JP4291069B2 - 回路切換装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路切換装置およびその制御方法に関し、例えば、ワイヤハーネスの断線や短絡あるいは電気特性等を検査する計測器等に好適な回路切換装置およびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、航空機や自動車等に用いられる電源用、信号用あるいは制御用の電気配線(以下「ワイヤハーネス」という。)は、数十本から数千本あるいは数万本というようにその使用本数が幅広くしかも非常に多い。そのため、かかる多数のワイヤハーネスの断線や短絡あるいは電気特性等を検査する計測器(以下、単に「計測器」という)等に用いられる回路切換装置100においては、多数の被計測回路の中から任意の回路を選択して計測器Tに接続可能に構成しようとすると、例えば、図5に示すように、被計測回路に接続される被計測回路接続線と計測器Tに接続される2本の計測器母線との間に各々1つの1回路リレー(リレースイッチ)を介在させることになる。
【0003】
つまり、このような汎用的な接続機能を実現するには、通常、検査対象となるワイヤハーネスWHの本数nに計測器Tの入力信号線の本数m(通常2本)を乗じた数(n×m)の1回路リレーRLをマトリックス状に配置し、ワイヤハーネスWHと計測器Tとの回路接続を切り換え可能に構成することになる(特許文献1;段落番号0002〜0004、図11、12を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−87925号公報(段落番号0002〜0005、図11、12)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の回路切換装置100によると、1回路リレーRLがワイヤハーネスWHの本数nに計測器Tの入力信号線の本数m(通常2本)を乗じた数分(n×m)、必要となる。そのため、(1) 製品コストの上昇を招く(特許文献1;段落番号0005を参照)ほか、(2) 1回路リレーRLを搭載する基板の面積が拡大化し回路切換装置100の大型化、重量増大を招くという問題がある。また(3) 1回路リレーRLの駆動電力も増加し、回路切換装置100トータルの消費電力の増大につながる。さらには(4) 1回路リレーRLの駆動制御も1回路リレーRLの数の増加に伴い複雑化の一途を辿る、等の当該1回路リレーRLの使用数の増加が様々な問題の発生原因となっている。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、製品コストを低減するとともに装置の小型軽量化、省電力化を可能にし得る回路切換装置およびその制御方法を提供することにある。
また、装置制御を簡素化にし得る回路切換装置およびその制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の作用・効果】
上記目的を達成するため、請求項1の回路切換装置では、被計測回路の電気特性を測定する1以上の計測器を接続可能な2本の計測器母線と、前記計測器母線の一方に接続される4つの第1の1回路リレーと、前記計測器母線の他方に接続される4つの第2の1回路リレーと、前記第1の1回路リレーおよび第2の1回路リレーを介し、前記一方の計測器母線および前記他方の計測器母線にそれぞれ接続可能な4本の接続母線と、前記4本の接続母線のうちの任意の2本のそれぞれに1回路づつ接続される1つ以上の第1の2回路リレーと、前記4本の接続母線のうちの残りの2本のそれぞれに1回路づつ接続される1つ以上の第2の2回路リレーと、前記被計測回路に接続可能な2本1組の被計測回路接続線を1組以上有する被計測回路接続線群であって、該被計測回路接続線として、前記第1の2回路リレーの一方の1回路を介し前記任意の2本の接続母線の一方に接続可能かつ前記第2の2回路リレーの一方の1回路を介し前記残りの2本の接続母線の一方に接続可能な一方の被計測回路接続線、および、前記第1の2回路リレーの他方の1回路を介し前記任意の2本の接続母線の他方に接続可能かつ前記第2の2回路リレーの他方の1回路を介し前記残りの2本の接続母線の他方に接続可能な他方の被計測回路接続線を有する被計測回路接続線群と、を備えることを技術的特徴とする。
【0008】
ここで、「1回路リレー」とは、単一回路の電気的な接続および切断を可能にするスイッチ機能を機械的構成により実現するもののことをいい、例えば電磁ソレノイド式のものがその代表例である。また「2回路リレー」とは、「1回路リレー」の回路数を2にしたもので、独立した2回路の電気的な接続および切断を連動して可能にするもののことをいう。
【0009】
請求項1の発明では、第1の1回路リレーおよび第2の1回路リレーを介して2本の計測器母線を接続可能な4本の接続母線には、2つの2回路リレー(第1、第2の2回路リレー)を介在させて2本1組の被計測回路接続線を接続可能に構成し、当該構成を、1組以上の被計測回路接続線を有する被計測回路接続線群に適用している。これにより、第1または第2の2回路リレーをオン状態あるいはオフ状態に設定すると、一時に2回路をオフ状態からオン状態あるいはオン状態からオフ状態に移行させることができる。したがって、1回路リレーを2つ用いて切り換えていた場合に比べて、回路リレーの使用数をほぼ半減させることができるので、回路リレーの使用数の削減により、製品コストを低減、装置の小型軽量化および省電力化を可能にすることができる。また、回路リレーの使用数の削減により、回路リレーの駆動制御をも簡素にすることができる。
【0010】
また、請求項2の回路切換装置では、請求項1において、前記被計測回路接続線群は、前記被計測回路接続線を5組以上有することを技術的特徴とする。
【0011】
請求項2の発明では、被計測回路接続線群は被計測回路接続線を5組以上有することから、例えば、被計測回路接続線の数をn本(n≧5×2=10)とすると、8個(=4+4)の1回路リレーとn個の2回路リレーとを必要とする(8+n)。これに対し図5に示す従来技術のように構成した場合には、2n個の1回路リレーRLを必要とする。そのため、被計測回路接続線が5組のときにはn=10になるので、本発明の回路切換装置では回路リレーを18個(=8+10)必要とし、従来の回路切換装置では回路リレーを20個(=2×10)必要とする。これにより、回路リレーの使用数を2個(=20−18)削減することができる。また、被計測回路接続線が例えば50組のときにはn=100になるので、本発明の回路切換装置では回路リレーを108個(=8+100)必要とし、従来の回路切換装置では回路リレーを200個(=2×100)必要とする。これにより、回路リレー数を92個(=200−108;46%減)、削減することができる。さらに例えば500組のときにはn=1000になるので、本発明の回路切換装置では回路リレーを1008個(=8+1000)必要とし、従来の回路切換装置では回路リレーを2000個(=2×1000)必要とする。これにより、回路リレー数を992個(=2000−1008;49.6%減)、つまりほぼ半減させることができる。さらに5000組のときにはn=10000になるので、同様に、回路リレー数を9992個(=20000−10008;49.96%減)削減しほぼ半減させることができる。したがって、1回路リレーを2つ用いて切り換えていた場合に比べて、回路リレーの使用数をほぼ半減させることができるので、回路リレーの使用数の削減により、製品コストを低減、装置の小型軽量化および省電力化を可能にすることができる。また、回路リレーの使用数の削減により、回路リレーの駆動制御をも簡素にすることができる。
【0012】
さらに、請求項3の回路切換装置では、請求項1または2において、直流定電流を供給する定電流電源を接続可能な2本の電流供給母線と、前記電流供給母線の一方に1回路接続され前記任意の2本の接続母線のいずれか一方との接続を可能にし、前記電流供給母線の他方にもう1回路接続され前記残りの2本の接続母線の残りの他方に接続可能にする第3の2回路リレーと、を備えることを技術的特徴とする。
【0013】
請求項3の発明では、2本の電流供給母線に接続可能な定電流電源から、第3の2回路リレーを介して接続母線に直流定電流を供給する。これにより、被計測回路に定電流を供給することができるので、定電流を供給しながら計測する方式の計測器にも対応することができる。
【0014】
上記目的を達成するため、請求項4の回路切換装置の制御方法では、請求項1または2記載の回路切換装置の制御方法であって、前記計測器による前記被計測回路の電気特性の測定を開始する場合には、前記被計測回路接続線群のうち、前記第1または第2の2回路リレーのいずれか一方をオフ状態からオン状態に切り換えて任意の1組の前記被計測回路接続線を前記接続母線に接続し、前記第1または第2の他方の2回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて残りの1組以上の前記被計測回路接続線を前記接続母線に接続し、その後、前記第1の1回路リレーおよび前記第2の1回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて前記接続母線を前記計測器母線に接続することと、前記計測器による前記被計測回路の電気特性の測定を終了する場合には、前記第1の1回路リレーおよび前記第2の1回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えて前記接続母線を前記計測器母線から切断した後、前記第1または第2の2回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えることを技術的特徴とする。
【0015】
請求項4の発明では、計測器による被計測回路の電気特性の測定を開始する場合には、被計測回路接続線群のうち、第1または第2の2回路リレーのいずれか一方をオフ状態からオン状態に切り換えて任意の1組の被計測回路接続線を接続母線に接続し、第1または第2の他方の2回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて残りの1組以上の被計測回路接続線を接続母線に接続し、その後、第1の1回路リレーおよび第2の1回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて接続母線を計測器母線に接続する。これにより、第1、第2の1回路リレーのオン時には、第1、第2の2回路リレーは既にオン状態に移行しているので、計測器より流れ込む突入電流によって第1、第2の2回路リレーのリレー接点が劣化するのを抑制することができる。また、計測器による被計測回路の電気特性の測定を終了する場合には、第1の1回路リレーおよび第2の1回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えて接続母線を計測器母線から切断した後、第1または第2の2回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換える。これにより、第1、第2の1回路リレーのオフ時には、第1、第2の2回路リレーは未だオン状態のままであるから、電流遮断時のスパークの発生等によって第1、第2の2回路リレーのリレー接点が劣化するのを抑制することができる。つまり、計測器から供給される電流の投入/遮断は、使用数の少ない第1、第2の1回路リレーに委ねているので、第1、第2の1回路リレーにリレー接点の劣化が生じても故障した回路リレーの特定が行い易く、しかも交換作業も容易に行うことができる。したがって、保守点検時の作業効率を向上することができる。
【0016】
また、請求項5の回路切換装置の制御方法では、請求項3記載の回路切換装置の制御方法であって、前記計測器による前記被計測回路の電気特性の測定を開始する場合には、前記被計測回路接続線群のうち、前記第1または第2の2回路リレーのいずれか一方をオフ状態からオン状態に切り換えて任意の1組の前記被計測回路接続線を前記接続母線に接続し、前記第1または第2の他方の2回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて残りの1組以上の前記被計測回路接続線を前記接続母線に接続し、その後、前記第3の2回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて前記電流供給母線を前記接続母線に接続し、さらにその後に前記第1の1回路リレーおよび前記第2の1回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて前記接続母線を前記計測器母線に接続することと、前記計測器による前記被計測回路の電気特性の測定を終了する場合には、前記第1の1回路リレーおよび前記第2の1回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えて前記接続母線を前記計測器母線から切断した後、前記第3の2回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えて前記電流供給母線を前記接続母線から切断し、さらにその後に前記第1の2回路リレーおよび前記第2の2回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えることを技術的特徴とする。
【0017】
請求項5の発明では、計測器による被計測回路の電気特性の測定を開始する場合には、被計測回路接続線群のうち、第1または第2の2回路リレーのいずれか一方をオフ状態からオン状態に切り換えて任意の1組の被計測回路接続線を接続母線に接続し、第1または第2の他方の2回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて残りの1組以上の被計測回路接続線を接続母線に接続し、その後、第3の2回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて電流供給母線を接続母線に接続し、さらにその後に第1の1回路リレーおよび第2の1回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて接続母線を計測器母線に接続する。これにより、第3の2回路リレーのオン時には、第1、第2の2回路リレーは既にオン状態に移行しているので、定電流電源より流れ込む突入電流によって第1、第2の2回路リレーのリレー接点が劣化するのを抑制することができる。また第1、第2の1回路リレーのオン時には、第3の2回路リレーは既にオン状態に移行しているので、定電流電源より流れ込む突入電流によって計測器にスパイクノイズ等が入力されるのを抑制することができる。
【0018】
一方、計測器による被計測回路の電気特性の測定を終了する場合には、第1の1回路リレーおよび第2の1回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えて接続母線を計測器母線から切断した後、第3の2回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えて電流供給母線を接続母線から切断し、さらにその後に第1の2回路リレーおよび第2の2回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換える。これにより、第1、第2の1回路リレーのオフ時あるいは第3の2回路リレーのオフ時には、第1、第2の2回路リレーは未だオン状態のままであるから、電流遮断時のスパークの発生等によって第1、第2の2回路リレーのリレー接点が劣化するのを抑制することができる。つまり、計測器から供給される電流の投入/遮断は、使用数の少ない第1、第2の1回路リレーあるいは第3の2回路リレーに委ねているので、第1、第2の1回路リレーまたは第3の2回路リレーにリレー接点の劣化が生じても故障した回路リレーの特定が行い易く、しかも交換作業も容易に行うことができる。したがって、保守点検時の作業効率を向上することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の回路切換装置およびその制御方法の実施形態について図を参照して説明する。まず、図1に基づいて回路切換装置20の構成を説明する。
図1に示すように、回路切換装置20は、被計測回路の導通・絶縁を検査する計測器Tと被計測回路に相当し得るワイヤハーネスWH1 〜WHn との間に介在して両者間の電気的な接続関係を回路リレーにより切換制御する装置で、主に、8つの1回路リレーaA、aB、aC、aD、bA、bB、bC、bDとマトリックス(格子)状に配置された複数(数十個から数十万個)の2回路リレー1A2C、1B2D、3A4C、3B4D、…、(n-3)A(n-2)C、(n-3)B(n-2)D、(n-1)AnC、(n-1)BnDとからなるリレー回路と、このリレー回路の各回路リレーをオンオフ制御し得るリレー制御部30と、から構成されている。なお以下、1回路リレーの符号「aA、aB、aC、aD、bA、bB、bC、bD」を「aA〜bD」と略記し、また2回路リレーの符号「1A2C、1B2D、3A4C、3B4D、…、(n-3)A(n-2)C、(n-3)B(n-2)D、(n-1)AnC、(n-1)BnD」を「1A2C〜(n-1)BnD」と略記する。
【0020】
1回路リレーaA〜bDは、1以上の計測器Tに接続可能な計測器母線群αと4本の接続母線A、B、C、Dとの間に接続される1回路の導通/遮断が可能な電磁式リレースイッチである。本実施形態では、計測器母線群αのうちの一方の計測器母線aに4つの1回路リレーaA、aB、aC、aDの一端子が、また計測器母線群αのうちの他方の計測器母線bに4つの1回路リレーbA、bB、bC、bDの一端子が、それぞれ電気的に接続されている。そして、1回路リレーaA、bAの他端子が接続母線Aに、1回路リレーaB、bBの他端子が接続母線Bに、1回路リレーaC、bCの他端子が接続母線Cに、1回路リレーaD、bDの他端子が接続母線Dに、それぞれ接続されている。これにより、1回路リレーaA〜bDに励磁電流が供給されると、当該1回路リレーを介して、2本の計測器母線a、bを4本の接続母線A、B、C、Dにそれぞれ電気的に接続することができる。なお、これらの計測器母線a、bは、計測器Tの入出力端子(+)、(−)を接続可能な端子盤25に、それぞれ電気的に接続されている。
【0021】
2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDは、4本の接続母線A、B、C、Dと、ワイヤハーネスWH1 〜WHn に接続可能な被計測回路接続線群δとの間に接続される2回路の導通/遮断が可能な電磁式リレースイッチである。本実施形態では、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDには、4本の接続母線A、B、C、Dのうちの任意の2本(例えばAとC)のそれぞれに1回路づつ接続されるもの(1A2C、3A4C、…、(n-3)A(n-2)C、(n-1)AnC)と、4本の接続母線A、B、C、Dの残りの2本(例えばBとD)のそれぞれに1回路づつ接続されるもの(1B2D、3B4D、…、(n-3)B(n-2)D、(n-1)BnD)がある。
【0022】
ここで、被計測回路接続線群δとは、被計測回路に相当し得るワイヤハーネスWH1 、WH2 に接続可能な2本1組の被計測回路接続線r1、r2を1組の被計測回路接続線対γ12、また被計測回路接続線r3、r4を1組の被計測回路接続線対γ34というように、被計測回路接続線の本数をn本とすると被計測回路接続線対γ12〜γ(n-1)nの被計測回路接続線対を有するものである。なお、被計測回路接続線対γ(n-1)nは被計測回路接続線r(n-1)、rnを1組とするものである。
【0023】
本実施形態では、2回路リレー1A2C、3A4C、…、(n-3)A(n-2)C、(n-1)AnCは、接続母線A、Cと任意の被計測回路接続線対γ12、γ34等との間に接続される。例えば、2回路リレー1A2Cは、その一方の1回路の一端子が接続母線Aに電気的に接続され、その他方の1回路の一端子が接続母線Cに電気的に接続される。そして、2回路リレー1A2Cの一方の1回路の他端子が、被計測回路接続線対γ12の一方の被計測回路接続線r1に接続され、その他方の1回路の他端子が被計測回路接続線対γ12の他方の被計測回路接続線r2に接続されている。
【0024】
即ち、2回路リレー1A2Cは、そのうちの一方の1回路が接続母線Aと被計測回路接続線r1との間の電気的な導通/遮断を可能に接続され、他方の1回路が接続母線Cと被計測回路接続線r2との間の電気的な導通/遮断を可能に接続されている。同様に、2回路リレー1B2Dは、そのうちの一方の1回路が接続母線Bと被計測回路接続線r1との間に、また他方の1回路が接続母線Dと被計測回路接続線r2との間に、それぞれ電気的に接続されている。
【0025】
また、2回路リレー3A4Cも、2回路リレー1A2Cと同様に、その1回路づつが被計測回路接続線対γ34と接続母線A、Cとの間にそれぞれ電気的に導通/遮断可能に接続されている。同様に2回路リレー3B4Dが、被計測回路接続線対γ34と接続母線B、Dとの間にそれぞれ電気的に導通/遮断可能に接続されている。
【0026】
このように被計測回路接続線の本数をn本とすると、最後の被計測回路接続線対γ(n-1)nには、接続母線A、Cとの間において2回路リレー(n-1)AnCが、また接続母線B、Dとの間においては2回路リレー(n-1)BnDが、それぞれ電気的に導通/遮断可能に接続されている。そして、最後の一つ前の被計測回路接続線対γ(n-3)(n-2)には、接続母線A、Cとの間において2回路リレー(n-3)A(n-2)Cが、また接続母線B、Dとの間においては2回路リレー(n-3)B(n-2)Dが、それぞれ電気的に導通/遮断可能に接続されている。
【0027】
これにより、2回路リレー1A2C、3A4C、…、(n-3)A(n-2)C、(n-1)AnCに励磁電流が供給されると、当該2回路リレーを介して、2本の接続母線A、Cを被計測回路接続線群δにそれぞれ電気的に接続することができる。また、2回路リレー1B2D、3B4D、…、(n-3)B(n-2)D、(n-1)BnDに励磁電流が供給されると、当該2回路リレーを介して、2本の接続母線B、Dを被計測回路接続線群δにそれぞれ電気的に接続することができる。なお、この被計測回路接続線群δを構成する被計測回路接続線r1、r2、r3、r4、…、r(n-3)、r(n-2)、r(n-1)、rnは、複数のワイヤハーネスWH1 〜WHn を接続可能な端子盤27に、それぞれ電気的に接続されている。
【0028】
リレー制御部30は、上述した1回路リレーaA〜bDおよび2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDのオンオフを制御する機能を有するもので、図略のマイクロプロセッサ(MPU)、メモリ装置(RAM、ROM)、入出力インタフェイス、リレー駆動回路、入出力装置等により構成されている。1回路リレーaA〜bDおよび2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDの各電磁コイルは、リレー制御部30のリレー駆動回路にそれぞれ電気的に接続されている。またリレー制御部30のメモリ装置(RAM、ROM)には、これら各リレー回路のオンオフ制御を任意に行い得る制御プログラムが格納されている。これにより、次に説明するような各リレー回路のオンオフ制御が可能になる。
【0029】
次に、回路切換装置20を構成する各リレー回路のオンオフ制御の例を図2に示す図表に基づいて説明する。
図2に示すように、図1に示すリレー回路の構成例では、各リレー回路のオンオフ制御として、次の9パターンが代表例として挙げられる。なお、この図表には、被計測回路接続線r1、r2、r3、r4、…、r(n-3)、r(n-2)、r(n-1)、rnと一方の計測器母線a、bとの接続形態(図表左欄)を採るために必要な各リレー回路のオンオフ制御が、作動させる(閉路をつくる)回路リレーとして、被計測回路接続線群δと接続母線群βの間を接続する回路リレー(図表中欄)、接続母線群βと計測器母線群αの間を接続する回路リレー(図表右欄)が例示されている。なお、当該図表中a(b)とあるのは計測器母線のaとbを入替える場合を示し、括弧外同士、括弧内同士がそれぞれ対応する。
【0030】
まずNo.1の接続形態から説明する。被計測回路接続線群δのある対(例えば被計測回路接続線対γ12)の奇数番(r1)を計測器母線a(またはb)に接続し、当該ある対(この例では被計測回路接続線対γ12)と別の対(例えば被計測回路接続線対γ34)の奇数番(r3)を計測器母線a(またはb)に接続して、両ワイヤハーネス(この例ではワイヤハーネスWH1 、WH3 )間の導通・絶縁等を検査する場合である。この場合には、当該ある対(この例では被計測回路接続線対γ12)と接続母線A/Cの対との間を接続するリレー(この例では2回路リレー1A2C)と、接続母線Aと計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaA(または1回路リレーbA)と、をそれぞれオン状態に制御するか、または当該ある対(この例では被計測回路接続線対γ12)と接続母線B/Dの対との間を接続するリレー(この例では2回路リレー1B2D)と、接続母線Bと計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaB(または1回路リレーbB)と、をそれぞれオン状態に制御する。そして、当該別の対(この例では被計測回路接続線対γ34)と接続母線B/Dの対との間を接続するリレー(この例では2回路リレー3B4D)と、接続母線Bと計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaB(または1回路リレーbB)と、をそれぞれオン状態に制御するか、または当該別の対(この例では被計測回路接続線対γ34)と接続母線A/Cの対との間を接続するリレー(この例では2回路リレー3A4C)と、接続母線Aと計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaA(または1回路リレーbA)と、をそれぞれオン状態に制御する。なお他の回路リレーはオフ状態に制御されている。
【0031】
次のNo.2の接続形態は、前記No.1の接続形態において、当該ある対(No.1の例では被計測回路接続線対γ12)と同一の対(No.1の例では被計測回路接続線対γ12)または別の対(例えば被計測回路接続線対γ34)の偶数番(r2、r4)を計測器母線a(またはb)に接続して、両ワイヤハーネス(この例ではワイヤハーネスWH1 、WH2 またはWH1 、WH4 )間の導通・絶縁等を検査する場合である。例えば、別の対の偶数番を計測器母線a(またはb)に接続する場合には、当該別の対(この例では被計測回路接続線対γ34)と接続母線B/Dの対との間を接続するリレー(この例では2回路リレー3B4D)と、接続母線Dと計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaD(または1回路リレーbD)と、をそれぞれオン状態に制御するか、または当該別の対(この例では被計測回路接続線対γ34)と接続母線A/Cの対との間を接続するリレー(この例では2回路リレー3A4C)と、接続母線Cと計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaC(または1回路リレーbC)と、をそれぞれオン状態に制御する。
【0032】
その次のNo.3の接続形態は、前記No.2の接続形態において、偶数番と奇数番とを入れ替えた場合であるので、各回路リレーのオンオフ制御の詳細説明を省略する。即ち、前記No.1の接続形態において、被計測回路接続線群δのある対(例えば被計測回路接続線対γ12)の奇数番(r1)を偶数番(r2)として計測器母線a(またはb)に接続し、当該ある対(この例では被計測回路接続線対γ12)と同一の対(この例では被計測回路接続線対γ12)または別の対(例えば被計測回路接続線対γ34)の偶数番(r2、r4)を奇数番(r1、r3)として計測器母線a(またはb)に接続して、両ワイヤハーネス(この例ではワイヤハーネスWH2 、WH1 またはWH2 、WH3 )間の導通・絶縁等を検査する場合である。
【0033】
また、No.4の接続形態は、前記No.1の接続形態において、奇数番を偶数番に入れ替えた場合であるので、各回路リレーのオンオフ制御の詳細説明を省略する。即ち、被計測回路接続線群δのある対(例えば被計測回路接続線対γ12)の偶数番(r2)を計測器母線a(またはb)に接続し、当該ある対(この例では被計測回路接続線対γ12)と別の対(例えば被計測回路接続線対γ34)の偶数番(r4)を計測器母線a(またはb)に接続して、両ワイヤハーネス(この例ではワイヤハーネスWH2 、WH4 )間の導通・絶縁等を検査する場合である。
【0034】
このようにNo.1〜No.4の接続形態は、1本のワイヤハーネスWH1 等に対する他の1本のワイヤハーネスWH2 等の導通・絶縁等を検査する場合(1対1)の制御例である。これに対して、以下説明するNo.5〜No.8の接続形態は、1本のワイヤハーネスWH1 等に対する他の複数本のワイヤハーネスWH2 、WH3 等の導通・絶縁等を検査する場合(1対n)の制御例、さらにNo.9の接続形態は、複数本のワイヤハーネスWH1 、WH2 等に対する他の複数本のワイヤハーネスWH3 、WH4 等の導通・絶縁等を検査する場合(n対n)の制御例である。
【0035】
No.5の接続形態は、前記No.1の接続形態において、当該ある対(No.1の例では被計測回路接続線対γ12)と同一の対(No.1の例では被計測回路接続線対γ12)の偶数番(r2)ならびに別の一対または複数対(例えば被計測回路接続線対γ34)の奇数番・偶数番(r3、r4)を計測器母線a(またはb)に接続する場合である。例えば、同一の対の偶数番および別の一対の奇数番・偶数番を計測器母線a(またはb)に接続する場合には、当該同一の対(この例では被計測回路接続線対γ12)および別の対(この例では被計測回路接続線対γ34)と接続母線C、B、Dとの間を接続するリレー(この例では2回路リレー1A2C、3B4D)と、接続母線A/Cの対および接続母線B/Dの対と計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaC、aB、aD(または1回路リレーbC、bB、bD)と、をそれぞれオン状態に制御するか、または同一の対(この例では被計測回路接続線対γ12)および別の対(この例では被計測回路接続線対γ34)と接続母線A、C、Dとの間を接続するリレー(この例では2回路リレー1A2C、3B4D)と、接続母線A/Cの対および接続母線B/Dの対と計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaA、aC、aD(または1回路リレーbA、bC、bD)と、をそれぞれオン状態に制御する。なお、No.6の接続形態は、前記No.2の接続形態において、No.5の接続形態の奇数番を偶数番に入替えた場合であるので、各回路リレーのオンオフ制御の詳細説明を省略する。
【0036】
No.7の接続形態は、前記No.1の接続形態において、別の一対または複数対(例えば被計測回路接続線対γ34、…、γ(n-3)(n-2)、γ(n-1)n)の奇数番・偶数番(r3、r4、…、r(n-3)、r(n-2)、r(n-1)、rn)を計測器母線a(またはb)に接続する場合である。例えば、複数対の奇数番・偶数番を計測器母線a(またはb)に接続する場合には、当該複数対(この例では被計測回路接続線対γ34、…、γ(n-3)(n-2)、γ(n-1)n)と接続母線B、Dとの間を接続するリレー(この例では2回路リレー3B4D、(n-3)B(n-2)D、(n-1)BnD)と、接続母線B/Dの対と計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaB、aD(または1回路リレーbB、bD)と、をそれぞれオン状態に制御するか、または当該複数対(この例では被計測回路接続線対γ34、…、γ(n-3)(n-2)、γ(n-1)n)と接続母線A、Cとの間を接続するリレー(この例では2回路リレー3A4C、(n-3)A(n-2)C、(n-1)AnC)と、接続母線A/Cの対と計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaA、aC(または1回路リレーbA、bC)と、をそれぞれオン状態に制御する。なお、No.8の接続形態は、前記No.2の接続形態において、No.7の接続形態の奇数番を偶数番に入替えた場合であるので、各回路リレーのオンオフ制御の詳細説明を省略する。
【0037】
最後のNo.9の接続形態は、被計測回路接続線群δのある一対または複数対(例えば被計測回路接続線対γ12、γ34)の奇数番(r1、r3)・偶数番(r2、r4)を計測器母線a(またはb)に接続し、これと別の一対または複数対(例えば被計測回路接続線対γ(n-3)(n-2)、γ(n-1)n)の奇数番・偶数番(r(n-3)、r(n-2)、r(n-1)、rn)を計測器母線a(またはb)に接続してこれらのワイヤハーネス(この例ではワイヤハーネスWH1 〜WH4 とワイヤハーネスWH(n-3)〜n)間の導通・絶縁等を検査する場合である。この場合には、例えば、当該複数対(この例では被計測回路接続線対γ12、γ34)と接続母線A/Cの対または接続母線B/Dの対との間を接続するリレー(この例では2回路リレー1A2C、3B4Dまたは2回路リレー1B2D、3A4C)と、接続母線Aと計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaA、bC、aB、bD(または1回路リレーbA、aC、bB、aD)と、をそれぞれオン状態に制御する。そして、当該別の複数対(この例では被計測回路接続線対γ(n-3)(n-2)、γ(n-1)n)と接続母線A/Cの対または接続母線B/Dの対との間を接続するリレー(この例では2回路リレー(n-3)A(n-2)C、(n-3)B(n-2)D、(n-1)AnC、(n-1)BnD)と、接続母線A〜Dと計測器母線a(またはb)の間を接続するリレー(この例では1回路リレーaB(または1回路リレーbB)と、をそれぞれオン状態に制御する。但し、この場合、一方において接続母線A/Cの対を使用している場合には、他方では接続母線B/Dの対を使用し、両者において、同じ接続母線の対を使用することはできない。
【0038】
このように、回路切換装置20のリレー回路では、例えば、2本1組で被計測回路接続線対γ12を構成する被計測回路接続線r1、r2に対して接続母線A/Cの対との間に2回路リレー1A2Cが接続されている。そのため、2回路リレーの特性上、両回路がぼほ同時にオンオフされ排他的な状態をとることがないことから、被計測回路接続線r1と接続母線Aとの間および被計測回路接続線r2と接続母線Cとの間のオンオフは両者必ず同じ状態になるという特質が本回路切換装置20にある。そこで、このような両者が同じ状態になったオン状態またはオフ状態を、計測器母線群αを構成する計測器母線a、bとの接続関係により選択を可能にするため、接続母線A/Cの対に対して4つの1回路リレーaA、bA、aC、bCを設けている。これにより、1回路リレーaA、bCがオンのときには、被計測回路接続線r1と計測器母線aとの接続および被計測回路接続線r2と計測器母線bとの接続を可能にし、また1回路リレーbA、aCがオンのときには、被計測回路接続線r1と計測器母線bとの接続および被計測回路接続線r2と計測器母線aとの接続を可能にしている。つまり、計測器母線a、b間が短絡するような1回路リレーの制御(aAとbAやaCとbCの同時オン)は行われない。
【0039】
また、上述したように、1本のワイヤハーネスWH1 等に対する他の1本のワイヤハーネスWH2 等の導通・絶縁等を検査する場合(1対1)には、例えば、2回路リレー1A2Cがオン状態にあれば、その2回路リレーが接続された接続母線の対(この例ではA/C対)に接続されている他の2回路リレー(この例では3A4C、(n-3)A(n-2)C、(n-1)AnC)がオン状態に制御されることはなく、またその2回路リレーが接続された被計測回路接続線対(この例ではγ12)に接続されている他の2回路リレー(この例では1B2D)がオン状態に制御されることはない。
【0040】
なおここでは、2回路リレー1A2Cを例示して説明したが、このような接続および制御の関係は、接続母線A/Cに関しては他の2回路リレー3A4C、(n-3)A(n-2)C、(n-1)AnCについても同様で、また接続母線B/Dに関しては2回路リレー1B2D、3B4D、(n-3)B(n-2)D、(n-1)BnDについても同様である。
【0041】
以上から、本回路切換装置20は、1回路リレーaA〜bDを介して2本の計測器母線a、bを接続可能な4本の接続母線A〜Dには、2つの2回路リレー1A2C、1B2Dを介在させて2本1組の被計測回路接続線r1、r2を接続可能に構成し、当該構成を、1組以上の被計測回路接続線r1〜rnを有する被計測回路接続線群δに適用している。これにより、2回路リレー1A2C、1B2Dをオン状態あるいはオフ状態に制御すると、一時に2回路リレー1A2C、1B2Dの2回路をオフ状態からオン状態あるいはオン状態からオフ状態に移行させることができる。したがって、1回路リレーを2つ用いて切り換えていた場合に比べて、回路リレーの使用数をほぼ半減させることができるので、回路リレーの使用数の削減により、回路切換装置20の製品コストを低減させたり、回路切換装置20の小型軽量化および省電力化を可能にすることができる。また、回路リレーの使用数の削減により、リレー制御部30による回路リレーの駆動制御をも簡素にすることができる。
【0042】
特に、被計測回路接続線群δは被計測回路接続線r1、r2、r3、r4、r(n-3)、r(n-2)、r(n-1)、rnを5組以上、例えば数組から数万組、有することから、例えば、被計測回路接続線の数をn本(n≧5×2=10)とすると、8個(=4+4)の1回路リレーaA〜bDとn個の2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDとを必要とする(8+n)。これに対し図5に示す従来技術のように構成した場合には、2n個の1回路リレーRLを必要とする。そのため、被計測回路接続線r1等が5組のときにはn=10になるので、回路切換装置20では、1回路リレーaA〜bDおよび2回路リレー1A2C等の回路リレーを18個(=8+10)必要とし、従来の回路切換装置では回路リレーを20個(=2×10)必要とする。これにより、回路リレーの使用数を2個(=20−18)削減することができる。
【0043】
また、被計測回路接続線r1等が、例えば50組のときにはn=100になるので、回路切換装置20では、1回路リレーaA〜bDおよび2回路リレー1A2C等の回路リレーを108個(=8+100)必要とし、従来の回路切換装置では回路リレーを200個(=2×100)必要とする。これにより、回路リレー数を92個(=200−108;46%減)、削減することができる。さらに例えば500組のときにはn=1000になるので、回路切換装置20では、1回路リレーaA〜bDおよび2回路リレー1A2C等の回路リレーを1008個(=8+1000)必要とし、従来の回路切換装置では回路リレーを2000個(=2×1000)必要とする。これにより、回路リレー数を992個(=2000−1008;49.6%減)、つまりほぼ半減させることができる。さらに例えば5000組のときにはn=10000になるので、回路切換装置20では、1回路リレーaA〜bDおよび2回路リレー1A2C等の回路リレーを10008個(=8+10000)必要とし、従来の回路切換装置では回路リレーを20000個(=2×10000)必要とする。これにより、回路リレー数を9992個(=20000−10008;49.96%減)削減しほぼ半減させることができる。さらにまた例えば50000組のときにはn=100000になるので、回路切換装置20では、1回路リレーaA〜bDおよび2回路リレー1A2C等の回路リレーを100008個(=8+100000)必要とし、従来の回路切換装置では回路リレーを200000個(=2×100000)必要とする。これにより、回路リレー数を99992個(=200000−100008;49.996%減)削減し実質的に半減させることができる。したがって、1回路リレーを2つ用いて切り換えていた場合に比べて、回路リレーの使用数をほぼ半減させることができるので、回路リレーの使用数の削減により、回路切換装置20の製品コストを低減、回路切換装置20の小型軽量化および省電力化を可能にすることができる。また、回路リレーの使用数の削減により、リレー制御部30による回路リレーの駆動制御をも簡素にすることができる。なお、2回路リレーは、電子回路のスイッチ部品として市場流通量が非常に多いため、その部品単価は、1回路リレーの部品単価とほぼ同程度であり、少なくとも、1回路リレーを2個分の合計価格よりも安価に設定されている取引実情が電子部品市場に存在することを付言しておく。
【0044】
ここで、リレー制御部30による1回路リレーaA〜bDおよび2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDのオンオフ制御の順番について述べる。
回路切換装置20のリレー回路を構成する各回路リレーは、上述したような回路を構成しているので、各回路リレーのオンオフ制御として、本実施形態では以下のような駆動制御を行っている。
【0045】
即ち、計測器TによるワイヤハーネスWH1 等の電気特性の測定を開始する場合には、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDをオフ状態からオン状態に切り換えた後、1回路リレーaA〜bDをオフ状態からオン状態に切り換える。これにより、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDにより被計測回路接続線r1〜rnのいずれかが接続母線A〜Dに接続された後に1回路リレーaA〜bDがオン状態になるので、1回路リレーaA〜bDのオン時には、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDは既にオン状態に移行している。したがって、1回路リレーaA〜bDのオン直後に計測器Tより流れ込む突入電流による大電流によって2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDのリレー接点が劣化するのを抑制することができる。
【0046】
一方、計測器TによるワイヤハーネスWH1 等の電気特性の測定を終了する場合には、1回路リレーaA〜bDをオン状態からオフ状態に切り換えた後、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDをオン状態からオフ状態に切り換える。これにより、1回路リレーaA〜bDにより接続母線A〜Dが計測器母線a、bから切断された後に、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDがオフ状態になるので、1回路リレーaA〜bDのオフ時には、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDは未だオン状態のままであるから、1回路リレーaA〜bDのオフ直後に電流遮断時のスパークの発生等によって2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDのリレー接点が劣化するのを抑制することができる。
【0047】
このように本実施形態によるリレー制御部30では、計測器Tから供給される電流の投入/遮断は、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDの使用数(数十個から数十万個)よりも8個と使用数の少ない1回路リレーaA〜bDに委ねるように、各回路リレーのオンオフ制御を行っているので、1回路リレーaA〜bDにリレー接点の劣化が生じても故障した回路リレーの特定が行い易く、しかも交換作業も容易に行うことができる。したがって、保守点検時の作業効率を向上することができる。
【0048】
ここで、回路切換装置20の改変例を図3に基づいて説明する。図2に示す回路切換装置20の改変例である回路切換装置50は、計測器Tの仕様上必要となり得る定電流電源CCを接続可能に構成している点が、前述の回路切換装置20と異なるところである。したがって、他の部分は回路切換装置20とほぼ同様に構成されるので、実質的に同一の構成部分については図1に示す回路切換装置20と同一符号を付し説明を省略する。
【0049】
図2に示すように、回路切換装置50は計測器母線群αに加えて、端子盤55に接続された2本の電流供給母線c、dを1組とする電流供給母線群εを備えている。また回路切換装置50は、一方の電流供給母線cには接続母線Aとの接続を可能にする一方のリレー回路が接続され、また他方の電流供給母線dには接続母線Bとの接続を可能にする他方のリレー回路が接続される、2回路リレーcAdBを備えている。これにより、当該2回路リレーcAdBのオンオフ状態をリレー制御部30により制御することによって、接続母線A、Bを介してワイヤハーネスWH1 等に定電流を供給することが可能になるので、当該定電流を利用すれば、例えばワイヤハーネスWH1 の配線抵抗を無視できない場合等の抵抗測定を高精度に行うことができる。
【0050】
なお、図2に示す回路切換装置50の各回路リレーのオンオフ制御として、以下のような駆動制御を行うことができる。
【0051】
即ち、計測器TによるワイヤハーネスWH1 等の電気特性の測定を開始する場合には、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDをオフ状態からオン状態に切り換えた後、今回追加した2回路リレーcAdBをオフ状態からオン状態に切り換え、その後、1回路リレーaA〜bDをオフ状態からオン状態に切り換える。これにより、当該2回路リレーcAdBのオン時には、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDは既にオン状態に移行しているので、定電流電源CCより流れ込む突入電流によって2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDのリレー接点が劣化するのを抑制することができる。また1回路リレーaA〜bDのオン時には、当該2回路リレーcAdBは既にオン状態に移行しているので、定電流電源CCより流れ込む突入電流によって計測器Tにスパイクノイズ等が入力されるのを抑制することができる。
【0052】
一方、計測器TによるワイヤハーネスWH1 等の電気特性の測定を終了する場合には、1回路リレーaA〜bDをオン状態からオフ状態に切り換えた後、今回追加した2回路リレーcAdBをオン状態からオフ状態に切り換え、その後、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDをオン状態からオフ状態に切り換える。これにより、1回路リレーaA〜bDのオフ時あるいは当該2回路リレーcAdBのオフ時には、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDは未だオン状態のままであるから、電流遮断時のスパークの発生等によって2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDのリレー接点が劣化するのを抑制することができる。つまり、計測器Tから供給される電流の投入/遮断は、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDの使用数(数十個から数十万個)よりも8個と使用数の少ない1回路リレーaA〜bDあるいは当該2回路リレーcAdBに委ねているので、1回路リレーaA〜bDまたは当該2回路リレーcAdBにリレー接点の劣化が生じても故障した回路リレーの特定が行い易く、しかも交換作業も容易に行うことができる。したがって、保守点検時の作業効率を向上することができる。
【0053】
次に、上述した回路切換装置20、50を、航空機90にアッセンブリされたワイヤハーネスWH1 〜WHn の検査に適用した例を図4を参照して説明する。
図4に示すように、回路切換装置20、50は、1回路リレーaA〜bDを構成する第1のリレー回路部分と、2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDを構成する第2のリレー回路部分とを分離して、また2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDを構成するリレー回路部分をさらに複数に分割して、それぞれを別個の筐体に収容して構成することもできる。
【0054】
例えば、1回路リレーaA〜bDを構成するリレー回路部分とリレー制御部30とをメインユニット20aとし、また2回路リレー1A2C〜(n-1)BnDの一部を構成するリレー回路部分をサブユニット20bとし、さらに回路リレー1A2C〜(n-1)BnDの残部を構成するリレー回路部分をサブユニット20cとして、これらの各ユニット間を、4本の接続母線A、B、C、Dからなる接続母線群βによって接続母線コネクタ29a、29b、29cで接続するように構成する。そして、図1および図2に示される端子盤27を、2つの端子盤27a、27bに分割して、それぞれをサブユニット20b、20cに設けることによって、例えば、ワイヤハーネスWH1 〜WH(k-1) までをサブユニット20b内のリレー回路による検査対象に、またワイヤハーネスWHk 〜WHn までをサブユニット20c内のリレー回路による検査対象に、それぞれ割り当てる。
【0055】
これにより、検査対象となる航空機90内のワイヤハーネスWH1 〜WHn と回路切換装置20との距離が離れていても、このように回路切換装置20をリレー回路ごとに各サブユニット20b、20cに分割しそれぞれのサブユニット間を接続母線群β(接続母線A〜D)で接続するように構成すれば、引き回されるケーブル(図4に示すβ)の結線数をワイヤハーネスWH1 〜WHn の本数を、例えば数十万本から4本へと、大幅に削減することができる。したがって、回路切換装置20から航空機90内のワイヤハーネスWH1 〜WHn までの接続に要するケーブル構成を簡素にできるばかりか、ケーブル布線作業時の接続誤りを防止でき、また結線・結束作業を容易することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る回路切換装置の構成を示す説明図である。
【図2】本回路切換装置を構成する被計測回路接続線群と計測器母線群との接続形態を例示する図表である。
【図3】本実施形態に係る回路切換装置の改変例を示す説明図である。
【図4】本実施形態に係る回路切換装置を航空機のワイヤハーネス検査に適用した例を示す説明図である。
【図5】従来の回路切換装置の構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
20、50 回路切換装置
20a メインユニット(回路切換装置)
20b、20c サブユニット(回路切換装置)
25、27、27a、27b 端子盤
55 端子盤
29a、29b、29c 接続母線コネクタ
30 リレー制御部
90 航空機
α 計測器母線群(計測器母線)
β 接続母線群
γ12、γ34、γ(t-3)(t-2)、γ(t-1)t 被計測回路接続線対(2本1組の被計測回路接続線)
r1、r3、r(n-3)、r(n-1) 被計測回路接続線(一方の被計測回路接続線)
r2、r4、r(n-2)、rn 被計測回路接続線(他方の被計測回路接続線)
δ 被計測回路接続線群
ε 電流供給母線群
a 一方の計測器母線(計測器母線の一方)
b 他方の計測器母線(計測器母線の他方)
c、d 電流供給母線
A 接続母線(任意の2本の一方)
B 接続母線(残りの2本の一方)
C 接続母線(任意の2本の他方)
D 接続母線(残りの2本の他方)
aA、aB、aC、aD 1回路リレー(第1の1回路リレー)
bA、bB、bC、bD 1回路リレー(第2の1回路リレー)
1A2C、3A4C、(n-3)A(n-2)C、(n-1)AnC 2回路リレー(第1の2回路リレー)
1B2D、3B4D、(n-3)B(n-2)D、(n-1)BnD 2回路リレー(第2の2回路リレー)
cAdB 2回路リレー(第3の2回路リレー)
T 計測器
CC 定電流電源
WH、WH1 〜WHn ワイヤハーネス(被計測回路)

Claims (5)

  1. 被計測回路の電気特性を測定する1以上の計測器を接続可能な2本の計測器母線と、
    前記計測器母線の一方に接続される4つの第1の1回路リレーと、
    前記計測器母線の他方に接続される4つの第2の1回路リレーと、
    前記第1の1回路リレーおよび第2の1回路リレーを介し、前記一方の計測器母線および前記他方の計測器母線にそれぞれ接続可能な4本の接続母線と、
    前記4本の接続母線のうちの任意の2本のそれぞれに1回路づつ接続される1つ以上の第1の2回路リレーと、
    前記4本の接続母線のうちの残りの2本のそれぞれに1回路づつ接続される1つ以上の第2の2回路リレーと、
    前記被計測回路に接続可能な2本1組の被計測回路接続線を1組以上有する被計測回路接続線群であって、該被計測回路接続線として、前記第1の2回路リレーの一方の1回路を介し前記任意の2本の接続母線の一方に接続可能かつ前記第2の2回路リレーの一方の1回路を介し前記残りの2本の接続母線の一方に接続可能な一方の被計測回路接続線、および、前記第1の2回路リレーの他方の1回路を介し前記任意の2本の接続母線の他方に接続可能かつ前記第2の2回路リレーの他方の1回路を介し前記残りの2本の接続母線の他方に接続可能な他方の被計測回路接続線を有する被計測回路接続線群と、
    を備えることを特徴とする回路切換装置。
  2. 前記被計測回路接続線群は、前記被計測回路接続線を5組以上有することを特徴とする請求項1記載の回路切換装置。
  3. 直流定電流を供給する定電流電源を接続可能な2本の電流供給母線と、
    前記電流供給母線の一方に1回路接続され前記任意の2本の接続母線のいずれか一方との接続を可能にし、前記電流供給母線の他方にもう1回路接続され前記残りの2本の接続母線の残りの他方に接続可能にする第3の2回路リレーと、
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載の回路切換装置。
  4. 請求項1または2記載の回路切換装置の制御方法であって、
    前記計測器による前記被計測回路の電気特性の測定を開始する場合には、前記被計測回路接続線群のうち、前記第1または第2の2回路リレーのいずれか一方をオフ状態からオン状態に切り換えて任意の1組の前記被計測回路接続線を前記接続母線に接続し、前記第1または第2の他方の2回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて残りの1組以上の前記被計測回路接続線を前記接続母線に接続し、その後、前記第1の1回路リレーおよび前記第2の1回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて前記接続母線を前記計測器母線に接続することと、前記計測器による前記被計測回路の電気特性の測定を終了する場合には、前記第1の1回路リレーおよび前記第2の1回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えて前記接続母線を前記計測器母線から切断した後、前記第1または第2の2回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えることを特徴とする回路切換装置の制御方法。
  5. 請求項3記載の回路切換装置の制御方法であって、
    前記計測器による前記被計測回路の電気特性の測定を開始する場合には、前記被計測回路接続線群のうち、前記第1または第2の2回路リレーのいずれか一方をオフ状態からオン状態に切り換えて任意の1組の前記被計測回路接続線を前記接続母線に接続し、前記第1または第2の他方の2回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて残りの1組以上の前記被計測回路接続線を前記接続母線に接続し、その後、前記第3の2回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて前記電流供給母線を前記接続母線に接続し、さらにその後に前記第1の1回路リレーおよび前記第2の1回路リレーをオフ状態からオン状態に切り換えて前記接続母線を前記計測器母線に接続することと、
    前記計測器による前記被計測回路の電気特性の測定を終了する場合には、前記第1の1回路リレーおよび前記第2の1回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えて前記接続母線を前記計測器母線から切断した後、前記第3の2回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えて前記電流供給母線を前記接続母線から切断し、さらにその後に前記第1の2回路リレーおよび前記第2の2回路リレーをオン状態からオフ状態に切り換えることを特徴とする回路切換装置の制御方法。
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