JP2013006699A - Support structure of elevator rail - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、エレベーターのレールにおいて、特に鋼板を折り曲げて成形した鋼板成形レールの支持構造に関するものである。 The present invention relates to a support structure for a steel sheet forming rail formed by bending a steel sheet in an elevator rail.
従来のエレベーターでは、かごおよび釣合おもりが昇降路内に設置したガイドレールによって支持されている。ガイドレールは、建物側に設けたブラケットとレールクリップを介して昇降路内に固定される。このレールクリップによる固定間隔が鉛直方向に長くなると、地震による、かごおよび釣合おもりの水平荷重により、レールが大きくたわみ、レールの曲げ強度を保てなくなる可能性がある。そこで、レールの固定間隔を鉛直方向に長くする前のレールに比べて、レールの曲げ剛性を上げるために断面積を大きくしたレールを使用してレールの断面2次モーメントを大きくする必要があるが、レールのコスト増大を招く問題があった。この問題を解決する従来技術として、建物に固定されたブラケットから、昇降路の鉛直方向に延びる梁を設け、梁の上下端にレールクリップを設けるガイドレールの支持構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。 In a conventional elevator, a car and a counterweight are supported by guide rails installed in a hoistway. The guide rail is fixed in the hoistway through brackets and rail clips provided on the building side. If the fixing interval by the rail clip becomes longer in the vertical direction, the rail may be greatly bent due to the horizontal load of the car and the counterweight due to the earthquake, and the bending strength of the rail may not be maintained. Therefore, in order to increase the bending rigidity of the rail, it is necessary to use a rail having a large cross-sectional area and to increase the cross-sectional secondary moment of the rail compared to the rail before the rail fixing interval is lengthened in the vertical direction. There was a problem that caused an increase in the cost of the rail. As a conventional technique for solving this problem, a guide rail support structure is known in which a beam extending in the vertical direction of a hoistway is provided from a bracket fixed to a building, and a rail clip is provided on the upper and lower ends of the beam (for example, Patent Document 1).
特許文献1における従来のエレベーターレールの支持構造では、ブラケットから上下方向にレール固定間隔の1/3程度離れた2箇所の位置でレールをレールクリップで支持しており、レールの支持間隔を従来の構成よりも狭くできるため、水平荷重を受けるレールのたわみを抑えることができる。よって、レールの断面2次モーメントを上げた断面積の大きなレールを用いる必要がないため、レール自体のコストアップを招くことはない。
In the conventional elevator rail support structure disclosed in
しかしながら、従来のブラケット構造から、昇降路の鉛直方向に延びる梁を新たに設置する必要があり、部品点数の増加によるコストアップを招く。さらに、ブラケットから離れた上下位置でレールを支持することから、従来の構成に比べてブラケットには大きな曲げモーメントが発生する。この曲げモーメントによるブラケットの曲げ変形を抑制するために、従来のブラケットに対して板厚を増やすことにより、曲げ剛性を強化する対策が必要となり、さらにコストアップの要因となる。 However, it is necessary to newly install a beam extending in the vertical direction of the hoistway from the conventional bracket structure, resulting in an increase in cost due to an increase in the number of parts. Furthermore, since the rail is supported at a vertical position away from the bracket, a larger bending moment is generated in the bracket than in the conventional configuration. In order to suppress the bending deformation of the bracket due to the bending moment, it is necessary to take measures to strengthen the bending rigidity by increasing the plate thickness with respect to the conventional bracket, which further increases the cost.
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、鋼板を折り曲げてT字状に成形したガイドレール(以下、鋼板成形レールと呼ぶ)を用いる簡易なレール支持構造により、レールのたわみを抑制し、レールとレール支持部材のコスト削減を実現することを目的とするものである。 The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and a simple rail support structure using a guide rail (hereinafter referred to as a steel plate forming rail) formed by bending a steel plate into a T shape, The object is to reduce the cost of the rail and the rail support member by suppressing the deflection.
この発明に係るエレベーターレールの支持構造は、U字状の成形部分を含む鋼板成形レールと、鋼板成形レールを支持するブラケットとを有するエレベーターレールの支持構造において、鋼板成形レールを構成する一つの面と、ブラケットの一つの面とが、鋼板成形レールの頭部方向と鋼板成形レールのレール軸方向で決定される面の面内で互いにその表面同士が面接触するように設定されているものである。 An elevator rail support structure according to the present invention is an elevator rail support structure having a steel plate forming rail including a U-shaped forming portion and a bracket for supporting the steel plate forming rail, and one surface constituting the steel plate forming rail. And one surface of the bracket is set such that the surfaces thereof are in surface contact with each other within the plane determined by the head direction of the steel plate forming rail and the rail axial direction of the steel plate forming rail. is there.
この発明によれば、鋼板成形レールのフランジ部分をブラケットに面接触で拘束することにより、レールクリップ支持点でのレールの傾きを抑制できるため、ブラケット構造を大幅に変更することなく、レールの曲げ変形を小さくできる。そのため、断面積の大きなレールを用いることなくレールの曲げ強度を保つことができる。さらに、ガイドレール自体を、圧延や押し出しによる鋼製レールの代わりに、鋼板を折り曲げてレール形状を構成した安価な鋼板成形レールに置き換えられるため、レールコストを削減できる。 According to this invention, since the inclination of the rail at the rail clip support point can be suppressed by restraining the flange portion of the steel sheet forming rail to the bracket by surface contact, it is possible to bend the rail without significantly changing the bracket structure. Deformation can be reduced. Therefore, the bending strength of the rail can be maintained without using a rail having a large cross-sectional area. Furthermore, since the guide rail itself can be replaced with an inexpensive steel sheet forming rail formed by bending a steel sheet instead of a steel rail by rolling or extrusion, the rail cost can be reduced.
実施の形態1.
実施の形態1について、以下、図を用いて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1におけるレール支持構造を示す説明図、図2は、レール支持構造の展開図、図3は、図1を下(Z軸のマイナス方向)から見た水平面内図である。なお、図13、図14は、本発明との比較のために示した図で、従来のレール支持構造の斜視図とZ軸のマイナス方向から見た水平面内図である。
The first embodiment will be described below with reference to the drawings.
1 is an explanatory view showing a rail support structure according to
従来のレール支持構造について、まず図13を用いて説明する。かごおよび釣合おもり(図示せず)は、それぞれ左右に設けたレール1に沿って、上下に走行する。レール1は、建物側に設けた梁(図示せず)を介して、ブラケット2で支持される。ブラケット2は、昇降路内で所定の間隔をもって上下方向に複数設置される。ブラケット2とレール1は、レールクリップ3によって連結される。以上において、レールの軸方向をZ、Z軸と垂直な水平面内で、レール1と対向しているもう一方のレールに向かう方向をX、X軸、Z軸と互いに直角な方向をYとする。
A conventional rail support structure will be described with reference to FIG. A car and a counterweight (not shown) travel up and down along
レールクリップによる連結の詳細について図14を用いて説明する。レール1の断面は、概略T字で構成されており、レール頭部(図中のA部分)をかごおよび釣合おもりのガイド装置(図示せず)が摺動する。また、レールフランジ(図中のB部分)は、ブラケット2と接触しており、レールクリップ3でブラケット2と連結される。レールクリップ3がレール1を保持する力は、ボルト4で適正に管理される。
Details of the connection by the rail clip will be described with reference to FIG. The cross section of the
もし、地震や非常止め動作により、かごおよび釣合おもりがX−Yの水平面内に力を受けると、レールは、図13のX軸方向(左右方向)、Y軸方向(前後方向)に加振力を受ける。この場合、図15に示すように加振力Pを受けてレールは水平方向に変形し、レールの塑性変形や上記ガイド装置のレールからの脱落が生じないように、ブラケット2の上下設置間隔を狭くするか、断面積の大きなレールを用いてレールの水平変位を抑制している。
If the car and counterweight receive a force in the XY horizontal plane due to an earthquake or emergency stop action, the rail will be applied in the X-axis direction (left-right direction) and Y-axis direction (front-back direction) in FIG. Receive vibration. In this case, as shown in FIG. 15, the rail is deformed in the horizontal direction by receiving the excitation force P, and the vertical installation interval of the
従来の設計では、ブラケット2およびレールクリップ3で支持されたレール1は、レールクリップ3を支点として並進変位を拘束するものの、回転に対しては自由支持されるとしている。しかしながら、図13で示すように、L字状に構成されたブラケット2は、レールのフランジ背面と面接触しているため、Y軸まわりの回転は、ある程度抑制される。そのため、レールの変形は回転自由支持の状態に比べて小さくなる。
In the conventional design, the
一方、X軸まわりの回転に対しては、ブラケット2でレール1の回転を抑制するものはなく、図16に示すようにレールクリップ3のみでレール1の動きを抑えるため、依然としてX軸まわりの回転は抑制されない。
On the other hand, there is no
本実施例では、このX軸まわりの回転を抑制する効果的な方法を、鋼板成形レールを用いて実現している。本実施例のレール支持構造について、図1を用いて説明する。レール10は、鋼板を折り曲げてT字状に成形した鋼板成形レールであり、レール頭部(図中のA部)を構成する部分は、鋼板の折り曲げによりU字形状となっており、レールの内部が中空となっている。またレールフランジ部(鋼板成形レールのU字形状を構成する部分以外の部分。以下同様)の中央部 (図中のC部)は開いた状態になっている。
In the present embodiment, an effective method for suppressing the rotation around the X axis is realized by using a steel plate forming rail. The rail support structure of the present embodiment will be described with reference to FIG. The
鋼板成形レール10は、図13と同様の構成で、レールクリップ3を介してブラケット2に固定されている。図1を展開した部品図は図2であり、ブラケット2には、図13と異なり、ブラケット中央部分に凸部2aが形成されている。凸部2aは、ブラケット2と一体成形されていてもよいし、凸部2aと別個に成形したブラケット2に溶接あるいはボルトで固定されていてもよい。
The steel
次に、凸部2aの機能について図3を用いて説明する。凸部2aは、鋼板成形レール10の中空部分(図中のD部)に密着するように挿入される。鋼板成形レール10を構成する面のうち、中空部分Dの内側面を形成する面と、ブラケット2の凸部2aの外側面とは、X軸方向(鋼板成形レール10の頭部方向)及びZ軸方向(鋼板成形レール10のレール軸方向)で決定される面の面内で互いにその表面同士が面接触するように設定されている。これにより、鋼板成形レール10がY軸方向の荷重を受けて、Y軸方向に変形しようとすると、凸部2aが鋼板成形レール10のX軸まわりの回転を抑制するため、図16に示すようなY軸方向のレール変形を抑制することができる。
Next, the function of the
このように、鋼板成形レール10を用いることで、従来構成のレールクリップ3と、従来構成のブラケットに凸部2aのみを加えたブラケット2により、従来のレール構成では抑制できなかったX軸まわりの回転を、従来の構成を大幅に変更することなく抑制できる。これにより、断面積の大きなレールの使用やブラケット間隔の短縮を行う必要がなくなるため、レールおよびレール支持部材のコスト増大を招くことなく、水平荷重に対するレールの曲げ強度を確保できる。
Thus, by using the steel
実施の形態2.
実施の形態2について、以下、図を用いて説明する。
本実施の形態2のレール支持構造の一例を図4に示す。図において、鋼板成形レール10の形状は、図1と異なり、レールフランジ端(レールフランジ部の形状中心部分に対する外周端部分)で鋼板成形レールのX軸方向に折り返された面が付加された形状(この折り返された面の部分を以下、折り返し部と呼ぶ)となっている。レールクリップ3は、図1ではYZ平面内に設置されていたのに対し、図4では、XZ平面内に設置される。
The second embodiment will be described below with reference to the drawings.
An example of the rail support structure of the second embodiment is shown in FIG. In the figure, the shape of the steel
次に、ブラケット2の構成について、図5を用いて説明する。ブラケット2は、一対の溝型形状部材で構成されており、図17で示す鋼板を折り曲げて溝型形状としている。鋼板成形レール10のレールフランジ端に設けた前記折り返し部が、ブラケット2の溝底面(図17の斜線で示すE部)と面接触する(図6中のF部)。
Next, the configuration of the
次に締結部分の詳細を図6に示す。鋼板成形レール10のレールフランジ端における上記折り返し部は、ボルト4でブラケット2の溝底面に締結されたレールクリップ3で固定され、ブラケット2の溝底面と面接触する。また、鋼板成形レール10のフランジ背面は、ブラケット2の溝形状断面と接触する。
Next, the detail of a fastening part is shown in FIG. The folded portion at the end of the rail flange of the steel
鋼板成形レール10がY方向の水平荷重を受けて変形しようとすると、レールフランジ端の折り返し部とブラケット2の溝底面が面接触しており動きが拘束されるため、レール支持点であるブラケット2において、X軸まわりの回転が抑制される。これにより、断面積の大きなレールの使用やブラケットの上下間隔を変更することなく、レールの曲げ強度を確保できる。
When the steel
実施の形態3.
実施の形態3について、以下、図を用いて説明する。
本実施の形態のレール支持構造を図7に示す。鋼板成形レール10の形状は、図4と異なり、レールフランジ端で折り返し部がレール頭部の逆側に90度折り返されている(図中の斜線で示すG部)。レールクリップ3は、図4と同様にXZ平面内に設置される。
The third embodiment will be described below with reference to the drawings.
A rail support structure of the present embodiment is shown in FIG. The shape of the steel
次に、ブラケット2の構成について、以下、図8を用いて説明する。ブラケット2は、図5と同様に、一対の溝型形状部材で構成されており、鋼板成形レール10のフランジ端部に設けた折り返し部が、ブラケット2の溝底面と面接触する。
Next, the configuration of the
また、締結部分の詳細を図9に示す。鋼板成形レール10のフランジ端における折り返し部は、ボルト4でブラケット2の溝底面に締結されたレールクリップ3で固定され、ブラケット2の溝底面と面接触する。また、鋼板成形レール10のフランジ背面は、ブラケット2の溝形状断面と接触する。
Moreover, the detail of a fastening part is shown in FIG. The folded portion at the flange end of the steel
この図におけるレールクリップ3は、図6のレールクリップと異なる形状であるL字形状に構成され、レールフランジ部の2面(上記フランジ背面および折り返し部)と対向して設置されている。このレールクリップのL字形状により、鋼板成形レールがX軸方向(レール頭部方向に同じ)に変位して、ブラケット2から離れようとする動きを抑制できる。
The
また、鋼板成形レール10がY方向の水平荷重を受けて変形しようとすると、レールフランジ端における折り返し部とブラケット2の溝底面の間が面接触で動きが拘束されるため、レール支持点であるブラケット2において、X軸まわりの回転が抑制される。これにより、断面積の大きなレールの使用やブラケットの上下間隔を変更することなく、レールの曲げ強度を確保できる。
Further, when the steel
図5で示すブラケット構成に対し、本構成のブラケット2は単純な溝型形状であるため、汎用の溝型鋼材や単純な板の折り曲げで構成できる。そのため、レール支持構造のコストを抑制することができる。
In contrast to the bracket configuration shown in FIG. 5, the
なお、ブラケット構造は、図8に示す溝型形状に限定するものではなく、図10で示す一対のアングル材(L字形状部材)や、図11で示す単体の溝型部材、図12で示す角パイプ材としても良い。これらのブラケット形状は、従来のブラケット形状であるL字形状部材(図13)がX−Y面内の板のみでX軸まわりのねじりを受けるのに対し、X−Z面でもねじりを受ける構成となるため、X軸まわりの回転に対するブラケットのねじり剛性が強くなる。よって、Y軸方向のレール水平変形を抑制する効果がさらに高められる。そのため、水平荷重に対するレール曲げ強度をより向上できる。 The bracket structure is not limited to the groove shape shown in FIG. 8, but a pair of angle members (L-shaped members) shown in FIG. 10, a single groove member shown in FIG. 11, and FIG. It may be a square pipe material. These bracket shapes are configured so that the L-shaped member (FIG. 13), which is a conventional bracket shape, receives torsion around the X axis only by the plate in the XY plane, but also receives torsion in the XZ plane. Therefore, the torsional rigidity of the bracket with respect to the rotation around the X axis is increased. Therefore, the effect of suppressing rail horizontal deformation in the Y-axis direction is further enhanced. Therefore, the rail bending strength with respect to the horizontal load can be further improved.
また、レールフランジ端に設ける折り返し部(図7の斜線で示すG部)をレール頭部に対して逆側に設けているため、Y軸まわりのレール断面2次モーメントが図4のレール断面に比べて大きくなる。そのため、同じレール重量であってもX軸方向の荷重に対するレ
ール曲げ強度をさらに高めることができる。
In addition, since the folded portion provided at the end of the rail flange (G portion indicated by the hatching in FIG. 7) is provided on the opposite side to the rail head, the rail moment of inertia about the Y axis is in the rail cross section of FIG. Compared to larger. Therefore, the rail bending strength with respect to the load in the X-axis direction can be further increased even with the same rail weight.
実施の形態4.
実施の形態4について、以下、図を用いて説明する。
本実施の形態のレール支持構造を図18に示す。鋼板成形レール10とレールクリップ3の形状は、図1と同様であるが、ブラケット2の構成が異なっている。ブラケット2は、図1がL字状に構成されているのに対し、概略コ字状で構成されている。
The fourth embodiment will be described below with reference to the drawings.
A rail support structure of the present embodiment is shown in FIG. The shapes of the steel
ブラケット2の構成について、以下、図19を用いて説明する。ブラケット2は、1枚の鋼板を折り曲げて構成しており、鋼板成形レール10のU字形状の中空部分に対応して、ブラケットの中央部分が凸状に折り曲げられて一体成形で構成されている。
The configuration of the
締結部分の詳細を図20に示す。ブラケット中央の凸状折り曲げ部は、鋼板成形レール10のU字形状の中空部分に密着するように挿入されている。また、鋼板成形レール10は、ボルト4でブラケット2に締結されたレールクリップ3で固定される。
Details of the fastening portion are shown in FIG. The convex bent portion at the center of the bracket is inserted so as to be in close contact with the U-shaped hollow portion of the steel
鋼板成形レール10がY軸方向の水平荷重を受けて変形しようとすると、ブラケット中央の凸状折り曲げ部が鋼板成形レールの内面と面接触して動きが拘束されるため、実施の形態1と同様の効果が得られる。さらに、ブラケット2は、1枚の鋼板を折り曲げて構成したものであるため、実施の形態1で示した凸部2aをブラケットと固定するための溶接やボルト締結などの工程が不要となり、安価なブラケット構成とすることができる。
When the steel
実施の形態5.
本実施の形態のブラケット2の構成について、図21を用いて説明する。なお、鋼板成形レール10とレールクリップ3の形状は、図18と同様である。ブラケット2の概略の形状は、実施の形態4の構成である図19と同様である。しかしながら、図19が1枚の鋼板でブラケット2を構成しているのに対し、本実施例では図22に示すように、2枚の鋼板2b、2cを面対称に向き合わせた状態で配置しており、各鋼板2b、2cは、Z字形状に折り曲げられている。
Embodiment 5 FIG.
The structure of the
また、締結部分の詳細を図22に示す。対称面で向かい合うブラケット2b、2cの面は、鋼板成形レール10のU字形状の中空部分に密着するように挿入されている。即ち、ブラケット2b、2cのそれぞれの一部は、対称面で向かい合った状態で、鋼板成形レール10のU字形状の中空部分に密着する凸部とされている。なお、2つのブラケット2b、2cは、互いに面接触するように配置しているが、隙間を設けてブラケット2を構成してもよい。
Details of the fastening portion are shown in FIG. The surfaces of the
鋼板成形レール10がY軸方向の水平荷重を受けて変形しようとすると、鋼板成形レール10のU字形状の中空部分に挿入されたブラケット2b、2cの部分が鋼板成形レールの内面と面接触して動きが拘束されるため、実施の形態4と同様の効果が得られる。また、ブラケット2b、2cは、実施の形態4で示すブラケット形状よりも、より簡単な折り曲げ構成であり、さらに面対称の形状であるため、部品の種類を増やすことなく、実施の形態4よりも安価なブラケットとすることができる。
When the steel
実施の形態6.
実施の形態6について、以下、図を用いて説明する。
本実施の形態のレール支持構造を図23に示す。鋼板成形レール10とレールクリップ3の形状は、図1と同様である。ブラケット2は、図1と同様に概略L字形状の構成となっている。
Embodiment 6 FIG.
The sixth embodiment will be described below with reference to the drawings.
A rail support structure of the present embodiment is shown in FIG. The shapes of the steel
次に、ブラケット2の構成について、以下、図24を用いて説明する。ブラケット2は、実施の形態5と同様に、2枚の鋼板2d、2eで構成されているが、折り曲げる方向と折り曲げ箇所が異なっている。ブラケット2d、2eは、図26で示す鋼板を折り曲げて構成している。図中の斜線で示すH部が、向かい合わせとなるように配置される。
Next, the configuration of the
また、締結部分の詳細を図25に示す。図26の斜線部で示すH部が、鋼板成形レール10のU字形状の中空部分に密着するように挿入されている。即ち、ブラケット2d、2eのそれぞれの一部(H部)は、対称面で向かい合った状態で、鋼板成形レール10のU字形状の中空部分に密着する凸部とされている。また、鋼板成形レール10のU字形状の中空部分に挿入されているブラケット2d、2eのH部の高さ(Z軸方向の長さ)は、中空部分に挿入されていないブラケット2d,2eの他の部分の高さ(Z軸方向の長さ)よりも高く(長く)なっている。なお、ブラケット2d、2eにおいて、図24の斜線で示すH部は互いに面接触してもよいし、離れて設置してもよい。
Details of the fastening portion are shown in FIG. 26 is inserted so as to be in close contact with the U-shaped hollow portion of the steel
鋼板成形レール10がY方向の水平荷重を受けて変形しようとすると、鋼板成形レール10のU字形状の中空部分に挿入されたブラケット2d、2eの部分が鋼板成形レールの内面と面接触して動きが拘束されるため、実施の形態4と同様の効果が得られる。また、本構成は、従来のブラケットと同じ概略L字形状であるため、ブラケットを従来と同じ方法で固定でき、据付が容易である。さらに、鋼板成形レールの中央部に挿入される板の高さが、実施の形態4、5よりも長いことから、レールのX軸まわりの回転を抑制する効果がより高められる。
When the steel
1 レール、2 ブラケット、3 レールクリップ、4 ボルト、10 鋼板成形レール。 1 rail, 2 bracket, 3 rail clip, 4 bolt, 10 steel plate forming rail.
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