JP4298843B2 - Counterweight for elevator - Google Patents
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B17/00—Hoistway equipment
- B66B17/12—Counterpoises
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、エレベーターのつり合いおもりに設置し、つり合いおもりの急停止時等に、おもりの飛上がりを防止するおもり押えに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は、エレベーターの全体構成を概略的に示す図である。図13に示すように、エレベーターの昇降路13上部の機械室14には巻上機(図示せず)が設置されており、この巻上機のメインシーブ15に吊り下げられた主索16の一端には乗りかご17が懸架されている。一方、主索16の他端にはつり合いおもり1が懸架されている。
【0003】
図14は、図13のX方向から見たつり合いおもり1の上部を示す図である。つり合いおもり1は、溝形鋼や軟鋼板などを溶接で接合して枠状に形成したつり合いおもり枠1aと、つり合いおもり枠1aに保持される複数枚のおもり2とを有している。
【0004】
つり合いおもり枠1aには、その左右端に上下方向に延びる一対の縦枠4が左右対称に設けられている。縦枠4はおもり2側に溝が形成された溝形鋼からなる。
【0005】
縦枠4の上下端には、軟鋼の厚板から形成された帯板状の横板5が横に溶接されている。縦枠4の上下端には、小形の端板6がそれぞれ溶接されている。また上側の横板5の中央には、接続板7が溶接されている。接続板7には、主索16が接続される。
【0006】
つり合いおもり1は、その縦枠4の外側に設けられたガイドローラー(図示せず)と係合する昇降路13に敷設された一対のガイドレール(図示せず)により上下方向に案内されている。つり合いおもり1は、メインシーブ15を回転させることにより、乗りかご17とともにつるべ式に昇降路13を上下移動する。
【0007】
また、左右の縦枠4、4の間には、複数のおもり2が配置されている。これらおもり2は、縦枠4の下端に溶接された横板(上側の横板6と略同一のもの)上に順に積み重ねられている。各おもり2の左右端には凸部が形成されており、各おもり2の凸部が縦枠4の溝部に遊嵌されている。おもり2の枚数は、かご17全体の重量に対応して調整される。
【0008】
ところで、つり合いおもり1には、エレベーターの急制動時または地震等により縦振動が生じた場合に、おもり2があばれないように押えるおもり押え100が設けられている。おもり押え100はボルト及びナット101を介してつり合いおもり1の縦枠4に固定され、その下面102で最上段のおもり2の上面を押え付ける構成となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、つり合いおもり1のおもり2として安価に製作可能な鋳物製のおもりを用いた場合には、おもり2の厚さ寸法の精度の悪さ、またはおもり2の表面の凸凹により、複数枚積重ねた場合、最上段のおもり2の上面が縦枠4の長手方向と直角(床面に対して水平)とはならない場合が多い(図15の二点鎖線参照)。
【0010】
このような場合に従来のおもり押え100を用いると、図15に示すように、おもり押え100とおもり2の接する部分の片側に隙間ができ、一点での接触となってしまう。
【0011】
このような状態では、エレベーター走行時の振動によりおもり2が揺れてしまい、騒音を発生させる場合もある。また、エレベーターの急制動時や地震等の縦振動により、おもり2の片方が飛び上がり、おもり押え100に衝撃的に衝突することによりおもり押え100がずれてしまう可能性があり、この場合、復旧作業に手間がかかる。
【0012】
本発明は、上記実状に鑑みなされたものであり、おもりの形状精度が悪い場合でも、おもりが容易に動かないよう複数点または面で押え付けることができるおもり押えを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、上下方向に延びる一対の縦枠と、前記一対の縦枠間に配置されるとともにその両端が各縦枠にそれぞれ遊嵌されるおもりと、前記おもりを少なくとも上下方向に関して前記縦枠に対して固定するための一対のおもり押えと、を備えたエレベーター用のつり合いおもりにおいて、前記各おもり押えは、前記おもりの奥行き方向に関して互いに異なる位置で、前記おもりに接触して前記おもりを押え付ける第1の押付部材及び第2の押付部材を含み、前記第1及び第2の押付部材は、前記おもりとの接触面の上下方向に関する位置を、互いに独立して調整可能となっており、前記第1の押付部材は、縦枠の前記おもりの奥行き方向に関して前記縦枠の一側に固定されるとともに前記縦枠に対して上下方向に関して位置調整が可能な第1の金具であって、前記おもりを押え付けるための下方に突設された突起からなる押付部を有する第1の金具からなり、前記第2の押付部材は、縦枠の前記おもりの奥行き方向に関して前記縦枠の他側に固定されるとともに前記縦枠に対して上下方向に関して位置調整が可能な第2の金具であって、下方に突設された突起からなる前記おもりを押え付けるための押付部を有する第2の金具からなり、前記第1及び第2の金具は互いに重なり合う部分を有し、前記第1及び第2の金具の互いに重なり合う部分にはそれぞれ孔が形成され、前記第1及び第2の金具は前記孔に挿通されるボルトにより互いに結合され、前記第1及び第2の金具の孔の少なくとも一方は上下方向が長手方向となる長孔となっていることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の第1乃至第4の実施形態に係るつり合いおもりは、従来技術に対しておもり押えの部分のみが異なり、他の部分の構成は同一である。第1乃至第4の実施形態において、従来技術と同一部分については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0016】
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態について説明する。図1乃至図3は、本実施形態に係るおもり押え3Aの構成を詳細に示す図である。なお、従来技術を説明する図15のおもり押え100を本実施形態に係るおもり押え3Aに置換した場合に、図15のA−A断面に相当する部位を表示する図が図1、図15の領域Bに相当する部位を詳細に示す図が図2、図15の矢印C方向からおもり押えを見た図が図3、である。
【0017】
なお、以下、説明の簡略化のため、おもり2の長手方向すなわちおもり2の幅方向(図1及び図2における左右方向、図3の紙面法線方向)を左右方向と言い、おもり2の奥行き方向(図1及び図2における上下方向、図3の左右方向)を前後方向と言う(図4乃至図12においても同じ)。
【0018】
従来技術の説明においても述べたように、各おもり2の左右端には凸部2aが形成されている。両縦枠4の溝部4aは互いに対向しており、各おもり2の左右方向両端の凸部2aは、両縦枠4の溝部4aにそれぞれ遊嵌されている(図1参照)。
【0019】
左右の縦枠4にはそれぞれ、おもり押え3Aが取り付けられている。なお、つり合いおもり1は略左右対称の構成を有し、両縦枠4に取り付けられるおもり押え3Aは互いに同一のものであるため、以下、そのうち一方についてのみ説明することとする。
【0020】
おもり押え3Aは、縦枠4に取り付けられる金具30A,30Bを有する。特に図1に詳細に示すように、金具30A,30Bは略コの字状に曲げ加工されている。
【0021】
なお、以下の説明において、金具30A,30Bのコの字をなす各面のうち、図1おいて左側に位置し図1の上下方向に延びる部分を第1部分31、図1において右側に位置し図1の上下方向に延びる部分を第3部分33、第1部分と第3部分とを連結するとともに図1の左右方向に延びる部分を第2部分32ということとする。また、縦枠4のうち、図1において左側に位置し図1の上下方向に延びる面を第1部分41、縦枠4の部分のうち、図1において上側に位置し図1の左右方向に延びる部分を第2部分42、図1において下側に位置し図1の左右方向にに延びる部分を第3部分43ということとする。なお、後に説明する第2乃至第4の実施形態においても、これらの用語は同様の定義で用いられる。
【0022】
金具30Aの第1部分31と第2部分32とが接続される角部には、弧状の凸部34が形成されており、これにより、金具30Aの第1部分31と第2部分32とが、縦枠4の第1部分41及び第2部分42とにそれぞれ密接できるようになっている。
【0023】
なお、金具30Bも金具30Aと同形に曲げ加工されているが、金具30Bの第1部分31と第3部分33との距離が、金具30Aにおける第1部分31と第3部分33との距離に対して板厚分だけ大きくなっている。
【0024】
金具30A,30Bは、図1に詳細形状が示される座面が段付状に形成された特殊形状の座金8を介して、固定用のボルト9及び固定用のナット10により、縦枠4に固定されている。ボルト9及びナット10をゆるめることにより、金具30A,30Bの上下方向の位置を調整することができる。金具30Aは、縦枠4の前側部分に固定され、金具30Bは、縦枠4の後側部分に固定されている。金具30A,30Bの第3部分33は、後に詳述されるように共締めされ、これにより剛性を高めている。
【0025】
特に図3に詳細に示すように、金具30A,30Bの第3部分33は、第2部分32から遠い側が切り欠かかれており、これにより金具30A,30Bの第3部分33には、第2部分32側に、下方に突出する突起35が形成されている。
【0026】
これらの金具30A,30Bの第3部分33同士は、おもり2側において互いに重ねられている。金具30A,30Bの第3部分33には、孔36、37がそれぞれ形成されている。金具30A,30Bのいずれか一方の孔(本例では金具30Bの孔37)は、図4に示すように長孔となっている。他方の孔は、長孔でも正円の孔でもよい。これらの孔36,37には結合用のボルト11が挿通されており、ボルト11及びこれと螺合する結合用のナット12により、金具30A,30Bが互いに結合される。
【0027】
このように形成された金具30A,30Bは、金具30A,30Bのいずれか一方に長孔が形成されているため、金具30A,30Bの上下方向に関する相対位置を自在に調節することができる。このため、最上段のおもり2の上面が縦枠4と直角(床面と水平)となっていなかった場合においても、金具30A,30Bを上下方向に関して段差を付けて取り付けることができる。
【0028】
また、金具30A,30Bの第3部分33の下面が切欠かれていることにより、おもり2の前後方向に関して両端部分で、金具30A,30Bのそれぞれ1箇所、計2箇所でおもりを押え付けることができる。このため、最上段のおもり2の上面が水平面に対して傾斜している場合でも、金具30A,30Bにより隙間なくしっかりとおもり2を押えることができる。
【0029】
なお、本実施形態においては、金具30A,30Bの下部を切欠くことにより金具30A,30Bに突起18を形成したが、金具30A,30Bに溶接等により部材を接合することにより突起35を設けてもよい。
【0030】
[第2の実施形態]
次に、図4乃至図6を参照して第2の実施形態について説明する。図4、図5及び図6は、第1の実施形態の説明で参照した図1、図2及び図3にそれぞれ対応する図である。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一部分については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0031】
図4、図5及び図6に示すように、本実施形態に係るおもり押え3Bは、おもり2を押し付けるための金具50と、この金具50を支持するための基材としてのコの字形の金具30C,30Dと、を有している。
【0032】
金具30C,30Dの全体形状及び金具30C,30Dを縦枠4に固定する手法は、第1の実施の形態の金具30A,30Bのそれと略同一である。以下、金具30A,30Bとの相違部分について説明する。
【0033】
まず、金具30C,30Dの第3部分の下面には、第1の実施の形態の金具30A,30Bに設けられていた突起34は設けられていない。
【0034】
また、コの字形の金具30Cの第3部分33には、上下方向に間隔をおいて形成された一対の孔36a,36bが形成されており、同様に、金具30Dの第3部分333には、上下方向に間隔をおいて形成された一対の孔37a,37b(これらの孔36a,36b、37a,37bは挿通されるボルト11の径に対応した径の真円である)が形成されている。
【0035】
次に金具50について説明する。金具50は、金具30Dの第3部分33に密接する鉛直部分51と、鉛直部分51と直交する方向に延びる水平部分52とを有する。そして、この水平部分52の底面が最上段のおもり2を押える押付面となっている。
【0036】
また、特に図6に示すように、金具50には、その前後方向(図6左右方向)中央部に上下方向が長手方向となる長孔53が形成されている。また、金具50には、長孔53の上方に、長孔53の真上の位置を基準として図6左右方向に対称に延びる長孔54が形成されている。すなわち長孔53の長手方向と長孔54の長手方向とは、互いに直交する関係にある。
【0037】
金具30C,30Dの第3部分33の下側に設けられた孔36b,37bと、金具50の下側に設けられた長孔53には、ボルト11bが挿通されている。金具30C,30Dの上側に設けられた孔36a,37aと、金具50の上側に設けられた長孔54にも同様に、ボルト11aが挿通されている。金具30C,30Dは、これら結合用のボルト11a,11bとこれらにそれぞれ螺合する結合用のナット12a,12bを用いて共締めされる。
【0038】
ここで、金具50に長孔53、54が設けられているため、金具50の底面の、水平面に対する傾斜角度を調整することができる。このため、例えば、最上段のおもり2の上面が縦枠4と直角(床面と水平)となっていなかった場合においても、面接触でおもりを押え付けることができ、隙間なくしっかりおもりを押えることができる。
【0039】
なお、上記実施形態においては、金具50に形成された孔は縦方向及び横方向にそれぞれ延びる長孔53、54であったが、これに代えて、一方の孔例えば下の孔を真円の孔とするとともに他方の孔(この場合上の孔)を前記真円の孔を中心とする円弧状の長孔としてもよい。この場合も、同様の作用を持たせることができる。
【0040】
また、上記実施形態においては、金具50を支持するための基材として、互いに結合されるコの字形の金具30C,30Dを用いたが、これに限定されるものではなく、金具50を支持するための基材は、縦枠4に上下方向に位置調節可能に固定できるものならば、他の構成のものを用いてもよい。
【0041】
[第3の実施形態]
次に、図7乃至図9を参照して第3の実施形態について説明する。図7、図8及び図9は、第1の実施形態の説明で参照した図1、図2及び図3にそれぞれ対応する図である。なお、第3の実施形態において、第2の実施形態と同一部分については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0042】
図8、図9及び図10に示すように、本実施形態に係るおもり押え3Cは、おもり2を押し付けるための一対のボルト57,58と、ボルト57,58を支持するための支持具としての金具50Aと、金具50Aを支持する基材としてコの字形の金具30C,30D(第2の実施形態の金具30C,30Dと全く同一のもの)と、を有している。
【0043】
金具50Aは、第2の実施形態に係る金具50と略同一の全体形状を有する。以下、金具50Aと金具50との相違点について説明する。金具50Aには、第2の実施形態の金具50に設けられていた長孔53,54に代えて、真円の孔55、56が形成されている。従って、金具50自体の傾斜角度を調整することはできない。
【0044】
金具50Aの前後方向(図9左右方向)両端には、雌ネジが形成されたネジ孔59a,59bが形成されており、ネジ孔59a,59bにはボルト57、58がそれぞれ螺合している。ボルト57、58の先端は、最上段のおもり2の上面に当接する。
【0045】
従って、最上段のおもり2の上端面が縦枠4と直角(床面と水平)となっていなかった場合においても、金具50Aのネジ孔に取り付けられたボルト57、58の締め込み量を調節することにより、おもり2の上面の前後方向(奥行き方向)端部を2点で押え付けることができ、隙間なくしっかりおもりを押えることができるようになる。
【0046】
なお、上記実施形態においては、コの字形の金具30C,30Dと金具50Aが別体に形成されボルト結合されているが、これに限定されるものではなく、金具50Aが金具30C若しくは金具30Dと一体的に形成されていてもよい。
【0047】
[第4の実施形態]
次に、図10乃至図12を参照して第4の実施形態について説明する。図10、図11及び図12は、第1の実施形態の説明で参照した図1、図2及び図3にそれぞれ対応する図である。
【0048】
図10乃至図12に示すように、本実施形態に係るおもり押え3Dは、おもりを押し付けるための金具80すなわち押え金具と、一対の金具70A,70Bと、一対のネジ棒91、92とを有する。
【0049】
金具70A、70Bは、縦枠4の長手方向(上下方向)の中央部より上部において、縦枠4の第3部分43の前面及び第2部分42の後面にそれぞれ取り付けられている。金具70A、70Bは、縦枠4から左右方向におもり2側に向かって突出している。金具70A、70Bは、上側から見た場合、おもり2の凸部2aを、前後方向両側から挟む位置に配置されている。金具70A、70Bのおもり2側の先端には、孔71、72がそれぞれ形成されている。
【0050】
金具80は、最上段おもり2の上に配設されている。金具80は、最上段おもり2の凸部2aの上を横切るように配置され、金具80の前後方向の長さは、おもり2の凸部2aの前後方向長さより大きい。金具80の前後方向両端は、上側から見た場合、おもり2の凸部2aからはみ出しており、その部分すなわち金具80の両端部には、孔81、82が形成されている。
【0051】
ネジ棒91、92の上下端には、雄ネジが形成されている。ネジ棒91は、金具70Aの孔71とその直上部にある金具80の孔81に挿通されている。ネジ棒91の下側のネジ部には、ナット93a,93bが螺合し、ナット93a,93bは金具80をその上下両面から締め付けている。ネジ棒91の上側のネジ部には、ナット94a,94bが螺合し、金具80をその上側から締め付けているなお、上側のナット94bはナット94aのゆるみ止めの役割を果たす。
【0052】
同様に、ネジ棒92は、金具70Bの孔72とその直上部にある金具80の孔82に挿通されており、ネジ棒91と同様にナット93a,93b、94a,94bと螺合することにより、金具80と金具70Bとを互いに結合している。
【0053】
このため、例えば、最上段のおもり2の上端面が縦枠4と直角(床面と水平)となっていなかった場合においても、ナット94a,94bの締め込み量を調節してネジ棒91,92による締結長さ(金具80と金具70A若しくは金具70Bとの距離を意味する)を変化させることにより、金具80の傾斜角度を調節することができる。このため、金具80の底面すなわち押付面をおもり2に面接触させた状態でおもり2を金具80により押え付けることができ、隙間なくしっかりおもり2を押えることができるようになる。
【0054】
また、かごの仕様によりかごの重量が変化し、つり合いおもりのおもり量が変化した場合においても、長いのネジ棒91、92を用意しておけば、金具80の位置を容易に調整することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、おもりを確実に保持することができるため、おもり揺れによる騒音の発生や、急制動を行う場合や縦振動が発生した場合でもおもりの移動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるつり合いおもりの第1の実施形態を示す図であって、つり合いおもり縦枠とこれに係止されるおもり押えを拡大して示す図。
【図2】図1に示すおもり押えの前面図。
【図3】図1に示すおもり押えの側面図。
【図4】本発明によるつり合いおもりの第2の実施形態を示す図であって、つり合いおもり縦枠とこれに係止されるおもり押えを拡大して示す図。
【図5】図4に示すおもり押えの前面図。
【図6】図4に示すおもり押えの側面図。
【図7】本発明によるつり合いおもりの第3の実施形態を示す図であって、つり合いおもり縦枠とこれに係止されるおもり押えを拡大して示す図。
【図8】図7に示すおもり押えの前面図。
【図9】図7に示すおもり押えの側面図。
【図10】本発明によるつり合いおもりの第4の実施形態を示す図であって、つり合いおもり縦枠とこれに係止されるおもり押えを拡大して示す図。
【図11】図10に示すおもり押えの前面図。
【図12】図10に示すおもり押えの側面図。
【図13】エレベーター昇降路を概略的に示す図。
【図14】従来のつり合いおもりの上部を示す正面図。
【図15】図14に示すおもり押えの側面図。
【符号の説明】
1 つり合いおもり
2 おもり
3A,3B,3C,3D おもり押え
4 縦枠
30A 第1の金具
30B 第2の金具
30C,30D、70A,70B 基部
30A、57 第1の押付部材
30B、58 第2の押付部材
33 互いに重なり合う部分
37 長孔
50A ボルト保持具
57 第1のボルト
58 第2のボルト
50、80 押付部材
53 押付部材の第1の長孔
54 押付部材の第1の長孔
91、92 ネジ軸(ネジ棒)[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a weight presser that is installed on a counterweight of an elevator and prevents the weight from jumping up when the counterweight is suddenly stopped.
[0002]
[Prior art]
FIG. 13 is a diagram schematically showing the overall configuration of the elevator. As shown in FIG. 13, a hoisting machine (not shown) is installed in the
[0003]
FIG. 14 is a view showing the upper part of the
[0004]
The
[0005]
On the upper and lower ends of the
[0006]
The
[0007]
A plurality of
[0008]
By the way, the
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, when a weight made of a casting that can be manufactured at low cost is used as the
[0010]
If the
[0011]
In such a state, there is a case where the
[0012]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a weight presser that can be pressed at a plurality of points or surfaces so that the weight does not move easily even when the shape accuracy of the weight is poor. .
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention comprises a pair of vertical frames extending in the vertical direction, a weight disposed between the pair of vertical frames and having both ends loosely fitted to the vertical frames, and the weight. In a counterweight for an elevator provided with a pair of weight pressers for fixing to the vertical frame at least in the vertical direction, the weight pressers are at positions different from each other in the depth direction of the weight. Including a first pressing member and a second pressing member that contact and press the weight, wherein the first and second pressing members are positioned independently of each other in the vertical direction of the contact surface with the weight. has become adjustable, the first pressing member about the vertical direction is fixed to one side of the vertical frame with respect to the depth direction of the weight of the vertical frame to the vertical frame A first metal fitting that can be adjusted in position, the first metal fitting having a pressing portion that is a protrusion projecting downward to press the weight, and the second pressing member A second fitting that is fixed to the other side of the vertical frame with respect to the depth direction of the weight of the frame and can be adjusted in position with respect to the vertical frame in the vertical direction, and includes a protrusion protruding downward. The second metal fitting has a pressing portion for pressing the weight, and the first and second metal fittings have overlapping portions, and the overlapping portions of the first and second metal fittings each have a hole. The first and second metal fittings are coupled to each other by a bolt inserted into the hole, and at least one of the holes of the first and second metal fittings is a long hole whose vertical direction is the longitudinal direction. characterized in that it has It is.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. Note that the counterweights according to the following first to fourth embodiments are different from those of the prior art only in the part of the weight presser, and the other parts have the same configuration. In the first to fourth embodiments, the same parts as those in the prior art are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
[0016]
[First Embodiment]
First, the first embodiment will be described. 1 to 3 are views showing in detail the configuration of the
[0017]
In the following, for simplification of description, the longitudinal direction of the
[0018]
As described in the description of the prior art, convex portions 2 a are formed on the left and right ends of each
[0019]
A weight presser 3 </ b> A is attached to each of the left and right
[0020]
The weight presser 3 </ b> A includes
[0021]
In the following description, among the respective U-shaped surfaces of the
[0022]
An arc-shaped
[0023]
The metal fitting 30B is also bent in the same shape as the metal fitting 30A, but the distance between the
[0024]
The
[0025]
In particular, as shown in detail in FIG. 3, the
[0026]
The
[0027]
Since the
[0028]
In addition, since the lower surface of the
[0029]
In the present embodiment, the protrusions 18 are formed on the
[0030]
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. 4, FIG. 5, and FIG. 6 correspond to FIG. 1, FIG. 2, and FIG. 3, respectively, referred to in the description of the first embodiment. Note that in the second embodiment, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
[0031]
As shown in FIGS. 4, 5, and 6, the weight retainer 3 </ b> B according to the present embodiment includes a bracket 50 for pressing the
[0032]
The overall shape of the
[0033]
First, the
[0034]
Further, the
[0035]
Next, the metal fitting 50 will be described. The metal fitting 50 includes a
[0036]
In particular, as shown in FIG. 6, the metal fitting 50 is provided with a
[0037]
[0038]
Here, since the
[0039]
In the above embodiment, the holes formed in the metal fitting 50 are the
[0040]
In the above embodiment, the
[0041]
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment will be described with reference to FIGS. 7, FIG. 8, and FIG. 9 are diagrams corresponding to FIG. 1, FIG. 2, and FIG. 3, respectively, referred to in the description of the first embodiment. Note that in the third embodiment, the same portions as those in the second embodiment are denoted by the same reference numerals, and redundant description will be omitted.
[0042]
As shown in FIGS. 8, 9, and 10, the weight presser 3 </ b> C according to the present embodiment is a pair of
[0043]
The metal fitting 50A has substantially the same overall shape as the metal fitting 50 according to the second embodiment. Hereinafter, the difference between the metal fitting 50A and the metal fitting 50 will be described. In the metal fitting 50A,
[0044]
Screw holes 59a and 59b formed with female screws are formed at both ends in the front-rear direction (left-right direction in FIG. 9) of the metal fitting 50A, and
[0045]
Therefore, even when the upper end surface of the
[0046]
In the above embodiment, the
[0047]
[Fourth Embodiment]
Next, a fourth embodiment will be described with reference to FIGS. 10, FIG. 11 and FIG. 12 are diagrams respectively corresponding to FIG. 1, FIG. 2 and FIG. 3 referred to in the description of the first embodiment.
[0048]
As shown in FIGS. 10 to 12, the
[0049]
The
[0050]
The
[0051]
Male screws are formed on the upper and lower ends of the
[0052]
Similarly, the
[0053]
Therefore, for example, even when the upper end surface of the
[0054]
In addition, even when the weight of the car changes depending on the specifications of the car and the weight of the counterweight changes, if the
[0055]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the weight can be securely held, the generation of noise due to the weight swing, the movement of the weight is suppressed even when sudden braking or longitudinal vibration occurs. be able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a first embodiment of a counterweight according to the present invention, and is an enlarged view showing a counterweight vertical frame and a weight presser locked to the counterweight vertical frame;
FIG. 2 is a front view of the weight presser shown in FIG.
3 is a side view of the weight presser shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a diagram showing a second embodiment of a counterweight according to the present invention, and is an enlarged view of a counterweight vertical frame and a weight presser locked thereto.
FIG. 5 is a front view of the weight presser shown in FIG. 4;
6 is a side view of the weight presser shown in FIG. 4. FIG.
FIG. 7 is a view showing a third embodiment of a counterweight according to the present invention, and is an enlarged view showing a counterweight vertical frame and a weight presser locked to the counterweight vertical frame;
8 is a front view of the weight presser shown in FIG. 7. FIG.
9 is a side view of the weight presser shown in FIG. 7. FIG.
FIG. 10 is a diagram showing a fourth embodiment of a counterweight according to the present invention, and is an enlarged view showing a counterweight vertical frame and a weight presser locked to the counterweight vertical frame;
11 is a front view of the weight presser shown in FIG.
12 is a side view of the weight presser shown in FIG.
FIG. 13 is a diagram schematically showing an elevator hoistway.
FIG. 14 is a front view showing an upper portion of a conventional counterweight.
15 is a side view of the weight presser shown in FIG. 14;
[Explanation of symbols]
1
Claims (1)
前記各おもり押えは、前記おもりの奥行き方向に関して互いに異なる位置で、前記おもりに接触して前記おもりを押え付ける第1の押付部材及び第2の押付部材を含み、
前記第1及び第2の押付部材は、前記おもりとの接触面の上下方向に関する位置を、互いに独立して調整可能となっており、
前記第1の押付部材は、縦枠の前記おもりの奥行き方向に関して前記縦枠の一側に固定されるとともに前記縦枠に対して上下方向に関して位置調整が可能な第1の金具であって、前記おもりを押え付けるための下方に突設された突起からなる押付部を有する第1の金具からなり、
前記第2の押付部材は、縦枠の前記おもりの奥行き方向に関して前記縦枠の他側に固定されるとともに前記縦枠に対して上下方向に関して位置調整が可能な第2の金具であって、下方に突設された前記おもりを押え付けるための突起からなる押付部を有する第2の金具からなり、
前記第1及び第2の金具は互いに重なり合う部分を有し、前記第1及び第2の金具の互いに重なり合う部分にはそれぞれ孔が形成され、前記第1及び第2の金具は前記孔に挿通されるボルトにより互いに結合され、前記第1及び第2の金具の孔の少なくとも一方は上下方向が長手方向となる長孔となっていることを特徴とする、エレベーター用のつり合いおもり。A pair of vertical frames extending in the vertical direction, a weight disposed between the pair of vertical frames and having both ends loosely fitted in the vertical frames, and the weight fixed to the vertical frame at least in the vertical direction In a counterweight for an elevator equipped with a pair of weight pressers for
Each of the weight pressers includes a first pressing member and a second pressing member that contact the weight and press the weight at positions different from each other with respect to the depth direction of the weight,
The first and second pressing members can adjust the position of the contact surface with the weight in the vertical direction independently of each other ,
The first pressing member is a first fitting that is fixed to one side of the vertical frame with respect to the depth direction of the weight of the vertical frame and that can be adjusted in the vertical direction with respect to the vertical frame, A first metal fitting having a pressing portion formed of a protrusion projecting downward to press the weight;
The second pressing member is a second fitting that is fixed to the other side of the vertical frame with respect to the depth direction of the weight of the vertical frame and that can be adjusted in position in the vertical direction with respect to the vertical frame, A second fitting having a pressing portion made of a protrusion for pressing the weight projecting downward;
The first and second metal fittings have portions that overlap each other, holes are formed in the portions of the first and second metal fittings that overlap each other, and the first and second metal fittings are inserted through the holes. A lift weight for an elevator, which is connected to each other by a bolt and at least one of the holes of the first and second metal fittings is a long hole whose vertical direction is the longitudinal direction .
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