けられていて、その外空気路８から上記空気通路３１を経て係止解除部１３のシリンダ２９に送り込まれている空気により第二のピストン３０が押し出され、その第二のピストン３０によりスライド環１６を支持環１５の縦壁面１５ｃに押さえ付けられている。前記スライド環１６が縦壁面１５ｃに突き当てられて位置決めされていることから係止爪１８が外周環１７の外周面の高さ位置から外方に突出する状態とはならず、案内孔２６において没した状態となり、巻芯Ａを装着し易い状態にしている（図２（イ））。
巻芯Ａを装着した後には外空気路８に送り込まれる空気の圧力を下げるように調整されていて、係止解除部１３におけるシリンダ２９内の空気圧が下がることから第二のピストン３０と上記スライド環１６とが付勢手段２４の付勢方向に移動し、その付勢方向に移動する傾斜部２５により上記係止爪１８が軸芯径方向Ｙにおける外方に向けて押し上げられ、案内孔２６の位置にて突出して巻芯Ａの内周面に当接して係止するようになる（図２（ハ））。
【００１５】
軸芯２の中空部６における内空気路９へは予め所要の圧力に調整されている空気が送り込まれていて、或いは上記巻芯Ａの係止爪１８による係止が完了した時点で所要の圧力に調整された空気が送り込まれるようにしており、膨張したゴムチューブ７により第一のピストン１４が軸芯径方向Ｙにおける外方に向けて押し上げられ、その第一のピストン１４が支持環１５に摺接可能な状態で当接している。図２（ハ）において膨張したゴムチューブ７を仮想線で示した。この状態で軸芯２が回転するようになり、その軸芯２とともに前記支持環１５と外周環１７とが、即ち、回転力伝達部１２が軸芯２と一体となった状態で回転するようになり、シートの巻取りが開始される。勿論、上記係止解除部１３も軸芯２と一体となって回転する。そして、前述したように第一のピストン１４が摺接可能にして支持環１５に当接して、シートの巻き取り中に巻き取りの張力が所定以上に大きくなりかかると第一のピストン１４に対して支持環１５が滑りを生じさせるように設けられており、回転する軸芯２に対して巻芯Ａ側の回転数が下がることでシートに必要以上の張力が加わった状態の下でそのシートが巻取られるという状態が生じないように設定されている。このように、内空気路９に空気を送り込んでゴムチューブ７を膨張させ、第一のピストン１４を支持環１５に摺接可能に当接させるようにしているため、内空気路９に送り込む空気圧を調整することでシートの巻き取り時の張力を任意に調整することが可能である。
軸芯２の回転を止めてシートの巻き取りを終了した後には、上記内空気路９の空気圧を低下させるとともに上記外空気路８に所要の圧力に調整された空気を送り込むようにしており、上記シリンダ２９に空気が送り込まれると第二のピストン３０がスライド環１６を押し、このスライド環１６が付勢手段２４の付勢方向とは逆方向に移動することで係止爪１８が軸芯２の中心側に向けて下がり、巻芯Ａの係止状態が解除される。これによって、シートを巻取った巻芯Ａ自体は自由になり、巻取部３からずらして取り外せばよい。
【００１６】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、係止解除部の第二のピストンがスライド環を押すことでこのスライド環により外方に向けて押し上げられている係止爪が軸芯中心側に向けて移動可能となり、また、スライド環を押し戻していた第二のピストンがスライド環から離れる方向に後退することでスライド環が係止解除部側に進み出て係止爪を外方に押し上げるようになり、この係止爪を軸芯径方向に移動可能とした簡単な構成により巻取部にセットした巻芯の拘束と解放が行なえ、巻芯の取付、取り外しが極めて簡単なものとなる。さらに、軸芯の径方向に移動可能な第一のピストンをその軸芯の周りに位置する支持環に摺接可能に当接させるようにしているため、巻取り時にシートに必要以上の張力が加わりかけても軸芯に対する回転力伝達部の滑りが生じ、シートに設定以上の張力を加えない状態で巻取りが行なえ、さらには、第一のピストンを押し上げる空気の圧力を調整することで、シートの巻取り時の張力を調整できるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るシート巻取軸の一例を示す説明図である。
【図２】巻取部を示す説明図である。
【図３】回転力伝達部を軸断面方向で示す説明図である。
【図４】外周環と係止爪を示す説明図である。
【図５】係止解除部におけるシリンダブロックを軸断面方向で示す説明図である。
【図６】係止爪とスライド環の傾斜部を示す説明図である。
【符号の説明】
１…シート巻取軸
２…軸芯
３…巻取部
６…中空部
７…ゴムチューブ
８…外空気路
９…内空気路
１２…回転力伝達部
１３…係止解除部
１４…第一のピストン
１５…支持環
１６…スライド環
１７…外周環
１８…係止爪
１９…係止爪付勢手段
２０…シリンダ
２４…付勢手段
２５…傾斜部
２６…案内孔
２７…取付溝
２８…シリンダブロック
２９…シリンダ
３０…第二のピストン
３１…空気通路
Ｘ…軸芯長手方向
Ｙ…軸芯径方向
Ａ…巻芯[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sheet take-up shaft that winds a sheet by mounting a winding core.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a take-up shaft that winds a narrow sheet formed by slitting a wide sheet such as paper or plastic film vertically for each narrow sheet, a large number of cores (usually paper tubes) are wound around the take-up shaft. A thin sheet is wound around the winding core by attaching it to each take-up section. After the winding is completed, the whole core is pulled out and a new roll core is attached to the take-up section of the take-up shaft. I am doing so. Therefore, when the winding core is attached or removed, the winding core is free with respect to the winding shaft, and the winding core needs to be fixed to the winding shaft during winding.
[0003]
As described above, the winding shaft for releasing or fixing the winding core when necessary includes a locking means for locking the winding core mounted on the collar and transmitting the rotation of the collar to the winding core, and a rotation shaft. Various structures having a rotational force transmitting means for transmitting the rotation of a rotary shaft to a collar rotatably provided around are proposed.
[0004]
As one of the locking means of the above-described technique, Japanese Patent Laid-Open No. 8-282811 discloses a state in which a core chuck piece having a wedge-shaped cross section is placed on an inclined groove of a friction ring and a chuck spring acts. Locking means that the core chuck piece projects and sinks in the radial direction of the winding shaft as the friction ring moves in the direction of the winding shaft, and the core chuck piece protrudes to lock the winding core. Is disclosed. However, in the present invention, the core chuck piece is projected and retracted in the radial direction of the winding shaft by operating the piston in the longitudinal direction of the shaft and moving the friction ring, and the rotational force of the winding shaft is transmitted to the winding core. The air pressure applied to the piston is pressed by a low-pressure air pressure below the pressure that does not compress and deform the chuck spring. Therefore, the rotational force of the winding shaft cannot be substantially transmitted to the core and the winding tension is high. As a result, there is a problem that slipping occurs between the friction ring and the piston, making it difficult to achieve good winding.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above circumstances, the present invention is capable of independently adjusting the winding core locking means for the winding portion of the sheet winding shaft and the rotational force transmitting means for transmitting the rotational force of the winding shaft to the winding portion. It is an object of the present invention to provide a sheet take-up shaft in which a core can be easily attached to and detached from a take-up portion and a sheet can be wound around the core with a predetermined winding tension.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in consideration of the above problems, and in a sheet take-up shaft that winds a sheet by attaching a winding core, an inflatable rubber tube that is disposed in a hollow portion in the longitudinal direction of the axial core is used as a boundary. In the hollow portion, an axial core having inner and outer double air passages of an inner air passage and an outer air passage is provided with one or a plurality of winding portions arranged in the longitudinal direction of the shaft core, and the winding portion Each has a rotational force transmitting portion and an unlocking portion, and the rotational force transmitting portion is disposed so as to be movable in the axial direction in the axial direction from the hollow portion to a cylinder penetrating outward of the axial center, A piston that moves outward in the axial direction by the extrusion of the rubber tube that is expanded by supplying air pressure to the internal air passage, and is arranged rotatably around the axial center corresponding to the piston. A support ring on which a piston moved outward in the direction comes into contact in a slidable manner, and said support A slide ring which is arranged so as to be movable in the longitudinal direction of the shaft core and is biased in one direction in the longitudinal direction of the shaft by the biasing means, and has inclined portions which are inclined downward in the biasing direction at a plurality of locations on the outer periphery. The outer ring is connected to the support ring and is rotatably arranged around the axis, and has a guide hole at a position corresponding to the inclined part of the slide ring, and is arranged to be relatively movable on the inclined part of the slide ring. A locking claw that is guided in the axial direction by the guide hole and protrudes from the outer ring when the slide ring moves in the urging direction; and consists of a locking pawl biasing means for biasing the center direction, the unlocking portion is arranged to face the slide ring and the axial longitudinal direction about the axis, the axis from the hollow portion Communicating with the outside air passage through an air passage penetrating outward from the core An annular cylinder block having a cylinder and a cylinder block of the cylinder block movably disposed in a longitudinal direction of the axial center, and the slide ring is attached to the urging means by supplying air pressure from the outside air passage side. A sheet take-up shaft comprising a second piston that is pressed and moved in a direction opposite to the urging direction is provided to solve the above problem.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the present invention will be described in detail based on the embodiment shown in FIGS.
In the figure, reference numeral 1 denotes a sheet take-up shaft, and the sheet take-up shaft 1 includes a plurality of take-up portions 3 arranged in an axial direction X in a shaft core 2 that rotates by receiving power from a drive source (not shown). In addition, an air introduction part 4 is provided at one end side of the shaft core 2 so as to be able to feed the pressurized air to the rotating core 2 so that the air introduction part 4 can rotate. Thus, two supply connectors 5 on the air supply source side are attached. In addition, in FIG. 1, the winding part 3 is represented in the state which the internal structure was abbreviate | omitted.
In the shaft core 2 in which the air introduction portion 4 is connected and air is sent in this way, there is a hollow portion 6 extending in the axial direction X of the shaft, and the opposite side to the air introduction portion 4 is closed. An inflatable / shrinkable rubber tube 7 is arranged in the longitudinal direction X of the axial center, and an inner / outer double air passage of an outer air passage 8 and an inner air passage 9 is formed in the hollow portion 6 with the rubber tube 7 as a boundary. Have. The rubber tube 7 is attached so as to cover the outer periphery of the metal tube 11 having a through hole 10 at a position corresponding to the winding part 3 by closing the side opposite to the air introduction part 4. It is arranged as a concentric cylinder. And while being able to send the air pressurized from the one supply connection body 5 side connected to the said air introduction part 4 to the external air path 8, it was pressurized from the other supply connection body 5 side Air can be fed into the inner air passage 9.
Note that the supply amount and pressure of air sent to the outer air passage 8 and the inner air passage 9 are adjusted at a predetermined time and the air pressure of the air supplied to the inner air passage 9 is used. The rubber tube 7 is inflated so that the rotational force from the shaft core 2 side is transmitted to the winding unit 3 as will be described later, and the air pressure of the air supplied to the external air passage 8 is utilized. As described later, the holding state with respect to the core is released.
[0008]
In the illustrated example of the sheet winding shaft 1, the shaft core 2 is provided with three winding portions 3 arranged side by side, and one winding core A is held by the three winding portions 3. It is supposed to be. As shown in FIG. 2, each of the winding parts 3 includes a rotational force transmission part 12 and an unlocking part 13, and the rotational force transmission part 12 is provided so as to be movable in the axial direction Y. A first piston 14 that is provided, a support ring 15 that is rotatably provided around the axis 2, and a slide ring that is provided around the support ring 15 and is movable in the longitudinal direction X of the axis. 16, an outer peripheral ring 17 that constitutes an outer peripheral portion of the winding unit 3 and is rotatably provided around the shaft core 2, and is provided so as to be able to project and retract from the outer peripheral ring 17 and is locked to the core A when protruding. The latching claw 18 is configured to include a latching claw urging means 19 that biases the latching claw 18 toward the center of the shaft core 2.
In FIG. 2, the three winding portions 3 show three different states with respect to the locking claw 18, and the locking claw 18 is submerged from the right winding portion 3 in FIG. 2. (A) A state in which the locking claw 18 is fully projected (B) and a state (C) in which the locking claw 18 is locked to the core A are shown. Further, the lower side of the winding part 3 in FIG. 2 (a) shows a position where the locking claw 18 is not provided, and the lower side of the winding part 3 in FIGS. A state in which the pawl 18 is present is shown.
[0009]
The first piston 14 passes through the hollow portion 6 to the outside of the shaft core and is located inside each of a plurality of cylinders 20 arranged at equal intervals in the circumferential direction of the shaft core 2. Are provided so as to be movable in the axial direction Y (see FIG. 3). The first piston 14 is set to a length dimension in which the other inner end 14b protrudes inward of the hollow portion 6 in a state where the outer end 14a is at the circumferential surface position of the shaft core 2. The support ring is provided so as to be close to the tube 7, and the first piston 14 is pushed outward by the bulging rubber tube 7 in the axial direction Y and covers the cylinder 20. 15 can be contacted.
As shown in FIG. 2, each of the winding parts 3 has a pair of bearings 21 attached around the shaft core 2, and the support ring 15 is supported by one bearing 21 so that the shaft core is supported. 2 is rotatably provided around 2 and is arranged so as to cover the opening on the outer side of each cylinder 20 as shown. The inner circumferential surface 15a of the support ring 15 is positioned so as to correspond to the first piston 14 so that the outer end 14a of the first piston 14 pushed out as described above can come into contact therewith. Yes. The first piston 14 slidably contacts the inner peripheral surface 15a of the support ring 15 in a state where the required pressure of the air sent into the inner air passage 9 is applied. When the shaft core 2 is rotating in a state where it is in contact with the support ring 15, free rotation of the support ring 15 itself (relative rotation with respect to the shaft core 2) is restricted by the contact. The support ring 15 itself is provided so as to be able to rotate relative to the shaft core 2 by applying more force than necessary from the outside.
[0010]
On the outer periphery of the support ring 15, there is a mounting step portion comprising a cylindrical peripheral surface 15 b concentric with the shaft core 2 and a vertical wall surface 15 c rising continuously in the axial diameter direction Y of the cylindrical peripheral surface 15 b. 22 is provided, and the slide ring 16 is arranged on the mounting step portion 22 so as to be movable in the axial direction X, and is located on the side of the one bearing 21 supporting the support ring 15. The vertical wall surface 15c is a terminal end on one side in the axial direction X of the shaft, and the slide ring 16 can be stopped at the position of the vertical wall surface 15c. As shown in FIG. 3, the slide ring 16 is provided with a plurality of spring mounting holes 23 in the circumferential direction having openings on the side of the vertical wall surface 15 c, and springs arranged in the spring mounting holes 23 respectively. The biasing means 24 is biased toward the opposite side to the vertical wall surface 15c. In addition, a plurality of inclined portions 25 are provided on the outer periphery of the slide ring 16 at equal intervals in the circumferential direction, and in the illustrated example, three inclined portions 25 are provided. Inclined downward toward the energizing direction.
[0011]
The outer peripheral ring 17 is substantially cylindrical and is provided so as to be rotatable with respect to the shaft core 2 by the pair of bearings 21. As described above, the mounting portion of the support ring 15 located on the outer periphery of the one bearing 21. The outer peripheral ring 17 is attached and fixed so that one peripheral part thereof overlaps, and the other peripheral part of the outer peripheral ring 17 is supported by the other bearing 21. Since the outer ring 17 is connected and integrated with the support ring 15 in this way, when the first piston 14 abuts on the support ring 15 and rotates together with the shaft core 2, the outer ring 17 is connected to the support ring 15. 17 also rotates. The outer ring 17 has a guide hole 26 as a through hole at a position corresponding to the inclined portion 25 of the slide ring 16.
The locking claw 18 is movable in the axial direction Y in the guide hole 26 of the outer peripheral ring 17, and the lower end of the locking claw 18 is inclined in the slide ring 16 as shown in the figure. Like the portion 25, it is inclined downward in the urging direction of the urging means 24, placed on the inclined portion 25, and disposed so as to be relatively movable with respect to the inclined portion 25. That is, when the slide ring 16 is moved in the axial direction X, the locking claw 18 is moved in the axial direction Y while being guided by the guide hole 26, and the slide ring 16 is attached. By pushing out in the biasing direction, the locking claw 18 protrudes outward from the outer ring 17 (see FIG. 2B), and when the winding core A is attached to the winding portion 3, the winding core A is biased. When the slide ring 16 moves to the side of the vertical wall surface 15c by the action of the lock release portion 13 as will be described later, the lock claw 18 is locked. It is configured to be movable in the center direction of the shaft core 2 (see FIG. 2 (a), and the lower left locking claw in FIG. 3 is shown in a sunk state).
[0012]
The locking claw urging means 19 moves the locking claw 18 toward the center of the shaft core 2 when the slide ring 16 moves toward the vertical wall surface 15c as described above. The spring ring is biased toward the center side of the core 2. A mounting groove 27 is continuously formed in the circumferential ring 17 and the locking claw 18 in the circumferential direction so that the locking claw urging means 19 comprising this spring ring can be disposed around the outer circumferential ring 17. The latching claw biasing means 19 is positioned in the mounting groove 27 so that a biasing force is always applied to the latching claw 18. FIG. 6 shows a state in which the mounting groove 27 is provided in a circumferentially continuous state on the outer peripheral ring 17 and the locking claw 18, and when the locking claw 18 is submerged. Indicates the state. The biasing force of the latching claw biasing means 19 is adjusted to a strength that does not change the position of the latching claw 18 when pushed up by the slide ring 16.
[0013]
On the other hand, as shown in FIG. 2, the unlocking portion 13 is mounted around the shaft core 2 so as to be positioned on the other bearing 21 side so as to face the slide ring 16 in the shaft core longitudinal direction X. The cylinder block 28 is arranged at equal intervals in the circumferential direction in the cylinder block 28 (see FIG. 5), and the cylinder shaft is mounted on each of a plurality of cylinders 29 parallel to the axial direction X of the axial axis. The second piston 30 is configured to be movable. Although six cylinders 29 are shown in FIG. 5, any number such as eight to ten may be provided. The cylinder block 28 corresponds to an air passage 31 penetrating outward from the outer air passage 8 so that air can be fed into the cylinder 29 from the outer air passage 8 of the shaft core 2. The air passage 31 is attached so as to be located on the outer side of the outer opening portion. A through-hole 32 communicating with each cylinder 29 is formed at a contact point between each cylinder 29 and a recessed groove provided around the inner peripheral surface of the cylinder block 28, and has been sent out from the air passage 31. Air enters the cylinder 29 through the through hole 32, and the second piston 30 protrudes toward the slide ring 16 side by the pressure of the air fed into the cylinder 29. FIG. 5 shows the arrangement of the cylinders 29 in the cylinder block 28. In FIG. 5, reference numeral 28a denotes a screw for attaching a cover 28b for closing the opening side of each cylinder 29 so that the second piston 30 can move. The hole is shown.
The second piston 30 protrudes and moves toward the slide ring 16 so as to come into contact with the slide ring 16. The second piston 30 receives the pressurized air and attaches the slide ring 16 to the above. The urging means 24 is provided so as to be pushed in the direction opposite to the urging direction of the urging means 24 against the urging force of the urging means 24, and the slide ring 16 is pushed in the direction opposite to the urging direction of the urging means 24. Since the inclined portion 25 is also moved when moved in this manner, the locking claw 18 biased by the locking claw biasing means 19 moves toward the center of the shaft while moving relative to the inclined portion 25. When the locking claw 18 is in a locked state with the winding core A, the locked state is released (see FIG. 2 (A)).
Further, a spring 33 is wound around the second piston 30 as shown in the figure, and when the pressure of the air fed from the outside air passage 8 side is reduced by adjusting the air supply source, the second piston 30 is wound. 30 is pushed back to the back surface side of the cylinder 29 and placed at the standby position. At this time, as will be described later, the slide ring 16 starts to advance in the urging direction, and the locking claw 18 is pushed up in the axial direction Y as shown in FIGS. .
The spring 33 may not be provided if desired. In this case, the second piston 30 is pushed back to the standby position by the urging force of the urging means 24 that moves the slide ring 16 when the pressure of the air from the outside air passage 8 side decreases.
[0014]
In the sheet take-up shaft 1 having the above-described structure, when the winding core A is mounted on the take-up portion 3, air that has been pressurized to a required air pressure is sent to the outside air passage 8. The second piston 30 is pushed out by the air fed from 8 through the air passage 31 to the cylinder 29 of the unlocking portion 13, and the second piston 30 pushes the slide ring 16 to the vertical wall surface 15 c of the support ring 15. It is pressed down. Since the slide ring 16 is positioned against the vertical wall surface 15c, the locking claw 18 does not protrude outward from the height position of the outer peripheral surface of the outer peripheral ring 17, but in the guide hole 26. In this state, the core A is easily worn (FIG. 2 (A)).
After the winding core A is mounted, the pressure of the air sent into the external air passage 8 is adjusted to be lowered, and the air pressure in the cylinder 29 at the unlocking portion 13 is lowered, so the second piston 30 and the slide The ring 16 moves in the urging direction of the urging means 24, and the locking claw 18 is pushed up outward in the axial direction Y by the inclined portion 25 that moves in the urging direction. Projecting at the position of (2) and coming into contact with the inner peripheral surface of the core A (FIG. 2C).
[0015]
Air that has been adjusted to a required pressure in advance is sent to the internal air passage 9 in the hollow portion 6 of the shaft core 2 or when the locking by the locking claw 18 of the winding core A is completed. Air adjusted to pressure is sent in, and the first piston 14 is pushed upward in the axial direction Y by the expanded rubber tube 7, and the first piston 14 is supported by the support ring 15. In contact with the slidable contact state. In FIG. 2C, the expanded rubber tube 7 is indicated by a virtual line. In this state, the shaft core 2 is rotated, and the support ring 15 and the outer ring 17 together with the shaft core 2, that is, the rotational force transmitting portion 12 is rotated in a state of being integrated with the shaft core 2. Then, the winding of the sheet is started. Of course, the locking release portion 13 also rotates integrally with the shaft core 2. As described above, when the first piston 14 is slidably brought into contact with the support ring 15 and the winding tension becomes larger than a predetermined value during the winding of the sheet, the first piston 14 is in contact with the first piston 14. The support ring 15 is provided so as to cause slippage, and the sheet is under a state in which an excessive tension is applied to the sheet by reducing the number of rotations on the winding core A side with respect to the rotating shaft core 2. Is set so as not to be wound. Thus, since air is sent into the inner air passage 9 to expand the rubber tube 7 and the first piston 14 is brought into slidable contact with the support ring 15, the air pressure fed into the inner air passage 9. By adjusting the tension, it is possible to arbitrarily adjust the tension at the time of winding the sheet.
After stopping the rotation of the shaft core 2 and finishing the winding of the sheet, the air pressure of the inner air passage 9 is reduced and air adjusted to a required pressure is sent to the outer air passage 8. When air is fed into the cylinder 29, the second piston 30 pushes the slide ring 16, and the slide ring 16 moves in the direction opposite to the urging direction of the urging means 24. 2 is lowered toward the center side of 2, and the locked state of the core A is released. As a result, the core A itself on which the sheet is wound is free and may be removed from the winding portion 3 by being shifted.
[0016]
【The invention's effect】
According to the present invention described above, when the second piston of the locking release portion pushes the slide ring, the locking claw pushed upward by the slide ring moves toward the axial center side. In addition, the second piston that has pushed back the slide ring moves backward in the direction away from the slide ring, so that the slide ring advances toward the lock release part and pushes the lock pawl outward. With a simple configuration in which the locking claw can be moved in the axial direction, the core set on the take-up portion can be restrained and released, and the installation and removal of the core is extremely simple. Furthermore, since the first piston movable in the radial direction of the shaft core is slidably brought into contact with the support ring positioned around the shaft core, an excessive tension is applied to the sheet during winding. Even if it is added, slippage of the rotational force transmission part with respect to the shaft core occurs, winding can be performed without applying a tension higher than the setting to the seat, and further, by adjusting the pressure of the air that pushes up the first piston, It is possible to adjust the tension at the time of winding the sheet, and the effect is excellent in practicality.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing an example of a sheet winding shaft according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing a winding unit.
FIG. 3 is an explanatory view showing a rotational force transmitting portion in the axial cross-sectional direction.
FIG. 4 is an explanatory view showing an outer peripheral ring and a locking claw.
FIG. 5 is an explanatory view showing the cylinder block in the unlocking portion in the axial cross-sectional direction.
FIG. 6 is an explanatory view showing a locking claw and an inclined portion of a slide ring.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Sheet winding shaft 2 ... Shaft core 3 ... Winding part 6 ... Hollow part 7 ... Rubber tube 8 ... Outer air path 9 ... Inner air path 12 ... Rotational force transmission part 13 ... Lock release part 14 ... First Piston 15 ... support ring 16 ... slide ring 17 ... outer ring 18 ... locking claw 19 ... locking claw biasing means 20 ... cylinder 24 ... biasing means 25 ... inclined portion 26 ... guide hole 27 ... mounting groove 28 ... cylinder block 29 ... Cylinder 30 ... Second piston 31 ... Air passage X ... Shaft core longitudinal direction Y ... Shaft core radial direction A ... Winding core

Claims

In the sheet take-up shaft that winds the sheet with the winding core attached,
One or more shaft cores having inner and outer air passages of the inner air passage and the outer air passage in the hollow portion with a rubber tube disposed in the hollow portion extending in the longitudinal direction of the shaft as a boundary. A plurality of winding units arranged in the longitudinal direction of the shaft core,
Each of the winding parts has a rotational force transmitting part and an unlocking part,
The rotational force transmitting portion is disposed so as to be movable in a radial direction of the shaft core from a hollow portion to a cylinder penetrating outward from the shaft core, and is an extrusion of the rubber tube that is expanded by supplying air pressure to the inner air passage. A piston that moves outward in the axial direction of the shaft core, and a support ring that is rotatably arranged around the shaft core in correspondence with the piston, and that is slidably contacted with the piston that has moved outward in the axial direction of the shaft core And an inclined portion that is arranged around the support ring so as to be movable in the longitudinal direction of the shaft, is biased in one direction in the longitudinal direction of the shaft by the biasing means, and is inclined downward in the biasing direction at a plurality of locations on the outer periphery. A slide ring having a guide hole at a position corresponding to the inclined portion of the slide ring, the outer ring being connected to the support ring and rotatably disposed around the axis, and the inclined portion of the slide ring. The slide ring is arranged to be relatively movable A locking claw provided so as to be guided in the axial direction by the guide hole and projecting from the outer ring when moving in the biasing direction, and urging the locking claw toward the center of the shaft A locking claw biasing means that
Said unlocking portion, said shaft is arranged to face the slide ring and the axial longitudinal direction around the core, the outer air through the air passages through toward the axis outwardly from the hollow portion An annular cylinder block having a cylinder communicating with the passage, and a cylinder block of the cylinder block that is movably provided in the longitudinal direction of the axial center, and that resists the biasing means by supplying air pressure from the outside air passage side. A sheet take-up shaft comprising a second piston that is pressed and moved in a direction opposite to the urging direction.