JP4298452B2 - 風車翼内の排水機構 - Google Patents

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Description

本発明は、風力発電用風車などの風車に用いられる風車翼内の排水機構に関する。
例えば風力発電に用いられるプロペラ型風車などの風車の翼は軽量化などの理由から内部が空洞の中空に形成されており、仕様、環境などによって翼内部に水が侵入してしまうことがある。そのため、翼の先端部には、回転方向と反対の側に開口する小さな排水孔が設けられ、内部の水を、風車の回転による遠心力により、翼の先端部に移動させ、排水孔を通じて外に排出するようになされている。
しかしながら、上記のような排水機構では、風車の回転が停止しているときに、上記の排水孔を通じて翼内部に水が侵入してしまうおそれがある。そのため、排水孔のサイズは小さく設計されるが、あまりに小さく設計すると、翼内部の水が排出されにくくなり、翼内の水が回転起動段階において翼の重量バランスをくずし、風車の起動性を損なわせてしまうことになる。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、風車の翼内に溜まった水を回転による遠心力で翼先端の排水孔から効果的に排出することができながら、排水孔を通じた外からの水の侵入も効果的に防ぐことができ、しかも、それを簡素な機構で実現することができる風車翼内の排水機構を提供することを課題とする。
上記の課題は、中空の風車翼内に溜まった水を、風車の回転による遠心力で翼先端側に移動させ、該翼先端部に設けられた排水孔を通じて外に排出するようになされた風車翼内の排水機構であって、
前記排水孔を開閉する開閉材と、排水孔を閉じるように該開閉材を付勢する付勢手段とが備えられ、前記開閉材が、風車の回転による溜まった水の遠心力で付勢手段の付勢力に抗して排水孔を開き、排水後、水の遠心力から開放されて付勢手段の付勢力により排水孔を閉じるようになされていることを特徴とする風車翼内の排水機構によって解決される。
この排水機構では、風車が回転していないときには、排水孔は開閉材で閉じられた状態となっていて、排水孔を通じた外からの水の侵入が阻止される。他の経路などを通じて翼内に侵入して溜まった水については、風車が回転を開始すると、翼内の水が、遠心力により翼先端側に移動していき、付勢手段の付勢力に抗して開閉材を動し、排水孔を開いて外に排出されていく。水が排出されてしまうと、開閉材は水の遠心力から開放されて付勢手段の付勢力によって排水孔を再び閉じ、排水孔を通じた外からの水の侵入が阻止される。従って、排水孔サイズを小さくしなくとも、排水孔を通じて外から水が侵入することはなく、そのため、風車の翼内に溜まった水を回転による遠心力で翼先端の排水孔から効果的に排出することができながら、排水孔を通じた外からの水の侵入も効果的に防ぐことができる。
そして、開閉材と付勢手段と風車の回転による翼内に溜まった水の遠心力で上記のような制御が自ら行われる構成となされているので、簡素な機構でそれを実現することができる。
上記の排水機構において、翼に、風車の回転中に前記排水孔の出口を負圧にする切欠きが設けられると共に、該切欠きをカバーする切欠きカバーが設けられ、該切欠きカバーは、開閉材の動きに連動し、開閉材が排水孔を閉じたとき切欠きをカバーし、開閉材が排水孔を開いたとき切欠きを外に開放するようになされているとよい。
この場合は、風車の回転起動段階において開閉材が排水孔を開いて翼内の水を排出しているときに、切欠きカバーが切欠きを外に開放しているので、切欠きによる負圧の引張り作用によって翼内の水を外に効果的に排出することができる。
しかも、回転中、水の排出を終えると、開閉材は排水孔を閉じ、それに連動して切欠きカバーが切欠きをカバーするので、切欠きによる回転中の騒音発生と風車の回転効率の低下を防ぐことができる。
なお、上記の連動は、開閉材の動きを切欠きカバーに伝えて連動させる連動機構による連動に限らないが、そのような連動機構が採用されている場合には、切欠きカバーの上記のような動作を簡素な機構で実現することができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、風車の翼内に溜まった水を回転による遠心力で翼先端の排水孔から効果的に排出することができながら、排水孔を通じた外からの水の侵入も効果的に防ぐことができ、しかも、それを簡素な機構で実現することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示す第1実施形態の排水機構は、プロペラ型風車1についてのもので、翼2は、図1(イ)(ロ)に示すように、内部が空洞の中空に形成されていて、翼2の先端部には、風車1の回転方向aと反対方向に開口する排水孔3が設けられている。そして、翼2の内部には、この排水孔3を開閉する開閉材4と、付勢手段としてのバネ5が備えられている。
開閉材4は、その一端が翼2に枢着され、風車1が回転していないときには、図1(ロ)に示すように、バネ5の付勢力によって、排水孔3を閉じる位置に保持される。そして、風車1が回転し、図2(イ)に示すように、翼2の内部に溜まった水Wが遠心力で翼2の先端側に移動すると、図2(ロ)(ハ)に示すように、開閉材4は、水Wの遠心力を受け、バネ5の付勢力に抗して排水孔3を開く位置に回転変位し、図2(ニ)に示すように、水が排水されて、開閉材4が水の遠心力から開放されると、開閉材4は、バネ5の付勢力によって排水孔3を閉じる位置に復帰するようになされている。
また、本実施形態では、バネ5の付勢力は、風車の回転中といえども、開閉材4に水Wの遠心力が作用しない限りは、開閉材4が排水孔3を閉じる位置に保持されるような付勢力に設定されて、できる限り排水孔3が閉じられた状態に維持されるようになされていて、排水孔3に起因する騒音などが極力抑えられるようになされている。
上記の排水機構では、風車1が回転していないときには、図1(ロ)に示すように、排水孔3が開閉材4で閉じられた状態となっていて、排水孔3を通じた外からの水の侵入が阻止される。そして、他の経路などを通じて翼2内に侵入して溜まった水Wについては、風車1が回転を開始すると、遠心力で、図2(イ)〜(ハ)に示すように、翼2の先端側に移動し、排水孔3を開いて排水され、排出されてしまうと、図2(ニ)に示すように、排水孔3は閉じられ、排水孔3を通じた外からの水の侵入が阻止される状態に戻る。従って、排水孔3のサイズをあまり小さくしなくとも、排水孔3を通じて外から水が侵入することはなく、そのため、風車1の翼2内に溜まった水を回転による遠心力で翼2の先端の排水孔3から効果的に排出することができながら、排水孔3を通じた外からの水の侵入も効果的に防ぐことができる。
そして、上記の排水機構は、開閉材4とバネ5と風車の回転による翼2内に溜まった水Wの遠心力で上記のような制御を自ら行う構成となされているので、水の効果的な排出と水の効果的な侵入阻止を、簡素な機構で実現することができる。
図3及び図4に示す第2実施形態の排水機構は、翼2に、風車1の回転中に排水孔3の出口を負圧にする切欠き6が設けられている。そして、この切欠き6をカバーする切欠きカバー7が備えられ、この切欠きカバー7は、開閉材4の動きに連動し、開閉材4が排水孔3を閉じたとき切欠き6をカバーし、開閉材4が排水孔3を開いたとき切欠き6を外に開放するようになされている。本実施形態では、この連動のため、開閉材4の動きを切欠きカバー7に伝えて連動させる連動機構8が備えられており、該連動機構8は、例えば図示するように、切欠きカバー7と開閉材4とをワイヤー8aなどで連結して構成されているものなどからなり、切欠きカバー7の上記のような動作が簡素な機構で実現されるようになされている。
本実施形態の排水機構では、風車の回転起動段階において、図4(ロ)(ハ)に示すように、開閉材4が排水孔3を開いて翼2内の水Wを排出しているときに、切欠きカバー7が切欠き6を外に開放しているので、切欠き6による負圧の引張り作用で翼2内の水Wを外に効果的に排出していくことができる。しかも、回転中、水の排出を終えると、図4(ニ)に示すように、開閉材4は排水孔3を閉じ、それに連動して切欠きカバー7が切欠き6をカバーするので、切欠き6による回転中の騒音発生と風車1の回転効率の低下が防がれる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、本発明では、開閉材や付勢手段として種々の形態のものが採用されてよいし、開閉機能と付勢機能とを両方備えたものが採用されてもよい。また、本発明では、電気以外の他のエネルギーを産み出す風車であってもよいし、その他の風車であってもよい。また、プロペラ型風車に限らず、その他の水平軸型風車であってもよいし、垂直軸型風車であってもよいし、要は、翼の内部が中空で内部に溜まった水の排出を風車の回転による遠心力を利用して行うことができるような風車であればよい。
第1実施形態の排水機構を示すもので、図(イ)は翼の全体を示す一部断面正面図、図(ロ)は翼先端の拡大した断面正面図である。 図(イ)〜図(ニ)は排水機構の作動状態を示す断面正面図である。 第2実施形態の排水機構を示すもので、図(イ)は翼の全体を示す一部断面正面図、図(ロ)は翼先端の拡大した断面正面図である。 図(イ)〜図(ニ)は排水機構の作動状態を示す断面正面図である。
符号の説明
1…プロペラ型風車(風車)
2…翼
3…排水孔
4…開閉材
5…バネ(付勢手段)
6…切欠き
7…カバー

Claims (2)

  1. 中空の風車翼内に溜まった水を、風車の回転による遠心力で翼先端側に移動させ、該翼先端部に設けられた排水孔を通じて外に排出するようになされた風車翼内の排水機構であって、
    前記排水孔を開閉する開閉材と、排水孔を閉じるように該開閉材を付勢する付勢手段とが備えられ、前記開閉材が、風車の回転による溜まった水の遠心力で付勢手段の付勢力に抗して排水孔を開き、排水後、水の遠心力から開放されて付勢手段の付勢力により排水孔を閉じるようになされていることを特徴とする風車翼内の排水機構。
  2. 前記翼に、風車の回転中に前記排水孔の出口を負圧にする切欠きが設けられると共に、該切欠きをカバーする切欠きカバーが設けられ、該切欠きカバーは、開閉材の動きに連動し、開閉材が排水孔を閉じたとき切欠きをカバーし、開閉材が排水孔を開いたとき切欠きを外に開放するようになされている請求項1に記載の風車翼内の排水機構。
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