JP4294989B2 - 名札 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能な非接触型情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。
【0003】
このような情報管理や決済等に用いられるカードは、ICチップが内蔵されたICカードや、磁気により情報が書き込まれた磁気カード等があり、専用の装置を用いて情報の書き込み及び読み出しが行われる。
【0004】
さらに、ICカードにおいては、情報の書き込み及び読み出しを専用の装置に接触させることにより行う接触型ICカードと、専用の装置に近接させるだけで情報の書き込み及び読み出しを行うことができる非接触型ICカードがある。これらのICカードは、磁気カードと比較してセキュリティ性が高いとともに書き込み可能な情報量が多く、また、1枚のカードを多目的に使用できるため、市場における普及度は増加の一途を辿っている。また、その中でも、非接触型ICカードにおいては、情報の書き込みあるいは読み出しを行う際、カードを取り出して専用の装置に挿入したりする必要がなく取り扱いに便利なため、そのカード及び該カードに書き込まれた情報を読み取るための装置の急速な普及が進みつつある。
【0005】
図3は、従来の非接触型ICカードの構造の一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【0006】
本従来例における非接触型ICカードは図3に示すように、樹脂シート515上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ511が搭載されるとともに、ICチップ511の接続端子512を介してICチップ511と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ511に電流を供給し、ICチップ511に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のコイル形状からなるアンテナ512が形成されたインレット510が、コア材520a,520b及び表面シート530a,530bに挟まれるようにこれらが積層されて構成されている。なお、ICチップ511は、接続端子512によってアンテナ512と接続された状態で、接着剤516によって樹脂シート515に接着されている。
【0007】
上記のように構成された非接触型ICカードにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりコイル形状のアンテナ512に電流が流れ、その電流がアンテナ512からICチップ511に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ511に情報が書き込まれたり、ICチップ511に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0008】
上述したような非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能な非接触型ICカードにおいては、利用されるアプリケーション毎にそのアプリケーションにて用いられる情報を予め書き込んでおけば、利用者は、所望のアプリケーションに用いられる情報が書き込まれたカードを用いて所望のアプリケーションを利用することができる。このため、このような非接触型ICカードは、例えば、イベント等における来場者管理等に用いられている。
【0009】
図3に示したような非接触型ICカードを用いてイベント等の来場者管理を行う場合は、来場予定者を識別可能な情報が書き込まれた非接触型ICカードを予め来場予定者に送付しておき、来場予定者がこの非接触型ICカードを持参してイベント会場に来場した際に、受付において、非接触型ICカードに書き込まれた情報を読み出すことにより、来場予定者が来場しているかどうか等を管理する。
【0010】
また、受付のみならず、イベント会場内のブース毎に、非接触型ICカードに対する情報の書き込み及び読み出しが可能な情報書込/読出装置を設けておき、この情報書込/読出装置によって、ブースに入退室する来場者が携帯する非接触型ICカードに書き込まれた情報を読み出すことにより、来場者が現在どのブースに入室しているかを認識することも可能である。
【0011】
ここで、図3に示したような非接触型ICカードをイベント等の来場者管理に用いるためには、図3に示したような非接触型ICカードを来場予定者全員に予め送付しておく必要があるが、来場予定者が非常に多い場合、過剰なコスト負担が生じてしまう。また、非接触型ICカードを送付した来場予定者の中でもイベント会場に来場しない者がいる可能性があり、その場合、イベント会場に来場しなかった者に送付した非接触型ICカードが無駄となり、無駄なコストが発生してしまう。
【0012】
そこで、名刺や名札を収納可能なカードホルダに、情報の書き込み及び読み出しが可能な記憶素子を内蔵したものが考えられている。
【0013】
このカードホルダを用いてイベント等における来場者管理を行う場合は、来場者がイベント会場に来場した際、受付にて来場者にカードホルダを渡し、カードホルダに来場者の名刺や名札を収納するとともに、カードホルダに内蔵された記憶素子に来場者を識別可能な情報を書き込む。その後、来場者が、自分の名刺や名札が収納されたカードホルダを携帯し、イベント会場内のブースにおいて、ブースに設けられた情報書込/読出装置によって、ブースに入退室する来場者が携帯するカードホルダに内蔵された記憶素子に書き込まれた情報を読み出すことにより、来場者が現在どのブースに入室しているかを認識する。その後、カードホルダは、イベント会場の出口で回収され再利用される(例えば、特許文献1参照。)。
【0014】
【特許文献1】
特開平10−240886号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなカードホルダにおいては、来場者管理に用いられる場合、来場者管理を行うイベント会場の受付等において、来場者を識別可能な情報をカードホルダに内蔵された記憶素子に書き込む必要があるため、受付等における処理が煩雑になってしまい、特に、イベント等への来場者数が多い場合、受付が混雑してしまい、来場者がイベント会場へスムーズに入場できなくなってしまうという問題点がある。
【0016】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、イベント等の来場者管理に用いられる場合に処理を煩雑にすることなく、かつ、コスト低減を図ることができる名札を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
互いに所定の間隔を有する2つの第1の導電領域が名札基材内部に形成されるとともに、コイル状のアンテナを介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップが前記2つの第1の導電領域に接続されて前記名札基材に内蔵された名札であって、
前記名札が収納可能に構成された一端開口型のポケットが形成され、前記ポケットの一方の面が透明な基材からなり、前記ポケットの他方の面において前記アンテナ及び該アンテナの両端に接続された第2の導電領域が筐体に内蔵されるように形成され、前記第2の導電領域が、前記ポケットの他方の面のうち、前記名札が前記ポケットに収納された場合に前記第1の導電領域と対向する領域に形成されている名札収納ケースの前記ポケットに収納された場合に、前記ICチップが、前記名札基材及び前記名札収納ケースの筐体によって所定の静電容量を有して前記第1の導電領域及び前記第2の導電領域を介して前記アンテナと結合する。
【0019】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、互いに所定の間隔を有する2つの第1の導電領域が内部に形成されるとともに、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップが2つの第1の導電領域に接続されて内蔵された第1の基材を、第2の基材に設けられた収納領域に収納すると、第1の基材に形成された第1の導電領域が、第2の基材においてコイル状のアンテナの両端に接続されて設けられた第2の導電領域と対向するようになる。これにより、アンテナとICチップとが、少なくとも第1の基材によって所定の静電容量を有して第1の導電領域及び第2の導電領域を介して結合することになるので、この状態で外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させると、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりコイル状のアンテナに電流が流れ、その電流がアンテナから第1及び第2の導電領域を介してICチップに供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップに情報が書き込まれたり、ICチップに書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0020】
また、第2の基材に設けられた収納領域の少なくとも一方の面が該収納領域の内部が外部から視認可能なるように構成されていれば、収納領域に第1の基材が収納された場合に第1の基材に記載された情報が外部から視認可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0022】
図1は、本発明の非接触型情報記録媒体の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観図、(b)は(a)に示したケース20の構造を示す図、(c)は(b)に示したA−A’断面図、(d)は(a)に示した名札10の構造を示す図、(e)は(d)に示したB−B’断面図である。また、図2は、図1に示したケース20に名札10を収納した場合の作用を説明するための図であり(a)はケース20に名札10が収納された場合の内部構造を示す図、(b)は(a)に示したC−C’断面図である。
【0023】
本形態は図1に示すように、クリップ30が取り付けられた第2の基材であるケース20に、来場者の氏名等が記載された第1の基材である名札10が収納されて構成されている。
【0024】
ケース20には名札10を収納するための収納領域であるポケット21が設けられており、ポケット21内にはコイル状のアンテナ22が形成されており、アンテナ22の両端には所定の面積を有する第2の導電領域であるランド部23a,23bがそれぞれ形成されている。なお、ポケット21が設けられた部分のうち少なくとも1つの面は透明な基材からなり、それにより、ポケット21内が外部から視認可能となっている。
【0025】
名札10は、基材13a上に所定の間隔及び面積を有する第1の導電領域であるランド部12a,12が形成され、ランド部12a,12bを跨ぐように、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ11が搭載され、その上に基材13bが積層されて構成されている。
【0026】
上記のように構成された名札10をケース20のポケット21に収納すると、名札10に設けられたランド部12a,12bとケース20に設けられたランド部23a,23bとが、基材13aを介してそれぞれ対向するようになる。そのために、ランド部12a,12bとランド部23a,23bは、ケース20のポケット21に名札10が収納された場合に互いに対向するような位置に、ランド部12a,12bにおいては名札10に、また、ランド部23a,23bにおいてはケース20にそれぞれ設けられている。
【0027】
名札10に設けられたランド部12a,12bとケース20に設けられたランド部23a,23bとが、基材13aを介してそれぞれ対向すると、ランド部12a,12bとランド部23a,23bとをそれぞれ両電極としたコンデンサが形成されることになり、ランド部12a,12b及びランド部23a,23bの面積と、基材13aの材質及び厚さとから決まる静電容量を有して、名札10に内蔵されたICチップ11とケース20に形成されたアンテナ22とがランド部12a,12b及びランド部23a,23bを介してそれぞれ結合されることになる。
【0028】
これにより、ケース20のポケット21に名札10が収納された状態の非接触型情報記録媒体を、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させると、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりコイル形状のアンテナ22に電流が流れ、その電流がアンテナ22からランド部23a,23b及びランド部12a,12bを介してICチップ11に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ11に情報が書き込まれたり、ICチップ11に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりすることになる。
【0029】
以下に、上記のように構成された非接触型情報記録媒体を用いた来場者管理方法について説明する。
【0030】
まず、イベント等への来場予定者に対して、図1に示したような名札10を予め送付しておく。ここで、名札10においては、その表面に来場予定者の氏名等が予め印字されているとともに、内蔵されたICチップ11には、来場予定者を識別可能な情報が書き込まれている。なお、名札10の表面に来場予定者の氏名等を印字しておかず、来場予定者が自分で記入することも考えられる。
【0031】
名札10を受け取った来場予定者が名札10を持参してイベント会場に来場すると、イベント会場の受付において、来場者が持参した名札10が図1に示したケース20に収納される。
【0032】
すると、図2に示したように、名札10に内蔵されたICチップ11とケース20に形成されたアンテナ22とがランド部12a,12b及びランド部23a,23bを介して結合され、これにより、名札10に内蔵されたICチップ11は、ケース20に形成されたアンテナ22を介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能な状態となる。また、ケース20のポケット21部分は少なくとも1つの面が透明な基材から構成されているため、ケース20に収納された名刺10に記載された来場者の氏名等が外部から視認可能となる。
【0033】
この状態にて、まず、イベント会場の受付に設けられた情報書込/読出装置に非接触型情報記録媒体を近接させると、ICチップ11に書き込まれた情報がアンテナ22を介して読み出され、それにより、ICチップ11に書き込まれた情報によって識別される来場者がイベント会場に来場したことが認識される。
【0034】
その後、来場者がイベント会場内に設けられたブースに入室する場合、ブースに設置された情報書込/読出装置に非接触型情報記録媒体を近接させると、ICチップ11に書き込まれた情報がアンテナ22を介して読み出され、それにより、ICチップ11に書き込まれた情報によって識別される来場者がブースに入室したことが認識される。
【0035】
また、来場者がそのブースから退出する場合に、ブースに設置された情報書込/読出装置に非接触型情報記録媒体を再度近接させると、ICチップ11に書き込まれた情報がアンテナ22を介して読み出され、それにより、ICチップ11に書き込まれた情報によって識別される来場者がブースから退出したことが認識される。
【0036】
その後、来場者がイベント会場から退場する場合、イベント会場の受付に設けられた情報書込/読出装置に非接触型情報記録媒体を再度近接させると、ICチップ11に書き込まれた情報がアンテナ22を介して読み出され、それにより、ICチップ11に書き込まれた情報によって識別される来場者がイベント会場から退場したことが認識される。
【0037】
また、その後、イベント会場の受付において、非接触型情報記録媒体の名札10をケース20から取り出し、ケース20のみを回収する。ケース20には、アンテナ22が形成されているだけであり、情報が書き込まれているわけではないので、そのまま再利用することが可能となる。
【0038】
上述したように本形態においては、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ11が名札10に内蔵され、また、ICチップ11に対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うためのアンテナ22が、名札10を収納可能なケース20に形成され、名札10がケース20に収納された場合にICチップ11とアンテナ22とが電気的に結合されて、アンテナ22を介してICチップ11に対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが行われることになるので、例えば、イベント等の来場者管理に用いる場合は、来場予定者を識別可能な情報が書き込まれたICチップ11が内蔵された名札10のみを来場予定者に送付しておけばよく、それにより、コスト低減を図ることができ、また、イベント会場の受付においては、来場者が持参した名札10をケース20に収納することのみで、名札10に内蔵されたICチップ11に対する情報の書き込み及び読み出しが可能な状態となり、受付における処理が煩雑になることはなくなる。
【0039】
また、ICチップ11及びランド部12a,12bは名札10の表面に露出していないため、外部からの衝撃や錆からICチップ11やランド部12a,12bを保護することができる。
【0040】
また、ケース20に形成されたアンテナ22と名札10に内蔵されたICチップ11とは、ランド部12a,12b及びランド部23a,23bを介して非接触状態にて結合されることになるので、アンテナ22とICチップ11とを接続するための接点を設ける必要がなく、外力が加わった場合においても、接触不良等が原因となって情報の書き込みあるいは読み出しが不可能となることがなくなる。
【0041】
なお、本形態においては、コイル状のアンテナ22の両端に設けられたランド部23a,23bが、ケース20のポケット21内の表面に露出するように形成されているが、ランド部23a,23bがケース20の筐体に内蔵されるように形成されていても構わない。その場合、ケース20のポケット21に名札10を収納すると、名札10に設けられたランド部12a,12bとケース20に設けられたランド部23a,23bとが、基材13aとケース20の筐体とを介してそれぞれ対向するようになり、ランド部12a,12b及びランド部23a,23bの面積と、基材13a及びケース20の筐体の材質と、ランド部12a,12bとランド部23a,23bとの間の距離とから決まる静電容量を有して、ICチップ11とアンテナ22とがランド部12a,12b及びランド部23a,23bを介して結合されることになる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、コイル状のアンテナと、該アンテナを介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップとを少なくとも有してなる非接触型情報記録媒体において、互いに所定の間隔を有する2つの第1の導電領域が内部に形成されるとともに、ICチップが2つの第1の導電領域に接続されて内蔵された第1の基材と、アンテナが形成されるとともに、第1の基材が収納可能に構成された収納領域を具備し、第1の基材が収納領域に収納された場合に第1の導電領域と対向する領域に、アンテナの両端に接続された第2の導電領域が形成された第2の基材とを有し、第1の基材が収納領域に収納された場合に、アンテナとICチップとが、少なくとも第1の基材によって所定の静電容量を有して第1の導電領域及び第2の導電領域を介して結合するように構成されているため、例えば、この非接触型情報記録媒体を、イベント等の来場者管理に用いる場合は、来場予定者を識別可能な情報が書き込まれたICチップが内蔵された第1の基材のみを来場予定者に送付しておき、来場者が第1の基材を持参してイベント会場に来場した際に、来場者が持参した第1の基材を第2の基材に収納すれば、アンテナとICチップとが、少なくとも第1の基材によって所定の静電容量を有して第1の導電領域及び第2の導電領域を介して結合されて、アンテナを介してICチップに対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが行われることになり、イベント等の来場者管理に用いられる場合に処理を煩雑にすることなく、かつ、コスト低減を図ることができる。
【0043】
また、第2の基材に形成されたアンテナと第1の基材に内蔵されたICチップとは、第1及び第2の導電領域を介して非接触状態にて結合されることになるので、アンテナとICチップとを接続するための接点を設ける必要がなく、外力が加わった場合においても、接触不良等が原因となって情報の書き込みあるいは読み出しが不可能となることがなくなる。
【0044】
また、第2の基材に設けられた収納領域の少なくとも一方の面が該収納領域の内部が外部から視認可能なるように構成されたものにおいては、収納領域に第1の基材が収納された場合に第1の基材に記載された情報を外部から視認可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触型情報記録媒体の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観図、(b)は(a)に示したケースの構造を示す図、(c)は(b)に示したA−A’断面図、(d)は(a)に示した名札の構造を示す図、(e)は(d)に示したB−B’断面図である。
【図2】図1に示したケースに名札を収納した場合の作用を説明するための図であり(a)はケースに名札が収納された場合の内部構造を示す図、(b)は(a)に示したC−C’断面図である。
【図3】従来の非接触型ICカードの構造の一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
10 名札
11 ICチップ
12a,12b,23a,23b ランド部
13a,13b 基材
20 ケース
21 ポケット
22 アンテナ
30 クリップ
Claims (1)
- 互いに所定の間隔を有する2つの第1の導電領域が名札基材内部に形成されるとともに、コイル状のアンテナを介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップが前記2つの第1の導電領域に接続されて前記名札基材に内蔵された名札であって、
前記名札が収納可能に構成された一端開口型のポケットが形成され、前記ポケットの一方の面が透明な基材からなり、前記ポケットの他方の面において前記アンテナ及び該アンテナの両端に接続された第2の導電領域が筐体に内蔵されるように形成され、前記第2の導電領域が、前記ポケットの他方の面のうち、前記名札が前記ポケットに収納された場合に前記第1の導電領域と対向する領域に形成されている名札収納ケースの前記ポケットに収納された場合に、前記ICチップが、前記名札基材及び前記名札収納ケースの筐体によって所定の静電容量を有して前記第1の導電領域及び前記第2の導電領域を介して前記アンテナと結合する名札。
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