JP4293914B2 - 株価チャート提供装置、株価チャート提供方法および株価チャート提供プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、株式銘柄の株価情報に基づいて値軸および時間軸からなる株価チャートを作成し、該作成された株価チャートを提供する株価チャート提供装置、株価チャート提供方法および株価チャート提供プログラムに関し、特に、株価動向の将来予測を正確におこなうことができる株価チャート提供装置、株価チャート提供方法および株価チャート提供プログラムに関する。
従来より、株価チャート表示システムにより作成(表示)される最も一般的な株価チャートとして、ローソク足式の株価チャートが広く知られている。かかるローソク足式株価チャートでは、日足を採用した場合、足の長さは当日の始値と終値との差の絶対値に対応するものとなり、足の上端または下端のいずれか一方は当日の始値を、他方が終値を示すこととなる。
また、当日の終値と始値との差の極性が正のとき(終値>始値)は足の色は第1の色(例えば、黒等)とされ、負のとき(終値<始値)には第2の色(例えば、白等)とされる。さらに、足の上下端部からは「ひげ」と称される垂直細線が引き出され、このうち、上ひげの上端は高値を示し、下ひげの下端は安値を示すこととなる。
ところが、かかるチャートだけを頼りに今後の株価の動向を予測して株の売り買い時を決定するのは依然として容易ではなく、株の売り買い時を実際に決定する際には、チャートを日々観察し、経験や勘を頼りとして総合的な判断を行うと言った煩雑な作業がなおも必要とされていた。
ここで、特許文献1では、「足」の上端及び下端が、今回終値とそれ以前の規定回数分の既得終値とから算出される今回終値平均値或いは、前回終値とそれ以前の規定回数分の既得終値とから算出される前回終値平均値のいずれか一方をそれぞれ示すように「足」を配置し、「足」には、前回終値平均値と今回終値平均値との大小関係を示す表示と、今回終値を示す座標点と、今回終値平均値を示す「足」の上端または下端とを結ぶ「線」とを付加し、「線」には、今回終値と今回終値平均値との大小関係を示す表示を付加する株価チャート表示システムが開示されている。
かかる株価チャート表示システムによれば、隣接する「足」同士に連続性を維持することにより、ローソク足に比較して視認性のよい移動線が描かれ、また、終値と「足」とを結ぶ「線」により、株価の変動の勢いが表されるため、初心者にも見やすく、かつ株価動向予測にも好適な株価チャートが得られるようにしている。
特開2003−118268号公報
しかしながら、上記の従来技術(特許文献1)における「株価チャート」は、隣接する「足」同士に連続性を維持して移動線の視認性を向上させるものに過ぎず、大局的な株価動向の分析を提供するものではないため、株価動向の将来予測を正確におこなうことができないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、株価動向の将来予測を正確におこなうことができる株価チャート提供装置、株価チャート提供方法および株価チャート提供プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明に係る株価チャート提供装置は、株式銘柄の株価情報に基づいて値軸および時間軸からなる株価チャートを作成し、該作成された株価チャートを提供する株価チャート提供装置であって、前記株式銘柄の株価情報の履歴を記憶する株価情報履歴記憶手段と、前記株価チャートの変曲点を選定する選定期間を、所定の最短期間から予め設定した最長期間を上限として順次延長する選定期間延長手段と、前記株価情報履歴記憶手段記憶された株価情報の履歴をもとに、前記選定期間延長手段により前記選定期間が延長される度に、各選定期間で測定した高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルにおける値幅および日柄のばらつき度合いを示す評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価値と前記選定期間とを記憶するテーブルと、前記評価値算出手段により算出された評価値が前記テーブルに記憶されている評価値よりも小さい場合に、前記テーブルに記憶されている評価値を当該算出された評価値に更新すると共に、前記テーブルに記憶されている選定期間を当該算出された評価値に対応する前記サンプルが測定された選定期間に更新する更新手段と、前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点を表示するように制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明に係る株価チャート提供装置は、上記の発明において、前記評価値算出手段は、前記株価情報履歴記憶手段によって記憶された株価情報の履歴をもとに、前記各選定期間で測定した高値から安値の各サンプルの値幅の標準偏差、高値から安値の各サンプルの日柄の標準偏差、安値から高値の各サンプルの値幅の標準偏差および安値から高値の各サンプルの日柄の標準偏差の和を、高値から安値の各サンプルの値幅の平均、高値から安値の各サンプルの日柄の平均、安値から高値の各サンプルの値幅の平均および安値から高値の各サンプルの日柄の平均の和で除することによって評価値を算出することを特徴とする。
また、請求項3の発明に係る株価チャート提供装置は、上記の発明において、現時点に到るまでの変曲点の過程が高値から安値であれば、安値から高値の各サンプルの値幅の平均値および安値から高値の各サンプルの日柄の平均値を最前の変曲点に加算した点を将来の変曲点として予測する変曲点予測手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記変曲点予測手段によって予測された変曲点を表示するように制御することを特徴とする。
また、請求項4の発明に係る株価チャート提供装置は、上記の発明において、前記表示制御手段は、前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点間を結ぶ直線を対角線として含む四角形を表示するように制御することを特徴とする。
また、請求項5の発明に係る株価チャート提供装置は、上記の発明において、前記表示制御手段は、前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点間を結ぶ直線を一辺として含む三角形を表示するように制御することを特徴とする。
また、請求項6の発明に係る株価チャート提供装置は、上記の発明において、前記表示制御手段は、前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点間の移動線の傾きが正である場合と負である場合に応じて前記変曲点間の表示態様を区別して表示するように制御することを特徴とする。
また、請求項7の発明に係る株価チャート提供装置は、上記の発明において、日柄および/または値幅の規則性に係る条件に関して、当該条件に対応する前記評価値をキーとして前記テーブルから該当する株式銘柄を検索し、現時点に到るまでの変曲点の経過に係る条件に関して、日柄調整、値幅調整とも終了し、これから上昇が期待されるという要件の条件を受付けた場合には、高値から安値のサンプルで安値の変曲点間際まで到っているケースの株式銘柄の株価チャートを株価情報履歴記憶手段から検索し、上昇日柄が経過し、値幅も上昇したため、これから下落が予想されるという要件の条件を受付けた場合には、安値から高値のサンプルで高値の変曲点間際まで到っているケースの株式銘柄の株価チャートを株価情報履歴記憶手段から検索する検索手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項の発明に係る株価チャート提供方法は、株式銘柄の株価情報に基づいて値軸および時間軸からなる株価チャートを作成し、該作成された株価チャートを提供する株価チャート提供方法であって、前記株式銘柄の株価情報の履歴を記憶する株価情報履歴記憶工程と、前記株価チャートの変曲点を選定する選定期間を、所定の最短期間から予め設定した最長期間を上限として順次延長する選定期間延長工程と、前記株価情報履歴記憶工程により記憶された株価情報の履歴をもとに、前記選定期間延長工程により前記選定期間が延長される度に、各選定期間で測定した高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルにおける値幅および日柄のばらつき度合いを示す評価値を算出する評価値算出工程と、前記評価値と前記選定期間とを所定のテーブルに記憶させるテーブル記憶工程と、前記評価値算出工程により算出された評価値が前記テーブルに記憶されている評価値よりも小さい場合に、前記テーブルに記憶されている評価値を当該算出された評価値に更新すると共に、前記テーブルに記憶されている選定期間を当該算出された評価値に対応する前記サンプルが測定された選定期間に更新する更新工程と、前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点を表示するように制御する表示制御工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項の発明に係る株価チャート提供プログラムは、株式銘柄の株価情報に基づいて値軸および時間軸からなる株価チャートを作成し、該作成された株価チャートを提供する株価チャート提供プログラムであって、前記株式銘柄の株価情報の履歴を記憶する株価情報履歴記憶手順と、前記株価チャートの変曲点を選定する選定期間を、所定の最短期間から予め設定した最長期間を上限として順次延長する選定期間延長手順と、前記株価情報履歴記憶工程により記憶された株価情報の履歴をもとに、前記選定期間延長工程により前記選定期間が延長される度に、各選定期間で測定した高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルにおける値幅および日柄のばらつき度合いを示す評価値を算出する評価値算出手順と、前記評価値と前記選定期間とを所定のテーブルに記憶させるテーブル記憶手順と、前記評価値算出工程により算出された評価値が前記テーブルに記憶されている評価値よりも小さい場合に、前記テーブルに記憶されている評価値を当該算出された評価値に更新すると共に、前記テーブルに記憶されている選定期間を当該算出された評価値に対応する前記サンプルが測定された選定期間に更新する更新手順と、前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点を表示するように制御する表示制御手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係る株価チャート提供装置は、株式銘柄の株価情報の履歴を記憶し、記憶された株価情報の履歴における高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルの値幅および日柄に基づいて変曲点の選定期間を決定し、該選定期間で測定された変曲点を表示するように制御することとしたので、「株価チャート」全体から上げ相場の区間および下げ相場の区間を大局的に定義し、上げ相場の上げ幅および期間、下げ相場の下げ幅および期間を大局的に分析することができ、株価動向の将来予測を正確におこなうことが可能な株価チャート提供装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、株価情報の履歴をもとに、高値から安値の各サンプルの値幅の標準偏差、高値から安値の各サンプルの日柄の標準偏差、安値から高値の各サンプルの値幅の標準偏差および安値から高値の各サンプルの日柄の標準偏差の和を、高値から安値の各サンプルの値幅の平均、高値から安値の各サンプルの日柄の平均、安値から高値の各サンプルの値幅の平均および安値から高値の各サンプルの日柄の平均の和で除することによって評価値を算出する処理を所定の範囲の選定期間の候補についてそれぞれ評価値が算出されるまで繰り返し、評価値が最小となる変曲点の選定期間の候補を当該選定期間として決定することとしたので、「株価チャート」全体から上げ相場の区間および下げ相場の区間を大局的かつ正確に定義し、上げ相場の上げ幅および期間、下げ相場の下げ幅および期間を大局的かつ正確に分析することができ、株価動向の将来予測をより正確におこなうことが可能な株価チャート提供装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、現時点に到るまでの変曲点の過程を参照して、高値から安値の各サンプルの値幅の平均および高値から安値の各サンプルの日柄の平均、および、安値から高値の各サンプルの値幅の平均および安値から高値の各サンプルの日柄の平均に基づいて将来の変曲点を予測し、予測された変曲点を表示するように制御することとしたので、株価動向の将来予測を詳細かつ正確におこなうことが可能な株価チャート提供装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、選定期間で測定された変曲点間を結ぶ直線を対角線として含む四角形を表示するように制御することとしたので、ミクロな観点における情報(ローソク足などの情報)とマクロな観点における情報(上げ相場の上げ幅および期間並びに下げ相場の下げ幅などの情報)との視認性の調和が保たれた「株価チャート」を表示することが可能な株価チャート提供装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、選定期間で測定された変曲点間を結ぶ直線を一辺として含む三角形を表示するように制御することとしたので、ミクロな観点における情報(ローソク足などの情報)とマクロな観点における情報(上げ相場の上げ幅および期間並びに下げ相場の下げ幅などの情報)との視認性の調和が保たれた「株価チャート」を表示することが可能な株価チャート提供装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、選定期間で測定された変曲点間の移動線の傾きが正である場合と負である場合に応じて変曲点間の表示態様を区別して表示するように制御することとしたので、上げ相場と下げ相場の視認性を向上させることが可能な株価チャート提供装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、日柄および/または値幅に係る条件に該当する株式銘柄の株価チャートを検索することとしたので、ユーザのニーズに応じた株式銘柄を提示することが可能な株価チャート提供装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、株価情報の履歴から所定の選定期間で測定された高値および安値を株価チャートの変曲点として表示するように制御することとしたので、株価動向の将来予測を正確におこなうことが可能な株価チャート提供装置が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、株式銘柄の株価情報の履歴を記憶し、記憶された株価情報の履歴における高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルの値幅および日柄に基づいて変曲点の選定期間を決定し、該選定期間で測定された変曲点を表示するように制御することとしたので、「株価チャート」全体から上げ相場の区間および下げ相場の区間を大局的に定義し、上げ相場の上げ幅および期間、下げ相場の下げ幅および期間を大局的に分析することができ、株価動向の将来予測を正確におこなうことが可能な株価チャート提供方法が得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、株式銘柄の株価情報の履歴を記憶し、記憶された株価情報の履歴における高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルの値幅および日柄に基づいて変曲点の選定期間を決定し、該選定期間で測定された変曲点を表示するように制御することとしたので、「株価チャート」全体から上げ相場の区間および下げ相場の区間を大局的に定義し、上げ相場の上げ幅および期間、下げ相場の下げ幅および期間を大局的に分析することができ、株価動向の将来予測を正確におこなうことが可能な株価チャート提供プログラムが得られるという効果を奏する。
以下に、添付図面を参照して、ローソク足式株価チャートにおいて、「日足」を採用した「株価チャート」を提供する株価チャート提供装置、株価チャート提供方法および株価チャート提供プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、本実施例では、インターネット上の分散システムの一つであるWWW(World Wide Web)上で動作する株価チャート提供システムに本発明を適用した場合を示すこととする。
ここで、本発明で言う「日柄」とは、上げ相場または下げ相場の期間(本実施例1では、「日数」)を示すものである。
まず、本実施例1に係る株価チャート提供システムの構成について説明する。図1は、本実施例に係る株価チャート提供システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この株価チャート提供システムは、各端末装置10a〜10cとWEBサーバ12とがインターネット11を介して接続された構成となる。
端末装置10a〜10cは、HTTPサーバにアクセス可能なWEBブラウザを搭載したインターネット端末であり、プロバイダなどを介してインターネット上の各種サーバ装置にアクセスできる。
WEBサーバ12は、本発明に係る装置であり、インターネット上の各種端末装置10a〜10cからアクセスを受け付けてホームページなどのウェブサービスを提供するHTTPサーバである。このWEBサーバ12は、単に一般的なウェブサービスを提供するだけではなく、所望の株式銘柄の株価チャートを作成して各種端末に提供する。
図1に示すように、このWEBサーバ12は、インターフェース部120、入力部121、表示部122、記憶部123および制御部124を有する。インターフェース部120は、インターネット11を介して端末装置10a〜10cとデータ授受するネットワークインターフェースであり、具体的には、TCP/IPプロトコルに準拠した処理をおこなう。
入力部121は、キーボードやマウスなどの入力デバイスであり、表示部122は、液晶パネルやディスプレイなどの表示デバイスであり、記憶部123は、制御部124による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、機能概念的に、ハイパーテキスト123a、株価情報履歴DB123bおよび評価値テーブル123cを備える。
ハイパーテキスト123aは、端末装置10a〜10cに配信するウィンドウ画面を形成するハイパーテキストであり、 株価情報履歴DB123bは、株式銘柄の株価情報の履歴を記憶する記憶手段であり、評価値テーブル123cは、各株式銘柄における株価チャートの規則性を示す評価値を記憶するテーブルである。この株価情報の履歴は、図示しない株式情報提供サーバから所定時間間隔で逐次データを取得して更新される。
制御部124は、WEBサーバ12を全体制御する制御部であり、サーバ処理部124a、評価値算出部124b、選定期間決定部124c、表示制御部124d、変曲点予測部124e、検索処理部124fを有する。
サーバ処理部124aは、端末装置10a〜10cに対してHTTPサーバとしての機能を提供するための処理部であり、具体的には、端末装置10a〜10cからのアクセスを受け付けた際に、記憶部123に記憶したハイパーテキスト123aを読み出して、該当する端末装置10a〜10cに送信する処理などをおこなう。
評価値算出部124bは、各株式銘柄における「株価チャート」の規則性を示す評価値を算出する処理部である。かかる「株式チャート」の規則性とは、高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルにおける値幅および日柄のばらつきの度合に依存するものであり、このばらつきの度合を示す指標が「評価値」である。
そして、この「評価値」は、株価情報履歴DB1123bによって記憶された株価情報の履歴をもとに、高値から安値の各サンプルの値幅の標準偏差、高値から安値の各サンプルの日柄の標準偏差、安値から高値の各サンプルの値幅の標準偏差および安値から高値の各サンプルの日柄の標準偏差の和を、高値から安値の各サンプルの値幅の平均、高値から安値の各サンプルの日柄の平均、安値から高値の各サンプルの値幅の平均および安値から高値の各サンプルの日柄の平均の和で除することによって算出される。なお、この「評価値算出処理」は、予め設定された範囲(本実施例では、変曲点の選定期間の候補の範囲は、5日〜20日とする。)の選定期間の候補についてそれぞれ「評価値」が算出されるまで繰り返されることとなる。
選定期間決定部124cは、株価情報履歴記DB123bによって記憶された株価情報の履歴における高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルの値幅および日柄に基づいて変曲点の選定期間を決定する処理部である。具体的には、変曲点の選定期間の候補の中から評価値算出部124bによって算出された「評価値」が最小となる変曲点の選定期間の候補を当該選定期間として決定する。
このように、高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルにおける値幅および日柄のばらつきが最小となる選定期間を当該選定期間と決定することにより、「株価チャート」全体を考慮に入れた最適な変曲点の選定期間を決定することができ、大局的な株価動向の分析が可能になる。すなわち、「株価チャート」全体から上げ相場の区間および下げ相場の区間を大局的かつ正確に定義し、上げ相場の上げ幅および期間、下げ相場の下げ幅および期間を大局的かつ正確に分析することが可能になる。
表示制御部124dは、選定期間決定部124cによる選定期間で測定された変曲点を「株価チャート」とともに表示するよう表示データを作成する処理部である。具体的には、図2に示すように、選定期間決定部124cによる選定期間で測定された変曲点間を結ぶ直線を対角線として含む四角形(長方形または正方形)を表示するよう表示データを作成する。このように、「株価チャート」全体から大局的に定義された上げ相場の上げ幅および期間並びに下げ相場の下げ幅および期間に対して視認性に優れたモデル化をおこなうことにより、ミクロな観点における情報(ローソク足などの情報)とマクロな観点における情報(上げ相場の上げ幅および期間並びに下げ相場の下げ幅などの情報)との視認性の調和が保たれた「株価チャート」を表示することが可能になる。
また、表示制御部124dは、図3に示すように、選定期間決定部124cによる選定期間で測定された変曲点間を結ぶ直線を一辺として含む三角形(直角三角形または直角二等辺三角形)を表示するよう表示データを作成する。このように、「株価チャート」全体から大局的に定義された上げ相場の上げ幅および期間並びに下げ相場の下げ幅および期間に対して視認性に優れたモデル化をおこなうことにより、ミクロな観点における情報(ローソク足などの情報)とマクロな観点における情報(上げ相場の上げ幅および期間並びに下げ相場の下げ幅などの情報)との視認性の調和が保たれた「株価チャート」を表示することが可能になる。
また、表示制御部124dは、選定期間決定部124cによる選定期間で測定された変曲点間の移動線の傾きが正である場合(安値から高値の各サンプルに相当)と負である場合(高値から安値の各サンプルに相当)に応じて変曲点間の表示態様を区別して表示するように制御する。
例えば、図2または図3に示すように、安値から高値の各サンプルについては、右上がりの斜線、高値から安値の各サンプルについては、左下がりの斜線というように、変曲点間の表示態様を区別して表示する。このため、上げ相場と下げ相場の視認性を向上させることが可能になる。なお、図2では、表示態様の区別を斜線の傾きの相違を用いて区別しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、色の区別などによって行うようにしても良い。
また、表示制御部124dは、日柄と値幅の規則性に基づく「規則性が高い」などの日柄と値幅の規則性の「高低」に関するコメント、並びに、現時点に到るまでの変曲点の過程に基づく「日柄調整、値幅調整とも終了し、これから上昇が期待される」若しくは「上昇日柄が経過し、値幅も上昇したため、これから下落が予想される」などの現状から予測される株価動向に関するコメントなどを表示データとして作成する。
変曲点予測部124eは、現時点に到るまでの変曲点の過程を参照して、評価値算出部124bによって算出された高値から安値の各サンプルの値幅の平均および高値から安値の各サンプルの日柄の平均、および、安値から高値の各サンプルの値幅の平均および安値から高値の各サンプルの日柄の平均に基づいて将来の変曲点を予測する処理部である。
例えば、図4に示すように、現時点に到るまでの変曲点の過程が高値から安値であれば、安値から高値の各サンプルの値幅の平均値および安値から高値の各サンプルの日柄の平均値を最前の変曲点に加算した点を将来の変曲点として予測する。
そして、表示制御部124dは、変曲点間(最前の変曲点と将来の変曲点の間)を結ぶ直線を一辺として含む三角形(直角三角形または直角二等辺三角形)を「株価チャート」とともに表示するよう表示データを作成する。このようしたので、大局的に分析された上げ相場の上げ幅および期間、下げ相場の下げ幅および期間をもとに、株価動向の将来予測を詳細かつ正確におこなうことが可能になる。なお、安値から高値の各サンプルの値幅の標準偏差および安値から高値の各サンプルの日柄の標準偏差に基づいて将来の変曲点に到るまでの値幅または日柄のばらつきを併せて表示するようにしても良い。
また、変曲点予測部124eにより予測した変曲点に基づく移動線と、実際の株価の移動線とを重ねて表示することにより、予測からはずれた時の株価動向を表示することができる。つまり、変曲点予測部124eにより予測された変曲点に基づく移動線は、当該株式銘柄の定常的な株価動向を示すものであるため、予測された変曲点に基づく移動線から実際の株価の移動線が大きく逸脱する場合には、この一時的な急上昇または急下降を収束させるように、逆の動きをとる蓋然性が高く、これらの突発的に生ずる株価動向をもらさず提示することとなる。さらに、この乖離をデータベースへ保存することで、全ての銘柄から抽出することが可能となる。
検索処理部124fは、端末装置10a〜10cから受け付けた日柄および/または値幅に係る条件に該当する株式銘柄の「株価チャート」を検索する処理部である。具体的には、図5に示すように、検索ページ200において、日柄と値幅の規則性に係る条件や現時点に到るまでの変曲点の過程に係る条件の組合せを受け付けてこれらの条件に該当する株式銘柄の「株価チャート」を検索する。
これを具体的に説明すると、上記の「規則性」とは、高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルにおける値幅および日柄のばらつきの度合に依存するものであり、このばらつきの度合を示す指標が「評価値」である。このため、日柄と値幅の規則性に係る条件に関しては、この「評価値」をキーにして、評価値テーブル123cから該当する株式銘柄が検索されることとなる。なお、この「評価値」が低ければ低いほど「規則性」は高くなり、株価動向は、高値から安値の各サンプルの値幅の平均および高値から安値の各サンプルの日柄の平均値、並びに、安値から高値の各サンプルの値幅の平均および安値から高値の各サンプルの日柄の平均値に沿って推移する蓋然性が高いと言える。
また、現時点に到るまでの変曲点の過程に係る条件に関しては、「日柄調整、値幅調整とも終了し、これから上昇が期待される」という要件の条件を受け付けた場合には、高値から安値のサンプルで安値の変曲点間際まで到っているケースの株式銘柄を検索し、「上昇日柄が経過し、値幅も上昇したため、これから下落が予想される」という要件の条件を受け付けた場合には、安値から高値のサンプルで高値の変曲点間際まで到っているケースの株式銘柄を検索することとなる。
例えば、図5に示すように、日柄と値幅の規則性に係る条件に関しては、「規則性が高い」という要件の条件を受け付け、現時点に到るまでの変曲点の過程に係る条件に関しては、「日柄調整、値幅調整とも終了し、これから上昇が期待される」という要件の条件を受け付けた場合には、図6に示すような検索結果が得られることとなる。このように、日柄および/または値幅に係る条件に該当する株式銘柄の「株価チャート」を検索することで、ユーザのニーズに応じた株式銘柄を提示することが可能になる。
次に、本実施例1に係る株価チャート提供装置の各種処理の手順を説明する。なお、ここでは、変曲点の選定期間を決定する「選定期間設定処理」(なお、変曲点の選定期間は、5日から20日の間で最適なものに決定することを前提とする。)を説明した後に、端末装置(例えば、端末装置10a)に対して「株価チャート」を提供する「株価チャート提供処理」について説明することとする。
(選定期間設定処理)
図7は、選定期間決定処理の手順を示すフローチャートである。同図に示すように、評価値算出部124bは、端末装置10aから所望の株式銘柄の株価チャートの閲覧要求を受けて、変曲点の選定期間をN(5日)として処理を開始し(ステップS701)、高値から安値の各サンプルの値幅の平均および標準偏差、高値から安値の各サンプルの日柄の平均および標準偏差、安値から高値の各サンプルの値幅の平均および標準偏差、並びに、安値から高値の各サンプルの日柄の平均および標準偏差を算出する(ステップS702)。
そして、高値から安値の各サンプルの値幅の標準偏差、高値から安値の各サンプルの日柄の標準偏差、安値から高値の各サンプルの値幅の標準偏差および安値から高値の各サンプルの日柄の標準偏差の和を、高値から安値の各サンプルの値幅の平均、高値から安値の各サンプルの日柄の平均、安値から高値の各サンプルの値幅の平均および安値から高値の各サンプルの日柄の平均の和で除することによって「評価値」を算出する(ステップS703)。
続いて、評価値算出部124bによって算出された「評価値」が評価値テーブル123cに記憶されている「評価値」より小さければ(ステップS704肯定)、評価値テーブル123cの「評価値」を更新するとともに、該選定期間(N=5日)を評価値テーブル123cに記憶する(ステップS705)。
そして、選定期間(N)が上限(20日)に到っていない場合(ステップS706否定)には、選定期間(N)をインクリメント(+1)して、上記のステップS701〜ステップS705の処理を繰り返し、選定期間(N)が上限(20日)に到った場合(ステップS706肯定)には、選定期間決定部124cは、評価値テーブル123cに記憶されている選定期間を当該選定期間と決定し(ステップS708)、処理を終了する。
このように、高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルにおける値幅および日柄のばらつきが最小となる選定期間を当該選定期間と決定することにより、「株価チャート」全体を考慮に入れた最適な変曲点の選定期間を決定することができ、大局的な株価動向の分析が可能になる。すなわち、「株価チャート」全体から上げ相場の区間および下げ相場の区間を大局的かつ正確に定義し、上げ相場の上げ幅および期間、下げ相場の下げ幅および期間を大局的かつ正確に分析することが可能になる。
(株価チャート提供処理)
図8は、株価チャート提供処理の手順を示すフローチャートである。同図に示すように、端末装置10aから所望の株式銘柄の「株価チャート」の閲覧要求を受けて(ステップS801)、上記した「選定期間決定処理」をおこなう(ステップS802)。
続いて、表示制御部124dは、「選定期間決定処理」による選定期間で測定された変曲点を「株価チャート」とともに表示するよう表示データを作成する(ステップS803)。具体的には、選定期間決定部124cによる選定期間で測定された変曲点間を結ぶ直線を対角線として含む四角形(長方形または正方形)を表示するよう表示データを作成しても良いし(図2参照)、選定期間決定部124cによる選定期間で測定された変曲点間を結ぶ直線を一辺として含む三角形(直角三角形または直角二等辺三角形)を表示するよう表示データを作成するようにしても良い(図3参照)。
そして、表示制御部124dによって作成された表示データを端末装置10aに送信する(ステップS804)。なお、端末装置10aでは、受信された表示データは、図2または図3に示したように表示されることとなる。
続いて、将来予測をおこなった「株価チャート」の閲覧要求を受け付けたならば(ステップS805)、変曲点予測部124eは、現時点に到るまでの変曲点の過程を参照して、評価値算出部124bによって算出された高値から安値の各サンプルの値幅の平均および高値から安値の各サンプルの日柄の平均、および、安値から高値の各サンプルの値幅の平均および安値から高値の各サンプルの日柄の平均に基づいて将来の変曲点を予測する(ステップS806)。例えば、図4に示すように、現時点に到るまでの変曲点の過程が高値から安値であれば、安値から高値の各サンプルの値幅の平均値および安値から高値の各サンプルの日柄の平均値を最前の変曲点に加算した点を将来の変曲点として予測する。
そして、表示制御部124dは、変曲点間(最前の変曲点と将来の変曲点の間)を結ぶ直線を一辺として含む三角形(直角三角形または直角二等辺三角形)を「株価チャート」とともに表示するよう表示データを作成し(ステップS807)、該作成された表示データを端末装置10aに送信する(ステップS808)。なお、端末装置10aでは、受信された表示データは、図4に示したように表示されることとなる。
上述してきたように、本実施例1に係る株価チャート提供装置によれば、株式銘柄の株価情報の履歴を記憶し、記憶された株価情報の履歴における高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルの値幅および日柄に基づいて変曲点の選定期間を決定し、該選定期間で測定された変曲点を表示するように制御することとしたので、「株価チャート」全体から上げ相場の区間および下げ相場の区間を大局的に定義し、上げ相場の上げ幅および期間、下げ相場の下げ幅および期間を大局的に分析することができ、株価動向の将来予測を正確におこなうことが可能になる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
例えば、本実施例1では、「選定期間決定処理」による選定期間で測定された変曲点を「株価チャート」とともに表示するよう表示データを作成することとしたが、株価情報の履歴から所定の選定期間で測定された高値および安値を株価チャートの変曲点として表示するように制御するようにしても良い。
つまり、「株価チャート」から上げ相場の区間および下げ相場の区間を経験的または感覚的に人手で決定することで、「変曲点」を認定し、画像処理ソフトなどで「変曲点」、変曲点間を結ぶ直線を対角線として含む四角形(長方形または正方形)、若しくは、変曲点間を結ぶ直線を一辺として含む三角形(直角三角形または直角二等辺三角形)を表示するように制御するようにしても良い。
また、本実施例1では、「選定期間決定処理」において、予め設定された範囲の選定期間について順次「評価値」を算出し、該算出された評価値が評価値テーブル123cに記憶された「評価値」より小さい場合に随時「評価値」を更新するとともに該選定期間を記憶して、最終的に評価値テーブル123cに記憶されている選定期間を当該選定期間と決定することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め設定された範囲の選定期間の候補についてそれぞれ並列して「評価値」を算出し、該算出された「評価値」の最小となる変曲点の選定期間の候補を当該選定期間と決定しても良い。
また、本実施例1では、「株価チャート」として、ローソク足式株価チャートにおいて「日足」を採用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、「週足」、「月足」を採用する場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例1では、値軸を「株価」としたときに本発明を適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、値軸が「株価」を示す統計的な指標であれば、本発明を同様に適用することができる。
また、本実施例1では、本発明をインターネット上のWWWを用いた場合に適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、スタンドアロンのコンピュータを用いた場合や専用ネットワークを用いて実現することもできる。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(選定期間)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明に係る株価チャート提供装置、株価チャート提供方法および株価チャート提供プログラムは、株式銘柄の株価情報に基づいて値軸および時間軸からなる株価チャートを作成し、該作成された株価チャートを提供する株価チャート提供装置、株価チャート提供方法および株価チャート提供プログラムに有用であり、特に、株価動向の将来予測を正確におこなうことができる株価チャート提供装置、株価チャート提供方法および株価チャート提供プログラムに適している。
本実施例に係る株価チャート提供システムの構成を示す機能ブロック図である。 本発明を適用した株価チャートの一例を示す図である。 本発明を適用した株価チャートの一例を示す図である。 本発明を適用した株価チャートの一例を示す図である。 日柄および/または値幅に係る検索条件を説明するための説明図である。 検索処理部の検索結果の一例を示す図である。 選定期間決定処理の手順を示すフローチャートである。 株価チャート提供処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10a〜10c 端末装置
11 インターネット
12 WEBサーバ
120 インターフェース部
121 入力部
122 出力部
123 記憶部
123a ハイパーテキスト
123b 株価情報履歴データベース
123c 評価値テーブル
124 制御部
124a サーバ処理部
124b 評価値算出部
124c 選定期間決定部
124d 表示制御部
124e 変曲点予測部
124f 検索処理部

Claims (9)

  1. 株式銘柄の株価情報に基づいて値軸および時間軸からなる株価チャートを作成し、該作成された株価チャートを提供する株価チャート提供装置であって、
    前記株式銘柄の株価情報の履歴を記憶する株価情報履歴記憶手段と、
    前記株価チャートの変曲点を選定する選定期間を、所定の最短期間から予め設定した最長期間を上限として順次延長する選定期間延長手段と、
    前記株価情報履歴記憶手段に記憶された株価情報の履歴をもとに、前記選定期間延長手段により前記選定期間が延長される度に、各選定期間で測定した安値および高値を前記変曲点に対応するサンプルとして抽出し、高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルにおける値幅および日柄のばらつき度合いを示す評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値と前記選定期間とを記憶するテーブルと、
    前記評価値算出手段により算出された評価値が前記テーブルに記憶されている評価値よりも小さい場合に、前記テーブルに記憶されている評価値を当該算出された評価値に更新すると共に、前記テーブルに記憶されている選定期間を当該算出された評価値に対応する前記サンプルが測定された選定期間に更新する更新手段と、
    前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点を表示するように制御する表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする株価チャート提供装置。
  2. 前記評価値算出手段は、前記株価情報履歴記憶手段によって記憶された株価情報の履歴をもとに、前記各選定期間で測定した安値および高値を前記変曲点に対応するサンプルとして抽出し、高値から安値の各サンプルの値幅の標準偏差、高値から安値の各サンプルの日柄の標準偏差、安値から高値の各サンプルの値幅の標準偏差および安値から高値の各サンプルの日柄の標準偏差の和を、高値から安値の各サンプルの値幅の平均、高値から安値の各サンプルの日柄の平均、安値から高値の各サンプルの値幅の平均および安値から高値の各サンプルの日柄の平均の和で除することによって評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載の株価チャート提供装置。
  3. 現時点に到るまでの変曲点の過程が高値から安値であれば、安値から高値の各サンプルの値幅の平均値および安値から高値の各サンプルの日柄の平均値を最前の変曲点に加算した点を将来の変曲点として予測する変曲点予測手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記変曲点予測手段によって予測された変曲点を表示するように制御することを特徴とする請求項2に記載の株価チャート提供装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点間を結ぶ直線を対角線として含む四角形を表示するように制御することを特徴とする請求項1、2または3に記載の株価チャート提供装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点間を結ぶ直線を一辺として含む三角形を表示するように制御することを特徴とする請求項1、2または3に記載の株価チャート提供装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点間の移動線の傾きが正である場合と負である場合に応じて前記変曲点間の表示態様を区別して表示するように制御することを特徴とする請求項4または5に記載の株価チャート提供装置。
  7. 日柄および/または値幅の規則性に係る条件に関して、当該条件に対応する前記評価値をキーとして前記テーブルから該当する株式銘柄を検索し、現時点に到るまでの変曲点の経過に係る条件に関して、日柄調整、値幅調整とも終了し、これから上昇が期待されるという要件の条件を受付けた場合には、高値から安値のサンプルで安値の変曲点間際まで到っているケースの株式銘柄の株価チャートを株価情報履歴記憶手段から検索し、上昇日柄が経過し、値幅も上昇したため、これから下落が予想されるという要件の条件を受付けた場合には、安値から高値のサンプルで高値の変曲点間際まで到っているケースの株式銘柄の株価チャートを株価情報履歴記憶手段から検索する検索手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の株価チャート提供装置。
  8. 株式銘柄の株価情報に基づいて値軸および時間軸からなる株価チャートを作成し、該作成された株価チャートを提供する株価チャート提供方法であって、
    前記株式銘柄の株価情報の履歴を記憶する株価情報履歴記憶工程と、
    前記株価チャートの変曲点を選定する選定期間を、所定の最短期間から予め設定した最長期間を上限として順次延長する選定期間延長工程と、
    前記株価情報履歴記憶工程により記憶された株価情報の履歴をもとに、前記選定期間延長工程により前記選定期間が延長される度に、各選定期間で測定した安値および高値を前記変曲点に対応するサンプルとして抽出し、高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルにおける値幅および日柄のばらつき度合いを示す評価値を算出する評価値算出工程と、
    前記評価値と前記選定期間とを所定のテーブルに記憶させるテーブル記憶工程と、
    前記評価値算出工程により算出された評価値が前記テーブルに記憶されている評価値よりも小さい場合に、前記テーブルに記憶されている評価値を当該算出された評価値に更新すると共に、前記テーブルに記憶されている選定期間を当該算出された評価値に対応する前記サンプルが測定された選定期間に更新する更新工程と、
    前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点を表示するように制御する表示制御工程と、
    を含んだことを特徴とする株価チャート提供方法。
  9. 株式銘柄の株価情報に基づいて値軸および時間軸からなる株価チャートを作成し、該作成された株価チャートを提供する株価チャート提供プログラムであって、
    前記株式銘柄の株価情報の履歴を記憶する株価情報履歴記憶手順と、
    前記株価チャートの変曲点を選定する選定期間を、所定の最短期間から予め設定した最長期間を上限として順次延長する選定期間延長手順と、
    前記株価情報履歴記憶工程により記憶された株価情報の履歴をもとに、前記選定期間延長工程により前記選定期間が延長される度に、各選定期間で測定した安値および高値を前記変曲点に対応するサンプルとして抽出し、高値から安値の各サンプルまたは安値から高値の各サンプルにおける値幅および日柄のばらつき度合いを示す評価値を算出する評価値算出手順と、
    前記評価値と前記選定期間とを所定のテーブルに記憶させるテーブル記憶手順と、
    前記評価値算出工程により算出された評価値が前記テーブルに記憶されている評価値よりも小さい場合に、前記テーブルに記憶されている評価値を当該算出された評価値に更新すると共に、前記テーブルに記憶されている選定期間を当該算出された評価値に対応する前記サンプルが測定された選定期間に更新する更新手順と、
    前記テーブルに記憶されている選定期間で測定された前記株価チャートの変曲点を表示するように制御する表示制御手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする株価チャート提供プログラム。
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