JP4291238B2 - 無給電素子付きアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、無給電素子付きアンテナに係り、特に、高周波による電力伝送用の受電素子(レクテナ)や、無線ICタグ(RFID)、または、電界強度のインディケータに用いられる整流、または、検波、あるいは、スイッチング機能を有する回路を備えた無給電素子付きアンテナに関する。
図28は、従来の整流回路付きレッヘル線アンテナを示す図である。
図28において、導電体(2,3)から成るレッヘル線アンテナに誘起された電力は、ダイオード(D1)に印加される。ここで、ダイオード(D1)は、レッヘル線アンテナの中央に配置され、レッヘル線アンテナの中央で電圧定在波が最大となるため、この部分に配置されるダイオード(D1)を効率良くスイッチングさせ、整流させることができる。
整流された電波は、導電体2と導電体3との間に接続されるコンデンサ(C1,C2)で平滑されるため、導電体2と導電体3の二つの導体間に直流電位が発生し、高周波チョークコイル(5,6)を介して負荷抵抗7に直流電位差を生じせしめる。 なお、図28において、10は電圧計である。
このように、従来の整流回路付きレッヘル線アンテナは、特別な整合回路を配置させること無く、効率良く高周波を直流に変換できることから、太陽電池で発電した電力を受信する電力伝送システムに用いられたり、電池を持たないICカード(ICタグ/RFID)のLSIへの外部高周波から電力供給するのに使われる他、メータやLEDなどを利用して簡易な電界強度のインジケータとして使われる。
前述したように、従来の整流回路付きレッヘル線アンテナは、効率良く高周波を直流に変換できることから、太陽電池で発電した電力を受信する電力伝送システムに用いられたり、電池を持たないICカード(ICタグ/RFID)のLSIへの外部高周波から電力供給するのに使われる他、メータやLEDなどを利用して簡易な電界強度のインジケータとして使われる。
しかしながら、小形であるが故に、受信される電力も小さく、得られる電力を増大させる事ができないため、感度を高めることが難しいと言う欠点を有していた。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、整流、検波、またはスイッチング機能を行う機能素子を備え、しかも、簡単にかつ安価にアンテナの利得を増大させ、受信電力を増大させることが可能な無給電素子付きアンテナを提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
前述の目的を達成するために、本発明では、レッヘル線アンテナを含む基本アンテナ素子が作る面に平行となるように導体板を近接して配置することを特徴とする。
本発明によれば、近接して配置された導電板が、レッヘル線アンテナと電磁結合し、全体としてレッヘル線によって励振される板状ダイポールアンテナや、マイクロストリップアンテナとして機能する。
板状ダイポールアンテナや、マイクロストリップアンテナは、レッヘル線アンテナに比べて開口が大きくなるため、大きな受信電力をレッヘル線アンテナに供給することができるのみならず、レッヘル線アンテナに比べて広帯域であるため、機能素子(例えば、整流素子)の動作状態によって、受信電力が低下することも防ぐことが可能である。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明の無給電素子付きアンテナによれば、プリント手法などにより導電体(無給電素子)を配置できるため、簡単にかつ安価にアンテナの利得を増大させ、受信電力を増大させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
また、以下の実施例では、機能素子としてダイオードを使用した実施例について説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1の無給電素子付きアンテナを示す斜視図である。
本実施例において、誘電体基板1上に、第1の導電体2と第2の導電体3とが所定間隔をおいて形成され、この平行に形成された第1の導電体2と第2の導電体3とによりレッヘル線4を構成する。
レッヘル線4の両端は、第1のコンデンサ(容量素子;C1)と第2のコンデンサ(C2)の容量負荷により終端させる。
コンデンサ(C1,C2)は、所謂チップコンデンサー等のように寄生インダクタンスの少なく、抵抗分の小さい高周波特性の良いものが望ましい。
2つのコンデンサ(C1,C2)の間で、第1の導電体2と第2の導電体3との間に、本発明の機能素子を構成するダイオード(整流素子、またはスイッチング素子;D1)を接続する。
ダイオード(D1)は、ショットキーバリアダイオードのように、接合容量が小さいものを用いることで効率良く、高周波の電力を直流に変換させたり、スイッチングさせることができる。
また、図2に示すように、ダイオード(D1)を移動し、ダイオード(D1)の位置を、レッヘル線上の定在波によるインピーダンス変化を利用して、ダイオードが効率良く整流またはスイッチングすることのできるインピーダンスに合わせれば良いため、特別な整合回路は不要である。
この場合に、図2に示す導電体2および導電体3の幅(W)、並びに、導電体2と導電体3との間の間隔(d)を変化させることにより、特性インピーダンスを変化させることが可能である。
なお、レッヘル線の特性インピーダンスを上昇させると、導電体2と導電体3との間の間隔(d)が大きくなり、この間隔がある程度大きくなると、コンデンサ(C1,C2)、あるいは、ダイオード(D1)を、直接、導電体2と導電体3に接続できなくなる。
そのような場合は、図3に示すように、導電体2と導電体3に、リード部(2a,3a)を設け、このリード部(2a,3a)に、コンデンサ(C1,C2)、あるいは、ダイオード(D1)を接続すればよい。
前述したこれまでの構成は、図28に示す従来の整流回路付きレッヘル線アンテナと同じであるが、本実施例では、導電体2に沿って第1の無給電素子を構成する導電板9、並びに、導電体3に沿って第2の無給電素子を構成する導電板9が配置される。
本実施例において、導電体2、導電体3、ダイオード(D1)、および、コンデンサ(C1,C2)が基本アンテナ素子を構成し、前述したように、基本アンテナ素子は、第1の無給電素子を構成する導電板9と、第2の無給電素子を構成する導電板9との間に配置される。
本実施例において、誘電体基板1の比誘電率、あるいは、ダイオード(D1)の持つ接合容量によって、レッヘル線4と、両端の位置のコンデンサ(C1,C2)によって共振した周波数は引き下げられる。従って、本実施例の無給電素子付アンテナの使用周波数foの自由空間波長をλoとするとき、通常は、容量終端されるレッヘル線4の長さは、λo/2より短い。
ダイオード(D1)により整流された脈流は、コンデンサ(C1,C2)によって平滑されるとともに、高周波チョークコイル(5,6)により高周波成分が阻止されるため、直流として負荷抵抗7に流れる。
この回路に電流が流れ始めると、ダイオード(D1)に等価的にバイアス電圧がかかり、直流変換効率が向上する。また、負荷抵抗7に電流が流れると、負荷抵抗7の両端に電圧が発生するため、この電圧を電圧計10で計れば、レッヘル線付近の電界強度を確認することができるため、電池無しの強電界のインディケータとして活用することができる。
ここで、導電板9の導電体2と反対側の端部と、導電板9の導電体3と反対側の端部までの長さをLa、導電板9と導電体2との間、および導電板9と導電体3との間の距離をLbとするとき、λo/4≦La≦λo/2、Lb≦λo/5を満足する。なお、Laは、λo/3前後がより好ましい。
本実施例によれば、近接して配置された導電板(9,9)が、レッヘル線アンテナを含む基本アンテナ素子と電磁結合し、全体としてレッヘル線4によって励振される板状ダイポールアンテナや、マイクロストリップアンテナとして機能する。
板状ダイポールアンテナや、マイクロストリップアンテナは、レッヘル線アンテナに比べて開口が大きくなるため、大きな受信電力をレッヘル線アンテナに供給することができるのみならず、レッヘル線アンテナに比べて広帯域であるため、ダイオード(D1)の動作状態によって、受信電力が低下することも防ぐことが可能である。
図4〜図6は、本実施例の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。これらのグラフは、周波数が、930MHzのときの指向特性である。
図4は、図1に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時のY−Z面内の散乱断面積の指向特性を、0dB=1mとして測定した結果を示す。
図5は、図1に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時のX−Z面内の散乱断面積の指向特性を、0dB=1mとして測定した結果を示す。
図6は、図1に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時のX−Y面内の散乱断面積の指向特性を、0dB=1mとして測定した結果を示す。
図7は、本実施例の無給電素子付きアンテナの一例の散乱断面積の周波数特性を示すグラフであり、図29は、図28に示す従来の整流回路付きレッヘル線アンテナの一例の散乱断面積の周波数特性を示すグラフである。なお、図29は、周波数が、922MHzのときの周波数特性である。
いずれのグラフも、図1に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時の散乱断面積の周波数特性を示したもので、F1が平面波の到来方向に散乱(後方散乱波)する散乱断面積、F2がその他の方向に散乱する散乱断面積を示している。
図29では、散乱断面積が0.3mm以上の比帯域幅が0.3%であるに対して、図7では、散乱断面積が0.3mm以上の比帯域幅が1.2%となり、本実施例の無給電素子付きアンテナは、図28に示す従来の整流回路付きレッヘル線アンテナよりも、広帯域化されていることが分かる。さらに、本実施例の無給電素子付きアンテナは、図28に示す従来の整流回路付きレッヘル線アンテナよりも、後方散乱断面積が大きくなっていることが分かる。
パッシブ形の無線ICタグ(RFID)の場合、質問器からの電力を、整流器または整流器に後続するスイッチング素子の動作状態を変化させて、散乱断面積を変化させ、質問器に応答信号として返すので、後方散乱断面積の大きさが大きいほど、質問器との間隔を広げることができる。
[実施例1の変形例]
図8は、本実施例の無給電素子付きアンテナの変形例を示す斜視図である。
図8に示す無給電素子付きアンテナは、導電板9と導電板9との間に、2個の基本アンテナ素子を並列的に配置したものである。
図8に示すように、第1の基本アンテナ素子は、導電体2、導電体3、ダイオード(D1)、および、コンデンサ(C1,C2)で構成され、第2の基本アンテナ素子は、導電体2、導電体3、ダイオード(D1)、および、コンデンサ(C1,C2)で構成される。
図8に示す無給電素子付きアンテナでは、二つのレッヘル線の間を、高周波チョークコイル(23,24)で接続しているので、これにより、それぞれのレッヘル線で発生した電圧を直列接続させることができ、より大きな電圧を得ることが可能である。
[実施例2]
図9は、本発明の実施例2の無給電素子付きアンテナを示す斜視図である。
本実施例の無給電素子付きアンテナは、基本アンテナ素子を、誘電体基板1の一方の面(表面)に、導電板9と導電板9とを、誘電体基板1の他方の面(裏面)に形成した点で、前述の実施例1の無給電素子付きアンテナと相違するが、その他の構成は、前述の実施例1の無給電素子付きアンテナと同じであるので、再度の説明は省略する。
[実施例3]
図10は、本発明の実施例3の無給電素子付きアンテナを示す斜視図である。
本実施例の無給電素子付きアンテナは、第1の基本アンテナ素子と、第2の基本アンテナ素子との間に、無給電素子を構成する導電板9を配置したものである。
図10に示すように、第1の基本アンテナ素子は、導電体2、導電体3、ダイオード(D1)、および、コンデンサ(C1,C2)で構成され、第2の基本アンテナ素子は、導電体2、導電体3、ダイオード(D1)、および、コンデンサ(C1,C2)で構成される。
図10に示す無給電素子付きアンテナでは、二つのレッヘル線の間を、高周波チョークコイル(23,24)で接続しているので、これにより、それぞれのレッヘル線で発生した電圧を直列接続させることができ、より大きな電圧を得ることが可能である。
ここで、第1のアンテナ素子の導電体2の端部と、第2のアンテナ素子の導電体3の端部までの長さをLc、第1のアンテナ素子の導電体3と無給電素子9との間、および第2のアンテナ素子の導電体2と無給電素子9との間の距離をLbとするとき、λo/4≦Lc≦λo/3、Lb≦λo/5を満足する。但し、λoは、前述したように、無給電素子付きアンテナ素子の使用周波数foの自由空間波長である。
図11〜図13は、本実施例の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。これらのグラフは、周波数が、930MHzのときの指向特性である。
図11は、図10に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時のY−Z面内の散乱断面積の指向特性を、0dB=1mとして測定した結果を示す。
図12は、図10に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時のX−Z面内の散乱断面積の指向特性を、0dB=1mとして測定した結果を示す。
図13は、図10に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時のX−Y面内の散乱断面積の指向特性を、0dB=1mとして測定した結果を示す。
図14は、本実施例の無給電素子付きアンテナの一例の散乱断面積の周波数特性を示すグラフであり、図10に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時の散乱断面積の周波数特性を示したもので、F1が平面波の到来方向に散乱(後方散乱波)する散乱断面積、F2がその他の方向に散乱する散乱断面積を示している。
図14では、散乱断面積が0.3mm以上の比帯域幅が1.3%となり、本実施例の無給電素子付きアンテナは、図28に示す従来の整流回路付きレッヘル線アンテナよりも広帯域化されていることが分かる。さらに、本実施例の無給電素子付きアンテナは、図28に示す従来の整流回路付きレッヘル線アンテナよりも、後方散乱断面積が大きくなっていることが分かる。
[実施例4]
図15は、本発明の実施例4の無給電素子付きアンテナを示す斜視図である。
本実施例の無給電素子付きアンテナは、第1の無給電素子を構成する導電板9と、第2の無給電素子を構成する導電板9との間、および、第2の無給電素子を構成する導電板9と、第3の無給電素子を構成する導電板9との間、第1の基本アンテナ素子と、第2の基本アンテナ素子を配置したものである。
図15に示すように、第1の基本アンテナ素子は、導電体2、導電体3、ダイオード(D1)、および、コンデンサ(C1,C2)で構成され、第2の基本アンテナ素子は、導電体2、導電体3、ダイオード(D1)、および、コンデンサ(C1,C2)で構成される。
図15に示す無給電素子付きアンテナでは、二つのレッヘル線の間を、高周波チョークコイル(23,24)で接続しているので、これにより、それぞれのレッヘル線で発生した電圧を直列接続させることができ、より大きな電圧を得ることが可能である。
ここで、導電板9の第1の基本アンテナ素子の導電体2と反対側の端部と、導電板9の第2の基本アンテナ素子の導電体2と対向する端部までの長さをLd、導電板9の第1の基本アンテナ素子の導電体3と対向する端部と、導電板9の第2の基本アンテナ素子の導電体3と反対側の端部までの長さをLe、導電板9と第1の基本アンテナ素子の導電体2との間、導電板9と第1の基本アンテナの導電体3との間、導電板9と第2の基本アンテナの導電体2との間、および、導電板9と第2の基本アンテナ素子の導電体3との間の距離をLbとするとき、λo/4≦Ld≦λo/2、λo/4≦Le≦λo/2、Lb≦λo/5を満足する。なお、Ld、Leは、λo/3前後がより好ましい。但し、λoは、前述したように、無給電素子付きアンテナ素子の使用周波数foの自由空間波長である。
図16〜図18は、本実施例の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。これらのグラフは、周波数が、915MHzのときの指向特性である。
図16は、図15に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時のY−Z面内の散乱断面積の指向特性を、0dB=1mとして測定した結果を示す。
図17は、図15に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時のX−Z面内の散乱断面積の指向特性を、0dB=1mとして測定した結果を示す。
図18は、図15に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時のX−Y面内の散乱断面積の指向特性を、0dB=1mとして測定した結果を示す。
図19は、本実施例の無給電素子付きアンテナの一例の散乱断面積の周波数特性を示すグラフであり、図15に示す座標系におけるX軸方向から、Y軸に平行な1V/mの電界強度からなる平面波を照射した時の散乱断面積の周波数特性を示したもので、F1が平面波の到来方向に散乱(後方散乱波)する散乱断面積、F2がその他の方向に散乱する散乱断面積を示している。
図19では、散乱断面積が0.3mm以上の比帯域幅が3.0%となり、本実施例の無給電素子付きアンテナは、図28に示す従来の整流回路付きレッヘル線アンテナよりも広帯域化されていることが分かる。さらに、本実施例の無給電素子付きアンテナは、図28に示す従来の整流回路付きレッヘル線アンテナよりも、後方散乱断面積が大きくなっていることが分かる。
以下、前述の各実施例における基本アンテナ素子の他の例について説明する。
図20は、本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。
図20に示す基本アンテナ素子は、コンデンサ(C1,C2)間のレッヘル線に、ダイオード(D1)の他に周波数調整用コンデンサ(C)を配置したものである。
通常、整流用のダイオード(D1)は、順方向電流の流れ方(動作状態)によって、接合容量が変化する。接合容量が変化すると、コンデンサ(C1,C2)で終端された部分の回路の共振周波数が変化する。
これを補正するため、周波数調整用コンデンサ(C)をレッヘル線に挿入し、レッヘル線の軸方向で微調すれば共振周波数を調整できる。
ただし、周波数調整用コンデンサ(C)を挿入する前の共振周波数は適宜高い周波数に設定する必要がある。
図21は、本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。
図21に示す基本アンテナ素子は、周波数の調整用に可変容量ダイオード(D)を用い、この可変容量ダイオード(D)に印加するチューニング電圧を変化させることにより、共振周波数を調整するものである。
本実施例では、周波数の調整を遠隔的に行えるほか、短時間に設定することが可能となる。
図22は、本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。
図22に示す基本アンテナ素子は、図20に示す基本アンテナ素子において、高周波チョークコイル(5,6)、負荷抵抗7、および電圧計10に代えて、発光ダイオード(LED)を使用したものである。
本実施例は、電界強度を定量的に判定するのは困難なものの、異常な電界かどうか判断すれば良い場合には、安価でかつ小形なインディケータとして利用することができる。例えば、透明なケースに入れ込めば、待ち歩くような場合にも好適である。
図23は、本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。
図23において、D1,D2はダイオード、C1,C2,C3はコンデンサである。図23に示す基本アンテナ素子は、前述の実施例1に示す基本アンテナ素子を直列的に2個接続したものである。
このような配置とすることにより、ダイオード(D1,D2)で整流される電流を取り出すことができるため、大きな電力が必要な場合に有効である。
また、円筒や円盤の円周方向に同様の回路を繰り返して配置して輪とすれば、回転体に外部から高周波を照射することで、回転体に電力を供給することが可能である。
図24は、図23に示す基本アンテナ素子の変形例を示す斜視図である。
図24に示すアンテナは、前述の実施例1の基本アンテナ素子を2個用意し、当該分離された前述の実施例1の基本アンテナ素子を高周波チョークコイル26で直列に接続したものである。この場合に、コンデンサ(C1)−コンデンサ(C2a)の間隔と、コンデンサ(C2b)−コンデンサ(C3)の間隔とを異ならせることにより、使用する周波数を広帯域化、あるいは、2周波に対応することが可能である。
図25は、本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。
図25において、2,2は第1の導電体、3,3は第2の導電体、D1,D1,D2,D2はダイオード、C1,C1,C2,C2,C3,C3はコンデンサである。
図25に示す基本アンテナ素子は、前述の図23に示す基本アンテナ素子を並列的に配置したものである。二つのレッヘル線の間は、一つ以上の高周波チョークコイル(23,24,25)で接続し、これにより、それぞれのレッヘル線で発生した電圧を直列接続させるようにしたので、大きな電圧を得ることが可能である。
特に、電圧計10の代わりに、図22に示す発光ダイオード(LED)では、ある程度の電圧が掛からないと機能しないため、本構成は有用となる。
例えば、検波用のダイオードの順方向電圧(Vf)は、ショットキータイプで0.3Vであるのに対して、半導体や発光ダイオード(LED)を機能させるためには、1.5V程度の電圧が必要となることから、電流の立ち上がり始めても、電圧があまり上がらず機能するだけの電圧が維持できない場合の対策になる。
また、コンデンサ(C1)−コンデンサ(C2)−コンデンサ(C3)の間隔と、コンデンサ(C1)−コンデンサ(C2)−コンデンサ(C3)の間隔とを異ならせることにより、使用する周波数を広帯域化、あるいは、2周波に対応することが可能である。
図26は、本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。
図26において、D1,D1,D2,D2,D3,D3,D4,D4はダイオード、C1,C1,C2,C2,C3,C3,C4,C4,C5,C5はコンデンサである。
図26に示す基本アンテナ素子は、前述の図20に示す基本アンテナ素子において、さらに直列接続させるコンデンサと、ダイオードを増やしたものである。
このような構成によれば、質問器から高周波信号からより多くの電力を直流に変換すること可能となる。
なお、前述までの説明では、機能素子としてダイオードを使用した実施例について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、機能素子は、整流、検波、スイッチングを行う素子であれば、ダイオード、または、ダイオードを含む半導体集積回路(LSI)であってもよい。
機能素子として、半導体集積回路(LSI)を用いる場合には、この半導体集積回路(LSI)素子自体で高周波を整流し、直流電圧を生成することができる。
即ち、アンテナと機能素子を、カップリングコンデンサー等で絶縁し、高周波信号だけ機能素子に供給し、機能素子内部で直流を生成すれば、半導体集積回路(LSI)からコードを送出する電源とすることができる。
このような場合には、レッヘル線の両端を容量終端する必要が無くなることから、図27に示すように、平行に形成された第1の導電体2と第2の導電体3とで構成されるレッヘル線の両端を、第1の接続導体32と、第2の接続導体33で直流的に短絡させることが可能である。
以上説明したように、本実施例の無給電素子付きアンテナによれば、プリント手法などにより導電体(無給電素子)を配置できるため、簡単にかつ安価にアンテナの利得を増大させ、受信電力を増大させることが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
本発明の実施例1の無給電素子付きアンテナを示す斜視図である。 本発明の実施例1の基本アンテナ素子の特性インピーダンスを変化させる方法を説明する図である。 本発明の実施例1の基本アンテナ素子の変形例を示す図である。 本発明の実施例1の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。 本発明の実施例1の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。 本発明の実施例1の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。 本発明の実施例1の無給電素子付きアンテナの一例の散乱断面積の周波数特性を示すグラフである。 本発明の実施例1の無給電素子付きアンテナの変形例を示す斜視図である。 本発明の実施例2の無給電素子付きアンテナを示す斜視図である。 本発明の実施例3の無給電素子付きアンテナを示す斜視図である。 本発明の実施例3の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。 本発明の実施例3の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。 本発明の実施例3の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。 本発明の実施例3の無給電素子付きアンテナの一例の散乱断面積の周波数特性を示すグラフである。 本発明の実施例4の無給電素子付きアンテナを示す斜視図である。 本発明の実施例4の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。 本発明の実施例4の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。 本発明の実施例4の無給電素子付きアンテナの一例の指向特性を示すグラフである。 本発明の実施例4の無給電素子付きアンテナの一例の散乱断面積の周波数特性を示すグラフである。 本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。 本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。 本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。 本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。 図23に示す基本アンテナ素子の変形例を示す斜視図である。 本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。 本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。 本発明の各実施例における基本アンテナ素子の他の例を示す斜視図である。 従来の整流回路付きレッヘル線アンテナを示す図である。 図28に示す従来の整流回路付きレッヘル線アンテナの一例の散乱断面積の周波数特性を示すグラフである。
符号の説明
1 誘電体基板
2,2,2,3,3,3 導電体
2a,3a リード部
4 レッヘル線
5,6,21,23,24,25,26 高周波チョークコイル
7 負荷抵抗
9,9,9,9 導電板(無給電素子)
10 電圧計
11 ランド
32,33 接続導体
D1,D1,D1,D2,D2,D2,D3,D3,D4,D4 ダイオード
可変容量ダイオード
C1,C1,C1,C2,C2,C2,C3,C3,C3,C4,C5,C5,C,C2a,C2b コンデンサ
LED 発光ダイオード
LSI 半導体集積回路


Claims (11)

  1. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板上に配置される第1および第2の無給電素子と、
    前記誘電体基板上で前記第1の無給電素子と第2の無給電素子との間に配置される基本アンテナ素子とを備え、
    前記基本アンテナ素子は、前記誘電体基板上に所定間隔をおいて設けられた第1および第2の導電体を有し、
    前記第1の無給電素子は、前記第1の導電体に沿って配置され、
    前記第2の無給電素子は、前記第2の導電体に沿って配置され、
    前記基本アンテナ素子は、前記第1および第2の導電体の長手方向の両端部に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される第1および第2の容量素子と、
    前記第1の容量素子と第2の容量素子との間に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される機能素子とを有し、
    前記機能素子は、ダイオード、または、ダイオードを含む半導体集積回路であり、
    前記第1の無給電素子の前記第1の導電体と反対側の端部と、前記第2の無給電素子の前記第2の導電体と反対側の端部までの長さをLa、前記第1の無給電素子と前記第1の導電体との間および前記第2の無給電素子と前記第2の導電体との間の距離をLb、前記アンテナ素子の使用周波数foの自由空間波長をλoとするとき、La≦λo/2、Lb≦λo/5を満足することを特徴とする無給電素子付きアンテナ。
  2. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板上に配置される第1および第2の基本アンテナ素子と、
    前記誘電体基板上で前記第1の基本アンテナ素子と前記第2の基本アンテナ素子との間に配置される無給電素子とを備え、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、前記誘電体基板上に所定間隔をおいて設けられた第1および第2の導電体を有し、
    前記無給電素子は、前記第1のアンテナ素子の第2の導電体および前記第2のアンテナ素子の第1の導電体に沿って配置され、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、前記第1および第2の導電体の長手方向の両端部に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される第1および第2の容量素子と、
    前記第1の容量素子と第2の容量素子との間に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される機能素子とを有し、
    前記機能素子は、ダイオード、または、ダイオードを含む半導体集積回路であり、
    前記第1の基本アンテナ素子における第1の導電体の前記第2の導電体と対向する側と反対側の端部と、前記第2の基本アンテナ素子における前記第2の導電体の前記第1の導電体と対向する側と反対側の端部までの長さをLc、前記第1のアンテナ素子の第2の導電体と前記無給電素子との間、および前記第2のアンテナ素子の第1の導電体と前記無給電素子との間の距離をLb、前記アンテナ素子の使用周波数foの自由空間波長をλoとするとき、Lc≦λo/3、Lb≦λo/5を満足することを特徴とする無給電素子付きアンテナ。
  3. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板上に配置される第1、第2および第3の無給電素子と、
    前記誘電体基板上で前記第1の無給電素子と前記第2の無給電素子との間に配置される第1の基本アンテナ素子と、
    前記誘電体基板上で前記第2の無給電素子と前記第3の無給電素子との間に配置される第2の基本アンテナ素子と、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、前記誘電体基板上に所定間隔をおいて設けられた第1および第2の導電体を有し、
    前記第1ないし第3の無給電素子は、前記各アンテナ素子の第1あるいは第2の導電体に沿って配置され、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、前記第1および第2の導電体の長手方向の両端部に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される第1および第2の容量素子と、
    前記第1の容量素子と第2の容量素子との間に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される機能素子とを有し、
    前記機能素子は、ダイオード、または、ダイオードを含む半導体集積回路であり、
    前記第1の無給電素子の前記第1のアンテナ素子の第1の導電体と反対側の端部と、前記第2の無給電素子の前記第2のアンテナ素子の第1の導電体側の端部までの長さをLd、前記第2の無給電素子の前記第1のアンテナ素子の第2の導電体側の端部と、前記第3の無給電素子の前記第2のアンテナ素子の第2の導電体と反対側の端部までの長さをLe、前記第1の無給電素子と前記第1のアンテナ素子の第1の導電体との間、前記第2の無給電素子と前記第1のアンテナの第2の導電体との間、前記第2の無給電素子と前記第2のアンテナ素子の第1の導電体との間、および、前記第3の無給電素子と前記第2のアンテナの第2の導電体との間の距離をLb、前記アンテナ素子の使用周波数foの自由空間波長をλoとするとき、Ld≦λo/2、Le≦λo/2、Lb≦λo/5を満足することを特徴とする無給電素子付きアンテナ。
  4. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板上に配置される第1および第2の無給電素子と、
    前記誘電体基板上で前記第1の無給電素子と第2の無給電素子との間に配置される第1および第2の基本アンテナ素子とを備え、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、前記誘電体基板上に所定間隔をおいて設けられた第1および第2の導電体を有し、
    前記第1の無給電素子は、前記第1のアンテナ素子の第1の導電体に沿って配置され、
    前記第2の無給電素子は、前記第2のアンテナ素子の第2の導電体に沿って配置され、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、前記第1および第2の導電体の長手方向の両端部に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される第1および第2の容量素子と、
    前記第1の容量素子と第2の容量素子との間に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される機能素子とを有し、
    前記機能素子は、ダイオード、または、ダイオードを含む半導体集積回路であり、
    前記第1の無給電素子の前記第1のアンテナ素子の第1の導電体と反対側の端部と、前記第2の無給電素子の前記第2のアンテナ素子の第2の導電体と反対側の端部までの長さをLf、前記第1の無給電素子と前記第1のアンテナ素子の第1の導電体との間、および前記第2の無給電素子と前記第2のアンテナ素子の第2の導電体との間の距離をLb、前記アンテナ素子の使用周波数foの自由空間波長をλoとするとき、Lf≦λo/2、Lb≦λo/5を満足することを特徴とする無給電素子付きアンテナ。
  5. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板上に配置される第1および第2の無給電素子と、
    前記誘電体基板上で前記第1の無給電素子と第2の無給電素子との間に配置される基本アンテナ素子とを備え、
    前記基本アンテナ素子は、前記誘電体基板上に所定間隔をおいて設けられた第1および第2の導電体を有し、
    前記第1の無給電素子は、前記第1の導電体に沿って配置され、
    前記第2の無給電素子は、前記第2の導電体に沿って配置され、
    前記基本アンテナ素子は、mを2以上の整数とするとき、前記第1および第2の導電体の長手方向に所定間隔をおいて配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される(m+1)個の容量素子と、
    前記各容量素子の間に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続されるm個の機能素子とを備え、
    前記1番目の容量素子と、(m+1)番目の容量素子とは、前記第1および第2の導電体の長手方向の両端部に配置され、
    前記機能素子は、ダイオード、または、ダイオードを含む半導体集積回路であり、
    前記第1の無給電素子の前記第1の導電体と反対側の端部と、前記第2の無給電素子の前記第2の導電体と反対側の端部までの長さをLa、前記第1の無給電素子と前記第1の導電体との間および前記第2の無給電素子と前記第2の導電体との間の距離をLb、前記アンテナ素子の使用周波数foの自由空間波長をλoとするとき、La≦λo/2、Lb≦λo/5を満足することを特徴とする無給電素子付きアンテナ。
  6. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板上に配置される第1および第2の基本アンテナ素子と、
    前記誘電体基板上で前記第1の基本アンテナ素子と前記第2の基本アンテナ素子との間に配置される無給電素子とを備え、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、前記誘電体基板上に所定間隔をおいて設けられた第1および第2の導電体を有し、
    前記無給電素子は、前記第1のアンテナ素子の第2の導電体および前記第2のアンテナ素子の第1の導電体に沿って配置され、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、mを2以上の整数とするとき、前記第1および第2の導電体の長手方向に所定間隔をおいて配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される(m+1)個の容量素子と、
    前記各容量素子の間に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続されるm個の機能素子とを備え、
    前記1番目の容量素子と、(m+1)番目の容量素子とは、前記第1および第2の導電体の長手方向の両端部に配置され、
    前記機能素子は、ダイオード、または、ダイオードを含む半導体集積回路であり、
    前記第1の基本アンテナ素子における第1の導電体の前記第2の導電体と対向する側と反対側の端部と、前記第2の基本アンテナ素子における前記第2の導電体の前記第1の導電体と対向する側と反対側の端部までの長さをLc、前記第1のアンテナ素子の第2の導電体と前記無給電素子との間、および前記第2のアンテナ素子の第1の導電体と前記無給電素子との間の距離をLb、前記アンテナ素子の使用周波数foの自由空間波長をλoとするとき、Lc≦λo/3、Lb≦λo/5を満足することを特徴とする無給電素子付きアンテナ。
  7. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板上に配置される第1、第2および第3の無給電素子と、
    前記誘電体基板上で前記第1の無給電素子と前記第2の無給電素子との間に配置される第1の基本アンテナ素子と、
    前記誘電体基板上で前記第2の無給電素子と前記第3の無給電素子との間に配置される第2の基本アンテナ素子と、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、前記誘電体基板上に所定間隔をおいて設けられた第1および第2の導電体を有し、
    前記第1ないし第3の無給電素子は、前記各アンテナ素子の第1あるいは第2の導電体に沿って配置され、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、mを2以上の整数とするとき、前記第1および第2の導電体の長手方向に所定間隔をおいて配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される(m+1)個の容量素子と、
    前記各容量素子の間に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続されるm個の機能素子とを備え、
    前記1番目の容量素子と、(m+1)番目の容量素子とは、前記第1および第2の導電体の長手方向の両端部に配置され、
    前記機能素子は、ダイオード、または、ダイオードを含む半導体集積回路であり、
    前記第1の無給電素子の前記第1のアンテナ素子の第1の導電体と反対側の端部と、前記第2の無給電素子の前記第2のアンテナ素子の第1の導電体側の端部までの長さをLd、前記第2の無給電素子の前記第1のアンテナ素子の第2の導電体側の端部と、前記第3の無給電素子の前記第2のアンテナ素子の第2の導電体と反対側の端部までの長さをLe、前記第1の無給電素子と前記第1のアンテナ素子の第1の導電体との間、前記第2の無給電素子と前記第1のアンテナの第2の導電体との間、前記第2の無給電素子と前記第2のアンテナ素子の第1の導電体との間、および、前記第3の無給電素子と前記第2のアンテナの第2の導電体との間の距離をLb、前記アンテナ素子の使用周波数foの自由空間波長をλoとするとき、Ld≦λo/2、Le≦λo/2、Lb≦λo/5を満足することを特徴とする無給電素子付きアンテナ。
  8. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板上に配置される第1および第2の無給電素子と、
    前記誘電体基板上で前記第1の無給電素子と第2の無給電素子との間に配置される第1および第2の基本アンテナ素子とを備え、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、前記誘電体基板上に所定間隔をおいて設けられた第1および第2の導電体を有し、
    前記第1の無給電素子は、前記第1のアンテナ素子の第1の導電体に沿って配置され、
    前記第2の無給電素子は、前記第2のアンテナ素子の第2の導電体に沿って配置され、
    前記第1および第2の基本アンテナ素子は、mを2以上の整数とするとき、前記第1および第2の導電体の長手方向に所定間隔をおいて配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される(m+1)個の容量素子と、
    前記各容量素子の間に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続されるm個の機能素子とを備え、
    前記1番目の容量素子と、(m+1)番目の容量素子とは、前記第1および第2の導電体の長手方向の両端部に配置され、
    前記機能素子は、ダイオード、または、ダイオードを含む半導体集積回路であり、
    前記第1の無給電素子の前記第1のアンテナ素子の第1の導電体と反対側の端部と、前記第2の無給電素子の前記第2のアンテナ素子の第2の導電体と反対側の端部までの長さをLf、前記第1の無給電素子と前記第1のアンテナ素子の第1の導電体との間、および前記第2の無給電素子と前記第2のアンテナ素子の第2の導電体との間の距離をLb、前記アンテナ素子の使用周波数foの自由空間波長をλoとするとき、Lf≦λo/2、Lb≦λo/5を満足することを特徴とする無給電素子付きアンテナ。
  9. 前記第1および第2の導電体は、前記誘電体基板の一方の面に配置され、
    前記各無給電素子は、前記誘電体基板の他方の面に配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の無給電素子付きアンテナ。
  10. 前記各機能素子毎に設けられ、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される周波数調整用容量素子を有することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の無給電素子付きアンテナ。
  11. 前記基本アンテナ素子は、前記第1および第2の導電体の長手方向の両端部に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される第1および第2の接続導体と、
    前記第1の接続導体と第2の接続導体との間に配置され、前記第1の導電体と第2の導電体との間に接続される半導体集積回路とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の無給電素子付きアンテナ。
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