JP4298403B2 - 荷台及びその荷台を使用した運搬方法 - Google Patents

荷台及びその荷台を使用した運搬方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4298403B2
JP4298403B2 JP2003192050A JP2003192050A JP4298403B2 JP 4298403 B2 JP4298403 B2 JP 4298403B2 JP 2003192050 A JP2003192050 A JP 2003192050A JP 2003192050 A JP2003192050 A JP 2003192050A JP 4298403 B2 JP4298403 B2 JP 4298403B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage space
luggage
ultraviolet
lamp
loading platform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003192050A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005022577A (ja
Inventor
直也 本澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003192050A priority Critical patent/JP4298403B2/ja
Publication of JP2005022577A publication Critical patent/JP2005022577A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4298403B2 publication Critical patent/JP4298403B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷台及び荷台を使用した運搬方法に係る。特に、細菌、有害物質に汚染された荷物の運搬に好適な荷台及び荷台を使用した運搬方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
細菌や有害物質に汚染された荷物を運搬することがある。例えば、病院で廃棄処分に決まった医療機器を運搬することがある。また、病院で使用された医療機器を修理のためにメーカー工場に運搬することがある。
【0003】
これらの医療機器等は、患者の体液等が付着したり、有害な細菌に汚染されたり、その他の有害物質に汚染されていることが稀ではない。
従来、これらの医療機器等を運搬すると、荷受人が殺菌等の汚染除去作業をおこなっていた。しかし、業務の拡大と共に、運搬先での作業能力を超える汚染機器が搬入される様になっている。
また、運搬をする運搬員の安全をどの様に確保するかも重要な問題になっている。
特開平10−250378号公報では、オゾン発生器を備えたトラック様荷台が開示されている。しかし、その目的は荷室内の殺菌と脱臭であり、荷室に格納された荷物を殺菌するという重要な視点がぬけている。また、オゾンガスを荷室内に還流させる方法では、雰囲気の脱臭等には効果があるが、荷室の内壁や荷物の側面に付着した細菌にはあまり効果がない。それは、オゾンを含んだガスが荷室の内面に付着した細菌等に届かないためと考えられる。
【0004】
一方、紫外線単体の使用または紫外線とオゾンの併用は細菌に対し極めて高い殺菌能力を持つことが知られている。例として、紫外線とオゾンの細菌の殺菌能力を試験した試験の一事例を説明する。
直列に並べた一対の特殊高圧水銀ランプを空調を止めた幅3.2m×長さ7.5m×高さ2.5mの密閉室内に設け、一対の特殊高圧水銀ランプをその中間部を中心に水平に回転させ、10CFUの細菌を担持したアルミホイルをその回転中心から1m、2m、3m、4mの4測定点と部屋の角隅におき、3時間特殊高圧水銀ランプから紫外線を照射した。比較として菌への紫外線の照射を遮蔽したアルミホイルもおいた。
特殊高圧水銀ランプの性能は、ランプ中心から直角方向2mの位置での殺菌線照度が50μW/cm以上であり、紫外線の波長は酸素をオゾン化する波長である。密閉室内は、温度が22〜28度、湿度が30〜40%であった。
【0005】
このときの特殊高圧水銀ランプの紫外線の出力は1mから4mの範囲では0.104〜0.128mW/cmから0.007〜0.009mW/cmであり、オゾンガスの最大濃度は運転開始後、120〜210分の間で1.6〜2.3ppmであった。
その後、細菌を72時間培養し、細菌のコロニーの有無を調査したところ、紫外線とオゾンに暴露した場合、1mにおいたアルミホイルでは、表皮ブドウ球菌、MRSA、О−157、緑膿菌及び枯草菌の菌生残陰性が−となり、4mにおいたアルミホイルでは、表皮ブドウ球菌、MRSA、О−157及び緑膿菌の菌生残陰性が−で、枯草菌の菌生残陰性が+となり、角隅においたアルミホイルでは、О−157の菌生残陰性が−で、表皮ブドウ球菌、MRSA、枯草菌及び緑膿菌の菌生残陰性が+となった。また、オゾンのみに暴露した場合、すべての箇所のアルミホイルで、表皮ブドウ球菌、MRSA、О−157、緑膿菌及び枯草菌の菌生残陰性が+となった。
一方、温度が22〜28度、湿度が60〜80%の環境で10CFUの細菌を担持したアルミホイルを使用した比較試験をしたところ、オゾンのみに暴露した場合、全ての場所においたアルミホイルで、表皮ブドウ球菌、MRSA、О−157及び緑膿菌の菌生残陰性が−で、枯草菌の菌生残陰性が+となった。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−250378号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のごとく、有害物質に汚染されている荷物を、効率良く簡単に場所と時間をかけづに汚染除去する手段と方法とを提供したいという要請があった。特に細菌に汚染されている荷物を、効率良く簡単に場所と時間をかけづに汚染除去するのに好適な手段と方法とを提供したいという要請があった。
【0008】
本発明は以上に述べた問題点と発明者の上記知見に鑑み案出されたもので、従来の荷物の運搬方法にかわって、細菌その他の有害物質に汚染された荷物を、効率良く簡単に場所と時間をかけづに汚染除去するのに好適な手段と方法とを提供しようとする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る 荷物を運ぶための移動体のシャーシに搭載または牽引される荷台を、内部に荷物を格納可能な格納空間を持った箱状のフレームと、前記格納空間に紫外線を照射することの出来る紫外線ランプと該紫外線ランプを前記フレームに固定するランプ固定具とを有する紫外線照射機器と、を備えたたものとした。
【0010】
上記本発明の構成により、箱状のフレームが内部に荷物を格納可能な格納空間を持ち、紫外線照射機器の紫外線ランプが前記格納空間に紫外線を照射でき、紫外線照射機器のランプ固定具が該ランプを前記フレームに固定するので、荷物を前記フレームの前記格納空間に格納して、前記ランプ固定具に固定された前記紫外線ランプが紫外線を前記格納空間に照射すると、前記紫外線を荷物に当てることができ、荷物が細菌で汚染されている場合には荷物を滅菌処理または殺菌処理できる。
【0011】
さらに、本発明に係る荷台は、前記ランプ固定具が前記紫外線ランプの取り付け姿勢を調整可能である、のが好ましい。
上記本発明の構成により、前記ランプ固定具が前記紫外線ランプの取り付け姿勢を調整可能であるので、前記ランプの取り付け姿勢を調整して、ランプが紫外線を放射する方向を調整できる。
【0012】
さらに、本発明に係る荷台は、前記ランプ固定具が前記紫外線ランプを前記格納空間の天井部に固定し、前記フレームが荷物を前記格納空間の底部に搭載可能になっている、のが好ましい。
上記本発明の構成により、前記ランプ固定具が前記紫外線ランプを前記格納空間の天井部に固定し前記フレームが荷物を前記格納空間の底部に搭載可能になっているで、荷物を前記格納空間に搭載するのに紫外線ランプが邪魔にならず、紫外線を荷物の上部にあてることができる。
【0013】
さらに、本発明に係る荷台は、前記紫外線ランプの放射した紫外線を格納空間の内側に反射させる反射面を持った反射部材を、備えるのが好ましい。
上記本発明の構成により、前記反射部材の反射面が、前記紫外線ランプの放射した紫外線を格納空間の内側に反射させるので、より多くの紫外線を荷物に当てることができる。
【0014】
さらに、本発明に係る荷台は、前記反射部材が、前記反射面の向きを調整可能な姿勢調整機構を有する、のが好ましい。
上記本発明の構成により、前記反射部材の姿勢調整機構が、前記反射面の向きを調整可能なので、反射させた紫外線を荷物に当てる様に調整することが可能になる。
【0015】
さらに、本発明に係る荷台は、前記紫外線の波長が酸素をオゾン化する波長である、のが好ましい。
上記本発明の構成により、前記紫外線の波長が酸素をオゾン化する波長であるので、格納空間中の雰囲気にオゾンが発生する。
【0016】
さらに、本発明に係る荷台は、前記格納空間に湿気を加えることのできる加湿機を、備えるのが好ましい。
上記本発明の構成により、加湿機が前記格納空間に湿気を加えられるので、格納空間の雰囲気の湿度を調整して、滅菌処理または殺菌処理を促進できる。
【0017】
さらに、本発明に係る荷台は、前記格納空間が進行方向に長い略直方体であり、前記フレームが前記格納空間の側部を開放可能な開閉扉を持つ、のが好ましい。
上記本発明の構成により、前記格納空間が進行方向に長い略直方体であり、前記フレームの開閉扉が前記格納空間の側部を開放可能であるので、格納空間を密閉・開放することが容易で、また、開閉扉が側部を開放すると、荷物の積み込み、積み下ろしを荷役機械を使用して容易にできる。
【0018】
また、上記目的を達成するため、本発明に係る荷物を運搬する移動体を、上記荷台のうちのひとつをシャーシに搭載または牽引するものとした。
【0019】
上記本発明の構成により、移動体のシャーシに上記荷台のうちのひとつを搭載または牽引するので、移動体は上記作用を奏することができる。
【0020】
また、上記目的を達成するため、本発明に係る荷物の運搬方法を、上記のうちの一つの荷台を準備する荷台準備工程と、荷物を荷台に格納する荷物格納工程と、移動体が荷台を積載または牽引して移動中に紫外線照射機器を作動させる汚染除去工程と、を備える、ものとした。
【0021】
上記本発明の構成により、荷台準備工程で上記のうちの一つの荷台を準備し、荷物格納工程で荷物を荷台に格納し、汚染除去工程で移動体が荷台を積載または牽引して移動中に紫外線照射機器を作動させるので、移動体が荷物を運搬中に、紫外線を荷物に照射でき、荷物が細菌で汚染されている場合、運搬中に効率のよい滅菌または殺菌作業ができる。
【0022】
また、上記目的を達成するため、本発明に係る有害物質に汚染された荷物の運搬方法を、荷物を格納する格納空間を持つ箱状のフレームを有し移動体のシャーシに積載または牽引される荷台を準備する荷台準備工程と、前記格納空間に荷物を格納する荷物格納工程と、移動体が荷台を積載または牽引して移動中に格納空間に格納された荷物の汚染除去作業をする汚染除去工程と、を備えたものとした。
【0023】
上記本発明の構成により、荷台準備工程で荷物を格納する格納空間を持つ箱状のフレームを有し移動体のシャーシに積載または牽引される荷台を準備し、荷物格納工程で前記格納空間に荷物を格納し、汚染除去工程で移動体が荷台を積載または牽引して移動中に格納空間に格納された荷物の汚染除去作業をするので、移動体が荷物を運搬中に、荷物の汚染の除去作業を行なうことができ、運搬中に効率のよい汚染除去作業ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態に係る荷台とその荷台を牽引または積載する移動体の構造を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0025】
図1は、本発明の好ましい実施形態に係る移動体と荷台の側面図である。図2は、本発明の好ましい実施形態に係る紫外線照射機器の部分図である。図3は、本発明の好ましい実施形態に係る移動体と荷台の背面断面図その1である。図4は、本発明の好ましい実施形態に係る移動体と荷台の背面断面図その2である。図5は、本発明の好ましい実施形態に係る移動体と荷台の配線系統図である。
移動体1は、荷物を運搬するものであり、例えば、自動車、列車、飛行機、船舶等である。自動車には、トラック、コンテナ牽引車等がある。
【0026】
移動体1は、シャーシ2と運転台3と荷台4とで構成される。
シャーシ2は、移動体1の基本構造体である。移動体1がトラックの場合、シャーシ2は運転台3と荷台4とを乗せる車輪を持ったラダー構造体である。
移動体1がコンテナ車である場合、シャシー2は牽引車の構造体であり、荷台4はコンテナである。また、移動体がコンテナ船である場合、シャシー2は船舶であり、荷台4はコンテナである。また、移動体が飛行機である場合、シャシー2は飛行機本体であり、荷台4は飛行機用コンテナである。
【0027】
荷台4は、フレーム10と紫外線照射機器20と反射部材60と加湿器70とをで構成される。
フレーム10は内部に荷物を格納可能な格納空間Hを持った箱状の構造体である。例えば、フレーム10は、格納空間Hを囲う底板11と前板12と後板13と上部梁構造14と左右一対の開閉扉とを有する。
床板11は、格納空間Hの下部を覆う構造であって、所定の厚みを持ったトラックの進行方向に長い四辺形の床構造である。
前板12は、格納空間Hの前部を覆う構造であって、床板11の前辺から上方に立ち上がる所定の厚みをもった四辺形の壁構造である。
後板13は、格納空間Hの後部を覆う構造であって、床板11の後辺から上方に立ち上がる所定の厚みをもった四辺形の壁構造である。
上部梁構造14は、前板12の上辺中央と後板13の上辺中央を繋ぐ梁構造である。
【0028】
開閉扉は、例えば、格納空間Hの側部を解放する扉であり、下部開閉扉15と上部開閉扉16とで構成される。
下部開閉扉15は、格納空間Hの側部の下方約1/3〜1/4を覆う構造であり、所定の厚みを持った四辺形の壁構造であり、床板の横縁に下部ヒンジ17で結合する。下部開閉扉15は、下部ヒンジ17を回転中心として下方に揺動可能である。
上部開閉扉16は、格納空間Hの上面の約1/2と側面の約2/3〜3/4を囲う板構造であり、逆L字の断面をもち、上部梁構造14に上部ヒンジ18で結合する。上部開閉扉16は、上部ヒンジ18を回転中心として上下に揺動可能である。
下部開閉扉15が下部ヒンジ17を回転中心として下方の倒れ、上部開閉扉16が上部ヒンジ18を回転中心として上方へ跳ね上がると、格納空間Hの側面のほぼ全てと上面の一方の側の半分が開放される。
下部開閉扉15が下部ヒンジ17を回転中心として上方の起きて起立し、上部開閉扉16が上部ヒンジ18を回転中心として下方へ跳ね下がり、下部開閉扉15の上辺と上部開閉扉16の下辺とが重なると、格納空間Hの側面のほぼ全てと上面の一方の側の半分が閉じられる。
【0029】
ゴム製のシール部材19が、下部開閉扉15の下辺と床板11の側辺との当接部、下部開閉扉15の前辺と前板12の側辺との当接部、及び下部開閉扉15の前辺と後板13の側辺との当接部に設けられ、開閉扉が閉じた時のシールをしている。
また、ゴム製のシール部材19が、上部開閉扉16の上辺と上部梁構造14との当接部、上部開閉扉16の前辺と前板12の側辺との当接部、上部開閉扉16の後辺と後板13の側辺との当接部、及び上部開閉扉16の下辺と下部開閉扉15の上辺との当接部に設けられ、開閉扉が閉じた時のシールをしている。
【0030】
紫外線照射機器20は、紫外線を照射できる機器であり、紫外線ランプ21とランプ固定具30と電源系40と配管系50とで構成される。
紫外線ランプ21は、格納空間Hに紫外線を照射できるランプであり、例えば、特殊高圧水銀ランプである。
紫外線ランプ21が、酸素をオゾン化する波長を持った紫外線を放射するのが好ましい。例えば、その波長は184.9nmや253.7nmである。
【0031】
ランプ固定具30は、紫外線ランプ21をフレーム10に固定する器具である。ランプ固定具30は、前記紫外線ランプの取り付け姿勢を調整可能であるのが好ましい。また、ランプ固定具30は、紫外線ランプ21を格納空間Hの天井部に固定するのが好ましい。例えば、一対のランプ固定具30が、紫外線ランプ21をフレーム10の上部梁構造14の下面の前後に固定される。
例えば、ひとつの紫外線ランプ21が格納空間Hの前部に配置され、他のひとつの紫外線ランプ21が格納空間Hの後部に配置される。
ランプ固定具30は、固定具座31と固定具首32と基部フランジ33と先端フランジ34と安全ケージ35とで構成される。
固定具座31は、フレーム10の上部梁構造14の下面に固定され、下部に回転ヒンジを持つ。
固定具首32は、固定具座31の回転ヒンジに回転自在に固定される。回転具首32は回転ヒンジを中心に揺動し、所定の揺動角度αをロックすることができる。
基部フランジ33と先端フランジ34とが、紫外線ランプ21の棒状の形態の両端を支持するものであり、円形状の蓋である。
安全ケージ35は、紫外線ランプ21を破損等から守り、また作業員等を高温の紫外線ランプ21から守るためのものである。安全ケージ35は、基部フランジ33と先端フランジ34の外縁に設けられた鳥カゴ状の柵である。
後述する接触安全マイクロスイッチ49が先端フランジ34に内蔵される。物体が安全ケージ35に触れると、ノルマルクローズ形式の接触安全マイクロスイッチ49がオープンする様になっている。
【0032】
電源系40は、紫外線ランプ21を電気駆動し紫外線を放射させるための電気回路であって、ダイナモ41とバッテリー42とインバーター43と安定器44と電源回路45とオンスイッチ46とオフスイッチ47と作動ランプ48と接触安全マイクロスイッチ49とで構成される。
ダイナモ41は、移動体1のエンジンにより駆動される直流発電機である。ダイナモ41は、エンジンに標準で装備されているものよりも発電容量の大きなものである。
バッテリー42は、直流電気を蓄積するためのものであり、ダイナモ41の発電した直流電気を蓄電する。
インバーター43は、直流電源を交流電源に変換するためのものであり、バッテリー42の出力する直流電気を入力し、交流電気を出力する。
安定器44は、紫外線ランプ21を駆動するドライバであり、インバーター43の出力した交流電気を入力し、紫外線ランプ21を駆動する駆動電気を出力する。
【0033】
電源回路45は、インバーター43の電気を負荷へ供給するための標準的回路であり、電源ランプと空冷ファンとNFBとで構成される。
オンスイッチ46は、電源回路45からの電気を安定器44へ供給するためのスイッチである。オンスイッチ46を押すと、自己保持回路が作動し、安定器44へ電源を供給する。
オフスイッチ47は、電源回路45からの安定器44への電気の供給を遮断するスイッチである。オフスイッチ47を押すと、自己保持回路が開放され、安定器44への電気の供給が停止する。
作動ランプ48は、紫外線の照射が行われていることを知らせるためのランプである。電気が安定器44へ供給されているときに、作動ランプ48が点灯する。
接触安全マイクロスイッチ49は、物体が安全ケージ35に触れると紫外線の照射を停止するスイッチである。物体が安全ケージ35に触れると、ノルマルクローズ形式の接触安全マイクロスイッチ49がオープンになり、前述の自己保持回路が開放され、安定器44への電気の供給が停止する。
【0034】
配管系50は、電源系40を空冷するための配管であり、吸気配管51と収納ケース52と排気ファン53とで構成される。
吸気配管51は、収納ケース52へ冷却用空気を導入する配管である。雨中を走行中に水飛沫をすいこまない様に、空気の取り入れ口を高い位置へくるように配置する。
収納ケース52は、インバーター43と安定器44を収納する容器である。収納ケース52は、密閉した防止構造であり、例えば、移動体1のシャーシ2に固定される。
排気ファン53は、インバーター43と安定器44から出た熱を外部へ放出するためのファンである。排気ファン53は収納ケース52に設けられる。
【0035】
反射部材60は、紫外線ランプ21の放射した紫外線を格納空間Hの内側に反射させる反射面を持った部材であり、天井部反射部材61と側部上部反射部材62と側部下部反射部材63と前部反射部材64と後部反射部材(図示せす)と姿勢調整機構65とで構成される。
天井部反射部材61は、格納空間Hの天井部に設けられ、反射面を下にむけた板状またはフィルム状の部材である。
側部上部反射部材62は、格納空間Hの側部の上部に設けられ、反射面を水平方向に向けた板状またはフィルム状の部材である。
側部下部反射部材63は、格納空間Hの側部の下部に設けられ、反射面を水平方向に向けた板状またはフィルム状の部材である。
前部反射部材64は、格納空間Hの前部に設けられ、反射面を概略後方向に向けた板状またはフィルム状の部材である。
後部反射部材は、格納空間Hの後部設けられ、反射面を前方向に向けた板状またはフィルム状の部材である。
【0036】
姿勢調整機構65は、天井部反射部材61と側部上部反射部材62と側部下部反射部材63と前部反射部材64と後部反射部材の反射面の向きを調製可能な機構である。姿勢調整機構65により各反射面の向きを調製し、紫外線ランプ21から放射された紫外線を荷物5の所望の箇所に照射することができる。
図3と図4は、いわゆるウイングボデー形式のフレーム10に反射部材60を設けた例を示している。天井部反射部材61が左右一対の部材に分かれ、各々の側部上部反射部材62が上下一対の部材に分かれており、一つの天井部反射部材61と2つの側部上部反射部材62が、上部開閉扉16の内面に設けられ、側部下部反射部材63が下部開閉扉15の内面に設けられるのが示されている。
【0037】
加湿器70は、格納空間Hに湿気を加えることのできる機器であり、フレーム10の内側に設けられる。
紫外線ランプ21の紫外線が酸素をオゾン化することができる場合、加湿器70が格納空間Hの湿度をあげると、格納空間Hでのオゾンによる滅菌処理または殺菌処理を促進できる。
加湿器70は、荷物の搭載位置に湿気を供給できる様に、その姿勢または位置を調整可能であるのが好ましい。
【0038】
次に、本発明の好ましい実施形態に係る荷台とその荷台を牽引または積載する移動体を使用した運搬方法を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図6は、本発明の好ましい実施形態に係る移動体と荷台の運用図である。
細菌で汚染されている荷物を病院7から工場8へ運搬する場合を例に説明する。
移動体は、ウイング形式のトラックである場合を例に説明する。
【0039】
荷物の運搬方法は、荷台準備工程と荷物格納工程と汚染除去工程と荷物降ろし作業とで構成される。
(荷台準備工程)
荷物準備工程は、移動体1のシャーシ2に積載または牽引される荷台3を準備する工程である。荷台3は、荷物を格納する格納空間Hを持つ箱状のフレーム10を有する。本事例では、荷台3はトラックのシャーシー2の積載され固定されている。
トラック1が病院7へ行く。
(荷物格納工程)
荷物格納工程は、格納空間Hに荷物を格納する工程である。
病院7から荷物5(例えば、使用した医療機器)を引き取る。使用した医療機器は細菌で汚染されている可能性がある。
荷物5をパレット6へ乗せる。トラック1の開閉扉を開放し、パレット6ごと荷物5をフレーム10の格納空間Hに格納する。この際にフォークリフト等の荷役機械を使用し、荷物に触れない様にする。
開閉扉を閉止する。
【0040】
(汚染除去工程)
汚染除去工程は、移動体が荷台を積載または牽引して移動中に格納空間に格納された荷物を汚染除去作業をする工程である。
運転員が、オンスイッチ46を押す。紫外線ランプ21から紫外線が照射され、荷物の殺菌作業がスタートする。加湿器70が、格納空間Hを加湿する。格納空間Hの中の酸素がオゾン化され、オゾンが荷物の殺菌処理する。特にオゾンは、紫外線が当らない箇所にも入り込んで、殺菌処理を施す。
トラック1が病院7から工場8へ移動する。病院7から工場8へ移動する数時間の間、荷物は紫外線とオゾンによる滅菌処理または殺菌処理を受ける。特に荷物5の表面に付着した細菌が死滅または減少する。
トラック1が工場へ到着する。
【0041】
(荷物降ろし工程)
荷物降ろし工程は、荷物を格納空間Hから降ろす工程である。
運転員がオフスイッチ47を押す。紫外線ランプ21からの紫外線の放射が停止する。
ウイング式の開閉扉を開放し、荷物5を格納空間Hから降ろす。この際にフォークリフト等の荷役機械を使用し、荷物に触れない様にする。
工場8が荷物5を引き取る。
従って、運搬中の時間を使用して荷物の殺菌処理が行われ、工場での殺菌処理がなくなるか、軽減される。
場合によっては、トラック1を所定の場所に停留させて、必要な時間だけ滅菌処理または殺菌処理の時間を延ばすこともできる。
【0042】
標準的なトラック荷台の格納空間の容器である60立方メートルの空間に、2灯の光化学用水銀灯(ランプ中心から直角方向2mの一での殺菌線照度:50μW・cm以上)を3時間点灯させると、紫外線とオゾンとの殺菌効果によりランプから4m以内にある、表皮ブドウ球菌、MRSA、О−157、緑膿菌等の細菌類を死滅または減少させることが期待できる。この際の格納空間内のオゾン濃度は2ppm程度になることが確認されている。
また、ウイルスは、細胞膜がないため、細菌にくらべてより短時間で死滅するものと思われる。
【0043】
上述の実施形態に係る荷物を運ぶための移動体とそのシャーシに搭載または牽引される荷台を用いると、
トラックのシャシーに搭載される荷台のフレームに紫外線ランプをランプ固定具で固定し、紫外線ランプが紫外線を荷台の格納空間に照射できるようにしたので、荷台に搭載した荷物に紫外線を照射することができ、荷物に細菌が付着している場合には荷物に付着した細菌を滅菌処理または殺菌処理することができる。
また、ランプ固定具を揺動させて紫外線ランプの取付角を調整できるので、好適な向きで紫外線を荷物に照射できるので、荷物に付着した細菌をより殺菌処理できる。
また、2この紫外線ランプをフレームの天井部に固定し、底部に荷物を搭載できるようにしたので、荷物を荷台に積み下ろしする際に紫外線ランプが邪魔にならず、また紫外線を上から照射して、、荷物の広い面に紫外線を当てることができ、殺菌処理する面積を広くすることができる。
また、反射部材をフレームの天井部、側部、前部、後部に設けたので、天井部、側部、前部、後部へ放射された紫外線が反射されて、再度格納空間の中央部に放射されるので、荷物に当たる紫外線の量が多くなり、より荷物の殺菌処理ができる。
また、姿勢調整機構で反射部材の反射面の向きを調整できるようにしたので、荷物に当たる紫外線の量が多くすることができ、より荷物の殺菌処理ができる。
また、紫外線の周波数を選択し、紫外線により酸素をオゾン化するようにしたので、紫外線の殺菌効果にオゾンの殺菌効果が相乗して殺菌処理がすする。
また、紫外線が当らない荷物に面にもオゾンが回り込んで、荷物の殺菌処理が促進される。
また、加湿器で格納空間の湿度を上げることができるので、荷物の滅菌処理または殺菌処理を促進できる。
また、ウイング式のフレームの側部をはね上げることができるので、荷物の積み下ろしが容易になる。
また、荷物の積み下ろしにパレットと荷役機械を利用し、作業員が荷物に直接接触する機会をへらすことができる。
また、トラックが上記の荷物をシャシーに牽引または搭載するので、上記効果を有するトラックを実現でき、トラックが移動中に荷物の殺菌処理をすることができる。
【0044】
また、さらに上記の荷台と移動体をもちいて荷物を運搬する方法を実施すると、トラックが荷物を積んで運搬中に、荷物を紫外線またはオゾンで滅菌処理または殺菌処理するので、荷物を受け取った受取人のその後の荷物の取り扱いが簡易になる。
【0045】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
移動体がトラックであるとして説明したがこれに限定されず、飛行機、コンテナトレーラ、船舶等でもよい。
また、荷台がトラックのフレームであるとして説明したがこれに限定されず、例えば船舶用コンテナや飛行機用コンテナでもよい。
また、細菌に汚染された荷物を運搬中に殺菌をする運搬方法として説明したがこれに限定されず、例えば、化学物質等の有害物質に汚染された荷物を運搬中に殺菌をする運搬方法であってもよい。
また、荷物を病院7から工場8へ運搬する場合を例で説明したがこれに限定されず、例えば国外から運搬された荷物を空港からから工場8へ運搬してもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の荷物を運ぶための移動体のシャーシに搭載または牽引される荷台とその移動体とは、その構成により、以下の効果を有する。
フレームにランプ固定具で固定された紫外線ランプが格納空間に紫外線を照射出来るようにしたので、荷物を前記フレームの前記格納空間に格納して、前記ランプ固定具に固定された前記紫外線ランプが紫外線を前記格納空間に照射すると、前記紫外線を荷物に当てることができ、荷物が細菌で汚染されている場合には荷物を滅菌処理または殺菌処理できる。
また、ランプ固定具が前記ランプの取り付け姿勢を調整可能であるので、前記ランプの取り付け姿勢を調整して、ランプが紫外線を放射する方向を調整できる。
また、紫外線ランプを天井部に固定し、荷物を底部に搭載できるようにしたので、荷物を前記格納空間に搭載するのに紫外線ランプが邪魔にならず、紫外線を荷物の上部にあてることができる。
また、反射部材の反射面が格納空間に紫外線を反射するようにしたので、より多くの紫外線を荷物に当てることができる。
また、前記反射部材の姿勢調整機構が、前記反射面の向きを調整可能なので、反射させた紫外線を荷物に当てる様に調製することが可能になる。
また、前記紫外線の波長が酸素をオゾン化する波長であるので、格納空間中の雰囲気にオゾンが発生する。
また、加湿機が前記格納空間に湿気を加えられるので、格納空間の雰囲気を湿度を調整して、オゾンによる滅菌処理または殺菌処理を促進できる。
また、前記格納空間が進行方向に長い略直方体であり、前記フレームが前記格納空間の側部を開放可能な開閉扉を持つので、荷物の積み込み、積み下ろしを荷役機械を使用して容易にできる。
【0047】
以上説明したように本発明の荷物を運ぶための移動体は、その構成により、以下の効果を有する。
移動体のシャーシに上記荷台のうちのひとつを搭載または牽引するので、移動体は上記作用を奏することができる。
【0048】
以上説明したように本発明の荷物の運搬方法は、その構成により、以下の効果を有する。
上記のうちの一つの荷台に荷物を積み込み、移動体が荷台を積載または牽引して移動中に紫外線照射機器を作動させるので、移動体が荷物を運搬中に、荷物の殺菌を行なうことができ、運搬中に効率のよい滅菌または殺菌作業ができる。
また、荷物を格納する格納空間を持つ箱状のフレームを有し移動体のシャーシに積載または牽引される荷台を準備し、前記格納空間に荷物を格納し、移動体が荷台を積載または牽引して移動中に格納空間に格納された荷物の汚染除去作業をするので、移動体が荷物を運搬中に、荷物の汚染除去作業を行なうことができ、運搬中に効率のよい滅菌作業または除去作業ができる。
従って、細菌その他の有害物質に汚染された荷物を、効率良く簡単に場所と時間をかけづに汚染除去するのに好適な手段と方法とを提供できる。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態に係る移動体と荷台の側面図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態に係る紫外線照射機器の部分図である。
【図3】本発明の好ましい実施形態に係る移動体と荷台の背面断面図その1である。
【図4】本発明の好ましい実施形態に係る移動体と荷台の背面断面図その2である。
【図5】本発明の好ましい実施形態に係る移動体と荷台の配線系統図である。
【図6】本発明の好ましい実施形態に係る移動体と荷台の運用図である。
【符号の説明】
H 格納空間
α 揺動角度
1 移動体
2 シャーシ
3 運転台
4 荷台
5 荷物
6 パレット
7 病院
8 工場
10 フレーム
11 底板
12 前板
13 後板
14 上部梁構造
15 下部開閉扉
16 上部開閉扉
17 下部ヒンジ
18 上部ヒンジ
19 シール部材
20 紫外線照射機器
21 紫外線ランプ
30 ランプ固定具
31 固定具座
32 固定具首
33 基部フランジ
34 先端フランジ
35 安全ケージ
40 電源系
41 ダイナモ
42 バッテリー
43 インバーター
44 安定器
45 電源回路
46 オンスイッチ
47 オフスイッチ
48 作動ランプ
49 接触安全マイクロスイッチ
50 配管系
51 吸気配管
52 収納ケース
53 排気ファン
60 反射部材
61 天井部反射部材
62 側部上部反射部材
63 側部下部反射部材
64 前部反射部材
65 姿勢調整機構
70 加湿器

Claims (11)

  1. 荷物を運ぶための移動体のシャーシに搭載または牽引される荷台(4)であって、
    内部に荷物を格納可能な格納空間を持った箱状のフレーム(10)と、
    前記格納空間に紫外線を照射することの出来る紫外線ランプ(21)と該紫外線ランプ(21)を前記フレーム(10)に固定するランプ固定具(30)とを有する紫外線照射機器(20)と、
    を備え、
    一つの前記紫外線ランプ(21)が前記格納空間の前部に配置されて一つの前記ランプ固定具(30)により該一つの前記紫外線ランプ(21)の後方の部分を回転ヒンジにより揺動自在に前記格納空間の天井部に固定され、他の一つの前記紫外線ランプ(21)が前記格納空間の後部に配置されて他の一つの前記ランプ固定具(30)により該他の一つの前記紫外線ランプ(21)の前方の部分を回転ヒンジにより揺動自在に前記格納空間の天井部に固定された、
    ことを特徴とする荷台。
  2. 前記ランプ固定具(30)は前記紫外線ランプ(21)を破損等から守る鳥カゴ状の柵である安全ケージ(35)を持ち、物体が前記安全ケージ(35)に触れると紫外線の照射を停止する様になった、
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷台。
  3. 前記紫外線ランプ(21)の放射した紫外線を格納空間の内側に反射させる反射面を持った反射部材(60)と、
    を備え、
    前記反射部材(60)が、前記フレーム(10)の内面に設けられ、紫外線を格納空間の内側に反射させる反射面を持った板状またはフィルム状の部材である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷台。
  4. 前記紫外線ランプの放射した紫外線を格納空間の内側に反射させる反射面を持った反射部材(60)と、
    を備え、
    前記反射部材(60)が天井部反射部材(61)と側部上部反射部材(62)と側部下部反射部材(63)と前部反射部材(64)と後部反射部材と姿勢調整機構(65)とを有し、
    前記天井部反射部材(61)が前記格納空間の天井部に設けられ反射面を下に向けた板状またはフィルム状の部材であり、
    前記側部上部反射部材(62)が前記格納空間の側部の上部に設けられ反射面を水平に向けた板状またはフィルム状の部材であり、
    前記側部下部反射部材(63)が前記格納空間の側部の下部に設けられ反射面を水平に向けた板状またはフィルム状の部材であり、
    前記前部反射部材(64)が前記格納空間の前部に設けられ反射面を後方に向けた板状またはフィルム状の部材であり、
    前記後部反射部材が前記格納空間の後部に設けられ反射面を前方に向けた板状またはフィルム状の部材であり、
    前記姿勢調整機構(65)が前記天井部反射部材(61)と前記側部上部反射部材(62)と前記側部下部反射部材(63)と前記前部反射部材(64)と前記後部反射部材の反射面の向きを調整可能な機構である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷台。
  5. 前記紫外線ランプ(21)の放射した紫外線を格納空間の内側に反射させる反射面を持った反射部材(60)と、
    を備え、
    前記反射部材(60)が、前記フレーム(10)に設けられ、前記反射面の向きを調整して紫外線ランプ(21)から放射された紫外線を前記格納空間に格納された荷物の所望の箇所に照射できる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷台。
  6. 前記格納空間に湿気を加えることのできる加湿機(70)を、
    を備え、
    前記紫外線の波長が格納空間中の酸素をオゾン化する波長である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷台。
  7. 前記格納空間に湿気を加えることのできる加湿機(70)を、
    を備え、
    前記加湿器(70)は荷物の搭載位置に湿気を供給できる様にその姿勢または位置を調整可能であり、
    前記紫外線の波長が格納空間中の酸素をオゾン化する波長である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷台。
  8. 前記フレーム(10)は前記格納空間を囲う床板(11)と前板(12)と後板(13)と上部梁構造(14)と左右1対の開閉扉とシール部材(19)とを有し、
    前記開閉扉は、格納空間の側部を開放する扉であり、下部開閉扉(15)と上部開閉扉(16)とを有し、
    前記シール部材(19)が、前記下部開閉扉(15)の下辺と前記床板(11)の側辺との当接部、前記下部開閉扉(15)の前辺と前記前板(12)の側辺との当接部、前記下部開閉扉(15)の後辺と前記後板(13)の側辺との当接部、前記上部開閉扉(16)の上辺と前記上部梁構造(14)との当接部、前記上部開閉扉(16)の前辺と前記前板(12)の前記側辺との当接部、前記上部開閉扉(16)の後辺と前記後板(13)の側辺との当接部、及び前記上部開閉扉(16)の下辺と前記下部開閉扉(15)の上辺との当接部に設けられ、開閉扉が閉じた時のシールをする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷台。
  9. 荷物を運搬する移動体(1)であって、
    請求項1に記載の荷台(4)をシャーシ(2)に搭載または牽引する、
    ことを特徴とする移動体。
  10. 荷物の運搬方法であって、
    請求項1に記載の荷台(4)を準備する荷台準備工程と、
    荷物を前記荷台(4)に格納する荷物格納工程と、
    移動体が荷台(4)を積載または牽引して移動中に前記紫外線照射機器(20)を作動させる汚染除去工程と、
    を備え、
    前記汚染除去工程が、運搬中の時間を使用して荷物の殺菌処理が行われ、所定の場所に停留されて必要な時間だけ滅菌処理または殺菌処理の時間を延ばす、
    ことを特徴とする荷台を使用した運搬方法。
  11. 有害物質に汚染された荷物の運搬方法であって、
    請求項1に記載の荷台を準備する荷台準備工程と、
    前記格納空間に荷物を格納する荷物格納工程と、
    移動体が荷台(10)を積載または牽引して移動中に前記紫外線照射機器(20)を作動させて格納空間に格納された荷物を汚染除去作業をする汚染除去工程と、
    を備え、
    前記汚染除去工程が、運搬中の時間を使用して荷物の汚染除去が行われ、所定の場所に停留されて必要な時間だけ汚染除去の時間を延ばす、
    ことを特徴とする荷物の運搬方法。
JP2003192050A 2003-07-04 2003-07-04 荷台及びその荷台を使用した運搬方法 Expired - Fee Related JP4298403B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003192050A JP4298403B2 (ja) 2003-07-04 2003-07-04 荷台及びその荷台を使用した運搬方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003192050A JP4298403B2 (ja) 2003-07-04 2003-07-04 荷台及びその荷台を使用した運搬方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005022577A JP2005022577A (ja) 2005-01-27
JP4298403B2 true JP4298403B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=34189459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003192050A Expired - Fee Related JP4298403B2 (ja) 2003-07-04 2003-07-04 荷台及びその荷台を使用した運搬方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4298403B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220031495A (ko) * 2020-09-04 2022-03-11 전병두 배송차량용 uvc 살균시스템

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9165756B2 (en) * 2011-06-08 2015-10-20 Xenex Disinfection Services, Llc Ultraviolet discharge lamp apparatuses with one or more reflectors
CN107160982B (zh) * 2017-05-31 2023-04-11 四川新筑通工汽车有限公司 一种用于厢式物流车的上下开启式翼开门货厢
JP6997914B1 (ja) 2020-12-17 2022-01-18 利亀夫 大石 運送車両用荷台

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220031495A (ko) * 2020-09-04 2022-03-11 전병두 배송차량용 uvc 살균시스템
KR102644614B1 (ko) * 2020-09-04 2024-03-08 주식회사 실버칩스 배송차량용 uvc 살균시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005022577A (ja) 2005-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2617529A1 (en) Inflatable decontamination system
JP2008023321A (ja) 移動式電子線照射滅菌設備
CN111588874A (zh) 一种可移动的公共环境深紫外线消毒灭菌装置
JP4298403B2 (ja) 荷台及びその荷台を使用した運搬方法
CN213035630U (zh) 车用杀菌装置
CN114053450A (zh) 一种辐照消杀装置、辐照消杀输送线及辐照消杀方法
JP4448558B2 (ja) 空気清浄装置
US20040022670A1 (en) System and method for decontaminating and/or sanitizing mail
JP3077655U (ja) 殺菌機能を備えた移動式ボックス
JP2000254212A (ja) パスボックス
JP2003310727A (ja) 自動車エアコン利用の除菌・消臭装置及び除菌・消臭方法
KR102314322B1 (ko) 살균 및 탈취 기능을 구비한 시신 보관용 냉장고 및 이를 이용한 살균 및 탈취 방법
JPH11114045A (ja) 脱臭装置
KR102644614B1 (ko) 배송차량용 uvc 살균시스템
JP6997914B1 (ja) 運送車両用荷台
JP3180527B2 (ja) 回転式ごみ容器装置、設置装置及び運搬車
US20230173131A1 (en) Proactive air/surface decontamination system and devices for transit vehicles
JP2001219018A (ja) 空間清浄度保持装置
CN111388712A (zh) 一种新型臭氧消毒车
US20230056171A1 (en) Sterilizing device and method for sterilizing an outer face of a receptacle
CN218056882U (zh) 一种医疗废物运输车
CN116409593A (zh) 医院物流机器人
CN219538965U (zh) 一种具有升降功能的紫外线消毒车
CN113769127A (zh) 一种紫外杀菌装置和应用其的交通工具
US20230173130A1 (en) Proactive air/surface decontamination system and devices

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081103

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4298403

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150424

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees