JP4295073B2 - 案内方法及び非接触icタグシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ICタグ通信機が内蔵された利用者端末との間で近距離無線通信を行うICタグと、所定の通信回線を介してサーバシステムとの間で通信を行って前記ICタグに記憶された情報の送信及び更新を制御する制御装置とを備えた複数のアクセス端局が所定位置に分散配置された非接触ICタグシステムに用いられる案内方法等に関する。
従来から、移動体に取り付けられたICタグと、所定位置に設置されたリーダ(ICタグ通信機)との間で無線通信を行う非接触式のデータキャリアを利用した、様々な技術が知られている。
例えば、物品の流通状況の管理を行うための物流管理システムとして、貨物毎にその内容情報を格納したICタグを貼付し、ICタグゲートシステムを通過した貨物に貼付されたICタグから内容情報を読み取ることにより、貨物の所在管理等を行うシステムが知られている(特許文献1参照。)
特開2002−154618号公報
ところで、上記したように、従来のデータキャリアは、移動する物品にICタグを貼付しておき、予め所定位置に設置されているリーダが、物品に貼付されたICタグに記憶された情報を読み取るものが一般的であった。このICタグは、バーコードに比べて記憶容量が大きく、廉価であることから、物流革命をもたらす可能性があるとして注目を集めているものである。
一方、近時の携帯情報端末(PDA)等には、東日本旅客鉄道株式会社のSuica(登録商標;Super Urban Intelligent Cardの略称)のICタグと通信を行う通信機が内蔵されているものも知られており、ICタグの利用技術は日々進展しつつあるのが現状である。
では、このICタグを利用して、利用者を案内するシステムが構築できないだろうか。利用者が携帯するものはICタグではなく利用者端末とし、ICタグを案内の要所に配置することによって、ICタグの増設や交換を比較的簡単に行うことのできるシステムは実現できないだろうか。本発明はこれらの課題に基づいてなされたものである。
以上の課題を解決するための第1の発明は、
ICタグ通信機が内蔵された利用者端末との間で近距離無線通信を行うICタグと、所定の通信回線を介してサーバシステムとの間で通信を行って前記ICタグに記憶された情報の送信及び更新を制御する制御装置とを備えた複数のアクセス端局が所定位置に分散配置された非接触ICタグシステムに用いられる案内方法であって、
前記サーバシステムが、目的位置を設定する目的位置設定工程と、
前記サーバシステムが、前記目的位置設定工程で設定された目的位置に基づいて案内経路を算出する経路算出工程と、
前記サーバシステムが、前記経路算出工程で算出され案内経路に配置される前記複数のアクセス端局の中から当該案内経路に沿って一地点ごとにアクセス端局を順次選択する端局選択工程と、
前記サーバシステムが、前記選択されたアクセス端局に案内情報を送信する情報送信工程と、
前記選択されたアクセス端局が、前記送信された案内情報を当該アクセス端局のICタグに記憶させる情報設定工程と、
前記利用者端末が、前記選択されたアクセス端局のICタグと近距離無線通信を行って当該ICタグから前記案内情報を受信して出力する端末受信工程と、
前記利用者端末が、前記端末受信工程において前記案内情報を受信した場合に、当該案内情報を送信したアクセス端局のICタグに受信完了情報を書き込む受信完了工程と、
前記受信完了工程において前記受信完了情報が書き込まれたアクセス端局が当該受信完了情報を前記サーバシステムに送信する受信完了通知工程と、
を含み、
前記端局選択工程、前記情報送信工程、前記情報設定工程、前記端末受信工程、前記受信完了工程、前記受信完了通知工程からなる一連の工程が順次繰り返されることで、前記経路算出工程で算出された案内経路に沿って、順次、一地点ごとに新たなアクセス端局が選択されて各地点に応じた案内メッセージを含む案内情報が送信されるとともに、この各地点に応じた案内メッセージを含む案内情報が前記利用者端末に受信されていくことを特徴としている。
この第1の発明によれば、アクセス端局は、サーバシステムから当該アクセス端局に対して送信された案内情報をICタグに記憶させることができる。そして、利用者端末は、アクセス端局のICタグとの近距離無線通信を行うことにより、ICタグに記憶された案内情報を受信して出力することができる。したがって、利用者端末を携帯する利用者は、所定位置に分散配置されたアクセス端局に利用者端末を近接させることにより、サーバシステムから当該アクセス端局に対して送信された案内情報を取得することができる。
また、上記第1の発明によれば、サーバシステムは、算出した目的位置までの案内経路に基づいてアクセス端局を選択し、当該選択したアクセス端局に対して案内情報を送信することができる。
また、上記第1の発明によれば、利用者端末が、アクセス端局のICタグから案内情報を受信した場合に当該アクセス端局のICタグに受信完了情報を書き込み、アクセス端局が、利用者端末によりICタグに書き込まれた受信完了情報をサーバシステムに送信することができる。そして、サーバシステムは、受信完了情報を受信した場合に、前記算出した目的位置までの案内経路に基づいて、新たに案内情報を送信するアクセス端局を選択することができる。これによれば、サーバシステムは、受信完了情報により、前回選択したアクセス端局に対して送信した案内情報が、アクセス端局を介して利用者端末を選択して、当該アクセス端局に案内情報を送信することができる。
の発明は、第の発明の案内方法であって、
前記利用者端末が、第1の暗号鍵を記憶する工程を更に含み、
前記情報送信工程は、案内情報を前記第1の暗号鍵で暗号化し、暗号化した案内情報及び第2の暗号鍵を前記選択されたアクセス端局に送信する工程であり、
前記情報設定工程は、前記情報送信工程で送信された案内情報及び第2の暗号鍵を当該アクセス端局のICタグに記憶させる工程であり、
前記端末受信工程は、前記利用者端末が前記案内情報及び前記第2の暗号鍵を受信し、この受信した案内情報を前記第1の暗号鍵で復号して出力するとともに、受信した第2の暗号鍵を前記第1の暗号鍵に変えて記憶する工程であり、
前記第2の暗号鍵を第1の暗号鍵とし、新たな暗号鍵を第2の暗号鍵として、前記一連の工程を新たに行う、
ことを特徴としている。
この第の発明によれば、サーバシステムは、利用者端末に記憶されている第1の暗号鍵で暗号化した案内情報及び第2の暗号鍵を、前記選択したアクセス端局に送信することができる。そして、利用者端末は、アクセス端局のICタグとの近距離無線通信により受信した案内情報を、前記第1の暗号鍵により復号して出力するとともに、受信した第2の暗号鍵を前記第1の暗号鍵に変えて記憶することができる。さらに、サーバシステムは、第2の暗号鍵を第1の暗号鍵とし、新たな暗号鍵を第2の暗号鍵として、続いて選択したアクセス端局に案内情報を送信することができる。したがって、利用者端末を携帯する利用者は、案内情報が送信されたアクセス端局の配置位置まで順次移動し、当該アクセス端局に利用者端末を近接させることにより、サーバシステムにおいて暗号化された案内情報を取得することができる。
の発明は、第の発明の案内方法であって、
前記受信完了工程は、前記利用者端末が、前記端末受信工程において復号した案内情報に含まれる復号確認情報を前記受信完了情報として書き込む工程であり、
前記受信完了工程で送信された受信完了情報の正否を前記サーバシステムが判定し、正しいと判定された場合に前記一連の工程を新たに行うことを特徴としている。
この第の発明によれば、利用者端末が、復号した案内情報に含まれる復号確認情報を、受信完了情報としてアクセス端局のICタグに書き込むことができる。そして、サーバシステムは、受信完了情報を受信した場合に、その正否を判定することができる。これによれば、サーバシステムは、受信完了情報により、前回選択したアクセス端局に対して送信した案内情報が、当該案内情報の暗号鍵を記憶している利用者端末にアクセス端局を介して送信され、この利用者端末において復号されたことを確認し、確認した場合に、次に案内情報を送信するアクセス端局を選択して、当該アクセス端局に案内情報を送信することができる。
第4の発明は、
ICタグ通信機が内蔵された利用者端末との間で近距離無線通信を行うICタグと、所定の通信回線を介してサーバシステムとの間で通信を行って前記ICタグに記憶された情報の送信及び更新を制御する制御装置とを備えた複数のアクセス端局が所定位置に分散配置された非接触ICタグシステムであって、
前記サーバシステムが、目的位置を設定する目的位置設定手段と、
前記サーバシステムが、前記目的位置設定手段で設定された目的位置に基づいて案内経路を算出する経路算出手段と、
前記サーバシステムが、前記経路算出手段で算出され案内経路に配置される前記複数のアクセス端局の中から当該案内経路に沿って一地点ごとにアクセス端局を順次選択する端局選択手段と、
前記サーバシステムが、前記選択されたアクセス端局に案内情報を送信する情報送信手段と、
前記選択されたアクセス端局が、前記送信された案内情報を当該アクセス端局のICタグに記憶させる情報設定手段と、
前記選択されたアクセス端局のICタグが、前記利用者端末との間で近距離通信を行い、前記記憶された案内情報を前記利用者端末に送信する端末送信手段と、
前記利用者端末が、前記端末送信手段によって送信された前記案内情報を受信した場合に、当該案内情報を送信したアクセス端局のICタグに受信完了情報を書き込む受信完了手段と、
前記受信完了手段において前記受信完了情報が書き込まれたアクセス端局が当該受信完了情報を前記サーバシステムに送信する受信完了通知手段と、
を備え、
前記端局選択手段、前記情報送信手段、前記情報設定手段、前記端末送信手段、前記受信完了手段、前記受信完了通知手段からなる一連の処理が順次繰り返されることで、前記経路算出手段で算出された案内経路に沿って、順次、一地点ごとに新たなアクセス端局が選択されて各地点に応じた案内メッセージを含む案内情報が送信されるとともに、この各地点に応じた案内メッセージを含む案内情報が前記利用者端末に受信されていくことを特徴としている。
この第の発明によれば、非接触ICタグシステムにおいて、アクセス端局は、サーバシステムから当該アクセス端局に対して送信された案内情報をICタグに記憶させ、この案内情報を、利用者端末との間で近距離無線通信を行うことにより利用者端末に送信することができる。したがって、利用者端末を携帯する利用者は、所定位置に分散配置されたアクセス端局に利用者端末を近接させることにより、サーバシステムから当該アクセス端局に対して送信された案内情報を取得することができる。
また、上記第4の発明によれば、非接触ICタグシステムにおいてサーバシステムは、前記算出した目的位置までの案内経路に基づいてアクセス端局を選択し、当該選択したアクセス端局に対して案内情報を送信することができる。
また、上記第4の発明によれば、非接触ICタグシステムにおいて、サーバシステムは、算出した目的位置までの案内経路に基づいて、新たに案内情報を送信するアクセス端局を順次選択し、当該選択したアクセス端局に案内情報を送信することができる。
の発明は、第の発明の非接触ICタグシステムであって
前記所定の通信回線の通信線路は漏洩同軸ケーブルであり、
前記制御装置は前記漏洩同軸ケーブルを介した無線通信で前記サーバシステムとの間の通信を行う装置である、
ことを特徴としている。
この第の発明によれば、第の発明におけるアクセス端局の制御装置が、漏洩同軸ケーブルを介した無線通信でサーバシステムとの間の通信を行うことが実現できる。
本発明によれば、アクセス端局は、サーバシステムから当該アクセス端局に対して送信された案内情報をICタグに記憶させることができる。そして、利用者端末は、アクセス端局のICタグとの近距離無線通信を行うことにより、ICタグに記憶された案内情報を受信して出力することができる。したがって、利用者端末を携帯する利用者は、所定位置に分散配置されたアクセス端局に利用者端末を近接させることにより、サーバシステムから当該アクセス端局に対して送信された案内情報を取得することができる。
また、サーバシステムは、算出した目的位置までの案内経路に基づいてアクセス端局を選択し、当該選択したアクセス端局に対して案内情報を送信することができる。
また、利用者端末が、アクセス端局のICタグから案内情報を受信した場合に当該アクセス端局のICタグに受信完了情報を書き込み、アクセス端局が、利用者端末によりICタグに書き込まれた受信完了情報をサーバシステムに送信することができる。そして、サーバシステムは、受信完了情報を受信した場合に、前記算出した目的位置までの案内経路に基づいて、新たに案内情報を送信するアクセス端局を選択することができる。これによれば、サーバシステムは、受信完了情報により、前回選択したアクセス端局に対して送信した案内情報が、アクセス端局を介して利用者端末に送信されたことを確認し、確認した場合に、次に案内情報を送信するアクセス端局を選択して、当該アクセス端局に案内情報を送信することができる。
また、サーバシステムは、利用者端末に記憶されている第1の暗号鍵で暗号化した案内情報及び第2の暗号鍵を、前記選択したアクセス端局に送信することができる。そして、利用者端末は、アクセス端局のICタグとの近距離無線通信により受信した案内情報を、前記第1の暗号鍵により復号して出力するとともに、受信した第2の暗号鍵を前記第1の暗号鍵に代えて記憶することができる。さらに、サーバシステムは、第2の暗号鍵を第1の暗号鍵とし、新たな暗号鍵を第2の暗号鍵として、続いて選択したアクセス端局に案内情報を送信することができる。したがって、利用者端末を携帯する利用者は、案内情報が送信されたアクセス端局の配置位置まで順次移動し、当該アクセス端局に利用者端末を近接させることにより、サーバシステムにおいて暗号化された案内情報を取得することができる。
さらに、利用者端末が、復号した案内情報に含まれる復号確認情報を、受信完了情報としてアクセス端局のICタグに書き込むことができる。そして、サーバシステムは、受信完了情報を受信した場合に、その成否を判定することができる。これによれば、サーバシステムは、受信完了情報により、前回選択したアクセス端局に対して送信した案内情報が、当該案内情報の暗号鍵を記憶している利用者端末にアクセス端局を介して送信され、この利用者端末において復号されたことを確認し、確認した場合に、次に案内情報を送信するアクセス端局を選択して、当該アクセス端局に案内情報を送信することができる。
以下、図を参照して、本発明を適用した非接触ICタグシステムについて詳細に説明する。尚、以下では、非接触ICタグシステムを、駅構内や車両内といった鉄道施設で利用する場合を例にとって説明する。
図1は、本発明を適用した非接触ICタグシステム1のシステム構成を示す概略図である。図1に示す非接触ICタグシステム1は、通信線路である漏洩同軸ケーブル(以下、「LCX」という。)10と、これに接続されたLCX制御装置30と、LCX制御装置30と通信回線Nを介して接続されたサーバシステム50と、LCX10に沿って分散配置された複数のアクセス端局70とを備えて構成されており、各アクセス端局70は、例えば、鉄道利用客が携帯する利用者端末90と交信する。
LCX10は、その外部導体に電波を輻射する孔(スリット)が設けられた同軸ケーブルであり、この孔から漏洩した電波を利用した無線通信が可能である。すなわち、LCX10は、データを伝送する同軸ケーブルとして機能するとともに、電波を送受信するアンテナとして機能する。本実施形態において、LCX10は、駅構内や車両内に敷設され、このLCX10を介した、アクセス端局70とサーバシステム50との間でデータ通信が実現される。
LCX制御装置30は、サーバシステム50から通信回線Nを介して受信したデータをLCX10に出力し、LCX10から入力されたデータを、通信回線Nを介してサーバシステム50に送信する制御を行う。
サーバシステム50は、送信先のアクセス端局70のIDコードを指定し、後述する更新データや案内情報を、通信回線Nを介してLCX制御装置30に送信する。図2は、サーバシステム50の主要機能ブロックの構成を示す図である。サーバシステム50は、公知のサーバコンピュータシステムをもとに構成されており、CPU等の制御装置52、ハードディスク等の記憶装置56、及び通信回線Nに接続するための通信装置54を備えて構成されている。ここで、通信回線Nとは、データ授受が可能な通信路を意味する。すなわち、通信回線Nとは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLANの他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味であり、また、通信方法については有線/無線を問わない。
このサーバシステム50が備える記憶装置56には、LCX10に沿って配置される全てのアクセス端局70のIDコードを管理するためのアクセス端局管理情報58が記憶されている。
図3は、アクセス端局管理情報58の一例を示す図である。アクセス端局管理情報58において、アクセス端局70のIDコードは、当該アクセス端局70が配置される駅構内毎、又は車両毎に、アクセス端局情報として管理されている。
図4(a)は、図3に示す駅S10構内アクセス端局情報58aの一例を示す図である。図4(a)に示すように、駅S10構内アクセス端局情報58aには、駅S10構内に配置されるアクセス端局70のIDコードが、当該駅S10構内における配置場所と対応付けて記憶されている。また、図4(b)は、図3に示す車両RS10内アクセス端局情報58bの一例を示す図である。図4(b)に示すように、車両RS10内アクセス端局情報58bには、車両RS10内に配置されるアクセス端局70のIDコードが、その配置場所の号車番号や座席番号等に従って分類されて記憶されている。
アクセス端局70は、改札口やプラットホーム等の駅構内の所定位置や、乗降口や座席等の車両内の所定位置に予め分散配置されるものであり、上記したLCX10は、各アクセス端局70の配置位置に沿うように敷設される。図5に、アクセス端局70の主要機能ブロックの構成を示す。図5に示すアクセス端局70は、制御装置として、端局制御装置72とLCX通信制御装置74と有するとともに、ICタグ76を備えて構成されている。
端局制御装置72は、CPU等により構成され、アクセス端局70を構成する各機能部への指示やデータの転送等を行ってアクセス端局70を統括的に制御する。具体的には、LCX通信制御装置74から入力されるデータをICタグ76に出力してメモリ78に記憶させるための処理や、ICタグ76の有するメモリ78に記憶されたデータをLCX通信制御装置74に出力する処理を実行する。
LCX通信制御装置74は、アンテナや制御回路等により構成され、LCX10を介してサーバシステム50から送信されたデータを端局制御装置72に出力する処理や、端局制御装置72の指示に基づく所定のデータをLCX10に送信する処理を行う。
ICタグ76は、メモリ78や、図示しないアンテナ、電源回路、制御回路等で構成され、後述する利用者端末90のICタグ通信機99(図6参照)との間で電磁誘導等による近距離無線通信を行い、メモリ78に記憶されたデータの送受信を行う。メモリ78には、アクセス端局70のIDコードや、当該アクセス端局70の配置場所等に係るデータ、或いはサーバシステム50や利用者端末90から送信されるデータ等が適宜記憶される。このメモリ78に記憶されるデータの詳細については後述する。
利用者端末90は、インターネットアクセス機能を内蔵したPDAや携帯電話等の携帯端末である。図6に、利用者端末90の主要機能ブロックの構成を示す。図6に示す利用者端末90は、端末制御装置91と、入力装置93と、表示装置95と、記憶装置97と、ICタグ通信機99とを備えて構成されている。
端末制御装置91は、CPU等により構成され、利用者端末90を構成する各機能部への指示やデータの転送等を行って利用者端末90を統括的に制御する。具体的には、入力装置93から入力される操作信号やICタグ通信機99から入力されるデータ等に応じた処理プログラムを記憶装置97から読み出して実行し、処理結果を記憶装置97に保存する。
入力装置93は、各種機能が割り当てられた操作キー等により実現され、キー操作に応じた操作信号を端末制御装置91に出力する。
表示装置95は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等の表示装置であり、端末制御装置91から入力される表示信号に基づく各種画面を表示する。
記憶装置97は、フラッシュROM等の不揮発性の半導体メモリで構成され、利用者端末90の動作に係る各種処理プログラムや当該処理プログラムによる処理結果等のデータが記憶される。端末制御装置91は、この記憶装置97から読み出した処理プログラムやデータに基づいて種々の処理を実行する。
ICタグ通信機99は、アンテナや制御回路等により構成され、アクセス端局70のICタグ76との間で無線通信を行い、ICタグ76から送信されるデータを端末制御装置91に出力するとともに、端末制御装置91の指示に基づく所定のデータをアクセス端局70に送信する。
次に、上記した構成の非接触ICタグシステム1におけるアクセス端局70の役割について、図7を参照して説明する。図7において、LCX10に沿って配置される3つのアクセス端局70a,70b,70cを示している。
(1)レベル1
図7に示すように、レベル1のアクセス端局70aは、ICタグ76の有するメモリ78に固定的に記憶された情報を、近距離無線通信(データキャリア)により利用者端末90に随時送信する。例えば、メモリ78には、当該アクセス端局70aを識別するために固有に割り当てられたIDコードと、アクセス端局70aの配置位置に基づく固定データとが記憶されている。具体的には、例えば、駅の改札口に配置されるアクセス端局70aには改札口名が、プラットホームに配置されるアクセス端局70aには駅名やその番線番号が、車両内に配置されるアクセス端局70aにはその号車番号が、車両内の各座席に配置されるアクセス端局70aにはその座席番号が、固定データとして記憶されている。
<具体例>
ここで、レベル1のアクセス端局70aを用いた非接触ICタグシステム1の具体例について説明する。本具体例において、利用者端末90の記憶装置97には、乗車駅から目的駅まで移動するための乗換経路をアクセス端局70aのIDコードにより示した乗換経路データが記憶されている。具体的には、乗換経路データとして、利用者が乗車駅から目的駅まで移動する際の移動経路に配置されるアクセス端局70aのIDコードが順番に記憶されている。
利用者端末90は、上記した乗換経路データを以下のようにして取得する。すなわち、利用者端末90は、これを携帯する利用者の操作により、例えば、インターネットと接続し、乗換経路探索サーバにアクセスして乗車駅及び目的駅を送信する。この乗換経路探索サーバは、例えば、サーバシステム50と通信接続可能に構成されており、送信された乗車駅及び目的駅に基づいて乗換経路を探索し、決定した乗換経路をサーバシステム50に送信する。これに応じて、サーバシステム50の制御装置52は、乗換経路に基づく利用者の移動経路をアクセス端局70aのIDコードにより示した乗換経路データを、アクセス端局管理情報58を参照して作成し、乗換経路探索サーバに返信する。乗換経路探索サーバは、サーバシステム50から返信された乗換経路データを利用者端末90に送信する。
利用者は、乗車駅から目的駅まで移動する際、移動経路上に配置されたアクセス端局70aに利用者端末90を近接させることにより、アクセス端局70aとの近距離無線通信を実行させる。この際、利用者端末90の端末制御装置91は、乗換経路データを参照し、アクセス端局70aから送信されたIDコードをもとに、利用者の移動経路が乗換経路に従っているか否かを判別する。具体的には、端末制御装置91は、アクセス端局70aから送信されたIDコードが、乗換経路データとして記憶されているIDコードの順番に従っているか否かを判別し、従っていないと判別した場合には、移動経路が誤っていることを利用者に報知するメッセージを表示装置95に表示させる。
以上説明したように、レベル1のアクセス端局70aを用いた非接触ICタグシステム1によれば、各アクセス端局70aの配置位置に基づく固定データを、利用者端末90の表示装置95に表示させることができる。また、アクセス端局70aに固有に割り当てられたIDコードの順番に従った利用者の移動を案内することも可能である。
(2)レベル2
図7に示すように、レベル2のアクセス端局70bは、LCX10を介して受信されるデータに従って、ICタグ76の有するメモリ78に記憶される更新データを更新するとともに、更新データを近距離無線通信により利用者端末90に随時送信する。
ここで、レベル2のアクセス端局70bを用いた非接触ICタグシステム1の具体例について説明する。
<具体例1>
サーバシステム50は、列車の運行に割り当てられた車両内に配置された全てのアクセス端局70bのIDコードを指定して、当該列車の運行開始前に、例えば、列車の行き先(終着駅)や経由駅、路線名、普通列車や快速列車といった列車種別、或いは自由席や指定席、グリーン車両といった号車情報等の列車情報を送信する。アクセス端局70bは、LCX10を介して列車情報を受信し、ICタグ76の有するメモリ78内に更新データとして記憶させる。
利用者が、列車に乗車した際に、乗降口や座席に配置されたアクセス端局70bに利用者端末90を近接させてアクセス端局70bとの近距離無線通信を実行させると、当該アクセス端局70bのICタグ76は、メモリ78から列車情報を読み出して利用者端末90に送信する。これに応じて、利用者端末90の端末制御装置91は、ICタグ通信機99を介して受信した列車情報を表示装置95に表示させる。
<具体例2>
サーバシステム50は、プラットホームに配置されたアクセス端局70bのIDコードを指定して、当該プラットホームに次に到着する列車の行き先や、列車種別、或いは当該列車の当該駅における着発予定時刻等の着発列車情報を送信する。アクセス端局70bは、LCX10を介して受信した着発列車情報を、ICタグ76の有するメモリ78内に更新データとして記憶させる。
利用者が、プラットホームに配置されたアクセス端局70bに利用者端末90を近接させてアクセス端局70bとの近距離無線通信を実行させると、当該アクセス端局70bのICタグ76は、メモリ78から着発列車情報を読み出して利用者端末90に送信する。これに応じて、利用者端末90の端末制御装置91は、ICタグ通信機99を介して受信した着発列車情報を表示装置95に表示させる。
<具体例3>
サーバシステム50は、列車遅延が生じた際に、駅構内及び運用中の車両内に配置されたアクセス端局70bのIDコードを指定して、当該列車遅延に係る遅延情報を送信する。アクセス端局70bは、LCX10を介して受信された遅延情報を、当該ICタグ76の有するメモリ78内に更新データとして記憶させる。
利用者が、駅やプラットホームに到着した際、或いは列車に乗車した際に、駅構内や車両内に配置されたアクセス端局70bに利用者端末90を近接させてアクセス端局70bとの近距離無線通信を実行させると、当該アクセス端局70bのICタグ76は、メモリ78から遅延情報を読み出して利用者端末90に送信する。これに応じて、利用者端末90の端末制御装置91は、ICタグ通信機99を介して受信した遅延情報を表示装置95に表示させる。
<具体例4>
サーバシステム50は、列車を運行する前に、車両内の座席に配置されたアクセス端局70bのうち、団体客により利用される座席に配置されたアクセス端局70bのIDコードを指定して、例えば、当該団体に対して割り当てられたグループ番号情報を送信する。アクセス端局70bは、LCX10を介して受信されたグループ番号情報を、当該ICタグ76の有するメモリ78内に更新データとして記憶させる。
利用者が、列車に乗車した際に、座席に配置されたアクセス端局70bに利用者端末90を近接させてアクセス端局70bとの近距離無線通信を実行させると、当該アクセス端局70bのICタグ76は、メモリ78からグループ番号情報を読み出して利用者端末90に送信する。これに応じて、利用者端末90の端末制御装置91は、ICタグ通信機99を介して受信したグループ番号情報を表示装置95に表示させる。
以上説明したように、レベル2のアクセス端局70bを用いた非接触ICタグシステム1によれば、上記した列車情報、着発列車情報、遅延情報、或いはグループ番号情報といった、アクセス端局70bのICタグ76の有するメモリ78において随時更新される更新データを、利用者端末90の表示装置95に表示させることができる。
(3)レベル3
図7に示すように、レベル3のアクセス端局70cは、LCX10を介して受信されるデータをICタグ76の有するメモリ78に記憶させるとともに、当該データを近距離無線通信により利用者端末90に随時送信する。また、アクセス端局70cは、利用者端末90から送信されるデータをメモリ78に記憶させるとともに、当該データを、LCX10を介してサーバシステム50に送信する。
<動作>
先ず、レベル3のアクセス端局70cを用いた非接触ICタグシステム1の動作について、図8及び図9を参照して説明する。図8は非接触ICタグシステム1の動作フローを示す図、図9は非接触ICタグシステム1の動作を説明するための説明図である。
図8に示すように、先ず、サーバシステム50は、利用者の出発位置と目的位置とを設定し(ステップa10)、当該設定した出発位置及び目的位置をもとに、アクセス端局管理情報58を参照して案内経路データを作成する(ステップa20)。この案内経路データは、例えば、利用者が出発位置から目的位置まで移動するための案内経路をアクセス端局70cのIDコードにより示したデータであり、より具体的には、利用者が出発位置から目的位置まで移動する際の移動経路に配置されるアクセス端局70cのIDコードが順番に蓄積されたデータである。
続いて、サーバシステム50は、作成した案内経路データに従って、アクセス端局70cのIDコードを選択する(ステップa30)。そして、サーバシステム50は、選択されたIDコードのアクセス端局70c(以下、適宜「対象アクセス端局70c」という。)用に、案内メッセージ、復号確認情報、及び次回暗号鍵の各データを含む案内情報を作成し、所定の暗号化処理により、初回用鍵を暗号鍵として暗号化する(ステップa40)。尚、適用される暗号化方式は、暗号化及び復号に同一の暗号鍵を用いる公知の暗号方式であり、説明は省略する。
続いて、サーバシステム50は、ステップa30において決定した対象アクセス端局70cのIDコードを指定して、ステップa40において作成・暗号化した案内情報を送信する(ステップa50)。アクセス端局70cは、LCX10を介して受信された案内情報を、ICタグ76の有するメモリ78に記憶させる(ステップb10)。
例えば、図9(a)では、サーバシステム50から、対象アクセス端局であるA地点のアクセス端局70c−1用に作成され、所定の暗号化処理により暗号化された案内情報が、LCX10を介してアクセス端局70c−1に送信される。これに応じて、A地点のアクセス端局70c−1において、受信された案内情報D10がICタグ76の有するメモリ78に書き込まれる。例えば、図9(a)に示すアクセス端局70c−1のICタグ76の有するメモリ78には、案内メッセージD12と、復号確認情報D14と、次回暗号鍵D16とが、初回用鍵である“第1キー”を暗号鍵として暗号化された案内情報D10が書き込まれる。
図8に戻り、続いて、アクセス端局70cは、利用者端末90との近距離無線通信により、案内情報を利用者端末90に送信する(ステップb20)。利用者端末90の記憶装置97には、例えば、所定条件を満足した際にサーバシステム50から送信された前記初回用鍵が現暗号鍵として記憶されており、利用者端末90は、受信した案内情報を、前述の現暗号鍵を暗号鍵として復号し(ステップc10)、復号した案内情報を出力する(ステップc20)。具体的には、利用者端末90において、案内情報に含まれる案内メッセージを表示装置95に表示する処理が行われ(ステップc22)、次回暗号鍵により現暗号鍵を更新する処理が行われ(ステップc24)、復号確認情報を対象アクセス端局70cに送信する処理が行われる(ステップc26)。
例えば、図9(a)に示すように、アクセス端局70c−1と利用者端末90との近距離無線通信が実行されると、図9(b)に示すように、(イ)案内情報D10が利用者端末90に送信される。そして、利用者端末90において、現暗号鍵D20として“第1キー”が保持されている場合には、受信された案内情報D10が現暗号鍵“第1キー”により復号される。この結果、利用者端末90において、(ロ)表示装置95に案内メッセージD12である“B地点に移動せよ”が表示されるとともに、記憶装置97に記憶されている現暗号鍵“第1キー”が次回暗号鍵D16である“第2キー”に更新される。さらに、続いて、(ハ)復号確認情報D14である“B3T”(“B3T”は一例であって、復号の確認が取れるものであれば他のコードであってもよい。)が利用者端末90からアクセス端局70c−1に送信される。
図8に戻り、アクセス端局70cは、利用者端末90から送信された復号確認情報をもとに受信完了情報を作成し(ステップb30)、当該作成した受信完了情報を、LCX10を介してサーバシステム50に送信する(ステップb40)。
一方、サーバシステム50は、ステップa50において案内情報を対象アクセス端局70cに送信した後、当該対象アクセス端局70cから受信完了情報が送信されるまで待機する。そして、サーバシステム50は、対象アクセス端局70cのIDコードを含む受信完了情報を受信した場合に(ステップa60:YES)、ステップa30に移行し、案内経路データに従ってアクセス端局70cのIDコードを選択して対象アクセス端局を決定し、上記した処理を繰り返す。
例えば、図9(c)に示すように、アクセス端局70c−1において、当該アクセス端局70c−1のIDコードD32と、利用者端末90から送信された復号確認情報D34とを含む受信完了情報D30が作成されて、ICタグ76のメモリ78に書き込まれる。そして、(二)受信完了情報D30が、アクセス端局70c−1からLCX10を介してサーバシステム50に送信される。これを受信したサーバシステム50では、案内経路データをもとに、対象アクセス端局が、例えばB地点のアクセス端局70c−2に決定される。そして、サーバシステム50において、当該アクセス端局70c−2用に案内情報が作成され、A地点のアクセス端局70c−1用に作成された案内情報D10の次回暗号鍵D16である“第2キー”を暗号鍵として暗号化される。そして、(ホ)当該暗号化された案内情報が、サーバシステム50からLCX10を介してB地点のアクセス端局70c−2に送信される。
<具体例>
次に、このレベル3のアクセス端局70cを用いた非接触ICタグシステム1の具体例について、図10を参照して説明する。本具体例は、非接触ICタグシステム1により、座席予約サーバで列車の座席を予約した利用者(予約利用者)を、当該座席まで案内するものである。尚、以下説明する具体例におけるアクセス端局70cは、上記したレベル1及び2の機能を併せて有する。
図10において、LCXには、予約利用者が予約した列車を運行する車両RS100内に敷設されたLCX10a、及び予約利用者の乗車駅S100の駅構内に敷設されたLCX10bがある。また、サーバシステム50は、インターネットと接続される座席予約サーバ100との通信接続が可能に構成されている。
利用者端末90aは、これを携帯する予約利用者の操作により、例えば、インターネットに接続して座席予約サーバ100にアクセスし、乗車する列車(予約列車)及び駅間を指定して座席の予約を申し込む。この座席予約サーバは、列車番号、号車番号、座席番号、駅間情報を含む予約列車情報、及び初回用鍵を生成して利用者端末90aに送信するとともに、作成した列車情報及び初回用鍵をサーバシステム50に転送する。
サーバシステム50は、座席予約サーバ100から送信された予約列車情報をもとに、先ず、アクセス端局管理情報58を参照して案内経路データを作成する。例えば、サーバシステム50は、予約列車情報に含まれる駅間情報に従って乗車駅S100の改札口に設置されたアクセス端局70c−10のIDコード、号車番号に従って予約列車を運行する車両RS100の乗降口に配置されたアクセス端局70c−11のIDコード、及び座席番号に従って座席に配置されたアクセス端局70c−12のIDコードを選択し、この順番にIDコードを設定した案内経路データを作成する。次に、サーバシステム50は、作成した案内経路データに従ってアクセス端局70c−10のIDコードを選択し、案内情報を作成して初回用鍵を暗号鍵として暗号化する。そして、サーバシステム50は、作成した案内情報を、アクセス端局70c−10のIDコードを指定して送信する。
例えば、図10では、サーバシステム50からアクセス端局70c−10に対して、予約列車の発車番線や号車番号を報知するための案内メッセージD102と、復号確認情報D104と、次回暗号鍵D106とが、初回用鍵である“第1キー”を暗号鍵として暗号化された案内情報D100が送信される。
予約利用者が、改札口において、アクセス端局70c−10に利用者端末90aを近接させてアクセス端局70c−10との近距離無線通信を実行させると、当該アクセス端局70c−10は、LCX10bを介して受信された案内情報D100を利用者端末90aに送信する。これに応じて、利用者端末90aは、列車の座席を予約した際に座席予約サーバ100から送信された初回用鍵である“第1キー”を暗号鍵として、案内情報復号処理を実行する。すなわち、利用者端末90aは、案内メッセージを表示装置95に表示させるとともに、次回用鍵を現暗号鍵として記憶し、復号確認情報をアクセス端局70c−10に送信する。アクセス端局70c−10は、復号確認情報を受信した場合には、当該アクセス端局70c−10のIDコード及び復号確認情報を含む受信完了情報をサーバシステム50に送信する。
サーバシステム50は、アクセス端局70c−10から受信完了情報を受信すると、続いて、案内経路データに従ってアクセス端局70c−11のIDコードを選択し、案内情報を作成して、アクセス端局70c−11用に生成した次回用鍵を暗号鍵として暗号化する。そして、サーバシステム50は、作成した案内情報を、アクセス端局70c−11のIDコードを指定して送信する。
例えば、図10では、サーバシステム50からアクセス端局70c−11に対して、予約列車の座席番号を報知するための案内メッセージD112と、復号確認情報D114と、次回暗号鍵D116とを含む案内情報とが、“第2キー”を暗号鍵として暗号化された案内情報D110が送信される。
予約利用者が、車両RS100の乗降口まで移動し、アクセス端局70c−11に利用者端末90aを近接させてアクセス端局70c−11との近距離無線通信を実行させると、当該アクセス端局70c−11は、LCX10bを介して受信された案内情報とともに、当該車両RS100の号車番号及び列車番号を利用者端末90aに送信する。
これに応じて、利用者端末90aは、先ず、列車の座席を予約した際に座席予約サーバ100から送信された予約列車情報をもとに、アクセス端局70c−11から受信された当該車両RS100の号車番号及び列車番号の正否を判断する。そして、アクセス端局70c−11から送信された号車番号及び列車番号が、予約列車情報として記憶されている号車番号及び列車番号と一致しない場合には、その旨を予約利用者に報知するメッセージを表示装置95に表示させる。
そして、一致した場合には、利用者端末90aは、現暗号鍵として記憶されている“第2キー”を暗号鍵として、上述した案内情報復号処理を実行する。これに応じて、アクセス端局70c−11は、当該アクセス端局70c−11のIDコード及び復号確認情報を含む受信完了情報をサーバシステム50に送信する。
サーバシステム50は、アクセス端局70c−11から受信完了情報を受信すると、続いて、案内経路データに従ってアクセス端局70c−12のIDコードを選択し、案内情報を作成して、アクセス端局70c−11に送信した案内情報として作成した次回用鍵を暗号鍵として暗号化する。そして、サーバシステム50は、作成した案内情報を、アクセス端局70c−12のIDコードを指定して送信する。
例えば、図10では、サーバシステム50からアクセス端局70c−12に対して、案内終了を報知するための案内メッセージD122と、復号確認情報D124とを含む案内情報とが、“第3キー”を暗号鍵として暗号化された案内情報D120が送信される。サーバシステム50は、案内経路データとして最後に設定されているIDコードを選択した場合には、次回用鍵は生成しない。
予約利用者が、座席まで移動し、アクセス端局70c−12に利用者端末90aを近接させてアクセス端局70c−12との近距離無線通信を実行させると、当該アクセス端局70c−12は、LCX10bを介して受信された案内情報とともに、当該車両RS100の座席番号を利用者端末90aに送信する。
これに応じて、利用者端末90aは、先ず、座席予約サーバ100から送信された予約列車情報をもとに、アクセス端局70c−12から受信された座席番号の正否を判断する。そして、アクセス端局70c−12から送信された座席番号が、予約列車情報として記憶されている座席番号と一致しない場合には、その旨を予約利用者に報知するメッセージを表示装置95に表示させる。
そして、一致した場合には、利用者端末90aは、現暗号鍵として記憶されている“第3キー”を暗号鍵として、上述した案内情報復号処理を実行する。これに応じて、アクセス端局70c−12は、当該アクセス端局70c−12のIDコード及び復号確認情報を含む受信完了情報をサーバシステム50に送信する。
サーバシステム50は、アクセス端局70c−12から受信完了情報を受信すると、例えば、アクセス端局70c−12が配置された座席への予約利用者が着席したと判断し、処理を終了する。また、この際、サーバシステム50が、車両内に設置されている表示装置等と通信を行い、予約利用者の着席状況を表示させることとしてもよく、この場合には、当該座席の車掌による検札の必要がなくなる。
以上説明したように、レベル3のアクセス端局70cを用いた非接触ICタグシステム1によれば、サーバシステム50は、案内メッセージ、復号確認情報、及び次回暗号鍵の各データを含む案内情報を作成した上で初回用鍵を暗号鍵として暗号化し、案内経路データに従って選択したアクセス端局70cに送信することができる。これに応じて、初回用鍵を記憶している利用者端末90は、アクセス端局70cのICタグ76との近距離無線通信により受信した案内情報を復号し、案内メッセージを表示装置95に表示させることができる。したがって、暗号鍵が記憶されている利用者端末90を携帯する利用者に対して、案内情報を確実に提供することができる。
また、アクセス端局70cは、利用者端末により送信された受信完了情報をサーバシステムに送信することができる。そして、サーバシステム50は、受信完了情報により、前回選択したアクセス端局70cに対して送信した案内情報が、アクセス端局70cを介して利用者端末90に送信されたことを確認した後に、次に案内情報を送信するアクセス端局70cを経路案内データに従って新たに選択し、当該アクセス端局70cに案内情報を送信することができる。したがって、利用者端末90を携帯する利用者は、案内情報が送信されたアクセス端局70cの配置位置まで順次移動し、当該アクセス端局70cに利用者端末90を近接させることにより、サーバシステムにおいて暗号化された案内情報を取得することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、所定位置に分散配置されるアクセス端局70と利用者端末90との近距離無線通信により、アクセス端局70のICタグ76が有するメモリに記憶されている情報を、利用者端末90に送信することができる。
また、所定位置に配置されるアクセス端局70は、LCX10とのデータの送受信を無線通信により行うので、故障時等、当該アクセス端局を容易に交換することができる。また、LCX10と通信可能な範囲内において、アクセス端局70の配置位置の変更作業や、追加作業等も容易に行うことができる。
以上、本発明についての好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記したものに限らず、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更可能である。
例えば、上記した実施形態では、サーバシステム50からアクセス端局70に対してデータを送信するための通信線路として、LCX(漏洩同軸ケーブル)を用いた場合について説明したが、通信線路として、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLAN等を適用することとしてもよい。
また、上記した実施形態では、本発明の非接触ICタグシステム1を、駅構内や車両内といった鉄道施設で利用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、映画館や劇場等での利用者の移動案内等に利用することが可能である。
また、上記したレベル3のアクセス端局70cをバス停や駅改札口、マンション玄関等に分散配置しておくことにより、これを用いた非接触ICタグシステム1を、マンション等のキー解錠システムといった、セキュリティシステムに適用することも可能である。
<具体例>
利用者端末90は、これを携帯する利用者の操作により、例えば、インターネットと接続し、キー解錠管理サーバにアクセスする。このキー解錠管理サーバは、例えば、サーバシステム50と通信接続可能に構成されており、当該利用者のマンションまでの帰宅経路を決定してサーバシステム50に送信する。サーバシステム50は、帰宅経路に基づいて、出発位置のアクセス端局70cから目的位置のマンション玄関に配置されたアクセス端局70cまで移動するための利用者の移動経路をアクセス端局70cのIDコードにより示した帰宅経路データを、アクセス端局管理情報58を参照して作成する。続いて、サーバシステム50は、初回用鍵と、出発位置のアクセス端局70cの配置位置への移動を指示する案内メッセージとともに、作成した帰宅経路データをキー解錠管理サーバに返信する。キー解錠管理サーバは、サーバシステム50から返信された帰宅経路データと、初回用鍵と、案内メッセージとを利用者端末90に送信する。これに応じて、利用者端末90の表示装置95に案内メッセージが表示され、出発位置のアクセス端局70cへの移動を促す。
利用者は、案内メッセージに従って、出発位置のアクセス端局70cから順に、携帯する利用者端末90とアクセス端局70cとの近距離無線通信を順次実行させて移動する。また、この際、利用者端末90は、アクセス端局70aから送信されたIDコードが、帰宅経路データとして記憶されているIDコードの順番に従っているか否かを判別し、従っていないと判別した場合には、帰宅経路が誤っていることを利用者に報知するメッセージを表示装置95に表示させる。
そして、利用者が、帰宅経路データに従って利用者端末90とアクセス端局70cとの近距離無線通信を実行させながらマンション玄関まで移動し、最後にマンション玄関に配置されたアクセス端局70cと利用者端末90との近距離無線通信を実行させると、当該アクセス端局70cから送信された案内情報を復号する。サーバシステム50からマンション玄関に配置されたアクセス端局70cに送信された案内情報には、マンション玄関の鍵を解錠するための解錠情報を表示するための案内メッセージが含まれており、利用者は、この解錠情報により、マンションの鍵を解錠することができる。
非接触ICタグシステムのシステム構成を示す概略図。 サーバシステムの主要機能ブロックの構成を示す図。 アクセス端局管理情報の一例を示す図。 (a)は図3に示す駅S10構内アクセス端局情報の一例を示す図、(b)は図3に示す車両RS10アクセス端局情報の一例を示す図。 アクセス端局の主要機能ブロックの構成を示す図。 利用者端末の主要機能ブロックの構成を示す図。 非接触ICタグシステムにおけるアクセス端局の役割を説明するための説明図。 非接触ICタグシステムの動作フローを示す図。 非接触ICタグシステムの動作を説明するための説明図。 非接触ICタグシステムの具体例を説明するための説明図。
符号の説明
1 非接触ICタグシステム
10 LCX
30 LCX制御装置
50 サーバシステム
52 制御装置
54 通信装置
56 記憶装置
58 アクセス端局管理情報
70 アクセス端局
72 端局制御装置
74 LCX通信制御装置
76 ICタグ
78 メモリ
90 利用者端末
91 端末制御装置
93 入力装置
95 表示装置
97 記憶装置
99 ICタグ通信機
N 通信回線

Claims (5)

  1. ICタグ通信機が内蔵された利用者端末との間で近距離無線通信を行うICタグと、所定の通信回線を介してサーバシステムとの間で通信を行って前記ICタグに記憶された情報の送信及び更新を制御する制御装置とを備えた複数のアクセス端局が所定位置に分散配置された非接触ICタグシステムに用いられる案内方法であって、
    前記サーバシステムが、目的位置を設定する目的位置設定工程と、
    前記サーバシステムが、前記目的位置設定工程で設定された目的位置に基づいて案内経路を算出する経路算出工程と、
    前記サーバシステムが、前記経路算出工程で算出され案内経路に配置される前記複数のアクセス端局の中から当該案内経路に沿って一地点ごとにアクセス端局を順次選択する端局選択工程と、
    前記サーバシステムが、前記選択されたアクセス端局に案内情報を送信する情報送信工程と、
    前記選択されたアクセス端局が、前記送信された案内情報を当該アクセス端局のICタグに記憶させる情報設定工程と、
    前記利用者端末が、前記選択されたアクセス端局のICタグと近距離無線通信を行って当該ICタグから前記案内情報を受信して出力する端末受信工程と、
    前記利用者端末が、前記端末受信工程において前記案内情報を受信した場合に、当該案内情報を送信したアクセス端局のICタグに受信完了情報を書き込む受信完了工程と、
    前記受信完了工程において前記受信完了情報が書き込まれたアクセス端局が当該受信完了情報を前記サーバシステムに送信する受信完了通知工程と、
    を含み、
    前記端局選択工程、前記情報送信工程、前記情報設定工程、前記端末受信工程、前記受信完了工程、前記受信完了通知工程からなる一連の工程が順次繰り返されることで、前記経路算出工程で算出された案内経路に沿って、順次、一地点ごとに新たなアクセス端局が選択されて各地点に応じた案内メッセージを含む案内情報が送信されるとともに、この各地点に応じた案内メッセージを含む案内情報が前記利用者端末に受信されていくことを特徴とする案内方法。
  2. 請求項1に記載の案内方法であって、
    前記利用者端末が、第1の暗号鍵を記憶する工程を更に含み、
    前記情報送信工程は、案内情報を前記第1の暗号鍵で暗号化し、暗号化した案内情報及び第2の暗号鍵を前記選択されたアクセス端局に送信する工程であり、
    前記情報設定工程は、前記情報送信工程で送信された案内情報及び第2の暗号鍵を当該アクセス端局のICタグに記憶させる工程であり、
    前記端末受信工程は、前記利用者端末が前記案内情報及び前記第2の暗号鍵を受信し、この受信した案内情報を前記第1の暗号鍵で復号して出力するとともに、受信した第2の暗号鍵を前記第1の暗号鍵に変えて記憶する工程であり、
    前記第2の暗号鍵を第1の暗号鍵とし、新たな暗号鍵を第2の暗号鍵として、前記一連の工程を新たに行う、
    ことを特徴とする案内方法。
  3. 請求項2に記載の案内方法であって、
    前記受信完了工程は、前記利用者端末が、前記端末受信工程において復号した案内情報に含まれる復号確認情報を前記受信完了情報として書き込む工程であり、
    前記受信完了工程で送信された受信完了情報の正否を前記サーバシステムが判定し、正しいと判定された場合に前記一連の工程を新たに行うことを特徴とする案内方法。
  4. ICタグ通信機が内蔵された利用者端末との間で近距離無線通信を行うICタグと、所定の通信回線を介してサーバシステムとの間で通信を行って前記ICタグに記憶された情報の送信及び更新を制御する制御装置とを備えた複数のアクセス端局が所定位置に分散配置された非接触ICタグシステムであって、
    前記サーバシステムが、目的位置を設定する目的位置設定手段と、
    前記サーバシステムが、前記目的位置設定手段で設定された目的位置に基づいて案内経路を算出する経路算出手段と、
    前記サーバシステムが、前記経路算出手段で算出され案内経路に配置される前記複数のアクセス端局の中から当該案内経路に沿って一地点ごとにアクセス端局を順次選択する端局選択手段と、
    前記サーバシステムが、前記選択されたアクセス端局に案内情報を送信する情報送信手段と、
    前記選択されたアクセス端局が、前記送信された案内情報を当該アクセス端局のICタグに記憶させる情報設定手段と、
    前記選択されたアクセス端局のICタグが、前記利用者端末との間で近距離通信を行い、前記記憶された案内情報を前記利用者端末に送信する端末送信手段と、
    前記利用者端末が、前記端末送信手段によって送信された前記案内情報を受信した場合に、当該案内情報を送信したアクセス端局のICタグに受信完了情報を書き込む受信完了手段と、
    前記受信完了手段において前記受信完了情報が書き込まれたアクセス端局が当該受信完了情報を前記サーバシステムに送信する受信完了通知手段と、
    を備え、
    前記端局選択手段、前記情報送信手段、前記情報設定手段、前記端末送信手段、前記受信完了手段、前記受信完了通知手段からなる一連の処理が順次繰り返されることで、前記経路算出手段で算出された案内経路に沿って、順次、一地点ごとに新たなアクセス端局が選択されて各地点に応じた案内メッセージを含む案内情報が送信されるとともに、この各地点に応じた案内メッセージを含む案内情報が前記利用者端末に受信されていくことを特徴とする非接触ICタグシステム。
  5. 請求項4に記載の非接触ICタグシステムであって、
    前記所定の通信回線の通信線路は漏洩同軸ケーブルであり、
    前記制御装置は前記漏洩同軸ケーブルを介した無線通信で前記サーバシステムとの間の通信を行う装置である、
    ことを特徴とする非接触ICタグシステム。
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